JP2000242643A - 英文作成支援装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

英文作成支援装置及び方法並びに記憶媒体

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JP2000242643A
JP2000242643A JP11040985A JP4098599A JP2000242643A JP 2000242643 A JP2000242643 A JP 2000242643A JP 11040985 A JP11040985 A JP 11040985A JP 4098599 A JP4098599 A JP 4098599A JP 2000242643 A JP2000242643 A JP 2000242643A
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JP11040985A
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Rika Wakebayashi
利花 分林
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 英文法や単語の知識があまりない人であって
も、英文法に沿った英語的な表現の英文を作成すること
のできる英文作成支援装置を提供すること 【解決手段】 文字や各種命令を与える入力部1からの
入力情報に基づいて必要なデータを検索する辞書検索部
2と、辞書検索部が必要とするデータが格納された辞書
データベース3並びに英文法表データベース4と、辞書
検索部で検索した結果を出力するディスプレイ等の出力
部5とを備える。辞書検索部は、入力部から与えられた
単語に基づいて辞書データベースを検索し、関連する接
続可能な語句を抽出し、出力部に一覧を表示する機能
と、使用者の要求にしたがい英文法表データベースを検
索し、前記表示した語句の一覧の中で選択された単語と
語句に関連する文法情報を抽出し、表示する。これら接
続可能な語句や文法情報を見ることにより、正しい英文
が作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、英文作成支援装置
及び方法並びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、ビジネスの世界に限らず、インタ
ーネットの普及(Eメール等)や個人輸入等、英語での
文章を作成する機会が多々生じる。そして、英語を母国
語としない使用者にとっては、係る英文での文章の作成
が非常に煩雑な処理となる。そこで、できるだけ容易に
英文を作成することができるようにするための英文作成
支援装置が必要となる。
【0003】従来の英文作成支援装置としては、例えば
実際に作成した英文のスペルがあっているか否かをチェ
ックするスペルチェッカーや、作成した英文の中の単語
の意味を確認するための英和辞書や、日本語に対応する
英語を検索するための和英辞書などがあった。また、日
本語で作成した文章を英語に翻訳する機械翻訳機能を備
えたものもある。
【0004】そして、いずれのものもプログラムを格納
した記憶媒体として供給され、コンピュータ(パソコ
ン)にインストールされて稼動するものがある。もちろ
ん、専用の装置として供給される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置では、以下に示す問題がある。すなわち、
スペルチェッカーの場合には、実際に英文を作成した後
に行うもので、そもそも英文を作成することが煩雑な使
用者にとってはあまり有意義ではない。しかも、あくま
でも単語のスペルがあっているか否か(次の単語から
「a」と「an」の違い程度は判断する)であり、イデ
ィオム(慣用語、 熟語、 (ある国民・一個人の)語法や
慣用法)や、文法的にあっている構成であるか否かの
チェックまではできない。また、英和/和英辞書も、日
本語と英語の単語の対応関係はわかるものの、それを用
いて文章を作成するためには、使用者に文法知識や各単
語に関する知識を有していないと有効に利用できない。
【0006】また、機械翻訳の場合、日本語と英語の文
の構造が異なるため、仮に機械翻訳の結果うまく翻訳さ
れていないようなことがあると、どうすれば英語的な表
現になるかわかりづらい。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、英文法や単語の知識があまりない人であっても、英
文を作成するためのガイドラインを与え、英文法に沿っ
た英語的な表現の英文を作成することのできる英文作成
