JP2000092143A - Dcオフセットのキャンセルとキャリア検出しきい値測 定機能を備えた受信機とその制御方法 - Google Patents

Dcオフセットのキャンセルとキャリア検出しきい値測 定機能を備えた受信機とその制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決すべき課題】 本発明は、受信時、アナログ回路
で発生するDCオフセットによる受信特性の劣化を克服
し、更にキャリア検出の際の誤検出を防止することが可
能な高品質で信頼性の高いデジタル受信機とその制御方
法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 本発明は、フレーム同
期信号を基にDCオフセットゲート信号とミキサ電源断
信号とRSSIゲート信号を生成する制御回路と、ミキ
サ電源断信号の制御によりミキサ7の電源を入り切りす
るスイッチと、DCオフセットゲート信号の制御により
DCオフセットをキャンセルするDCオフセットキャン
セル回路と、RSSIゲート信号の制御によりキャリア
検出のしきい値を測定し、キャリアの有無を判断するキ
ャリア検出回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時分割多重アクセス
(TDMA)方式の無線通信システムに関し、特にデジ
タル無線受信機の入力信号のDCオフセットをキャンセ
ルすると共にキャリア検出しきい値測定の機能を備えた
受信機とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のDCオフセットキャンセル
方式には、ノイズや温度ドリフト等によってアナログ回
路内部で発生するDCオフセットによって受信した信号
の受信特性の劣化を抑えるために、例えば、特開平8−
242262号公報には、アナログ回路にDC補正回路
を設けて、更に不要な受信波やノイズを防ぐためのスイ
ッチを設けて受信信号が来る前でDC分をキャンセルし
ていた。
【0003】また、別の例では、特開平10−1348
2号公報に有るように、アナログ回路とデジタル回路に
DCオフセット除去回路を設けていた。上記の他にも、
バースト受信中にDCオフセットをキャンセルする例と
して、例えば特公平6−36504号公報に開示されて
いるような、アナログ回路のコンデンサによりDC分を
キャンセルするものも提案されている。
【0004】また、特願平09−334586号公報で
は、バースト信号の先頭にトレーニング系列を設けて、
この区間で、DCオフセットをキャンセルする例が開示
されている。一方、キャリア検出方式としては、アナロ
グ回路内のログアンプ出力をA/D変換することで得ら
れる受信電界レベル(RSSI:Received signal stre
ngthindicator)を予め設定されたしきい値と比較し、
RSSIがしきい値を越えている場合、キャリア検出信
号を出力し、受信信号のトリガとして用いるものも知ら
れている。
【0005】しかし、予め設定したしきい値が低く設定
されていると、他のシステムからの干渉波や受信ノイズ
等により、キャリア検出信号が誤って検出されてしま
い、無駄な電力を消費したり、本来受信しなくてはなら
ない受信信号を逃してしまうという問題があった。また
逆に、予め設定したしきい値が高めに設定されている
と、RSSIの低い受信信号を受けることが出来なくな
り受信エリアを狭めていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、受信
信号前にDCオフセットを検出する方法においてRFア
ナログ回路のスイッチによって、不要な受信波やノイズ
を防いでアナログ回路で発生するDCオフセットを検出
する方法では、十分に防ぐことができない。その理由
は、スイッチでは、不要な受信波やノイズを十分に遮断
する事ができず回り込みにより正確なDCオフセットを
検出することができない。
【0007】第2の問題点は、アナログ回路にDCオフ
セット除去機能を設ける方法では、アナログ回路が複雑
となり、また、消費電力の増大を招く。その理由は、ア
ナログ処理によるDCオフセット回路では、部品点数が
おおくなる。第3の問題点は、アナログ回路とデジタル
回路の双方にDCオフセット除去機能を設ける方法で
は、小型・軽量な受信機を構成することができない。
【0008】その理由は、部品点数が増えて、回路が複
雑となる。第4の問題点は、受信バースト中のデジタル
回路でDCオフセットをキャンセルする方法では、伝送
効率が低下する。その理由は、DCオフセットをキャン
セルするための余分なトレーニングビットをバースト信
号の先頭に付加しなければならず、本来のデータ以外の
オーバーヘッドが増える。
【0009】第5の問題点は、予め設定されたしきい値
