JP4337632B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN、携帯電話などの無線通信システムの受信回路及びこれを用いた無線通信装置に関する。
無線通信システムまたはその装置において、IEEE802.11を初めとするCSMAベースの無線システムなどはChannel Clearance Assessment(以後、CCAとする)機能が必要である。CCAとは、アンテナ入力端子において各方式の最低受信信号レベル以上の受信信号が入力されたことと、及び受信信号が受信したい信号形式のものか否かを検出する機能である。CCAが検出された時は、そのチャネルは使用されているとみなし、送信信号を送信することはできない。CCA機能の誤動作している他の局がそのチャネルを使用しているにもかかわらず、ある局が送信信号を送信してしまい、その他の局に干渉を与えることになる。このため、本来の通信中のシステム系は、通信品質が劣化したり、通信スループットが低下したりすることになる。
次に従来の受信回路の全体ブロック構成図の例を図5に示す。
ここでは、最近多くの無線トランシーバーで採用されているダイレクトコンバージョン方式の例を示した。
はじめに、受信信号検出に関する動作を説明する。
アンテナ210から受信された信号は、低雑音受信増幅器213、第1,第2周波数変換回路221,223、第1,第2チャネルフィルタ225,226を介し、RSSI測定回路232に入力される。RSSI測定回路232では、ある決められた時間内に信号のピークレベル(または平均レベル)を測定する。RSSI検出回路(233)はそのピーク電圧レベル(または平均レベル)と事前に設定されたRSSIスレッショルド電圧Vthを比較する。このRSSIスレッショルド電圧VthはRSSI測定回路232の出力におけるアンテナ端(210)での最小受信電力レベルに相当する。たとえば、IEEE802.11bではアンテナ端で−76dBm以下に相当するRSSIスレッショルド電圧Vthが設定されることが、規格で仕様化されている。RSSI測定回路232の出力において、RSSIスレッショルド電圧Vthを越えた場合、RSSIを検出したとみなし、“H”信号がベースバンドシグナルプロセッサーに出力される。
ベースバンドシグナルプロセッサー(ベースバンド信号処理回路)240は、データ復調回路の他にプリアンブル判定回路242、CCA判定回路241などで構成されている。プリアンブル判定回路242は受信信号からプリアンブルのデータが含まれていることを検出する。例えば、受信されたプリアンブル信号から復調されたデータ系列とその受信回路をあらかじめもったデータ系列との相関をとることで、判定することができる。検出した場合は“H”をAnalog Control Logic(アナログ制御回路)236及びCCA判定回路241に出力する。CCA判定回路241はRSSI測定回路232の出力信号を基準電圧源237と比較器233で比較し、この結果得られた比較データとプリアンブル判定回路242の出力信号を入力としAND演算して出力する論理回路である。このAND演算の出力が“H”のときCCAから“H”の制御信号(CCK)が出力され、その結果、送信信号を送信することができなくなる。
アナログ制御回路(Analog Control Logic)236は、RSSI立上りタイミングを基準とし、ある決められた時間Tdet内に前記プリアンブル判定回路242から“H”信号がこない場合、RSSI測定回路232をリセットする。“H”信号が来ないということは受信信号が雑音であることを意味する。
特開平10−84294号公報 特開平11−55138号公報
電子レンジ、Bluetoothなどから発生する大きな帯域外干渉ノイズなどの雑音を受信機で受信した場合、RSSI測定回路は雑音信号のピーク(または平均値)を検出する。RSSI立上り検出回路は、そのピーク値(または平均値)がRSSIスレッショルド電圧を越えた場合、“H”を出力する。データフロント判定回路(プリアンブル判定回路)はプリアンブルがないため“H”を出力しない。その結果、Tdet秒後にRSSI測定回路はリセットされる。
しかしながら、プリアンブルを検出している時間、すなわち、このTdet内に希望受信信号を受信した場合、たとえ十分なS/N比を持った信号を受信したとしてもプリアンブルが検出できず、正しく復調できなくなる。その結果、通信スループットを低下させてしまう。
