JP2000238188A - 積層体およびその製造方法 - Google Patents
積層体およびその製造方法Info
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Abstract
異種材料を積層させてなる積層体およびその製造方法の
提供。 【解決手段】 この積層体は、熱可塑性樹脂、熱可塑性
エラストマー、ゴムを含む熱可塑性樹脂からなる群より
選ばれる少なくとも1つを含むA層と、熱架橋性ポリマ
ーからなる、融点が前記A層よりも低い接着剤層である
B層とから共押出しにより積層フィルム2を形成し、こ
の積層フィルム2のB層を未加硫ゴム部材Cに密着さ
せ、加硫してなる。
Description
性、および外観に優れた積層体およびその製造方法に関
する。
材料を貼り合わせることが行われている。例えば、特公
昭47−31761号公報では、タイヤ内面に空気透過
係数のの低いポリ塩化ビニリデン等の樹脂をインナーラ
イナー層として設けてタイヤ内の空気がタイヤ外に漏れ
るのを防止するようにしている。
直接接着は困難なのでこれらの間に接着剤層を介在させ
ることが多い。しかしながら、接着剤層を介在させて
も、接着剤層と異種材料との相互間の接着性が十分でな
いという問題があった。
接着性、生産性、および外観に優れた、異種材料を積層
させてなる積層体およびその製造方法を提供することに
ある。
塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴムを含む熱可塑性
樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含むA層
と、熱架橋性ポリマーからなる、融点が前記A層よりも
低い接着剤層であるB層とから共押出しにより積層フィ
ルムを形成し、この積層フィルムのB層を未加硫ゴム部
材に密着させ、加硫してなることを特徴とする。
塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴムを含む熱可塑性
樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む加熱
溶融物を積層フィルム押出し成形装置におけるダイを通
して押し出してA層を形成すると共に、熱架橋性ポリマ
ーからなる、融点が前記A層よりも低い接着剤の加熱溶
融物を積層フィルム押出し成形装置におけるダイを通し
て押し出して前記A層に接触させることによりB層を形
成して積層フィルムとなし、この積層フィルムのB層を
未加硫ゴム部材に密着させ、ついで、A層の融点よりも
低くかつB層の融点よりも高い温度で加硫することから
なることを特徴とする。
積層フィルムを形成するため、A層とB層との接着性を
高めることができ、また、A層にB層を塗布するなどし
て積層フィルムを形成する場合に比して生産性を高める
ことができる。また、積層フィルムのB層を未加硫ゴム
部材に密着させ、ついで、A層の融点、又はA層のビカ
ット軟化点+30℃よりも低く、かつB層の融点、又は
B層のビカット軟化点+30℃よりも高い温度で加硫す
るため、B層が溶融状態で未加硫ゴム部材に接触するの
で加硫後においてB層と加硫ゴム部材との接着性を高め
ることができ、一方、A層は溶融しないためA層表面の
外観を損なうことがない。
す。図1において、積層体1は共押出しによりA層とB
層から積層フィルム2を形成し、この積層フィルム2の
B層を未加硫ゴム部材Cに密着させ、加硫してなる。共
押出しおよび加硫は、それぞれ、常法によって行えばよ
い。積層体1は、シート状であっても、円筒状であって
もよいが、タイヤに用いるためには円筒状であるのが好
ましい。
塑性樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含
み、これらの混合物であったり、補強剤、充填剤、軟化
剤、可塑剤等の各種配合剤を添加した組成物であっても
よい。
のではないが、例えば、ポリプロピレン(PP);ポリ
アミド系樹脂(例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン
66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン1
