JP2000239221A - 3−塩化ピルビン酸の精製方法 - Google Patents
3−塩化ピルビン酸の精製方法Info
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- JP2000239221A JP2000239221A JP11042888A JP4288899A JP2000239221A JP 2000239221 A JP2000239221 A JP 2000239221A JP 11042888 A JP11042888 A JP 11042888A JP 4288899 A JP4288899 A JP 4288899A JP 2000239221 A JP2000239221 A JP 2000239221A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成した3−塩化ピルビン酸中に不純物とし
て含まれる未反応のピルビン酸や副生物の二塩化物及び
三塩化物を効率よく除去することができる3−塩化ピル
ビン酸の精製方法を提供する。 【解決手段】 未反応のピルビン酸や二塩化物等の不純
物を含む粗製3−塩化ピルビン酸を、40〜60℃の第
1加熱温度と、65〜85℃の第2加熱温度とによる温
度制御した分画昇華法により精製する。
て含まれる未反応のピルビン酸や副生物の二塩化物及び
三塩化物を効率よく除去することができる3−塩化ピル
ビン酸の精製方法を提供する。 【解決手段】 未反応のピルビン酸や二塩化物等の不純
物を含む粗製3−塩化ピルビン酸を、40〜60℃の第
1加熱温度と、65〜85℃の第2加熱温度とによる温
度制御した分画昇華法により精製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3−塩化ピルビン
酸の精製方法に関し、詳しくは、ピルビン酸とスルフリ
ルとの反応で合成した粗製3−塩化ピルビン酸中に含ま
れる未反応のピルビン酸や二塩化物等の不純物を除去し
て3−塩化ピルビン酸を精製する方法に関する。
酸の精製方法に関し、詳しくは、ピルビン酸とスルフリ
ルとの反応で合成した粗製3−塩化ピルビン酸中に含ま
れる未反応のピルビン酸や二塩化物等の不純物を除去し
て3−塩化ピルビン酸を精製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】3−塩
化ピルビン酸(CH2ClCOCOOH)は、一般に、
原料物質であるピルビン酸とスルフリルとの反応で合成
される。例えば、Cragoe,Edward J.Jr.;Robb,Charles
M.、ORGANIC SYNTHESES VOL40(1960)の54ページに
は、249g(2.83モル)のピルビン酸を水浴で2
5〜30℃の温度に保ちながら、394g(2.92モ
ル)のスルフリルを2時間かけて撹拌しながら添加した
後、混合物を60時間、室温で撹拌しながら反応させる
ことにより、粘凋で淡黄色の液状プロダクトを得る方法
が記載されている。
化ピルビン酸(CH2ClCOCOOH)は、一般に、
原料物質であるピルビン酸とスルフリルとの反応で合成
される。例えば、Cragoe,Edward J.Jr.;Robb,Charles
M.、ORGANIC SYNTHESES VOL40(1960)の54ページに
は、249g(2.83モル)のピルビン酸を水浴で2
5〜30℃の温度に保ちながら、394g(2.92モ
ル)のスルフリルを2時間かけて撹拌しながら添加した
後、混合物を60時間、室温で撹拌しながら反応させる
ことにより、粘凋で淡黄色の液状プロダクトを得る方法
が記載されている。
【0003】しかしながら、このように常温で原料を混
合する方法では、副生物として大量の二塩化物(CHC
l2COCOOH)及び三塩化物(CCl3COCOO
H)が生成されてしまう。そして、これらの大量の副生
物は、3−塩化ピルビン酸から分離除去することが困難
であり、アミノ酸等の原料とした場合に反応阻害物質と
なり、副生物を生成する原因となる。このため、未反応
成分や副生物を除去して製品である3−塩化ピルビン酸
を精製することが行われているが、従来は、室温で真空
引きすることにより揮発成分のみを取除く方法で行われ
たいた。しかし、この精製法では、揮発成分のみしか除
去できないため、不純物である未反応のピルビン酸や二
塩化物あるいは三塩化物の除去ができないという欠点が
あった。
合する方法では、副生物として大量の二塩化物(CHC
l2COCOOH)及び三塩化物(CCl3COCOO
H)が生成されてしまう。そして、これらの大量の副生
物は、3−塩化ピルビン酸から分離除去することが困難
であり、アミノ酸等の原料とした場合に反応阻害物質と
なり、副生物を生成する原因となる。このため、未反応
成分や副生物を除去して製品である3−塩化ピルビン酸
を精製することが行われているが、従来は、室温で真空
引きすることにより揮発成分のみを取除く方法で行われ
