JP2000242509A - ディスパッチ装置 - Google Patents

ディスパッチ装置

Info

Publication number
JP2000242509A
JP2000242509A JP11040639A JP4063999A JP2000242509A JP 2000242509 A JP2000242509 A JP 2000242509A JP 11040639 A JP11040639 A JP 11040639A JP 4063999 A JP4063999 A JP 4063999A JP 2000242509 A JP2000242509 A JP 2000242509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
queue
job
time
cpu
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11040639A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tomono
雅弘 友野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11040639A priority Critical patent/JP2000242509A/ja
Publication of JP2000242509A publication Critical patent/JP2000242509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブの実行時において、動的にCPUの割
り当てを調整することによってターンアラウンドタイム
を均等化する。 【解決手段】 時分割によって与えられた時間だけジョ
ブを実行する手段15は、キューから外した1つのジョ
ブを、時分割方式によって実行する。今回の実行時間を
該当実行時間領域に加算する手段16は、時分割方式に
よって1つのジョブを実行した後、ジョブを実行してい
た時間を、ジョブが所属すべきキュー24に対応した実
行時間領域23に加算する。実行時間領域の比率を計算
する処理19は、各キュー24に対応した実行時間領域
23の値を比較して比率を計算する。各CPUを各キュ
ーに割り当てる手段20は、各キュー24に対応した実
行時間領域23の値から算出された比率と同比率で、各
CPUを各キュー24に割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブを時分割で
実行する計算機システムにおけるジョブのディスパッチ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のキュー(実行待ち行列)
と、複数のCPU(処理装置)とで構成されて、ジョブ
を時分割で実行するマルチプロセッサ計算機に具備され
るディスパッチ装置は、各キューにキューイングされて
いるジョブを取り出して、所定の各CPUに割り当てて
ディスパッチする。これによって各CPUは、ディスパ
ッチされたジョブを実行する。ところで、ディスパッチ
装置が、各キューからジョブを取り出して、各CPUに
割り当てる際には、各キューは特定のCPUに固定的に
対応付けられており、例えばジョブの実行途中等におい
て各キューと各CPUとの対応関係が変更されることは
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなディスパ
ッチ装置においては、例えば各キューにキューイングさ
れるジョブの数に関して、各キュー間で偏りが生じる
と、各CPU間におけるジョブの実行時の負荷にも偏り
が発生する。この場合、各キュー間においてジョブの処
理のされ方に差異が生じ、例えばジョブの処理時間に遅
延が生じたり、例えば同一ジョブであっても、このジョ
ブが投入される度にターンアラウンドタイム、すなわち
ジョブが投入されてから結果が得られるまでの経過時間
が変わる等の問題があった。本発明は上記事情に鑑みて
なされたもので、ジョブの実行時に必要とされるCPU
の処理能力にアンバランスが生じた場合、動的にCPU
の割り当てを調整することにより、ターンアラウンドタ
イムを均等化することが可能なディスパッチ装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のディ
スパッチ装置は、複数の実行待ち行列と、複数の処理装
置とから構成され、前記複数の実行待ち行列に属するジ
ョブを時分割で実行するマルチプロセッサ計算機に具備
されるディスパッチ装置であって、前記ディスパッチ装
置は、前記ジョブを実行した際に、所定の単位時間毎