1(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン61
0(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロ
ン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66
/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンM
XD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T
共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66
/PPS共重合体)、及びそれらのN−アルコキシアル
キル化物、例えば6−ナイロンのメトキシメチル化物、
6−610−ナイロンのメトキシメチル化物、612−
ナイロンのメトキシメチル化物;ポリエステル系樹脂
(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイ
ソフタレート(PEI)、PET/PEI共重合体、ポ
リアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート
(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレン
ジイミド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体な
どの芳香族ポリエステル);ポリニトリル系樹脂(例え
ば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチクリロ
ニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(A
S)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタク
リロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリ
メタクリレート系樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル);ポリビニ
ル系樹脂(例えば、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール
(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(E
VOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化
ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体、塩
化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体);セルロー
ス系樹脂(例えば、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロー
ス);フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ素化ビニリデン
(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロ
ルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチ
レン/エチレン共重合体);イミド系樹脂(例えば、芳
香族ポリイミド(PI))、アイオノマー樹脂などを挙
げることができ、2種以上であってもよい。
用されるものを用いればよく、例えば、スチレン系エラ
ストマー、オレフィン系エラストマー、ポリアミド系エ
ラストマーのような熱可塑性エラストマーなどを挙げる
ことができ、それらの任意のブレンドであっても良い。
ではないが、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物(例
えば、NR、IR、エポキシ化天然ゴム、SBR、BR
(高シスBR及び低シスBR)、NBR、水素化NB
R、水素化SBR);オレフィン系ゴム(例えば、エチ
レンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マレイン酸
変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM);IIR、
イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー共重
合体;アクリルゴム(ACM);含ハロゲンゴム(例え
ば、Br−IIR、CI−IIR、イソブチレンパラメ
チルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS);
CR;ヒドリンゴム(CHR・CHC);クロロスルホ
ン化ポリエチレン(CSM);塩素化ポリエチレン(C
M);マレイン酸変性塩素化ポリエチレン(M−C
M));シリコンゴム(例えば、メチルビニルシリコン
ゴム、ジメチルシリコンゴム、メチルフェニルビニルシ
リコンゴム);含イオウゴム(例えば、ポリスルフィド
ゴム);フッ素ゴム(例えば、ビニリデンフルオライド
系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオ
ロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコン系ゴ
ム、含フッ素ホスファゼン系ゴム)などを挙げることが
でき、それらの任意のブレンドであってもよい。
塑性樹脂中にゴムの微粒子を分散させてなるものであ
る。以下、このゴムを含む熱可塑性樹脂を熱可塑性エラ
ストマー組成物という。
るには、例えば熱可塑性樹脂100重量部に対しゴム2
0重量部〜550重量部をニーダー、バンバリーミキサ
ーまたは2軸混練押出機等の混練機を用いて熱可塑性樹
脂の溶融温度で攪拌下に混練分散せしめ、必要に応じこ
の混練中に架橋(加硫)剤を添加し微細に分散せしめた
ゴム相を架橋(加硫)させるいわゆる動的加硫をするこ
とによればよい。ゴムは、ゴム単独又はゴムに必要に応
じて加硫剤、老化防止剤、オイル、カーボンブラック等
の補強剤、炭酸カルシウム等の充填剤等の通常のゴム組
成物用配合剤を配合してなるゴム組成物の形態で用いる
ことができる。なお、カーボンブラックを配合しなけれ
ば、得られる熱可塑性エラストマー組成物が黒色に着色
するのを避けることができる。
外の色で着色するには、その色に相当する顔料を熱可塑
性樹脂とゴムとの混練に際して、その混練系に配合すれ
ばよい。黒色以外の色としては、例えば、白色、赤色、
青色、黄色などを挙げることができる。
のゴム組成物に使用される加硫剤としては、一般的なゴ
ム加硫剤(架橋剤)を用いることができる。具体的に
は、硫黄系加硫剤としては粉末硫黄、沈降性硫黄、高分
散性硫黄、表面処理硫黄、不溶性硫黄、ジモルフォリン
ジサルファイド、アルキルフェノールジサルファイド等
を例示でき、例えば、0.5〜4phr 〔ゴム成分(ポリ
マー)100重量部〕程度用いることができる。
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
(パーオキシルベンゾエート)等が例示され、例えば、
1〜20phr 程度用いることができる。
は、アルキルフェノール樹脂の臭素化物や、塩化スズ、
クロロプレン等のハロゲンドナーとアルキルフェノール
樹脂とを含有する混合架橋系等が例示でき、例えば、1
〜20phr 程度用いることができる。
酸化マグネシウム(4phr 程度)、リサージ(10〜2
0phr 程度)、p−キノンジオキシム、p−ジベンゾイ
ルキノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノ
ン、ポリ−p−ジニトロソベンゼン(2〜10phr 程
度)、メチレンジアニリン(0.2〜10phr 程度)が
例示できる。
促進剤を添加してもよい。加硫促進剤としては、アルデ
ヒド・アンモニア系、グアニジン系、チアゾール系、ス
ルフェンアミド系、チウラム系、ジチオ酸塩系、チオウ
レア系等の一般的な加硫促進剤を、例えば、0.5〜2
phr 程度用いることができる。
は、3.0 ×10-10[cm3 ・cm/ cm2 ・sec ・cmHg] 以下の
空気透過係数を有する。本発明者は、一般にゴムなどに
配合される老化防止剤の、ゴムや熱可塑性樹脂などのポ
リマー中における移行性(拡散性)について検討した結