そこで、本発明の目的は、無線送信、受信システムに周囲から雑音が入っても受信装置内に構成されているCCA機能を正確に動作させ通信チャンネルを特定することができる無線受信装置を提供することにある。
本発明の無線受信装置は、受信信号を増幅する受信増幅器と、発振信号を発生するローカル発振器と、前記受信増幅器からの出力信号と前記ローカル発振器からの発振信号が供給され周波数変換する周波数変換回路と、前記周波数変換回路からの出力信号を用いて該出力信号のデータの前部のプリアンブルを判定するデータフロント判定回路と、前記周波数変換回路からの出力信号を用いて該出力信号のデータの後部のデータを判定するデータエンド判定回路と、前記周波数変換回路からの出力信号が供給され前記受信信号の信号レベルを測定する受信信号レベル測定回路と、前記受信信号レベル測定回路からの出力信号の遷移状態の立上りエッジと基準電圧を比較し、該出力信号のエッジが基準電圧より高い場合制御信号を出力し、前記出力信号のエッジが基準電圧より低い場合前記制御信号の出力を停止する受信信号レベル検出回路と、前記受信信号レベル検出回路からの出力信号と前記データフロント判定回路からの出力信号を用いて信号処理することにより前記出力信号の遷移状態を検出し、かつ、前記データの前部のプリアンブルが無い場合は通信チャンネル信号がないと判定し、前記出力信号の遷移状態を検出し、かつ、前記データの前部のプリアンプルが有る場合は通信チャンネル信号があると判定して通信チャンネルを特定し、相補符号変調信号を生成して該相補符号変調信号により前記特定された通信チャンネルの情報転送レートを前記受信信号の検出レベルが小さい第1のレベルの場合第1の転送レートに設定し、検出レベルが前記第1のレベルより大きい第2の場合第1の転送レートより速い第2の転送レートに設定する、通信チャネル判定回路とを備えた。
本発明の受信装置は、受信信号を増幅する受信増幅器と、発振信号を発生するローカル発振器と、前記受信増幅器からの出力信号と前記ローカル発振器からの発振信号が供給され周波数変換する周波数変換回路と、前記周波数変換回路により周波数変換して、受信信号をベースバンドに変換し、該変換したベースバンド信号の立上りエッジと基準信号を用いて前記受信信号レベルを測定する受信信号レベル測定回路と、前記受信信号レベル測定回路からの出力信号の遷移状態の立上りエッジと基準電圧を比較し、基準電圧より高い場合制御信号を出力し、前記出力信号の遷移状態の立上りエッジが基準電圧より低い場合制御信号の出力を停止する受信信号レベル検出回路と、前記ベースバンド信号と前記受信信号レベル検出回路から出力された制御信号を用いて信号処理することにより前記出力信号の立ち上がりエッジが入力され、かつ、前記ベースバンド信号のデータの前部のプリアンブルが入力されない場合は通信チャンネル信号がないと判定し、前記出力信号の立上りエッジが入力され、かつ、前記データの前部のプリアンプルが入力される場合は通信チャンネル信号があると判定して通信チャンネルを特定し、相補符号変調信号を生成して該相補符号変調信号により前記特定された通信チャンネルの情報転送レートを前記受信信号の検出レベルが小さい第1のレベルの場合第1の転送レートに設定し、検出レベルが前記第1のレベルより大きい第2の場合第1の転送レートより速い第2の転送レートに設定する、ベースバンド信号処理回路と、前記ベースバンド信号処理回路からの出力信号に応じて前記受信信号レベル検出回路を制御するための制御信号を発生するスイッチ制御回路と、前記受信信号レベル測定回路からの出力信号を演算する複数の演算装置を前記スイッチ制御回路からの制御信号に応じて切り換えるスイッチとを備えた。
受信信号のプリアンブルを検出している時間(所定期間(Tdet内)に希望受信信号を受信した場合)、S/N比にかかわらず、かつプリアンブルが検出困難なときでも、受信装置内に構成されているCCA機能を正確に動作させ正しく復調して通信チャンネルを特定することができまた通信スループットを維持できる。
本発明の無線受信装置は、受信信号をベースバンドに復調した後、この復調したベースバンド信号のデータの前部の有無を判定するデータフロント判定回路と、このデータの後部を判定するデータエンド判定回路と、受信信号の信号レベルを測定する受信信号レベル測定回路と、この受信信号レベル測定回路からの出力信号の遷移状態を検出する受信信号レベル検出回路と、この受信信号検出回路の出力信号とデータエンド判定回路からの信号を用いて信号処理し、通信チャンネルを特定する。
〔第1実施形態〕
