JP2800010B2 - 駆動円板の成形方法 - Google Patents

駆動円板の成形方法

Info

Publication number
JP2800010B2
JP2800010B2 JP24476488A JP24476488A JP2800010B2 JP 2800010 B2 JP2800010 B2 JP 2800010B2 JP 24476488 A JP24476488 A JP 24476488A JP 24476488 A JP24476488 A JP 24476488A JP 2800010 B2 JP2800010 B2 JP 2800010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
disk
driving
driving disk
front cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24476488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0293153A (ja
Inventor
勉 河野
俊裕 小林
宏昭 前田
義孝 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17123557&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2800010(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP24476488A priority Critical patent/JP2800010B2/ja
Publication of JPH0293153A publication Critical patent/JPH0293153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2800010B2 publication Critical patent/JP2800010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、駆動源のクランク軸とトルクコンバータの
フロントカバー間のトルクを伝達するトルクコンバータ
用の駆動円板の成形方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の駆動円板の技術として実公昭60−3245
7号公報に記載されたものがある。この従来技術による
駆動円板では、芯出し用のサポートと本体との溶接等の
固着位置をクランク軸への固締位置よりも半径方向に内
方に位置させるとともに、芯出し用のサポートの外周縁
を本体に対して剛性をもたせるため前記本体上に形成さ
れた湾曲部よりも半径方向内方に位置させ、この外周縁
部から軸方向に突出する円周壁部にてクランク軸の外周
面と係合させたものであつた。
この従来技術では、芯出し用のサポートと本体上の湾
曲部よりも半径方向内方に位置させることで、前記湾曲
部によつて駆動力の伝達によつて生じる固締部の歪みを
解消させようとしたものであつた。しかし乍ら、前記駆
動円板の湾曲部では駆動力による歪みは解消することが
できるが、クランク軸との締結部で発生する歪みを解消
させることは難しいという問題点を抱えていた。
(発明が解決しようとする課題) そこで、本発明は駆動円板の成形にあたつて、該駆動
円板をクランク軸とトルクコンバータとの穿孔方法を改
良して、駆動円板とクランク軸との締結部の歪み(応
力)が集中するのを防止することを技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段
は、駆動源に連結されるクランク軸の軸端に固定され、
かつトルクコンバータのフロントカバーに固定され前記
クランク軸と一体に回転する駆動円板を成形する成形方
法であって、前記駆動円板の前記フロントカバーとの取
り付け面側から駆動源側に向ってプレス成形することに
より、前記クランク軸に固定する締結穴及び前記フロン
トカバーに固定する締結穴を形成することである。
(作用) 上述の技術的手段を講じたことにより、駆動円板とク
ランク軸との締結部の歪み(応力)の集中を排除させる
ことができるようになつた。
(実施例) 以下、本発明の技術的手段を講じた一実施例につい
て、図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の駆動円板の断面図である。1は駆
動円板本体である。該駆動円板本体1は、円板2とリン
グギア3によつて基本的に構成されている。前記円板2
には、軸線Oに沿つて曲折した立板部4が円周部に形成
されている。前記リングギア3は、前記円板2の立板部
4上に溶接等の適宜接合手段によつて一体的に接合され
ている。5は溶接ビートである。前記リングギア3は図
示しないエンジンスタータに噛合しており、該エンジン
スタータの始動とともに駆動力を駆動円板本体1に伝達
する。6はトルクコンバータのフロントカバーである。
前記駆動円板本体1と前記フロントカバー6は、スペー
サ7によつて適当な間隔を隔てて一体に結合されてい
る。エンジンスタータが始動すると、その駆動力はトル
クコンバータのフロントカバー7に伝達されることにな
る。
円板2には他部材と締結するための複数の締結穴8お
よび9が円板2の面上に穿設されている。以下、この締
結穴8および9について説明する。締結穴8は、駆動円
板本体1とトルクコンバータのフロントカバー6を締結
させるためのものである。同じく締結穴9は、前記駆動
円板本体1とクランク軸とを一体に締結させるためのも
のである。前述の締結穴8は円板上に軸線Oを中心とし
て、複数個穿設されている。同様に、締結穴9も軸線O
を中心として複数個穿設されている。10はクランク軸が
嵌合される嵌合孔である。
曲部11は、駆動円板本体1の軸方向への撓み(クラン
ク軸方向)が発生した場合、その撓み量(応力)を吸収
させるために形成されている。
次に、本発明の円板2のプレス成形方向について説明
する。
駆動円板締結穴8および9の穿設の際には、通常プレ
ス成形が利用される。本発明では締結穴8,9およびクラ
ンク軸の嵌合孔10をプレス成形により打ち抜く際、その
打ち抜きを図面矢印A方向からおこなうこととしたこと
である。
このプレス方法によると、円板2の締結穴8、9及び
嵌合孔10の周縁部には打ち抜きによる図面矢印A方向の
歪みが形成されることになる。円板2の加工後、駆動円
板本体1をクランク軸に取り付けると、取り付けの際に
はクランク軸を原動機側から嵌合孔10に向って取付け、
且つボルト等を原動機側から締結穴9に取付ける場合に
は、締結穴9及び嵌合孔10の周縁部にはクランク軸の取
り付け面からフロントカバー6の取り付け面への方向、
すなわち矢印Aと逆方向のスラスト力が発生する。駆動
円板本体1をクランク軸へ取り付けた後には、前記円板
2の歪みと、クランク軸の嵌合孔10への取り付けにより
発生する矢印Aと逆方向のスラスト力が相殺されて、円
板2の矢印A方向の歪みを抑えることができる。
〔発明の効果〕
本考案を駆動円板に適用させることにより、駆動円板
にはクランク軸の軸心方向の歪みが可及的に少なくなる
ので、駆動円板の作動時に駆動円板とクランク軸との結
合部分に応力が集中することがなくなる。これによつ
て、駆動円板本体の強度を十分に確保することができ、
したがって、駆動円板に加えられる回転トルクが最も大
きいエンジンスタート時であっても駆動円板が過剰に撓
むことがないので、クランク軸の回転トルクを駆動円板
全体に分散することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の駆動円板の断面図である。 駆動円板……1、 フロントカバー……6、 締結穴……8、 締結穴……9。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−283466(JP,A) 実開 昭62−49049(JP,U) 特公 昭59−20407(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 41/24,41/28 B21D 53/86

