JP2000242422A - マウスパット用シート - Google Patents
マウスパット用シートInfo
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Abstract
ないマウスパットを得ること。 【解決手段】 本発明は、オレフィン系樹脂の表面に基
布層を積層し、裏面に紫外線硬化型被膜を設けることに
より、机に付着した手油を吸収して変形することのない
マウスパットを得た。
Description
樹脂シートの表面に基布層を積層し、裏面に紫外線硬化
型被膜を積層したマウスパット用シートに関するもので
ある。
脂やポリオレフィン系樹脂、ゴム製のフィルムを貼り合
わせたマウスパットが知られているが、これらのマウス
パットは、いろいろな問題点があった。表面にポリ塩化
ビニル系樹脂フィルムやゴム製フィルムを貼り合わせた
場合には、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム表面がべたつ
くために、フィルム表面に塵や埃が付着し、マウスパッ
トの美観が損なわれるほか、フィルムに付着した塵や埃
がマウス内に侵入し、マウスの反応性低下を招いてい
た。また、長期異素材との接触において、添加剤等の移
行を生じ、変色、粘着等を引き起こす場合もあった。ま
た、表面にポリオレフィン系樹脂フィルムを貼り合わせ
た場合には、硬く滑りやすいマウスパットになってしま
い、逆に滑りにくく柔らかいオレフィン系樹脂フィルム
を貼り合わせた場合には、手脂やデスクマットの可塑剤
等の油脂成分に侵されやすく、変形しやすい等の問題が
あった。
トの表面に基布を貼り合わせたマウスパットが作成した
が、合成樹脂としてポリ塩化ビニル系樹脂を用いた場合
には、マウスパットが机に張り付いてしまうために、移
動したいときに簡単にマウスパットを動かせないという
問題があり、合成樹脂としてポリオレフィン系樹脂を用
いた場合には、マウスパット自体が滑りやすく、また机
に付着していた手油等をポリオレフィン系樹脂シートが
吸収してしまい、マウスパットが変形してしまうという
問題が生じた。
決するために、本発明はポリオレフィン系樹脂シートの
表面に基布を貼り合わせ、裏面に紫外線硬化型被膜を設
けたマウスパットを提供するものである。
しては、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはこれらと
他のα−オレフィンとの共重合体、またはこれらと共重
合可能な他の単量体、例えば酢酸ビニル、塩化ビニル、
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、ビ
ニルアルコールなどとの共重合体、およびこれらの混合
物などが挙げられる。また、これらのポリオレフィン樹
脂には、必要に応じて従来より使用されている各種添加
剤、例えば酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、帯電防
止剤、可塑剤、滑剤、充填剤などを添加することもでき
る。
は、カレンダー法、押出法等の通常用いられている方法
が使用できるが、特に押出法が好適に用いられる。ま
た、ポリオレフィン系樹脂シートは、非発泡シートで
も、発泡シートでもよいが、クッション性の面から発泡
シートとする方が特に好ましい。
すぎると耐久性が悪くなり、厚すぎるとマウスパットが
無駄に大きくなるので、0.5〜5.0mm程度の厚さ
のものがより好適に使用できる。
とする場合に使用する発泡剤としては、通常用いられて
いる熱分解型化学発泡剤及び熱膨張型マイクロカプセル
が使用できる。
アゾジカルボアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジ
アゾアミノベンゼン、N,N’−ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニ
トロテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’−オ
キシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸塩、有機
酸塩などの化学発泡剤、プロパン、ブタン、ペンタン、
ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモノフルオロメタ
ン、トリクロロモノフルオロメタン、メタノール、エタ
ノールなどの物理発泡剤などが挙げられる。
水素等を熱可塑性高分子材料からなる殻中に封入したも
のである。このマイクロカプセルの殻を構成する熱可塑
性高分子材料には、塩化ビニリデンとアクリロニトリル
の共重合体を主体とする重合体や、アクリロニトリルと
(メタ)アクリル酸エステルの共重合体を主体とする重
合体等を使用することができる。また、マイクロカプセ
ルの殻に封入される低沸点炭化水素としては、イソブタ
ン、ペンタン、ヘキサン等が挙げられる。
ては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール等の合成繊
維;綿、絹、羊毛、麻等の天然繊維;レーヨン、スフ、
アセテート等の再生繊維;等の単独もしくは混紡繊維、
或いは、海島型構造から少なくとも一成分を溶解除去し
たり、芯鞘型もしくは交互配列による蜜柑型構造の二成
分繊維を分割したりすることにより極細繊維に変性され
た多成分繊維、等からなる、必要に応じて起毛処理され
た織布、編布、不織布等の一般に使用されている基布が
使用できるが、コストの面から合成繊維による基布を用
いるのが好ましい。しかしポリアミド系繊維等は、燃焼
時にシアンガスや窒素酸化物等を生成するため、ポリエ
ステルやポリオレフィン、ポリビニルアルコール等から
なる繊維による基布が特に好適に使用できる。また、合
成繊維をポリエステル等の合成樹脂で被覆した繊維によ
る基布を用いると、シート表面の耐久性が増して更に好
適に使用できる。さらに、ポリエステルやポリオレフィ
ン、ポリビニルアルコールからなる繊維をポリエチレン
テレフタレート等の比較的耐久性のある合成樹脂で被覆
した繊維による基布を用いると非常に好適に使用でき
る。
する接着剤としては、エチレン−酢酸ビニル(EVA)
系接着剤やアクリル−ウレタン系接着剤等の一般的に用
いられている接着剤が使用できる。
クリル系紫外線硬化型塗料等の一般的に使用されている
紫外線硬化型塗料が使用できる。また、紫外線硬化型塗
料を塗布する前に、ポリオレフィン系樹脂シート又は基
布層を積層した後のポリオレフィン系樹脂シートの紫外
線硬化型塗料塗布面にコロナ放電処理を施すと、塗料塗
布時の作業性が良くなる。
線硬化型塗料としては、ガラス転移温度が−20〜−1
5℃のものを使用すると、被膜の硬さが硬すぎてマウス
パットが机の上で滑ることがなく、柔らかすぎて耐久性
が落ちるということもないので、特に好適に用いられ
る。
いた、紫外線硬化型被膜を設けた側の静摩擦係数を0.