支援装置及び方法並びに記憶媒体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る英文作成支援方法では、指定され
た単語を用いた英文を作成するための情報を与える英文
作成支援装置における方法であって、指定された単語に
接続可能な語句の一覧を表示する工程(実施の形態で
は、ステップ1からステップ12までを実行する工程に
対応する)を行う。次いで、前記一覧から選択された語
句の情報を受ける工程を行った後、前記表示した一覧の
中から選択された語句に関連する文法情報を、データベ
ースを検索し出力する工程(実施の形態では、ステップ
13以降、特にステップ18から20の例文表示工程
や、ステップ23から34の文法解析工程に対応する)
を行うようにした(請求項1)。
【0009】また、本発明に係る英文作成支援装置で
は、単語と、その単語に接続可能な語句を関連付けた単
語接続関係データベース(実施の形態では、「辞書デー
タベース3」に対応する)と、前記単語に関連する文法
情報を記憶する文法情報データベース(実施の形態で
は、「英文法表データベース4」に対応する)と、与え
られた単語に基づいて前記単語接続関係データベースを
検索し、関連する接続可能な語句の一覧を表示する手段
(実施の形態では、「辞書検索部2のうち、特にステッ
プ1から12までを実行する機能」に対応する)と、前
記一覧から選択された語句の情報を受ける手段(実施の
形態では、「辞書検索部2のうち、特にステップ14,
15を実行する機能」に対応する)と、前記語句の一覧
の中で選択された単語と語句に基づいて前記文法情報デ
ータベースを検索し、関連する文法情報を表示する手段
(実施の形態では、「辞書検索部2のうち、特にステッ
プ18から20や、ステップ23から34までを実行す
る機能」に対応する)とを備えて構成した(請求項
2)。
【0010】さらに、本発明に係る記憶媒体では、受け
取った単語に接続可能な語句の一覧を検索して出力する
処理、前記一覧から選択された語句の情報を受ける処
理、前記検索した一覧の中から選択された単語と語句に
関連する文法情報を、データベースを検索し出力する処
理をコンピュータに実行させる命令を含む英文作成支援
プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能に構
成した(請求項3)。
【0011】上記した各発明によれば、英文を作成中に
ある単語の文法上の正しい使用方法(意味も含めて)が
よくわからない場合に、当該単語(実施の形態では、
「動詞」)を指定し、それに接続可能な語句があるか否
かを探す。これにより、文法的に誤った接続形態(例え
ば誤った前置詞を続けたり、イディオムとならない語句
を接続すること)がなくなる。
【0012】また、この一覧に各語句をとった場合の意
味を関連付けて表示するようにした場合には、より内容
を理解でき、自分が作成しようとする英文の意味となる
語句を簡単に見つけられる。この場合の意味は、一種の
文法情報としてとらえることができる。また、例文や文
法上の基本文型は何かなどの文法情報を表示するように
すれば、例文を参考にして適宜単語を置き換えたりする
ことにより、スムーズに英文を作成することができる
し、必要な語句(目的語/補語の有無)を容易に理解す
ることから、文法に沿った正しい英語的表現ができる。
また、文法を理解することもできる。
【0013】なお、上記の一覧表や文法情報にしたがっ
て、自分が必要とする語句が決まった場合には、実施の
形態で規定するように、それを選択・確定することによ
って、自動的に文書作成領域に当該語句等が入力される
ようにするとなお便利となる。 *用語の定義 「接続可能な語句」は、文法上、指定された単語に続け
ることのできる語句であり、指定された単語が動詞とす
ると、その動詞を一般動詞として使用する場合には、そ
の動詞に付けることのできる前置詞,oneself等
となり、動詞をイディオムとして使用する場合には、当
該イディオムを構成する語句がある。
【0014】「文法情報」は、単語と語句の組み合わせ
(接続する語句がない場合には、単語単体の場合も含
む)を使った英文を作成するのに際し、文法上正しい英
文を作るためのアドバイス的な情報であり、実施の形態
で示すように文法上どの基本文型に属し、その場合にど
のような文章構造となるかのテンプレート等の情報はも
ちろんのこと、例文や、その例文の和訳など正しい英文
作成に役立つ情報を含む広い概念である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る英文作成支援
装置の好適な実施の形態を添付図面を参照にして詳述す
る。図1に示すように、本実施の形態の英文作成支援装
