JP2000238720A - ストレッチ包装機のフィルム供給装置 - Google Patents

ストレッチ包装機のフィルム供給装置

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JP2000238720A
JP2000238720A JP11040311A JP4031199A JP2000238720A JP 2000238720 A JP2000238720 A JP 2000238720A JP 11040311 A JP11040311 A JP 11040311A JP 4031199 A JP4031199 A JP 4031199A JP 2000238720 A JP2000238720 A JP 2000238720A
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drive roller
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stretch
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Hiroshi Fukukita
博史 福北
Satoshi Iketani
智 池谷
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動ローラの構造を改良する簡単な構成によ
り、フィルムに部分的に薄い部分(カスレ部分)の発生
を防止して、フィルム裂けを原因とする包装ミスをなく
すこと、また、特にプリストレッチないしスーパースト
レッチ方式の包装機に好適なフィルム供給装置を提供す
ること。 【解決手段】フィルム供給部FSに配置されたフィルムロ
ール4から、フィルム駆動ローラ10の回転によりフィル
ム4’を引き出しフィルムフィード部FFへ繰り出すスト
レッチ包装機のフィルム供給装置において、前記フィル
ム駆動ローラ10の外周面を軸方向に沿って部分的にフィ
ルムとの密着性を変えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチ包装機
のフィルム供給装置、詳しくはストレッチフィルムを用
いて商品や物品などの被包装物を包装するストレッチ包
装機において、前記ストレッチフィルムをフィルムロー
ルから引き出し供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、ストレッチ包装機のフィル
ム供給装置は、図2に示すように、フィルム供給部FSに
配置されたフィルムロール4の上方近傍に単体のフィル
ム駆動ローラ(本発明と区別するために、便宜上の符号
100で図示する)を配設し、前記フィルムロール4のフ
ィルム4’先端を前記駆動ローラ100に周回させてフィ
ルムフィード部FFの方向へ誘導している。この従来供給
装置は、前記駆動ローラ100を動力源で回転駆動させる
ことにより、その摩擦力によってフィルム4’をフィル
ムロール4から引き出しフィルムフィード部FFへ繰り出
すように構成されている。上記フィルム駆動ローラ100
は、一般には金属製ローラを使用しているが、フィルム
との密着性をよくしてフィルム引き出し力(牽引力)を
高めるために、外周全面にクロムメッキを施したローラ
や、ステンレス製ローラの外周面全体を鏡面仕上加工し
たローラを使用している。このクロムメッキ処理や鏡面
仕上加工の駆動ローラは、特に、プリストレッチ量を多
大に設定する包装方式、例えば、被包装物のサイズに応
じてフィルムを大幅にプリストレッチすることにより、
一種類のフィルムでサイズの異なる被包装物を包装可能
とする方式(以下、スーパーストレッチという)におい
て採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
フィルム駆動ローラを使用した場合において、該駆動ロ
ーラがフィルムの駆動を開始する度に、駆動ローラのが
初期の駆動力がかかる箇所に、フィルムが部分的に薄く
なるカスレ部分101を発生する現象がみられることとな
った(図8参照)。このカスレ部分101の発生は、フィ
ルムにポリオレフィン材を使用した場合に一層顕著に現
れた。上記カスレ部分の発生は、そのフィルムで包装す
る際にプリストレッチしたとき、該カスレ部分からフィ
ルムが裂けてしまうことがあり包装ミスの原因となる不
具合がある。本発明は、上記従来事情に鑑み、駆動ロー
ラの構造を改良する簡単な構成により、フィルムに前記
カスレ部分の発生を防止して、フィルム裂けを原因とす
る包装ミスをなくし生産性の高いストレッチ包装機を提
供することを目的とする。また本発明は、特にプリスト
レッチないしスーパーストレッチ方式の包装機に好適な
