JP2000241017A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2000241017A
JP2000241017A JP11044387A JP4438799A JP2000241017A JP 2000241017 A JP2000241017 A JP 2000241017A JP 11044387 A JP11044387 A JP 11044387A JP 4438799 A JP4438799 A JP 4438799A JP 2000241017 A JP2000241017 A JP 2000241017A
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JP
Japan
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fin
heat exchanger
pipes
pipe
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP11044387A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Kuwabara
巧 桑原
Kazuhiro Adachi
和弘 安達
Yoshihisa Urakawa
芳久 浦川
Harumi Ando
治美 安藤
Takehiro Nagatoshi
武弘 永利
Seiichi Shinoda
誠一 篠田
Hiroshi Ishihara
博 石原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2回路用の熱交換器において、プレートフィ
ンの熱変形を防止して耐久性を向上させるとともに、小
型化を実現する。 【解決手段】 燃焼室ドラム22と、燃焼室ドラム22
にロー付けされたプレートフィン23と、このプレート
フィン23を貫通しロー付けして設けられた異なる2つ
の流路を有するフィンパイプ24、25からなる熱交換
器において、前記フィンパイプ24、25は上下に配し
て異なる2つの流路を形成するとともに、前記流路は複
数段で構成し、かつそれぞれの隣接するフィンパイプま
での距離を横方向と縦方向においてそれぞれ等間隔にな
るように配列している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用の給湯や暖
房機器として使用される直圧式石油給湯機の熱交換器の
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な直圧式石油給湯機及びこれに用
いられる熱交換器について図4、図5を用いて説明す
る。図において、1は筐体で、内部に燃焼室ドラム2と
プレートフィン3と複数枚のプレートフィン3を貫通す
る2段の給湯用フィンパイプ4及び風呂用フィンパイプ
5からなる熱交換器6を有し、熱交換器6の下部にはバ
ーナ8が取付られている。燃焼室ドラム2とプレートフ
ィン3と給湯用フィンパイプ4及び風呂用フィンパイプ
5は互いにロー付けされて構成されている。そして、例
えばプレートフィン3は図5に示すように縦横比が42
対58というように横長の長方形の形状とし、ピッチを
3.3mm程度として約67枚程度用いるのが一般的であ
る。また、燃焼ドラム2の大きさは上記プレートフィン
を収納するため、例えば縦×横×奥行の寸法を176×
230×149の大きさとし、横と奥行比は60対40
の横長形状の熱交換器6となっている。7はプレートフ
ィン内部に設けられたバーリング穴でバーナ8で発生す
る燃焼ガスの流れを乱流状態にして2段のフィンパイプ
のうち、特に給湯用フィンパイプ4の効率を高めるよう
している。9は給水口で水道配管に固定されている。1
0は水が流れたことを検出する流量センサーで給水口9
に接続されている。11は給水パイプで、熱交換器6と
流量センサー10を連結している。12は給湯口で、バ
ーナ8の燃焼により熱交換器6でお湯となった水を台所
やふろに供給する出口部分である。13は給湯口12と
熱交換器6を接続する給湯パイプである。14は追い焚
き用回路の戻り側のパイプで、15は往き側のパイプで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直圧式石油給湯機等の
給湯機には、強い給湯シャワー圧の快適さや、製品の小
型化、軽量化による省スペース化が訴求ポイントとして
年々強く求められる傾向にあり、一方では設置場所の省
スペース化、環境問題に配慮した省資源化等の観点から
さらなる製品の小型化が強く要望されている。そして、
製品の大きさを左右する大きな要素として、容積比の大
きな熱交換器の形状をいかに小さくするかが製品の小型
化のポイントとなる。しかしながら、従来の熱交換器の
構成においては、次のような課題を有するものであっ
た。
【0004】すなわち、熱交換器の小型化を実現する必
須の条件として熱交換効率を高める必要があり、その大
きな要素としてプレートフィン面積、フィンパイプ本数
及び設定位置、フィンプレート部での燃焼熱の乱流を発
生させるバーリング位置等がある。それら要素のうち従
来構成においては、特にフィンパイプ本数と設定位置及
びフィンプレート部のバーリング位置がかなり大雑把に
設定されていたために、最適な熱交換効率を確保するこ
とができず、熱交換効率を高めるためにプレートフィン
面積を大きくとる構成となっていた。このプレートフィ
