JP2000236286A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000236286A
JP2000236286A JP3479399A JP3479399A JP2000236286A JP 2000236286 A JP2000236286 A JP 2000236286A JP 3479399 A JP3479399 A JP 3479399A JP 3479399 A JP3479399 A JP 3479399A JP 2000236286 A JP2000236286 A JP 2000236286A
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Norio Hama
範夫 浜
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数ホッピング方式を用いたデータ通信に
AGCを有するシステムにおいて、速やかで正確なAG
Cの収束と、動作ノイズの影響を受けず低消費電力を実
現する。 【解決手段】 同期信号と情報信号からなるデータ信号
において、両者の平均電力を一致させるよう送信データ
振幅を設定でき、受信系において同期信号部でAGCを
収束させ、情報信号部ではAGCを停止する。さらに、
周波数ホッピング後は、前に記憶したAGCデータを利
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線データ通信装
置に関し、特にスペクトラム拡散通信の周波数ホッピン
グ方式に用いられ、さらに1次変調として振幅多重方式
を使用した場合のデータ信号形式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、AGCを正確に動作させるた
めに同期信号を利用する例として、特公平05−043
581、特開昭61−220578などがある。これ
は、TVの水平同期信号の振幅を検知し、後に続く映像
信号の最大レベルをダイナミックレンジ内に収めるよう
にするもので、映像信号と同期信号のレベル比を決めて
おき、これが一定の値から外れた場合にAGCを動作さ
せるものや、水平同期信号の振幅に応じた検出出力を用
いて増幅器の利得を制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、情
報信号は振幅多重信号であるから、この信号のピークを
ダイナミックレンジ内に収めなくてはならない。よって
AGC制御は不可欠であるので引例と同様の制御を行な
う必要がある。しかし引例の場合、きめられた一定振幅
の同期信号を用いなければならないので、この値から情
報信号たる映像信号を予測することから、初期的にはレ
ベル誤差が多く発生する。しかし、映像信号であるから
初期のレベル誤差は人間の目には検知されなく、仮に1
フィールド期間(1/60秒)の映像のレベルがずれて
いてもわからない。そして、これだけの長期間をかけれ
ばAGCは収束するので何の問題も無いわけである。
【0004】本発明は、デジタル通信装置に適用するも
のであるから、振幅多重方式を用いる情報信号のレベル
を正確に判定するために、速やかにAGCを収束させな
ければならないという課題がある。それは、データ通信
であるからレベルの不確実による誤りは直接伝送品質に
影響し情報の欠落を引き起こすからである。また、AG
Cシステムを連続して動作させることは、動作中のノイ
ズが受信信号に混入する危険をともなう。また消費電力
の増大につながる。
【0005】特に、周波数ホッピング方式に適用する場
合、一般的に評論されるのに、データ伝送速度が大きく
できないことがある。それは、ホッピングスピードがハ
ードウエアの制限、特にVCOの特性に大きく依存するこ
とがあり、それほど速くできない、また振幅多重するこ
とはホッピングして周波数が変わるたびにいちいち上記
のようなレベル判定をして、AGCを収束させなければな
らないということがあり、振幅多重は無理であるという
ことが長らく言われていた。
【0006】また同期信号を利用するにあたっては、従
来から使用されてきた同期信号を利用できれば都合がよ
い。データ通信システムにおいてもこのことが重要にな
る。
【0007】たとえばIEEE802.11の無線LANの標準規格
をより高スピードに拡張するような場合など、すでに標
準として信号フォーマットがきめられているような通信
方式を従来の標準と互換性(相互運用性)をとりながら
拡張するような場合に特に課題となる。
【0008】本発明は、データ通信用として使用するシ
ステムにAGCを有している場合、速やかで正確なAG
Cの収束を実現するデータ信号形式を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の通信装置は、データ信号を変調して無線信
号に変換して空間に放射する送信手段と、前記無線信号
を受信し検波して前記データ信号を抽出する受信手段か
らなる通信装置において、前記データ信号は同期信号と