置は、キーボード,マウス等の文字や各種命令を与える
入力部1と、その入力部1からの入力情報に基づいて必
要なデータを検索する辞書検索部2と、前記辞書検索部
2が必要とするデータが格納された辞書データベース3
並びに英文法表データベース4と、辞書検索部2で検索
した結果を出力するディスプレイ等の出力部5とを備え
ている。この実施の形態においては、辞書データベース
に登録されている動詞に関して説明する。
【0016】辞書データベース3は、図2に示すように
単語を登録する領域(word)と、その単語(動詞)
にイディオムがあるか否かを格納する領域(idio
m)と、自動詞と他動詞の区別を格納する領域(par
t)と、その動詞が補語を持つか否かを示す領域(C)
と、その動詞が目的語を持つか否かを示す領域(O)
と、その動詞に続く具体的な語句を格納する領域(co
ntinue)と、その意味を格納する領域(意味)を
関連付けたデータ構造をとっている。
【0017】具体的には、word領域には、具体的な
単語を登録する。idiom領域には、その動詞を単独
で使用する場合には空欄とし、イディオムがある場合に
は「○」を格納する。また、part領域は、動詞が自
動詞の場合にVi、他動詞の場合にvtを格納する。C
領域とO領域は、それぞれ動詞が補語/目的語を備える
か否かの情報を格納する。さらに、continue領
域には、イディオムがない場合でそれに続く語句(前置
詞等)がある場合にはその語句を格納し、イディオムが
ある場合には、具体的なイディオムを格納する。そし
て、意味領域には、上記自動詞/他動詞の違いやcon
tinue領域に格納された語句を使用した場合の意味
を格納する。そして、具体例としては、図3,図4に示
すようになる。
【0018】一方、英文法表データベース4には、図5
に示すデータ構造からなる文型構成表と、図6,図7に
示すようなデータ構造からなる英文法表(1),(2)
が格納されている。文型構成表は、文型の解析を行うた
めに必要な情報であり、動詞のとりうる品詞に基づいて
基本5文型に解析するためのものである。つまり、例え
ば一般動詞でそれが自動詞の場合、補語並びに目的語が
ないと第1文型(S+V)となり、補語がある場合には
第2文型(S+V+C)となる等の情報が記憶されてい
る。
【0019】また、英文法表(1),(2)は、主とし
て英文作成時に、指定された動詞に基づく英文法上の意
味や、それを用いた正しい英文を作成するために必要・
役に立つアドバイス情報を使用者に知らせるための知識
である。そして、図6に示す英文法表(1)は、文章の
文法上名称(第n文型,仮定法等)とその文法上名称で
特定される文章のパターン(フォーマット)である文型
テンプレートと、その意味内容(用法)を説明したもの
を関連付けたテーブルとしている。このテーブルを参照
することにより、例えば作成した文章を解析した結果
「第3文型です」といわれても、第3文型の意味自体が
わからない場合にはそのアドバイスが役に立たないが、
それと並列的に文型テンプレート及びまたは用法を表示
することにより、英文法があまりわからない操作者でも
正しい文法上の文章にするために必要な語句が理解でき
る。
【0020】また、図7に示す英文法表(2)は、具体
的な文章を作成するために役立つ情報であり、日本語訳
と、その日本語訳を用いた英文の具体例(例文)と、そ
の例文の和訳を関連付けたテーブルである。
【0021】辞書検索部2は、与えられた情報に基づい
て、上記した各データベース3,4を参照し、必要な情
報を抽出し出力するものであり、具体的には図8以降の
フローチャートで示される処理を実現する機能を有して
いる。以下、具体例を参照しながらその機能を説明す
る。
【0022】まず、コマンド入力を待ち(ST1)、入
力された場合にはそれが動詞接続を出力するコマンドか
否かを判断する(ST2)。動詞接続の出力コマンド
(動詞接続コマンド)でない場合には、ステップ1に戻
り次のコマンド入力を待つ。
【0023】一方、動詞接続コマンドの場合、ステップ
3に進み処理対象の語句を取得し(ST3)、その語句
をキーに辞書データベース3内の動詞接続表を検索し
(ST4)、本当に指示された語句が動詞か否かを判断
する(ST5)。つまり、動詞接続表のうちword領
域をサーチし、処理対象の語句が存在しているか否かを
判断する。そして、存在していない場合には、動詞でな
いと判断し、エラー表示(例えば、「指示された語句は
動詞ではありません」等)した後(ST6)、ステップ
1に戻り次のコマンド入力を待つ。
【0024】なお、テキスト入力中の語句は、当然のこ
とながら動詞の原形とは限らない。一方、辞書データベ
ース3に格納した動詞接続表のword領域には、動詞
の原形を格納している。従って、実際には、変化形(複
