JP2000240090A - 作業車両の作業機装置 - Google Patents

作業車両の作業機装置

Info

Publication number
JP2000240090A
JP2000240090A JP11045356A JP4535699A JP2000240090A JP 2000240090 A JP2000240090 A JP 2000240090A JP 11045356 A JP11045356 A JP 11045356A JP 4535699 A JP4535699 A JP 4535699A JP 2000240090 A JP2000240090 A JP 2000240090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
weight
plate
earth
working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11045356A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fujiwara
康夫 藤原
Shinji Hirose
伸二 広瀬
Hisao Asada
久夫 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP11045356A priority Critical patent/JP2000240090A/ja
Publication of JP2000240090A publication Critical patent/JP2000240090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車両の作業機の支持フレームを交換する
だけで、作業車両の重量を増加させ、作業車両の重心位
置を適正にして作業量を増大した作業車両を提供する。 【解決手段】 作業機23,32を中空の作業機支持フ
レーム21a,21b,31で支持する作業車両の作業
機装置において、少なくともいずれかの作業機支持フレ
ーム21a,21b,31の中空内部に長手方向に沿っ
て金属材料の棒状ウエイト40aを装着したことを特徴
とする作業車両の作業機装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両の作業機
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業装置を備えた作業車両では、その作
業車両全体の重量や重心位置が特に重要な場合がある。
図1に示すような車両の前部に排土装置20を備え、後
部にはリッパ装置30を備えたブルドーザ10のような
作業車両では排土装置20で土を削るような土工作業を
行うが、車両全体の重量が不足すると、土を排土装置2
0が削る場合の反力が少なくなってしまう。そのため、
排土装置20を排土板用リフトシリンダ24a,24b
で押し下げると車体前方が浮き上がってしまい排土装置
20が土に食い込まず、また、走行装置25もスリップ
を起こして排土装置20を押す力が少なくなり、削れる
土の量は少なくなってしまう。従って、ブルドーザの排
土装置20による作業量を決める要因の1つはその車両
全体の重量で決まってしまうことになる。また、同様に
リッパ装置30で掘削作業を行う場合でも、車両全体の
重量が少ないとリッパ装置30で掘削できる深さも少な
くなってしまう。従って、同様に、ブルドーザ10のリ
ッパ装置30による作業量もその車両全体の重量で決ま
ってしまうことになる。つまり、一台のブルドーザでは
その車両重量によって決まってしまう作業量以上の作業
量を出すことは不可能である。
【0003】一方、排土装置20で土を削る場合には排
土装置20が土を削る際に上方へ持上げられる力が生ず
るが、その力を受けるためには車両全体の重心位置はな
るべく前部で排土装置20に近い方が有利で、その分排
土装置20は土に食い込む量が多くなるので、作業量も
多くなる。しかし、車両全体の重心位置は車両の設計に
よって決まってしまうので、その車両によって可能な能
力以上の掘削力を必要とする作業はできず、排土装置2
0の作業量はその車両全体の重心位置によっても決まっ
てしまう。また、同様にリッパ装置30で掘削を行うと
きにもリッパ装置30は上方へ持上げられる力を受ける
ので、その力を受けるためには車両全体の重心位置はな
るべく車両の後部でリッパに近い方が有利で、その分リ
ッパ装置30が掘削する深さが深くなり、作業量も多く
なる。しかし、車両の重心位置は車両の設計によって決
まってしまうので、その車両によって可能な能力以上の
掘削力を必要とする作業はできず、リッパの作業量はそ
の車両の重心位置によっても決まってしまう。つまり、
現場で作業量を増やしたいと思っても、ブルドーザの重