情報信号からなり、前記同期信号は一定振幅信号、情報
信号は振幅多重信号で構成され、前記同期信号の平均電
力は、情報信号の平均電力と等しいことを特徴とする。
【0010】さらに、前記データ信号の振幅値を任意に
設定する、振幅設定手段を有することを特徴とする。
【0011】さらに初期計測された,前記同期信号の平
均電力値を記憶し、断続的に送信される続行するデータ
信号受信時に前記値を使用することを特徴とする。
【0012】さらに前記通信装置は、周波数ホッピング
方式を用いることを特徴とする。
【0013】さらに前記周波数ホッピング方式に使用さ
れる各信号は、同期信号部と情報信号部を備えることを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】第1図は、本発明による通信装置
のブロック図である。図においては、この他無線通信に
必要なフィルタ、PLLなどの回路は省略して記載して
いる。
【0015】送信データ生成回路38において生成され
た情報信号(1,0の2値信号)は、シリアルパラレル
変換回路37でパラレル化され複数データチャネルが生
成される。ここで、各チャネルの相互干渉が無くなるよ
うな処理をおこなう。これは、例えば、互いに直交関係
にあるデータ系列を乗算したスプレッドスペクトラム処
理がある。このあと各チャネル信号を加算し、情報信号
は振幅多重化される。
【0016】また、パラレル変換後のビットタイミング
ごとのデータ組み合わせを行い、ある振幅を割り当てる
処理が考えられる。例えば、4bitの組み合わせであ
れば、16種類の振幅値が生成されることになる。
【0017】次に、送信データ構成回路39で、送信デ
ータ系列が構成される。前述の情報信号の直前に、同期
信号が挿入される。同期信号は受信回路において、ビッ
ト同期をとるために必要であるが、本発明においては、
AGC制御をこの信号において行う。同期信号RAM4
0は、同期信号符号形式が記憶されている。
【0018】生成された送信データ系列は、振幅値設定
回路36において、実際に送信される各振幅レベルに変
換される。例えば、同期信号は振幅Aレベルに設定する
と、出力値は±Aレベルとなる。よって、同期信号の振
幅レベル設定を任意に変更できる特徴を持っている。ま
た、情報信号は振幅多値だが、これも各振幅レベルを任
意に設定できる。例えば、振幅最小と最大の間を線形に
振幅レベル設定、あるいは、振幅の小さい部分は、分解
能を上げるため、細かく振幅レベル設定することもでき
る。
【0019】このようにして、設定された送信データ系
列はD/A変換回路35で、アナログ信号に変換され
る。後は、変調回路34で第2局部発振回路7からの信
号を利用して変調し中間周波信号(IF信号)を生成
し、中間周波増幅回路33で増幅後、さらに第1局部発
振回路4からの信号を利用して、周波数変換回路32に
おいて、無線周波信号(RF信号)に変換する。そし
て、高周波増幅回路31で所定のレベルまで電力増幅を
行って、送信受信切り替え回路30を経て、アンテナ1
から電波として空間に放射される。
【0020】発振回路4は、周波数ホッピング方式を行
うため、発振周波数を随時変更させる周波数設定回路2
5からの信号をうけて、周波数が決められる。通常はこ
れをPLL回路が受け持つが、詳細は省略する。本発明
では、第1局部発振回路4は、単にRFキャリアを発生
させるだけのものだが、他にも変調信号を入力すること
で直接変調させる例もある。この場合は変調回路34は
不要である。
【0021】変調回路34は、位相が直交関係にある2
軸(I,Q軸)上のデータ系列を使用する場合は、直交
変調回路として用いられる。
【0022】次に、別の通信装置から到来した電波を受
信する様子を説明する。
【0023】アンテナ1において受信したRF信号は、
送信受信切り替え回路30を経て高周波増幅回路2に入
力され増幅される。さらに周波数変換回路3において、
第1局部発振回路4からの信号を利用してIF信号に変
換される。発振回路4は、周波数設定回路25からの信
号により、受信された周波数ホッピング信号の周波数に
同期して周波数を随時変化させる。
【0024】IF信号は、中間周波増幅回路5において
増幅される。増幅回路5は、外部制御電圧によって利得
を可変できるもので、受信開始時は、利得が最大になる
ように制御電圧が設定されている。増幅された後、直交
復調回路6において第2局部発振回路7の信号を利用し
て直交復調されて、ベースバンド信号が取り出される。
この信号は、送信側において生成されたデータ信号(帯
域制限されたアナログ信号)であり、信号処理IC24
に入力される。信号処理IC24の内部にはA/D変換
回路8があり、振幅多重信号をデジタル値に変換して信
号処理回路21に送られる。中間周波増幅回路に対して
行なわれるAGCは、A/D変換回路8のダイナミック
レンジを有効に使用するために起動される。
【0025】IF信号は、増幅回路5のほかに増幅回路
23にも供給される。増幅回路23は、第2図にあるよ