に、前記複数の実行待ち行列のそれぞれに対して、前記
複数の処理装置が占有された時間の累積値を記憶する手
段と、前記複数の実行待ち行列のそれぞれに対する前記
累積値の比率を算出する手段と、前記比率に基づいて前
記複数の実行待ち行列のそれぞれに前記処理装置を割り
当てる手段とを備えることを特徴としている。
【0005】上記構成のディスパッチ装置では、ジョブ
の実行される所定の単位時間毎に、各実行待ち行列が処
理装置を占有した時間の比率に従って、動的に、各実行
待ち行列に割り当てられる処理装置が変化するため、例
えば特定の実行待ち行列と特定の処理装置との対応関係
が固定化されている場合に比べて、各実行待ち行列の負
荷に応じて処理装置が割り当てられることになり、たと
え、ジョブの実行途中に必要とされる処理装置の能力に
アンバランスが生じた場合であっても、ターンアラウン
ドタイムを均等化することが可能となる。
【0006】さらに、請求項2に記載のディスパッチ装
置は、前記複数の実行待ち行列のそれぞれには、少なく
とも1つ以上の前記処理装置が割り当てられることを特
徴としている。
【0007】上記構成のディスパッチ装置では、例え
ば、複数回の時分割によってジョブが処理される際に、
ある特定の回の所定の単位時間において実行可能状態の
ジョブが存在せずに、ジョブの実行時間、すなわちジョ
ブの属する実行待ち行列が処理装置を占有する時間がゼ
ロとなった場合に、少なくと1台以上の処理装置を実行
待ち行列に割り当てておくことで、例えば、この次の回
の所定の単位時間においてジョブが存在した場合に、こ
のジョブを正常に実行することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスパッチ装置
の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるディスパッチ装置の
ブロック構成図である。本実施の形態によるディスパッ
チ装置10は、図1に示すように、各CPUを各キュー
に均等に割り当てる手段11と、全実行時間領域を消去
する手段12と、減算タイマーに設定値をセットする手
段13と、担当するキューの先頭のジョブをキューから
外す手段14と、時分割によって与えられた時間だけジ
ョブを実行する手段15と、今回の実行時間を該当実行
時間領域に加算する手段16と、ジョブを該当キューに
つなぐ手段17と、減算タイマーの値がゼロ以下か否か
の判別手段18と、実行時間領域の比率を計算する手段
19と、各CPUを各キューに割り当てる手段20とを
備えている。このディスパッチ装置10を具備するマル
チプロセッサ計算機システムは、担当キュー領域21
と、減算タイマー22と、実行時間領域23と、キュー
24とを具備している。
【0009】各CPUを各キューに均等に割り当てる手
段11は、例えばマルチプロセッサ計算機システムの立
ち上げ時等の初期割り当てとして、各キュー24に対す
る各CPUの割り当ての比率を、全てのキュー24に対
して等しいものとし、各CPUを各キュー24に均等に
割り当てる。全実行時間領域を消去する手段12は、C
PUをキュー24に割り当てる際の、割り当て計算の統
計すなわち各キュー24毎にCPUの占有時間の統計を
取るにあたり、最初に実行時間領域23を消去する。減
算タイマーに設定値をセットする手段13は、CPUの
割り当て計算の統計を取るにあたり、減算タイマー22
を初期設定する。この減算タイマー22の値がゼロにな
ると、CPUの割り当てが行われる。担当するキューの
先頭のジョブをキューから外す手段14は、CPUがジ
ョブを実行する際、各CPUに対応する担当キュー領域
21の値に基づいてキュー24を選択し、そのキュー2
4につながれているジョブの先頭のものをキュー24か
ら外す。これによって、複数のCPUが同じジョブを選
択してしまう不整合を防ぐ。時分割によって与えられた
時間だけジョブを実行する手段15は、キュー24から
外した1つのジョブを、時分割方式によって実行する。
【0010】今回の実行時間を該当実行時間領域に加算
する手段16は、時分割方式によって1つのジョブを実
行した後、このジョブを実行していた時間を、このジョ
ブが所属すべきキュー24に対応した実行時間領域23
に加算する。この実行時間の統計が、CPUの割り当て
計算の際のデータとなる。ジョブを該当キューにつなぐ
手段17は、ジョブ番号等のジョブ単位で独自に設定さ
れた値を、予め決められた所定の振り分け規則に則って
分類し、該当のキュー24を選択して接続する。減算タ
イマーの値がゼロ以下か否かの判別手段18は、CPU
の割り当ての時間(所定の単位時間)間隔を計る減算タ
イマー22をチェックし、ゼロ以下になっていればCP