数/過去形…)と原形との対応表を辞書データベース3
等に格納しておき、処理対象の語句の原形を取得し、そ
の原形に基づいて動詞接続表を検索することにより、使
用者に原形を意識させることなく処理できるようにして
いる。もちろん、係る変化形の対応は使用者側で処理さ
せる。つまり、調べたい動詞の原形を入力するようにし
てもよい。
【0025】また、動詞接続表に存在した場合には、動
詞であると判断できるので、ステップ5〜ステップ7に
進み、表示内容を判断する(ST7)。つまり、その語
句(動詞)を一般動詞として使用する用法を知りたいの
か、イディオムを知りたいのか、或いはその語句の全て
の使用例を知りたいのかを判断する。この判断は、入力
部1を介して操作者から送られるコマンドにより行う。
【0026】そして、「一般動詞」が要求されている場
合には、動詞接続表中の対応する語句のidiom領域
が空欄(イディオムでない)となっている全てのデー
タ、つまり、「talk」の場合には、図3に示すデー
タを全て取得する(ST8)。また、「イディオム」が
要求されている場合には、動詞接続表中の対応する語句
のidiom領域が○(イディオムである)となってい
る全てのデータ、つまり、「talk」の場合には、図
4に示すデータを全て取得する(ST9)。さらに、
「全て」が要求されている場合には、動詞接続表中の対
応する語句の全てのデータ、つまり、「talk」の場
合には、図3,図4に示すデータを全て取得する(ST
10)。
【0027】そして、上記ステップ8から10のいずれ
かの処理をして取得したデータに基づいて、接続一覧表
を作成する(ST11)。すなわち、自動詞と他動詞の
区別と、意味並びに続く語句(continuに格納さ
れたデータ)を対応付けた表を作成する。なお、本形態
では、一般動詞の場合には、「自/他の区別,意味,続
く語句」の順で表を作成し、イディオムの場合には「続
く語句,意味,自/他の区別」の順で表を作成するよう
にしているが、表の形態はこれに限るものではない。
【0028】そして、このようにして作成した一覧表を
表示する(ST12)。なお、この表示は、該当するも
の全てを一度に表示するようにしてもよいし、表示領域
をあらかじめ決めておき、それに表示可能な数だけ表示
し、スクロール或いは画面切り替えなどにより結果とし
て全てを表示するようにしてもよい。また、自/他の区
別は、[自]/[他]と日本語で表記することにより、
使用者にわかりやすくした。
【0029】ここまでの処理を具体例をあげつつ説明す
ると、以下のようになる。例えば「私は先生と話しまし
た。」に対応する英文を作成したいとして、「I ta
lked」までテキスト入力した時に、次に続く語句を
知りたいような場合、「talk」を指示して、その動
詞に接続される語句の検索要求コマンドである動詞接続
コマンドを入力する。これにより、ステップ1〜4を順
次実行し、「talk」に関するデータを取得する。な
お、動詞接続コマンドの入力は、キーボードからコマン
ド名を文字列として入力する形態でも良いし、所定のフ
ァンクションキーを押下するものでもよいし、マウス操
作によりメニューやアイコンを選択する形態でも良い。
また、音声で入力するものでも良い。
【0030】そして、今回の場合、普通の動詞の使い方
を知りたい(イディオムではない)ので、表示内容とし
ては「一般動詞」となるため、ステップ7,8,11を
経てステップ12を実行することにより、図11(b)
に示すような一覧表が表示される。なお、本形態では、
現在入力中のテキスト(I talked)のすぐ下に
一覧表を表示することにより、見やすくしているが表部
分のみ別途離して表示してももちろんよい。
【0031】このように表示すると、「先生と話す」と
いうのは、一覧表から「to」が必要なことがわかり、
また、その場合の動詞は自動詞として機能することもわ
かる。
【0032】また、例えば「靴をお脱ぎください。」に
対応する英文を作成したいとし、「靴を脱ぐ」が「ta
ke」のイディオムとしてあることがわかっているよう
な場合、「Please take」までテキスト入力
した後、「take」を指示して、その動詞に接続され
る語句の検索要求コマンドである動詞接続コマンドを入
力する。これにより、ステップ1〜4を順次実行し、
「take」に関するデータを取得する。
【0033】そして、今回の場合、イディオムの使い方
を知りたいので、表示内容としては「イディオム」とな
るため、ステップ7,9,11を経てステップ12を実
行することにより、図12に示すような一覧表が表示さ
れる。このように表示すると、「靴を脱ぐ」は、「ta
ke off」というイディオムで、その場合の動詞の
種類は他動詞となることがわかる。なお、この例でも、