本発明のシステム構成とその動作について図を用いて説明する。
図1に、本発明の受信装置100の全体のシステムブロック構成図の例を示している。図1において、受信装置は、アンテナ(ANT)10、高周波帯域フィルタ(RFBPF)11、スイッチ(SW)12、低雑音受信増幅器13、第1,第2周波数変換回路21,23、移相器22、発振器24、PLL(Phase Lock Loop)回路27、第1,第2ベースバンド増幅器30,34、RSSI測定回路32、第1,第2ADC31,35、RSSI立上り検出回路37、ベースバンド信号処理回路40などで構成されている。さらにこのベースバンド信号処理回路40は、CCA判定回路41、データフロント判定回路(プリアンブル判定回路)42、データエンド判定回路43などで構成されている。
次に各構成部分とその動作について説明する。
アンテナ10は、マイクロ波帯域において、マイクロストリップラインで形成されていて、1/4波長を用いたアンテナでPCカードに収納できるように小型形状にしてある。
高周波帯域フィルタ11は、マイクロストリップラインで構成され、たとえばW−LAN(無線ラン)のIEEE80211a,bフォーマットでは5.0GHz,2.4GHzで、それぞれ100MHz,83.5MHz帯域幅の特性を有する帯域フィルタであり、その帯域外の信号またはノイズを除去する。
スイッチ12は送信、受信の切り替えスイッチであり、化合物FETで構成されている。受信時はスイッチを切り替えRxに接続し、また送信時はTXに接続するようにしてある。今回の発明においては、受信系に関する発明であるので、スイッチ12はRxと接続されている。
低雑音受信増幅器13は受信装置の初段に構成されるものであり、入力信号レベルが小さいときでも音質、画質などを確保するため特にS/Nの良い増幅器すなわち雑音指数(NF)を小さくしたローノイズアンプが用いられている。
第1,第2周波数変換回路21,23はいわゆる直交復調回路用ミキサであり、このミキサに低雑音受信増幅器13から増幅された受信信号が2分配(I,Q信号)されてそれぞれに入力される。一方PLL回路27で発振周波数と位相を安定にした発振信号を発振器24に供給し、この発振器24から安定した発振信号を出力する。この発振信号は移相器22に供給され、所定量位相シフトした発振信号、たとえば0度と90度に位相シフトし、この位相量が互いに異なる2つの発振信号を上述の第1,第2周波数変換回路(各ミキサ)21,23へ供給する。この結果各第1、第2周波数変換回路21,23からは、入力信号と発振器24からの発振信号の周波数差が導出され、ベースバンドのI,Q信号が取り出される。
発振器24はPLL回路27と別のブロックに構成してあるが、PLL回路27内に構成しているVCOであっても良い。このような構成にすると発振器の周波数をより安定に動作させることができる。
一方、従来には、入力信号を2回も周波数変換してベースバンドに変換する構成があり、この方式は回路構成が複雑でかつ周波数の安定化が難しかった。しかし、本発明の構成では発振器24をPLL27を用いて制御しているため、発振器24の発振周波数と位相を正確に制御できるので、入力信号を1回の周波数変換でベースバンドに変換できる利点がある。
第1,第2ベースバンド増幅器30,34は、ダイレクトコンバージョンされてベースバンド(周波数)に変換された信号を第1,第2チャンネルフィルタ25,26を用いて帯域外の信号を減衰しかつノイズも減少させた後希望の信号のみを増幅する。さらに、このベースバンド増幅器30,34はアナログ制御回路36からの制御信号に応じて増幅度を可変できるように構成されている。
ADC31,35は、アナログ信号をディジタル信号に変換する動作をする。このADC31,35に供給される入力信号は、アナログ制御回路36の制御信号によりベースバンド増幅器30,34の増幅度が制御されていて、その結果これらのベースバンド増幅器30,34からの出力信号の振幅レベルは一定値になる。この入力レベルは一般に、ADC31,35の入力振幅のフルスケール(レベル)になるよう設定される。ディジタル信号に変換する理由は、後段のベースバンド信号処理回路40でディジタル的に信号処理するためである。
次に、RSSI測定回路32にフィルタ25,26からの出力信号I,Qが供給され、ある決められた時間内に受信信号のピーク値または平均値が検出される。