たいた。しかし、この精製法では、揮発成分のみしか除
去できないため、不純物である未反応のピルビン酸や二
塩化物あるいは三塩化物の除去ができないという欠点が
あった。
【0004】そこで本発明は、合成した3−塩化ピルビ
ン酸中に不純物として含まれる未反応のピルビン酸や副
生物の二塩化物及び三塩化物を効率よく除去することが
できる3−塩化ピルビン酸の精製方法を提供することを
目的としている。
ン酸中に不純物として含まれる未反応のピルビン酸や副
生物の二塩化物及び三塩化物を効率よく除去することが
できる3−塩化ピルビン酸の精製方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の3−塩化ピルビン酸の精製方法は、未反応
のピルビン酸や二塩化物等の不純物を含む粗製3−塩化
ピルビン酸を温度制御した分画昇華法により精製するも
のであって、前記温度制御を、好ましくは40〜60℃
の第1加熱温度と、該第1加熱温度より高い好ましくは
65〜85℃の第2加熱温度とで行うことを特徴として
いる。そして、前記第1加熱温度で昇華した成分を除去
し、前記第2加熱温度で昇華した成分を精製3−塩化ピ
ルビン酸として採取することを特徴としている。
め、本発明の3−塩化ピルビン酸の精製方法は、未反応
のピルビン酸や二塩化物等の不純物を含む粗製3−塩化
ピルビン酸を温度制御した分画昇華法により精製するも
のであって、前記温度制御を、好ましくは40〜60℃
の第1加熱温度と、該第1加熱温度より高い好ましくは
65〜85℃の第2加熱温度とで行うことを特徴として
いる。そして、前記第1加熱温度で昇華した成分を除去
し、前記第2加熱温度で昇華した成分を精製3−塩化ピ
ルビン酸として採取することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、3−塩化ピルビン酸(CH
2ClCOCOOH)は、ピルビン酸(CH 3COCO
OH)と塩化スルフリル(SO2Cl2)とを原料と
し、次の反応で合成される。
2ClCOCOOH)は、ピルビン酸(CH 3COCO
OH)と塩化スルフリル(SO2Cl2)とを原料と
し、次の反応で合成される。
【0007】 CH3COCOOH+SO2Cl2 =CH2ClCOCOOH+SO2+HCl…(1)
【0008】上記ピルビン酸は、分子量が88.06の
常温で液体の物質であり、塩化スルフリルは、分子量が
134.97の常温で液体の物質である。これらは、市
販品の試薬特級,1級,工業級のいずれもを使用するこ
とができる。また、合成された3−塩化ピルビン酸は常
温で固体であり、合成時の副生物である二塩化物(CH
Cl2COCOOH)及び三塩化物(CCl3COCO
OH)も固体である。
常温で液体の物質であり、塩化スルフリルは、分子量が
134.97の常温で液体の物質である。これらは、市
販品の試薬特級,1級,工業級のいずれもを使用するこ
とができる。また、合成された3−塩化ピルビン酸は常
温で固体であり、合成時の副生物である二塩化物(CH
Cl2COCOOH)及び三塩化物(CCl3COCO
OH)も固体である。
【0009】図2は、実験室規模で3−塩化ピルビン酸
を合成する際に用いる合成反応装置の一例を示す正面図
である。この装置は、クライゼンアダプター1及び温度
計2を装着した二口丸底フラスコ3を、磁気攪拌機付恒
温水槽4にセットし、さらに、クライゼンアダプター1
に、窒素ガス供給口5を備えた滴下ロート6とオイルト
ラップ7とを装着したものであって、各接続部を共通す
りあわせ式としたパイレックスガラス(商品名)等で製
作することができる。
を合成する際に用いる合成反応装置の一例を示す正面図
である。この装置は、クライゼンアダプター1及び温度
計2を装着した二口丸底フラスコ3を、磁気攪拌機付恒
温水槽4にセットし、さらに、クライゼンアダプター1
に、窒素ガス供給口5を備えた滴下ロート6とオイルト
ラップ7とを装着したものであって、各接続部を共通す
りあわせ式としたパイレックスガラス(商品名)等で製
作することができる。
【0010】3−塩化ピルビン酸の合成は、二口丸底フ
ラスコ3にピルビン酸を、滴下ロート6には塩化スルフ
リルを、それぞれ所定量注入し、窒素ガス供給口5から
窒素ガスを供給して装置内を窒素置換するとともに、磁
気攪拌機付恒温水槽4の水槽4aに氷水を入れたり、冷
却した冷媒を循環したりして二口丸底フラスコ3を冷却
し、さらに、撹拌子4bでフラスコ3内の液を撹拌した
状態で開始する。
ラスコ3にピルビン酸を、滴下ロート6には塩化スルフ
リルを、それぞれ所定量注入し、窒素ガス供給口5から
窒素ガスを供給して装置内を窒素置換するとともに、磁
気攪拌機付恒温水槽4の水槽4aに氷水を入れたり、冷
却した冷媒を循環したりして二口丸底フラスコ3を冷却
し、さらに、撹拌子4bでフラスコ3内の液を撹拌した
状態で開始する。
【0011】滴下する塩化スルフリルの量は、ピルビン
酸の化学量論比1に対して、1.00〜1.08であ