図示のように現在入力中のテキストのすぐ下に一覧表を
表示してもよいし、別途離して表示してももちろんよ
い。
【0034】一方、本形態における辞書検索部2は、上
記したように接続する語句の候補を表示する機能に加え
て、その接続する語句を入力中のテキストに貼り付ける
機能や、さらに細かい文法上の説明をしたり例文を表示
して、より正しい文章を作成するための支援を行う機能
がある。
【0035】すなわち、図9に示すフローチャートのス
テップ12を実行後、次の指示(コマンド)の入力を待
つ(ST13)。そして、その指示が一覧表の中の1つ
を選択するセレクトの場合、所定のセレクト処理をする
(ST14,15)。つまり、選択された内容を強調表
示する。この強調表示の態様としては、例えば、該当部
分を反転表示したり、アンダーラインを付したり、色を
変えたり、フォントを変えたり、マークを付けるなど、
他の部分と違う表示形態にする。もちろん、現在選択さ
れた部分がどれかという情報も保有する。一例を示す
と、図11の一覧表で自分が作成しようとする英文に該
当するものが「[〜と]話す」であると認識し、それを
選択する(例えば、マウスを操作し、画面上に表示され
たポインタを該当する部分に移動した状態でクリックす
ることにより、選択命令とする)と、図13(a)に示
すように該当部分を強調表示する(図示の例では四角い
枠で囲んでいる)。
【0036】また、この選択された状態で、確定命令を
受ける(ST16)と、現在選択中の内容が確定され、
続く語句がある場合には、テキスト入力領域のカーソル
位置、図11の場合には、「I talked 」の後
に、現在セレクト(選択)中の語句を表示する(ST1
7)。つまり、テキスト入力画面中に該当する語句を貼
り付けることになり、わざわざ使用者が当該語句を打ち
込む必要がない。この処理を実行することにより、例え
ば図13(a)に示す状態で確定処理(例えば、ダブル
クリックや、その他のコマンド入力など)をすると、図
13(b)に示すように、「I talked to」
というように「to」が自動的に入力されることにな
る。
【0037】また、ステップ16の入力待ちの状態で、
「例文表示命令」が与えられると(ST18)、英文法
表データベース4を検索し、ステップ14で選択(セレ
クト)された動詞についての例文を取得する。そして、
その取得した例文を表示する表示画面を作成後(ST2
0)、ステップ12に戻り、作成した表示画面を出力部
5に表示する。
【0038】一例を示すと、図11(b)が表示されて
いるとし、日本文で、「私は声がかれるまで話しまし
た。」というような英文を作成したい場合、ステップ1
4で、「oneself」を選択し、次いで、その状態
で例文表示命令を入力する。すると、「talk 〜s
elf」を使っている例文を探し出し、図14に示すよ
うにその探し出した対応する例文を表示する。なお、図
示の例では、最終的にほしい英文と同じであるが、通常
の場合異なる。その場合であっても、状態を示す単語を
「hoarse」と置き換えたり、主語に応じてone
selfを所定の単語に置きかえることにより、希望す
る英文を簡単に作成できる。なお、各単語についての例
文は、動詞接続表(内の各動詞)と関連付けて辞書デー
タベース3に格納してももちろんよい。
【0039】一方、ステップ13の入力待ちの状態で、
「文法表示命令」が与えられると(ST21)、図10
に示すステップ24に飛び、選択された動詞が自動詞か
否かを判断し(ST24)、自動詞の場合には自動詞フ
ラグをonにし(ST25)、違う場合には自動詞フラ
グをoffにする(ST26)。この判断は、表示され
ている一覧表の自/他の区別の欄から簡単に判別でき
る。
【0040】次いで、選択された動詞が、イディオムの
一部を構成するものであるか否かを判断する(ST2
7)。そして、イディオムでない一般の動詞の場合に
は、補語の有無並びに目的語の有無を判断し、その判断
結果に基づいて、補語フラグ,目的語フラグをon/o
ffする(ST28からST33)。この判断は、例え
ば、ステップ8で一般動詞のデータを取得する際に、辞
書データベースに格納されたC領域,O領域のデータを
あわせて取得しておく(ステップ11で作成し、ステッ
プ12で表示する画面には乗せないが)ことにより簡単
に処理できる。
【0041】そして、上記の補語,目的語フラグのセッ
ト終了後にステップ34に進み、それまで検索した各フ
ラグに基づいて文法解析を行う。なお、イディオムの場
合には、ステップ27からいきなりステップ34に飛
び、自動詞フラグのみに基づいて解析する。この具体的
な解析処理は、英文法表データベース文型構成表(図5
参照)をサーチし、ステップ24〜ステップ33を実行
