JP2000240755A - トルクコンバータのポンプシェル - Google Patents

トルクコンバータのポンプシェル

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JP2000240755A
JP2000240755A JP11045472A JP4547299A JP2000240755A JP 2000240755 A JP2000240755 A JP 2000240755A JP 11045472 A JP11045472 A JP 11045472A JP 4547299 A JP4547299 A JP 4547299A JP 2000240755 A JP2000240755 A JP 2000240755A
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JP
Japan
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flat plate
shell
pump shell
pump
torque converter
Prior art date
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Application number
JP11045472A
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English (en)
Inventor
Akira Yamada
公 山田
Hiroshige Yoshiura
広茂 吉浦
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工数及びコストを可及的に低減するとと
もに製品性能を確保するトルクコンバータのポンプシェ
ルを提供すること。 【解決手段】 中空円筒形状のボス部2aとボス部2a
の外周から径方向外方に向かって延在するシェル部2b
とを有し、フロントカバー3と一体回転可能に取り付け
られシェル部2bの内周面にポンプ羽根4が配設される
トルクコンバータ1のポンプシェル2において、第1平
板13と第1平板13より小面積の第2平板14とを重
ね合わせた状態でロール成形を行うことによりボス部2
aを形成し、第1平板13のみでロール成形を行うこと
によりシェル部2bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
のフロントカバーに取付けられて入力軸と一体回転する
ポンプシェルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているトルクコンバータ
として、例えば特開平9−79345号公報に開示され
るものがある。図3に該公報に開示されるトルクコンバ
ータ21の断面図を示す。このトルクコンバータ21
は、入力軸と連結されるフロントカバー23と、外周端
がフロントカバー23に溶接されて内周面に複数のポン
プ羽根24が取付けられるポンプシェル22と、ポンプ
シェル22とフロントカバー23の間に配設され出力軸
と連結されるタービン26と、タービン26に連結され
タービン26とフロントカバー23との間に配設される
ロックアップクラッチ機構28とを備えている。フロン
トカバー23とポンプシェル22は円筒状を呈するボス
部22aを中心に有し、ボス部22aから外周端に向か
うシェル部22bをボス部22aと別部材で構成してい
る。このような構成のフロントカバー23及びポンプシ
ェル22のシェル部22bは通常はロール成形或いはプ
レス加工にて成型されるが、ポンプシェル22のボス部
22aはオイルポンプ等の駆動手段の入力軸に連結され
る場合があるため、強度を高くすべくシェル部22bと
は別体の部材を鍛造にて成型している。シェル部22b
とボス部22aの成形後に両者は溶接により固定され、
シェル部22bの外周端を溶接してフロントカバー23
とポンプシェル22とを一体回転可能に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような構成のポンプシェルは、シェル部22bとボス部
22aとが別体に構成され、更に各々の成形方法も異な
るためにポンプシェル22の製造工数及びコストが増大
する、という問題がある。
【0004】上記問題を解決するためにポンプシェルを
一度の加工で成形することが考えられるが、この場合に
例えば、1枚の平板をロール成形により加工してポンプ
シェルを成形しようとすると、ボス部が深絞りであるた
めにシェル部よりも板厚が薄くなってしまい、ボス部に
必要な強度が得られない可能性があり製品性能上好まし
くない。また、プレス加工によりシェル部とボス部とを
一度に成形する場合には、深絞り形状に成形するとボス
部の板厚が薄くなってしまうとともに、ボス部の形状を
保持しながらの加工が複雑な工程となってしまい、好ま
しくない。
【0005】また、ボス部の板厚が確保されるように予
め板厚の厚い平板を用いてロール成形或いはプレス加工
すると、深絞り時には所望の板厚を確保することができ
るが、ボス部に伴ってシェル部の板厚も厚くなり重量が
大きくなってしまう。そのためシゴキ成形等でシェル部
の板厚を薄くしなければならず、製造工数及びコストの
