JP2000236900A - キシリトールの製造方法 - Google Patents

キシリトールの製造方法

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JP2000236900A JP11266790A JP26679099A JP2000236900A JP 2000236900 A JP2000236900 A JP 2000236900A JP 11266790 A JP11266790 A JP 11266790A JP 26679099 A JP26679099 A JP 26679099A JP 2000236900 A JP2000236900 A JP 2000236900A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キシラン含有天然物を原料とし、工業的に効
率良く、短縮された設備で、収率低下を抑制しつつ高純
度のキシリトールを製造する方法の提供。 【解決手段】 キシラン含有天然物から予め110℃以
上140℃以下の熱水で抽出される成分を除去した水不
溶性の残さを、前記処理温度以上200℃以下の熱水で
処理してキシロオリゴ糖を主成分とする抽出液を得る第
1工程と、該抽出液を加水分解し、次いで水素添加す
る、或いは加水分解と水素添加を同時に行う第2工程と
を備えた、キシリトールの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キシラン含有天然
物を特定の条件の熱水で処理してキシロオリゴ糖を主成
分とする抽出液を得、該抽出液を加水分解し、次いで水
素添加する、或いは加水分解と水素添加を同時に行いキ
シリトールを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、キシリトールの製造法として
は、キシラン含有天然物を蒸煮又は爆砕した後に抽出し
て得られたキシランを、硫酸等の鉱酸を添加してキシロ
ースに加水分解し、得られたキシロースを水素加圧下で
ニッケル等を触媒として水素添加する方法が知られてい
る。しかし、この方法では、酸を添加して加水分解を行
うために、1)耐酸設備が必要となること、2)使用す
る酸の中和工程、及び中和により生成する塩類の処理工
程が必要であること、3)比較的酸に弱い糖であるキシ
ロースの分解が生じ、得られるキシロース、しいてはキ
シリトール収量が低下すること、4)キシロースの溶出
の際に、除去のために多大な労力を要するリグニン分解
成分、窒素系化合物、硫黄系化合物、等の不純物混入が
さけられず、高温での水素添加反応時に、触媒のキシロ
ースに対する活性が低下してしまうため、キシロースの
熱分解が生じ、結果としてキシリトール収量が低下する
傾向にあった。更に、キシリトールを精製する際等にお
いて、該不純物に由来する化合物やキシリトール以外の
糖類を除去するために多大な労力を要し、この際にキシ
リトールの損失を生じ、結果として得られる該化合物の
収量が低下する等の問題点を有していた。
【0003】これらの内、4)の問題点を改善する試み
で、予めキシラン含有天然物を蒸煮又は爆砕、或いは熱
水で処理することによりキシロース以外の糖類やリグニ
ン成分等の不純物を抽出除去し、該残さを再度、硫酸や
シュウ酸等の無機又は有機酸を添加して加水分解し、キ
シロース含有水溶液を得、該水溶液を中和或いはイオン
交換処理した後に水素添加してキシリトールを製造する
方法が開示されている(特開平4−197192号公
報、特公昭51−33177号公報等)。しかし、これ
らの方法では、キシロースを得る際に新たに酸を添加し
て加水分解するため、キシロースの多大な分解が生じる
ばかりでなく、原料に含有されるリグニンの内、難分解
性リグニン分解成分の溶出がさけられず、著しい効果は
得られなかった。
【0004】近年、上記1)〜4)の問題点を改善する
目的で、特公平6−17327号公報では、キシラン含
有天然物を130〜230℃、1〜60分間の条件下、
熱水だけで抽出処理してキシロース及びキシロオリゴ糖
含有抽出液を得、該抽出液を水素加圧下、触媒を用いて
150〜200℃で加水分解すると同時に水素添加して
キシリトールを製造する方法が開示されている。この方