RSSI立上り検出回路37はRSSI測定回路32から検出された受信信号の信号レベルの立上りに同期して、その検出レベルと予め設定された任意の基準レベルとを比較し、比較結果に応じて制御信号を出力する。詳細については後述する。
ベースバンド信号処理回路40にはADC31、35でディジタル化されたベースバンド信号が供給される。この入力されたベースバンド信号、たとえばIEEE802.11bにおいては、MACフレームのヘッダのプリアンブルデータなどがある。このプリアンブル(データフロント)判定回路42ではプリアンブルデータが有るか無いかの判定をし、CCA判定回路41では、RSSI立上り検出回路37とプリアンブル判定回路42からのそれぞれの出力信号を用いてCCA信号が有るか無いかの判定を行う。またデータエンド判定回路43は、プリアンブルとデータからなるフレーム信号のデータの終わりを検出し、RSSI立上り回路37とアナログ制御回路36へ制御信号を出力する。
アナログ制御回路36は上述したプリアンブル判定回路42とデータエンド判定回路43からの制御信号が供給され、この制御信号に応じて第1,第2ベースバンド増幅器30,34の利得を制御する。これにより出力レベルを一定にしている。
次に本発明の受信装置100の動作について図1を用いて説明する。
アンテナ10で受信された電波(信号)たとえば、IEEE802.11bで2.4GHzの周波数拡散されたマイクロ波信号は、所定のバンド幅のみ通過する高周波帯域フィルタ11でこの希望の信号のみを通過させる。ここで、所定のバンド幅にして帯域外の信号やノイズを除去している。その後、高周波帯域フィルタ11を通過した信号はスイッチ(SW)12に供給される。このSW12は受信時(Rx)または送信時(Tx)に応じて信号転送ラインを切り替える。高周波帯域フィルタ11からの出力信号は受信時の場合、SW12でRx側に切り替えられてSW12に入力された信号は低雑音受信増幅器13へ供給される。ここでローノイズ特性を有する高周波アンプで増幅された信号は2分配され、次段の第1,2周波数変換回路21,23にそれぞれ供給さる。また発振器24から移相器22を介して0度と90度の位相差を有する2つの発振信号も同時に供給される。すなわち、ここでマイクロ波帯域の入力信号がベースバンド周波数に1度にダウンコンバートされIQ復調されている。発振器24はPLL回路27で制御されているので、周波数精度と位相の安定度がよく、そのため1回でベースバンドへ周波数変換している。つぎに、ダウンコンバートされたベースバンド信号はLPFの特性を有するフィルタ25,26に供給され、高周波成分やノイズを除去する。
第1,第2チャンネルフィルタ25,26を通過したそれぞれの信号は、第1,第2ベースバンド増幅器30,34に供給され、所定の信号レベルになるよう増幅される。さらに、この第1,第2ベースバンド増幅器30,34はアナログ制御回路36からの制御信号レベルに応じて増幅度を可変し、出力信号が一定になるように制御される。
第1,第2ベースバンド増幅器30,34で信号が十分増幅されて振幅レベルが所定値になった状態で、ADC31,35に供給され、この信号すなわちアナログ信号をディジタル信号に変換する。これはベースバンド信号処理回路40でディジタル的に信号処理するためである。
一方、第1,第2チャンネルフィルタ25,26からRSSI測定回路32に出力信号I,Qが供給さて、ここで受信信号レベルを検出する。このRSSI測定回路32で検出した結果得られた出力信号をRSSI立上り検出回路37に供給し、この出力信号と予め設定された任意の基準レベルとを比較し、この比較結果に応じて制御信号を出力する。たとえば、プリアンブルデータが有るか無いかの判定をし、プリアンブルデータが無いと制御信号、たとえば論理レベル“L”とし、所定時間後Tdet秒後にRSSI測定回路32にリセット信号を出力する。プリアンブルデータがあると制御信号“H”を出す。
ベースバンド信号処理回路40にはADC31、35でディジタル化されたベースバンド信号が供給される。この入力されたベースバンド信号、たとえばIEEE802.11bにおいて、パケット信号のプロトコル・データユニットにはプリアンブル部分、PCLP(Physical Layer Convergence Protocol)ヘッダ部分、MAC Protocol Data Unit 部分のデータ情報がある。このヘッダにあるプリアンブルデータをプリアンブル判定回路42に供給し、上述したプリアンブルデータが有るか無いかの判定をしている。