量や重心位置は決まってしまっているので、如何ともし
難いことになる。
【0004】この問題を解決するために、例えば図9に
示す特公昭60−20535号公報に記載されているよ
うなブルドーザ2の排土板6の後面に流動物の収容槽8
を配設し、ブルドーザ2の後部にも流動物の収容槽14
aを配設し、作業内容に応じて、図9の斜線部に示すよ
うに、それらの収容槽8,14aから流動物を排土板の
支持フレーム4a内に移動してブルドーザ2の重心位置
を変えられるようにした装置が有る。このような装置で
あれば、確かに車両の重心位置を変えて排土板6の掘削
力をさらに上げて、作業量を増大させることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業車両においては、以下の問題がある。 (1)特公昭60−20535号公報に開示されている
装置では、実質的には、金属に比べ比重の少ない流動物
を用いて重心を移動させなければならないので、重心の
移動を大きくするには流動物の量は相当多くしなければ
ならず、その収容槽8,14aも巨大なものとなってし
まい、実用的ではない。また、流動物が排土板の支持フ
レーム4aから流れ出ないようにしなければならず、本
来支持フレーム4aは流体容器ではないのに流動物が流
れ出ないような密封性が要求され製作が面倒になる。ま
た、流動物が流れ出た場合には、現場が汚染されたり、
車両が汚れてしまう。
【0006】(2)また、前記の装置を使わないで作業
量を増やすには、ブルドーザ10の台数を増やしたり、
車格の大きな、つまり、作業能力の大きなブルドーザに
変更することが考えられるが、ブルドーザ10は作業車
両の中でも高価な機械であり、作業量を増やそうとして
生産計画を立てても、簡単に車両の数を増やしたり、車
格の大きなブルドーザに変更するわけにはいかない。
【0007】車両のメーカとしてもこのようなユーザの
要望にこたえるためには、何種類もの作業能力にあわせ
て異なった車両重量や異なった重心位置を持つ作業車両
を準備しなければならなくなり、その開発コストは膨大
なものになり、従って、作業車両の価格が上昇してしま
うことになる。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、安価に、かつ、容易に、作業能力に合わ
せて作業車両の重量及び重心位置を適正に調整して作業
量を増大した作業車両の作業装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、作業機
を中空の作業機支持フレームで支持する作業車両の作業
機装置において、少なくともいずれかの作業機支持フレ
ームの中空内部に長手方向に沿って金属材料の棒状ウエ
イトを装着した構成としている。
【0010】請求項1に記載の発明によると、中空内部
に棒状ウエイトを設けた排土板支持フレームを装着した
作業車両であるブルドーザの重心位置は、中空内部に棒
状ウエイトを設けない排土板支持フレームを装着したも
のに比べて、車両の前方、すなわち、排土板に近づくこ
とになる。さらに、排土板支持フレームの中空内部の長
手方向で、車両前後方向に棒状ウエイトの位置を調整で
きるので、重心位置の調整が容易で、棒状ウエイトウエ
イトの位置を前側にすれば重心位置は、一層、排土板に
近づくことになる。また、車両全体の重量も内部に棒状
ウエイトを設けない排土板支持フレームを装着したもの
に比べて、増加する。従って、このような内部に棒状ウ
エイトを設けた排土板支持フレームを装着した作業車両
であるブルドーザによって、土の掘削作業を行うと、排
土装置が土を掘削するときに受ける上方への力に対する
反力が大きくなり、排土装置がより深く土に食い込むの
で掘削量が増すことになり、また、走行装置も地面から
浮き上がって履帯がスリップすることなく駆動力が十分
作用して作業量が増大する。
【0011】また、ブルドーザの下部にある排土板支持
フレームの内部に棒状ウエイトを設けているので、この
ような排土板支持フレームを装着した作業車両であるブ
ルドーザの重心はさらに低くなり、特に、作業車両が左
右方向に傾くような傾斜地での作業時の安定性が増す。
【0012】つまり、作業車両であるブルドーザの内、
排土板支持フレームを内部に棒状ウエイトを設けた排土
板支持フレームに交換するだけで、そのクラスより上の
作業能力を持つ作業車両であるブルドーザを提供するこ
とが出来る。
【0013】また、排土板支持フレームを内部に棒状ウ
エイトを設けた排土板支持フレームに交換したブルドー
ザはその作業性能は上がっても車両全体の外形寸法は何
ら変わらないため、作業車両を輸送する場合でも、排土
板支持フレームを交換する前と同じトレーラを使用する
ことが出来るし、ブルドーザの保管場所の広さも、排土