法は、熱水処理により遊離されるアセチル基に由来した
弱い酸性分の作用により、キシラン成分の加水分解が生
じることに基づく。この方法によれば、キシラン含有天
然物に含有される難分解性リグニンの混入は抑制される
が、易分解性リグニン分解成分の抽出液への混入は避け
られない。リグニン分解成分は活性炭処理では除去しき
れず、高温での水素添加反応時に触媒のキシロースに対
する活性を引き下げてしまう。そのため、通常用いられ
ている水素添加触媒量では、キシロースの分解が生じ、
得られるキシリトールの収量が低減してしまう傾向があ
り、或いは、キシリトールを定量的に得るためには多量
の触媒を必要とする傾向があるため、未だ十分な方法と
いえるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、キシラン含
有天然物を原料として、工業的に効率よく、短縮化され
た設備で、収率低下を抑制しつつキシリトールを製造す
る方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、キシラン含有天然
物からキシロース及びキシロオリゴ糖を抽出する際、熱
水のみを用いて特定の条件下で処理することにより、抽
出されるキシロースの分解を抑制し、且つ、リグニン分
解成分、窒素系化合物、硫黄系化合物、等の不純物混入
量を著しく低減できることに基づき、抽出できるキシロ
ースおよびキシロオリゴ糖の損失を著しく抑制しつつ高
純度のキシロオリゴ糖を主成分とする抽出液が得られる
こと、更に、該抽出液を高温条件下で、加水分解、次い
で水素添加する、或いは加水分解と水素添加を同時に行
ってキシリトールを製造する際に、水素添加触媒の活性
を維持できるため、高温の反応系に存在する、或いは高
温の反応系で生じるキシロースの分解を抑制することが
できること、加えて精製工程でのキシリトールの回収量
低下を著しく改善でき、高収率で高純度のキシリトール
を製造することができることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち、本発明は(1)キシラン含有天然物
から予め110℃以上140℃以下の熱水で抽出される
成分を除去した水不溶性の残さを、前記処理温度以上2
00℃以下の熱水で処理してキシロオリゴ糖を主成分と
する抽出液を得る第1工程と、該抽出液を加水分解し、
次いで水素添加する、或いは加水分解と水素添加を同時
に行う第2工程とを備えた、キシリトールの製造方法、
(2)第1工程で得られるキシロオリゴ糖を主成分とす
る抽出液を、150℃以上250℃以下の温度で加水分
解と水素添加を同時に行うことを特徴とする(1)に記
載のキシリトールの製造方法、(3)キシラン含有天然
物がサトウキビピスであることを特徴とする(1)又は
(2)に記載のキシリトールの製造方法、を提供するも
のである。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられる原料としては、キシランを含む天然
物、例えば白樺やブナ等の広葉樹や、とうもろこし稲
穂、綿実殻、サトウキビバカス、サトウキビピス、ビー
トパルプ等の農産廃棄物が利用可能である。これら原料
の内、リグニン含有量が低く、穏和な条件で容易にキシ
ロース及びキシロオリゴ糖の抽出ができるサトウキビピ
スが特に好ましい。これら原料の形状は、特に限定はし
ないが、抽出操作を容易にするためにチップ状、繊維状
等に粉砕された形状のものが好ましく用いられる。本発
明におけるキシロオリゴ糖とは、キシロースを構成単位
とし、該構成単位の重合度が2以上の化合物である。
【0009】本発明におけるキシロオリゴ糖を主成分と
する水溶液とは、キシロオリゴ糖含量が溶解固形分に対
して50重量%以上の水溶液である。熱水処理によりキ
シロース及びキシロオリゴ糖を抽出する際に難分解性リ
グニンの溶出を抑えるためには、反応条件が比較的穏和
である必要があり、そのためキシランの解重合反応はオ
リゴ糖の段階で停止し、キシロオリゴ糖含量は50重量
%以上となる。キシロオリゴ糖含量は、高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)の測定より、得られたキシロ