Uの割り当ての処理を行い、そうでなければ引き続きジ
ョブの実行及び統計の採取を続ける。実行時間領域の比
率を計算する処理19は、各キュー24に対応した実行
時間領域23の値を比較して比率を計算する。各CPU
を各キューに割り当てる手段20は、各キュー24に対
応した実行時間領域23の値の比較によって算出された
比率と同比率で、各CPUを各キュー24に割り当て
る。この割り当て情報は、各CPUに対応する担当キュ
ー領域21に格納され、それ以後、各CPUがジョブを
実行する際に参照される。
【0011】担当キュー領域21は、各CPUに対応し
て用意され、該当CPUの担当すべきキュー24のキュ
ー情報が格納される。各CPUは担当キュー領域21の
キュー情報を参照し、該当するキュー24からジョブを
選択する。減算タイマー22は、CPUの割り当ての計
算を行う時期を指定するために使用され、減算タイマー
22の値がゼロになると、各実行時間領域23の値を基
に、各キュー24にCPUの割り当てが行われる。実行
時間領域23は、各キュー24に対応して用意され、該
当キュー24に属するジョブの時分割での実行が行われ
るたびに、その回の実行時間が累積される。この値はC
PUの割り当て計算のための統計値となる。なお、CP
Uの割り当てが行われた後は、この統計値は消去され
る。キュー24は、実行を待つジョブがつながれる実行
待ち行列である。ジョブはジョブ番号等のジョブ固有な
値によって所定の規則に従い分類され、所属すべきキュ
ー24が決定される。
【0012】本実施の形態によるディスパッチ装置10
は上述の構成を備えており、次に、ディスパッチ装置1
0の動作について図1および図2を参照しながら説明す
る。図2はディスパッチ装置10が各キュー24に各C
PUを割り当てる動作のタイミングチャートである。な
お、ここでは、例えば、複数のジョブを時分割に実行す
るマルチプロセッサ計算機システムにおいて、キュー2
4が2つ(キュー0,キュー1)、CPUが4台(CP
U0,CPU1,CPU2,CPU3)、CPUの割り
当ての時間(所定の単位時間)間隔が3分として説明す
る。
【0013】先ず、各CPUを各キューに均等に割り当
てる手段11により、図2に示すように、キュー0およ
びキュー1にはそれぞれ均等に2台ずつ、すなわちキュ
ー0にはCPU0およびCPU1が、キュー1にはCP
U2およびCPU3が割り当てられる(CPU割り当て
A0)。また、全実行時間領域を消去する手段12によ
り、全ての実行時間領域23がゼロに消去されると共
に、減算タイマーに設定値をセットする手段13によ
り、減算タイマー22に設定値の3分がセットされる。
担当するキューの先頭のジョブをキューから外す手段1
4により、各CPUは各CPUに対応して用意された担
当キュー領域21の値に従って、担当するキュー24か
らジョブを選択してキュー24から外す。時分割によっ
て与えられた時間だけジョブを実行する手段15によ
り、各CPUは選択したジョブを時分割によって与えら
れた所定の時間だけ実行する。ジョブの実行を終えた各
CPUは、今回の実行時間を該当実行時間領域に加算す
る手段16によって、担当するキュー24に対応する実
行時間領域23に、今回のジョブの実行時間を加算し、
ジョブをキュー24につなぐ手段17により、実行を終
えたジョブをキュー24に接続する。ここで、減算タイ
マーの値がゼロ以下か否かの判別手段18により、減算
タイマー22の値がゼロ以下になっていない場合には、
各CPUは上記の処理すなわちジョブの選択、実行、接
続を繰り返す。
【0014】なお、1回の時分割での実行の完了したジ
ョブがキュー24につなぎ直される際には、ジョブ単位
で独立した値、例えばジョブ番号等によって集合を作
り、各キュー24に割り当てておく。ジョブがキュー2
4につなぎ直される時は、このジョブが含まれる集合の
割り当てられているキュー24が選択される。これによ
って、全てのジョブが常に特定のキュー24に固定的に
つなぎ直される。ここでは、1回の時分割による実行が
完了したジョブがキュー24につなぎ直される際の規則
として、キュー0およびキュー1のうち、一方にはジョ
ブ番号が例えば偶数のジョブ、他方にはジョブ番号が例
えば奇数のジョブがつながれるように規定されている。
ここで、ジョブ番号とは、1つのジョブに対して、この
ジョブの発生から消滅までの間に与えられている1つの
値であり、全てのジョブは常にキュー0およびキュー1
のうちの何れかに固定的につなぎ直される。
【0015】その後、減算タイマー22に設定された設
定値の時間が経過した時、すなわち3分後において、図
2に示すように、キュー0側のジョブの合計実行時間B
1が例えば0.7分とされ、キュー1側のジョブの合計
