JP2000236130A - 分子フッ素(f2)レーザおよびf2レーザの出力ビーム発生方法 - Google Patents
分子フッ素(f2)レーザおよびf2レーザの出力ビーム発生方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 157nm(波長)の近傍の複数のエミッシ
ョンラインの1つを効率的に選択する分子フッ素
(F2 )レーザを提供する。また、選択したラインを狭
隘化する効率的な手段を有するF2 レーザを提供する。 【解決手段】 157nmと158nmとの間の波長範
囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペクトル発光
を発生させるための分子のフッ素を含むガス混合体で充
填された放電チャンバ2と、分子のフッ素にエネルギを
与えるパルス放電を発生させる電源回路と結合した一対
の電極3a,3bと、放電チャンバ2を取り囲むと共に
第1のエタロン6を備える共振器とをそれぞれ設け、第
1のエタロン6が複数の近接した間隔のラインの1つを
選択し、最大の反射率の選択されたラインに対して、お
よび、比較的低い反射率の選択されないラインに対して
配置されて、選択されないラインを削除する。
ョンラインの1つを効率的に選択する分子フッ素
(F2 )レーザを提供する。また、選択したラインを狭
隘化する効率的な手段を有するF2 レーザを提供する。 【解決手段】 157nmと158nmとの間の波長範
囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペクトル発光
を発生させるための分子のフッ素を含むガス混合体で充
填された放電チャンバ2と、分子のフッ素にエネルギを
与えるパルス放電を発生させる電源回路と結合した一対
の電極3a,3bと、放電チャンバ2を取り囲むと共に
第1のエタロン6を備える共振器とをそれぞれ設け、第
1のエタロン6が複数の近接した間隔のラインの1つを
選択し、最大の反射率の選択されたラインに対して、お
よび、比較的低い反射率の選択されないラインに対して
配置されて、選択されないラインを削除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭いスペクトル線
幅を有する分子フッ素(F2 )レーザおよびF2レーザ
の出力ビーム発生方法に関し、特に、効率を向上させ、
ラインの選択および選択したラインを狭隘化できるF2
レーザおよびF2 レーザの出力ビーム発生方法に関す
る。
幅を有する分子フッ素(F2 )レーザおよびF2レーザ
の出力ビーム発生方法に関し、特に、効率を向上させ、
ラインの選択および選択したラインを狭隘化できるF2
レーザおよびF2 レーザの出力ビーム発生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造業者は現在、約248nm
で動作するKrFエキシマーレーザシステムによるディ
ープ紫外線(DUV)リソグラフィツールを使用してお
り、次に約193nmで動作する次世代のArFエキシ
マーレーザシステムが後を追っている。真空UV(VU
V)が、約157nmの周辺で動作するF2 レーザを使
用するために期待されている。
で動作するKrFエキシマーレーザシステムによるディ
ープ紫外線(DUV)リソグラフィツールを使用してお
り、次に約193nmで動作する次世代のArFエキシ
マーレーザシステムが後を追っている。真空UV(VU
V)が、約157nmの周辺で動作するF2 レーザを使
用するために期待されている。
【0003】F2 レーザの発光(エミッション)には、
約λ1 =157.629nmおよびλ2 =157.52
3nm(波長)の少なくとも2つの特性ラインが含まれ
る。各ラインは約15pm(0.015nm)の固有幅
を有する。2つのライン間の強度比は、I(λ1) / I
(λ2) ≒7である。ブイ・エヌ・イシェンコ氏、エス・
エイ・コフュベル氏、およびエイ・エム・ラザー氏のSo
v. Journ. QE-16,5 (1986)を参照されたい。図1は、2
つの前述したF2 レーザの自然発光スペクトルの近接し
た間隔のピークを示している。
約λ1 =157.629nmおよびλ2 =157.52
3nm(波長)の少なくとも2つの特性ラインが含まれ
る。各ラインは約15pm(0.015nm)の固有幅
を有する。2つのライン間の強度比は、I(λ1) / I
(λ2) ≒7である。ブイ・エヌ・イシェンコ氏、エス・
エイ・コフュベル氏、およびエイ・エム・ラザー氏のSo
v. Journ. QE-16,5 (1986)を参照されたい。図1は、2
つの前述したF2 レーザの自然発光スペクトルの近接し
た間隔のピークを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】集積回路装置の技術に
よってサブミクロン制度が開かれ、このため極めて緻密
なフォトリソグラフィ技術が必要とされる。ラインの狭
隘化やチューニングが、それらの自然発光スペクトル
(100pm以上)の幅のために、KrFおよびArF
エキシマーレーザシステムで要求される。線幅を狭隘化
することは、波長セレクタを使用することによって最も
一般的に達成される。この波長セレクタは、1つ以上の
プリズムと回折格子(リトロー型構成)から構成する。
しかしながら、約157nmの波長におけるF2 レーザ
の動作については、反射型回折格子を使用することは、
その反射率が低く、またこの波長において発振のスレシ
ョルドが高いため、適当ではない。F2 レーザのチュー
ニング性能は、レーザの共振器内部のプリズムを用いる
ことによって証明されている。エム・カケハラ氏、イー
・ハシモト氏、エフ・カンナリ氏、およびエム・オバラ
氏のCLEO-90, 106 (1990)のU. Keio Proc. を参照され
たい。
よってサブミクロン制度が開かれ、このため極めて緻密
なフォトリソグラフィ技術が必要とされる。ラインの狭
隘化やチューニングが、それらの自然発光スペクトル
(100pm以上)の幅のために、KrFおよびArF
エキシマーレーザシステムで要求される。線幅を狭隘化
することは、波長セレクタを使用することによって最も
一般的に達成される。この波長セレクタは、1つ以上の
プリズムと回折格子(リトロー型構成)から構成する。
しかしながら、約157nmの波長におけるF2 レーザ
の動作については、反射型回折格子を使用することは、
その反射率が低く、またこの波長において発振のスレシ
ョルドが高いため、適当ではない。F2 レーザのチュー
ニング性能は、レーザの共振器内部のプリズムを用いる
ことによって証明されている。エム・カケハラ氏、イー
・ハシモト氏、エフ・カンナリ氏、およびエム・オバラ
氏のCLEO-90, 106 (1990)のU. Keio Proc. を参照され
たい。
【0005】F2 レーザは、また、ガスや全ての光学素
子、特に約157nmの波長を強く吸収する酸素および
水蒸気における吸収および散乱により、キャビティ内の
損失が比較的高いという特徴がある。この波長が短い
(157nm)ことは、F2 レーザの高い吸収および散
乱損失の原因であるが、一方、248nmの波長で動作
するKrFエキシマーレーザにはそのような損失がな
い。従って、共振器の効率を最適にするステップを採用
するという忠告を、本発明では受け入れる。さらに、出
力ビーム特性は、248nmのようなさらに長い波長の
リソグラフィに対する構造よりも小さいリソグラフィ上
の構造を157nmの波長で発生させて、温度変化に対
して一層敏感である。
子、特に約157nmの波長を強く吸収する酸素および
水蒸気における吸収および散乱により、キャビティ内の
損失が比較的高いという特徴がある。この波長が短い
(157nm)ことは、F2 レーザの高い吸収および散
乱損失の原因であるが、一方、248nmの波長で動作
するKrFエキシマーレーザにはそのような損失がな
い。従って、共振器の効率を最適にするステップを採用
するという忠告を、本発明では受け入れる。さらに、出
力ビーム特性は、248nmのようなさらに長い波長の
リソグラフィに対する構造よりも小さいリソグラフィ上
の構造を157nmの波長で発生させて、温度変化に対
して一層敏感である。
【0006】従って、本発明の目的は、157nm(波
長)の近傍の複数のエミッションライン(放出線)の1
つを効率的に選択するF2 レーザを提供することにあ
る。本発明のさらに別の目的は、選択したラインを狭隘
化する効率的な手段を有する前述したF2 レーザを提供
することにある。本発明のさらに別の目的は、レーザの
出力特性を最適にするように選択したレーザガス混合体
を有するF2 レーザを提供することにある。本発明のさ
らに別の目的は、温度安定化した出力発光スペクトルを
持つF2 レーザを提供することにある。本発明のさらに
別の目的は、好ましくは光学素子やインターフェースの
数を最小にした、157nmで効率的な光学共振器を備
えるF2 レーザを提供することにある。従って、本発明
は、リソグラフィシステムで使用するために、157n
m近傍のその出力発光スペクトルの複数のラインの1
つ、例えばλ1 (前記参照)、が選択されるF2 レーザ
を提供する。本発明は、また、この選択されたラインの
線幅を狭隘化するステップを備えると共に、狭隘化する
手段を提供する。
長)の近傍の複数のエミッションライン(放出線)の1
つを効率的に選択するF2 レーザを提供することにあ
る。本発明のさらに別の目的は、選択したラインを狭隘
化する効率的な手段を有する前述したF2 レーザを提供
することにある。本発明のさらに別の目的は、レーザの
出力特性を最適にするように選択したレーザガス混合体
を有するF2 レーザを提供することにある。本発明のさ
らに別の目的は、温度安定化した出力発光スペクトルを
持つF2 レーザを提供することにある。本発明のさらに
別の目的は、好ましくは光学素子やインターフェースの
数を最小にした、157nmで効率的な光学共振器を備
えるF2 レーザを提供することにある。従って、本発明
は、リソグラフィシステムで使用するために、157n
m近傍のその出力発光スペクトルの複数のラインの1
つ、例えばλ1 (前記参照)、が選択されるF2 レーザ
を提供する。本発明は、また、この選択されたラインの
線幅を狭隘化するステップを備えると共に、狭隘化する
手段を提供する。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、F2 レーザの
157nm近傍の複数のラインの1つを選択する第1の
エタロンおよびこの選択されたラインを狭隘化する機能
も使用する。或いは、また、第1のエタロンはラインの
選択を行い、第2のエタロンのような第2の光学素子が
この選択されたラインの線幅を狭隘化する。また、代わ
りに、第2のエタロン、プリズム、または複屈折プレー
トなどの別の素子がラインを選択して、第1のエタロン
がこの選択されたラインの線幅を狭隘化する。
157nm近傍の複数のラインの1つを選択する第1の
エタロンおよびこの選択されたラインを狭隘化する機能
も使用する。或いは、また、第1のエタロンはラインの
選択を行い、第2のエタロンのような第2の光学素子が
この選択されたラインの線幅を狭隘化する。また、代わ
りに、第2のエタロン、プリズム、または複屈折プレー
トなどの別の素子がラインを選択して、第1のエタロン
がこの選択されたラインの線幅を狭隘化する。
【0008】本発明のF2 レーザでは、ガス混合体が、
2つまたは3つの157nm周辺の近接した間隔のライ