フィルム供給装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来供給装置におけ
るカスレ部分の発生は、その原因を必ずしも解明できた
ものではないが、幾度かの試行テストにより、カスレ部
分の発生が解消できた結果によれば、従来の駆動ローラ
がクロムメッキ処理や鏡面仕上加工により密着性を全面
にわたり高めた結果によるものと推測される。そのこと
より、本発明のフィルム供給装置における課題解決の手
段は、フィルム供給部に配置されたフィルムロールか
ら、フィルム駆動ローラの回転によりフィルムを引き出
しフィルムフィード部へ繰り出すストレッチ包装機のフ
ィルム供給装置において、前記フィルム駆動ローラの外
周面を軸方向に沿って部分的にフィルムとの密着性を変
えたことを技術的特徴とする。上記駆動ローラのフィル
ムとの密着性を変える具体的手段としては、該駆動ロー
ラの外周面の形態を物理的又は機械的に変化させること
による。すなわち、前記駆動ローラの外周面に、この外
周面とはフィルムとの密着性が異なるテープを駆動ロー
ラ外周に間隔をおいて巻回し(請求項2)、前記フィル
ム駆動ローラの外周面の軸方向に沿ってフィルムとの密
着性を向上させる処理を施した部分と、フィルムとの密
着性を向上させる処理を施さない部分とを交互に形成す
る(請求項3)等の手段を講じる。具体的には、駆動ロ
ーラの外周面にクロムメッキを施してフィルムとの密着
性を向上させる。または、駆動ローラをステンレス製に
し、その外周面を鏡面仕上加工してフィルムとの密着性
を向上させる。そして、この駆動ローラの外周に間隔を
おいてフィルムとの密着性がさらに良好となるよう、例
えばアルミニューム蒸着テープ等を巻回する。あるい
は、駆動ローラの外周面の軸方向に沿って、クロムメッ
キ又は鏡面仕上加工を施した部分と、それを施さない部
分とを交互に形成する。また、上記駆動ローラの外周面
の一形態は、換言すれば、前記フィルム駆動ローラの外
周面に軸方向に沿って部分的に凹凸を形成した外観形状
であるが、さらに、駆動ローラ自体の形状を、軸方向に
沿って部分的に凹凸を形成することもよい(請求項
4)。
【0005】上記フィルム供給手段によれば、ストレッ
チ包装機自体の形式は特に制限されるものではないが、
フィルム供給部およびフィルムフィード部の具体的構成
を例示すると、上記フィルム供給部には、フィルム駆動
ローラの下流に前記フィルムロールから引き出されるフ
ィルムの先端を保持し、かつ該フィルム先端を前記フィ
ルムフィード部へ引き渡しするフィルム保持機構が配置
され、フィルムフィード部は、左右一対のフィルムフィ
ード機構によりフィルムの両側端部を挟持しながら該フ
ィルムを包装部へ搬送し、そのフィルムフィード機構と
フィルム保持機構との間には、フィルムフィード機構に
より搬送されたフィルムを所定長さに切断するカッター
が配置されていることを特徴とする(請求項5)。ま
た、フィルムフィード機構としては、好ましくは特に、
ポリオレフィンフィルムを使用したスーパーストレッチ
方式を採用した構成、すなわち、上記フィルムがポリエ
チレン材であり、前記一対のフィルムフィード機構が、
その間隔を包装する被包装物のサイズに応じ拡張するこ
とにより、前記フィルムを被包装物のサイズに対応して
プリストレッチさせることを特徴とする(請求項6)。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明すれば、図1及び図2はストレッチ包装機の概要を
示す。同図において、機枠Aの前方には被包装物である
商品Bを載置する商品載置部aが配設され、該商品載置
部aに載せた商品をプッシャコンベア1により機枠A内
部に設けたエレベータ2まで搬送する。なお、プッシャ
コンベア1による商品搬送路には、商品Bの大きさを測
定するサイズ検出手段(図示せず)が配置される。上記
エレベータ2の上方には包装部bが設けられ、その包装
部bの側方(プッシャコンベアと直角に交差した方向)
には、フィルムロール4を回転可能にセットするフィル
ムロール支持機構3、フィルムロール4からフィルム
4’を引き出すフィルム駆動ロール10および引き出しさ
れたフィルム4’の先端を保持するフィルム保持機構5
により構成されるフィルム供給部FSが配置されている。
また、包装部bにはフィルムフィード部FFが横断状に配
設され、該フィルムフィード部FFの一端側は、前記フィ
ルム保持機構5の先端に接近させて配置され、そのフィ
ルム保持機構5によりフィルムフィード部FFへ前記フィ
ルム4’が引き渡しされるようにする。また、フィルム
保持機構5とフィルムフィード部FFとの間には、該フィ
ルムフィード部FFで挟持され引き出されたフィルム4’
