JP2000235792A - 半導体記憶装置のバースト制御回路 - Google Patents

半導体記憶装置のバースト制御回路

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JP2000235792A
JP2000235792A JP11070644A JP7064499A JP2000235792A JP 2000235792 A JP2000235792 A JP 2000235792A JP 11070644 A JP11070644 A JP 11070644A JP 7064499 A JP7064499 A JP 7064499A JP 2000235792 A JP2000235792 A JP 2000235792A
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Yasuhiko Takahashi
保彦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト動作モードを有する半導体記憶装置
において、データ入出力動作を遅くすることなく、バー
スト動作を安定的に停止できるようにする。 【解決手段】 バースト開始クロックS5によりセット
されバースト中止クロックS6によりリセットされるラ
ッチ回路7と、コマンドデコード部1から出力されるバ
ースト開始/バースト中止コマンドの検出信号S1,S
2、およびラッチ回路7から出力されインバータ8で反
転されたフラグ信号S9を用いてバースト中クロックS
7の発生を制御するナンドゲート6とを設け、外部クロ
ックの立ち上がりより所定時間だけ先に入力されるコマ
ンドの特性を利用して、次の外部クロック信号の入力時
に半導体記憶装置がどのような状態となるべきかを予め
決定することができるようにして、遅延回路を特に設け
ることなく、バースト中止コマンドの入力後に直ちにバ
ースト動作を停止させることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置のバ
ースト制御回路に関し、特に、バースト動作モードを有
するSDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)
で使用されるバースト制御信号の生成技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサ(MPU)の
動作周波数の向上に対応するために、主記憶装置として
用いられるDRAMのアクセスの高速化が要求されてい
る。そして、この要求に応えるために、外部クロックに
同期して高速にデータを入出力できるように構成された
同期型のDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM
=SDRAM)が提案されている。
【0003】一般に、このSDRAMは、バースト状態
で動作するモードを有している。バースト動作とは、外
部クロックに同期して一連のデータを連続的に入出力す
る動作のことを言う。このバースト動作では、データの
読み出し/書き込み時に連続的に読み出すデータの長さ
を、例えば1バイト、2バイト、4バイト、……のよう
な長さに設定可能にするバースト長設定機能と、データ
の読み出し時にリードコマンドを入れてから何番目のク
ロックでデータを読み出すのかを設定可能にするCAS
レーテンシ機能とを有している。
【0004】図3は、バースト長が4バイト(BL=
4)、CASレーテンシが1クロック目(CL=1)に
設定された場合のバースト動作の様子を示した図であ
る。すなわち、図3において、バーストモードでのデー
タ読み出し時には、リードコマンド(Read)の入力
から略1クロック分遅れてデータ1〜4の4バイトのデ
ータが順次読み出され、データ書き込み時には、ライト
コマンド(Write)の入力からデータ1〜4の4バ
イトのデータが順次書き込まれる様子が示されている。
【0005】このようなバースト動作モードでは、上述
のリードコマンドやライトコマンドの他に、バーストス
トップやプリチャージ等のバースト動作を停止させるた
めのコマンド(以下、バースト中止コマンドと称する)
も有する。バースト中止コマンドが入力されると、バー
スト動作が完全に終了していない途中の状態でも、バー
スト動作が停止される。図3には、最後の4バイト目の
データ読み出し/書き込みがキャンセルされた様子が示
されている。
【0006】従来、以上のようなバースト動作モードを
実現するための回路は、例えば次の図4のように構成さ
れていた。図4において、コマンドパルス発生回路41
は、入力されたコマンドに応じてバースト開始パルスあ
るいはバースト中止パルスを発生する。これらのパルス
は共に、入力される外部クロックに同期して生成され
る。
【0007】バースト状態のラッチ回路42は、コマン
ドパルス発生回路41より供給されるバースト開始パル
スによりセットされ、バースト中止パルスによりリセッ
トされるラッチ動作を行う。そして、ラッチ回路42が