CCA判定回路41では、RSSI立上り検出回路37とプリアンブル判定回路42からのそれぞれの出力信号を用いてCCA信号が有るか無いかの判定を行う。またデータエンド判定回路43は、プリアンブルとデータからなるフレームのデーダの終わりを検出しその検出結果に応じて、RSSI立上り回路37とアナログ制御回路36へ制御信号を出力する。
アナログ制御回路36では、上述したプリアンブル判定回路42とデータエンド判定回路43からの制御信号が供給され、この制御信号に応じて第1,第2ベースバンド増幅器30,34の利得を制御する。これにより出力レベルを一定にしている。
このように、RSSI測定回路32の後段にRSSI立上り検出回路を設け、立上りのエッジで検出したので、CCA判定回路41はS/N比にかかわらず、かつプリアンブルが検出で困難なときでも、CCA機能を正確に動作させ正しく復調して通信チャンネルを特定することができまた通信スループットを維持できる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2の実施形態について図を用いて説明する。
図2に、1図に示した本発明のRSSI立上り検出回路37Aの回路図例を示す。
ベースバンドのアナログ信号がRSSI測定回路32に供給され、受信信号(指示レベル)が検出されてこのRSSI測定回路32の出力端子から出力信号が取り出される。この出力信号の立上りを検出するRSSI立上り検出回路37について具体的に説明する。
図2において、RSSI立上り検出回路37は、RSSI測定回路(32)からの出力信号が一方の入力端子に供給されかつ他方の入力端子に基準電圧源が供給される第1の電圧比較器111、第2の電圧比較器114と、この第1の電圧比較器111の出力信号と第2の電圧比較器114の出力信号を切り替えるためのスイッチ113とこのスイッチ113を制御するためのスイッチ制御回路116からなる。スイッチ制御回路116は、プリアンブル判定回路42及びデータエンド判定回路43からの出力信号をもとにスイッチ制御信号を発生する。
第1の電圧比較器111はRSSI測定回路32からの出力信号を入力とし、RSSIスレッショルド電圧Vth0と比較し、Vth0以上なら“H”を、以下なら“L”の論理値を出力する。RSSIスレッショルド電圧Vth0はRSSI測定回路32の出力におけるアンテナ端での受信信号の最小受信電力レベルに対応するものとする。
第2の電圧比較器114はRSSI測定回路32からの出力信号を入力とし、RSSIスレッショルド電圧Vth1と比較し、RSSIスレッショルド電圧Vth1以上なら“H”を、以下なら“L”を出力する。RSSIスレッショルド電圧Vth1はRSSIスレッショルド電圧Vth0にある任意の電圧レベルを加算した値とする。
スイッチは初期状態として第1の電圧比較器側(111)に接続しているものとする。
スイッチ制御回路116はプリアンブル判定回路42及びデータエンド判定回路43の出力信号を入力とし、プリアンブル判定回路42がプリアンブルを検出しなかった時、受信信号を雑音と見なし、スイッチを第2の電圧比較器側(114)に切り替える。
もし、この状態(雑音を受信している状態)で受信したい信号を受信した場合、RSSI測定回路32の出力レベルは雑音の電圧レベルと信号の電圧レベルの和になる。この電圧レベルの和がRSSIスレッショルド電圧Vth1より高い時、第2の電圧比較器114は“H”を出力するため、新たに信号を受信したと認識し、プリアンブル判定回路42はプリアンブルを検出することができ正しく受信信号を復調することができる。データエンド判定回路43から、データの終わりを示す信号をスイッチ制御回路116が受け取ったらスイッチ113を第1の電圧比較器側(111)に戻す。
このように、プリアンブル判定回路42の検出結果に応じて第1,第2電圧比較器(111,114)を切り替えることにより、正しく受信信号を復調することができる。
〔第3実施形態〕
図1に示したRSSI立上り検出回路37の別回路構成を図3に示す。
図3に示すように、RSSI立上り検出回路37Bは電圧比較器151、この電圧比較器151のリファレンス電圧を制御するためのリファレンス電圧制御回路153から構成されている。
電圧比較器151はRSSI測定回路32の出力信号を入力とし、この入力信号とリファレンス電圧Vthと比較し、Vth以上なら“H”を、Vth以下なら“L”の論理値を出力する。
リファレンス電圧Vthは初期状態としてRSSIスレッショルド電圧Vth0に設定する。