を所定長さに切断するカッター6が配置されている。さ
らにフィルムフィード部FFの上方には、商品Bの上面を
覆うフィルム4’の端部を被包装物Bの底面側に折り込
む左右折り込み板7,7’と後折り込み板8、及び後折
り込み板8の上方に位置して包装済みの被包装物を排出
する排出プッシャ9が配設されている。なお、上記フィ
ルムロール4のフィルム4’は、ポリオレフィンフィル
ムを使用した場合を例示する。
【0007】フィルム保持機構5は、フィルム駆動ロー
ラ10により引き出されたフィルムフィルム4’先端部を
保持するもので、図3及び図4に示すように、フィルム
の下側に位置して前後方向に所定の間隔をおいて平行に
配置した無端ベルト12に亘って架設固定されたフィルム
受け板12’と、そのフィルム受け板12’の表面に支持さ
れるフィルムを前記フィルム受け板12’とで挟んで保持
する同形状の保持板13と、前記フィルム受け板12’に取
り付けた保持ローラ14とで構成される。保持板13は、フ
ィルム受け板12’と係着して一緒に上下摺動し、フィル
ム受け板12’と保持板13とで挾着保持するフィルム4’
の先端をフィルムフィード部FFに受け渡し得るように構
成されている。保持ローラ14はその外表面を該受け板1
2’に開設した通孔より保持板13に開設した通孔内に嵌
入突出させ、それによりフィルム4’を保持ローラ14の
周面に沿って蛇行させフィルム保持を確実に行なわせる
ようにしている。なお、保持ローラ14はフィルムの引
き出し方向にのみ回転可能に構成されている。
【0008】また、無端ベルト12は、前記駆動ローラ10
の軸16に対し遊転自在に取り付けられたプーリ17と、駆
動ローラ10より下流側に配置された軸18’に固着された
従動プーリ18とに亘って巻回されており、ステッピング
モータ19の駆動によって無端ベルト12がフィルムの移動
方向に沿って上下(正逆回転)し、それによりフィルム
受け板12’と保持板13が一緒にフィルムの移動方向に上
下するように構成されている。又、駆動ローラ10はステ
ッピングモータ19’により駆動が制御されている。そし
て、モータ19でフィルム受け板12’と保持板13を上方に
移動させる時には、モータ19’で駆動ローラ10も同期を
とって駆動回転させ、モータ19が逆回転してフィルム受
け板12’と保持板13を初期位置に戻す時には、駆動ロー
ラ10はフィルムフィード部FFに同期して回転するモータ
19’の正方向の回転で回転を続け、フィルムの繰り出し
を行う(図3参照)。
【0009】フィルムフィード部FFは、図1に示すよう
に、包装部bを挟んで前後に配置された前後一対のフィ
ルムフィード機構11,11’により構成されている。各フ
ィルムフィード機構11,11’は、それぞれがフィルム
4’の幅方向の両側端部を挟持する上下一対の無端状の
弾性ベルト20,21と、下側の弾性ベルト21内に配設され
たクランプ板22と、上側の弾性ベルト20内に配設された
当て板23と、上側の弾性ベルト20のフィルム供給側に連
接された押えベルト24とで構成される(図2参照)。ま
た、下側の弾性ベルト21の始端側は、前記フィルム保持
機構5の先端側に向けて下向きの傾斜状とし、その下向
きに傾斜した始端側の上面に重ね合わせて前記押えベル
ト24が配置され、該押えベルト24はその先端側を開閉可
能に構成されている。このフィルムフィード部FFは、前
記フィルム供給部FSのフィルム保持機構5により引き渡
しされたフィルム4’を、フィルムフィード機構11,1
1’及びクランプ板22により挟持しながら繰り出し、前
記カッター6により切離された所定長さのフィルム4’
を包装部bへ搬送する。
【0010】上記フィルムフィード部FFは、フィルム
4’を包装部bへ搬送後に一方のフィルムフィード機構
11’が、前記商品Bのサイズ検出手段により検出された
商品サイズデータに対応し、幅方向へ所定量拡張するよ
う移動してフィルム4’をプリストレッチする、すなわ
ちスーパーストレッチ方式の場合を例示している(図1
参照)。
【0011】次に本発明の主要部であるフィルム供給部
FSのフィルム駆動ローラ10について、図4〜図7に基づ
いて詳述する。フィルム駆動ローラ10は金属製のローラ
であって、その外周面がフィルム4’との密着性を部分
的に変えた分布となるように形成したものである。すな
わち、図4(図3も同様)において、駆動ローラ10は、
フィルム4’との密着性を高めてフィルム4’の引き出
し力を増大させるために、外周全面にクロムメッキ処理
を施しているが、さらに、その外周面にクロムメッキよ
り密着性の高いテープ、具体的にはアルミニューム蒸着
したテープ10aを巻回させたものである。上記テープ10
aの厚さは、例えば20〜30μm程度である。したがって