ン(エミッションライン)を含むスペクトル発光(放
出)を発生させる分子のフッ素を含む。エタロンが、3
つの出力ビームのラインの中の1つしか含まないような
ラインの選択を行う。このエタロンは、ビームをアウト
カプルするためにおよび/または選択されたラインを狭
隘化するために機能することもできる。或いは、また、
プリズムがラインの選択を行い、エタロンがこの選択さ
れたラインの狭隘化を行う。このエタロンは、ラインの
選択も行う共振器の反射鏡であってもよく、この場合他
の素子がビームをアウトカプルする。エタロンのプレー
トは、コーティングされないことが好ましいく、CaF
2 ,MgF 2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,石英、
およびフッ素をドープした石英などの、157nmで透
明な材料から構成する。エタロンのプレートはスペーサ
によって分離され、これらのスペーサは、アンバー、ゼ
ロデュールTM、膨張率が極めて低いガラス、および石英
などの熱膨張率が低い材料から構成する。157nmで
放射を吸収しないヘリウムなどのガスまたはCaF2 な
どの固体が、エタロンのプレート間のギャップを充填す
るか、またはガスは排気される。ガス混合体は、バッフ
ァガスとしてネオンをさらに含むことが好ましい。ライ
ンを狭隘化するために別のエタロンを使用できる。1つ
以上の反射率が高いミラー、高フィネスのエタロンまた
は背面の反射率が高いプリズムは、反射率が高い共振器
の反射鏡として機能できる。1つ以上のエタロン、プリ
ズム、ブルースタープレート、および高い反射率または
部分的に高い反射率のミラーの何れも、レーザの放電チ
ャンバをシールできる。
2つまたは3つの157nm周辺の近接した間隔のライ
ン(エミッションライン)を含むスペクトル発光(放
出)を発生させる分子のフッ素を含む。エタロンが、3
つの出力ビームのラインの中の1つしか含まないような
ラインの選択を行う。このエタロンは、ビームをアウト
カプルするためにおよび/または選択されたラインを狭
隘化するために機能することもできる。或いは、また、
プリズムがラインの選択を行い、エタロンがこの選択さ
れたラインの狭隘化を行う。このエタロンは、ラインの
選択も行う共振器の反射鏡であってもよく、この場合他
の素子がビームをアウトカプルする。エタロンのプレー
トは、コーティングされないことが好ましいく、CaF
2 ,MgF 2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,石英、
およびフッ素をドープした石英などの、157nmで透
明な材料から構成する。エタロンのプレートはスペーサ
によって分離され、これらのスペーサは、アンバー、ゼ
ロデュールTM、膨張率が極めて低いガラス、および石英
などの熱膨張率が低い材料から構成する。157nmで
放射を吸収しないヘリウムなどのガスまたはCaF2 な
どの固体が、エタロンのプレート間のギャップを充填す
るか、またはガスは排気される。ガス混合体は、バッフ
ァガスとしてネオンをさらに含むことが好ましい。ライ
ンを狭隘化するために別のエタロンを使用できる。1つ
以上の反射率が高いミラー、高フィネスのエタロンまた
は背面の反射率が高いプリズムは、反射率が高い共振器
の反射鏡として機能できる。1つ以上のエタロン、プリ
ズム、ブルースタープレート、および高い反射率または
部分的に高い反射率のミラーの何れも、レーザの放電チ
ャンバをシールできる。
【0009】2つのエタロンを使用する場合、エタロン
の1つをラインの選択に使用して、別のエタロンを選択
されたラインを狭隘化するために使用する。また、エタ
ロンの1つをカプリングを出力するために使用して、別
のエタロンを高反射の共振器用の反射鏡として使用す
る。
の1つをラインの選択に使用して、別のエタロンを選択
されたラインを狭隘化するために使用する。また、エタ
ロンの1つをカプリングを出力するために使用して、別
のエタロンを高反射の共振器用の反射鏡として使用す
る。
【0010】好ましくは、バッファガスとしてネオンを
使用し、全圧力が5バール以下で、フッ素濃度が0.0
5%〜0.2%の範囲の、ガス混合体の圧力と構成要素
およびその濃度が、レーザの動作を向上させるために選
択される。共振器の光学インターフェース、すなわち光
学素子の数は減少され、光学素子やレーザガスから成る
材料や他の特性は出力ビーム特性を向上させるように選
択される。
使用し、全圧力が5バール以下で、フッ素濃度が0.0
5%〜0.2%の範囲の、ガス混合体の圧力と構成要素
およびその濃度が、レーザの動作を向上させるために選
択される。共振器の光学インターフェース、すなわち光
学素子の数は減少され、光学素子やレーザガスから成る
材料や他の特性は出力ビーム特性を向上させるように選
択される。
【0011】アウトカプラのエタロンプレートは、コー
ティングしないことが好ましく、CaF2 ,MgF2 ,
LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,石英、およびフッ素を
ドープした石英などの、157nmでほぼ透過特性を有
する材料から構成する。エタロンプレートは、アンバ
ー、ゼロデュール、膨張率が極めて低いガラス、または
石英などの熱膨張率が低い材料から構成する1つ、2
つ、または好ましくは3つのスペーサによって分離され
る。ヘリウムなどのガス、クリプトン、ネオン、アルゴ
ン、または窒素などの他の不活性ガス、または全体的に
157nmで放射を強く吸収しないガス、またはプレー
ト用の前述したような固体が、エタロンプレート間のギ
ャップを充填するか、またはギャップからガスが排出さ
れる。放電チャンバ内のガス混合体は、主バッファガス
として、さらにネオンを含むことが好ましい。
ティングしないことが好ましく、CaF2 ,MgF2 ,
LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,石英、およびフッ素を
ドープした石英などの、157nmでほぼ透過特性を有
する材料から構成する。エタロンプレートは、アンバ
ー、ゼロデュール、膨張率が極めて低いガラス、または
石英などの熱膨張率が低い材料から構成する1つ、2
つ、または好ましくは3つのスペーサによって分離され
る。ヘリウムなどのガス、クリプトン、ネオン、アルゴ
ン、または窒素などの他の不活性ガス、または全体的に
157nmで放射を強く吸収しないガス、またはプレー
ト用の前述したような固体が、エタロンプレート間のギ
ャップを充填するか、またはギャップからガスが排出さ
れる。放電チャンバ内のガス混合体は、主バッファガス
として、さらにネオンを含むことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図2(a)および(b)は、本発
明によるF2 レーザの第1および第2の好ましい実施形
態をそれぞれ示している。第1の実施形態のF2 レーザ
は、分子のフッ素を含むレーザガスで充填されており、
電圧が電極3a,3b間に印加されてパルス放電を発生
するように、電源回路と接続された主電極3aおよび3
bを有する。電気放電レーザのUV前期イオン化も提供
され、スパークギャップのアレイによって、またはレー
ザの主放電固体電極の少なくとも1つの近傍に配置され
た、別のUV放射(表面、バリアまたはコロナガス放
電)源によって実現できる。好適な前期イオン化ユニッ
トは、米国特許出願第09/247,887号に記載さ
れている。この特許出願は、参照することによって本願
に援用する。
明によるF2 レーザの第1および第2の好ましい実施形
態をそれぞれ示している。第1の実施形態のF2 レーザ
は、分子のフッ素を含むレーザガスで充填されており、
電圧が電極3a,3b間に印加されてパルス放電を発生
するように、電源回路と接続された主電極3aおよび3
bを有する。電気放電レーザのUV前期イオン化も提供
され、スパークギャップのアレイによって、またはレー
ザの主放電固体電極の少なくとも1つの近傍に配置され
た、別のUV放射(表面、バリアまたはコロナガス放
電)源によって実現できる。好適な前期イオン化ユニッ
トは、米国特許出願第09/247,887号に記載さ
れている。この特許出願は、参照することによって本願
に援用する。
【0013】分散性プリズム4は、その背面に高反射率
のコーティングを有しており、高反射率の共振器反射鏡
として機能する。エタロン6は、ビームの出力カプラと
して機能する。プリズム4は放電チャンバ2の一方の端
部をシールするようにも機能し、一方、エタロン6も放
電チャンバ2の他方の端部をシールするように機能す
る。また、エタロン6およびプリズム4のうちの一方に
て放電チャンバ2の一方の端部をシールし、他の端部は
ウィンドウによってシールすることもできる。エネルギ
モニタ8が、第1の実施形態には含まれており、レーザ
の出力ビームのエネルギを測定する。ビームスプリッタ
10も示されている。1つ以上のアパーチャ(図示せ
ず)を共振器内に挿入して、プリズム4および/または
エタロン6のF2 レーザの最大の反射率の選択されたラ
インとの重ね合わせの分散スペクトルの側波帯を削除す
ることもできる。これらのアパーチャの寸法は、レーザ
ビームの直径に近付けることができる(1998年8月
7日に出願した米国特許出願第09/130,277号
を参照されたい)。アパーチャはガス放電チャンバ2内
で発生されて増幅された自然放出の量を減少させる。こ
の寄生放出をなくすことが好ましい。というのは、この
寄生放出は、一般に、所望のレーザ発振特性を有してい
ないからである。このため、アパーチャがない場合は、
そのような寄生放出は、出力ビームのスペクトルの純度
および発散を含む品質を劣化させる可能性がある。全体
的に、本願で説明する全ての実施形態も、この寄生放出
を除くために1つ以上のアパーチャを加えることによっ
て変更することができる。
のコーティングを有しており、高反射率の共振器反射鏡
として機能する。エタロン6は、ビームの出力カプラと
して機能する。プリズム4は放電チャンバ2の一方の端
部をシールするようにも機能し、一方、エタロン6も放
電チャンバ2の他方の端部をシールするように機能す
る。また、エタロン6およびプリズム4のうちの一方に
て放電チャンバ2の一方の端部をシールし、他の端部は
ウィンドウによってシールすることもできる。エネルギ
モニタ8が、第1の実施形態には含まれており、レーザ
の出力ビームのエネルギを測定する。ビームスプリッタ
10も示されている。1つ以上のアパーチャ(図示せ
ず)を共振器内に挿入して、プリズム4および/または
エタロン6のF2 レーザの最大の反射率の選択されたラ
インとの重ね合わせの分散スペクトルの側波帯を削除す
ることもできる。これらのアパーチャの寸法は、レーザ
ビームの直径に近付けることができる(1998年8月
7日に出願した米国特許出願第09/130,277号
を参照されたい)。アパーチャはガス放電チャンバ2内
で発生されて増幅された自然放出の量を減少させる。こ
の寄生放出をなくすことが好ましい。というのは、この
寄生放出は、一般に、所望のレーザ発振特性を有してい
ないからである。このため、アパーチャがない場合は、
そのような寄生放出は、出力ビームのスペクトルの純度
および発散を含む品質を劣化させる可能性がある。全体
的に、本願で説明する全ての実施形態も、この寄生放出
を除くために1つ以上のアパーチャを加えることによっ
て変更することができる。
【0014】エネルギモニタ8を用いて部分的に測定し
たエネルギに基づいて、放電チャンバ2内の主電極3a
および3b間に印加する電源電圧およびレーザガス混合