オリゴ糖のピーク強度と、キシロース試薬(アルドリッ
チ社)を標準試薬として求めたキシロオリゴ糖1構成単
位当たりが与えるピーク強度とを比較して定量する。H
PLCはカラムにTSKgel GーOligo−PW
(東ソー株式会社)を2本用い、水を溶離液とし、温度
80℃、流速1ml/分で行う。本発明おいては、熱水
のみを用いて特定の条件下で抽出処理することにより、
リグニン分解成分、窒素系化合物、硫黄系化合物の混入
量を、それぞれ抽出液中に溶解している固形分に対し
て、5重量%、0.4重量%(N換算)、200ppm
(S換算)以下に抑えた、高純度のキシロオリゴ糖を主
成分とする水溶液を得ることができる。不純物含量を前
記範囲内に抑えた抽出液が得られることにより、高温条
件下で加水分解、次いで水素添加する、或いは加水分解
と水素添加を同時に行ってキシリトールを製造する際
に、触媒のキシロースに対する活性を維持することがで
きるため、高温の反応系に存在する、或いは高温の反応
系で生じるキシロースの分解を抑制することができ、キ
シリトールを効率的に生産することが可能となる。加え
て、反応終了後に回収した触媒は、その活性が維持され
ているため、繰り返して次の反応に用いることが可能と
なる。
【0010】本発明におけるキシラン含有天然物の熱水
処理は、必要に応じて、公知の技術である爆砕と組み合
わせて行うこともできる。熱水処理を行う際には、抽出
を容易にするために、攪拌した状態で処理することが好
ましい。本発明において、キシラン含有天然物の熱水に
よる前処理は、使用する原料により違いはあるが、11
0℃以上140℃以下で行うことが必要である。110
℃未満の場合には、易分解性リグニン分解成分、窒素系
化合物、硫黄系化合物、等の不純物の溶出が不十分であ
り、140℃を越える場合には、キシラン成分の溶出が
生じてしまい、最終的に得られるキシリトールの収量が
低下するために好ましくない。前処理に要する時間は、
通常10分以上120分以下、好ましくは15分以上6
0分以下、特に好ましくは20分以上40分以下であ
る。10分未満では、不純物の溶出が不十分であり、1
20分を越えて実施しても更なる不純物の溶出は見られ
ない。
【0011】キシラン含有原料に加える水の量は、該原
料の乾燥重量に対して、通常1倍量以上16倍量以下、
好ましくは3倍量以上14倍量以下、更に好ましくは5
量以上12倍量以下である。1倍量より少ない場合に
は、不純物の溶解が十分に起こらず、不純物を効率よく
除去できないので好ましくない。一方、16倍量を越え
る場合には、遊離した酢酸に由来するプロトン濃度が低
下し、易分解性リグニンの分解が十分に起こらず、その
後の操作過程に混入するため好ましくない。以上述べた
熱水処理をしたキシラン含有天然物を、必要に応じて、
100℃以下の水で攪拌処理し、不純物の抽出を十分に
行うことも可能である。この際、攪拌をスムーズに行う
ために新たに水を添加しても良い。
【0012】上記条件で処理をした後に遠心機、濾過機
などにより溶出した不純物を分離除去して必要なキシラ
ンを高純度に含む残さを得る。得られた残さは加水して
洗浄し、不純物を十分に除去しておくことが好ましい。
前処理済みキシラン含有天然物は、使用する原料により
違いはあるが、通常前処理温度以上200℃以下で熱水
処理されて、キシロース及びキシロオリゴ糖が抽出され
る。処理温度が前処理温度より低い場合には抽出成分が
ほとんど無く、200℃より高い場合にはキシラン含有
天然物中に含有される難分解性リグニン及びセルロース
が加水分解されてキシロース及びキシロオリゴ糖と共に
溶出されてくるので好ましくない。
【0013】熱水処理時間は、通常20分以上180分
以下、好ましくは40分以上120分以下である。20
分より短い場合にはキシロース及びキシロオリゴ糖の溶
出が十分に行われず、結果としてキシリトールの収率が
低下するので好ましくない。180分より長い場合には
反応系内で生じたキシロースの分解が著しくなるため好
ましくない。前処理済みキシラン含有原料に加える水の
量は、該原料の乾燥重量に対して、通常1倍量以上16
倍量以下、好ましくは3倍量以上14倍量以下、更に好
ましくは5量以上12倍量以下である。1倍量未満の場
