JP2000241464A - 電子式電力量計 - Google Patents

電子式電力量計

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JP2000241464A
JP2000241464A JP11040297A JP4029799A JP2000241464A JP 2000241464 A JP2000241464 A JP 2000241464A JP 11040297 A JP11040297 A JP 11040297A JP 4029799 A JP4029799 A JP 4029799A JP 2000241464 A JP2000241464 A JP 2000241464A
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JP
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JP11040297A
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English (en)
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Shunichi Kobayashi
俊一 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正使用を目的として故意に力率を進ませた
り、異常に遅らせたりした場合でも電力計測が見逃され
ることなく行われていることを皮相電力量の表示によっ
て不正使用者に知らせることにより、電力の不正使用を
抑制することができる電子式電力量計を提供する。 【解決手段】 有効電力量計測手段1が計測する有効電
力量と無効電力量計測手段2が計測する無効電力量とを
用いて、CPU60が積算有効電力量、無効電力量と共
に積算皮相電力量をも算出し、表示装置9に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式電力量計に
関する。
【0002】
【従来の技術】電力供給における電圧と負荷の消費電流
とから使用電力量を計測する電力量計は、電子化技術の
進歩と共に多機能複合計器型へと進歩し、ますますその
機能が複雑化してきている。
【0003】そのような中で、現行の電子式電力量計
は、一般的に全日有効電力量、昼間力率測定用有効電力
量、昼間力率測定用無効電力量を計測して表示するよう
にしている。図6はこのような従来の電子式電力量計の
構成を示している。
【0004】この従来の電子式電力量計は、配電線の電
圧に比例した電圧信号に変換する補助変圧器(PT)1
の信号と、消費電流に比例した電流に変換する補助変流
器(CT)2の信号とを乗算して積分し、有効電力量を
計測するW/Fコンバータ3と、上記の補助変圧器1か
らの信号の位相を移相器4によって90°遅らせ、その
位相の遅れた電圧信号と補助変流器2からの電流信号と
を乗算して積分し、無効電力量を計測するVar/Fコン
バータ5と、これらのW/Fコンバータ3の出力とVar
/Fコンバータ5の出力とを入力して制御演算を行うC
PU6と、このCPU6により指示された数値、有効電
力量、無効電力量、最大需要電力を表示装置9に表示さ
せるための表示ドライバ7から構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような多機能複合
計器型の電子式電力量計では、CPUにさらに多種類の
機能を組み込むことによって、電力需要の増大と供給と
の需給バランスの確保、負荷の平準化、及び盗電防止対
策を始めとした不正使用に対する対策に対応することが
できる。
【0006】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決するためになされたもので、需要家側で夜間に負荷が
進み力率になった場合、力率改善不足による基準値を超
えた遅れ力率になった場合、あるいは故意に力率を進ま
せたり、異常に遅らせたりした場合に自動的に検出する
と共に、そのような場合には皮相電力計測を実行して表
示し、あるいはその場合の皮相電力量を有効電力量とし
て通常の有効電力量に合算して表示することができる電
子式電力量計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電子式
電力量計は、有効電力量を計測する有効電力量計測手段
と、無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、前記
有効電力量計測手段の計測する有効電力量と、前記無効
電力量計測手段の計測する無効電力量とから皮相電力量
を算出して表示する皮相電力量表示手段とを備えたもの
である。
【0008】請求項1の発明の電子式電力量計では、有
効電力量計測手段が計測する有効電力量と無効電力量計
測手段が計測する無効電力量とを用いて、皮相電力量表