り、好ましくは1.02〜1.05である。塩化スルフ
リルの量が少ないと原料ピルビン酸が未反応のまま残
り、塩化スルフリルの量が多いと二塩化物の生成を制御
することが不可能になる。
酸の化学量論比1に対して、1.00〜1.08であ
り、好ましくは1.02〜1.05である。塩化スルフ
リルの量が少ないと原料ピルビン酸が未反応のまま残
り、塩化スルフリルの量が多いと二塩化物の生成を制御
することが不可能になる。
【0012】水槽4aを介してのフラスコ3の冷却温度
は、反応温度(15〜35℃)より低ければよく、両者
の撹拌混合に悪影響を与えない温度ならばよいが、通常
は、3〜10℃、好ましくは5〜7℃が適当である。温
度が高いと副生物である二塩化物及び三塩化物が生成し
易くなり、例えば、10℃以上では副生物である二塩化
物及び三塩化物が15%程度生成し、また、7℃以上で
は9%生成する。一方、3℃以下では反応速度が低下し
て反応時間が長くかかり、例えば3℃以下では5〜7℃
の場合に比べて約20%低下し、5℃以下でも約10%
低下する。さらに、低い温度にすると、冷却に要するコ
ストが上昇するという問題もある。
は、反応温度(15〜35℃)より低ければよく、両者
の撹拌混合に悪影響を与えない温度ならばよいが、通常
は、3〜10℃、好ましくは5〜7℃が適当である。温
度が高いと副生物である二塩化物及び三塩化物が生成し
易くなり、例えば、10℃以上では副生物である二塩化
物及び三塩化物が15%程度生成し、また、7℃以上で
は9%生成する。一方、3℃以下では反応速度が低下し
て反応時間が長くかかり、例えば3℃以下では5〜7℃
の場合に比べて約20%低下し、5℃以下でも約10%
低下する。さらに、低い温度にすると、冷却に要するコ
ストが上昇するという問題もある。
【0013】また、塩化スルフリルの滴下速度は、毎分
0.2〜0.8g程度、好ましくは毎分0.4〜0.6
gの範囲が適当である。滴下速度が毎分0.2g未満で
は、塩化スルフリルの滴下に時間が掛かり過ぎ、系外か
ら水分等の不純物が混入するおそれがある。逆に、滴下
速度が毎分0.8gを超えると、二塩化物が生成し易く
なる。
0.2〜0.8g程度、好ましくは毎分0.4〜0.6
gの範囲が適当である。滴下速度が毎分0.2g未満で
は、塩化スルフリルの滴下に時間が掛かり過ぎ、系外か
ら水分等の不純物が混入するおそれがある。逆に、滴下
速度が毎分0.8gを超えると、二塩化物が生成し易く
なる。
【0014】塩化スルフリルを全量滴下した後は、冷却
状態を保ちながら、さらに0.5〜1.5時間、好まし
くは1時間程度、撹拌を続行してピルビン酸と塩化スル
フリルとを十分に混合させる。
状態を保ちながら、さらに0.5〜1.5時間、好まし
くは1時間程度、撹拌を続行してピルビン酸と塩化スル
フリルとを十分に混合させる。
【0015】次に、フラスコ3の冷却を終了してフラス
コ3内の混合物を反応温度とし、前記反応式による反応
を進める。この反応温度は、15〜35℃の範囲、好ま
しくは20〜30℃であり、35℃を超えると重合等の
副反応が発生し、15℃未満では反応が非常に遅くなっ
てしまう。冷却温度から反応温度への温度上昇は、ヒー
ター等の適宜な加熱手段を使用したり、水槽4aに適当
な温度の水を循環させたり、あるいは、大気中に放置し
たりして行うことができる。反応時間は、反応温度によ
って異なるが、通常は、24〜120時間、好ましくは
48〜72時間である。24時間未満だと反応が完結し
ないことがあり、120時間を超えると重合等の副反応
が起こることがある。
コ3内の混合物を反応温度とし、前記反応式による反応
を進める。この反応温度は、15〜35℃の範囲、好ま
しくは20〜30℃であり、35℃を超えると重合等の
副反応が発生し、15℃未満では反応が非常に遅くなっ
てしまう。冷却温度から反応温度への温度上昇は、ヒー
ター等の適宜な加熱手段を使用したり、水槽4aに適当
な温度の水を循環させたり、あるいは、大気中に放置し
たりして行うことができる。反応時間は、反応温度によ
って異なるが、通常は、24〜120時間、好ましくは
48〜72時間である。24時間未満だと反応が完結し
ないことがあり、120時間を超えると重合等の副反応
が起こることがある。
【0016】反応終了後は、フラスコ3から反応物(粗
製3−塩化ピルビン酸)を取出し、以下に説明する分画
昇華法を適用して精製することにより、製品である精製
3−塩化ピルビン酸とする。なお、上述のような手順で
3−塩化ピルビン酸を合成することにより、すなわち、
反応温度より低い温度に冷却したピルビン酸に塩化スル
フリルを滴下して混合することにより、混合時に両者が
反応することを抑制でき、副反応も抑制されるので、副
生物の生成もほとんどなくなる。そして、十分に混合し
た後に温度を上昇させて反応を開始することにより、両
者の反応を均一に行わせることができるので、これによ
って副反応を抑制することができる。
製3−塩化ピルビン酸)を取出し、以下に説明する分画