低下には繋がらず、好ましくない。
【0006】そこで本発明は、製造工数及びコストを可
及的に低減するとともに製品性能を確保したトルクコン
バータのポンプシェルを提供することを技術的課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、中空円筒形状のボス部とボス部から外周端
に向かって延在するシェル部とを有し、フロントカバー
と一体回転可能に取り付けられシェル部の内周面にポン
プ羽根が配設されるトルクコンバータのポンプシェルで
あって、第1平板と第1平板より小面積の第2平板とを
重ね合わせた状態でロール成形を行うことによりボス部
を形成し、第1平板のみでロール成形を行うことにより
シェル部を形成した。
【0008】本発明によると、一度のロール成形でシェ
ル部とボス部とが加工されるので、従来のポンプシェル
に比べてポンプシェルの製造工数及びコストを低減する
ことができる。ここで、ポンプシェルのボス部は第1平
板と第2平板とを重ねてロール成形したので、入力軸の
回転を伝達するボス部の強度を充分に確保することがで
きる。更に、シェル部は第1平板のみロール成形により
構成されるのでシェル部の重量が増大することもなく、
ポンプシェル全体の重量の増加を防ぐことができる。
【0009】
【実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説
明する。図1は本実施の形態のポンプシェルを用いたト
ルクコンバータ1の断面図である。トルクコンバータ1
は自動車のエンジンと変速機(共に図示せず)の間に配
設され、入力軸側に連結するポンプシェル2及びフロン
トカバー3と、ポンプシェル2の内周面に支持される複
数のポンプ羽根4と、ポンプシェル2とフロントカバー
3によって構成される内部空間内にポンプシェル2と相
対回転可能に配設され、出力軸側と連結する複数のター
ビン羽根5を有するタービン6と、リベット7によりタ
ービン6と連結されタービン6とフロントカバー3の間
に配設されるロックアップクラッチ機構8と、ワンウェ
イクラッチ9を介してケース側の部材10に固定される
ステータ11とを備えている。フロントカバー3の外周
側にはリングギヤ12が取付けられ、リングギヤ12を
介して入力軸の回転がフロントカバー3に伝達される。
入力軸の回転によりポンプ羽根4が回転すると、タービ
ン羽根5が内部空間内に封入されたシリコンオイルの剪
断力を受けてタービン6が回転する。ロックアップクラ
ッチ機構8は、タービン6とロックアップクラッチ機構
8の間の油圧がロックアップクラッチ機構8とフロント
カバー3の間の油圧に対して所定圧以上大きくなると、
ロックアップクラッチ機構8のピストンクラッチ板8a
がフロントカバー3に接触してタービン6をフロントカ
バー3と一体回転させる。尚、ステータ11は入力軸に
対する出力軸の回転数の比(速度比)に応じて回転し、
トルクコンバータ1内のシリコンオイルの流れを整流し
ている。
【0010】本発明の主旨であるポンプシェル2につい
て説明する。図2にポンプシェル2の製造過程の概略図
を示す。ポンプシェル2は中空円筒形状のボス部2aと
ボス部2aから外周端に向かって延在するシェル部2b
とを備えている。図2の破線はポンプシェル2がロール
成形される前の各平板を示しており、ボス部2a及びシ
ェル部2bを形成する第1平板13とボス部2aのみを
形成するとともに第1平板13より小面積の第2平板1
4とを重ね合わせた状態でロール成形装置19によりロ
ール成形することで、実線で示すポンプシェル2を形成
する。
【0011】ロール成形装置19は、ポンプシェル2の
内周形状を呈するマンドレル15と、第1平板13と第
2平板14をマンドレル15に対して押さえつける押さ
え部材16と、マンドレル15に向けて押圧することで
第1平板13と第2平板14をマンドレル15の外周面
形状に成形可能な成形アーム17とを備える。
【0012】マンドレル15は図示しない回転駆動装置
により軸心15Aを回転中心として回転駆動しており、
第1平板13及び第2平板14は押さえ部材16によっ
てマンドレル15に押さえつけられるためマンドレル1
5とともに回転する。
【0013】成形アーム17は、図示しないアーム駆動
装置により第1平板13及び第2平板14の中心から外
周端に向かって第1平板13及び第2平板14をマンド
レル15に押し付けながら駆動する。成形アーム17の
先端には成形アーム17に対して転動可能なローラー1
8が取付けられており、成形アーム17先端のローラー
18が第1平板13又は第2平板14をマンドレル15
に押し付ける際にはローラー18は第1平板13又は第
2平板14の回転に伴って転動する。本実施の形態で
は、成形アーム17の第2平板14への押圧力を調節し
て、ロール成形時にボス部2aにおける第1平板13と
第2平板14とを固設している。これによると、ロール
成形後に第1平板13と第2平板14とを固設するため
の工程が不要になって、製造工数の低減に繋がる。
【0014】このようなロール成形装置19を用いて第
1平板13と第2平板14をロール成形した後に、圧縮
加工等によりポンプシェル2の内周面を塑性変形させて
ポンプ羽根4が取り付けられる凹部2cを形成する。更
にボス部2aの先端を切り落とし、オイルポンプ(図示
せず)の入力軸と連結して一体回転すべくボス部2aを