を用いたキャリア検出では、キャリアの誤検出や受信エ
リアを狭めていた。また、使用環境に合わせてしきい値
を設定することは困難であった。その理由は、しきい値
が固定されているために、外部ノイズや不要電波の影響
でキャリアを誤検出したり、キャリアの誤検出のマージ
ンをとるために高め目にしきい値を設定して不必要に受
信エリアを狭めていた。
【0010】第6の問題点は、受信環境に応じてしきい
値を適応的に変化させるキャリア検出方式の場合、その
しきい値を測定する時は、DCオフセット検出を行う時
のアナログ回路内に有するミキサの電源を切断すること
が出来ない場合があった。その理由は、前記ミキサ出力
から取り出したログアンプからRSSIを取り出す場
合、ミキサの電源を切っているために外部環境のノイズ
レベルをRSSIから得られず、従って正常なしきい値
を測定出来なかった。
【0011】本発明の目的は、高精度なDCオフセット
を検出することができる受信機と制御方式を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、回路規模の小さいDC
オフセットのキャンセル回路を提供することにある。本
発明の他の目的は、誤検出が少なく、受信エリアを広く
出来る高性能なキャリア検出方式を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、高精度で回路規模の
小さいDCオフセットのキャンセル方式と高性能なキャ
リア検出方式を組み合わせた高品質な信頼性の高いデジ
タル無線受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の受信機は、上記
目的を達成するために、フレーム同期信号を基にDCオ
フセットゲート信号と、ミキサ電源断信号と、RSSI
ゲート信号を生成する制御手段と、前記ミキサ電源断信
号の制御によりミキサの電源を入り切りするスイッチ手
段と、前記DCオフセットゲート信号の制御によりDC
オフセットをキャンセルするDCオフセットキャンセル
手段と、前記RSSIゲート信号の制御によりキャリア
検出のしきい値を測定し、キャリアの有無を判断するキ
ャリア検出手段とを有する構成を採用する。
【0014】本発明の制御方法は、DCオフセットのキ
ャンセル手段とキャリア検出しきい値測定手段を備えた
受信機において、上記制御手段から出力されるミキサ電
源断信号とDCオフセットゲート信号が、RSSIゲー
ト信号とはTDMAフレーム単位に交互に出力する構成
を採用する。
【0015】
【作用】本発明は、DCオフセット検出時に、送受信バ
ースト間のガードタイム期間内でミキサの電源を切るよ
うにしたので、アンテナ入力からの不要電波や、アナロ
グ回路内で発生するノイズを切断でき、本来要求される
DCオフセットを精度よく検出できる。
【0016】また、送受信バースト間のガードタイム期
間内でDCオフセットを検出するようにしたので、DC
オフセット検出のためだけに余分なトレーニングビット
をバーストの前に付加する必要がない。更に、キャリア
検出のしきい値を送受信バースト間のガードタイム期間
内に測定して、適応的に変化させるようにしたので、固
定のしきい値に比べ、実質的にキャリアを検出できる距
離を伸ばすことになり、結果的に通信エリアを広くする
ことが可能であり、また、ノイズや他のシステムとの干
渉によるキャリアの誤検出を防止することができる。
【0017】更に、DCオフセットのキャンセルとキャ
リア検出しきい値測定をTDMAフレーム単位に交互に
行うことで両機能を搭載した受信機を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明によ
る受信機の一実施例の構成を示す図である。受信方式
は、TDMA移動通信システムの受信機として一般的に
使用されているダブルスーパーヘテロダイン方式の例を
示している。
【0019】アンテナ1から受信された高周波バースト
信号は、低雑音増幅器2で増幅された後、局部発振器
3、ミキサ4、バンドパスフィルタ5によって第1中間
周波数に変換し、更に局部発振器6、ミキサ7、バンド
パスフィルタ9によって第2中間周波数に変換した後、
可変利得増幅器10を通って、2系統に分配される。そ
して、ミキサ11,12で各々局部発振器13から供給
される第2中間周波信号とほぼ同じ周波数の搬送波とミ
キシングされ、ベースバンド周波数帯に周波数変換され
る。
【0020】ここで、局部発振器13は、ミキサ11に
は直接、また、ミキサ12には、π/2移相器14を介
して接続されている。したがって、ベースバンドに周波
数変換された2系統の信号はお互いにπ/2の位相差を
持っている。この2系統のベースバンド信号は、各々A
/D変換器15、16にてA/D変換され、DCオフセ
ットキャンセル回路17,18においてアナログ回路で