体の構成成分の濃度が制御され、出力ビームの特性をそ
のエネルギも含めて調整される。第1の好ましい実施形
態においては、ラインの選択が分散プリズム4を使用す
ることによって達成される。このプリズムは回転自在で
あるかまたは傾斜可能であり、共振器の許容角度内で反
射する波長範囲を調整する。このプリズム4は、F2 レ
ーザの複数の放出(発光)ラインの1つのみを含むよう
な方向に向けることができる(図1および図6(a)〜
(b)参照)。
たエネルギに基づいて、放電チャンバ2内の主電極3a
および3b間に印加する電源電圧およびレーザガス混合
体の構成成分の濃度が制御され、出力ビームの特性をそ
のエネルギも含めて調整される。第1の好ましい実施形
態においては、ラインの選択が分散プリズム4を使用す
ることによって達成される。このプリズムは回転自在で
あるかまたは傾斜可能であり、共振器の許容角度内で反
射する波長範囲を調整する。このプリズム4は、F2 レ
ーザの複数の放出(発光)ラインの1つのみを含むよう
な方向に向けることができる(図1および図6(a)〜
(b)参照)。
【0015】プリズム4の材料の屈折率が波長依存特性
を有するため、プリズム4に入射する光は波長により様
々な角度で屈折する。レーザの共振器の許容角度内でプ
リズム4を出射する波長の特定範囲内の波長を有するラ
インだけが、出力レーザビームとして後で外部結合され
る。言い換えると、プリズム4の背部の高反射面から逆
反射された後、種々の波長のラインは、共振器の光軸に
対して種々の角度で放電チャンバに入射する。共振器の
許容範囲内で反射された波長範囲内の波長を有するライ
ンが選択され、それ以外の全てのラインは選択されない
かまたは抑制される。所望の中心波長が光軸に平行に整
列して、光の損失を殆ど受けないように、このため出力
を支配するようにプリズムを調整することができる。こ
の中心波長は、選択することを希望されるF2 放出ライ
ンの中心にまたは中心近くに存在する。
を有するため、プリズム4に入射する光は波長により様
々な角度で屈折する。レーザの共振器の許容角度内でプ
リズム4を出射する波長の特定範囲内の波長を有するラ
インだけが、出力レーザビームとして後で外部結合され
る。言い換えると、プリズム4の背部の高反射面から逆
反射された後、種々の波長のラインは、共振器の光軸に
対して種々の角度で放電チャンバに入射する。共振器の
許容範囲内で反射された波長範囲内の波長を有するライ
ンが選択され、それ以外の全てのラインは選択されない
かまたは抑制される。所望の中心波長が光軸に平行に整
列して、光の損失を殆ど受けないように、このため出力
を支配するようにプリズムを調整することができる。こ
の中心波長は、選択することを希望されるF2 放出ライ
ンの中心にまたは中心近くに存在する。
【0016】ラインの狭隘化は、エタロン6によって提
供される。このエタロン6は、アウトカプラとしての動
作も行う。エタロン6のフィネス(finesse)
は、低いことが好ましい。エタロン6のプレート(ウェ
ッジミラーの基板)22の内側の反射面24は、例え
ば、約4%〜6%の反射率を示す。エタロンの最大反射
率は、16%〜24%である。しかしながら、この反射
率は、F2 レーザの全体的なゲインを所望するように増
減するために、いくらか増減することがある。
供される。このエタロン6は、アウトカプラとしての動
作も行う。エタロン6のフィネス(finesse)
は、低いことが好ましい。エタロン6のプレート(ウェ
ッジミラーの基板)22の内側の反射面24は、例え
ば、約4%〜6%の反射率を示す。エタロンの最大反射
率は、16%〜24%である。しかしながら、この反射
率は、F2 レーザの全体的なゲインを所望するように増
減するために、いくらか増減することがある。
【0017】別の実施形態は、分散素子が付いた1つ以
上のアパーチャを用いて実現できる。この分散素子とし
てはプリズムが好ましいが、格子でも代替えできる。プ
リズムがF2 レーザの発光を分散する場合、アパーチャ
をラインの選択に使用できる。選択されたラインはアパ
ーチャを通過し、選択されないラインはアパーチャによ
って阻止される。この場合、エタロンまたはプリズム
は、選択されたラインを狭隘化するために使用できる。
上のアパーチャを用いて実現できる。この分散素子とし
てはプリズムが好ましいが、格子でも代替えできる。プ
リズムがF2 レーザの発光を分散する場合、アパーチャ
をラインの選択に使用できる。選択されたラインはアパ
ーチャを通過し、選択されないラインはアパーチャによ
って阻止される。この場合、エタロンまたはプリズム
は、選択されたラインを狭隘化するために使用できる。
【0018】図2(a)の第1の実施形態を、再度、参
照する。図2(a)では、単一のスペクトルラインがプ
リズム4によって選択され、この選択されたラインが光
学エタロン6によって狭隘化される。図3(a)および
(b)は、このラインの狭隘化がどのように達成される
かを示している。入射光の光学波長に対するエタロン6
の反射率関数R(ν)を、図6(a)に示す。この場
合、入射光の光学波長は約157nmである。この反射
率関数R(ν)は、次のような正弦波関数によって近似
的に表すことができる。
照する。図2(a)では、単一のスペクトルラインがプ
リズム4によって選択され、この選択されたラインが光
学エタロン6によって狭隘化される。図3(a)および
(b)は、このラインの狭隘化がどのように達成される
かを示している。入射光の光学波長に対するエタロン6
の反射率関数R(ν)を、図6(a)に示す。この場
合、入射光の光学波長は約157nmである。この反射
率関数R(ν)は、次のような正弦波関数によって近似
的に表すことができる。
【0019】
【数1】R(ν)≒1+sin(2πν/ν0)
【0020】ここで、ν0はエタロン6の自由スペクト
ル範囲(FSR)であり、ν0=1/2nL[cm-1]
である。ここで、nはエタロン6のプレート間のギャッ
プ内の材料の反射率であり、Lはセンチメータで表した
エタロンプレートの間隔である。これらのスペクトルの
構成要素は、エタロン6の最小の反射率R(ν)に近い
周波数を有しており、共振器内で最大の損失を受けて、
このため抑制される。従って、エタロンのFSRが自走
レーザの選択された線幅にほぼ等しいかある程度小さい
場合、出力される線幅は狭隘化される。側波帯が隣接す
る干渉次数で発生することを避けるために、このFSR
は自走線幅よりもはるかに小さい幅であってはならな
い。
ル範囲(FSR)であり、ν0=1/2nL[cm-1]
である。ここで、nはエタロン6のプレート間のギャッ
プ内の材料の反射率であり、Lはセンチメータで表した
エタロンプレートの間隔である。これらのスペクトルの
構成要素は、エタロン6の最小の反射率R(ν)に近い
周波数を有しており、共振器内で最大の損失を受けて、
このため抑制される。従って、エタロンのFSRが自走
レーザの選択された線幅にほぼ等しいかある程度小さい
場合、出力される線幅は狭隘化される。側波帯が隣接す
る干渉次数で発生することを避けるために、このFSR
は自走線幅よりもはるかに小さい幅であってはならな
い。
【0021】図3(b)の実線は、F2 レーザの選択さ
れたラインの自走線幅を示す。図3(a)のエタロンの
反射率関数R(ν)が、選択されたライン上に重ね合わ
されている。結果として狭隘化されたラインが、図3
(b)に破線で示されている。前述したように、FSR
があまりにも小さい場合、図3(a)の反射率スペクト
ルの外側のピークが選択されたラインと大きくオーバラ
ップすることになる。「寄生的」側波帯が共振するため
に許容される場合、ビームの品質は劣化する。プリズム
4または別のプリズムまたは格子などの分散素子が共振
器内にある場合、エタロン6が側波帯を抑制しないよう
に、エタロン6の反射率の最大値の幅を減少させ、一
方、アパーチャを共振器内に配置して側波帯を削除する
ことによって、選択されたラインをさらに狭隘化でき、
最終的に結果として極めて狭い高品質の出力ビームを発
生する。
れたラインの自走線幅を示す。図3(a)のエタロンの
反射率関数R(ν)が、選択されたライン上に重ね合わ
されている。結果として狭隘化されたラインが、図3
(b)に破線で示されている。前述したように、FSR
があまりにも小さい場合、図3(a)の反射率スペクト
ルの外側のピークが選択されたラインと大きくオーバラ
ップすることになる。「寄生的」側波帯が共振するため
に許容される場合、ビームの品質は劣化する。プリズム
4または別のプリズムまたは格子などの分散素子が共振
器内にある場合、エタロン6が側波帯を抑制しないよう
に、エタロン6の反射率の最大値の幅を減少させ、一
方、アパーチャを共振器内に配置して側波帯を削除する
ことによって、選択されたラインをさらに狭隘化でき、
最終的に結果として極めて狭い高品質の出力ビームを発
生する。
【0022】図4は、図2(a)および(b)の第1お
よび第2の実施形態の何れかのアウトカプラエタロン6
の拡大した一層詳細な図を示す。これに代えて、固体の
エタロンを使用できるが、空気のギャップによって分離
された2つのプレートを有する図4に示すエタロンが好
ましい。その理由は、エタロンのプレート間のガス圧を
調整することによって、図4に示す如きエタロンの反射
率スペクトルを調整できるからである(下記を参照のこ
と)。放電チャンバ2をシールする別の光学ウィンドウ
の光学インターフェースの損失を除くため、また共振器
構成の全体的な寸法を減少させるために、エタロン6
が、好ましいことに、放電チャンバ2をシールするこ
と、またウィンドウとして機能することの両方の働きを
していることを、図4が示している。エタロン6は、典
型的な実施形態においては、図4に示すように、ベロー
ズ14およびOリング16によって放電チャンバ2をシ
ールできる。
よび第2の実施形態の何れかのアウトカプラエタロン6
の拡大した一層詳細な図を示す。これに代えて、固体の
エタロンを使用できるが、空気のギャップによって分離
された2つのプレートを有する図4に示すエタロンが好
ましい。その理由は、エタロンのプレート間のガス圧を
調整することによって、図4に示す如きエタロンの反射
率スペクトルを調整できるからである(下記を参照のこ
と)。放電チャンバ2をシールする別の光学ウィンドウ
の光学インターフェースの損失を除くため、また共振器
構成の全体的な寸法を減少させるために、エタロン6
が、好ましいことに、放電チャンバ2をシールするこ
と、またウィンドウとして機能することの両方の働きを
していることを、図4が示している。エタロン6は、典
型的な実施形態においては、図4に示すように、ベロー
ズ14およびOリング16によって放電チャンバ2をシ
ールできる。
【0023】エタロン6は、ハウジング18内に入れら
れた状態で示されている。ヘリウム(好ましい)、ネオ
ン、クリプトン、アルゴン、窒素、他の不活性ガス、ま
たは他の約157nmの波長の放射を強く吸収しないガ
スなどの1つ以上のガスが、選択された圧力でハウジン
グ18を充填できるように、ガス注入口20を設けるこ
とが好ましい。このハウジング18は、その中のガスの
圧力を測定するために従来の手段を備えている。また、
ガス注入口20は、機械的なポンプを用いて、エタロン
6のプレート22間のガスを含むハウジング18内のガ
スをポンプで吸い出して、低い圧力にすることにも使用
できる。CaF2 ,MgF2 ,LiF2,BaF2 ,S
rF2 ,石英、およびフッ素をドープした石英などの固
体材料、または他の約157nmの放射を強く吸収しな
い固体材料でも、エタロン6のプレート22間のギャッ