駆動ローラ10は、前記テープ10a面とクロムメッキ層10
bとで異なる密着性の分布が得られる。
【0012】図5〜図7は前記駆動ローラ10の他の実施
形態を示す。図5に示す駆動ローラ30は、クロムメッキ
層30aと非メッキ層30bとを交互に形成した場合であ
り、クロムメッキ層30aは非メッキ層30bよりフィルム
4’との密着性が高い状態である。上記クロムメッキ層
30aと非メッキ層30bは、隣接したラセン状に形成さ
れ、その形成方法としては、例えば非メッキ層30bとな
る部分にマスキングテープを貼着した状態で駆動ローラ
30にメッキ処理を施した後、前記マスキングテープを剥
がすことにより成形することができる。図6に示す駆動
ローラ40は、そのローラ自体の外周面を凹凸状に形成
し、該ローラの外周全面にクロムメッキ処理を施した場
合である。詳しくは、ローラ自体に凹部となるラセン状
の溝を形成することにより凹凸面を形成し、そのローラ
にクロムメッキ処理を施したものである。この駆動ロー
ラ40においても、凸状のクロムメッキ層40aは凹状のク
ロムメッキ層40bよりもフィルム4’に対する密着性が
高い外周面となる。
【0013】上記駆動ローラ10,30,40は、密着性の異
なる面を何れもラセン状に形成したが、そのラセン状に
代えて、図7に示すようにローラの軸方向に沿い所定間
隔をおいて独立したリング状に形成した駆動ローラ1
0’,30’,40’することもよい。しかし、密着性の異
なる外周面をラセン状に形成する方法によれば成形作業
性に優れて好ましい。なお、上記駆動ローラの外周面の
フィルムとの密着性を向上させる処理としては、クロム
メッキ処理以外に、駆動ローラをステンレス製とし、そ
の外周面を鏡面仕上加工することもよい。その場合は、
クロムメッキ処理する場合に比べて多少フィルムとの密
着性は低下するが、コスト的に安価に構成することがで
きる。したがって、鏡面仕上加工をしたローラをした場
合にも、上記実施の形態のようにテープ10aを巻回した
り、鏡面仕上加工した部分と、その処理をしない部分を
交互に形成したり、外周面を凹凸状に形成することで目
的とする効果が得られる。
【0014】而して、上記フィルム供給部FSにおいて
は、フィルムロール4から引き出したフィルム4’が、
前記駆動ローラ10を周回した状態でフィルム保持機構5
のフィルム受け板12’と保持板13との間に挟入保持さ
れ、該フィルム4’の先端が両板12’,13の先端から突
出した状態で待機する(図3参照)。そして、モータ19
でフィルム受け板12’と保持板13を上方に移動させる時
に同期し、モータ19’で駆動ローラ10が回転駆動してフ
ィルム4’をフィルムロール4から引き出し、該フィル
ム4’は、前述した通り、フィルムフィード部FFへ引き
渡しされるとともに所定長さに切離されて包装部bへ搬
送され包装動作に至る。上記包装部bへ搬送されたフィ
ルム4’には、従来包装機において発生していたカスレ
部分101(図8参照)が殆ど生じておらず、若干生じて
いる場合があっても微小であり、しかも薄肉の程度がき
わめて小さいものであった。また、前示した他のフィル
ム駆動ローラ30,40等の場合も同様であった。
【0015】なお、上記実施の形態において、駆動ロー
ラの外周面に密着性を変える手段を設けたことにより、
何れの駆動ローラもその外周面に少なからず凹凸が形成
される場合を示したが、駆動ローラ外周面に凹凸を形成
することなく表面仕上げ、処理等により部分的に密着性
を変化させることであれば、それでもよいことは本発明
の趣旨より明らかである。また、上記実施の態様におい
ては、フィルムの駆動開始時にフィルム駆動ローラのみ
でフィルムを引き出しさせる場合を説明したが、それに
より効果がより有効ではあるものの、必ずしもその構成
に限定されるものではない。さらに、包装機としてスー
パーストレッチ方式を開示し、それにより効果がより有
効であるが、その方式の包装機に限定されるものではな
い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、部分的にフィルムとの
密着性を変えた特性を有するフィルム駆動ローラを使用
するので、フィルムロールからフィルムを引き出すフィ
ルム駆動時に、フィルムに部分的に薄くなるカスレ部分
が発生することを防止することができる。したがって、
包装動作におけるプリストレッチ工程において、前記カ
スレ部分を原因とするフィルムの裂断により包装ミスが
発生し、包装機を停止させる必要もなく生産性を高める
ことができる。特に、従来の包装機では包装が不可能又
は困難であった、ポリオレフィンフィルムを使用したス
ーパーストレッチ方式で包装することができるので、そ
の効果は顕著である(請求項6)。
【0017】また、請求項2〜4によれば、上記特性を