示手段が皮相電力量を算出して表示する。
【0009】これにより、不正使用を目的として故意に
力率を進ませたり、異常に遅らせたりした場合でも電力
計測が見逃されることなく行われていることを皮相電力
量の表示によって不正使用者に知らせることができ、不
正使用を抑制することができる。また、夜間に負荷が進
み力率になったり、力率改善不足により基準値を超えた
遅れ力率になることがあっても、それを自動的に検出し
てその間の皮相電力量を表示し、電力供給の参考に供す
ることができる。
【0010】請求項2の発明の電子式電力量計は、有効
電力量を計測する有効電力量計測手段と、前記有効電力
の力率を監視する力率監視手段と、無効電力量を計測す
る無効電力量計測手段と、前記力率監視手段が監視する
前記有効電力の力率が所定値を超えた場合に、前記有効
電力量計測手段の計測する有効電力量と前記無効電力量
計測手段の計測する無効電力量とから皮相電力量を算出
して表示する皮相電力量表示手段とを備えたものであ
る。
【0011】請求項2の発明の電子式電力量計では、力
率監視手段が監視する有効電力の力率が所定値を超えた
場合、皮相電力量表示手段が有効電力量計測手段の計測
する有効電力量と無効電力量計測手段の計測する無効電
力量とを用いて皮相電力量を算出して表示する。
【0012】これにより、不正使用を目的として故意に
力率を遅らせた場合でも電力計測が見逃されることなく
行われていることを皮相電力量の表示によって不正使用
者に知らせることができ、不正使用を抑制することがで
きる。また、力率改善不足により基準値を超えた遅れ力
率になることがあっても、それを自動的に検出してその
間の皮相電力量を表示し、電力供給の参考に供すること
ができる。
【0013】請求項3の発明の電子式電力量計は、有効
電力量を計測する有効電力量計測手段と、前記有効電力
量計測手段の計測する有効電力量を表示する有効電力量
表示手段と、前記有効電力の力率を監視する力率監視手
段と、無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、前
記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が所定値
を超えた場合に、前記有効電力量計測手段の計測する有
効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効電力
量とから皮相電力量を算出して前記有効電力量表示手段
に有効電力量として表示させる皮相電力量演算手段とを
備えたものである。
【0014】請求項3の発明の電子式電力量計では、力
率監視手段が監視する有効電力の力率が所定値を超えた
場合、皮相電力量演算手段が有効電力量計測手段の計測
する有効電力量と無効電力量計測手段の計測する無効電
力量とを用いて皮相電力量を算出し、有効電力量表示手
段に有効電力量として通常の有効電力量と合算して表示
させる。
【0015】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を遅らせた場合でも電力計測を見逃すこと
なく行い、しかも有効電力量に合算して表示することが
でき、盗電による損失を防止し、ひいては不正使用を抑
制することができる。
【0016】請求項4の発明の電子式電力量計は、有効
電力量を計測する有効電力量計測手段と、前記有効電力
の力率を監視する力率監視手段と、無効電力量を計測す
る無効電力量計測手段と、前記力率監視手段が監視する
前記有効電力の力率が進み力率になった場合に、前記有
効電力量計測手段の計測する有効電力量と前記無効電力
量計測手段の計測する無効電力量とから皮相電力量を算
出して表示する皮相電力量表示手段とを備えたものであ
る。
【0017】請求項4の発明の電子式電力量計では、力
率監視手段が監視する有効電力の力率が進み力率になっ
た場合、皮相電力量表示手段が有効電力量計測手段の計
測する有効電力量と無効電力量計測手段の計測する無効
電力量とを用いて皮相電力量を算出して表示する。
【0018】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を進めた場合でも電力計測が見逃されるこ
となく行われていることを皮相電力量の表示によって不
正使用者に知らせることができ、不正使用を抑制するこ
とができる。また、夜間に負荷が進み力率になることが
あっても、それを自動的に検出してその間の皮相電力量
を表示し、電力供給の参考に供することができる。
【0019】請求項5の発明の電子式電力量計は、有効
電力量を計測する有効電力量計測手段と、前記有効電力
量計測手段の計測する有効電力量を表示する有効電力量
表示手段と、前記有効電力の力率を監視する力率監視手
段と、無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、前
記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が進み力
率になった場合に、前記有効電力量計測手段の計測する