うに、入力信号レベル(dB)に対して電圧か比例して
出力される。これにより、信号レベルと出力電圧(RS
SI信号)の関係が保たれる。RSSI信号は、A/D
変換回路9に入力され、デジタル値に変換される。
【0026】このデジタル値は、あらかじめRAM13
に書かれたこれに対応するAGC制御電圧値(デジタル
値)に変換される。続いて加算回路14に入力される。
この時、単位データ出力回路11からのデータは0にな
っているので、加算回路14の出力値は、RAM13か
らのみの値となる。
【0027】次に、この出力値はD/A変換回路15に
より、アナログ値に変換されて出力される。量子化雑音
の周波数の高い成分は、フィルタ20で取り除かれる。
また、これはAGCループの応答性を決めている。出力
されたアナログ値はAGC制御電圧であり、ここで受信
直後に設定された利得最大の状態から、RSSI信号に
よって決められた、概略A/D変換回路8のダイナミッ
クレンジに近い信号レベルになるような利得設定がされ
た。この一連の動作を利得の疎制御と表現し、この時点
での制御電圧を疎制御信号と表現する。
【0028】次にA/D変換回路8の出力はほぼ適当な
振幅であるが、精度よくダイナミックレンジにあってい
るわけではないので、さらに細かい振幅レンジの調整動
作が行なわれる。A/D変換回路8の出力は、スイッチ
22aを通して2乗回路19に入力される。ここで振幅
多重信号を各サンプルで2乗処理する。さらに、この出
力を一定数加算する加算回路17を経て、2乗平均回路
18により平均値を求める。そして、スイッチ22bを
経て比較回路10において、比較値出力16と比較され
る。
【0029】もし、この平均値が比較値出力16の値に
比較して大きければ、“1”を出力する。次に単位デー
タ出力回路11は、単位データに負号をつけて出力す
る。単位データの数値は、レジスタ12で保管してお
り、利得制御の精度は、この値が小さいと良くなり、大
きいと悪くなる。また、利得制御の収束性は、前者は遅
く、後者は速くなる。
【0030】さて、単位データ出力回路11からの負号
のついた単位データは、加算回路14において疎制御信
号と加算される。この場合加算結果は疎制御信号よりも
小さくなり、増幅器5に印加される制御電圧は下がるの
で、利得はわずかに低下する。
【0031】これで、AGCループ内部を一周したことに
なる。
【0032】また、逆にこの平均値が比較値出力16の
値に比較して小さければ、比較回路10は“0”を出力
し、単位データ出力回路11は、単位データに正号をつ
けて出力する。これで、増幅器5の利得はわずかに増加
する。
【0033】この一連の動作を密制御、そしてこの時点
での制御電圧を密制御信号と表現する。
【0034】密制御において比較される比較値出力16
の値は基準信号電力を表しており、これと同期信号の2
乗平均値すなわち受信データの信号電力と比較される。
これらがほぼ等しくなるようにAGCは収束する。そし
て、収束は同期信号が終わるまでに行なわれる。
【0035】第1図のスイッチ22a、22bは、閉ル
ープを開放するためのスイッチである。フレーム部52
に入るとスイッチは開放される。この方法の他にもフレ
ーム部52における制御電圧の安定化を図るには、もし
AGC制御においてノイズ発生の問題がなければ、スイ
ッチ22a,22bは開放せず(配置せず)、代わりに
レジスタ12に記載される単位データの数値を小さくす
るように書きかえると、実質利得制御が遅くなり、制御
電圧の安定化が図られる。
【0036】第3図は、本発明における通信装置が使用
する送信データ系列である。
【0037】ビット同期部50はいわゆる同期信号の部
分であり、数百bitの“1”“0”の交番信号や一定
の繰り返しパターンが挿入されている。これにより、ビ
ット同期や、スプレッドスペクトラム通信における拡散
コード検出を行う。フレーム制御部51は、通信相手を
記したIDやデータ長、ビットレートなどが記載されて
いる。50,51は、第1図の同期信号RAM40から
出力されるデータ列である。続いてフレーム部52には
情報信号が記載されている。この部分は、大量の情報信
号を伝送するため振幅多重信号になっており、受信回路
においてパラレルシリアル変換されて、情報信号が取り
出せる。この部分は振幅情報が情報の一部になるのでA
GC制御を行い、A/D変換回路8のダイナミックレン
ジを有効に使って受信信号の信号品質を確保する必要が
ある。そして最後に誤り検出のためのパリティビット5
3が付加されている。
【0038】第4図は、各部の信号波形をA/D変換回
路8の入力点で観測したものである。
【0039】本来は、伝送系に帯域制限フィルタが挿入
されているので、波形43は2乗余弦波形等の帯域制限
波形になる。ここでは、波形の理解のため矩形波形で表
現する。
【0040】また、ビット同期部50は末端部分から表
現している。
【0041】ビット同期部50は、一定振幅の1,0信
号が連続する。またフレーム制御部51も一定の振幅に