板支持フレームを交換する前と同じ従来のままで良い。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、棒状ウエイトを鋼材とした構成としている。
【0015】請求項2に記載の発明によると、請求項1
の作用及び効果に加えて内部に棒状ウエイトを設けた排
土板支持を長時間の作業に使用して摩耗や破損がひどく
なり交換するにしても、内部の棒状ウエイトは鋼材であ
るため、くず鉄として処理でき、リサイクルがしやす
い。
【0016】又、コンクリートや、油、水等の一般流動
物材料より高比重であり、少ない容積で高重量のウエイ
トとなし得る。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、鋼材の棒状ウエイトを作業機支持
フレームを構成する部材の少なくとも一つに固着した構
成としている。
【0018】請求項3に記載の発明によると、請求項1
又は2記載の発明の作用及び効果に加えて、排土板支持
フレームの中空内部に設ける棒状ウエイトを排土板支持
フレームを構成する部材の下面板、外側板、内側板、上
面板の少なくとも一つに固着したので、排土板支持フレ
ームの剛性を高くすることができる。また、棒状ウエイ
トを排土板支持フレームを構成する部材に固着するだけ
なので製作が容易である。また、棒状ウエイトが固定さ
れるので、支持フレーム内で転動して、騒音を発生する
こともない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図を参照しながら説明する。
【0020】図1〜6に基づいて実施形態を説明する。
以下の説明では、図1の左側を車両の前方、図1の上側
を車両の上方、図1の手前側を車両の左方として説明す
る。図1は作業車両としてのブルドーザ10の全体を示
した図である。走行装置25を備えたブルドーザ10の
前部には排土装置20を備え、後部には掘削を行うリッ
パ装置30を備えている。排土装置20は図2に示すよ
うに、作業機である排土板23を備え、その排土板23
の車両左右方向の両端下部には排土板支持フレーム21
a,21bの一端が連結され、排土板23の両端上部と
排土板支持フレーム21a,21bとはブレース22
a,22bと連結され、排土板23の車両左右方向の中
央下部と排土板支持フレーム21a,21bとはアーム
23a,23bと連結されて構成されている。排土板支
持フレーム21a,21bの他端はブルドーザ10の車
体本体11の走行装置25に回動自在に枢着されてい
る。そして、排土装置20は車体本体11に備えられた
左右一対の排土板用リフトシリンダ24a,24bが伸
縮することにより上下に動くようになっている。
【0021】ところで、排土装置20は土を削る作業を
行うので、排土板23や排土板支持フレーム21a,2
1b自体は使用時間に伴って土砂とこすれることにより
摩耗していったり、時には硬い岩盤を削ることにより、
変形破損が生じることもある。従って、時には排土装置
20は補修や交換を行わなければならない。
【0022】また、排土作業では固い岩盤を削る作業か
ら、比較的比重の少ない土砂などの移動作業まで、排土
装置20に加わる負荷はさまざまであり、その作業内容
に適した排土装置20が準備されている。岩盤を削る作
業の場合は排土板23は車体左右方向での長さが短く、
上下方向の長さも短いものが使用され、砂などの移動作
業では排土板23は車体左右方向での長さが長く、上下
方向の長さも長いものが使用される。つまり、作業に応
じて、車両本体はそのままで、排土装置をその作業に適
したものに交換することが行われる。
【0023】そのために、排土板支持フレーム21a,
21bの車両本体や排土板23との連結個所は少なくし
ており交換は容易に出来るようになっている。
【0024】本発明はその点に着目して、排土板支持フ
レーム21a,21bを交換することにより、車両全体
の重心位置及び重量を変更できるようにしたものであ
る。
【0025】図3〜6に示すのは排土板支持フレーム2
1aの構造の詳細である。排土板支持フレーム21bに
ついては排土板支持フレーム21aとは形状が車両の左
右方向で対称になっていることのみ異なり、その他は同
一なので説明は省略する。図3は排土板支持フレーム2
1aの平面より見た図であり、図4は排土板支持フレー
ム21aの側面より見た図である。図5は図4のAA断
面の部分拡大図である。図6は図4のBB断面の部分拡
大図である。
【0026】排土板支持フレーム21aは下面板211
a、外側板212a、内側板213a、上面板214a
を図6に示すように、長手方向直角断面が矩形の箱形断
面になるように固着して構成して内部を中空とし、その
一端に排土板23との接続用のブラケット215aを、
他端に車体本体の走行装置25との接続用ブラケット2
16aを、内側板213aにアーム23aとの接続用ブ
ラケット218aを、上面板214aにブレース22a
