JP2009535581A - トルクコンバータの減衰ばね受容部用のタービンブレードの舌状片を使用した固定手段及び固定手段を製造する方法 - Google Patents

トルクコンバータの減衰ばね受容部用のタービンブレードの舌状片を使用した固定手段及び固定手段を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、トーション振動ダンパを備えたトルクコンバータ内に配置されていてタービンブレード(120)とタービンハウジングシェル(130)とばね受容部(140)とを有するタービンアッセンブリにおける固定手段であって、固定手段が、少なくとも1つの第1のブレード舌片(126)を有しており、該第1のブレード舌片(126)はタービンブレード(120)から外方に向かって延びていて、該第1のブレード舌片(126)がタービンハウジングシェル(130)の内部における第1のスリット(132)及びばね受容部(140)の内部における少なくとも1つの第2のスリットに係合するように、配置されている。少なくとも1つの第1のブレード舌片(126)は、該ブレード舌片(126)が少なくとも1つのタービンブレード(120)をばね受容部(140)に対して固定するように、配置されている。また、ばね受容部(140)が内側面(172)及び外側面を有しており、外側面は、該外側面がタービンハウジングシェル(130)と接触するように配置されており、かつ少なくとも1つの第1のブレード舌状片(126)は、該第1のブレード舌状片(126)が内側面(172)と接触するように曲げられる。

Description

本発明は全般的にトルクコンバータに関し、特に、舌状片の使用下におけるトルクコンバータ用のばね受容部を固定並びにばね受容部のための固定手段を製造する方法に関する。
発明の背景
本発明は、全般的に、トルクコンバータの減衰ばね受容部用のタービンブレードの舌状片を使用した固定手段及び、固定手段を製造する方法に関する。従来技術において、トルクコンバータに減衰ばね及び固定手段を設けることは公知である。
公知のようにトルクコンバータは、エンジンから自動車の伝動装置にトルクを伝達するために働く。図1に示された全般的な概略図は、典型的な車両におけるエンジン7とトルクコンバータ10と伝動装置8とディファレンシャル及び車軸アッセンブリ9との間の関係を示している。
図2〜図6には、ポンプ37、タービン38、スタータ39といったトルクコンバータの主構成部材が示されている。ポンプがカバー11に溶接されている場合、トルクコンバータからシールされた室が形成される。カバーは、フレックスプレートと呼ばれる回転軟質斜板(Taumelweichscheibe)41と結合されており、この回転軟質斜板41はエンジン7のクランク軸42にねじ結合されている。カバーは、このカバーに溶接されている複数のウェブ又はピンを使用して、回転軟質斜板41と結合されていることができる。ポンプとカバーとの間における溶接結合部は、トルクをエンジンからポンプに伝達する。従ってポンプは常にエンジン回転数で回転する。ポンプの課題は、この回転運動の使用下で液体を半径方向外側に向かってかつ軸方向でタービンに圧送することにある。従ってポンプとしては遠心ポンプが働き、この遠心ポンプは液体を半径方向の小さな入口から半径方向の大きな出口に圧送し、これにより液体におけるエネルギを高める。伝動装置クラッチ及びトルクコンバータクラッチとを連結するための圧力は、伝動装置における付加的なポンプ、つまりポンプボスによって駆動される付加的なポンプによって供給される。
トルクコンバータ10においては、(時々回転車とも呼ばれる)ポンプと、タービンと、(時々リアクタとも呼ばれる)ステータとによって液体回路が構成される。この液体回路を通して、車両が停車される場合には、エンジンは引き続き回転することができ、ドライバが望んだ場合には、車両を再び加速することができる。伝動装置の減速装置と同様に、トルクコンバータはエンジンのトルクをトルク比によって高める。トルク比は、入力トルクに対する出力トルクの比と同じである。トルク比は、タービン回転点が低い場合又はタービン回転数が0の場合(エンストもしくはストール(Abwuergen)とも呼ばれる)に、最高である。エンジンのストール時におけるトルク比は通常1.8〜2.2の範囲にある。つまり、トルクコンバータの出力トルクは入力トルクの1.8〜2.2倍の大きさである。これに対して出力回転数は入力回転数に比べて著しく小さい。それというのは、タービンは出口と結合されていて、回転せず、これに対して入口はエンジンの回転数で回転するからである。
タービン38は、ポンプ37によって受容された液体エネルギを、車両を駆動するために使用する。タービンのハウジングシェル22はタービンボス19と結合されている。タービンボス19は、伝動装置の駆動軸43にタービンのトルクを伝達するために、キー溝結合を使用する。駆動軸は伝動装置8における歯車及び軸とディファレンシャル9とを介して車両の車輪と結合されている。タービンブレードに衝突する液体の力は、タービンからトルクの形で出力される。軸方向のスラスト軸受31は、液体によって加えられる軸方向力を構成部材から遠ざける。出力トルクが、停止している車両の慣性を克服するのに十分になると、車両は運動し始める。