昇華法を適用して精製することにより、製品である精製
3−塩化ピルビン酸とする。なお、上述のような手順で
3−塩化ピルビン酸を合成することにより、すなわち、
反応温度より低い温度に冷却したピルビン酸に塩化スル
フリルを滴下して混合することにより、混合時に両者が
反応することを抑制でき、副反応も抑制されるので、副
生物の生成もほとんどなくなる。そして、十分に混合し
た後に温度を上昇させて反応を開始することにより、両
者の反応を均一に行わせることができるので、これによ
って副反応を抑制することができる。
【0017】図1は、本発明で使用する分画昇華精製装
置の一例を示す断面図である。この分画昇華精製装置1
1は、内容器12と外容器13とを、上部外周のフラン
ジ12a,13a間にOリング14を介して密封状態
で、かつ、分解可能に組付けられるものであって、内容
器12は、内側に氷水等の冷却媒体を入れる低温浴の役
割を有している。両容器12,13の材質は、金属でも
ガラスでもよく、同一の材料でそれぞれ形成しても、異
なった材料でそれぞれ形成してもよい。
置の一例を示す断面図である。この分画昇華精製装置1
1は、内容器12と外容器13とを、上部外周のフラン
ジ12a,13a間にOリング14を介して密封状態
で、かつ、分解可能に組付けられるものであって、内容
器12は、内側に氷水等の冷却媒体を入れる低温浴の役
割を有している。両容器12,13の材質は、金属でも
ガラスでもよく、同一の材料でそれぞれ形成しても、異
なった材料でそれぞれ形成してもよい。
【0018】外容器13には、両容器間を真空排気した
り、大気圧に戻したりするためのバルブ15を備えた真
空排気管16が設けられている。また、外容器13の底
部は、温度調節可能な恒温槽17中に設置されており、
油浴等によって外容器13の底部を所望の温度に加熱で
きるように形成されている。
り、大気圧に戻したりするためのバルブ15を備えた真
空排気管16が設けられている。また、外容器13の底
部は、温度調節可能な恒温槽17中に設置されており、
油浴等によって外容器13の底部を所望の温度に加熱で
きるように形成されている。
【0019】このように形成した分画昇華精製装置11
で粗製3−塩化ピルビン酸を精製する際には、外容器1
3の底部に粗製3−塩化ピルビン酸Pを入れ、内容器1
2を組付けて外容器底部を恒温槽17内に浸漬した状態
で行われる。
で粗製3−塩化ピルビン酸を精製する際には、外容器1
3の底部に粗製3−塩化ピルビン酸Pを入れ、内容器1
2を組付けて外容器底部を恒温槽17内に浸漬した状態
で行われる。
【0020】なお、内容器12と外容器13との間隔
は、5〜150mm、好ましくは10〜50mm程度が
適切である。150mmを超えると冷却効率が悪くな
り、5mm未満では不純物の飛散により目的成分が汚染
されることがある。
は、5〜150mm、好ましくは10〜50mm程度が
適切である。150mmを超えると冷却効率が悪くな
り、5mm未満では不純物の飛散により目的成分が汚染
されることがある。
【0021】次に、粗製3−塩化ピルビン酸を精製する
好ましい手順に基づいて本発明方法を更に詳細に説明す
る。
好ましい手順に基づいて本発明方法を更に詳細に説明す
る。
【0022】まず、合成されたままの粗製3−塩化ピル
ビン酸を外容器13に入れ、内容器12をOリング14
を介して密封状態で組付ける。このときの粗製3−塩化
ピルビン酸の量は、装置の規模によっても異なるが、蒸
発面積が10〜400cm2の範囲になるようにし、厚
さは20mm以下、特に10mm以下になるようにする
ことが好ましい。厚さが20mmを超えると目的成分以
外の物質が昇華面近くに多く集って目的成分の昇華が阻
害されてしまう。また、昇華して内容器12に付着する
目的成分の付着量は10mm以下、好ましくは5mm以
下の厚さにとどめるべきであり、10mmを超えると冷
却効率の低下によって剥離してしまうことがある。
ビン酸を外容器13に入れ、内容器12をOリング14
を介して密封状態で組付ける。このときの粗製3−塩化
ピルビン酸の量は、装置の規模によっても異なるが、蒸
発面積が10〜400cm2の範囲になるようにし、厚
さは20mm以下、特に10mm以下になるようにする
ことが好ましい。厚さが20mmを超えると目的成分以
外の物質が昇華面近くに多く集って目的成分の昇華が阻
害されてしまう。また、昇華して内容器12に付着する
目的成分の付着量は10mm以下、好ましくは5mm以
下の厚さにとどめるべきであり、10mmを超えると冷
却効率の低下によって剥離してしまうことがある。
【0023】次に、バルブ15を開くとともに真空排気
管16に接続した真空ポンプを作動させて両容器間を真
空引きした後、バルブ15を閉じて真空状態を保つ。ま
た、内容器12の内側に氷水や冷水等の低温媒体を入れ
て内容器壁面を冷却する。この冷却温度は、−10〜2
0℃の範囲、好ましくは−5〜10℃が適切である。−