プを充填できる。エタロン6のプレート22の内部の反
射面は、反射性フィルムでコーティングしたりコーティ
ングしないままにすることもできる。スペーサ26は、
ギャップの厚さLが熱に対してほとんど影響されないよ
うな、アンバーTM、ゼロデュール、膨張率が極めて低い
ガラス(ULETMガラス)、または石英などの熱膨張率
が低い(小さい)材料、または熱膨張係数が低い別の材
料から構成する。エタロン6の反射率関数R(ν)がギ
ャップの間隔に依存するため、このことは好都合であ
る。
れた状態で示されている。ヘリウム(好ましい)、ネオ
ン、クリプトン、アルゴン、窒素、他の不活性ガス、ま
たは他の約157nmの波長の放射を強く吸収しないガ
スなどの1つ以上のガスが、選択された圧力でハウジン
グ18を充填できるように、ガス注入口20を設けるこ
とが好ましい。このハウジング18は、その中のガスの
圧力を測定するために従来の手段を備えている。また、
ガス注入口20は、機械的なポンプを用いて、エタロン
6のプレート22間のガスを含むハウジング18内のガ
スをポンプで吸い出して、低い圧力にすることにも使用
できる。CaF2 ,MgF2 ,LiF2,BaF2 ,S
rF2 ,石英、およびフッ素をドープした石英などの固
体材料、または他の約157nmの放射を強く吸収しな
い固体材料でも、エタロン6のプレート22間のギャッ
プを充填できる。エタロン6のプレート22の内部の反
射面は、反射性フィルムでコーティングしたりコーティ
ングしないままにすることもできる。スペーサ26は、
ギャップの厚さLが熱に対してほとんど影響されないよ
うな、アンバーTM、ゼロデュール、膨張率が極めて低い
ガラス(ULETMガラス)、または石英などの熱膨張率
が低い(小さい)材料、または熱膨張係数が低い別の材
料から構成する。エタロン6の反射率関数R(ν)がギ
ャップの間隔に依存するため、このことは好都合であ
る。
【0024】次に、好適なエタロンのギャップ厚さLの
評価について説明する。自走F2 レーザの線幅は約1p
mであり、波長が約157nmであるため、FSRは約
0.4cm-1になる。このことは、プレート間のギャッ
プが反射率が約1.5の固体材料(MgF2 ,Ca
F2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,結晶の石英、ま
たはフッ素をドープした石英)で充填されている場合、
エタロンの間隔Lは8.3mmであることを意味する。
或いは、また、前に詳細に説明したように、エタロン6
はそのギャップをヘリウムなどの不活性ガスで充填する
ことができる。この場合、その厚さは約12.5mmに
なる。これらの間隔Lは両方とも容易に達成できる。M
gF2 ,CaF2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,結
晶の石英、またはフッ素をドープした石英などの固体材
料をエタロン6のプレート22に使用することおよび/
またはギャップを充填する構成をとることは、これらの
材料が約157nmの波長の周囲の光の大部分を透過す
ることに基づいている。
評価について説明する。自走F2 レーザの線幅は約1p
mであり、波長が約157nmであるため、FSRは約
0.4cm-1になる。このことは、プレート間のギャッ
プが反射率が約1.5の固体材料(MgF2 ,Ca
F2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,結晶の石英、ま
たはフッ素をドープした石英)で充填されている場合、
エタロンの間隔Lは8.3mmであることを意味する。
或いは、また、前に詳細に説明したように、エタロン6
はそのギャップをヘリウムなどの不活性ガスで充填する
ことができる。この場合、その厚さは約12.5mmに
なる。これらの間隔Lは両方とも容易に達成できる。M
gF2 ,CaF2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,結
晶の石英、またはフッ素をドープした石英などの固体材
料をエタロン6のプレート22に使用することおよび/
またはギャップを充填する構成をとることは、これらの
材料が約157nmの波長の周囲の光の大部分を透過す
ることに基づいている。
【0025】前述したように、エタロン6の設計を検討
する場合、温度などの周囲条件の変化に関するエタロン
6の周波数の反射率の最大値および最小値が安定するこ
とが望まれる。例えば、MgF2 はC軸に沿って13.
7×10ー6K-1の線形の膨張係数と、通常のビームに対
し1.47×10ー6K-1の温度係数を有している。この
ことは、反射率関数R(ν)の最大値に関してスペクト
ルラインのセンタリング、例えばFSRの10%を維持
するためには、温度を0.06K以内に安定化する必要
がある。CaF2 を使用する場合は、安定性のために
0.05K以内にする必要がある。
する場合、温度などの周囲条件の変化に関するエタロン
6の周波数の反射率の最大値および最小値が安定するこ
とが望まれる。例えば、MgF2 はC軸に沿って13.
7×10ー6K-1の線形の膨張係数と、通常のビームに対
し1.47×10ー6K-1の温度係数を有している。この
ことは、反射率関数R(ν)の最大値に関してスペクト
ルラインのセンタリング、例えばFSRの10%を維持
するためには、温度を0.06K以内に安定化する必要
がある。CaF2 を使用する場合は、安定性のために
0.05K以内にする必要がある。
【0026】本発明は、熱膨張が低い材料をそのスペー
サ26に使用することによって、この安定性を提供す
る。本発明は、また、それぞれ図2(a)または図2
(b)の第1または第2の実施形態のアウトカプラエタ
ロン6を提供することによって、安定性を備える。この
アウトカプラエタロン6は、前述したハウジング18内
のギャップによって分離されており、このハウジング1
8は好ましくは前述した1つのガスまたはガスの組合わ
せによる不活性ガスで充填されている。このハウジング
では、ガスの屈折率およびこれによりエタロン6の反射
率関数R(ν)の整列したピークの中心波長をコントロ
ールするように、ガスの圧力がコントロールされる。窒
素などの不活性ガスについては、屈折率は1バールの圧
力ごとに約300ppmだけ変化する。従って、反射面
24間の間隔L=12.5mmについては、FSRの1
0%以内に周波数をコントロールする場合は、分解能が
2ミリバール以内の制御を必要とする。前述したよう
に、圧力を調整したエタロン6内でヘリウム、またはそ
の代わりに窒素、アルゴン、または他の不活性ガスまた
は真空を使用する第1の理由は、空気は関心のある(所
望の)157nmの波長において透明でないためであ
る。これは主に、空中には約157nmの放射を強く吸
収する酸素、水蒸気および炭酸ガスが存在するためであ
る。
サ26に使用することによって、この安定性を提供す
る。本発明は、また、それぞれ図2(a)または図2
(b)の第1または第2の実施形態のアウトカプラエタ
ロン6を提供することによって、安定性を備える。この
アウトカプラエタロン6は、前述したハウジング18内
のギャップによって分離されており、このハウジング1
8は好ましくは前述した1つのガスまたはガスの組合わ
せによる不活性ガスで充填されている。このハウジング
では、ガスの屈折率およびこれによりエタロン6の反射
率関数R(ν)の整列したピークの中心波長をコントロ
ールするように、ガスの圧力がコントロールされる。窒
素などの不活性ガスについては、屈折率は1バールの圧
力ごとに約300ppmだけ変化する。従って、反射面
24間の間隔L=12.5mmについては、FSRの1
0%以内に周波数をコントロールする場合は、分解能が
2ミリバール以内の制御を必要とする。前述したよう
に、圧力を調整したエタロン6内でヘリウム、またはそ
の代わりに窒素、アルゴン、または他の不活性ガスまた
は真空を使用する第1の理由は、空気は関心のある(所
望の)157nmの波長において透明でないためであ
る。これは主に、空中には約157nmの放射を強く吸
収する酸素、水蒸気および炭酸ガスが存在するためであ
る。
【0027】また、アウトカプラエタロン6の内面は、
部分的に反射するコーティング材料でコートしても、ま
たコートしないままでもよい。後者の場合では、これが
好ましいが、各面の反射率は約4%〜6%であり、これ
は結果としてエタロン6の最大反射率が16%〜24%
になる。同様の考えが、固体のエタロンについても当て
はまる。
部分的に反射するコーティング材料でコートしても、ま
たコートしないままでもよい。後者の場合では、これが
好ましいが、各面の反射率は約4%〜6%であり、これ
は結果としてエタロン6の最大反射率が16%〜24%
になる。同様の考えが、固体のエタロンについても当て
はまる。
【0028】図2(b)に示す第2の実施形態は、図2
(a)の第1の実施形態の主要な構成と同様であり、そ
の相違点は、図2(a)の第1の実施形態におけるプリ
ズム4が図2(b)の第2の実施形態では高反射率のミ
ラー12に置き換えられていることにある。この高反射
率のミラー12は、放電チャンバ2の一方の端部をシー
ルでき、および/またはエタロン6は放電チャンバ2の
他方の端部をシールできる。第2の実施形態において
は、エタロン6は、図2(a)の第1の実施形態のプリ
ズム4を使用せずに、ライン選択機能を提供する。第1
の実施形態に対する第2の実施形態の利点は、共振器内
の素子がより少なくなり、また光が伝搬する光学インタ
ーフェースがより少なくなるということによる簡素化で
あり、これにより光の損失が減少しまた寿命が延びる。
しかしながら、第2のラインの削除については、第1の
実施形態よりも第2の実施形態では効率が悪い。
(a)の第1の実施形態の主要な構成と同様であり、そ
の相違点は、図2(a)の第1の実施形態におけるプリ
ズム4が図2(b)の第2の実施形態では高反射率のミ
ラー12に置き換えられていることにある。この高反射
率のミラー12は、放電チャンバ2の一方の端部をシー
ルでき、および/またはエタロン6は放電チャンバ2の
他方の端部をシールできる。第2の実施形態において
は、エタロン6は、図2(a)の第1の実施形態のプリ
ズム4を使用せずに、ライン選択機能を提供する。第1
の実施形態に対する第2の実施形態の利点は、共振器内
の素子がより少なくなり、また光が伝搬する光学インタ
ーフェースがより少なくなるということによる簡素化で
あり、これにより光の損失が減少しまた寿命が延びる。
しかしながら、第2のラインの削除については、第1の
実施形態よりも第2の実施形態では効率が悪い。
【0029】第2の実施形態においては、第1の実施形
態に関して説明した同様の方法で、エタロン6はライン
の選択と同時にこの選択された単一のラインの狭隘化の
両方に使用される。ラインの選択は、所望の波長におけ
る反射率が最大となり、他の選択されないラインの波長
における反射率が最小となるように、FSRおよびエタ
ロンの最大反射率の波長を調整することによって達成す
る。このラインの選択については、以下に一層詳細に説
明する。エタロン6はまた、第1の実施形態で行ったよ
うに、ビームをアウトカップルする。
態に関して説明した同様の方法で、エタロン6はライン
の選択と同時にこの選択された単一のラインの狭隘化の
両方に使用される。ラインの選択は、所望の波長におけ
る反射率が最大となり、他の選択されないラインの波長
における反射率が最小となるように、FSRおよびエタ
ロンの最大反射率の波長を調整することによって達成す