果、老化防止剤の拡散性は、酸素や窒素などの気体の拡
散と同様に考えることができることを突き止めた。つま
り立体障害や結晶性の大きなポリマーは耐空気透過性
(ガスバリア性)に優れているが、これらのポリマーは
老化防止剤の非移行性にも優れており、老化防止剤の移
行の大小を表わす指標として空気透過係数を用いること
ができ、この値が3.0 ×10-10[cm3 ・cm/ cm 2 ・sec ・
cmHg] 以下であれば、タイヤ使用時において周囲部材か
らの老化防止剤の移行を抑制し、長期間に亘って汚染を
防止できることを見出した。
係数が3.0 ×10-10[cm3 ・cm/ cm2・sec ・cmHg] 以下
であると同時に、その厚さが少なくとも20μm以上、
好ましくは50μm以上である。老化防止剤の移行はタ
イヤの使用中はもちろんのこと、タイヤの加硫時にも当
然起こる。しかも加硫時の高温では老化防止剤の移行速
度も大幅に上がるため、熱可塑性エラストマーの厚さが
20μm未満であると、たとえその空気透過係数が3.0
×10-10[cm3 ・cm/ cm2 ・sec ・cmHg] 以下であって
も、老化防止剤がわずかに移行しただけでタイヤ表面付
近に達してしまい、その後短期間のうちに汚染してしま
うからである。
数は、これを構成する熱可塑性樹脂とゴム組成物の空気
透過性により決まる。熱可塑性樹脂およびゴム組成物の
両方が3.0 ×10-10[cm3 ・cm/ cm2 ・sec ・cmHg] 以下
の空気透過係数を有していれば当然問題なく、どちらか
片方がこれを満たさなくても、もう片方に3.0 ×10
-1 0[cm3 ・cm/ cm2 ・sec ・cmHg] よりも十分低い空気
透過係数の材料を組み合わせることにより、この条件を
満たす熱可塑性エラストマー組成物を得ることができ
る。
透過係数は、ゴム又は熱可塑性樹脂に配合される補強
剤、充填剤、軟化剤、可塑剤などによっても変化する。
つまり本発明に使用する熱可塑性エラストマー組成物の
空気透過係数は、組み合わせる熱可塑性樹脂とゴムそれ
ぞれの空気透過係数とその配合比率、さらには配合剤量
などによって決まるものである。
cm/ cm2 ・sec ・cmHg] 以下であるのが更に好ましい。
空気透過係数は、JIS K7126「プラスチックフ
ィルムおよびシートの気体透過度試験方法」に従って測
定することができる。
もので、融点が前記A層よりも低い。この熱架橋性ポリ
マーは、熱架橋性を有する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラ
ストマー、ゴムのポリマー単味及び/又は熱架橋を可能
ならしめる架橋剤、架橋助剤等の熱架橋配合剤を少なく
とも含有する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴ
ムの各組成物からなる群より選ばれる少なくとも1つで
ある。熱架橋性を有する熱可塑性樹脂としては、例え
ば、熱架橋性を有する熱可塑性樹脂としては、A層に於
ける前述したもののうち、例えばポリアミド系樹脂、ポ
リアミド系樹脂のアルコキシメチル化物(メトキシメチ
ル、エトキシメチル化物等)、ポリエステル系樹脂のよ
うに有機過酸化物、酸無水物及び/又はエポキシ化合物
の如く、主鎖の水素引き抜き及び/又は保有する官能基
等による架橋を可能とならしめる熱可塑性樹脂と架橋
剤、架橋助剤を含有する組成物を挙げることができる。
剤、可塑剤等の添加剤を加え熱可塑性樹脂組成物となし
て用いればよい。熱可塑性エラストマーは、A層におけ
る前述したものと同じものを、必要に応じて、架橋剤、
架橋助剤、老化防止剤、補強剤、充填剤、オイル等添加
し、熱架橋性組成物となし用いればよい。
と同じものを用いればよい。このゴムには、必要に応じ
て、加硫剤(架橋剤)、加硫促進剤、老化防止剤、補強
剤、充填剤、オイル等の配合剤を配合することができ
る。
接着を保持することができれる程度であればよいが、5
μm以上であるのが好ましく、10μm以上であること
がさらに好ましい。この厚さが薄い場合は、加硫中の厚
さの変動に対して物理的に充分な膜厚を確保できなくな
り不安定な接着となるためである。
でなり、必要に応じて補強剤、充填剤、老化防止剤、加
工助剤を含んでなるゴム組成物であり、加熱によって加
硫可能な組成物の加熱加硫を行なう前の未加硫状態の部