10℃より低温に冷却すると昇華して内容器12の外周
面に付着する付着物が固くなり過ぎて剥離して除去する
ことが困難になり、20℃を超えると付着物が柔らかく
なりすぎて軽い衝撃で落下するおそれがある。
管16に接続した真空ポンプを作動させて両容器間を真
空引きした後、バルブ15を閉じて真空状態を保つ。ま
た、内容器12の内側に氷水や冷水等の低温媒体を入れ
て内容器壁面を冷却する。この冷却温度は、−10〜2
0℃の範囲、好ましくは−5〜10℃が適切である。−
10℃より低温に冷却すると昇華して内容器12の外周
面に付着する付着物が固くなり過ぎて剥離して除去する
ことが困難になり、20℃を超えると付着物が柔らかく
なりすぎて軽い衝撃で落下するおそれがある。
【0024】そして、恒温槽17の油浴等を加温して外
容器13の底部を加熱し、第1の加熱温度で第1の昇華
精製工程を行う。この工程は、粗製3−塩化ピルビン酸
中に残留した未反応のピルビン酸を分離除去する工程で
あり、このときの加熱温度(第1加熱温度)は、40〜
60℃、好ましくは45〜55℃が適切である。40℃
未満では不純物であるピルビン酸が十分に昇華せず、6
0℃を超えると製品の3−塩化ピルビン酸がピルビン酸
と共に昇華してしまう。また、第1の昇華精製工程の時
間は、0.6〜3時間が適当であり、0.6時間未満で
は不純物であるピルビン酸を十分に昇華させることがで
きず、3時間を超えると分解や重合が始まるおそれがあ
る。
容器13の底部を加熱し、第1の加熱温度で第1の昇華
精製工程を行う。この工程は、粗製3−塩化ピルビン酸
中に残留した未反応のピルビン酸を分離除去する工程で
あり、このときの加熱温度(第1加熱温度)は、40〜
60℃、好ましくは45〜55℃が適切である。40℃
未満では不純物であるピルビン酸が十分に昇華せず、6
0℃を超えると製品の3−塩化ピルビン酸がピルビン酸
と共に昇華してしまう。また、第1の昇華精製工程の時
間は、0.6〜3時間が適当であり、0.6時間未満で
は不純物であるピルビン酸を十分に昇華させることがで
きず、3時間を超えると分解や重合が始まるおそれがあ
る。
【0025】さらに、上記温度及び時間の範囲内で、昇
華速度を1.5〜7.5g/h、好ましくは3.0〜
6.0g/hの範囲にすべきである。昇華速度が1.5
g/h未満では結果的に加熱時間が長くなるために分解
や重合が始まるおそれがあり、7.5g/hを超えると
昇華速度が早すぎるため製品の3−塩化ピルビン酸も昇
華してしまうことがある。
華速度を1.5〜7.5g/h、好ましくは3.0〜
6.0g/hの範囲にすべきである。昇華速度が1.5
g/h未満では結果的に加熱時間が長くなるために分解
や重合が始まるおそれがあり、7.5g/hを超えると
昇華速度が早すぎるため製品の3−塩化ピルビン酸も昇
華してしまうことがある。
【0026】このようにして第1の昇華精製工程を行
い、不純物であるピルビン酸を昇華させて内容器12に
付着させたら、恒温槽17の温度を下げ、あるいは、恒
温槽17から容器を取出して室温まで冷却した後、真空
を破壊して内外の容器を分解し、内容器12の外側に付
着した昇華物(ピルビン酸)を取除く。
い、不純物であるピルビン酸を昇華させて内容器12に
付着させたら、恒温槽17の温度を下げ、あるいは、恒
温槽17から容器を取出して室温まで冷却した後、真空
を破壊して内外の容器を分解し、内容器12の外側に付
着した昇華物(ピルビン酸)を取除く。
【0027】次に、前記同様にして内容器12と外容器
13とを密封状態で組付け、両容器間を真空引きして真
空状態とした後、内容器12を氷水等で冷却するととも
に、外容器13を恒温槽17によって加熱し、第2の昇
華精製工程を行う。この第2の昇華精製工程は、製品と
なる3−塩化ピルビン酸を昇華させる工程であり、この
ときの加熱温度(第2加熱温度)は、65〜85℃、好
ましくは70〜80℃が適切である。第2加熱温度が6
5℃未満では製品の3−塩化ピルビン酸がほとんど昇華
せず、85℃を超えると分解や重合が生じることがあ
る。
13とを密封状態で組付け、両容器間を真空引きして真
空状態とした後、内容器12を氷水等で冷却するととも
に、外容器13を恒温槽17によって加熱し、第2の昇
華精製工程を行う。この第2の昇華精製工程は、製品と
なる3−塩化ピルビン酸を昇華させる工程であり、この
ときの加熱温度(第2加熱温度)は、65〜85℃、好
ましくは70〜80℃が適切である。第2加熱温度が6
5℃未満では製品の3−塩化ピルビン酸がほとんど昇華
せず、85℃を超えると分解や重合が生じることがあ
る。
【0028】また、昇華速度は、5〜25g/h、好ま
しくは10〜20g/hが適切である。昇華速度が5g
/h未満では加熱時間が長くなるために分解や重合が始
まるおそれがあり、25g/hを超えると昇華速度が早
すぎるため不純物である二塩化物も3−塩化ピルビン酸
と共に昇華してしまうことがある。さらに、第2の昇華
精製工程の時間は、0.6〜3時間が適当であり、0.