発生したDCオフセットを検出し、それを受信データか
らキャンセルして、デジタル復調回路(不図示)で原デ
ータに復調する。
【0021】一方、バースト受信信号の有無を検出する
ために、バンドパスフィルタ9から出力される第2中間
周波信号をログアンプ19に入力し、更にA/D変換器
20にてA/D変換し、キャリア検出回路21に入力
し、キャリア検出信号として出力する。制御回路22で
は、デジタルベースバンド回路(不図示)から出力され
るフレーム同期信号をもとに各制御信号を生成する。
【0022】その一つは、ミキサ7の電源をスイッチ制
御する信号(ミキサ電源断信号)で、この信号はスイッ
チ8に供給され、また、DCオフセットキャンセル回路
17、18を制御する信号(DCオフセットゲート信
号)で、この信号はDCオフセットキャンセル回路1
7、18に供給され、更に、キャリア検出回路21を制
御する信号(RSSIゲート信号)で、この信号はキャ
リア検出回路21にそれぞれ供給される。
【0023】図2は、図1のDCオフセットキャンセル
回路17、18の構成を示す図である。A/D変換器1
5、16から出力されたベースバンド信号(同相成分I
信号及び直交成分Q信号)は、DCオフセット検出回路
100にて各々のベースバンド信号に重畳されているD
Cオフセットを検出し、DCオフセット保持回路101
にて各々のDCオフセットを保持する。この保持された
DCオフセットは、バースト受信中、減算器102によ
ってベースバンド信号から差引かれる。
【0024】制御回路22から出力されたDCオフセッ
トゲート信号は、DCオフセット検出回路100及びD
Cオフセット保持回路101に入力される。図3は、図
1のキャリア検出回路21の構成を示す図である。A/
D変換器20から出力されたRSSI信号は、RSSI
積算回路200、201の各々に入力される。RSSI
積算回路200は、受信バースト信号が来ない区間で、
一定区間RSSIを積算することで、ノイズレベル変動
の平滑化を行い、この値をRSSI保持回路202で次
の積算まで保持し、このレベルからある設定値分レベル
を上げるRSSIレベル追加回路203を介して、この
値をキャリア検出のしきい値とする。
【0025】一方、RSSI積算回路201は、常時、
RSSIを積算してノイズレベル変動の平滑化を行い、
その出力信号は、前記しきい値と比較回路204にて比
較され、その結果キャリアの有無を通知するキャリア検
出信号として比較回路204から出力される。発明の効
果が端的に表されているグラフを作成したときは、この
グラフに基づいて、発明の実施形態の特性を詳細に説明
する。
【0026】グラフが試験結果に基づくときは、試験方
法等についても説明する。この実施の形態において得ら
れる特有の効果についてもあわせて説明する。次に、図
1に示す本実施例の動作について、図4の波形信号図と
共に説明する。図4は、基地局からの定期的な受信バー
スト信号を基地局の受信エリア内に存在する移動端末が
定期的に受信している状態を例として示している。
【0027】図4を参照すると、アンテナ1から入力さ
れる(A)受信バーストは、TDMAフレーム周期に受
信され順次復調される。デジタルベースバンド回路(不
図示)から通知される(B)フレーム同期信号は、
(A)受信バースト信号より前のガードタイム期間(送
受信バーストと送受信バースト間)中で立ち上がり、受
信バースト信号の終了で立ち下がるようなTDMAフレ
ームに同期した信号であり、この立ち上がりエッジをト
リガにして、(C)ミキサ電源断信号、(D)DCオフ
セットゲート信号、(E)RSSIゲート信号を制御回
路22から出力するようにしている。
【0028】(C)ミキサ電源断信号は、スイッチ8に
接続され、ガードタイム期間中に一定期間ミキサの電源
を切る役目をする。また、(D)DCオフセットゲート
信号は、DCオフセットキャンセル回路17、18に入
力され、ミキサの電源が切断されている間、DCオフセ
ットを検出する。
【0029】具体的には、DCオフセット検出回路10
0は、ミキサ電源断信号がアクティブ(ミキサ電源断)
となって、ミキサ電源断による電源変動が安定するt時
間待ってから、ノイズレベルを平滑化するためにDCオ
フセットゲート信号がアクティブ期間にベースバンド信
号(I 及びQ 信号)の積算を行い、最終的にDCオフセ
ットを検出するようにしている。
【0030】さらに検出したDCオフセット分は、DC
オフセット保持回路101により、DCオフセットゲー
ト信号がノンアクティブ期間、保持し、減算器102に
より、受信したベースバンド信号からDCオフセットを
差引くことで、アナログ回路で発生したDCオフセット
をキャンセルした歪みの無いベースバンド信号をデジタ
ル復調回路(図不示)へ送り込むことが可能となる。
【0031】一方、(E)RSSIゲート信号は、キャ