“Hi”の期間中にスイッチ回路43をONとすること
により、遅延回路44を介して送られてくる外部クロッ
クを制御してバースト用クロックとして内部回路に供給
する。
【0008】内部回路としては、アドレスのカウンタ4
5、リード制御回路46、ライト制御回路47などがあ
る。これらの内部回路においては、与えられるバースト
用クロックに基づいてアドレスを変えたり、実際にデー
タの読み出し/書き込みの動作を制御したりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したような従来の回路では、バースト動作を制御する
ための開始パルスおよび中止パルスは、コマンドパルス
発生回路41で外部クロック信号のエッジから作られる
ため、外部クロック信号に比べてどうしても遅れが生じ
てしまう。
【0010】この場合に、上記従来の回路では、バース
ト用クロックを得るために、この遅れの生じたパルスを
使って外部クロックを制御しているので、スイッチ回路
43でのON/OFF制御が外部クロックに対して遅れ
をとらないようにするためには、コマンドパルス発生回
路41およびラッチ回路42での処理時間を考慮して、
外部クロックの伝達を所定量だけ遅らせるべく遅延回路
44を設ける必要がある。
【0011】特に、バースト中止コマンドによってライ
ト動作を停止させる場合には、制御が間に合わないと誤
ってデータを上書きしてしまい、元のデータを破壊して
しまうこともある。よって、外部クロックの遅延回路4
4を入れることにより、バースト制御用のパルスが外部
クロックよりも早くスイッチ回路43に到着できるよう
にする必要があるのである。
【0012】ところが、遅延回路44を入れると当然
に、通常のライト動作だけでなく、リード動作も遅延の
影響も受けてしまい、その分だけデータの入出力動作が
遅くなってしまう。このため、例えばデータ読み出し時
に、外部クロックの立ち上がりから有効なメモリ出力が
得られるまでのアクセス時間tAC(図3参照)が長く
なってしまい、SDRAMの動作の高速性が損なわれる
という問題があった。
【0013】また、図4のような回路とは異なり、バー
スト開始時に出力されるパルスと、バースト動作中に出
力されるパルスとを用いてバースト動作を実現するタイ
プの回路もあった。この種の回路では、バースト中止用
のパルスがないので、バースト中止コマンドが入力され
た時点で内部回路に向かってある程度伝達されている外
部クロックを、バースト中止コマンドが追い越して先に
内部回路に到着し、内部回路の動作を先に停止させるよ
うにする必要があった。
【0014】しかしながら、このように外部クロックを
先回りして内部回路の動作を停止させることは、一般的
には非常に困難であった。すなわち、外部クロックの1
周期は例えば4ns(250MHz)と非常に短く、高
速に伝達されていくので、これを先回りすることは極め
て困難である。先回りするためには、図4の回路と同様
に、外部クロックをどこかで遅延させる必要があり、や
はりこの場合もその分だけデータの入出力動作が遅くな
ってしまうという問題があった。
【0015】さらに、上記した2つのタイプの従来回路
では、外部クロックを遅延させるための遅延回路が必要
となるが、この段数が適当でないと、バースト中止パル
ス等が外部クロックを追い越して先にバースト動作を停
止させることができない。よって、バースト中止が確実
に動作するか否かが不安定であり、上述のようにデータ
の書き込み時にデータ破壊が発生してしまう危険性を含
んでいるという問題もあった。
【0016】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、バースト動作モードを有するS
DRAM等の半導体記憶装置において、外部クロックの
遅延によりデータ入出力の動作が遅くならないようにす
るとともに、かつバースト動作を安定的に停止できるよ
うにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体記憶
装置のバースト制御回路は、外部クロック信号に同期し
てデータを連続的に入出力するバースト動作モードを有
する半導体記憶装置のバースト制御回路であって、バー
スト開始クロック、バースト中止クロック、およびバー
スト中クロックを上記外部クロック信号に同期して各々
独立に発生するクロック発生回路と、上記バースト開始
クロックによりセットされ、上記バースト中止クロック
によりリセットされるラッチ回路と、上記外部クロック
信号よりも所定時間だけ先に入力されるコマンドを解釈
し、バースト開始コマンドおよびバースト中止コマンド
の検出信号を出力するコマンドデコード回路と、上記コ
マンドデコード回路から出力される検出信号、および上
記ラッチ回路から出力される信号を用いて、上記バース
ト中クロックの発生を制御する制御回路とを備えたこと
を特徴とする。
【0018】本発明の他の特徴とするところでは、上記
制御回路は、上記ラッチ回路から出力される信号を反転