る。このラインの選択については、以下に一層詳細に説
明する。エタロン6はまた、第1の実施形態で行ったよ
うに、ビームをアウトカップルする。
【0030】第1および第2の実施形態のエタロン6の
FSR、すなわち、より一般的に言うと、図8(a),
(8b)または図9(a)のエタロン6または図9
(a)〜(b)(以下に示す)のエタロン34などの、
本発明のF2 レーザで使用される全てのガス充填エタロ
ンのFSRは、次の方法で調整できる。エタロン6のハ
ウジング18(図4参照)を充填するガスの圧力、およ
び特にエタロン6のプレート22間のガスの圧力を変化
させて、ガスの屈折率を調整できる。或いは、また、プ
レート22間の間隔Lを、例えば、圧電素子をエタロン
のスペーサ26として使用することによって変化でき
る。FSRがガスの屈折率とプレート22間の間隔Lと
の両方に依存するため、これらの方法の何れかによっ
て、FSRを調整できる。エタロン6のFSRを調整す
ることによって、エタロン6の反射率スペクトル内の最
大値を選択すべき所望のラインと整列させ、また同時
に、エタロン6の最小の反射率スペクトルを自走F2 レ
ーザの選択されないラインと整列させて、ラインの選択
を詳細に行うことができる。図5(a)および(b)
は、エタロン6によってどのようにラインの狭隘化が行
われるかを概略的に示している。以下に定量的に説明す
るが、エタロン6のFSRは、前述したように、そのギ
ャップの間隔を変化させることまたはギャップ内のガス
の圧力を変化させることの何れかによって調整できる。
前述から得られた圧力の分解能についての要求事項は、
この場合にも当てはまる。ラインの選択にプリズムを必
要としないので、この構成の利点は簡潔性にある。しか
しながら、このシステムは希望しないラインを削除する
ことについては効率的でなく、これらの波長において残
留放射が発生する。
FSR、すなわち、より一般的に言うと、図8(a),
(8b)または図9(a)のエタロン6または図9
(a)〜(b)(以下に示す)のエタロン34などの、
本発明のF2 レーザで使用される全てのガス充填エタロ
ンのFSRは、次の方法で調整できる。エタロン6のハ
ウジング18(図4参照)を充填するガスの圧力、およ
び特にエタロン6のプレート22間のガスの圧力を変化
させて、ガスの屈折率を調整できる。或いは、また、プ
レート22間の間隔Lを、例えば、圧電素子をエタロン
のスペーサ26として使用することによって変化でき
る。FSRがガスの屈折率とプレート22間の間隔Lと
の両方に依存するため、これらの方法の何れかによっ
て、FSRを調整できる。エタロン6のFSRを調整す
ることによって、エタロン6の反射率スペクトル内の最
大値を選択すべき所望のラインと整列させ、また同時
に、エタロン6の最小の反射率スペクトルを自走F2 レ
ーザの選択されないラインと整列させて、ラインの選択
を詳細に行うことができる。図5(a)および(b)
は、エタロン6によってどのようにラインの狭隘化が行
われるかを概略的に示している。以下に定量的に説明す
るが、エタロン6のFSRは、前述したように、そのギ
ャップの間隔を変化させることまたはギャップ内のガス
の圧力を変化させることの何れかによって調整できる。
前述から得られた圧力の分解能についての要求事項は、
この場合にも当てはまる。ラインの選択にプリズムを必
要としないので、この構成の利点は簡潔性にある。しか
しながら、このシステムは希望しないラインを削除する
ことについては効率的でなく、これらの波長において残
留放射が発生する。
【0031】自走F2 レーザの157nm付近の発光ラ
インλ2(左側)およびλ1(右側)の近傍のエタロン6
の反射率スペクトルを、図5(a)に示す。エタロン6
のギャップを充填しているガスの圧力を変化させて、反
射率の最大値と最小値とをそれぞれλ1およびλ2と整列
させることが好ましい。或いは、また、ギャップの間隔
を変化させることにより、または圧力とギャップの間隔
の両方を変化させることにより、同じ効果を提供するこ
とができる。図5(b)は、自走F2 レーザのλ2(左
側)およびλ1(右側)(実線)と、ラインを選択
(λ1)し選択したラインを狭隘化したF2 レーザの出
力発光スペクトル(破線)とを示している。すなわち、
図5(b)の破線は、図5(b)の実線上に重ね合わせ
たエタロン6の図5(a)の反射率スペクトルを示して
おり、これは自走F2 レーザの出力発光スペクトルであ
る。
インλ2(左側)およびλ1(右側)の近傍のエタロン6
の反射率スペクトルを、図5(a)に示す。エタロン6
のギャップを充填しているガスの圧力を変化させて、反
射率の最大値と最小値とをそれぞれλ1およびλ2と整列
させることが好ましい。或いは、また、ギャップの間隔
を変化させることにより、または圧力とギャップの間隔
の両方を変化させることにより、同じ効果を提供するこ
とができる。図5(b)は、自走F2 レーザのλ2(左
側)およびλ1(右側)(実線)と、ラインを選択
(λ1)し選択したラインを狭隘化したF2 レーザの出
力発光スペクトル(破線)とを示している。すなわち、
図5(b)の破線は、図5(b)の実線上に重ね合わせ
たエタロン6の図5(a)の反射率スペクトルを示して
おり、これは自走F2 レーザの出力発光スペクトルであ
る。
【0032】分子のフッ素に加えて、本発明のF2 レー
ザの放電チャンバ内のガス混合体は、少なくとも1つの
バッファガスを含む1つ以上の他のガスをさらに含んで
いる。図6(a)および図6(b)は、それぞれ、ヘリ
ウムおよびネオンをバッファガスとして有する自走F2
レーザのスペクトルを示している。
ザの放電チャンバ内のガス混合体は、少なくとも1つの
バッファガスを含む1つ以上の他のガスをさらに含んで
いる。図6(a)および図6(b)は、それぞれ、ヘリ
ウムおよびネオンをバッファガスとして有する自走F2
レーザのスペクトルを示している。
【0033】図6(a)は、バッファガスとしてヘリウ
ムを有する157nm周辺の自走F 2 レーザのスペクト
ルを示す。2つのラインが観察される。図6(b)は、
バッファガスとしてネオンを有する157nm周辺の自
走F2 レーザのスペクトルを示す。この場合、3つのラ
インが観察される。図6(b)のスペクトルの157.
62nmおよび157.52nm周辺の対応するライン
は、図6(a)のスペクトルのラインよりも著しく狭
い。これは、図6(b)のスペクトルを発光したF2 レ
ーザは、ネオンのバッファガスが存在するために、バッ
ファガスとしてヘリウムを有する図6(a)のスペクト
ルを発光したF2 レーザよりもパルスの持続時間が一層
長いことを示したためである。
ムを有する157nm周辺の自走F 2 レーザのスペクト
ルを示す。2つのラインが観察される。図6(b)は、
バッファガスとしてネオンを有する157nm周辺の自
走F2 レーザのスペクトルを示す。この場合、3つのラ
インが観察される。図6(b)のスペクトルの157.
62nmおよび157.52nm周辺の対応するライン
は、図6(a)のスペクトルのラインよりも著しく狭
い。これは、図6(b)のスペクトルを発光したF2 レ
ーザは、ネオンのバッファガスが存在するために、バッ
ファガスとしてヘリウムを有する図6(a)のスペクト
ルを発光したF2 レーザよりもパルスの持続時間が一層
長いことを示したためである。
【0034】本発明のF2 レーザの何れの実施形態にお
いても、パルスの持続時間が長ければ長いほど、達成で
きるスペクトルの線幅(ライン幅)が狭くなる。レーザ
ビームが共振器の内部を往復する毎に、ビームのスペク
トルがフィルタ処理される。エタロンの出力カプラ6か
らそれぞれ反射された後の、反射されたビームの強度ス
ペクトルI(J+1)(ν)は、エタロンの反射率関数R
(ν)と入射スペクトルI(J)(ν)の積である。
いても、パルスの持続時間が長ければ長いほど、達成で
きるスペクトルの線幅(ライン幅)が狭くなる。レーザ
ビームが共振器の内部を往復する毎に、ビームのスペク
トルがフィルタ処理される。エタロンの出力カプラ6か
らそれぞれ反射された後の、反射されたビームの強度ス
ペクトルI(J+1)(ν)は、エタロンの反射率関数R
(ν)と入射スペクトルI(J)(ν)の積である。
【0035】
【数2】I(J+1)(ν)=R(ν)I(J)(ν)
【0036】ここで、Jは往復の回数である。例えば、
反射率関数がほぼガウス関数によって近似できる場合、
ビームのスペクトルの幅は往復回数の逆平方根として減
少する。
反射率関数がほぼガウス関数によって近似できる場合、
ビームのスペクトルの幅は往復回数の逆平方根として減
少する。
【0037】
【数3】Δν≒J-1/2
【0038】本発明は、バッファガスとしてネオンを使
用することによって、分子フッ素レーザのパルス幅を増
加させる手段を提供する。図7(a),(b),(c)
は、下記の表1に示すガス混合体を有する経時的なパル
ス形状を示す。
用することによって、分子フッ素レーザのパルス幅を増
加させる手段を提供する。図7(a),(b),(c)
は、下記の表1に示すガス混合体を有する経時的なパル
ス形状を示す。
【0039】
【表1】
【0040】F2 レーザのガス混合体中のネオンの濃度
が増加すると、結果としてパルス幅がおおよそ8ns
(ネオンは0%)から25ns(ネオンは96.8%)
まで増加する。
が増加すると、結果としてパルス幅がおおよそ8ns
(ネオンは0%)から25ns(ネオンは96.8%)
まで増加する。
【0041】<全体的な圧力およびフッ素濃度について
の考察>ガス混合体は、パルスのエネルギ(ゲイン)と
パルスエネルギの安定性とに関して最適化される。圧力
が高くかつフッ素濃度が高いほど、それだけ結果として
それぞれ一層高いエネルギが得られるが、より大きなパ
ルスエネルギの変動が発生する。好ましい構成は、この
ようにこれらの考察のバランスを取っている。このた
め、全体の圧力が約5バールで、フッ素の濃度が0.0
5%〜0.2%の範囲にあることが好ましい。
の考察>ガス混合体は、パルスのエネルギ(ゲイン)と
パルスエネルギの安定性とに関して最適化される。圧力
が高くかつフッ素濃度が高いほど、それだけ結果として
それぞれ一層高いエネルギが得られるが、より大きなパ
ルスエネルギの変動が発生する。好ましい構成は、この
ようにこれらの考察のバランスを取っている。このた
め、全体の圧力が約5バールで、フッ素の濃度が0.0
5%〜0.2%の範囲にあることが好ましい。
【0042】ネオンをバッファガスとして使用する好ま
しい実施形態においては、自走スペクトルに3つのライ
ンが存在する。次の条件を満足する必要がある。
しい実施形態においては、自走スペクトルに3つのライ
ンが存在する。次の条件を満足する必要がある。
【0043】
【数4】mν0=ν1 (k+1/2)ν0=ν2 (j+1/2)ν0=ν3
【0044】ここで、m,j,kは整数であり、ν0は
光学的振動数領域内のエタロンの自由スペクトル範囲で
あり、ν1は選択すべきラインの光学的振動数であり、
またν2およびν3は削除すべきスペクトルラインの光学
的振動数である。ヘリウムをバッファガスとして使用す
る場合のように、2つのラインしか存在しない場合は、
この方程式のセットは2つの方程式に減らされる。
光学的振動数領域内のエタロンの自由スペクトル範囲で
あり、ν1は選択すべきラインの光学的振動数であり、
またν2およびν3は削除すべきスペクトルラインの光学
的振動数である。ヘリウムをバッファガスとして使用す
る場合のように、2つのラインしか存在しない場合は、
この方程式のセットは2つの方程式に減らされる。
【0045】