6時間未満では3−塩化ピルビン酸を十分に昇華させる
ことが困難であり、3時間を超えると、長時間の加熱に
よって分解や重合が始まるおそれがある。また、内容器
12の冷却温度は、第1の工程より若干高めの−10〜
20℃、好ましくは0〜10℃すべきである。温度を低
くしすぎると、分解により生成した揮発成分が製品とな
る3−塩化ピルビン酸と共に内容器12に付着してしま
うことがあり、温度を高くしすぎると、昇華した3−塩
化ピルビン酸が内容器12に付着しないことがある。
しくは10〜20g/hが適切である。昇華速度が5g
/h未満では加熱時間が長くなるために分解や重合が始
まるおそれがあり、25g/hを超えると昇華速度が早
すぎるため不純物である二塩化物も3−塩化ピルビン酸
と共に昇華してしまうことがある。さらに、第2の昇華
精製工程の時間は、0.6〜3時間が適当であり、0.
6時間未満では3−塩化ピルビン酸を十分に昇華させる
ことが困難であり、3時間を超えると、長時間の加熱に
よって分解や重合が始まるおそれがある。また、内容器
12の冷却温度は、第1の工程より若干高めの−10〜
20℃、好ましくは0〜10℃すべきである。温度を低
くしすぎると、分解により生成した揮発成分が製品とな
る3−塩化ピルビン酸と共に内容器12に付着してしま
うことがあり、温度を高くしすぎると、昇華した3−塩
化ピルビン酸が内容器12に付着しないことがある。
【0029】これにより、3−塩化ピルビン酸が内容器
12に付着し、二塩化物や酸塩化物は外容器13の底部
に残ることになる。したがって、この第2の昇華精製工
程終了後は、恒温槽17から容器を取出して分解し、内
容器12の付着物を剥離して回収することにより、精製
された製品3−塩化ピルビン酸を得ることができる。な
お、この回収操作は、できるだけ短時間で行い、温度上
昇により製品が蒸発して散逸することによる回収率の減
少を生じないようにする。
12に付着し、二塩化物や酸塩化物は外容器13の底部
に残ることになる。したがって、この第2の昇華精製工
程終了後は、恒温槽17から容器を取出して分解し、内
容器12の付着物を剥離して回収することにより、精製
された製品3−塩化ピルビン酸を得ることができる。な
お、この回収操作は、できるだけ短時間で行い、温度上
昇により製品が蒸発して散逸することによる回収率の減
少を生じないようにする。
【0030】このような温度制御した分画昇華法により
3−塩化ピルビン酸を精製することにより、未反応のピ
ルビン酸や二塩化物等の不純物を効果的に分離除去する
ことができ、高回収率で精製3−塩化ピルビン酸を得る
ことができる。なお、第1の昇華精製工程を高めの温度
で、第2の昇華精製工程を低めの温度で行うことによっ
ても3−塩化ピルビン酸の精製を行うことは可能である
が、上述の手順に比べて回収率が低い傾向となる。
3−塩化ピルビン酸を精製することにより、未反応のピ
ルビン酸や二塩化物等の不純物を効果的に分離除去する
ことができ、高回収率で精製3−塩化ピルビン酸を得る
ことができる。なお、第1の昇華精製工程を高めの温度
で、第2の昇華精製工程を低めの温度で行うことによっ
ても3−塩化ピルビン酸の精製を行うことは可能である
が、上述の手順に比べて回収率が低い傾向となる。
【0031】3−塩化ピルビン酸や、該3−塩化ピルビ
ン酸中に不純物として含まれる未反応のピルビン酸及び
副生物の二塩化ピルビン酸は、1H−NMR(核磁気共
鳴)の各ピークの積分値により定量できる。すなわち、
3−塩化ピルビン酸は、1H−NMRにおける化学シフ
トが4.78〜4.91ppmのピーク、未反応物のピ
ルビン酸は、同じく2.27〜2.37ppmのピー
ク、二塩化ピルビン酸は、同じく6.00〜6.22p
pmのピークをそれぞれ用いることにより定量できる。
また、三塩化ピルビン酸は、13C−NMRにより定量
することができる。
ン酸中に不純物として含まれる未反応のピルビン酸及び
副生物の二塩化ピルビン酸は、1H−NMR(核磁気共
鳴)の各ピークの積分値により定量できる。すなわち、
3−塩化ピルビン酸は、1H−NMRにおける化学シフ
トが4.78〜4.91ppmのピーク、未反応物のピ
ルビン酸は、同じく2.27〜2.37ppmのピー
ク、二塩化ピルビン酸は、同じく6.00〜6.22p
pmのピークをそれぞれ用いることにより定量できる。
また、三塩化ピルビン酸は、13C−NMRにより定量
することができる。
【0032】