するインバータと、上記コマンドデコード回路から出力
されるバースト開始コマンド検出信号、バースト中止コ
マンド検出信号、および上記インバータの出力信号のナ
ンドをとるナンドゲートとから構成される。また、本発
明のその他の特徴とするところでは、上記バースト中止
クロックは上記ラッチ回路にのみ供給される。
【0019】上記のように構成した本発明によれば、外
部クロック信号の立ち上がりよりも所定時間だけ先に入
力されるコマンドの特性を利用して、そのコマンドの解
釈結果等に基づいて、次の外部クロック信号の入力時に
半導体記憶装置がどのような状態となるべきかが予め決
定され、次の外部クロック信号の入力時にバースト開始
クロック、バースト中止クロック、およびバースト中ク
ロックのうちの何れか1つのみが出力される。バースト
動作は、このようにして出力された何れか1つのクロッ
クに従って制御され、バースト開始クロックおよびバー
スト中クロックが出力されているときにのみバースト動
作が実行されることとなる。また、バースト動作の停止
は、バースト中クロックの発生自体を阻止することによ
って実現される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図3に示したように、SDRAM
においては、リードコマンドやライトコマンド、および
バースト中止コマンド等の各コマンドは、外部クロック
に同期して発生するが、外部クロックの立ち上がり点を
基準としてセットアップ時間tSとホールド時間tHと
が規定されている。そして、各コマンドは、必ず外部ク
ロックよりもセットアップ時間tSだけ先に入力され
る。本実施形態では、この時間を有効に利用してバース
ト制御を実現するものである。
【0021】図1は、本発明による半導体記憶装置のバ
ースト制御回路の一実施形態を示す回路構成図である。
図1において、1はコマンドデコード部であり、入力さ
れるコマンドをデコードし、そのコマンドが何であるか
を判断する。コマンドは、行アドレス・ストローブ信号
RASと、列アドレス・ストローブ信号CASと、ライ
トイネーブル信号WEとの組み合わせにより構成される
ものであり、これにより8種類のコマンドが規定可能で
ある。
【0022】この中に、リードコマンド、ライトコマン
ド、バースト中止コマンドが少なくとも含まれる。特
に、コマンドデコード部1では、これらのコマンドのう
ちバースト開始コマンド(リードコマンド、ライトコマ
ンドを含む)のパターンおよびバースト中止コマンドの
パターンを検出し、これらを検出したときには“Hi”
の検出信号S1を以下に述べる所定の回路に出力する。
【0023】2はバースト開始クロック生成部であり、
トランスミッションゲート11、従属接続されたp型、
n型の複数のMOSトランジスタ12,13,14、ナ
ンドゲート15およびインバータ16により構成されて
いる。上記トランスミッションゲート11の一入力端に
は、バースト開始コマンドの検出信号S1が入力され、
他の入力端には、外部クロック信号S3およびそれがイ
ンバータ5で反転された信号S4が入力されるようにな
っている。また、トランスミッションゲート11の出力
端は、ナンドゲート15の一方の入力端に接続されてい
る。
【0024】上記ナンドゲート15のもう一方の入力端
には、外部クロック信号S3が入力される。ナンドゲー
ト15の出力信号は、インバータ16を介してバースト
開始クロックS5として出力されるとともに、p型MO
Sトランジスタ12およびn型MOSトランジスタ13
のそれぞれのゲート端に入力される。残りのn型MOS
トランジスタ14のゲート端には外部クロック信号S3
が入力され、これらの各トランジスタによって、ナンド
ゲート15の出力信号および外部クロック信号S3に基
づくスイッチ動作が行われるようになっている。
【0025】例えば、外部よりバースト開始コマンドが
入力されると、バースト開始コマンドのパターン検出信
号S1が“Hi”となるので、トランスミッションゲー
ト11の出力信号は、外部クロック信号S3に同期して
“Hi”となる。このとき、ナンドゲート15の出力信
号は“Lo”となり、これがインバータ16を介して
“Hi”のバースト開始クロックS5として出力され
る。
【0026】一方、バースト開始コマンドが検出されな
い場合は、バースト開始コマンドのパターン検出信号S
1は“Lo”となるので、トランスミッションゲート1
1の出力信号も“Lo”となり、ナンドゲート15の出
力信号は常に“Hi”となる。したがって、この場合、
バースト開始クロックS5は出力されない(“Lo”の
ままである)。
【0027】また、3はバースト中止クロック生成部で
あり、上記バースト開始クロック生成部2と同様に構成
されている。コマンドデコード部1にバースト中止コマ
ンドが入力されると、バースト中止コマンドのパターン
検出信号S2が“Hi”となる。バースト中止クロック
生成部3内では、この検出信号S2をもとに、上記バー
スト開始クロック生成部2と同様に処理が行われ、外部
クロック信号S3に同期して“Hi”のバースト中止ク