タービンによって液体エネルギがトルクに変換された後でも、液体はなお残留エネルギを有している。小さな半径方向の流出部44から流出する液体は、通常はポンプの回転方向とは逆向きにポンプ内に流入する。ステータ39は、ポンプを加速すること及びこれによりトルク比を高めることを目的として、液体を変向するために働く。ステータ39はフリーホイール46によってステータ軸45と結合されている。ステータ軸は伝動装置ハウジング47と結合されていて、回転しない。フリーホイール46は、ステータ39が低回転数比において(ポンプがタービンよりも速く回転している場合に)回転させられることを、阻止する。タービンの流出部44からステータ39に流入する液体は、ステータブレード48によって変向され、回転方向においてポンプ37内に流入する。
ブレードの流入角及び流出角、ポンプハウジングシェル及びタービンハウジングシェルの形状、並びにトルクコンバータの全直径は、トルクコンバータの出力パラメータに影響を与える。構成のためには、例えば、エンジンが「空転」(durchdrehen)することなしに、エンジンのトルクを吸収することができる、トルクコンバータの性能、効率及びトルク比のようなパラメータが、重要である。エンジンの空転は、トルクコンバータが極めて小型でポンプがエンジンにブレーキをかけることができないような場合に、発生する。
回転数比が低い場合には、トルクコンバータは満足な状態で作動し、この場合トルクコンバータはエンジンを車両の停止時に回転させ、エンジンのトルクを出力上昇のために高める。高い回転数比の場合には、トルクコンバータはさほど強い影響を及ぼさない。トルクコンバータのトルクは徐々に、約1.8〜2.2の高い値から約1のトルク比へと後退し、タービンの回転数はポンプの回転数に接近する。1のトルク比は接続ポイント(Einkuppelpunkt)と呼ばれる。この瞬間に、ステータに流入する液体はもはや変向される必要がなくなり、ステータにおけるフリーホイールは、液体がポンプ及びタービンと同じ方向で回転することを可能にする。ステータは液体を変向させないので、トルクコンバータの出力トルクは入力トルクと同じである。そして液体回路全体は、一体となって回転する。
トルクコンバータの最大効率は、液体に起因する損失に基づいて92〜93%に制限されている。従って、トルクコンバータの入口を出口で結合して効率をほぼ100%にまで高めるトルクコンバータクラッチ49が使用される。伝動装置制御による指示に従って、クラッチピストンプレート17が操作される。このピストンプレート17はその内径部においてOリング18によってタービンボス19に対してシールされ、かつ外径部においては摩擦材料製のリング51によってカバー11に対してシールされている。これらのシール部材は圧力室を形成し、ピストンプレート17をカバー11に対して押圧する。この機械的な結合によって、トルクコンバータの液体回路は迂回される。
このトルクコンバータクラッチ49の機械的な結合は、エンジンの極めて多くのトルク変動をパワートレーン(Antriebsstrang)に伝達する。パワートレーンは基本的にばね質量系であるので、エンジンのトルク変動は系の共振周波数(Resonanzfrequenz)を励起することができる。走行領域からパワートレーンの共振周波数を移動させるために、ダンパが使用される。このダンパは、系の有効なばね定数を小さくし、これによって共振周波数を減じるために、直列に配置された複数のばね15を有している。
トルクコンバータクラッチ49は一般的に4つの構成部材、つまりピストンプレート17、カバープレート12,16、ばね15及びフランジ13を有している。カバープレート12,16はピストンプレート17から圧縮ばね15にトルクを伝達する。軸方向における受容のために、ばね15の周りにはカバープレートウイング52が形成されている。トルクはピストンプレート17から、リベット結合部を介してカバープレート12,16に伝達される。カバープレート12,16はトルクを、ばね開口の縁部との接触によって、圧縮ばね15に伝達する。両カバープレート12,16は一緒に、ばねの中心軸線の両側においてばねを支持する。ばね力は、フランジにおけるばね開口の縁部との接触によってフランジ13に伝達される。フランジは回転方向において舌状片又はスリットを有していてもよく、このような舌状片又はスリットはカバープレートの一部に係合し、これによってトルクが極めて高い場合に、ばねが極めて強く圧縮されることを阻止する。フランジ13からのトルクは、タービンボス19及び伝動装置の駆動軸43に伝達される。
エネルギ吸収は必要な場合に、しばしばヒステリシスとも呼ばれる摩擦によって生ぜしめられることができる。ヒステリシスは摩擦をダンパプレートの弛緩及びトーションによって摩擦を含んでいるので、ヒステリシスは実際の摩擦トルクの2倍の大きさである。ヒステリシスアッセンブリは一般的に、ダイヤフラムばね(又は皿ばね)14から成っており、このダイヤフラムばねはフランジ13と一方のカバープレート16との間に配置されており、これによってフランジ13を他方のカバープレート12に向かって押圧することができる。ダイヤフラムシェル14によって加えられる力の制御によって、摩擦トルクの大きさをも制御することができる。典型的なヒステリシス値は10〜30Nmの範囲にある。トルクコンバータは、制限された空間にまとめられねばならない多くの部材を有している。この場合軸方向長さは、特に前輪駆動式の車両において、常に最も重要である。かねてから、軸方向長さを小さくするために、トルクコンバータにおける容積を可能な限り良好に使用するという要求が存在していた。そのためには、タービンブレードの舌状片を使用してトルクコンバータの減衰ばね受容部を固定するための手段と、固定手段を製造する方法とが必要であり、この方法は、トルクコンバータの軸方向における移動を減じるために軸方向における空間を節約して使用するものである。