有効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効電
力量とから皮相電力量を算出して前記有効電力量表示手
段に有効電力量として表示させる皮相電力量演算手段と
を備えたものである。
【0020】請求項5の発明の電子式電力量計では、力
率監視手段が監視する有効電力の力率が進み力率になっ
た場合、皮相電力量演算手段が有効電力量計測手段の計
測する有効電力量と無効電力量計測手段の計測する無効
電力量とを用いて皮相電力量を算出し、有効電力量表示
手段に有効電力量として通常の有効電力量と合算して表
示させる。
【0021】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を進めた場合でも電力計測を見逃すことな
く行い、しかも有効電力量に合算して表示することがで
き、盗電による損失を防止し、ひいては不正使用を抑制
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の一つの実施の形態の
構成を示している。第1の実施の形態の電子式電力量計
は、図6に示した従来例と同様の構成要素として、補助
変圧器(PT)1、補助変流器(CT)2、W/Fコン
バータ3、移相器4、Var/Fコンバータ5、表示ドラ
イバ7、そして表示装置9を備えている。そして、第1
の実施の形態の特徴として、これらに加えて、電圧信号
と電流信号との位相角を検出してその制御基準に対応し
て信号を出力する位相検出器8を備え、また、従来例の
CPU6に対してさらに付加された演算処理プログラム
を実行するCPU60を備えている。
【0023】このCPU60は、図2に示すフローチャ
ートの処理機能を実行し、有効電力量の演算、無効電力
量の演算と共に、位相検出部8からの信号に基づき、皮
相電力量を演算して表示装置9に表示させる機能を有し
ている。
【0024】次に、この実施の形態の電子式電力量計の
動作を説明する。補助変圧器1で配電線の電圧をそれに
比例した電圧に変換し、補助変流器2で消費電流をそれ
に比例した電流に変換してW/Fコンバータ3に入力す
る。W/Fコンバータ3では、入力される電圧と電流を
乗算して積分して有効電力量を算出し、さらに算出した
有効電力量に比例した周波数のパルス信号に変更してC
PU60に出力する。
【0025】他方、補助変圧器1の出力する電圧の移相
を移相回路4によってπ/2遅らせてからVar/Fコン
バータ5に入力し、また補助変流器2の出力する電流も
入力する。そして、Var/Fコンバータ5では、入力さ
れる電圧と電流を乗算して積分して無効電力量を算出
し、この算出した無効電力量に比例した周波数のパルス
信号に変更してCPU60に出力する。
【0026】さらに、位相検出器8は、電圧信号と電流
信号との位相角を検出し、これが所定角度(ここでは、
60°にしている)を超えていれば、所定以上の遅れ力
率が発生しているとして、CPU60に割込み信号を出
力する。
【0027】CPU60は、これらの各入力に基づき、
図2に示すフローチャートの演算処理を周期的に実行し
て、有効電力量、無効電力量、そして皮相電力量を演算
して表示する。スタートして最初に、有効電力パルス信
号、無効電力パルス信号、そして位相角信号を入力する
(ステップ05)。そして、位相角信号から基準範囲で
ある60°を超える遅れ力率であるかどうか判断する
(ステップS10,S15)。
【0028】60°を超える遅れ力率が発生していない
場合には、有効電力パルス信号、無効電力パルス信号に
基づいて有効電力量、無効電力量を演算し、表示ドライ
バ7に表示を指示する(ステップS20,S25)。
【0029】他方、ステップS15で、60°を超える
遅れ力率が発生している場合には、有効電力パルス信
号、無効電力パルス信号に基づいて有効電力量、無効電
力量を演算する上に、これらを用いて皮相電力量も演算
し、表示ドライバ7にこれらの有効電力量、無効電力量
と共に皮相電力量の表示を指示する(ステップS30,
S35)。
【0030】表示ドライバ7はCPU60からの指示を
受け、表示装置9に積算有効電力量と積算無効電力量、
又は積算有効電力量と積算無効電力量と積算皮相電力量
を表示させる。
【0031】これにより、不正使用を目的として故意に
力率を遅らせた場合でも電力計測が見逃されることなく
行われていることを皮相電力量の表示によって不正使用
者に知らせることができ、不正使用を抑制することがで
きる。また、力率改善不足により基準値を超えた遅れ力
率になることがあっても、それを自動的に検出してその
間の皮相電力量を表示し、電力供給の参考に供すること
ができる。
【0032】次に、本発明の電子式電力量計の第2の実
施の形態について説明する。第2の実施の形態の電子式
電力量計の構成は、図1に示した第1の実施の形態と共
通であり、ただし、CPU60が図3のフローチャート
に示す演算制御処理を実行する点が異なっている。
【0033】この図3に基づき、第2の実施の形態の動