2面幅に加工してポンプシェル2が完成する。ボス部2
aを2枚の平板13、14でロール成形し、シェル部は
1枚の平板13でロール成形し、しかも1度のロール成
形でボス部2aとシェル部2bとが形成されるので、製
造工数及び製造コストが低減し、ボス部2aの強度を確
保するとともにシェル部の重量の増加を防止し、製品性
能の面からも好適なポンプシェルを提供することが可能
になる。
【0015】成形されたポンプシェル2は、ポンプ羽根
4を凹部2cに取付けて内部空間にロックアップクラッ
チ機構8、タービン6、及びステータ11を配した状態
で外周端部をフロントカバー3の外周端部と溶接にて固
着し、トルクコンバータ1が構成される。
【0016】尚、本実施の形態ではポンプシェル2だけ
でなくフロントカバー3もロール成形により形成してお
り、フロントカバー3の製造工数及び製造コストを低減
している。
【0017】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定される意図はな
く、本発明の主旨に沿った形態のポンプシェルであれば
どのようなものであってもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、一度のロール成形でシ
ェル部とボス部とが加工されるので、従来のポンプシェ
ルに比べてポンプシェルの製造工数及びコストを低減す
ることができる。ここで、ポンプシェルのボス部は複数
枚の板を重ねてロール成形したので、入力軸の回転を伝
達するボス部の強度を充分に確保することができる。更
に、シェル部は1枚の板のロール成形により構成される
のでシェル部の重量が増大することもない。これによ
り、ポンプシェルの製造工数及びコストを低減するとと
もにポンプシェルの重量の増加を防ぐことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のトルクコンバータの断面図であ
る。
【図2】本実施の形態のポンプシェルの製造過程の概略
図である。
【図3】従来のトルクコンバータの断面図である。
【符号の説明】 1・・・トルクコンバータ 2・・・ポン
プシェル 2a・・・ボス部 2b・・・シ
ェル部 3・・・フロントカバー 4・・・ポン
プ羽根 5・・・タービン羽根 6・・・ター
ビン 7・・・リベット 8・・・ロッ
クアップクラッチ機構 9・・・ワンウェイクラッチ 10・・・ケ
ース側の部材 11・・・ステータ 12・・・リ
ングギヤ 13・・・第1平板 14・・・第
2平板 15・・・マンドレル 16・・・押
さえ部材 17・・・成形アーム 18・・・ロ
ーラー 19・・・ロール成形装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒形状のボス部と該ボス部の外周
    から径方向外方に向かって延在するシェル部とを有し、
    フロントカバーと一体回転可能に取り付けられ前記シェ
    ル部の内周面にポンプ羽根が配設されるトルクコンバー
    タのポンプシェルにおいて、 前記ボス部は第1平板と該第1平板より小面積の第2平
    板とを重ね合わせてロール成形により形成され、前記シ
    ェル部は第1平板のみでロール成形により形成されるこ
    とを特徴とするトルクコンバータのポンプシェル。
  2. 【請求項2】 前記第1平板と前記第2平板とはロール
    成型時に互いに相対回転不能に接合されることを特徴と
    する、請求項1のトルクコンバータのポンプシェル。
JP11045472A 1999-02-23 1999-02-23 トルクコンバータのポンプシェル Pending JP2000240755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6769522B2 (en) 2001-12-28 2004-08-03 Exedy Corporation Fluid-type torque transmission device with lockup clutch
CN103256366A (zh) * 2013-01-30 2013-08-21 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种多档位液力变速器的油路系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6769522B2 (en) 2001-12-28 2004-08-03 Exedy Corporation Fluid-type torque transmission device with lockup clutch
CN103256366A (zh) * 2013-01-30 2013-08-21 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种多档位液力变速器的油路系统
CN103256366B (zh) * 2013-01-30 2016-02-10 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种多档位液力变速器的油路系统

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