発明の開示
本発明の構成では、トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段において、固定手段が、少なくとも1つの第1のブレード舌状片を有しており、該第1のブレード舌状片はタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第1のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの内部における第1のスリット及びばね受容部の内部における少なくとも1つの第2のスリットに係合するように、配置されている。
少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている。本発明の別の項異性では、受容シェルが内側面及び外側面を有しており、外側面は、該外側面がタービンハウジングシェルと接触するように配置されており、かつ少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片を曲げて内側面と接触させることができるように、配置されている。
本発明の別の構成では、固定手段がさらに少なくとも1つの第2のブレード舌状片を有していて、該第2のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンハウジングシェルがさらに少なくとも1つの第3のスリットを有しており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されている。本発明の別の構成では、固定手段がさらに少なくとも1つの第3のブレード舌状片を有していて、該第3のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンアッセンブリがさらに、少なくとも1つの第4のスリットを備えたタービンコアを有していて、少なくとも1つの第3のブレード舌状片は、該第3のブレード舌状片が少なくとも1つの第4のスリットに係合するように、配置されている。
別の本発明の構成では、トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段において、固定手段が、少なくとも1つの第1のブレード舌状片を有しており、該第1のブレード舌状片が、タービンブレードから外方に向かって延びていて、少なくとも部分的に、タービンハウジングシェルの内部における第1のスリット及びばね受容部の内部における少なくとも1つの第2のスリットに配置されている。
少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている。この発明における別の構成では、受容シェルが内側面及び外側面を有しており、外側面がタービンハウジングシェルと接触しており、かつ少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片が内側面と接触するように、曲げられている。本発明のさらに別の構成では、固定手段がさらに少なくとも1つの第2のブレード舌状片を有していて、該第2のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンハウジングシェルがさらに少なくとも1つの第3のスリットを有しており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片が、少なくとも部分的に、少なくとも1つの第3のスリットの内部に配置されており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されている。本発明の別の構成では、固定手段がさらに少なくとも1つの第3のブレード舌状片を有していて、該第3のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンアッセンブリがさらに、少なくとも1つの第4のスリットを備えたタービンコアを有していて、少なくとも1つの第3のブレード舌状片が、少なくとも部分的に、少なくとも1つの第4のスリット内に配置されている。
さらに別の本発明の構成では、トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段において、固定手段が第1のブレード舌状片と第2のブレード舌状片とを有しており、該第1のブレード舌状片はタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第1のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの内部における第1のスリットに係合するように、配置されており、第2のブレード舌状片はタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第2のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの内部における第2のスリットとばね受容部の内部におけるスリットとに係合するように、配置されている。