リア検出回路21に入力され、ガードタイム期間中にア
クティブとなり、アクティブ期間中RSSI信号を積算
し、ノイズレベル変動の平滑化を行う。この値をRSS
I保持回路202で次の積算まで保持し、更に、ノイズ
による誤検出を減らすために、RSSIレベル追加回路
203を介して、ある設定値分レベルを上げ、その値を
キャリア検出のしきい値とする。
【0032】例えば、具体例として、RSSIの振幅分
解能(A/D変換器20の分解能)が0から31まで3
2レベルあるとし、RSSIレベル追加回路の設定値を
2レベルであるとすると、RSSI積算回路200で積
算した結果が3レベルのときは、3+2=5レベルをキ
ャリア検出のしきい値としてセットする。また、RSS
I積算回路201は、常時、RSSIを積算してノイズ
レベル変動の平滑化を行い、その出力信号は、前記しき
い値と比較回路204にて比較され、しきい値よりも大
きければ、キャリア有と判断され、(A)受信バースト
が受信されている区間、アクティブとなるような(F)
キャリア検出信号が出力される。
【0033】図4を参照すると、(C)ミキサ電源断信
号と(D)DCオフセットゲート信号は、(E)RSS
Iゲート信号とTDMAフレーム単位に交互に動作させ
ている。この理由は、図1では、電源制御されるミキサ
7の後段から、RSSI信号を取り出しているために、
(C)ミキサ電源断信号がアクティブになるとミキサ7
の電源が切れ、アンテナ1から入力される外部ノイズや
他の無線システムからの干渉波等の無線環境を測定でき
なくなり、正確なしきい値を設定できなくなるという問
題が発生するからである。
【0034】通常、DCオフセット及びキャリア検出し
きい値は、緩やかに変動はするが、フレーム単位に急変
することは無いので、2フレーム単位にデータを更新し
ても何ら支障はない。以上説明した図4は、移動端末に
おける制御動作を示す図であったが、また別の動作例と
して、図5に基地局におけるDCオフセットキャンセル
とキャリア検出しきい値測定の制御動作を示す。
【0035】図5を参照すると、基地局は、定期的にT
DMAフレーム周期で(A)送信バーストを送信してお
り、また、受信エリア内のデジタルベースバンド回路
(不図示)から通知される(B)フレーム同期信号は、
(A)送信バースト信号より前のガードタイム期間(送
受信バーストと送受信バースト間)中で立ち上がり、送
信バースト信号の終了で立ち下がるようなTDMAフレ
ームに同期した信号であり、この立ち上がりエッジをト
リガにして、(C)ミキサ電源断信号、(D)DCオフ
セットゲート信号、(E)RSSIゲート信号を制御回
路22から出力するようにしている。
【0036】TDMAフレーム周期中に移動端末からの
送信信号が(A' )受信バーストとして基地局に入力さ
れると、前の(E)RSSIゲート信号で測定したしき
い値を使うことによって、(F)キャリア検出信号が出
力される。
【0037】
【発明の効果】 第1の効果は、DCオフセットの検出
精度が向上する。このため、受信機の信頼性が向上す
る。その理由は、ミキサの電源を直接切って、DCオフ
セットを検出するようにしたためである。第2の効果
は、送受信バースト前にDCオフセット検出のためのト
レーニングビットがいらない。このため、オーバーヘッ
ドが減り、無線通信システムの伝送速度が向上する。
【0038】その理由は、送受信バースト間のガードタ
イム期間中にDCオフセットを検出したからである。第
3の効果は、キャリア検出の誤検出が防止でき、通信エ
リアが広くなる。このため、受信機の信頼性及び性能が
向上する。その理由は、キャリア検出のしきい値を送受
信バースト間のガードタイム期間中に測定して、適応的
に変化するようにしたからである。
【0039】第4の効果は、受信機の特性、性能が向上
し、信頼性が向上する。また、小型・軽量となる。その
理由は、デジタル演算によって、DCオフセット検出機
能とキャリア検出機能を実現し、TDMAフレーム単位
に交互に動作させるようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の無線受信機を示す
ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例におけるDCオフセ
ットキャンセル回路の構成を示したブロック図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例におけるキャリア検
出回路の構成を示したブロック図である。
【図4】図4は、移動端末におけるDCオフセット検出
とキャリア検出のしきい値算出の制御動作を説明するた
めの図である。
【図5】図5は、基地局におけるDCオフセット検出と