リファレンス電圧制御回路153はプリアンブル判定回路42及びデータエンド判定回路43をもとに制御信号を発生し、電圧比較器151の可変可能な基準電圧152のリファレンス電圧Vthを制御する。
リファレンス電圧Vthの設定アルゴリズムを説明するために、図4にフローチャーを示す。
まずステップST1において、リファレンス電圧制御回路153で電圧比較器151の基準電圧の初期状態の値をVth=Vth0とする。次に、ステップST2において、アンテナ10から雑音を受信した時、RSSI測定回路32は雑音のピークレベルもしくは平均レベルを出力する。電圧比較器151がこの雑音のピークレベルVNとリファレンス電圧Vthを比較し、Vth以上なら“H”を出力して、ステップST3に移る。しかし、プリアンブル判定回路42はプリアンブルを検出しないので受信信号を雑音とみなすためCCAは立たない。雑音が無い場合、ステップST5において、データ通信が受信でき、ある期間後にまたCCAの検出を行うVthの値はそのままで変更しない。雑音が無い場合、ステップST1,ST2,ST3のループを繰り返す。ステップST3において、受信信号を雑音とみなした時、リファレンス電圧制御回路153はリファレンス電圧Vthを基準電圧ΔVthに雑音ピークレベルVNを足した値にする。
この状態で受信したい信号を受信した場合、RSSI測定回路32の出力レベルはノイズの電圧レベルと信号の電圧レベルの和、Vth=V+ΔVth になる。ステップST4において、この電圧レベルの和がリファレンス電圧Vthより高い時、ステップST6に移り、電圧比較器151は“H”を出力するので、プリアンブル判定回路42はプリアンブルを検出することができ受信信号を正しく復調することができる。しかし、電圧源レベルがVth=V+ΔVthより小さいと、ステップST3へ移り、ノイズの電圧源レベルを加算する。
データエンド判定回路43から、データの終わりを示す信号をリファレンス電圧制御回路153が受け取ったらリファレンス電圧Vthを初期状態であるRSSIスレッショルド電圧Vth0に戻す。
上述したように、プリアンブルを検出している時間(Tdet内に希望受信信号を受信した場合)、S/N比にかかわらず、かつプリアンブルが検出で困難なときでも、受信装置内に構成されているCCA機能を正確に動作させ正しく復調して通信チャンネルを特定することができまた通信スループットを維持できる。
本発明の無線受信装置についてのブロック構成を示した全体ブロック構成図である。 は図1に示した無線受信装置の全体ブロック構成図のRSSI回路についての回路図である。 は図1に示した無線受信装置の全体ブロック構成図のRSSI回路についての他の回路図である。 は図3に示したRSSI回路の動作を説明するためのフローチャートである。 は従来の無線受信装置のブロック構成を示した全体ブロック構成図である。
符号の説明
10,210…ANT(アンテナ)、11,211…高周波帯域フィルタ(RFBPF)、12,212…スイッチ(SW)、13,213…低雑音受信増幅器、21,221…第1周波数変換回路,22,222…移相器、23,223…第2周波数変換回路、24,224…発振器、25,225…第1チャンネルフィルタ、26,226…第2チャンネルフィルタ、27,227…PLL(フェイズ・ロック・ループ)回路、30,230…第1ベースバンド増幅回路,31,231…第1ADC(第1アナログ・ディジタル変換器)、32,232…RSSI測定回路(受信レベル指示測定回路)、34,234…第2ベースバンド増幅回路,35,235…第2ADC(第2アナログ・ディジタル変換器)、36,236…アナログ制御回路,37…RSSI立上り検出回路、40,240…ベースバンド信号処理回路、41,241…CCA判定回路、42,242…プリアンブル判定回路、43…データエンド判定回路、111…第1の電圧比較器、112…第1基準電圧、114…第2の電圧比較器、115…第2基準電圧、116…スイッチ制御回路、151…第2の電圧比較器、153…リファレンス電圧制御回路

Claims (8)

  1. 受信信号を増幅する受信増幅器と、
    発振信号を発生するローカル発振器と、
    前記受信増幅器からの出力信号と前記ローカル発振器からの発振信号が供給され周波数変換する周波数変換回路と、
    前記周波数変換回路からの出力信号を用いて該出力信号のデータの前部のプリアンブルを判定するデータフロント判定回路と、
    前記周波数変換回路からの出力信号を用いて該出力信号のデータの後部のデータを判定するデータエンド判定回路と、