して得られた各フラグのon/offの状態と一致する
文型を抽出・決定するものである。
【0042】そして、このステップ34の処理により、
文型が決定されたならば、ステップ12に戻り、文型と
そのテンプレートをあわせて表示する。すなわち、仮に
第3文型と決定されたならば、「S+V+O(第3文
型)」と表示する。
【0043】この具体例を示すと、図11(b)が表示
されているとし、日本文で、「私は声がかれるまで話し
ました。」というような英文を作成したい場合、ステッ
プ14で、「oneself」を選択し、次いで、その
状態で文法表示命令を入力する。すると、この場合に
は、他動詞で、補語(C)を有することがわかるので、
動詞接続表より、他動詞+目的語+補語の第5文型であ
ることがわかる。そこで、図15に示すように、選択さ
れた「oneself」の直下に、「S+V+O+C
(第5文型)」と表示する。これを見た使用者は、目的
語補語がさらに必要なことがわかる。
【0044】一方、ステップ13の入力待ちの状態で、
「quitコマンド」が与えられると(ST22)、ス
テップ1に飛び、処理を終了する。なお、このquit
コマンドも上記した動詞接続コマンドと同様に様々な入
力の形態があり得る。
【0045】上記したように、ステップ16で確定され
るか、ステップ22でquitコマンドがされるまで、
上記した各処理を繰り返し実行し、英作文に必要なアド
バイス情報(文法,例文等)等を表示し、使用者は係る
表示を見ることにより、最終的に必要な正しい英文を作
成することができる。
【0046】なお、具体的な他の使用例を示すと、例え
ば「ride」のように、同じ「乗る」という意味で
も、乗る対象によって動詞の種類が替わることがある。
係る場合でも、ステップ1〜12を実行することによ
り、図16に示すような一覧表が表示される。従って、
これを見た使用者は、例えば「私は昨日タクシーに乗っ
た。」というような日本文に対応する英文を作成する場
合、自動詞として使用し、接続詞が「in」を用いるこ
とが簡単に理解できる。なお、この後は、そのin選択
して確定することにより、「I rode 」の後に
「in」が追加される。
【0047】またこのようなことは、一般動詞に限ら
ず、イディオムでもある。一例を示すと、「talk
up」は、2通りの使い方があることがわかる。1つは
「自動詞+副詞」で「大声で話す」という意味になり、
もう1つは「他動詞+副詞」で「(…を)興味を引くよ
うに話す」という意味になる。従って、この意味からい
ずれをとるかが簡単に理解できる。また、文法コマンド
を入力すると、前者はS+Vの第1文型となり、後に続
く文は従属節となり、後者はS+V+Oの第3文型にな
り、目的語が必要なことが想像できる。従って、この文
法情報にしたがって、文法上正しい英文を作ることがで
きる。
【0048】上記した実施の形態は、装置に組み込んだ
状態を前提として説明したが、上記した各処理(例えば
各図に示したフローチャートを実行するための処理)を
コンピュータに実行させるためのプログラムとし、係る
プログラムは所定の記録媒体に記録して提供するように
してもよい。
【0049】すなわち、図17,図18に示すように、
記録媒体としては、フロッピーディスク(FD)20や
CD−ROM21などがあり、係る記録媒体20,21
に格納されたプログラムは、FDドライブ22やCD−
ROMドライブ23を介してコンピュータ24に接続さ
れた(内蔵された)HDユニット25にインストールさ
れ、これにより、コンピュータ24は、上記した実施の
形態で説明した装置を構成することになる。
【0050】具体的には、実施の形態における辞書検索
部2は、HDユニット25にインストールされ、例え
ば、使用の都度HDユニット25から内部メモリ26に
転送され、そこにおいて各種処理を高速に行うことがで
きる。また、辞書データベース3並びに英文法表データ
ベース4は、HDユニット25などにより実現される。
さらに、コンピュータに組み込んだ状態では、キーボー
ド27やマウス28などが入力部1を構成し、ディスプ
レイ29が出力部5を構成することになる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る英文作成支
援装置及び方法並びに記憶媒体では、指定された単語に
接続される語句の一覧や、それについての文法情報を検
索表示できるので、それを見ながら英文作成をすること
ができる。つまり英文法や単語の知識があまりない人で
あっても、英文を作成するためのガイドラインを与え、