【実施例】図2に示す構成の合成反応装置において、内
容積50mlの二口フラスコに、ピルビン酸(関東化学
(株)特級)8.81g(0.100モル、1当量)を
入れ、同じく内容積50mlの滴下ロートに、塩化スル
フリル(関東化学(株)特級)13.93g(0.10
3モル、1.03当量)を入れた。装置内は、窒素ガス
を約1分間流して窒素置換を行った。
容積50mlの二口フラスコに、ピルビン酸(関東化学
(株)特級)8.81g(0.100モル、1当量)を
入れ、同じく内容積50mlの滴下ロートに、塩化スル
フリル(関東化学(株)特級)13.93g(0.10
3モル、1.03当量)を入れた。装置内は、窒素ガス
を約1分間流して窒素置換を行った。
【0033】水槽内に氷水を入れてフラスコを冷却し、
内部温度が5.5℃になった時点で、ピルビン酸を撹拌
しながら塩化スルフリルの滴下を開始し、塩化スルフリ
ルの全量を約30分間で滴下した。この間、反応熱によ
る温度変化は見られなかった。その後、さらに1時間、
冷却状態での撹拌を継続した後、水槽を取除いてフラス
コを室温(25℃)状態に放置し、撹拌しながらの合成
反応を24時間行った。反応中、フラスコ内の混合物は
徐々に粘性を増し、24時間後に白色の固体からなる反
応生成物が得られた。
内部温度が5.5℃になった時点で、ピルビン酸を撹拌
しながら塩化スルフリルの滴下を開始し、塩化スルフリ
ルの全量を約30分間で滴下した。この間、反応熱によ
る温度変化は見られなかった。その後、さらに1時間、
冷却状態での撹拌を継続した後、水槽を取除いてフラス
コを室温(25℃)状態に放置し、撹拌しながらの合成
反応を24時間行った。反応中、フラスコ内の混合物は
徐々に粘性を増し、24時間後に白色の固体からなる反
応生成物が得られた。
【0034】得られた反応生成物(粗製3−塩化ピルビ
ン酸)の組成は、3−塩化ピルビン酸82.0%(重量
%、以下同じ)、二塩化ピルビン酸4.7%、未反応ピ
ルビン酸13.3%であった。
ン酸)の組成は、3−塩化ピルビン酸82.0%(重量
%、以下同じ)、二塩化ピルビン酸4.7%、未反応ピ
ルビン酸13.3%であった。
【0035】次に、図1に示す構成の分画昇華精製装置
を使用して粗製3−塩化ピルビン酸の精製を行った。内
容器は外径70mm、外容器は内径95mmの汎用パイ
レックスガラス(肉厚3mm)製とし、外容器における
フランジより下方の長さは210mm、外容器底面と内
容器底面との間隔は40mmとした。内容器の内部側容
積は約0.7リットルであり、この中に氷水を入れて内
容器を0℃に冷却した。
を使用して粗製3−塩化ピルビン酸の精製を行った。内
容器は外径70mm、外容器は内径95mmの汎用パイ
レックスガラス(肉厚3mm)製とし、外容器における
フランジより下方の長さは210mm、外容器底面と内
容器底面との間隔は40mmとした。内容器の内部側容
積は約0.7リットルであり、この中に氷水を入れて内
容器を0℃に冷却した。
【0036】実施例1 前記粗製3−塩化ピルビン酸23.8gを外容器内に入
れて両容器を組付け、両容器間を真空状態にした。そし
て、第1加熱温度を50℃に設定して第1の昇華精製工
程を1時間行った。終了後、恒温槽から容器を取出して
室温まで冷却し、真空を破壊して内外の容器を分解して
内容器の外側に付着した昇華物を取除いた。この昇華物
(第1分画成分)の量は4.3gであり、組成を分析し
たところ、3−塩化ピルビン酸52.0%、ピルビン酸
44.7%、二塩化ピルビン酸3.3%であった。
れて両容器を組付け、両容器間を真空状態にした。そし
て、第1加熱温度を50℃に設定して第1の昇華精製工
程を1時間行った。終了後、恒温槽から容器を取出して
室温まで冷却し、真空を破壊して内外の容器を分解して
内容器の外側に付着した昇華物を取除いた。この昇華物
(第1分画成分)の量は4.3gであり、組成を分析し
たところ、3−塩化ピルビン酸52.0%、ピルビン酸
44.7%、二塩化ピルビン酸3.3%であった。
【0037】再び両容器を組付けて真空引きした後、第
2加熱温度を75℃に設定して第2の昇華精製工程を1
時間行った。真空を破壊して内容器を分解し、内容器の
外側に付着した昇華物を回収した。この昇華物(第2分
画成分)の量は14.1gであり、これをNMRで分析
したところ、図3に示すNMRチャートが得られた。こ
の結果から組成を求めると、3−塩化ピルビン酸90.