ン面積を大きくとるためには一枚当たりの面積を大きく
とることとプレートフィン枚数を増やすことで可能とな
るが、一枚当たりの面積を大きくすることはプレートフ
ィンの熱的なバランスからある程度の大きさ以上には設
定できないものであった。そこで、プレートフィン枚数
を増やすことにより必要な熱交換効率を確保することに
なるわけであるが、いかにプレートフィンピッチを最適
化してもプレートフィン枚数を増やすことにより熱交換
器が横手方向に長くなってしまう。このような理由で、
製品のさらなる小型化に対応するためには基幹部品とな
る熱交換器の小型化が最大の課題となっていた。さら
に、熱交換器が横手方向に長いために燃焼室ドラムは横
手方向での熱的ひずみが大きという課題も有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決し、製品の小型化
を行うため熱交換器の機能を低下することなく、小型化
を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、燃焼室ドラムと、燃焼室ドラムにロー付け
されたプレートフィンと、このプレートフィンを貫通し
ロー付けして設けられた異なる2つの流路を有するフィ
ンパイプからなり、前記フィンパイプは上下に配して異
なる2つの流路を形成するとともに、前記流路は複数段
で構成し、かつそれぞれの隣接するフィンパイプまでの
距離を横方向と縦方向においてそれぞれ等間隔になるよ
うに配列したものである。
【0007】上記発明によれば、フィンパイプ一本当た
りの熱吸収の面積がほぼ均等にバランス良くなり、一本
当たりの熱効率が上がって熱交換器の小型化が達成でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の熱交換
器は、燃焼室ドラムと、燃焼室ドラムにロー付けされた
プレートフィンと、このプレートフィンを貫通しロー付
けして設けられた異なる2つの流路を有するフィンパイ
プからなり、前記フィンパイプは上下に配して異なる2
つの流路を形成するとともに、前記流路は複数段で構成
し、かつそれぞれの隣接するフィンパイプまでの距離を
横方向と縦方向においてそれぞれ等間隔になるように配
列したものであり、フィンパイプ一本当たりの熱吸収の
面積がほぼ均等にバランス良くなり、一本当たりの熱効
率が上がってプレートフィン枚数を削減し、熱交換器の
横方向の寸法を短縮して小型化を達成できる。
【0009】また、請求項2に記載の熱交換器は、プレ
ートフィンには上下に配した異なるフィンパイプのほぼ
中心位置でかつ、横方向の隣接するフィンパイプ間のほ
ぼ中心位置に横方向の隣接するフィンパイプ間のピッチ
の少なくとも1/3の巾を有する大きさのバーリング穴
を設けたものであり、プレートフィン間を流れる燃焼ガ
スが均一にフィンパイプに沿って流れるようになって、
フィンパイプ一本当たりの熱効率が大幅に向上し、熱交
換器の小型化が達成できるとともに、プレートフィンの
熱変形を矯正して熱ひずみなどによるひずみ音の発生を
防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0011】図1は本発明の熱交換器を直圧式石油給湯
機に用いた全体構成図、図2(a)(b)(c)は熱交
換器を示す図、図3はプレートフィン構成図である。
【0012】図において、21は筐体で、内部に燃焼室
ドラム22とプレートフィン23と複数枚のプレートフ
ィン23を貫通する3段で構成した給湯用フィンパイプ
24と風呂用フィンパイプ25からなる熱交換器26と
を有し、熱交換器26の下部にバーナ28が取付られて
いる。燃焼室ドラム22とプレートフィン23と給湯用
フィンパイプ24と風呂用フィンパイプ25は各々にロ
ー付けされて構成されている。プレートフィン23を貫
通し異なる2つの流路を形成する3段の給湯用フィンパ
イプ24と風呂用フィンパイプ25の配列は、図3に示
すように下段4本、中段4本、上段3本とし、中段4本
をプレートフィン23のほぼ中央部に設定してかつ、横
方向のパイプ間ピッチAは全て同一とし、縦方向のパイ
プ間ピッチBも全て同一になるように配列している。ま
た、横方向のパイプ間にはバーナ28で発生する燃焼ガ
スの流れを乱流状態にして、フィンパイプ24、25に
均一に沿って流すことで効率を高めるようにバーリング
穴27を設けている。そして、このバーリング穴27の
大きさCは実験結果よりパイプ間ピッチAの1/3以上
の巾を有するものが最も効率よくフィンパイプ24、2
5に沿って燃焼ガスが流れることが確認できた。
【0013】そこで、本発明の構成を用いて、少なくと
も従来と同等の熱交換効率を確保した熱交換器を製作す
ると、プレートフィン23は縦×横が129mm×135
mmの大きさで、縦横比が49対51とほぼ1対1の比率
となり、プレートフィン23のピッチを3.3mmにする
と48枚で従来と同等の熱交換効率を確保することがで
きた。そして、熱交換器26は縦×横×奥行が210×
170×137の大きさとなり、横と奥行比は55対4
5となった。
【0014】29は給水口で、水道配管に固定されてい
る。30は水が流れたことを検出する流量センサーで、
給水口に接続されている。31は給水パイプで、熱交換
器26と流量センサー30を連結している。32は給湯
口で、バーナ28の燃焼により熱交換器26でお湯とな
った水を台所やふろに供給する出口部分である。33は
給湯口32と熱交換器26を接続する給湯パイプであ
る。34は追い焚き用回路の戻り側のパイプで、35は