なっている。ビット同期部50は、十分に密制御動作が
進み収束した状態での様子である。
【0042】各部において、フレーム部52以外は、デ
ータ量としては大きくはなく、1,0の判別さえできれ
ば問題はない。逆にフレーム部52は、正確なレベル検
出が必要になるが、フレーム部52が来たところでAG
Cを起動していたのでは間に合わない。そこでビット同
期部50を利用する。ビット同期部50にて平均電力を
計算し、前述のようにAGC密制御をさせることで、フ
レーム部52において直ちにダイナミックレンジの一致
する振幅多重信号を受け入れることができる。
【0043】この場合、ビット同期部50の末端におい
て密制御動作を終了させAGCの閉ループ制御を開放す
る。最終結果を記憶して、これをもって増幅回路5の利
得を保つようにする。これにより、フレーム部52では
振幅多重信号を正確に判別することができる。
【0044】第4図において、42a−42bはA/D
変換回路8のダイナミックレンジ、41aは2乗平均値
(DC成分のぞく平均電力)を平方根した値、44はD
C成分(信号の平均値)である。ビット同期部50の末
端では、フレーム部52の平均電力と等しくなる。例え
ば、第7図にあるような振幅多重信号の振幅分布は2項
分布であるが、この分散は7/4である。この平方根の
値に対応する電圧値(計算値)をA/D変換回路8のダ
イナミックレンジに合わせて決めておき、これを第1図
における比較値出力16から出力される基準値とするこ
とができる。この基準値と、受信された振幅多重信号の
2乗平均値の平方根に対応する電圧値(上記の計算と同
じ方法で求めた)を比較回路10で比較する。
【0045】第5図は、受信開始からの受信信号のA/
D変換回路8における振幅レベル変化を示す。ビット同
期部50の初期は、増幅回路5の利得は最大なのでA/
D変換回路8ダイナミックレンジ42a−42bで振幅
がクリップされている。その後、AGCにより利得が適
正化され、ビット同期部50の末端でAGC制御は収束
している。
【0046】第6図は、本発明の通信装置のAGC制御
を行った場合の、増幅回路5への制御電圧の時刻変化の
様子を示す。時刻経過とともに制御電圧65が一定の電
圧値に収束していくことがわかる。図において時刻60
は、受信系が動作を開始した時刻である。この時電圧6
5は最大電圧値64となり、増幅回路5の利得は最大と
なる。これは微小な受信信号を受信し、信号品質を確保
するために必要な動作である。次に、時刻61において
疎制御動作が終了してある電圧が決定される。
【0047】さらに密制御動作に移行し制御電圧65を
適正な電圧に収束させる。そして時刻62においてビッ
ト同期部50が終了して、AGC制御が停止する。デー
タ出力回路11において密制御によるデータが固定され
るので、制御電圧65は最終的に固定され、フレーム部
52とパリティビット53が終了するまで一定電圧を出
力する。
【0048】第7図は、本発明の通信装置における振幅
値設定回路36の振幅値設定例を示す図である。この例
ではD/A変換回路35のダイナミックレンジは、6ビッ
ト(64レベル)としている。ビット同期部50に用い
る振幅値は±10レベルである。そして、フレーム部5
2に用いる振幅値として例えば±4種類の振幅を設定す
る。それぞれの発生確率は2項分布にしたがっている。
それぞれの具体的な設定レベルは、±1は±4レベル、
±2は±12レベル、±3は±20レベル、±4は±2
8レベルとなっている。これらは任意に決定できるの
で、フレーム部52の振幅レベルを変更した場合、ビッ
ト同期部50の振幅レベルを独立して変更することがで
きる。
【0049】本発明によれば、フレーム部52の期間は
AGCを動作させないので、増幅回路5の利得は変化し
ない。IC24内部でのAGC部分の動作も停止するの
で、不要なノイズが発生することが無い。また、消費電
力の節約になる。
【0050】もちろん、ノイズの発生が許容値以下で消
費電力が問題にならない場合は、フレーム部52におい
てAGCを停止させずに、動作させ続けてもよいことは
言うまでもない。この場合でも、フレーム部においてい
きなりAGCを制御開始するのでは、フレーム部の初期
データが欠落するので、同期信号を使用しこれを防ぐ効
果は大きい。
【0051】第8図は、本発明を周波数ホッピング方式
に適用した場合の、受信信号のA/D変換回路8におけ
る振幅レベル変化を示す。
【0052】第5、6図で述べたように、ビット同期部
50をつかって、AGC制御を収束させているが、密制
御動作で制御電圧65が収束したのち、フレーム部52
を受信する。そして、周波数ホッピングを行うため、フ
レーム部52は終了し、周波数変更期間71で周波数が
変更される。そして、周波数が変更された後、次のフレ
ーム部72が受信される。すでに、データ出力回路11
において密制御によるデータが固定されており、よって
制御電圧65は一定の値に決まっているので、フレーム
部72の受信は、振幅値を誤ること無く判別でき、A/
D変換回路のダイナミックレンジを有効に使うことがで