作を説明する。CPU60は、W/Fコンバータ3から
の有効電力量に比例した周波数のパルス信号、Var/F
コンバータ5からの無効電力量に比例した周波数のパル
ス信号、そして位相検出器8からの位相角信号を入力
し、図3に示すフローチャートの演算処理を周期的に実
行して、有効電力量、無効電力量を演算して表示し、ま
た皮相電力量も演算して有効電力量に合算して表示す
る。
【0034】そのためにまず、有効電力パルス信号、無
効電力パルス信号、そして位相角信号を入力する(ステ
ップS05)。そして、位相角信号から基準範囲である
60°を超える遅れ力率であるかどうか判断する(ステ
ップS10,S15)。
【0035】60°を超える遅れ力率が発生していない
場合には、有効電力パルス信号、無効電力パルス信号に
基づいて有効電力量、無効電力量を演算し、表示ドライ
バ7に表示を指示する(ステップS20,S25)。
【0036】他方、ステップS15で、60°を超える
遅れ力率が発生している場合には、有効電力パルス信
号、無効電力パルス信号に基づいて有効電力量、無効電
力量を演算する上に、これらを用いて皮相電力量も演算
する(ステップS30)。そして皮相電力量を演算した
場合にはそれを有効電力量に合算し、表示ドライバ7に
これらの有効電力量と無効電力量との表示を指示する
(ステップS32,S35)。
【0037】表示ドライバ7はCPU60からの指示を
受け、表示装置9に積算有効電力量と積算無効電力量を
表示させる。
【0038】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を遅らせた場合でも電力計測を見逃すこと
なく行い、しかも有効電力量に合算して表示することが
でき、盗電による損失を防止し、ひいては不正使用を抑
制することができる。
【0039】次に、本発明の電子式電力量計の第3の実
施の形態について説明する。第3の実施の形態の電子式
電力量計の構成は、図1に示した第1の実施の形態と共
通である。ただし、CPU60が図4のフローチャート
に示す演算制御処理を実行する点が異なっている。
【0040】この図4に基づき、第3の実施の形態の動
作を説明する。CPU60は、W/Fコンバータ3から
の有効電力量に比例した周波数のパルス信号、Var/F
コンバータ5からの無効電力量に比例した周波数のパル
ス信号、そして位相検出器8からの位相角信号を入力
し、図4に示すフローチャートの演算処理を周期的に実
行して、有効電力量、無効電力量、そして皮相電力量を
演算して表示する。
【0041】そのためにまず、有効電力パルス信号、無
効電力パルス信号、そして位相角信号を入力する(ステ
ップS05)。そして、位相角信号から進み力率である
かどうか判断する(ステップS15′)。
【0042】そして、進み力率が発生していない場合に
は、有効電力パルス信号、無効電力パルス信号に基づい
て有効電力量、無効電力量を演算し、表示ドライバ7に
表示を指示する(ステップS20,S25)。
【0043】他方、ステップS15′で、進み力率が発
生している場合には、有効電力パルス信号、無効電力パ
ルス信号に基づいて有効電力量、無効電力量を演算する
上に、これらを用いて皮相電力量も演算し、表示ドライ
バ7にこれらの有効電力量、無効電力量と共に皮相電力
量の表示を指示する(ステップS30,S35)。
【0044】表示ドライバ7はCPU60からの指示を
受け、表示装置9に積算有効電力量と積算無効電力量、
又は積算有効電力量と積算無効電力量と積算皮相電力量
を表示させる。
【0045】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を進めた場合でも電力計測が見逃されるこ
となく行われていることを皮相電力量の表示によって不
正使用者に知らせることができ、不正使用を抑制するこ
とができる。また、夜間に負荷が進み力率になることが
あっても、それを自動的に検出してその間の皮相電力量
を表示し、電力供給の参考に供することができる。
【0046】次に、本発明の電子式電力量計の第4の実
施の形態について説明する。第4の実施の形態の電子式
電力量計の構成は、図1に示した第1の実施の形態と共
通である。ただし、CPU60が図5のフローチャート
に示す演算制御処理を実行する点が異なっている。
【0047】この図5に基づき、第4の実施の形態の動
作を説明する。CPU60は、W/Fコンバータ3から
の有効電力量に比例した周波数のパルス信号、Var/F
コンバータ5からの無効電力量に比例した周波数のパル
ス信号、そして位相検出器8からの位相角信号を入力
し、図5に示すフローチャートの演算処理を周期的に実
行して、有効電力量、無効電力量を演算して表示し、ま
た皮相電力量も演算して有効電力量に合算して表示す
る。
【0048】そのためにまず、有効電力パルス信号、無
効電力パルス信号、そして位相角信号を入力する(ステ
ップS05)。そして、位相角信号から進み力率が発生
しているかどうか判断する(ステップS15′)。