【数5】mν0=ν1 (k+1/2)ν0=ν2
【0046】ここで、ν1は選択すべきラインの光学的
振動数である。
振動数である。
【0047】図8(a)および(b)は、それぞれ本発
明の第3および第4の実施形態を示す。波長の分離効果
を高めるために、図8(a)に示すように、複数(2つ
以上)のプリズム28,30を使用している。第2のプ
リズム30は、その背面に高反射率のコーティングを有
している。また、プリズム30の背面の高反射率のコー
ティングの代わりに、プリズム30から離間された高反
射率のミラー32を使用することが、図8(b)に示さ
れている。そのような離間された高反射率のミラー32
は、同様に複数のプリズムと組み合わせて使用できる。
この離間されたミラー32の利点は、プリズム30より
も容易に製造できることである。同時に、この離間され
たミラー32を使用すると、ビームが伝搬する光学面の
数が増加して、このため光の損失と波長の散乱の両方が
増加する。この結果、プリズムの数、並びにミラー32
を使用するかどうかを決定することは、単一のラインを
高い信頼性で選択するために必要とされる全体的な散乱
の大きさに依存する。前述したように、1つ以上のアパ
ーチャを図8(a)および(b)のシステムの何れかの
共振器内に挿入して、プリズム28,30の散乱スペク
トルおよび/またはエタロン6の反射率の最大値をF2
レーザの選択されたラインに重ね合わせたときの側波帯
を削除することができる。
明の第3および第4の実施形態を示す。波長の分離効果
を高めるために、図8(a)に示すように、複数(2つ
以上)のプリズム28,30を使用している。第2のプ
リズム30は、その背面に高反射率のコーティングを有
している。また、プリズム30の背面の高反射率のコー
ティングの代わりに、プリズム30から離間された高反
射率のミラー32を使用することが、図8(b)に示さ
れている。そのような離間された高反射率のミラー32
は、同様に複数のプリズムと組み合わせて使用できる。
この離間されたミラー32の利点は、プリズム30より
も容易に製造できることである。同時に、この離間され
たミラー32を使用すると、ビームが伝搬する光学面の
数が増加して、このため光の損失と波長の散乱の両方が
増加する。この結果、プリズムの数、並びにミラー32
を使用するかどうかを決定することは、単一のラインを
高い信頼性で選択するために必要とされる全体的な散乱
の大きさに依存する。前述したように、1つ以上のアパ
ーチャを図8(a)および(b)のシステムの何れかの
共振器内に挿入して、プリズム28,30の散乱スペク
トルおよび/またはエタロン6の反射率の最大値をF2
レーザの選択されたラインに重ね合わせたときの側波帯
を削除することができる。
【0048】図9(a)および(b)は、それぞれ本発
明の第5および第6の実施形態を示す。図9(a)の第
5の実施形態においては、高フィネスのエタロン34
が、図2(a)の第1の実施形態のプリズム4と置き換
えられている。図9(b)の第6の実施形態では、高フ
ィネスのエタロン34が使用され、またアウトカプリン
グミラー35が図9(a)の第5の実施形態のアウトカ
プリングエタロン6と置き換えられている。通常、本願
で説明された何れの実施形態も、図9(a)および
(b)に示す高フィネスのエタロンを備えるように変更
できる。
明の第5および第6の実施形態を示す。図9(a)の第
5の実施形態においては、高フィネスのエタロン34
が、図2(a)の第1の実施形態のプリズム4と置き換
えられている。図9(b)の第6の実施形態では、高フ
ィネスのエタロン34が使用され、またアウトカプリン
グミラー35が図9(a)の第5の実施形態のアウトカ
プリングエタロン6と置き換えられている。通常、本願
で説明された何れの実施形態も、図9(a)および
(b)に示す高フィネスのエタロンを備えるように変更
できる。
【0049】第5または第6の実施形態の何れも、ライ
ンの選択はエタロン34を用いて達成される。このエタ
ロン34は、比較的高いフィネスを有することが好まし
い。図9(a)および(b)のエタロン34は、反射モ
ードで動作し、また前述した実施形態の高反射率の面、
すなわち、第1の実施形態のプリズム4または第3の実
施形態のプリズム30の高反射率の背面、第2の実施形
態の高反射率のミラー12または第3の実施形態の高反
射率のミラー32を置き換えるような働きをすることが
できる。さらに、エタロン34は、その高反射率の特性
と結合したそのライン選択特性のために、プリズム2
8,30,または高反射率のミラー(反射鏡)12,3
2の代わりに置き換えられることができる。
ンの選択はエタロン34を用いて達成される。このエタ
ロン34は、比較的高いフィネスを有することが好まし
い。図9(a)および(b)のエタロン34は、反射モ
ードで動作し、また前述した実施形態の高反射率の面、
すなわち、第1の実施形態のプリズム4または第3の実
施形態のプリズム30の高反射率の背面、第2の実施形
態の高反射率のミラー12または第3の実施形態の高反
射率のミラー32を置き換えるような働きをすることが
できる。さらに、エタロン34は、その高反射率の特性
と結合したそのライン選択特性のために、プリズム2
8,30,または高反射率のミラー(反射鏡)12,3
2の代わりに置き換えられることができる。
【0050】レーザビームの光学的振動数vに対するエ
タロン34の反射率を図10(a)に示す。それは次の
関数によって表される。
タロン34の反射率を図10(a)に示す。それは次の
関数によって表される。
【0051】
【数6】R(v)−Fsin2(πv/v0)/(1+F
sin2(πv/v0))
sin2(πv/v0))
【0052】ここで、F=4R/(1−R)2 はエタロ
ン34のフィネス係数であり、v0はエタロンの自由ス
ペクトル範囲(FSR)であり、v0 =1/2nL[c
m-1]であり、nはエタロンのギャップの材料の屈折率
であり、Lはセンチメータで表したエタロンの間隔であ
る。フィネス係数は、F=π(F/2)1/2としてフィ
ネスFに関係する。エタロン34の反射率関数の最小値
に近い周波数を有するスペクトルのコンポーネントは、
共振器内で最大の損失を受け、このため削除される。エ
タロン34のフィネスが十分に高い場合、条件v=kv
0に相当する狭いスペクトル領域の外側の周波数を有す
るどのような光も、エタロン34によって殆ど全て反射
される。ここで、kは整数である。このことは、図10
(a)に示すように、これらの周波数で1に近い反射率
を示している。従って、v=kv 0における反射が最小
のこれらの狭い領域を除いて、エタロン34は単に高い
反射面として動作する。そのようなラインの中心でエタ
ロン34の反射率の最小値を設定することによって、不
要なスペクトルのラインを削除するように、エタロン3
4を構成することが好ましい。第5または第6の実施形
態の何れかによるエタロン34は、固体のエタロンで
も、前述したように排気したエタロンまたはガスを充填
したエタロンの何れであってもよい。このガスを充填し
たエタロンでは、不活性ガスはヘリウム、アルゴン、ネ
オン、クリプトン、窒素、または157nm周辺の波長
の光を強く吸収しない別のガスの何れかの1つまたは組
合わせであってよい。また、エタロン34のプレート間
のギャップは、CaF2 ,MgF 2 ,LiF2 ,BaF
2 ,SrF2 ,石英、またはフッ素をドープした石英、
または157nm周辺の放射を強く吸収しない他の固体
材料などの固体材料を含むことができる。
ン34のフィネス係数であり、v0はエタロンの自由ス
ペクトル範囲(FSR)であり、v0 =1/2nL[c
m-1]であり、nはエタロンのギャップの材料の屈折率
であり、Lはセンチメータで表したエタロンの間隔であ
る。フィネス係数は、F=π(F/2)1/2としてフィ
ネスFに関係する。エタロン34の反射率関数の最小値
に近い周波数を有するスペクトルのコンポーネントは、
共振器内で最大の損失を受け、このため削除される。エ
タロン34のフィネスが十分に高い場合、条件v=kv
0に相当する狭いスペクトル領域の外側の周波数を有す
るどのような光も、エタロン34によって殆ど全て反射
される。ここで、kは整数である。このことは、図10
(a)に示すように、これらの周波数で1に近い反射率
を示している。従って、v=kv 0における反射が最小
のこれらの狭い領域を除いて、エタロン34は単に高い
反射面として動作する。そのようなラインの中心でエタ
ロン34の反射率の最小値を設定することによって、不
要なスペクトルのラインを削除するように、エタロン3
4を構成することが好ましい。第5または第6の実施形
態の何れかによるエタロン34は、固体のエタロンで
も、前述したように排気したエタロンまたはガスを充填
したエタロンの何れであってもよい。このガスを充填し
たエタロンでは、不活性ガスはヘリウム、アルゴン、ネ
オン、クリプトン、窒素、または157nm周辺の波長
の光を強く吸収しない別のガスの何れかの1つまたは組
合わせであってよい。また、エタロン34のプレート間
のギャップは、CaF2 ,MgF 2 ,LiF2 ,BaF
2 ,SrF2 ,石英、またはフッ素をドープした石英、
または157nm周辺の放射を強く吸収しない他の固体
材料などの固体材料を含むことができる。
【0053】図10(a)〜(c)は、図9(a)およ
び(b)の高フィネスのエタロン34のライン選択機能
を説明している。図10(a)は、高フィネスのエタロ
ン34の反射率の波長依存性を示している。図10
(b)は、自走F2 レーザの発光スペクトルを示してい
る。その共振器構成の中に高フィネスのエタロン34を
有する結果として発生するF2 レーザの出力発光(出力
放出)を、図10(c)に示す。図10(a)〜(c)
から認められるように、2つのラインうちの1つが、F
2 レーザの出力の所望のラインとして選択されている。
び(b)の高フィネスのエタロン34のライン選択機能
を説明している。図10(a)は、高フィネスのエタロ
ン34の反射率の波長依存性を示している。図10
(b)は、自走F2 レーザの発光スペクトルを示してい
る。その共振器構成の中に高フィネスのエタロン34を
有する結果として発生するF2 レーザの出力発光(出力
放出)を、図10(c)に示す。図10(a)〜(c)
から認められるように、2つのラインうちの1つが、F
2 レーザの出力の所望のラインとして選択されている。
【0054】ビームの波面の曲率も、共振器内に円柱レ
ンズを使用することによって補正できる(1998年4
月29日に出願した米国特許出願第09/073,07
0号を参照されたい)。本発明のエタロン6および34
は、一般的にビームの波面の曲率に鋭敏である。このた
め、共振器内に配置された1つ以上の円柱レンズによっ
て、エタロン6,34で一層コリメート(視準)された
ビームを提供できる。さらに、波面の曲率の補正は、1
つ以上の湾曲した共振器のミラーによって達成できる。
ンズを使用することによって補正できる(1998年4
月29日に出願した米国特許出願第09/073,07
0号を参照されたい)。本発明のエタロン6および34
は、一般的にビームの波面の曲率に鋭敏である。このた
め、共振器内に配置された1つ以上の円柱レンズによっ
て、エタロン6,34で一層コリメート(視準)された
ビームを提供できる。さらに、波面の曲率の補正は、1
つ以上の湾曲した共振器のミラーによって達成できる。
【0055】本発明を目標および目的に向かって進める
上で、別の変形例も可能である。例えば、図2(a)の
プリズム4、図2(b)の高反射率のミラー12、全て