材をいう。例えば、未加硫タイヤの内面ゴム部材又は外
面ゴム部材(例えば、サイドウオール構成部材)であ
る。
層体の製造方法の一例について説明する。図2は2層積
層円筒状フィルム押出し成形装置の要部縦断面を示した
ものであって、図2において、この装置10は、円筒状
中空中子11の周囲にA層押出し用ダイ12を円盤状に
設け、このダイ12の上方にB層押出し用ダイ13を円
筒状中空中子11の周囲に円盤状に設けてなる。
熱可塑性エラストマー、熱可塑性エラストマー組成物
(ゴムを含む熱可塑性樹脂)からなる群より選ばれる少
なくとも1つを含む加熱溶融物14を、ダイ12を通し
て押し出して、ダイ12と円筒状中空中子11との間の
隙間を通過させることによりA層を形成する。一方、熱
架橋性ポリマーからなる、融点がA層よりも低い接着剤
の加熱溶融物15を、ダイ13を通して押し出してA層
とダイ13との間の隙間を通過させ、A層に接触させる
ことによりB層を形成して、A層にB層が積層した円筒
状積層フィルムとなす。また、円筒状中空中子11内に
は、下方から上方に向かって空気を通入して積層フィル
ムに円筒形状を保持させるようにする。
ム製造工程において熱架橋が進行し過ぎると、後の加硫
工程においてB層と未加硫ゴム部材との接着性を損なう
ため、積層フィルム製造段階では、B層の熱架橋量を5
0%未満、好ましくは30%未満、さらに好ましくは1
0%未満にするのがよい。
には、B層がダイ内で受ける熱履歴として、接着剤の加
熱溶融物15のダイ13内滞留時間(T秒)とダイ13
温度(P絶対温度)との積P×Tを代用値として、P×
T<25000、好ましくはP×T<5000とすれば
よい。
出しすることにより積層フィルムを製造する場合には、
両者間の接着のためには、図2に示すように装置10内
で両者を溶融状態で接触させるのが好ましい。しかし、
A層、B層ともそれぞれダイ内で溶融状態ではあるが、
A層がより低温のB層と装置10内で接触して一体化さ
れるとA層がB層により冷却されて装置10内で硬化し
てしまう場合がある(コールドスポット)。このような
不都合を避けるためには、両層の押出し量、ダイ温度、
ダイ内の材料温度などによって下記式により求められる
装置10内の平均温度PavをA層の融点、又はA層のビ
カット軟化点+30(℃)よりも高くするとよい。
後、その長手方向に沿って横方向に押しつぶして平板状
とし、これを巻物状にして保存や運搬に供することがで
きる。
応じて所望の大きさに切断し、この積層フィルムのB層
を未加硫ゴム部材(例えば、未加硫タイヤの内面部材)
に密着させ、ついで、A層の融点よりも低くかつB層の
融点よりも高い温度で加硫を行う。この加硫温度がA層
の融点よりも低くないと、A層の表面が溶けた状態とな
って外観を損なうことになり、一方、B層の融点よりも
高くないとB層が溶融して未加硫ゴム部材の表面の凹凸
に流入し隙間を埋めることにより、B層と未加硫ゴム部
材との接着をよくしたり、A層の表面を滑らかにするこ
とができなくなる。
であるのがよく、20℃〜70℃であるのが好ましい。
融点差が20℃未満では、A層とB層の融点が接近し過
ぎてA層が溶融するおそれがある。一方、融点差が13
0℃超では、融点差が大きくなるので装置構造が複雑と
なるため好ましくない。架橋剤としては、B層の架橋に
適した前述の架橋剤であれば、いずれも選択可能である
が、温度の上昇に対する架橋反応の増加率が比較的少な
い硫黄系加硫剤を用いるのがよく、特にA層とB層の融
点差が20℃〜70℃の場合に、硫黄系加硫剤が安定し
た押出を維持するためにも好ましい。
しい。円筒状であると、例えば、未加硫タイヤの内面部
材に密着させてインナーライナー層を形成するときに、
積層フィルムを適当な幅で輪切りにして用いることがで
き、これによって継ぎ目のないインナーライナー層とな
るからインナーライナー層の外観の向上、タイヤユニフ
ォミティ−の向上、積層フィルムにスプライス部(重合
接合部)を設けなくともよいのでタイヤ生産性の向上な
どをはかることができる。例えば、タイヤサイズ185
/65R14の空気入りラジアルタイヤについて、この
円筒状積層フィルムでインナーライナー層を形成した場
合には、A層およびB層をそれぞれシート状に別押出し
した後に円筒状にスプライスしてインナーライナー層に
したときに比較して、タイヤユニフォミティ−で10%