【0049】進み力率が発生していない場合には、有効
電力パルス信号、無効電力パルス信号に基づいて有効電
力量、無効電力量を演算し、表示ドライバ7に表示を指
示する(ステップS20,S25)。
【0050】他方、ステップS15′で、進み力率が発
生している場合には、有効電力パルス信号、無効電力パ
ルス信号に基づいて有効電力量、無効電力量を演算する
上に、これらを用いて皮相電力量も演算する(ステップ
S30)。そして皮相電力量を演算した場合にはそれを
有効電力量に合算し、表示ドライバ7にこれらの有効電
力量と無効電力量との表示を指示する(ステップS3
2,S35)。
【0051】表示ドライバ7はCPU60からの指示を
受け、表示装置9に積算有効電力量と積算無効電力量を
表示させる。
【0052】これにより、不正使用を目的として需要家
が故意に力率を進めた場合でも電力計測を見逃すことな
く行い、しかも有効電力量に合算して表示することがで
き、盗電による損失を防止し、ひいては不正使用を抑制
することができる。
【0053】なお、この表示装置9における表示は、有
効電力量、無効電力量、そして皮相電力量を個別に別窓
に表示するようにしても、1つの表示窓でこれらをサイ
クリックに表示するようにしてもい。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
有効電力量計測手段が計測する有効電力量と無効電力量
計測手段が計測する無効電力量とを用いて、皮相電力量
表示手段が皮相電力量を算出して表示することにより、
不正使用を目的として故意に力率を進ませたり、異常に
遅らせたりした場合でも電力計測が見逃されることなく
行われていることを皮相電力量の表示によって不正使用
者に知らせることができ、不正使用を抑制することがで
きる。また、夜間に負荷が進み力率になったり、力率改
善不足により基準値を超えた遅れ力率になることがあっ
ても、それを自動的に検出してその間の皮相電力量を表
示し、電力供給の参考に供することができる。
【0055】請求項2の発明によれば、力率監視手段が
監視する有効電力の力率が所定値を超えた場合、皮相電
力量表示手段が有効電力量計測手段の計測する有効電力
量と無効電力量計測手段の計測する無効電力量とを用い
て皮相電力量を算出して表示することにより、不正使用
を目的として故意に力率を遅らせた場合でも電力計測が
見逃されることなく行われていることを皮相電力量の表
示によって不正使用者に知らせることができ、不正使用
を抑制することができる。また、力率改善不足により基
準値を超えた遅れ力率になることがあっても、それを自
動的に検出してその間の皮相電力量を表示し、電力供給
の参考に供することができる。
【0056】請求項3の発明によれば、力率監視手段が
監視する有効電力の力率が所定値を超えた場合、皮相電
力量演算手段が有効電力量計測手段の計測する有効電力
量と無効電力量計測手段の計測する無効電力量とを用い
て皮相電力量を算出し、有効電力量表示手段に有効電力
量として通常の有効電力量と合算して表示させることに
より、不正使用を目的として需要家が故意に力率を遅ら
せた場合でも電力計測を見逃すことなく行い、しかも有
効電力量に合算して表示することができ、盗電による損
失を防止し、ひいては不正使用を抑制することができ
る。
【0057】請求項4の発明によれば、力率監視手段が
監視する有効電力の力率が進み力率になった場合、皮相
電力量表示手段が有効電力量計測手段の計測する有効電
力量と無効電力量計測手段の計測する無効電力量とを用
いて皮相電力量を算出して表示することにより、不正使
用を目的として需要家が故意に力率を進めた場合でも電
力計測が見逃されることなく行われていることを皮相電
力量の表示によって不正使用者に知らせることができ、
不正使用を抑制することができる。また、夜間に負荷が
進み力率になることがあっても、それを自動的に検出し
てその間の皮相電力量を表示し、電力供給の参考に供す
ることができる。
【0058】請求項5の発明によれば、力率監視手段が
監視する有効電力の力率が進み力率になった場合、皮相
電力量演算手段が有効電力量計測手段の計測する有効電
力量と無効電力量計測手段の計測する無効電力量とを用
いて皮相電力量を算出し、有効電力量表示手段に有効電
力量として通常の有効電力量と合算して表示させること
により、不正使用を目的として需要家が故意に力率を進
めた場合でも電力計測を見逃すことなく行い、しかも有
効電力量に合算して表示することができ、盗電による損
失を防止し、ひいては不正使用を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるCPUの演
算処理を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるCPUの演
算処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるCPUの演
算処理を示すフローチャート。