との接続用ブラケット217aを、それぞれ固着して構
成している。
【0027】そして、図5,6に示すように排土板支持
フレーム21aの中空内部の長手方向で、車両前後方向
の前部の下面板211aの上面に断面矩形状の棒状ウエ
イト40aが重量調整用のウエイトとして装着されてい
る。装着方法は図示のWのように溶接でも良いし、ボル
トなどで固定しても良い。また、棒状ウエイト40aは
図示のように一本でも良いし、複数に分割したものでも
良い。棒状ウエイト40aの固着部は排土板支持フレー
ム21aの内部であれば、下面板211a、外側板21
2a、内側板213a、上面板214aの一面でも、そ
れぞれの下面板211a、外側板212a、内側板21
3a、上面板214aにまたがっても良い。例えば、他
の実施例として図7に示すように、棒状ウエイト40a
を下面板211aと外側板212aとにまたがって固着
して排土板支持フレーム21aの内部に設けても良い
し、他の実施例として図8に示すように棒状ウエイト4
0aを外側板212aと内側板213aとに固着して排
土板支持フレーム21aの内部に設けても良い。棒状ウ
エイトの形状も、断面形状は円形でも多角形でも良い
し、長手方向の形状も矩形でも異形でも、排土板支持フ
レーム21aの内部形状に合わせても良い。棒状ウエイ
トの材質は鋼材、鉛などの比重の大きい金属材料、価格
が低く強度が低級な鋼材など必要な重量を確保できるも
のがより望ましい。排土板支持フレーム21bについて
は排土板支持フレーム21aとは形状が車両の左右方向
で対称になっていることのみ異なり、その他は同一なの
で棒状ウエイト40aをそのまま使用することも出来
る。また、図3〜5の実施例では前端中空部近傍から、
ほぼ中央位置に配置してあるが、必要が有れば、排土板
支持フレーム21a,21bの内部には棒状ウエイト4
0aと異なった寸法形状の棒状ウエイトを設けて重心位
置及び重量を調整しても良い。さらに、必要が有れば、
排土板支持フレーム21a,21bの内部の長手方向全
長に渡って棒状ウエイト40aを設けても良いし、排土
板支持フレーム21a,21bの中空内部の長手方向の
直角断面の全体にわたる断面面積の棒状ウエイト40a
を設けても良い。
【0028】実施形態の作用について説明する。内部に
ウエイトとして棒状ウエイト40aを設けた排土板支持
フレーム21a,21bを装着した作業車両であるブル
ドーザ10の重心位置は、内部に棒状ウエイト40aを
設けない排土板支持フレームを装着したものに比べて、
車両の前部、すなわち、排土板23に近づくことにな
る。このようにしてウエイトの装着位置を調整すること
により、車両全体の重心位置と重量を調整できるので、
作業能力に合わせた排土装置をアタッチメントとして準
備できる。これにより、車両本体はそのままで、作業能
力を容易に大きくできる。また、車両全体の重量も内部
に棒状ウエイト40aを設けない排土板支持フレームを
装着したものに比べて、増加する。従って、このような
内部に棒状ウエイト40aを設けた排土板支持フレーム
21a,21bを装着した作業車両であるブルドーザ1
0によって、土の掘削作業を行うと、排土装置20が土
を掘削するときに受ける上方への力に対する反力が大き
くなり、排土装置20がより深く土に食い込むので掘削
量が増すことになり、また、走行装置25も前方が地面
から浮き上がって履帯がスリップすることなく駆動力が
十分作用して作業量が増大する。
【0029】また、ブルドーザ10の下部にある排土板
支持フレーム21a,21bの内部にウエイトとして棒
状ウエイト40aを設けているので、このような排土板
支持フレーム21a,21bを装着した作業車両である
ブルドーザ10の重心はさらに低くなり、特に、作業車
両が左右方向に傾くような傾斜地での作業時の安定性が
増す。
【0030】つまり、作業車両であるブルドーザ10の
内、排土板支持フレームを内部に棒状ウエイト40aを
設けた排土板支持フレーム21a,21bに交換するだ
けで、そのクラスより上の作業能力を持つ高価なブルド
ーザと同等の性能を持つ作業車両であるブルドーザを提
供することが出来る。
【0031】また、排土板支持フレームを内部に棒状ウ
エイト40aを設けた排土板支持フレーム21a,21
bに交換したブルドーザはその作業性能は上がっても車
両全体の外形寸法は何ら変わらないため、作業車両を輸
送する場合でも、排土板支持フレーム21a,21bを
交換する前と同じトレーラを使用することが出来るし、
ブルドーザの保管場所の広さも、排土板支持フレーム2
1a,21bを交換する前と同じ従来のままで良い。
【0032】内部に棒状ウエイト40aを設けた排土板
支持フレーム21a,21bは長時間の作業に使用して
摩耗や破損がひどくなり交換するにしても、排土板支持
フレーム21a,21bの内部の棒状ウエイト40aは
鋼材や鉛などの金属材料であるためリサイクルがしやす