の向上、インナーライナー層の成形時間で55%の短縮
効果が得られる。
ラジアルタイヤにつき、表1〜表4に示される諸元を有
する積層フィルムでインナーライナー層を形成し、これ
らのタイヤにつき下記により、対ゴム接着力、タイヤ耐
久性、外観、生産性、およびタイヤユニフォミティ−を
評価した。この結果を表1〜表4に示す。
および総熱架橋量(総架橋度)は下記によった。融点 樹脂材料は、示差走査型熱量計(DSC)により測定さ
れる融点を示し、昇温速度は10℃/分で測定してい
る。
晶の融解熱を測定するため、溶融開始点(イニシアルポ
イント)と溶融の極大状態(ピークポイント)と終了時
点の3点が溶融の目安として使用される。ここでは、物
理的な変形に対する流動固体からほぼ液状に変化するピ
ーク融点を変形の目安として設定した。
料がDSC融点の異なる2種以上の熱可塑性樹脂よりな
る場合、物理性状の極大変化点を目安として、高融点サ
イドの熱可塑性樹脂材料のDSCピーク融点をマトリッ
クス材料の融点とした。接着剤成分等で明瞭なDSC融
点を示さないものについては、加工温度による加工可能
な流動の目安として、ビカット軟化点+30℃を設定し
た。
応が終了すべき時点での加硫に要する熱エネルギー量
(加硫温度×時間)を総熱加硫(架橋)量とし、本総加
硫(架橋)量を100として、加工可能な熱エネルギー
量を規定した。本発明では、190℃、10分を総加硫
(架橋)量100として算定の目安とした。
トマー組成物のA層の厚さ100μm、熱架橋性ポリマ
ー組成物よりなるB層の厚さ30μmよりなる円筒積層
フィルムを作成し、2mm厚さのC層未加硫ゴムと合わ
せ150mm×150mmの大きさで成型し、所定の
2.1mm厚さのモールドに入れ190℃×10分で熱
架橋接着せしめた。しかる後、25mm幅×150mm
長さに切断し、B層とC層の間の180°剥離試験を実
施して接着力(N/25mm)を測定した表3〜表6
中、「◎」は対ゴム接着力が極めて良好の場合を、
「○」は良好の場合を、「×」は不良の場合を表わし、
また、括弧内の数値はN/25mm(幅)での剥離力を
表わす。
まず第1の投入口より配合1〜3に示す表1に示す熱可
塑性樹脂を各々投入し溶融させたのち、第2の投入口よ
り所定のゴムを投入混練し、連続相を成す熱可塑性樹脂
中にゴムが微細に分散した状態となし、然る後、第3の
投入口より動的架橋系を所定の割合になるように連続し
て投入し、微細に分散したゴムを混練時にゴムが十分架
橋しうる温度(本ケースでは225℃)で混練中に(動
的に)架橋せしめ、2軸混練押出機の吐出口よりストラ
ンド状に押し出し、該ストランドをカッターでペレット
状になし、配合1〜3に示す、ゴムを含む熱可塑性樹脂
のペレットを作成した。
ァイヤーを第1の投入口より投入し、両者を十分混練せ
しめた後に第2の投入口より各々所定の加硫系を混練中
に架橋が進行しない十分な低温で(本ケースでは110
℃)投入して十分混練せしめ、吐出口よりストランド状
に押し出し、該ストランドを水冷後、カッターでペレッ
ト状となし、A層材料と同様に円筒状積層フィルム成型
又は個別にTダイ押出機を使用して単層フィルムを作成
した。配合表を表2に示す。
4×51/2に装着し、空気圧140KPA、荷重5.
5KN、速度80KM/Hにて、10000km走行後
にインナーライナー層に亀裂・クラックのないものを合
格とした。
等につき、文字の角のシャープネスを目視判定すること
により、10人のパネルによってフィーリング判定し
た。表3〜表6中、「○」は良好の場合を、「×」は不
良の場合を表わす。
形ドラムに貼りつける工程に要する時間を測定すること
によった。比較例1を100とする指数で表示した。数
値が大きい方が生産性に優れている。
SO C−607によるユニフォミティー試験法でRF
Vを測定することによった。比較例1を100とする指
数で表示した。数値が大きい方がタイヤユニフォミティ
−に優れている。
よびB層をそれぞれシート状に別押出しした後に円筒状
にスプライスしてインナーライナー層にした場合であ
り、対ゴム接着力はよいが生産性、タイヤユニフォミテ
ィ−が悪い。比較例2は、Aの融点より加硫温度が高い
のでA表面が溶けて外観が劣る。比較例3は、Bの融点
より加硫温度が低いので対ゴム接着力が劣るとともに、
Bの流動性不良からA表面に凸凹を生じ外観を損なう。