備えたフィルム駆動ローラをきわめて簡単に成形するこ
とができるので、既存の包装機にもその構造を大きく変
更することなく安価に実施することができる。さらに、
請求項5によれば、フィルムロールから包装部へフィル
ムを引き出し搬送して供給することができる、具体的な
フィルム供給手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストレッチ包装機の概要を示す縦断側
面図である。
【図2】同図の縦断正面図である。
【図3】フィルム供給部の詳細を示す拡大図である。
【図4】図3における(4)−(4)線に沿う側面図で
ある。
【図5】フィルム駆動ローラの他の形態を示す側面図で
ある。
【図6】フィルム駆動ローラのさらに他の形態を示す側
面図である。
【図7】フィルム駆動ローラのさらに他の形態を示す側
面図である。
【図8】従来包装機のフィルム供給装置の問題点を説明
するフィルムの部分平面図である。
【符号の説明】
FS:フィルム供給部 FF:フィルムフィード部
b:包装部 4:フィルムロール 4’:フィルム
6:カッター 5:フィルム保持機構 11,11’:フィルムフィー
ド機構 10:フィルム駆動ローラ 10a:テープ 10
b:クロムメッキ層 30:フィルム駆動ローラ 30a:クロムメッキ層 30
b:非メッキ層 40:フィルム駆動ローラ 40a:クロムメッキ層 40
b:クロムメッキ層 10’,30’,40’:フィルム駆動ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム供給部に配置されたフィルムロ
    ールから、フィルム駆動ローラの回転によりフィルムを
    引き出しフィルムフィード部へ繰り出すストレッチ包装
    機のフィルム供給装置において、前記フィルム駆動ロー
    ラの外周面を軸方向に沿って部分的にフィルムとの密着
    性を変えたことを特徴とするフィルム供給装置。
  2. 【請求項2】 フィルム供給部に配置されたフィルムロ
    ールから、フィルム駆動ローラの回転によりフィルムを
    引き出しフィルムフィード部へ繰り出すストレッチ包装
    機のフィルム供給装置において、前記フィルム駆動ロー
    ラの外周面に、この外周面とはフィルムとの密着性が異
    なるテープを間隔をおいて巻回したことを特徴とするフ
    ィルム供給装置。
  3. 【請求項3】 フィルム供給部に配置されたフィルムロ
    ールから、フィルム駆動ローラの回転によりフィルムを
    引き出しフィルムフィード部へ繰り出すストレッチ包装
    機のフィルム供給装置において、前記フィルム駆動ロー
    ラの外周面の軸方向に沿ってフィルムとの密着性を向上
    させる処理を施した部分と、フィルムとの密着性を向上
    させる処理を施さない部分とを交互に形成したことを特
    徴とするフィルム供給装置。
  4. 【請求項4】 フィルム供給部に配置されたフィルムロ
    ールから、フィルム駆動ローラの回転によりフィルムを
    引き出しフィルムフィード部へ繰り出すストレッチ包装
    機のフィルム供給装置において、前記フィルム駆動ロー
    ラの外周面に軸方向に沿って部分的に凹凸を形成したこ
    とを特徴とするフィルム供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項記載におい
    て、上記フィルム供給部には、フィルム駆動ローラの下
    流に前記フィルムロールから引き出されるフィルムの先
    端を保持し、かつ該フィルム先端を前記フィルムフィー
    ド部へ引き渡しするフィルム保持機構が配置され、フィ
    ルムフィード部は、左右一対のフィルムフィード機構に
    よりフィルムの両側端部を挟持しながら該フィルムを包
    装部へ搬送し、そのフィルムフィード機構とフィルム保
    持機構との間には、フィルムフィード機構により搬送さ
    れたフィルムを所定長さに切断するカッターが配置され
    ていることを特徴とするストレッチ包装機のフィルム供
    給装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルムがポリオレフィン材であ
    り、前記一対のフィルムフィード機構が、その間隔を包
    装する被包装物のサイズに応じ拡張することにより、前
    記フィルムを被包装物のサイズに対応してプリストレッ
    チさせることを特徴とする請求項5記載のストレッチ包
    装機のフィルム供給装置。
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