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源に連結されるクランク軸の軸端に固
    定され、かつトルクコンバータのフロントカバーに固定
    され前記クランク軸と一体に回転する駆動円板を成形す
    る成形方法であって、前記駆動円板の前記フロントカバ
    ーとの取り付け面側から駆動源側に向ってプレス成形す
    ることにより、前記クランク軸に固定する締結穴及び前
    記フロントカバーに固定する締結穴を形成することを特
    徴とする駆動円板の成形方法。
JP24476488A 1988-09-29 1988-09-29 駆動円板の成形方法 Expired - Lifetime JP2800010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24476488A JP2800010B2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29 駆動円板の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24476488A JP2800010B2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29 駆動円板の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0293153A JPH0293153A (ja) 1990-04-03
JP2800010B2 true JP2800010B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=17123557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24476488A Expired - Lifetime JP2800010B2 (ja) 1988-09-29 1988-09-29 駆動円板の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2800010B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19846823C2 (de) 1998-10-10 2002-05-16 Daimler Chrysler Ag Laderaumabdeckung für einen Laderaum eines Kraftfahrzeuges

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0293153A (ja) 1990-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103052829B (zh) 传动板以及传动板的齿圈构件
JP5331996B2 (ja) トルクコンバータのためのタービンシェル及びポンプシェル及び製造方法
JP2598799B2 (ja) 船内外機用カップリング
JP3160165B2 (ja) 車両用ドライブプレート
JPS6212928Y2 (ja)
JP2800010B2 (ja) 駆動円板の成形方法
JP3753191B2 (ja) プロペラシャフトのダイナミックダンパー取付構造
JPH0624603Y2 (ja) トルクコンバ−タのロツクアツプダンパ−
JP3175043B2 (ja) リングギヤ付きトルクコンバータおよびその製造方法
US20030121743A1 (en) Fluid-type torque transmission device with lockup clutch
JP4123705B2 (ja) 自動車用自動変速機のクラッチドラム
JP3056641B2 (ja) 捩り振動低減装置及び組立方法
JPH0633237Y2 (ja) 駆動円板装置
JP5985964B2 (ja) ドライブプレートおよびドライブプレートのリングギヤ部材
JPH064122Y2 (ja) 内燃機関のドライブプレ−ト
JPH1130291A (ja) ダンパー装置及び軸受固定方法
JPH09317847A (ja) 車両用ドライブプレート
JPH0531309Y2 (ja)
JP2695032B2 (ja) ドライブプレートおよびその製造方法
JPH0868450A (ja) 車両用ドライブプレート
JPH0714250U (ja) フライホイール
CN210770024U (zh) 发动机飞轮组件、发动机总成及车辆
JP3531148B2 (ja) クラッチ機構付フライホイール磁石回転子
JPS6120863Y2 (ja)
JPS5929156Y2 (ja) 緩衝クラツチ板のクラツチ・ハブ