往き側のパイプである。
【0015】次に上記構成における動作について説明す
る。
【0016】給水口29または戻り側パイプ34より給
水されると、熱交換器26の給湯用フィンパイプ24ま
たは風呂用フィンパイプ25に導かれ、複数回の折り返
し経路を経た後、次段の経路に供給され、同様に折り返
し経路を経て、最終段の経路から給湯口32または往き
側パイプ35から熱交換されたお湯が供給される。
【0017】このとき、プレートフィン23に対して上
下に配した3段の給湯用フィンパイプ24と風呂用フィ
ンパイプ25の配列を下段4本、中段4本、上段3本と
し燃焼温度の高い側に多く、かつ横方向と縦方向でのパ
イプ間ピッチAとBがそれぞれ等間隔になるように配列
したことで、フィンパイプ1本当たりの熱吸収の面積が
ほぼ均等になりバランスよく吸熱する。また、バーナ2
8で生じる燃焼ガスがプレートフィン23の間を流れる
とき、給湯用フィンパイプ24と風呂用フィンパイプ2
5に効率よく接触するように内部のプレートフィン23
のバーリング穴27の巾Cをパイプ間ピッチAの1/3
以上の大きさに設定しているので、燃焼ガスの乱流効果
が高まりフィンパイプ1本当たりの熱効率が大幅に上が
る。以上から熱交換器の小型化が達成される。
【0018】また、プレートフィン23に対してフィン
パイプ24、25の配列を横方向と縦方向でそれぞれ等
間隔にし、かつプレートフィン23にバーリング穴27
を設けているので、プレートフィン23の熱変形を矯正
でき、熱ひずみなどによるひずみ音の発生を防止でき
る。さらに、燃焼室ドラム22のプレートフィンのロー
付け部の温度はフィンパイプ24、25の配列を中段に
4本設定、すなわちロー付け部のほぼ中央部に設定した
ことでロー付け部の燃焼室ドラム22の温度を大幅下げ
ることができ耐久的に温度劣化することも防止できる。
【0019】以上のように、従来との構成比較結果にお
いて、熱交換器26の横と奥行比を55対45にしてフ
ィンパイプ24、25を3段とし、プレートフィン23
の縦横比をほぼ1対1にすることが可能となりプレート
フィン23の枚数も48枚となり、従来の熱交換器、す
なわち横と奥行比が60対40のフィンパイプ2段でプ
レートフィンの縦横比が42対58でプレートフィン枚
数が67枚の熱交換器と比較してプレートフィン枚数を
19枚も減らすことが可能となり、容積比でも73%と
大幅に小型化が可能となった。また、熱交換器の横と奥
行比とプレートフィンの縦横比の値を1:1に近ずける
ことで熱的なひずみを均等化することもでき、極めて耐
久性のよい熱交換器構成となっている。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1、2の発明によれ
ば、熱交換器の小型化を達成すると同時にプレートフィ
ンの熱変形を防止、さらには熱交換器全体のひずみレベ
ルも均等化して極めて耐久性の良い熱交換器を提供でき
る。さらに、プレートフィン面積も73%で従来の熱交
換器と比べて省資源化でき、材料コストを大幅に削減す
ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における直圧式石油給湯機の
全体構成図
【図2】(a)同実施例の熱交換器の平面図 (b)同側面図 (c)同正面図
【図3】同熱交換器のプレートフィンの構成図
【図4】従来の直圧式石油給湯機の全体構成図
【図5】同熱交換器のプレートフィンを示す構成図
【符号の説明】
22 燃焼室ドラム 23 プレートフィン 24 給湯用フィンパイプ 25 風呂用フィンパイプ 26 熱交換器 27 バーリング穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦川 芳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安藤 治美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永利 武弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 篠田 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石原 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室ドラムと、燃焼室ドラムにロー付け
    されたプレートフィンと、このプレートフィンを貫通し
    ロー付けして設けられた異なる2つの流路を有するフィ
    ンパイプからなり、前記フィンパイプは上下に配して異
    なる2つの流路を形成するとともに、前記流路は複数段
    で構成し、かつそれぞれの隣接するフィンパイプまでの
    距離を横方向と縦方向においてそれぞれ等間隔になるよ
    うに配列した熱交換器。
  2. 【請求項2】プレートフィンには、上下に配した異なる
    フィンパイプのほぼ中心位置でかつ、横方向の隣接する
    フィンパイプ間のほぼ中心位置に横方向の隣接するフィ
    ンパイプ間のピッチの少なくとも1/3の巾を有する大
    きさのバーリング穴を設けた請求項1記載の熱交換器。
JP11044387A 1999-02-23 1999-02-23 熱交換器 Pending JP2000241017A (ja)

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