い。特に、内部の棒状ウエイト40aが鋼材の場合には
くず鉄として処理できるので、一層リサイクルがしやす
い。
【0033】排土板支持フレーム21a,21bは一種
類でも、その内部に設ける棒状ウエイト40aの寸法形
状や材質を変えることにより、何種類もの重心位置や重
量の排土板支持フレームを準備できる。つまり、何種
類、排土板支持フレーム21a,21bがあってもその
内部に設ける棒状ウエイト以外は部品の共通化が図れコ
ストが低下する。 また、岩盤掘削用の排土装置や土砂
運搬用の排土装置に対しても排土板支持フレーム21
a,21bの内部に設ける棒状ウエイト40aの寸法形
状や材質を変えることにより、排土板23、ブレース2
2a,22b、アーム23a,23b,排土板支持フレ
ーム21a,21bは共通でありながら、何種類もの重
心位置や重量の排土装置を準備できる。
【0034】排土板支持フレーム21a,21bの内部
に設ける棒状ウエイト40aを排土板支持フレーム21
a,21bを構成する部材の下面板211a、外側板2
12a、内側板213a、上面板214aの少なくとも
一つに固着したので、排土板支持フレーム21a,21
bの剛性を高くすることができる。また、棒状ウエイト
40aを排土板支持フレーム21a,21bを構成する
部材に固着するだけなので製作が容易である。
【0035】また、ブルドーザ10の後部にはリッパ装
置30があり、リッパ装置30の作業機であるリッパ3
2を支持するリッパ支持フレーム31も中空の断面箱型
形状をなしているので、本発明をリッパ支持フレーム3
1にも応用してリッパ支持フレームの内部にウエイトと
して棒状ウエイト40aを設ければ、ブルドーザ10の
重心位置はリッパ装置30側に寄り、ブルドーザの車両
重量も増加するので、リッパ32の掘削する力が増大
し、作業量が増すので、排土装置20に本発明を応用し
た前記と、同様の作用および効果が得られられることは
言うまでもない。
【0036】さらに、本発明の実施形態の一例として、
ブルドーザに本発明を適用した例により、説明したが、
作業機を支持する中空のフレームを備えた作業車両で、
その作業機支持フレームの内部空間にウエイトを設けて
作業車両の重心位置や重量を調整できるものであれば本
発明を適用できることも言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両であるブルドーザを示す全体図であ
る。
【図2】本発明の排土装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の排土板支持フレームの平面図である。
【図4】本発明の排土板支持フレームの側面図である。
【図5】本発明の排土板支持フレームの内部構造を示す
図4のAA断面の部分拡大図である。
【図6】本発明の排土板支持フレームの内部構造を示す
図4のBB断面の部分拡大図である。
【図7】本発明の排土板支持フレームの内部構造の他の
例を示す図4のBB断面の部分拡大図である。
【図8】本発明の排土板支持フレームの内部構造の他の
例を示す図4のBB断面の部分拡大図である。
【図9】従来の重心位置を変えられるようにした装置を
備えたブルドーザの全体図である。
【符号の説明】
2,10…ブルドーザ、20…排土装置。30…リッパ
装置、21a,21b…排土板支持フレーム、31…リ
ッパ支持フレーム、23…排土板、40a…棒状ウエイ
ト、211a…下面板、212a…外側板、213a…
内面板、214a…上面板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機(23,32)を中空の作業機支持フレ
    ーム(21a,21b,31)で支持する作業車両の作業機装置にお
    いて、少なくともいずれかの作業機支持フレーム(21a,2
    1b,31)の中空内部に長手方向に沿って金属材料の棒状ウ
    エイト(40a)を装着したことを特徴とする作業車両の作
    業機装置。
  2. 【請求項2】 棒状ウエイト(40a)は鋼材であることを
    特徴とする請求項1記載の作業車両の作業機装置。
  3. 【請求項3】 鋼材の棒状ウエイト(40a)を作業機支持
    フレーム(21a,21b,31)を構成する部材の少なくとも一つ
    に固着して設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の作業車両の作業機装置。