実行時間B1が例えば2.1分とされた場合には、実行
時間領域の比率を計算する手段19によって、実行時間
領域23の比率がキュー0とキュー1とでは1:3と算
出される。従って、各CPUをキューに割り当てる手段
20によって、キュー0およびキュー1に対するCPU
の割り当ての比率が1:3に設定される。すなわち、図
2に示すように、これ以降の3分間は、キュー0側には
CPU0が、キュー1側にはCPU1,CPU2,CP
U3が割り当てられる(CPU割り当てA1)。なお、
各CPUをキューに割り当てる手段20によって参照さ
れる割り当て情報は、各CPU0,CPU1,CPU
2,CPU3毎に用意された担当キュー領域21に格納
されており、各CPU0,CPU1,CPU2,CPU
3は割り当て情報に基づいてキュー0またはキュー1を
選択し、キュー0またはキュー1につながれているジョ
ブを実行する。
【0016】さらに、次の3分経過後に、図2に示すよ
うに、キュー0側のジョブの合計実行時間B2が例えば
1.5分とされ、キュー1側のジョブの合計実行時間B
2が例えば4.5分とされた場合には、実行時間領域の
比率を計算する手段19によって、実行時間領域23の
比率がキュー0とキュー1とでは1:3と算出される。
各CPUをキューに割り当てる手段20によって、キュ
ー0およびキュー1に対するCPUの割り当ての比率が
1:3に設定され、これ以降の3分間は、キュー0側に
はCPU0が、キュー1側にはCPU1,CPU2,C
PU3が割り当てられる(CPU割り当てA2)。以
後、同様にして、3分間隔で実行時間領域23における
キュー0とキュー1との比率が計算され、キュー0およ
びキュー1に対するCPUの割り当てが動的に設定され
る。なお、CPUの割り当ての比率の算出を行うCPU
は、特に限定されないが、好ましくはCPU0,CPU
1,CPU2,CPU3のうちの何れか1台とされる。
【0017】本実施の形態によるディスパッチ装置10
によれば、ジョブの実行される所定の単位時間毎に、各
キュー24(例えばキュー0,キュー1)が、CPU
(例えばCPU0,CPU1,CPU2,CPU3)を
占有した時間の比率に従って、動的に、各キュー24
(例えばキュー0,キュー1)に割り当てられるCPU
(例えばCPU0,CPU1,CPU2,CPU3)が
変化するため、例えば特定のキュー24(例えばキュー
0,キュー1)と特定のCPU(例えばCPU0,CP
U1,CPU2,CPU3)との対応関係が固定化され
ている場合に比べて、各キュー24(例えばキュー0,
キュー1)の負荷に応じてCPU(例えばCPU0,C
PU1,CPU2,CPU3)が割り当てられることに
なり、たとえ、ジョブの実行途中に必要とされるCPU
(例えばCPU0,CPU1,CPU2,CPU3)の
能力にアンバランスが生じた場合であっても、ターンア
ラウンドタイムを均等化することが可能となる。
【0018】なお、本実施の形態においては、CPUの
割り当ての比率がキュー0とキュー1とでは1:3とさ
れたが、これに限定されず、CPUの割り当ての比率が
キュー0とキュー1とで整数倍にならなくてもよい。こ
の場合、まず、1以上の整数部分については、その数値
分のCPUの台数を割り当て、残りの1に満たない部分
についてはキュー0およびキュー1の間で比較を行い、
小数点以下の数値の大きい順に残りのCPUを配分して
いく。例えば、CPU0,CPU1,CPU2,CPU
3の4台のCPUに対して、CPUの割り当ての比率が
キュー0側に1.2台、キュー1側に2.8台とされた
場合には、先ず、1以上の整数部をそのまま各キュー2
4(キュー0,キュー1)に配分するので、キュー0側
に1台のCPU、キュー1側に2台のCPUが割り当て
られる。次に、小数点以下の数値の大小に従って、キュ
ー1側に残りの1台のCPUが割り当てられる。この結
果、キュー0側に1台のCPUが、キュー1側に3台の
CPUがそれぞれ割り当てられる。
【0019】また、例えば4つのキュー24,…,24
に6台のCPUを配分する際に、CPUの割り当ての比
率が、4つのキュー24,…,24の順に、1.2台,
1.4台,1.6台,1.8台とされた場合には、CP
Uの配分は、4つのキュー24,…,24の順に、1
台,1台,2台,2台となる。また、CPUの割り当て
の比率が1に満たない、あるいは0の場合には、少なく
とも1台のCPUを割り当てる。さらに、CPUの割り
当て比率における小数点以下の数値が各キュー24の間
で一致した場合には、各キュー24が保持するキュー番
号の小さい順にCPUを割り当てる。例えば、4つのキ
ュー24,…,24に8台のCPUを配分する際に、C
PUの割り当て比率が、キュー番号の小さい順に、1.