第1のタービンブレードは、該第1のタービンブレードが少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されており、第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片がブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている。この発明における別の構成では、ばね受容部が内側面及び外側面を有しており、タービンハウジングシェルが外側面を有しており、ばね受容部の外側面は、該ばね受容部の外側面がタービンハウジングシェルの外側面と接触するように、配置されており、第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの外側面と接触するように曲げられていて、第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片が受容部の内側面と接触するように配置されている。
タービンハウジングシェルのアッセンブリを組み立てるための本発明による方法では、この方法が下記のステップ、すなわち、第1のスリットを通してのタービンブレードの第1の舌状片の導入;ばね受容部におけるスリットを通しての第1の舌状片の導入;ブレードがばね受容部に対して固定されるように行われる、第1の舌状片の加工;というステップを有している。
本発明による方法では、ばね受容部が面を有していて、第1の舌状片の加工がさらに第1の舌状片の屈曲を有していて、これにより第1の舌状片をばね受容部の面に接触させる。本発明の方法ではまた、ブレードが第2の舌状片を有しており、この方法が、タービンハウジングシェルにおける第2のスリットを通しての第2の舌状片の導入と第2の舌状片の加工とを有しており、これによりブレードをタービンハウジングシェルに対して固定する。本発明の方法ではまた、タービンハウジングシェルが面を有していて、第2の舌状片の加工が第2の舌状片の屈曲を有していて、これにより第2の舌状片をタービンハウジングシェルの面と接触させる。本発明の方法ではまた、第2の舌状片の導入後でかつ第1の舌状片の導入前に、ブレードをタービンハウジングシェルろう接又は溶接する。本発明による方法の別の構成では、タービンアッセンブリが、第4のスリットを備えたタービンコアを有し、ブレードが第3の舌状片を有しており、ブレードをタービンコアに固定するために、方法がさらに第4のスリット内への第3の舌状片の導入と第3の舌状片の加工とを有している。本発明による方法のさらに別の構成では、タービンコアがさらに内側面を有していて、第3の舌状片の加工がさらに、第3の舌状片の屈曲を有していて、これにより第3の舌状片を内側面に接触させる。
本発明の課題は、トルクコンバータのためのタービンハウジングシェルとばね受容部とから成るアッセンブリを改良して、トルクコンバータにおいて軸方向において可能な限り小さなスペースしか必要としないアッセンブリを提供することである。
本発明の別の課題は、トルクコンバータにおいて軸方向において可能な限り小さなスペースしか必要としないトルクコンバータ用のアッセンブリを得るために、タービンハウジングシェル及びばね受容部を組み立てる方法を提供することである。
本発明のこれらの課題及びその他の課題並びに利点は、本発明の有利な実施形態に関する以下の記載、図面及び特許請求の範囲の記載から明らかである。
図面の簡単な説明
次に図面を参照しながら本発明の本質及び作用形式について述べる。
図1は、自動車における力の伝達経路を示す概略図であり、
図2は、自動車のエンジンに固定された、従来技術によるトルクコンバータを示す横断面図であり、
図3は、図2に示されたトルクコンバータを、図2の3−3線に沿って断面して示す図であり、
図4は、図2及び図3に示されたトルクコンバータを、図3の4−4線に沿って断面して示す図であり、
図5は、図2に示されたトルクコンバータを分解して右側から見て示す図であり、
図6は、図2に示されたトルクコンバータを分解して左側から見て示す図であり、
図7は、トルクコンバータ用の本発明によるタービンアッセンブリを後ろから見た図であり、
図8は、図7に示されたタービンアッセンブリを示す側面図であり、
図9は、図7に示されたトルクコンバータを、図7の9−9線に沿って断面して示す図である。
発明の詳細な記載
最初に述べておくと、以下においては異なった図面においても、本発明の同一の構造エレメント又は類似の機能を有する構造エレメントに対して、同一符号が使用されている。本発明は、現在有利だと見なされている実施例について記載されるが、本発明は図示の実施例に制限されるものではない。
本発明はまた、図示及び記載の方法、材料及び実施例に制限されるものではなく、本発明の枠内において種々様々な変化実施例が可能である。さらにまた、以下における記載は、特定の実施例に対する説明のために使用されているものであり、本発明の対象領域を制限するものではない。