JP11045356A 1999-02-23 1999-02-23 作業車両の作業機装置 Pending JP2000240090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11045356A JP2000240090A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 作業車両の作業機装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11045356A JP2000240090A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 作業車両の作業機装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000240090A true JP2000240090A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12717014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11045356A Pending JP2000240090A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 作業車両の作業機装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000240090A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1462577A2 (en) * 2003-03-27 2004-09-29 J.C. Bamford Excavators Limited Earthmoving blade and mounting apparatus
CN109797793A (zh) * 2019-03-04 2019-05-24 山推工程机械股份有限公司 一种推土机重心调节方法及推土机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1462577A2 (en) * 2003-03-27 2004-09-29 J.C. Bamford Excavators Limited Earthmoving blade and mounting apparatus
EP1462577A3 (en) * 2003-03-27 2005-01-05 J.C. Bamford Excavators Limited Earthmoving blade and mounting apparatus
CN109797793A (zh) * 2019-03-04 2019-05-24 山推工程机械股份有限公司 一种推土机重心调节方法及推土机
CN109797793B (zh) * 2019-03-04 2021-07-06 山推工程机械股份有限公司 一种推土机重心调节方法及推土机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2004044337A1 (ja) 作業機械用ブレードと同ブレードを備えた建設・土木機械
WO2007032230A1 (ja) 作業機械用ブレード装置と同ブレード装置が搭載された作業機械
JP2956798B2 (ja) 土工装置に用いられるショベル
AU2005200645B2 (en) Blade apparatus for work machine and work machine having the same
CN105339556B (zh) 铲斗及具备其的作业车辆
JP2000240090A (ja) 作業車両の作業機装置
JP2001171977A (ja) ホイール式建設機械
JP2007077690A (ja) 作業機械用ブレード装置と同ブレード装置が搭載された建設・土木車両
JP2017014728A (ja) 作業車両用の排土装置
JP4031372B2 (ja) 建設機械の排土装置
CN213233585U (zh) 一种多功能挖掘机推土结构
CN210712996U (zh) 一种市政施工用推土机
CN215165944U (zh) 一种建筑推土机实现即时堆放的推板
CN213508624U (zh) 一种带有前板防粘结振动结构的推土机
CN106930351B (zh) 用于装载机铲斗的磨耗组件
JP2007077722A (ja) 作業機械用ブレード装置と同ブレード装置を搭載した建設・土木車両
JP4688536B2 (ja) ドーザ装置
JP2001049685A (ja) 油圧ショベルのブレード装置
RU2188279C1 (ru) Скрепер
JP2001260940A (ja) 旋回作業機の下部構造
US20150361638A1 (en) Blade for a work vehicle
JP4328178B2 (ja) 建設機械及び建設機械のトラックフレーム
JP2997399B2 (ja) 作業機におけるブーム揺動装置の支持構造
JP4459027B2 (ja) 旋回作業機
JPH0131644Y2 (ja)