合には、加水分解されたキシロース及びキシロオリゴ糖
を完全に水に溶解するのに不十分であり、一方、16倍
量を越える場合には、遊離した酢酸に由来するプロトン
濃度が低下し、キシランの部分加水分解による水可溶化
が十分に起こらず、しいてはキシリトール収量が低下す
るために好ましくない。
【0014】上記抽出操作を行った後、必要に応じて、
100℃以下の温度の水で撹拌処理し、水溶性となった
キシロース及びキシロオリゴ糖を十分に抽出することも
可能である。この際、攪拌をスムーズに行うために、新
たに水を添加しても良い。以上に述べた抽出操作を行っ
た後、遠心機、濾過機などにより抽出液から残さを分離
除去し、高純度のキシロオリゴ糖を主成分とする水溶液
を得ることができる。
【0015】本発明により得られたキシロオリゴ糖を主
成分とする水溶液は、必要に応じて活性炭を加えて簡易
処理し、濾過等によって活性炭を除いた後、バッチ式ま
たは連続式の装置により、150℃以上250℃以下の
温度条件下で、加水分解、次いで水素添加する、或いは
加水分解と水素添加を同時に行うことができる。反応温
度が150℃未満の場合には、キシロオリゴ糖の加水分
解に著しく長時間を有するために、工業的に不利であ
る。一方、250℃を越える場合には、反応系において
生じるキシロースの分解が著しく生じ、得られるキシリ
トールの収量が低下するため好ましくない。これらの方
法の内、加水分解と水素添加反応を同時に行う方法が、
工業的な観点から、好ましく用いられる。この場合、反
応温度は200℃を越え250℃以下で行うことが好ま
しく、200℃を越え、220℃以下で行うことが特に
好ましい。
【0016】反応時間は、加水分解反応、水素添加反
応、或いは加水分解反応と水素添加反応を同時に行う際
の反応温度によって異なるが、通常、加水分解と水素添
加反応を個別に行う際には、加水分解反応で30分以上
9時間以下、水素添加反応においては10分以上3時間
以下の範囲で行われる。加水分解反応時間が30分未満
の場合には、加水分解が定量的に起こらず、9時間以上
の場合には、得られるキシロースの分解が顕著となり、
結果としてキシリトール収量が減少するため好ましくな
い。一方、水素添加反応において、反応時間が10分未
満では反応が十分に進行しないため好ましくない。ま
た、3時間を越えて反応を行っても得られるキシリトー
ル収量に変化はない。一方、加水分解反応と水素添加反
応を同時に行う場合、反応時間は、通常、30分以上9
時間以下、好ましくは40分以上6時間以下、更に好ま
しくは40分以上3時間以下の範囲で行われる。30分
未満の場合には、反応を完結することができないためキ
シリトール収量の低下を招き、9時間を超えて反応を行
っても得られるキシリトール収量に変化はない。
【0017】水素添加反応に用いられる触媒は還元糖を
水素化可能なもので有れば特に限定はしないが、ランタ
ニド及びアクチニドを除く長周期型周期率表の遷移金属
に属する金属、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、銅、
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミ
ウム、イリジウム、白金、等の金属が好ましく用いられ
る。これらの触媒は、そのまま単独に使用しても良く、
2種類以上のものを混合、合金化、或いは逐次組み合わ
せて使用することもできる。更に、水素化活性を上げた
り、被毒物質に対する耐性を付加させるために、これら
の金属に他の金属又は非金属を添加しても良い。添加さ
れるものとしては、周期律表第Ia、b、IIa、b、
IIIa、b、IVa、b、Va、VIa、VIIaの
金属又は非金属から選ばれる少なくとも1種類以上であ
る。これらの触媒は、活性炭、石綿、珪藻土、シリカ、
アルミナ、チタニア等の担体に担持させて使用すること
もできる。これらの触媒の形状は、粉末状、粒状、塊状
のいずれの形状であってもよい。これらの触媒の内、ラ
ネー型ニッケル触媒及びルテニウム触媒が好ましく用い
られる。またこれらの触媒は、水素化反応終了後に回収
し、繰り返し使用することもできる。
【0018】水素圧力は、通常、反応温度において5M
Pa以上で行われる。水素圧力が5MPa未満の場合に