特に規定されていない場合には、ここで使用される技術的な及び科学的なすべての概念は、本発明の属する技術分野における当業者にとって周知である意味を有している。本発明の実施又はテストのためには、任意の方法、ここに記載されたのと類似又は等価である装置又は材料を使用することができるが、以下においては有利な方法、装置及び材料を記載する。
図7には、トルクコンバータ(図示せず)用の本発明によるタービンアッセンブリ110が背面図で示されている。
図8には、図7に示されたアッセンブリ110が側面図で示されており、図9には、図8の9−9線に沿って断面されたアッセンブリ110の横断面図が示されている。
以下においては図7〜図9を参照しながら説明する。アッセンブリ110は、図9から良く分かるように、本発明によるタービンブレード120を有している。図示の実施例ではブレード120はブレード舌状片124,126を有している。アッセンブリ110はまたタービンハウジング130とばね受容部140とを有している。この実施例ではハウジング130はスリット132,134を有している。図7に示されたブレード舌状片124は、スリット134に向かって方向付けられ、つまりスリット134に整合させられ、該スリット134を貫通している。そしてブレード舌状片124はハウジング130の外側面170に向かって曲げられている。
図8にはさらにばね受容部140が詳しく示されている。図示の実施例では、ばね受容部140は、全周に配置された受容スリット142の2つのグループを有しており、この場合1つのグループは半径方向で見て、他方のグループの半径方向外側に位置している。図示の実施例では各ブレード120は、ばね受容部140の2つの舌状片126を有しており、これらの舌状片126は相応なスリット142に整合させられている。もちろん、本発明によるアッセンブリは、図示されたスリット142及び舌状片126の数及び配置形式に制限されるものではなく、本発明による思想の枠内においてスリット142及び舌状片126のその他の数及び配置形式も可能である。別の実施例では受容部140は4つの減衰ばね144を有しており、これらの減衰ばね144はコイル状にばね受容部140の外縁部146に沿って曲げられて配置されている。本発明はもちろん、受容部140の図示の構成部材に制限されるものでも、受容部140の構成部材の数及び配置形式に制限されるものでもなく、本発明の思想の枠内において、他の構成部材及び構成部材の他の数及び配置形式も可能である。
図9に示された舌状片124は、タービンハウジング130の外側シェルにおけるスリット134を貫いて案内されかつ屈曲されている。舌状片124は例えば、これらの舌状片124がハウジングの外側面170に接触するように曲げられている。もちろん本発明によるアッセンブリは、スリット132,134の図示の数及び配置形式に制限されるものではなく、スリット132,134の他の数及び配置形式も本発明の思想の枠内において可能である。さらにまた、本発明によるアッセンブリにおいて、それぞれのタービンブレードが舌状片124,126を有する必要もない。また、本発明によるアッセンブリにおいて異なったブレード120が、異なった数及び配置形式の舌状片を有することも可能である。
図示の実施例ではタービンハウジング130は、タービンブレード120との結合のために2つのスリット132,134を、シェルの内側もしくは外側に有している。シェルの内側におけるスリット132は、これらのスリット132が受容部の対応するブレード舌状片126に整合させられているように、配置されており、スリット134はしぇる134の外側に、該スリットがシェルのブレード舌状片124に整合させられているように、配置されている。もちろん本発明は、シェルの内側に正確に2つのスリット132を備えかつシェルの外側に正確に1つのスリット134を備えたタービンシェル130に制限されるものではなく、本発明の思想の枠内において内側及び外側のスリットのその他の数及び組合せが可能である。本発明の実施例ではばね受容部140は、このばね受容部140が、タービンシェル130のスリット132に整合させられた受容スリット142を有するように、配置されている。
製造を簡単化するために、ブレード120は図示の実施例では、リング状のタービンコア150のスリット152を貫通案内されるブレード舌状片128を有している。そして舌状片128は、各タービンブレード120をリング状のタービンコア150に固定するように湾曲されている。例えば舌状片は、中央のリングの内側面176に接触するように曲げられている。中央のリング150は、アッセンブリ110を安定化させるために、特にブレード120を安定化させるために働く。図9に示された中央のリング150は対応するタービンブレード120のために、中央のスリット152を有している。このスリット152は、該スリット152がリング状のタービンコアのブレード舌状片128に整合させられるように配置されている。もちろん、本発明の図示の舌状片128及びスリットの数に制限されるものではなく、本発明の思想の枠内において舌状片128及びスリット152の他の数及び配置形式も可能である。また、中央のリング150における舌状片128の固定のために他の手段を使用することも可能である。