7〜1.6にすることにより、使用時にマウスパットが
滑りにくく、かつマウスパットが机に貼り付いて、剥が
しにくいということもなく、好適に使用できる。静摩擦
係数を0.8〜1.4とすると更に好ましい。
は、薄すぎると被膜の性能を十分に発揮できず、厚すぎ
るとコストが高くなるため、5〜30μm程度が特に好
ましい。
パット用シートには、表面に印刷を施しても良い。ま
た、本発明のマウスパット用シートには、マウスパット
としての機能を損なわない程度のエンボス加工を施すこ
ともできる。
を表1及び表2に示す。実施例1として、押出法にて作
成した厚さ2.0mmのエチレン−メチルメタクリレー
ト(EMMA)の非発泡シートとポリエステル繊維を用
いた織布をシート表面にEVA系接着剤を用いて貼り合
わせた。さらに、裏面にコロナ放電処理を行い、ガラス
転移温度が−20℃であるウレタン−アクリル系紫外線
硬化型塗料を塗布し、紫外線を照射して厚さ10μmの
被膜を形成させ、紫外線硬化型被膜を形成した面の静摩
擦係数が1.35であるマウスパット用シートを得た。
実施例2として、ポリオレフィン系樹脂シートとして厚
さ5.0mmのEMMA発泡シートとした以外は、実施
例1と同様にしてシートを作成した。実施例3として、
ポリオレフィン系樹脂シートとして厚さ0.5mmのE
MMA非発泡シートとした以外は、実施例1と同様にし
てシートを作成した。実施例4として、ポリエステル繊
維の表面にポリエチレンテレフタレート(PET)を被
覆した繊維による基布を用いた以外は実施例1と同様に
してシートを作成した。実施例5として、ガラス転移温
度が−15℃のウレタン−アクリル系紫外線硬化型塗料
を用いて厚さ30μmの被膜を形成させた以外は実施例
1と同様にしてシートを作成した。実施例6として、ポ
リオレフィン系樹脂シートをポリプロピレンを用いて作
成し、ガラス転移温度が−10℃のウレタン−アクリル
系紫外線硬化型塗料を用いて厚さ30μmの被膜を形成
させた以外は実施例1と同様にしてシートを作成した。
実施例7として、ポリオレフィン系樹脂シートをポリプ
ロピレンを用いて作成した以外は実施例2と同様にして
シートを作成した。実施例8として、紫外線硬化型被膜
を設けるための塗料のガラス転移温度が−25℃である
塗料を用いた以外は、実施例1と同様にしてシートを作
成した。実施例9として、ポリオレフィン系樹脂シート
にポリプロピレン製発泡シートを用い、紫外線硬化型被
膜を設けるための塗料のガラス転移温度が−10℃であ
る塗料を用いた以外は、実施例1と同様にしてシートを
作成した。
等を表3に示す。比較例1として、紫外線硬化被膜を形
成させない以外は、実施例1と同様にしてシートを作成
した。比較例2として、オレフィン系樹脂シートをEM
MAを用いて作成した発泡シートとした以外は、比較例
1と同様にしてシートを作成した。
裏側にオレイン酸を5滴垂らし、マウスパットが波状等
に変形しないかをみた。 ○ 変形はみられなかった × 変形した *4 学振型摩耗試験(JIS L−0849に準拠)
により調べた。 ○ ほとんど変化は見られなかった × 基布表面が少しすり減っていた
オレフィン系樹脂表面に基布を積層し、裏面に紫外線硬
化型被膜を形成させたことによって、机に付着している
手油等をマウスパットが吸収して変形することもないも
のである。また、基布として合成繊維の表面を合成樹脂
で被覆した繊維による基布を用いることによって、シー
ト表面の耐久性に優れるシートを得ることができる。さ
らに、シートの裏面にガラス転移温度が−20〜−15
℃の紫外線硬化型塗料を用いて被膜を形成することによ
って、使用時に滑ることのないマウスパット用シートを
得ることができる。また、シートの紫外線硬化型被膜を
形成した面の静摩擦係数を0.7〜1.6にすることに
よって、使用時に滑りにくく、かつ剥がし易いマウスパ
ット用シートを得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂製の発泡シート又
は非発泡シートの表面に基布層を積層し、裏面に紫外線
硬化型被膜を設けたマウスパット用シート - 【請求項2】 基布として、合成繊維の表面を合成樹脂
で被覆した繊維を用いた基布を使用した請求項1記載の
マウスパット用シート。 - 【請求項3】 紫外線硬化型被膜を形成させるための塗
料として、ガラス転移温度が−20〜−15℃である紫
外線硬化型塗料を用いた請求項1又は2記載のマウスパ
ット用シート。 - 【請求項4】 紫外線硬化型被膜を形成した側の静摩擦
係数が0.7〜1.6である請求項1〜3いずれか1項
記載のマウスパット用シート。
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JP04516199A JP3378523B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | マウスパット用シート |
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JP (1) | JP3378523B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3047926U (ja) | 1997-08-07 | 1998-04-28 | 有限会社樹脂印刷社 | マウスパッド |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP04516199A patent/JP3378523B2/ja not_active Expired - Fee Related
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