きる。
【0053】また、各フレーム部72の直前に短いビッ
ト同期部73を挿入してもよい。これにより周波数が変
更された直後の微小な振幅変動を密制御動作で修正する
ことができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の通信装置に
おける信号形式を利用することにより、AGCを使用す
るシステムにおいては、情報信号が受信される期間はす
でにダイナミックレンジが適正になるようにAGCの制
御が済んでおり増幅回路の利得は変化しないので、振幅
多重信号を安定して確実に受信することができる。
【0055】それに、これは周波数ホッピング方式で通
信を行う場合に、フレーム部52、72の情報量を増加
して送信させる場合、有効な手段となる。
【0056】また、情報信号受信中はAGCは動作しな
いのでICから発生するノイズの影響を受けることはな
く、情報信号の品質は向上する。また、消費電力を減ら
すことができるので、小型で電池寿命の長い通信装置を
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信装置のブロック図である。
【図2】本発明の通信装置の、増幅器23における入力
信号レベルと出力電圧の関係を示す図である。
【図3】本発明の通信装置が使用する送信データ系列を
示す図である。
【図4】本発明の通信装置の信号波形をA/D変換回路
8の入力点で観測した図である。
【図5】本発明の通信装置の受信開始からの受信信号の
A/D変換回路8におけるレベル変化を表した図であ
る。
【図6】本発明の通信装置のAGC制御を行った場合
の、増幅回路5への制御電圧の時間変化を表した図であ
る。
【図7】本発明の通信装置における振幅値設定回路36
の振幅値設定例を示す図である。
【図8】本発明を周波数ホッピング方式に適用した場合
の、受信信号のA/D変換回路8における振幅レベル変
化を示す図である。
【符号の説明】 1. アンテナ 2.高周波増幅回路 3.周波数変換回路 4.第1局部発振回路 5.中間周波増幅回路 6.直交復調回路 7.第2局部発振回路 8.A/D変換回路 9.A/D変換回路 10.比較回路 11.データ出力回路 12.レジスタ 13.RAM 14.加算回路 15.D/A変換回路 16.比較値出力 17.加算回路 18.2乗平均回路 19.2乗回路 20.フィルタ 21.信号処理回路 22.a、bスイッチ 23.増幅回路 24.IC 25.周波数設定回路 26.送信受信切り替え回路 27.高周波増幅回路 28.周波数変換回路 29.中間周波増幅回路 30.直交変調回路 31.D/A変換回路 32.振幅値設定回路 33.シリアルパラレル変換回路 34.送信データ生成回路 35.送信データ構成回路 36.同期信号RAM 37.a,b 2乗平均値の平方根 38.a,b A/D変換回路8のダイナミックレ
ンジ 39 波形 40. DC成分 41.ビット同期部 42.フレーム制御部 43.フレーム部 44.パリティビット 45.受信系が動作を開始した時刻 46.疎動作が終了した時刻 47.ビット同期部を受信し終えた時刻 48.受信系が動作を停止した時刻 49.最大電圧値 50.制御電圧値 51.周波数変更期間 52.フレーム部 53.ビット同期部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号を変調して送出する送信手段
    と、前記信号を受信し検波して前記データ信号を抽出す
    る受信手段からなる通信装置において、前記データ信号
    は同期信号と情報信号からなり、前記同期信号は一定振
    幅信号、情報信号は振幅多重信号で構成され、前記同期
    信号の平均電力は、情報信号の平均電力と等しいことを
    特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ信号の振幅値を任意に設定す
    る、振幅設定手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】 初期計測された,前記同期信号の平均電
    力値を記憶し、断続的に送信される続行するデータ信号
    受信時に前記値を使用することを特徴とする、請求項2
    記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記通信装置は、周波数ホッピング方式
    を用いることを特徴とする、請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数ホッピング方式に使用される
    各信号は、同期信号部と情報信号部を備えることを特徴
    とする、請求項4記載の通信装置。
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Cited By (5)

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