比較例4は、AB融点差が小さく、硫黄架橋系とするも
のの、フィルム押出中にBの架橋が進みすぎて対ゴム接
着力が劣る。
用ダイ温度差を設けることが不能であり、押出し実験不
可であった。比較例6は、Bがダイ内に滞留する時間が
長く、P×tが25000を越える為にB材の架橋が進
みすぎて対ゴム接着力が劣る。比較例7及び8は、Pa
vがAの融点より低いのでコールドスポットを発生す
る。
のでサイド表面の外観を損なう。比較例10は、B材の
架橋度が進みすぎて(50%超)対ゴム接着力が劣る。
本発明の場合(実施例1〜16)には、対ゴム接着力、
タイヤ耐久性、外観、生産性、およびタイヤユニフォミ
ティ−の全てにおいて優れている。
層とB層とから共押出しにより積層フィルムを形成し、
この積層フィルムのB層を未加硫ゴム部材に密着させ、
加硫して積層体を形成するため、層間接着性、生産性、
および外観に優れた、異種材料を積層させてなる積層体
を提供することが可能となる。
る。
の要部縦断面である。
Claims (11)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、
ゴムを含む熱可塑性樹脂からなる群より選ばれる少なく
とも1つを含むA層と、熱架橋性ポリマーからなる、融
点が前記A層よりも低い接着剤層であるB層とから共押
出しにより積層フィルムを形成し、この積層フィルムの
B層を未加硫ゴム部材に密着させ、加硫してなる積層
体。 - 【請求項2】 前記熱架橋性ポリマーが、熱架橋性を有
する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、未加硫ゴム
からなる群より選ばれる少なくとも1つである請求項1
記載の積層体。 - 【請求項3】 前記積層フィルムが円筒状である請求項
1又は2記載の積層体。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、
ゴムを含む熱可塑性樹脂からなる群より選ばれる少なく
とも1つを含む加熱溶融物を積層フィルム押出し成形装
置におけるダイを通して押し出してA層を形成すると共
に、熱架橋性ポリマーからなる、融点が前記A層よりも
低い接着剤の加熱溶融物を積層フィルム押出し成形装置
におけるダイを通して押し出して前記A層に接触させる
ことによりB層を形成して積層フィルムとなし、この積
層フィルムのB層を未加硫ゴム部材に密着させ、つい
で、A層の融点よりも低くかつB層の融点よりも高い温
度で加硫することからなる積層体の製造方法。 - 【請求項5】 前記熱架橋性ポリマーが、熱架橋性を有
する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、未加硫ゴム
からなる群より選ばれる少なくとも1つである請求項4
記載の積層体の製造方法。 - 【請求項6】 A層とB層の融点差が20℃〜130℃
である請求項4又は5記載の積層体の製造方法。 - 【請求項7】 前記加硫を硫黄系加硫剤を用いて行う請
求項4、5、又は6記載の積層体の製造方法。 - 【請求項8】 前記接着剤の加熱溶融物のダイ内滞留時
間(T秒)とダイ温度(P絶対温度)との積P×Tが、
P×T<25000である請求項4乃至7のいずれか1
項記載の積層体の製造方法。 - 【請求項9】 前記A層と前記B層とを積層フィルム押
出し成形装置内で接触させると共に、下記式により求め
られる積層フィルム押出し成形装置内の平均温度Pavを
前記A層の融点、又はA層のビカット軟化点+30
(℃)よりも高くした請求項4乃至8のいずれか1項記
載の積層体の製造方法。 Pav=Pd ×(Ga /Gt ) +Pb Pd :ダイ温度差もしくは各層の材料ダイ内温度差 Ga :A層の総吐出量 Gt :A層、B層の総吐出量 Pb :B層ダイ温度もしくはB層材料のダイ内温度 - 【請求項10】 前記積層フィルムが円筒状である請求項
4乃至9のいずれか1項記載の積層体の製造方法。 - 【請求項11】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の積
層体でタイヤ内面および外面の少なくともいずれかを形
成した空気入りタイヤ。
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