75台,2.75台,1.75台,1.75台とされた
場合には、CPUの配分は、4つのキュー24,…,2
4の順に、2台,3台,1台,1台となる。
【0020】上記の手順を総合的に説明すると、例えば
4つのキュー24,…,24に8台のCPUを配分する
際において、CPUの割り当て比率が、4つのキュー2
4,…,24の順に、0.5台,2.8台,2.8台,
1.9台とされた場合には、まず、1以上の整数部分に
従って、CPUの配分は、4つのキュー24,…,24
の順に、0台,2台,2台,1台となる。次に、CPU
の割り当て比率が1に満たないキュー24に対して1台
のCPUを配分することによって、CPUの配分は、4
つのキュー24,…,24の順に、1台,2台,2台,
1台となる。さらに、小数点以下の数値を比較して、こ
の数値の大きい順にCPUを配分するが、第2のキュー
24と第3のキュー24とが同じ数値、すなわち0.8
を有しているので、キュー番号の小さい第2のキュー2
4にCPUが配分される。結局、CPUの配分は、4つ
のキュー24,…,24の順に、1台,3台,2台,2
台となる。なお、設定されるキュー24の数は、CPU
の台数以下とされる。この場合には、各キュー24に少
なくとも1台のCPUが割り当てられることになり、全
ての実行時間領域23の更新が行われ、CPUの割り当
ての比率の算出が正常に行われることとなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明のディスパッチ装置によれば、ジョブの実行される
所定の単位時間毎に、各実行待ち行列が処理装置を占有
した時間の比率に従って、動的に、各実行待ち行列に割
り当てられる処理装置が変化するため、ジョブの実行途
中に必要とされる処理装置の能力にアンバランスが生じ
た場合であっても、ターンアラウンドタイムを均等化す
ることが可能となる。さらに、請求項2記載のディスパ
ッチ装置によれば、例えば、複数回の時分割によってジ
ョブが処理される際に、ある特定の回の所定の単位時間
において実行可能状態のジョブが存在せずに、ジョブの
実行時間、すなわちジョブの属する実行待ち行列が処理
装置を占有する時間がゼロとなった場合に、少なくと1
台以上の処理装置を実行待ち行列に割り当てておくこと
で、例えば、この次の回の所定の単位時間においてジョ
ブが存在した場合に、このジョブを正常に実行すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わるディスパッチ装
置のブロック構成図である。
【図2】 図1に示すディスパッチ装置が各キューに各
CPUを割り当てる動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 各CPUを各キューに均等に割り当てる手段 12 全実行時間領域を消去する手段 13 減算タイマーに設定値をセットする手段 14 担当するキューの先頭のジョブをキューから外す
手段 15 時分割によって与えられた時間だけジョブを実行
する手段 16 今回の実行時間を該当実行時間領域に加算する手
段 17 ジョブを該当キューにつなぐ手段 18 減算タイマーの値がゼロ以下か否かの判別手段 19 実行時間領域の比率を計算する手段 20 各CPUを各キューに割り当てる手段 21 担当キュー領域 22 減算タイマー 23 実行時間領域 24 キュー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の実行待ち行列と、複数の処理装置
    とから構成され、前記複数の実行待ち行列に属するジョ
    ブを時分割で実行するマルチプロセッサ計算機に具備さ
    れるディスパッチ装置であって、 前記ディスパッチ装置は、前記ジョブを実行した際に、
    所定の単位時間毎に、前記複数の実行待ち行列のそれぞ
    れに対して、前記複数の処理装置が占有された時間の累
    積値を記憶する手段と、 前記複数の実行待ち行列のそれぞれに対する前記累積値
    の比率を算出する手段と、 前記比率に基づいて前記複数の実行待ち行列のそれぞれ
    に前記処理装置を割り当てる手段とを備えることを特徴
    とするディスパッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の実行待ち行列のそれぞれに
    は、少なくとも1つ以上の前記処理装置が割り当てられ
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスパッチ装
    置。
JP11040639A 1999-02-18 1999-02-18 ディスパッチ装置 Pending JP2000242509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11040639A JP2000242509A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 ディスパッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11040639A JP2000242509A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 ディスパッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000242509A true JP2000242509A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12586143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11040639A Pending JP2000242509A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 ディスパッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000242509A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0844576A (ja) * 1994-07-25 1996-02-16 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 動的作業負荷平衡化