の実施形態におけるエタロン6、図8(a)のプリズム
28または30、図8(b)のプリズム28または高反
射率のミラー32、並びに、図9(a)および(b)の
高フィネスのエタロン34の何れも、レーザ放電チャン
バ2を密封できる。このことは、好ましいことに、ビー
ムが通過しなければならない光学インターフェースの数
を減らすことができ、これにより光学的損失が減少す
る。特に、今説明した1つ以上の光学素子を置き換えた
後は、余分なレーザウィンドウは必要としない。エタロ
ン6,34を放電チャンバをシールするために使用する
場合、圧力差によるエタロン6,34の歪みを避けるた
めに、エタロンがラインの選択機能および/または狭隘
化機能をなおも遂行する場合のみ、エタロン6,34内
のガスの圧力をガス混合体の圧力近くまで上昇させるこ
とが好ましい。
上で、別の変形例も可能である。例えば、図2(a)の
プリズム4、図2(b)の高反射率のミラー12、全て
の実施形態におけるエタロン6、図8(a)のプリズム
28または30、図8(b)のプリズム28または高反
射率のミラー32、並びに、図9(a)および(b)の
高フィネスのエタロン34の何れも、レーザ放電チャン
バ2を密封できる。このことは、好ましいことに、ビー
ムが通過しなければならない光学インターフェースの数
を減らすことができ、これにより光学的損失が減少す
る。特に、今説明した1つ以上の光学素子を置き換えた
後は、余分なレーザウィンドウは必要としない。エタロ
ン6,34を放電チャンバをシールするために使用する
場合、圧力差によるエタロン6,34の歪みを避けるた
めに、エタロンがラインの選択機能および/または狭隘
化機能をなおも遂行する場合のみ、エタロン6,34内
のガスの圧力をガス混合体の圧力近くまで上昇させるこ
とが好ましい。
【0056】この点については、本発明の範囲は、以下
の特許請求の範囲で記載するまたそれに相当するものを
意味するが、前述した特定の実施形態の何れにも限定さ
れるものではない。
の特許請求の範囲で記載するまたそれに相当するものを
意味するが、前述した特定の実施形態の何れにも限定さ
れるものではない。
【図1】ラインを選択または狭隘化しない型式のF2 レ
ーザの発光スペクトルを示す図である。
ーザの発光スペクトルを示す図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第1の好ましい実施形
態に係るF2 レーザの構成図、図2(b)は、本発明の
第2の好ましい実施形態に係るF2 レーザの構成を示す
図である。
態に係るF2 レーザの構成図、図2(b)は、本発明の
第2の好ましい実施形態に係るF2 レーザの構成を示す
図である。
【図3】図3(a)は、本発明に係るアウトカプラエタ
ロンの反射率機能の周期的な波長依存性を示す図、図3
(b)は、図3(a)のアウトカプラエタロンの、別の
ラインを狭隘化する機能を説明する図である。
ロンの反射率機能の周期的な波長依存性を示す図、図3
(b)は、図3(a)のアウトカプラエタロンの、別の
ラインを狭隘化する機能を説明する図である。
【図4】本発明に係るF2 レーザのアウトカプラおよび
ウィンドウとしてのエタロンを示す図である。
ウィンドウとしてのエタロンを示す図である。
【図5】図5(a)は、157nm周辺の自走F2 レー
ザのエミッションライン(放出線,輝線)λ2(左側)
およびλ1(右側)の近傍の、本発明に係るアウトカプ
ラエタロンの反射率の波長依存性を示す図、図5(b)
は、ラインの選択またはラインの狭隘化を実施しない場
合と(実線)、図5(a)のアウトカプラエタロンによ
ってラインの選択およびラインの狭隘化を実施した場合
(点線)の、自走F 2 レーザの発光スペクトルを示す図
である。
ザのエミッションライン(放出線,輝線)λ2(左側)
およびλ1(右側)の近傍の、本発明に係るアウトカプ
ラエタロンの反射率の波長依存性を示す図、図5(b)
は、ラインの選択またはラインの狭隘化を実施しない場
合と(実線)、図5(a)のアウトカプラエタロンによ
ってラインの選択およびラインの狭隘化を実施した場合
(点線)の、自走F 2 レーザの発光スペクトルを示す図
である。
【図6】図6(a)は、ヘリウムをバッファガスとした
F2 レーザの自走出力発光スペクトルを示す図、図6
(b)は、ネオンをバッファガスとしたF2 レーザの自
走出力発光スペクトルを示す図である。
F2 レーザの自走出力発光スペクトルを示す図、図6
(b)は、ネオンをバッファガスとしたF2 レーザの自
走出力発光スペクトルを示す図である。
【図7】図7(a)は、ヘリウムのみをバッファガスと
するF2 レーザの経時的なパルス形状を示す図、図7
(b)は、ヘリウムおよびネオンをバッファガスとする
F 2 レーザの経時的なパルス形状を示す図、図7(c)
は、大部分のネオンとそれに極めて微量の濃度のヘリウ
ムのみをバッファガスとするF2 レーザの経時的なパル
ス形状を示す図である。
するF2 レーザの経時的なパルス形状を示す図、図7
(b)は、ヘリウムおよびネオンをバッファガスとする
F 2 レーザの経時的なパルス形状を示す図、図7(c)
は、大部分のネオンとそれに極めて微量の濃度のヘリウ
ムのみをバッファガスとするF2 レーザの経時的なパル
ス形状を示す図である。
【図8】図8(a)は、本発明の第3の実施形態に係る
F2 レーザを示す構成図、図8(b)は、本発明の第4
の実施形態に係るF2 レーザを示す構成図である。
F2 レーザを示す構成図、図8(b)は、本発明の第4
の実施形態に係るF2 レーザを示す構成図である。
【図9】図9aは、高いフィネスのエタロンを備える、
本発明の第5の実施形態に係るF2 レーザを示す構成
図、図9(b)は、高いフィネスのエタロンを備える、
本発明の第6の実施形態に係るF2 レーザを示す構成図
である。
本発明の第5の実施形態に係るF2 レーザを示す構成
図、図9(b)は、高いフィネスのエタロンを備える、
本発明の第6の実施形態に係るF2 レーザを示す構成図
である。
【図10】図10(a)は、図9(a)または図9
(b)の何れかの本発明に係るF2 レーザの場合におけ
る、高いフィネスのエタロンの反射率スペクトルを示す
図、図10(b)は、F2 レーザの自走出力発光スペク
トルを示す図、図10(c)は、F2 レーザの出力発光
スペクトルを示す図である。なお、ライン選択が高いフ
ィネスのエタロンによって実施された後のF2 レーザの
自走出力発光スペクトルが図10(b)に示され、この
高いフィネスのエタロンの反射率スペクトルが図10
(a)に示されている。
(b)の何れかの本発明に係るF2 レーザの場合におけ
る、高いフィネスのエタロンの反射率スペクトルを示す
図、図10(b)は、F2 レーザの自走出力発光スペク
トルを示す図、図10(c)は、F2 レーザの出力発光
スペクトルを示す図である。なお、ライン選択が高いフ
ィネスのエタロンによって実施された後のF2 レーザの
自走出力発光スペクトルが図10(b)に示され、この
高いフィネスのエタロンの反射率スペクトルが図10
(a)に示されている。
2 レーザ放電チャンバ 3a,3b 主電極 4 分散プリズム 6 エタロン 8 エネルギモニタ 10 ビームスプリッタ 12 ミラー 20 ガス注入口 26 スペーサ 28,30 分散プリズム 34 高フィネスのエタロン 35 アウトカプリングミラー
フロントページの続き (71)出願人 591283936 ラムダ・フィジーク・ゲゼルシャフト・ツ ァ・ヘルシュテルンク・フォン・ラーゼル ン・ミット・ベシュレンクテル・ハフツン グ LAMBDA PHYSIK GESEL LSCHAFT ZUR HERSTEL LUNG VON LASERN MIT BESCHRANKTER HAFTU NG ドイツ連邦共和国、37079 ゲッティンゲ ン、ハンス−ベックラー−シュトラーセ 12 (72)発明者 ディルク・バスティンク ドイツ連邦共和国、37079 ゲッティンゲ ン、アム・ヴィンターベルク 15 (72)発明者 セルゲイ・ヴイ・ゴヴォルコフ アメリカ合衆国、33433 フロリダ、ボ カ・レイトン、ラコスタ・ドライヴ 6315、アパートメント・エム (72)発明者 ウーヴェ・シュタム ドイツ連邦共和国、37085 ゲッティンゲ ン、ハインホルツヴェーク 29
Claims (46)
- 【請求項1】(a) 157nmと158nmとの間の
波長範囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペクト
ル発光を発生させるための分子のフッ素を含むガス混合
体で充填された放電チャンバと、(b) 前記分子のフ
ッ素にエネルギを与えるパルス放電を発生させる電源回
路と結合した一対の電極と、(c) 前記放電チャンバ
を取り囲むと共に第1のエタロンを備える共振器と、を
それぞれ具備し、 前記第1のエタロンが前記複数の近接した間隔のライン
の1つを選択し、最大の反射率の選択されたラインに対
して、および、比較的低い反射率の選択されないライン
に対して配置されて、選択されないラインを削除するこ
と、を特徴とするF2 レーザ。 - 【請求項2】 前記選択されたラインの最大反射率の中
心部分に対して、および、前記選択されたラインの比較
的低い反射率の外側の部分に対してさらに配置されて前
記外側の部分を削除する前記第1のエタロンが、さらに
前記選択されたラインを狭隘化することを特徴とする請
求項1に記載のF2 レーザ。 - 【請求項3】 前記選択されたラインの中心部分の最大
反射率に対して、および、前記選択されたラインの外側
の部分の比較的低い反射率に対して配置されて前記外側
の部分を削除する、前記選択されたラインを狭隘化する
ための第2のエタロンを、さらに備えることを特徴とす
る請求項1に記載のF2 レーザ。 - 【請求項4】 前記第2のエタロンが、レーザビームを
アウトカプリングするために共振器の一部であることを
特徴とする請求項3に記載のF2 レーザ。 - 【請求項5】 前記第2のエタロンが、2つのプレート
を含み、前記2つのプレートの1つが共振器の高反射率
の反射鏡としてレーザビームを反射する内側の高反射面
を有することを特徴とする請求項3に記載のF2 レー
ザ。 - 【請求項6】 前記第1のエタロンが、2つのプレート
を含み、前記2つのプレートの1つが共振器の高反射率
の反射鏡としてレーザビームを反射する高反射面を有す
ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載
のF2 レーザ。 - 【請求項7】 前記第1のエタロンが、レーザビームを
アウトカプリングするために共振器の一部であることを
特徴とする請求項1,2,3,5の何れか1項に記載の
F2 レーザ。 - 【請求項8】 前記共振器の許容角度内の前記選択され
たラインの第1の部分を屈折させ、かつ前記共振器の前
記許容角度の外側の前記選択されたラインの第2の部分
を屈折させるために配置されて、前記第2の部分を削除
する、前記選択されたラインを狭隘化するプリズムをさ
らに備えることを特徴とする請求項1に記載のF2 レー
ザ。 - 【請求項9】(a) 157nmと158nmとの間の
波長範囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペクト
ル発光を発生させるための分子のフッ素を含むガス混合
体で充填された放電チャンバと、(b) 前記分子のフ
ッ素にエネルギを与えるパルス放電を発生させる電源回
路と結合した一対の電極と、(c) 前記放電チャンバ
を取り囲むと共にプリズムと第1のエタロンとを備える