舌状片124はそれぞれのスリット134内に配置されかつ屈曲されていて、これらの舌状片124によって、ブレードはタービンハウジングシェル130に固定されている。さらに舌状片126が、受容部のスリット132及びスリット142内に配置されて屈曲されていて、これによりばね受容部140はタービンハウジングシェル130及びブレードと結合されている。これによって中央のリング150とブレード120とタービンハウジングシェル130とばね受容部140とが互いに結合される。
図9には、タービンハウジングシェル130がボスリベット162の使用下でどのようにタービンボス160と結合されているかが示されている。リベット162は、ばね受容部140がこの結合部にまで達する場合に必要であるリベットよりも短い。本発明は、タービンハウジングシェル130とタービンボス160との結合のためにリベットを使用する構成に制限されるものではなく、アッセンブリ200とタービンボス160との結合のためには、従来公知の任意の手段を使用することが可能であり、例えば溶接、かしめ、接着又はプレス嵌めを使用することができる。
また、タービンブレード120、タービンハウジングシェル130、ばね受容部140及び/又は中央のリング150は例えば、ローリング(Walzen)、打抜き及び切断のような技術的に公知のプロセスによって、打ち抜かれた鋼から製造されている。タービンボス160は一般的に、技術的に公知の任意の切削加工や鋳造方法によって、鋼から又は粉末冶金によって製造される。各減衰ばね144はコイル状に巻かれた鋼から製造されている。もちろん、本発明は製造に関して、出発材料としての鋼の使用に制限されるものではない。
また本発明による、トルクコンバータに組み込まれるタービンアッセンブリは、第1のブレード舌状片及び第2のブレード舌状片を備えたタービンブレードと、第1のシェルスリット及び第2のシェルスリットを備えたタービンハウジングシェルと、受容スリットを備えたばね受容部とを有しており、本発明はさらに、タービンハウジングシェル及びばね受容部にタービンシェルを固定するための固定手段を製造する方法に関する。第1のステップにおいて、第1の舌状片は第1のシェルスリットを通して導入される。第2のステップにおいて第1の舌状片は受容スリットを通して導入される。第3のステップにおいて第1の舌状片は、ブレードがばね受容部に対して固定されるように、加工される。ばね受容部は1つの面を有しており、別の実施態様によれば、第1の舌状片は第3のステップにおいて、この第1の舌状片が前記面と接触するように、曲げられる。第4のステップにおいて第2の舌状片は第2のシェルスリットを通して案内され、第5のステップにおいて第2の舌状片は、ブレードがタービンハウジングシェルに対して固定されるように、加工される。別の実施態様では、タービンハウジングシェルが1つの面を有しており、第2の舌状片が第5のステップにおいて、この第2の舌状片が前記面と接触するように曲げられる。
別の実施態様によれば、ブレードは第6のステップにおいて、第2の舌状片の導入後で第1の舌状片の導入前に、タービンハウジングシェルにろう接される。またブレードは、第7のステップにおいて、第2の舌状片の導入後で第1の舌状片の導入前に、タービンハウジングシェルに溶接される。また別の実施形態によれば、アッセンブリは、中央のスリットを備えたタービンコアを有していて、ブレードは第3の舌状片を有している。このような構成では第3の舌状片は第8のステップにおいて中央のスリットに導入され、第9のステップにおいて、ブレードがタービンコアに固定されるように加工される。タービンコアは内面を有しており、この場合第3の舌状片は第9のステップにおいて、この第3の舌状片が内面と接触するように曲げられる。
以下においては、図7〜図9を参照しながら本発明の方法について述べる。上に述べた方法は、タービンハウジングシェル130内へのブレード120の導入、タービンハウジングシェル130とタービンコアリングとの間へのブレード120の導入、タービンコアリング150の中央のスリット152を通しての舌状片128の導入及びタービンハウジングシェル130におけるスリット134を通しての舌状片124の導入を含む。舌状片126はハウジングシェルにおけるスリット132を通して導入される。次いで、ハウジングシェルのブレード舌状片124を面170に向かって折り曲げるため、ひいてはタービンブレード120をタービンハウジングシェル130に固定するために、ローラが舌状片124の上を転動される。別の実施態様では、リング状のコア150のブレード舌状片128を該コア150に向かって折り曲げて、タービンブレード120をリング状のコアに固定するために、ローラがタービンコアのブレード舌状片128の上でも転動させられる。次に、組立て時におけるタービンブレード120、タービンハウジングシェル130及びリング状のコア150の処理もしくは取扱いについて述べる。この処理は例えばろう接、溶接又はレーザ溶接であり、タービンブレード120、タービンハウジングシェル130及びリング状のコア150の処理並びにこれらの部材相互の固定を可能にし、この際に、ばね受容部140の硬度を損なうおそれのある処理プロセスからばね受容部140を解放することができる。もちろん本発明は、リング状のコア150の使用に制限されるものではないが、方法にリングを利用することによって製造は簡単になる。