英文法に沿った英語的な表現の英文を作成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る英文作成支援装置の好適な一実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】辞書データベースに格納されるデータのデータ
構造を示す図である。
【図3】辞書データベースに格納される具体的なデータ
例を示す図である。
【図4】辞書データベースに格納される具体的なデータ
例を示す図である。
【図5】英文法表データベースに格納される具体的なデ
ータ例を示す図である。
【図6】英文法表データベースに格納される具体的なデ
ータ例を示す図である。
【図7】英文法表データベースに格納される具体的なデ
ータ例を示す図である。
【図8】辞書検索部の機能を示すフローチャート(その
1)である。
【図9】辞書検索部の機能を示すフローチャート(その
2)である。
【図10】辞書検索部の機能を示すフローチャート(そ
の3)である。
【図11】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図12】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図13】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図14】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図15】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図16】辞書検索部の機能を説明する図である。
【図17】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【図18】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 辞書検索部 3 辞書データベース 4 英文法表データベース 5 出力部 20 FD(記録媒体) 21 CD−ROM(記録媒体) 22 FDドライブ 23 CD−ROMドライブ 24 コンピュータ 25 HDユニット 26 内部メモリ 27 キーボード 29 マウス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された単語を用いた英文を作成する
    ための情報を与える英文作成支援装置における方法であ
    って、 指定された単語に接続可能な語句の一覧を表示する工程
    を行い、 次いで、前記一覧から選択された語句の情報を受ける工
    程を行い、 次いで、前記表示した一覧の中から選択された語句に関
    連する文法情報を、データベースを検索して出力する工
    程を備えた英文作成支援方法。
  2. 【請求項2】 単語と、その単語に接続可能な語句を関
    連付けた単語接続関係データベースと、 前記単語に関連する文法情報を記憶する文法情報データ
    ベースと、 与えられた単語に基づいて前記単語接続関係データベー
    スを検索し、関連する接続可能な語句の一覧を表示する
    手段と、 前記一覧から選択された語句の情報を受ける手段と、 前記語句の一覧の中で選択された単語と語句に基づいて
    前記文法情報データベースを検索し、関連する文法情報
    を表示する手段とを備えた英文作成支援装置。
  3. 【請求項3】 受け取った単語に接続可能な語句の一覧
    を検索して出力する処理、 前記一覧から選択された語句の情報を受ける処理、 前記検索した一覧の中から選択された単語と語句に関連
    する文法情報を、データベースを検索し出力する処理を
    コンピュータに実行させる命令を含む英文作成支援プロ
    グラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒
    体。
JP11040985A 1999-02-19 1999-02-19 英文作成支援装置及び方法並びに記憶媒体 Withdrawn JP2000242643A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150609A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Kyocera Corp 投影制御装置及び投影方法、並びに投影制御用コンピュータプログラム
JP4891438B2 (ja) * 2007-08-27 2012-03-07 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー キーパッドテキスト入力の多義性解消

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