共振器と、をそれぞれ具備し、 前記プリズムが、前記複数の近接した間隔のラインの1
つを選択し、前記共振器の許容角度内の前記選択された
ラインを反射し、かつ、前記共振器の前記許容角度の外
側の選択されないラインを反射するように配置され、 前記選択されたラインを狭隘化する前記第1のエタロン
が、前記選択されたラインの中心部分の最大反射率に対
して、および、前記選択されたラインの外側の部分の比
較的低い反射率に対して配置されて、前記外側の部分を
削除すること、を特徴とするF2 レーザ。 - 【請求項10】 前記プリズムが、共振器の高反射率の
反射鏡としてレーザビームを反射する高反射の背面を有
することを特徴とする請求項9に記載のF2レーザ。 - 【請求項11】 前記第1のエタロンが、レーザビーム
をアウトカプリングするために共振器の一部であること
を特徴とする請求項9または10に記載のF 2 レーザ。 - 【請求項12】 前記プリズムが、前記放電チャンバの
一方の端部をシールすることを特徴とする請求項11に
記載のF2 レーザ。 - 【請求項13】 前記プリズムが、前記放電チャンバの
一方の端部をシールすることを特徴とする請求項9また
は10に記載のF2 レーザ。 - 【請求項14】 前記第1のエタロンが、2つのプレー
トを含み、前記2つのプレートの1つが共振器の高反射
率の反射鏡としてレーザビームを反射する高反射面を有
することを特徴とする請求項9に記載のF2 レーザ。 - 【請求項15】 前記共振器の許容角度内の前記選択さ
れたラインの第1の部分を屈折させ、かつ、前記共振器
の前記許容角度の外側の前記選択されたラインの第2の
部分を屈折させるために配置されて、前記第2の部分を
削除する、前記選択されたラインをさらに狭隘化するプ
リズムをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載
のF2 レーザ。 - 【請求項16】 前記ガス混合体が、ネオンを含むバッ
ファガスをさらに含むことを特徴とする請求項1,2,
3,9,14の何れか1項に記載のF2 レーザ。 - 【請求項17】 前記ガス混合体内の前記ネオンの濃度
が、90%以上であることを特徴とする請求項16に記
載のF2 レーザ。 - 【請求項18】 前記第1のエタロンが、前記放電チャ
ンバの一方の端部をシールすることを特徴とする請求項
1,2,3,9の何れか1項に記載のF2 レーザ。 - 【請求項19】 前記第1のエタロンが、ギャップによ
って分離された2つのプレートを備えており、不活性ガ
スで充填されたハウジング内にあることを特徴とする請
求項18に記載のF2 レーザ。 - 【請求項20】 前記ハウジング内の前記ガスの圧力
が、前記ガス混合体の圧力にほぼ等しいことを特徴とす
る請求項19に記載のF2 レーザ。 - 【請求項21】 前記第1のエタロンが、ギャップによ
って分離された2つのプレートを備えており、不活性ガ
スで充填されたハウジング内にあることを特徴とする請
求項1,2,3,9,14の何れか1項に記載のF2 レ
ーザ。 - 【請求項22】 前記第1のエタロンが、CaF2 ,M
gF2 ,LiF2 ,BaF2 ,SrF2 ,石英、および
フッ素をドープした石英のうちの1つで充填されたギャ
ップによって分離された2つのプレートを備えることを
特徴とする請求項1または9に記載のF2 レーザ。 - 【請求項23】 前記第1のエタロンが、ギャップによ
って分離された2つのプレートを備え、排気されたハウ
ジング内にあることを特徴とする請求項1または9に記
載のF2 レーザ。 - 【請求項24】 前記第1のエタロンが、アンバー、ゼ
ロデュール、膨張率が極めて低いガラス、および石英の
1つ以上のものから成る1つ以上のスペーサによって分
離された2つのプレートを備えることを特徴とする請求
項1または9に記載のF2 レーザ。 - 【請求項25】 前記ショットガラスが、ゼロデュール
(商標名)であり、前記膨張率が極めて低いガラスがU
LE(商標名)超低膨張率ガラスであることを特徴とす
る請求項24に記載のF2 レーザ。 - 【請求項26】 前記第1のエタロンの前記2つのプレ
ートが、CaF2 ,MgF2 ,LiF2 ,BaF2 ,S
rF2 ,石英、およびフッ素をドープした石英のうちの
1つ以上のものから成ることを特徴とする請求項1乃至
9の何れか1項に記載のF2 レーザ。 - 【請求項27】 前記第1のエタロンの前記2つのプレ
ートのそれぞれの内面がコーティングされていないこと
を特徴とする請求項16に記載のF2 レーザ。 - 【請求項28】 前記ガス混合体の前記圧力がほぼ5バ
ール以下であることを特徴とする請求項1または9に記
載のF2 レーザ。 - 【請求項29】 アパーチャを前記レーザビームの光学
経路に沿って共振器内にさらに備えることを特徴とする
請求項1,2,3,5,9,14の何れか1項に記載の
F2 レーザ。 - 【請求項30】 前記アパーチャが前記レーザビームの
寸法にほぼ等しくかつ前記レーザビームの寸法より小さ
い寸法を有することを特徴とする請求項29に記載のF
2 レーザ。 - 【請求項31】 前記アパーチャが、前記複数の近接し
た間隔のラインの1つを選択し、最大強度の前記選択さ
れたラインが前記共振器の許容角度内で伝搬することを
可能にすると共に選択されないラインを阻止するように
配置されることを特徴とする請求項29に記載のF2 レ
ーザ。 - 【請求項32】 前記選択されたラインの中心部分の最
大反射率に対して、および、前記選択されたラインの外
側部分の比較的低い反射率に対して配置されて、前記外
側部分を削除する、前記選択されたラインを狭隘化する
第2のエタロンをさらに備えることを特徴とする請求項
31に記載のF2 レーザ。 - 【請求項33】 前記第2のエタロンが、レーザビーム
をアウトカプリングするための共振器の一部であること
を特徴とする請求項32に記載のF2 レーザ。 - 【請求項34】 前記第2のエタロンが、2つのプレー
トを含み、前記2つのプレートの1つが共振器の高反射
率の反射鏡としてレーザビームを反射する高反射の内面
を有することを特徴とする請求項32に記載のF2 レー
ザ。 - 【請求項35】 前記第2のエタロンが、高フィネスの
エタロンであることを特徴とする請求項34に記載のF
2 レーザ。 - 【請求項36】 前記第1のエタロンが、高フィネスの
エタロンであることを特徴とする請求項1,2,3,
9,14の何れか1項に記載のF2 レーザ。 - 【請求項37】 前記第1のエタロンが、調整可能な自
由スペクトル範囲を有することを特徴とする請求項1,
2,3,9,14の何れか1項に記載のF2レーザ。 - 【請求項38】 前記第1のエタロンの前記自由スペク
トル範囲が、圧力調整または圧電調整された範囲である
ことを特徴とする請求項37に記載のF2 レーザ。 - 【請求項39】(a) 157nmと158nmとの間
の波長範囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペク
トル発光を発生させるための分子のフッ素を含むガス混
合体で充填された放電チャンバと、(b) 前記分子の
フッ素にエネルギを与えるパルス放電を発生させる電源
回路と結合した一対の電極と、(c) 前記放電チャン
バを取り囲む共振器と、(d) 前記複数の近接した間
隔のラインの1つを選択する手段と、(e) 前記選択
されたラインを狭隘化する手段と、をそれぞれ備え、 前記選択する手段は、最大強度の前記選択されたライン
が前記共振器の許容角度内で伝搬することを可能にする
と共に選択されないラインを阻止するように配置され、 前記狭隘化する手段は、前記選択されたラインの最大強
度の中心部分が前記共振器の許容角度内で伝搬すること
を可能にすると共に前記選択されたラインの外側部分を
削除するために配置されること、を特徴とするF2 レー
ザ。 - 【請求項40】 1つのエタロンが、前記選択する手段
および前記狭隘化する手段の両方の機能を行うことを特
徴とする請求項39に記載のF2 レーザ。 - 【請求項41】 157nmと158nmとの間の波長
範囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペクトル発
光を発生させるための分子のフッ素を含むガス混合体で
充填された放電チャンバと、前記分子のフッ素にエネル
ギを与えるパルス放電を発生させる電源回路と結合した
一対の電極と、前記放電チャンバを取り囲む共振器と、
をそれぞれ備えるF2 レーザの出力ビームを発生させる
方法であって、 (a) 共振器内の不要なラインが伝搬することを制限
することによって、157nmと158nmとの間の波
長範囲で前記F2 レーザの前記複数の近接した間隔の発
光ラインの1つを選択するステップと、 (b) 前記選択されたラインの中心部分の伝搬を最大
にすると共に、前記選択されたラインの外側の部分の伝
搬を最小にすることによって前記選択されたラインを狭
隘化するステップと、を有することを特徴とするF2 レ
ーザの出力ビーム発生方法。 - 【請求項42】 前記選択されたラインを狭隘化するス
テップが、前記選択されたラインの中心部分に対する反
射率を最大にすると共に前記選択されたラインの外側部
分に対する反射率を最小にするように調整されたエタロ
ンを使用することによって行われることを特徴とする請
求項41に記載のF2 レーザの出力ビーム発生方法。 - 【請求項43】(a) 157nmと158nmとの間
の波長範囲で複数の近接した間隔のラインを含むスペク
トル発光を発生させるための分子のフッ素を含むガス混
合体で充填された放電チャンバと、(b) 前記分子の
フッ素にエネルギを与えるパルス放電を発生させる電源
回路と結合した一対の電極と、(c) 前記放電チャン
バを取り囲む共振器と、をそれぞれ備え、 前記共振器が、(d) 前記分子のフッ素のスペクトル
発光を分散させる分散素子と、(e) 最大強度の前記
選択されたラインが前記共振器の許容角度内で伝搬する
ことを可能にすると共に選択されないラインを阻止する
ように配置される、前記複数の近接した間隔のラインの
1つを選択するアパーチャと、をそれぞれ備えることを
特徴とするF2 レーザ。 - 【請求項44】 前記選択されたラインの最大強度の中
心部分が、前記共振器の許容角度内で伝搬することを可
能にすると共に前記選択されたラインの外側部分を削除
するために配置された、前記選択されたラインを狭隘化
する手段をさらに備えることを特徴とする請求項43に
記載のF2 レーザ。 - 【請求項45】 前記選択されたラインの中心部分の最
大反射率に対してまた前記選択されたラインの外側部分
の比較的低い反射率に対して配置されて前記外側部分を
削除する選択されたラインを狭隘化するエタロンをさら
に備えることを特徴とする請求項43に記載のF2 レー
ザ。 - 【請求項46】 前記分散素子がプリズムであることを
特徴とする請求項43に記載のF2 レーザ。
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US60/119486 | 1999-05-24 | ||
US60/120218 | 1999-05-24 | ||
US09/317527 | 1999-05-24 | ||
US09/317,527 US6154470A (en) | 1999-02-10 | 1999-05-24 | Molecular fluorine (F2) laser with narrow spectral linewidth |
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