    前記周波数変換回路からの出力信号が供給され前記受信信号の信号レベルを測定する受信信号レベル測定回路と、
    前記受信信号レベル測定回路からの出力信号の遷移状態の立上りエッジと基準電圧を比較し、該出力信号のエッジが基準電圧より高い場合制御信号を出力し、前記出力信号のエッジが基準電圧より低い場合前記制御信号の出力を停止する受信信号レベル検出回路と
    前記受信信号レベル検出回路からの出力信号と前記データフロント判定回路からの出力信号を用いて信号処理することにより前記出力信号の遷移状態を検出し、かつ、前記データの前部のプリアンブルが無い場合は通信チャンネル信号がないと判定し、前記出力信号の遷移状態を検出し、かつ、前記データの前部のプリアンプルが有る場合は通信チャンネル信号があると判定して通信チャンネルを特定し、相補符号変調信号を生成して該相補符号変調信号により前記特定された通信チャンネルの情報転送レートを前記受信信号の検出レベルが小さい第1のレベルの場合第1の転送レートに設定し、検出レベルが前記第1のレベルより大きい第2の場合第1の転送レートより速い第2の転送レートに設定する、通信チャネル判定回路と
    を備えた無線受信装置。
  2. 前記受信信号レベル検出回路は、第1の基準電圧を有する第1の比較器と、前記第1の基準電圧より電圧が低い第2の基準電圧を有する第2の比較器を有し、前記受信信号レベル検出回路は前記データフロント判定回路と前記データエンド判定回路の判定結果に応じて第1の比較器又は第2の比較器に切替えられる
    請求項1記載の無線受信装置
  3. 受信信号レベル検出回路は、前記前部のプリアンブルを検出しない場合、前記第1の比較器から第2の比較器に切り替え、前記後部のデータにより前記第1の比較器へ切り替えるスイッチ回路を有する
    請求項2記載の無線受信装置
  4. 前記データエンド判定回路で判定する前記出力信号のデータの後部をデータパケットの終了とする
    請求項記載の無線受信装置。
  5. 受信信号を増幅する受信増幅器と、
    発振信号を発生するローカル発振器と、
    前記受信増幅器からの出力信号と前記ローカル発振器からの発振信号が供給され周波数変換する周波数変換回路と、
    前記周波数変換回路により周波数変換して、受信信号をベースバンドに変換し、該変換したベースバンド信号の立上りエッジと基準信号を用いて前記受信信号レベルを測定する受信信号レベル測定回路と、
    前記受信信号レベル測定回路からの出力信号の遷移状態の立上りエッジと基準電圧を比較し、基準電圧より高い場合制御信号を出力し、前記出力信号の遷移状態の立上りエッジが基準電圧より低い場合制御信号の出力を停止する受信信号レベル検出回路と
    前記ベースバンド信号と前記受信信号レベル検出回路から出力された制御信号を用いて信号処理することにより前記出力信号の立ち上がりエッジが入力され、かつ、前記ベースバンド信号のデータの前部のプリアンブルが入力されない場合は通信チャンネル信号がないと判定し、前記出力信号の立上りエッジが入力され、かつ、前記データの前部のプリアンプルが入力される場合は通信チャンネル信号があると判定して通信チャンネルを特定し、相補符号変調信号を生成して該相補符号変調信号により前記特定された通信チャンネルの情報転送レートを前記受信信号の検出レベルが小さい第1のレベルの場合第1の転送レートに設定し、検出レベルが前記第1のレベルより大きい第2の場合第1の転送レートより速い第2の転送レートに設定する、ベースバンド信号処理回路と、
    前記ベースバンド信号処理回路からの出力信号に応じて前記受信信号レベル検出回路を制御するための制御信号を発生するスイッチ制御回路と、
    前記受信信号レベル測定回路からの出力信号を演算する複数の演算装置を前記スイッチ制御回路からの制御信号に応じて切り換えるスイッチと
    を備えた無線受信装置。
  6. 前記受信信号レベル検出回路は比較器を備え、該比較器の基準電圧を可変する
    請求項記載の無線受信装置。
  7. 前記比較器の基準電圧の初期値を前記受信信号の最小受信レベルに対応した電圧レベルに設定した
    請求項記載の無線受信装置。
  8. 前記基準電圧の電圧レベルをノイズレベルに対応する電圧を加算するようにした
    請求項記載の無線受信装置。
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