は、水素添加反応速度が著しく低下するため、反応系内
のキシロースの分解が著しく生じるようになり、結果と
して得られるキシリトールの収量の低下を招く。水素圧
力の上限は反応面での規制はないが、設備的な面で50
MPa以下が実用的である。加水分解と水素添加反応に
供するキシロオリゴ糖を主成分とする水溶液は、その後
の反応を効率的に行うために予め濃縮しておくことも可
能である。水素添加によって得られたキシリトールは、
必要に応じて陽陰イオン交換処理等の通常の方法により
精製した後、常法により結晶化し、高収率で高純度のキ
シリトールを得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下で、実施例により本発明を更
に詳しく説明する。尚、水溶液中に溶解しているリグニ
ン分解成分含量の測定は、水溶液中の溶解固形分を真空
下で絶乾した試料を用い、JIS−P8008に準拠し
て行った。また、融点は、示差走査型熱量計(パーキン
エルマ社製 DSC−7)を用いて、昇温速度0.5℃
/分で測定し、得られたピークエンドの温度とした。
【0020】
【実施例】(実施例1)風乾サトウキビピス200gと
水2.0kgを4Lオートクレーブに入れ、125℃で
30分間加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽出
物をろ別し、キシランを含有する残さ176gを得た。
得られた残さ176gと水2.0kgを4Lオートクレ
ーブに入れ、150℃で90分間加熱処理した後、70
℃まで冷却し、水1.0kgを加えて2時間撹拌した。
次いで、残さをろ別し、得られた抽出液を減圧下で濃縮
し、固形分濃度5重量%の抽出液920gを得た。
【0021】上記熱水抽出の結果、原料に対して15.
0重量%のキシロース成分が、抽出固形分に対して65
重量%の純度で得られた。また、リグニン分解成分、窒
素系化合物、硫黄系化合物の該抽出液への混入量は、そ
れぞれ抽出固形分に対して、0.3重量%、0.15重
量%(N換算)、100ppm(S換算)であった。該
抽出液50gとラネーニッケル触媒(日興リカ株式会
社)0.50gを400mlオートクレーブ入れ、水素
を室温にて10MPa充填した後、210℃で2時間撹
拌して加水分解反応と水素添加反応を同時に行い、キシ
リトール1.62gを得た。キシリトール収率は、抽出
液中のキシロース成分に対して100%であった。反応
溶液から触媒を分離後、常法によりアンバーライトIR
120B(オルガノ株式会社)及びアンバーライトIR
A410(オルガノ株式会社)で脱色、脱塩処理をし
た。次いで、該精製液を減圧下で2.0gまで濃縮し、
エタノール2.0gを加え、5時間放置し、融点93.
2℃のキシリトール結晶1.30gを得た。
【0022】(比較例1)風乾サトウキビピス100g
と水1.0kgを2Lオートクレーブに入れ、100℃
で30分間加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽
出物をろ別し、キシランを含有する残さ90gを得た。
得られた残さ90gと水1.0kgを2Lオートクレー
ブに入れ、150℃で90分間加熱処理した後、70℃
まで冷却し、水500gを加えて2時間撹拌した。次い
で、残さをろ別し、得られた抽出液を減圧下で濃縮し、
固形分濃度5重量%の抽出液490gを得た。上記熱水
抽出の結果、原料に対して15.2重量%のキシロース
成分が、抽出固形分に対して62重量%の純度で得られ
た。また、リグニン分解成分、窒素系化合物、硫黄化合
物の該抽出液への混入量は、それぞれ抽出固形分に対し
て、6.1重量%、0.28重量%(N換算)、800
ppm(S換算)と多かった。
【0023】該抽出液50gを実施例1と同一条件で加
水分解反応と水素添加反応を同時に行い、キシリトール
1.10gを得た。キシリトール収率は、抽出液中のキ
シロース成分に対して71%であった。収率が低いの
は、水素添加触媒のキシロースに対する活性が低下した
ため、キシロースの熱分解が生じたためである。反応溶
液から触媒を分離後、常法によりアンバーライトIR1
20B(オルガノ株式会社)及びアンバーライトIRA
410(オルガノ株式会社)で脱色、脱塩処理をした。