8%、ピルビン酸5.2%、二塩化ピルビン酸4.0%
であった。また、製品収率[%](=精製後重量÷精製
前重量×100)は、59.2%であった。
2加熱温度を75℃に設定して第2の昇華精製工程を1
時間行った。真空を破壊して内容器を分解し、内容器の
外側に付着した昇華物を回収した。この昇華物(第2分
画成分)の量は14.1gであり、これをNMRで分析
したところ、図3に示すNMRチャートが得られた。こ
の結果から組成を求めると、3−塩化ピルビン酸90.
8%、ピルビン酸5.2%、二塩化ピルビン酸4.0%
であった。また、製品収率[%](=精製後重量÷精製
前重量×100)は、59.2%であった。
【0038】実施例2〜5 第1加熱温度及び第2加熱温度を表1に示す値にした以
外は実施例1と同じ条件で精製操作を行った。その結
果、第1分画成分の量、第2分画成分の量及び組成は、
表1に示す通りとであり、実施例1〜3の製品純度及び
製品収率は実施例4,5に比べて、よりよい値であっ
た。
外は実施例1と同じ条件で精製操作を行った。その結
果、第1分画成分の量、第2分画成分の量及び組成は、
表1に示す通りとであり、実施例1〜3の製品純度及び
製品収率は実施例4,5に比べて、よりよい値であっ
た。
【0039】比較例1,2 昇華精製工程を、表1に示す温度で2時間、1段階で行
った以外は実施例1と同じ条件で精製操作を行った。そ
の結果、製品(昇華成分)の量及び組成は、表1に示す
通りとであり、純度の向上は認められなかった。
った以外は実施例1と同じ条件で精製操作を行った。そ
の結果、製品(昇華成分)の量及び組成は、表1に示す
通りとであり、純度の向上は認められなかった。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不純物である未反応原料及び副生物を簡単な操作で除去
することができ、しかも、高温での長時間の加熱を行わ
ないので分解や重合を防ぐことができるから、高純度の
3−塩化ピルビン酸を高収率で得ることができる。
不純物である未反応原料及び副生物を簡単な操作で除去
することができ、しかも、高温での長時間の加熱を行わ
ないので分解や重合を防ぐことができるから、高純度の
3−塩化ピルビン酸を高収率で得ることができる。
【図1】 分画昇華精製装置の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】 3−塩化ピルビン酸の合成に用いる合成反応
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図3】 実施例1で回収した第2分画成分のNMRチ
ャートである。
ャートである。
11…分画昇華精製装置、12…内容器、13…外容
器、14…Oリング、15…バルブ、16…真空排気
管、17…恒温槽、P…粗製3−塩化ピルビン酸
器、14…Oリング、15…バルブ、16…真空排気
管、17…恒温槽、P…粗製3−塩化ピルビン酸
Claims (4)
- 【請求項1】 未反応のピルビン酸や二塩化物等の不純
物を含む粗製3−塩化ピルビン酸を、温度制御した分画
昇華法により精製することを特徴とする3−塩化ピルビ
ン酸の精製方法。 - 【請求項2】 前記温度制御を、第1加熱温度と、該第
1加熱温度より高い第2加熱温度とで行うことを特徴と
する請求項1記載の3−塩化ピルビン酸の精製方法。 - 【請求項3】 前記第1加熱温度で昇華した成分を除去
し、前記第2加熱温度で昇華した成分を精製3−塩化ピ
ルビン酸として採取することを特徴とする請求項2記載
の3−塩化ピルビン酸の精製方法。 - 【請求項4】 前記第1加熱温度が40〜60℃であ
り、前記第2加熱温度が65〜85℃であることを特徴
とする請求項2記載の3−塩化ピルビン酸の精製方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042888A JP2000239221A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 3−塩化ピルビン酸の精製方法 |
| EP99308081A EP0994094A1 (en) | 1998-10-16 | 1999-10-13 | Process for manufacturing 3-chloropyruvic acid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042888A JP2000239221A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 3−塩化ピルビン酸の精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000239221A true JP2000239221A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12648583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11042888A Pending JP2000239221A (ja) | 1998-10-16 | 1999-02-22 | 3−塩化ピルビン酸の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000239221A (ja) |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11042888A patent/JP2000239221A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090224 |