キャリア検出のしきい値算出の制御動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 低雑音増幅器 3、6、13 局部発振器 4、7、11、12 ミキサ 5、9 バンドパスフィルタ 8 電源スイッチ 10 可変利得増幅器 14 π/2移相器 15、16 A/D変換器 17、18 DCオフセットキャンセル回路 19 ログアンプ 20 キャリア検出回路 100 DCオフセット検出回路 101 DCオフセット保持回路 102 減算器 200、201 RSSI積算回路 202 RSSI保持回路 203 RSSIレベル追加回路 204 比較回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重アクセス(TDMA)方式の
    受信機において、 フレーム同期信号を基にミキサ電源断信号と、DCオフ
    セットゲート信号と、RSSIゲート信号とを生成する
    制御手段を設け、 ミキサの電源側にミキサの電源を入り切りするスイッチ
    手段を設け、 復調回路の前段にA/D変換器で発生するDCオフセッ
    トをキャンセルするDCオフセットキャンセル手段を設
    け、 前記ミキサの出力側と前記制御手段との間にキャリア検
    出のしきい値を測定してキャリアの有無を判断するキャ
    リア検出手段を設けるとともに、 前記制御手段で生成するミキサ電源断信号によりスイッ
    チ手段を制御するとともに、前記DCオフセットゲート
    信号によりDCオフセットキャンセル手段を制御し、か
    つ前記RSSIゲート信号によりキャリア検出手段を制
    御するように構成したことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段でフレーム同期信号を基に
    生成するミキサ電源断信号、DCオフセットゲート信号
    及びRSSIゲート信号は、送受信バースト間のガード
    タイム期間に発生させることを特徴とする請求項1記載
    の受信機。
  3. 【請求項3】 前記DCオフセットキャンセル手段は、
    DCオフセット検出回路、DCオフセット保持回路及び
    減算器で構成され、前記減算器にはA/D変換器された
    ベースバンド信号と、前記DCオフセット検出回路及び
    DCオフセット保持回路を介して処理されたDCオフセ
    ット信号の両信号が入力されて減算処理が行われ、かつ
    前記DCオフセット検出回路及びDCオフセット保持回
    路の制御は、前記DCオフセットゲート信号により成さ
    れるように構成したことを特徴とする請求項1 記載の受
    信機。
  4. 【請求項4】 前記キャリア検出手段は、二個のRSS
    I積算回路とRSSI保持回路、RSSIレベル追加回
    路及び比較回路で構成され、前記ミキサより出力される
    キャリア信号は、一方のRSSI積算回路を介して直接
    比較回路に入力され、かつ他方のRSSI積算回路、R
    SSI保持回路及びRSSIレベル追加回路を介して比
    較回路に入力され、比較回路でキャリア検出のしきい値
    とキャリアの有無が判断されてキャリア検出信号として
    取出されるとともに、前記他方のRSSI積算回路の制
    御は、前記RSSIゲート信号により成されるように構
    成されたことを特徴とする請求項1 記載の受信機。
  5. 【請求項5】 前記キャリア検出手段によるキャリア検
    出のしきい値の測定は、送受信バースト間のガードタイ
    ム期間内に測定して適応的に変化させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の受信機の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ミキサ電源断信号と前記DCオフセ
    ットゲート信号は、RSSIゲート信号とフレーム周期
    単位で交互に発生させることを特徴とする請求項1記載
    の受信機の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記DCオフセットゲート信号は、前記
    ミキサ電源断信号が立ち上がって、ミキサ電源が安定し
    てから立ち上がる機能を有することを特徴とする請求項
    1記載の受信機の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記制御手段から出力される前記ミキサ
    電源断信号及び前記DCオフセットゲート信号と前記R
    SSIゲート信号とは、TDMAフレーム単位に交互に
    出力することを特徴とするDCオフセット検出とキャリ
    ア検出しきい値測定の制御方法。
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