【図5】本発明の第4の実施の形態におけるCPUの演
算処理を示すフローチャート。
【図6】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 補助変圧器 2 補助変流器 3 W/Fコンバータ 4 移相器 5 Var/Fコンバータ 7 表示ドライバ 8 位相検出器 9 表示装置 60 CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効電力量を計測する有効電力量計測手
    段と、 無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、 前記有効電力量計測手段の計測する有効電力量と、前記
    無効電力量計測手段の計測する無効電力量とから皮相電
    力量を算出して表示する皮相電力量表示手段とを備えて
    成る電子式電力量計。
  2. 【請求項2】 有効電力量を計測する有効電力量計測手
    段と、 前記有効電力の力率を監視する力率監視手段と、 無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、 前記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が所定
    値を超えた場合に、前記有効電力量計測手段の計測する
    有効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効電
    力量とから皮相電力量を算出して表示する皮相電力量表
    示手段とを備えて成る電子式電力量計。
  3. 【請求項3】 有効電力量を計測する有効電力量計測手
    段と、 前記有効電力量計測手段の計測する有効電力量を表示す
    る有効電力量表示手段と、 前記有効電力の力率を監視する力率監視手段と、 無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、 前記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が所定
    値を超えた場合に、前記有効電力量計測手段の計測する
    有効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効電
    力量とから皮相電力量を算出して前記有効電力量表示手
    段に有効電力量として表示させる皮相電力量演算手段と
    を備えて成る電子式電力量計。
  4. 【請求項4】 有効電力量を計測する有効電力量計測手
    段と、 前記有効電力の力率を監視する力率監視手段と、 無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、 前記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が進み
    力率になった場合に、前記有効電力量計測手段の計測す
    る有効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効
    電力量とから皮相電力量を算出して表示する皮相電力量
    表示手段とを備えて成る電子式電力量計。
  5. 【請求項5】 有効電力量を計測する有効電力量計測手
    段と、 前記有効電力量計測手段の計測する有効電力量を表示す
    る有効電力量表示手段と、 前記有効電力の力率を監視する力率監視手段と、 無効電力量を計測する無効電力量計測手段と、 前記力率監視手段が監視する前記有効電力の力率が進み
    力率になった場合に、前記有効電力量計測手段の計測す
    る有効電力量と前記無効電力量計測手段の計測する無効
    電力量とから皮相電力量を算出して前記有効電力量表示
    手段に有効電力量として表示させる皮相電力量演算手段
    とを備えて成る電子式電力量計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003161745A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Toshiba Corp 電力量料金算出方法および装置
JP2008516354A (ja) * 2004-10-13 2008-05-15 イウサ エス.エー. デ シー.ブイ. 自動エネルギー遮断装置を備えた非接触インテリジェント・カードを使用するエネルギー・メータ用前払いシステム

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JP2008516354A (ja) * 2004-10-13 2008-05-15 イウサ エス.エー. デ シー.ブイ. 自動エネルギー遮断装置を備えた非接触インテリジェント・カードを使用するエネルギー・メータ用前払いシステム

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