次いで、該精製液を減圧下で1.4gまで濃縮し、エタ
ノール1.4gを加え、5時間放置して融点92.1℃
のキシリトール結晶0.83gを得た。
【0024】(比較例2)風乾サトウキビピス100g
と水1.0kgを2Lオートクレーブに入れ、125℃
で30分間加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽
出物をろ別し、キシランを含有する残さ88gを得た。
得られた残さ88gと水1.0kgを2Lオートクレー
ブに入れ、210℃で90分間加熱処理した後、70℃
まで冷却し、水500gを加えて2時間撹拌した。次い
で、残さをろ別し、得られた抽出液を減圧下で濃縮し、
固形分濃度5重量%の抽出液520gを得た。上記熱水
抽出の結果、原料に対して13.0重量%のキシロース
成分が、抽出固形分に対して50重量%の純度で得られ
た。また、リグニン分解成分、窒素系化合物、硫黄系化
合物の該抽出液への混入量は、それぞれ抽出固形分に対
して、12.9重量%、0.16重量%(N換算)、1
10ppm(S換算)でと多かった。
【0025】該抽出液50gを実施例1と同一条件で加
水分解反応と水素添加反応を同時に行い、キシリトール
1.08gを得た。キシリトール収率は、抽出液中のキ
シロース成分に対して86%であった。収率が低いの
は、水素添加触媒のキシロースに対する活性が低下した
ため、キシロースの熱分解が生じたためである。反応溶
液から触媒を分離後、常法によりアンバーライトIR1
20B(オルガノ株式会社)及びアンバーライトIRA
410(オルガノ株式会社)で脱色、脱塩処理をした。
次いで、該精製液を減圧下で1.4gまで濃縮し、エタ
ノール1.4gを加え、5時間放置して融点92.7℃
のキシリトール結晶0.84gを得た。
【0026】(実施例2)実施例1で得られた抽出液
と、実施例1で反応後に回収した触媒を用いて、同一の
条件で加水分解と水素添加の同時反応を行った。実施例
1の結果と同様に、抽出液中のキシロース成分に対して
100%の収率でキシリトールが得られた。反応終了後
に再び触媒を回収し、同様の反応を20回繰り返した
が、20回目の反応までキシリトール収率100%が維
持された。水素添加触媒の活性が20回の反応中、維持
されたためである。
【0027】(実施例3)風乾とうもろこし穂軸100
gと水600gを2Lオートクレーブに入れ、130℃
で20分間加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽
出物をろ別し、キシランを含有する残さ85gを得た
得られた残さ85gと水600gを2Lオートクレーブ
に入れ、180℃で60分間加熱処理した。次いで、残
さをろ別し、得られた抽出液を減圧下で濃縮し、固形分
濃度5重量%の抽出液450gを得た。上記熱水抽出の
結果、原料に対して14.0重量%のキシロース成分
が、抽出固形分に対して62重量%の純度で得られた。
また、リグニン分解成分、窒素系化合物、硫黄系化合物
の該抽出液への混入量は、それぞれ抽出固形分に対し
て、4.5重量%、0.34重量%(N換算)、140
ppm(S換算)であった。
【0028】該抽出液50gとラネーニッケル触媒(日
興リカ株式会社)0.25gを400mlオートクレー
ブ入れ、水素を室温にて15MPa充填した後、220
℃で2時間撹拌して加水分解反応と水素添加反応を同時
に行い、キシリトール1.55gを得た。キシリトール
収率は、抽出液中のキシロース成分に対して100%で
あった。反応溶液から触媒を分離後、常法によりアンバ
ーライトIR120B(オルガノ株式会社)及びアンバ
ーライトIRA410(オルガノ株式会社)で脱色、脱
塩処理をした。次いで、該精製液を減圧下で1.9gま
で濃縮し、エタノール1.9gを加え、5時間放置して
融点は93.4℃のキシリトール結晶1.24gを得
た。
【0029】(実施例4)実施例3で得られた抽出液5
0gを400mlオートクレーブ入れ、150℃で6時
間加熱し加水分解反応を行った。加水分解後の反応液
に、ネーニッケル触媒(日興リカ株式会社)0.25g
を加え、水素を室温にて15MPa充填し、150℃で
3時間攪拌して水素添加反応を行い、キシリトール1.