次いでばね受容部140は、受容部のブレード舌状片126にばね受容部のスリット142を方向付けることによって、かつ受容スリット142を通して受容部のブレード舌状片126を導入することによって固定される。この場合例えばローラが舌状片126の上を転動させられ、これによって舌状片126は受容シェルに向かって屈曲され、そしてリング状のコア150、ブレード120、タービンハウジングシェル130及びばね受容部140は互いに結合される。タービンアッセンブリは、技術的に公知の任意の数のトルクコンバータにおいて使用されることができる。本発明はもちろん、舌状片を曲げるためにローラを使用することに制限されるものではなく、相応な面に舌状片を固定するためには、技術的に公知の任意の手段を使用することができる。
本発明はもちろん、技術的に公知の任意のトルクコンバータに組み込むことが可能であり、特定の寸法、配置形式又は特定の型式のトルクコンバータに制限されるものではない。さらに、本発明におけるばね受容部の効果的な結合形式及び上に述べた方法並びにこれによって生ぜしめられる軸方向においてスペース節減は、技術的に公知の多くのトルクコンバータのために有用である。さらに本発明は、ステータを使用するトルクコンバータにおいて問題なく使用することができる。
以上述べたことから明らかなように、本発明の思想の枠内に含まれている種々様々な変化実施形態が可能であるにもかかわらず、本発明の課題は効果的に解決される。さらにもちろん、上における記載は、単に本発明の具体的な実施例を示すためのものであり、本発明を制限するものではなく、従って、本発明は、本発明の思想の枠を逸脱することなしに、種々様々な実施形態が可能である。
自動車における力の伝達経路を示す概略図である。 自動車のエンジンに固定された、従来技術によるトルクコンバータを示す横断面図である。 図2に示されたトルクコンバータを、図2の3−3線に沿って断面して示す図である。 図2及び図3に示されたトルクコンバータを、図3の4−4線に沿って断面して示す図である。 図2に示されたトルクコンバータを分解して右側から見て示す図である。 図2に示されたトルクコンバータを分解して左側から見て示す図である。 トルクコンバータ用の本発明によるタービンアッセンブリを後ろから見た図である。 図7に示されたタービンアッセンブリを示す側面図である。 図7に示されたトルクコンバータを、図7の9−9線に沿って断面して示す図である。

Claims (21)

  1. トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段であって、
    固定手段が、少なくとも1つの第1のブレードを有しており、該第1のブレードはタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第1のブレードがタービンハウジングシェルの内部における第1のスリット及びばね受容部の内部における少なくとも1つの第2のスリットに係合するように、配置されていることを特徴とする固定手段。
  2. 少なくとも1つの第1のタービンブレードは、該タービンブレードが少なくとも1つのブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている、請求項1記載の固定手段。
  3. 受容シェルが内側面及び外側面を有しており、外側面は、該外側面がタービンハウジングシェルと接触するように配置されており、かつ少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片を曲げて内側面と接触させることができるように、配置されている、請求項2記載の固定手段。
  4. 固定手段がさらに少なくとも1つの第2のブレード舌状片を有していて、該第2のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンハウジングシェルがさらに少なくとも1つの第3のスリットを有しており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されている、請求項1記載の固定手段。
  5. 固定手段がさらに少なくとも1つの第3のブレード舌状片を有していて、該第3のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンアッセンブリがさらに、少なくとも1つの第4のスリットを備えたタービンコアを有していて、少なくとも1つの第3のブレード舌状片は、該第3のブレード舌状片が少なくとも1つの第4のスリットに係合するように、配置されている、請求項1記載の固定手段。
  6. トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段であって、
    固定手段が、少なくとも1つの第1のブレードを有しており、該第1のブレードが、タービンブレードから外方に向かって延びていて、少なくとも部分的に、タービンハウジングシェルの内部における第1のスリット及びばね受容部の内部における少なくとも1つの第2のスリットに配置されていることを特徴とする固定手段。
  7. 少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている、請求項6記載の固定手段。
  8. 受容シェルが内側面及び外側面を有しており、外側面がタービンハウジングシェルと接触しており、かつ少なくとも1つの第1のブレード舌状片は、該第1のブレード舌状片が内側面と接触するように、曲げられている、請求項7記載の固定手段。