JPH08152903A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Fujitsu Ltd マルチプロセッサシステム
JPH08305671A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nec Corp ジョブスケジューリング方式
JPH09305417A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Nec Corp Cpu使用率最適化方式
JP3150114B2 (ja) * 1998-10-27 2001-03-26 日本電気株式会社 ディスパッチ装置及びcpuの割り当て方法ならびにディスパッチ・プログラムを格納した記憶媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0844576A (ja) * 1994-07-25 1996-02-16 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 動的作業負荷平衡化
JPH08152903A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Fujitsu Ltd マルチプロセッサシステム
JPH08305671A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nec Corp ジョブスケジューリング方式
JPH09305417A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Nec Corp Cpu使用率最適化方式
JP3150114B2 (ja) * 1998-10-27 2001-03-26 日本電気株式会社 ディスパッチ装置及びcpuの割り当て方法ならびにディスパッチ・プログラムを格納した記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5784698A (en) Dynamic memory allocation that enalbes efficient use of buffer pool memory segments
KR101651871B1 (ko) 멀티코어 시스템 상에서 단위 작업을 할당하는 방법 및 그 장치
JP2682770B2 (ja) 仮想計算機システムのcpu制御方式
US8108857B2 (en) Computer program product and method for capacity sizing virtualized environments
CN107168782A (zh) 一种基于Spark与GPU的并行计算系统
KR20000036178A (ko) 금전비용을 최적화하는 로드 분산 제어기
Coffman Jr et al. Computer scheduling methods and their countermeasures
JPH02249055A (ja) マルチプロセッサ・システムのジョブの割当方法
US20150227586A1 (en) Methods and Systems for Dynamically Allocating Resources and Tasks Among Database Work Agents in an SMP Environment
JPS58203558A (ja) 計算機・記憶装置へのフアイル割り当て方式
JPH0250753A (ja) コンピュータにおける割込処理装置およびその方法
CN110543352B (zh) 调度系统的任务分配方法及其相关的装置
JP2008108261A (ja) 予備計算容量の追加を選択的に制御するシステム及び方法
JPH09218858A (ja) 分散型データベース管理システム
EP0362903A2 (en) A special purpose processor for off-loading many operating system functions in a large data processing system
JP2000242509A (ja) ディスパッチ装置
JP3150114B2 (ja) ディスパッチ装置及びcpuの割り当て方法ならびにディスパッチ・プログラムを格納した記憶媒体
CN115168058A (zh) 线程负载均衡方法、装置、设备及存储介质
JP2954056B2 (ja) マルチプロセッサのプロセスディスパッチ方法
JPH0991257A (ja) Cpu管理方式
JPH0830558A (ja) 計算機システムにおける負荷分散方法及びそれを利用した計算機システム
JPH0612395A (ja) マルチプロセサシステムにおけるタスク割り付け方法
CN107153578B (zh) 一种提高cpu利用率的方法及装置
CN112333279A (zh) 服务器调配方法、装置、设备及存储介质
JPH09305552A (ja) 負荷均等化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030722