55gを得た。キシリトールの収率は、抽出液中のキシ
ロース成分に対して100%であった。
【0030】反応溶液から触媒を分離後、常法によりア
ンバーライトIR120B(オルガノ株式会社)及びア
ンバーライトIRA410(オルガノ株式会社)で脱
色、脱塩処理をした。次いで、該精製液を減圧下で2.
0gまで濃縮し、エタノール2.0gを加え、5時間放
置して融点93.5℃のキシリトール結晶1.19gを
得た。
【0031】(比較例3)風乾とうもろこし穂軸100
gと水600gを2Lオートクレーブに入れ、180℃
で60分間加熱処理した。次いで、残さをろ別し、得ら
れた抽出液を減圧下で濃縮し、固形分濃度5重量%の抽
出液620gを得た。上記熱水抽出の結果、原料に対し
て16.0重量%のキシロース成分が、抽出固形分に対
して52重量%の純度で得られた。また、リグニン分解
成分、窒素系化合物、硫黄系化合物の該抽出液への混入
量は、それぞれ抽出固形分に対して、15.3重量%、
0.42重量%(N換算)、1100ppm(S換算)
と多かった。
【0032】該抽出液50gとラネーニッケル触媒(日
興リカ株式会社)0.25gを400mlオートクレー
ブ入れ、水素を室温にて15MPa充填した後、220
℃で2時間撹拌して加水分解反応と水素添加反応を同時
に行い、キシリトール0.72gを得た。キシリトール
収率は、抽出液中のキシロース成分に対して55%であ
った。収率が低いのは、水素添加触媒のキシロースに対
する活性が低下したため、キシロースの熱分解がしょう
じたためである。反応溶液から触媒を分離後、常法によ
りアンバーライトIR120B(オルガノ株式会社)及
びアンバーライトIRA410(オルガノ株式会社)で
脱色、脱塩処理をした。次いで、該精製液を減圧下で
1.0gまで濃縮し、エタノール1.0gを加え、5時
間放置して融点は92.2℃のキシリトール結晶0.5
4gを得た。
【0033】(実施例5)風乾綿実殻100gと水80
0gを2Lオートクレーブに入れ、120℃で40分間
加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽出物をろ別
し、キシランを含有する残さ86gを得た。得られた残
さ86gと水800gを2Lオートクレーブに入れ、1
50℃で90分間加熱処理した後、70℃まで冷却し、
水500gを加えて1時間撹拌した。次いで、残さをろ
別し、得られた抽出液を減圧下で濃縮し、固形分濃度5
重量%の抽出液640gを得た。上記熱水抽出の結果、
原料に対して21.0重量%のキシロース成分が、抽出
固形分に対して66重量%の純度で得られた。また、リ
グニン分解成分、窒素系化合物、硫黄系化合物の該抽出
液への混入量は、それぞれ抽出固形分に対して、0.7
重量%、0.35重量%、190ppmであった。
【0034】該抽出液50gとルテニウム活性炭担持触
媒(エヌイーケムキャット社)0.25gを400ml
オートクレーブ入れ、水素を室温にて10MPa充填し
た後、230℃で3時間撹拌して加水分解反応と水素添
加反応を同時に行い、キシリトール1.65gを得た。
キシリトール収率は、抽出液中のキシロース成分に対し
て100%であった。反応溶液から触媒を分離後、常法
によりアンバーライトIR120B(オルガノ株式会
社)及びアンバーライトIRA410(オルガノ株式会
社)で脱色、脱塩処理をした。次いで、該精製液を減圧
下で2.1gまで濃縮し、エタノール2.1gを加え、
5時間放置し、融点92.9℃のキシリトール結晶1.