  9. 固定手段がさらに少なくとも1つの第2のブレード舌状片を有していて、該第2のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンハウジングシェルがさらに少なくとも1つの第3のスリットを有しており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片が、少なくとも部分的に、少なくとも1つの第3のスリットの内部に配置されており、少なくとも1つの第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片が少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されている、請求項6記載の固定手段。
  10. 固定手段がさらに少なくとも1つの第3のブレード舌状片を有していて、該第3のブレード舌状片がタービンブレードから外方に向かって延びており、タービンアッセンブリがさらに、少なくとも1つの第4のスリットを備えたタービンコアを有していて、少なくとも1つの第3のブレード舌状片が、少なくとも部分的に、少なくとも1つの第4のスリット内に配置されている、請求項6記載の固定手段。
  11. トルクコンバータ内に配置されていてタービンブレードとタービンハウジングシェルとばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段であって、
    固定手段が第1のブレード舌状片と第2のブレード舌状片とを有しており、該第1のブレード舌状片はタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第1のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの内部における第1のスリットに係合するように、配置されており、
    第2のブレード舌状片はタービンブレードから外方に向かって延びていて、該第2のブレード舌状片がタービンハウジングシェルの内部における第2のスリットとばね受容部の内部におけるスリットとに係合するように、配置されていることを特徴とする固定手段。
  12. 第1のタービンブレードは、該第1のタービンブレードが少なくとも1つのブレードをタービンハウジングシェルに対して固定するように、配置されており、第2のブレード舌状片は、該第2のブレード舌状片がブレードをばね受容部に対して固定するように、配置されている、請求項11記載の固定手段。
  13. ばね受容部が内側面及び外側面を有しており、タービンハウジングシェルが外側面を有しており、ばね受容部の外側面は、該ばね受容部の外側面がタービンハウジングシェルの外側面と接触するように、配置されており、第1の舌状片は、該第1の舌状片を曲げてばね受容部の内側面と接触させることができるように、配置されている、請求項12記載の固定手段。
  14. トルクコンバータ内に配置されていて、第1及び第2のブレード舌状片を備えたタービンブレードと、第1及び第2のシェルスリットを備えたタービンハウジングシェルと、受容スリットを備えたばね受容部とを有するタービンアッセンブリにおいて、タービンブレードをタービンハウジングシェル及びばね受容部に固定するための固定手段を、製造する方法であって、
    方法が下記のステップ、すなわち、
    第1のシェルスリットを通しての第1の舌状片の導入;
    受容スリットを通しての第1の舌状片の導入;
    ブレードがばね受容部に対して固定されるように行われる、第1の舌状片の加工;
    というステップを有していることを特徴とする、固定手段を製造する方法。
  15. ばね受容部が面を有していて、第1の舌状片の加工がさらに第1の舌状片の屈曲を有していて、これにより第1の舌状片をばね受容部の面に接触させる、請求項14記載の方法。
  16. 方法が、第2のシェルスリットへの第2の舌状片の導入と第2の舌状片の加工とを有しており、これにより第2のブレードをタービンハウジングシェルに対して固定する、請求項14記載の方法。
  17. タービンハウジングシェルが外側面を有していて、第2の舌状片の加工がさらに第2の舌状片の屈曲を有していて、これにより第2の舌状片を外側面と接触させる、請求項16記載の方法。
  18. 方法がさらに、第2の舌状片の導入後でかつ第1の舌状片の導入前に行われる、タービンハウジングシェルへのブレードのろう接を有している、請求項16記載の方法。
  19. 方法がさらに、第2の舌状片の導入後でかつ第1の舌状片の導入前に行われる、タービンハウジングシェルへのブレードの溶接を有している、請求項16記載の方法。
  20. タービンアッセンブリがさらに、タービンコアスリットを備えたタービンコアを有し、ブレードがさらに第3の舌状片を有しており、ブレードをタービンコアに固定するために、方法がさらにタービンコアスリット内への第3の舌状片の導入と第3の舌状片の加工とを有している、請求項14記載の方法。
  21. タービンコアがさらに内側面を有していて、第3の舌状片の加工がさらに、第3の舌状片の屈曲を有していて、これにより第3の舌状片を内側面に接触させる、請求項20記載の方法。
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