32gを得た。
【0035】(実施例6)風乾白樺チップ100gと水
1.0kgを2Lオートクレーブに入れ、135℃で2
5分間加熱処理した。次いで、加水洗浄しながら抽出物
をろ別し、キシランを含有する残さ91gを得た。得ら
れた残さ91gを温度175℃で1分間爆砕処理した処
理品と、水1.0kgとを2Lオートクレーブに入れ、
170℃で90分間加熱処理した後、70℃まで冷却し
て2時間撹拌した。次いで、残さをろ別し、得られた抽
出液を減圧下で濃縮し、固形分濃度5重量%の抽出液4
30gを得た。上記熱水抽出の結果、原料に対して1
3.0重量%のキシロース成分が、抽出固形分に対して
60重量%の純度で得られた。また、リグニン分解成
分、窒素系化合物、硫黄系化合物の該抽出液への混入量
は、それぞれ抽出固形分に対して、4.3重量%、0.
31重量%(N換算)、150ppm(S換算)であっ
た。
【0036】該抽出液50gとラネーニッケル触媒(日
興リカ株式会社)0.25gを400mlオートクレー
ブ入れ、水素を室温にて10MPa充填した後、190
℃で4時間撹拌して加水分解反応と水素添加反応を同時
に行い、キシリトール1.50gを得た。キシリトール
収率は、抽出液中のキシロース成分に対して100%で
あった。反応溶液から触媒を分離後、常法によりアンバ
ーライトIR120B(オルガノ株式会社)及びアンバ
ーライトIRA410(オルガノ株式会社)で脱色、脱
塩処理をした。次いで、該精製液を減圧下で1.8gま
で濃縮し、エタノール1.8gを加え、5時間放置し、
融点93.2℃のキシリトール結晶1.23gを得た。
【0037】(実施例7)実施例6で得られた抽出液を
更に濃縮し、固形分濃度30重量%とした。該抽出液5
0gとラネーニッケル触媒(日興リカ株式会社)1.5
0gを400mlオートクレーブ入れ、水素を室温にて
10MPa充填した後、190℃で4時間撹拌して加水
分解反応と水素添加反応を同時に行い、キシリトール
9.00gを得た。キシリトール収率は、抽出液中のキ
シロース成分に対して100%であった。反応溶液から
触媒を分離後、常法によりアンバーライトIR120B
(オルガノ株式会社)及びアンバーライトIRA410
(オルガノ株式会社)で脱色、脱塩処理をした。次い
で、該精製溶液を減圧下で10.8gまで濃縮し、エタ
ノール10.8gを加え、5時間放置し、融点93.1
℃のキシリトール結晶7.20gを得た。
【0038】
【発明の効果】キシラン含有天然物からキシリトールを
製造する際に、特定の条件の熱水を用いて処理すること
により、高純度のキシロオリゴ糖を主成分とする水溶液
を得ることができるため、キシリトールを製造する際に
必要とする水素添加及び精製の各工程におけるキシリト
ールの損失を抑制でき、高収率で高純度のキシリトール
を製造する方法として極めて有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キシラン含有天然物から予め110℃以
    上140℃以下の熱水で抽出される成分を除去した水不
    溶性の残さを、前記処理温度以上200℃以下の熱水で
    処理してキシロオリゴ糖を主成分とする抽出液を得る第
    1工程と、該抽出液を加水分解し、次いで水素添加す
    る、或いは加水分解と水素添加を同時に行う第2工程と
    を備えた、キシリトールの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1工程で得られるキシロオリゴ糖を主
    成分とする抽出液を、150℃以上250℃以下の温度
    で加水分解と水素添加を同時に行うことを特徴とする請
    求項1に記載のキシリトールの製造方法。
  3. 【請求項3】 キシラン含有天然物がサトウキビピスで
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキ
    シリトールの製造方法。
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JP2006075067A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nitta Ind Corp キシロオリゴ糖の製造方法
JP2010116344A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Okinawa Satoukibi Kino Kenkyusho:Kk 草木内実繊維を含有する腸内老廃物除去機能を有する経口投与剤及び食品
JP2016079169A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 三菱化学株式会社 糖アルコールの製造方法および糖液

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