ロックS6が出力される。一方、バースト中止コマンド
が検出されない場合は、バースト中止クロックS6は出
力されない(“Lo”のままである)。
【0028】また、4はバースト中クロック生成部であ
り、上記バースト開始クロック生成部2およびバースト
中止クロック生成部3と同様に構成されている。ただ
し、トランスミッションゲート11の一入力端に入力さ
れる信号は、ナンドゲート6の出力信号であるという点
で異なっている。ナンドゲート6は3つの入力端を有し
ており、上述したバースト開始コマンドのパターン検出
信号S1、バースト中止コマンドのパターン検出信号S
2の他に、インバータ8の出力信号S9が入力される。
【0029】上記インバータ8は、バースト状態のラッ
チ回路7から出力されるバースト中のフラグ信号S8を
反転するものである。また、上記ラッチ回路7は、バー
スト開始クロック生成部2より出力されるバースト開始
クロックS5によりセットされ、バースト中止クロック
生成部3より出力されるバースト中止クロックS6によ
りリセットされるラッチ動作を行う。このラッチ回路7
が“Hi”の期間中には、現在バースト動作中であるこ
とを示すフラグ信号S8が“Hi”となる。
【0030】これにより、外部よりバースト開始コマン
ドが入力されてからその後バースト中止コマンドが入力
されるまでの間、ラッチ回路7からは“Hi”のフラグ
信号S8が出力され、それがインバータ8で反転されて
ナンドゲート6に入力される。また、この期間中は、バ
ースト開始検出信号S1もバースト中止検出信号S2も
“Lo”なので、ナンドゲート6の出力信号は“Hi”
となる。
【0031】よって、この場合、バースト中クロック生
成部4内のトランスミッションゲート11の出力信号
は、外部クロック信号S3に同期して“Hi”となり、
これがナンドゲート15およびインバータ16を介して
“Hi”のバースト中クロックS7として出力される。
【0032】一方、バースト中止コマンドが入力された
後は、ラッチ回路7がリセットされてその出力信号が
“Lo”に落ちるので、ナンドゲート6からは常に“L
o”の信号が出力される。したがって、この場合、バー
スト中クロックS7は出力されない(“Lo”のままで
ある)。
【0033】次に、上記のように構成した回路の動作
を、図2に示すタイミングチャートを参照しながら説明
する。まず、バースト動作を開始させるコマンド、すな
わち、リードコマンドやライトコマンドを含むリード系
一般、ライト系一般のコマンドがコマンドデコード部1
に入力されると、このコマンドデコード部1によってバ
ースト動作を開始するコマンドパターンが検出され、バ
ースト開始検出信号S1が“Hi”となる。
【0034】このとき、この“Hi”のバースト開始検
出信号S1が入力されたバースト開始クロック生成部2
内では、外部クロック信号S3が“Hi”となったとき
にトランスミッションゲート11の出力信号も“Hi”
となる。このとき、ナンドゲート15の出力信号が“L
o”となり、これがインバータ16を介して“Hi”の
バースト開始クロックS5として出力される。
【0035】一方、上記のようにバースト開始コマンド
が検出された状態では、バースト中止検出信号S2は
“Lo”となっている。そのため、バースト中止クロッ
ク生成部3から出力されるバースト中止クロックS6
も、バースト中クロック生成部4から出力されるバース
ト中クロックS7も、何れも“Lo”のままである。以
上のように、リードコマンドが入力されたときにバース
ト開始クロックS5だけが発生していることが、図2に
示されている。
【0036】その後、コマンドが何も入力されない状態
では、リードコマンドの入力時に最初に発生した“H
i”のバースト開始クロックS5によってラッチ回路7
がラッチされているので、ラッチ回路7からは“Hi”
のフラグ信号S8が出力されている。そして、この“H
i”のフラグ信号S8がインバータ8で反転され、“L
o”の信号S9となってナンドゲート6の一入力端に入
力される。
【0037】このとき、ナンドゲート6の残りの2つの
入力端に入力されるバースト開始検出信号S1およびバ
ースト中止検出信号S2は、共に“Lo”である。よっ
て、バースト中クロック生成部4内のトランスミッショ
ンゲート11には、ナンドゲート6の出力信号が“H
i”となって入力される。これにより、外部クロック信
号S3が1周期毎に“Lo”から“Hi’に立ち上がる
毎に、“Hi”のバースト中クロックS7が出力され
る。
【0038】また、コマンドが何も入力されていない状
態では、バースト開始検出信号S1もバースト中止検出
信号S2も共に“Lo”となっている。そのため、バー
スト開始クロック生成部2から出力されるバースト開始
クロックS5も、バースト中止クロック生成部3から出
力されるバースト中止クロックS6も、何れも“Lo”
となったままである。このように、リードコマンドの入
力後にはバースト中クロックS7だけが順次発生してい
ることが、図2に示されている。
【0039】以上のように、バースト開始コマンドの入
力時、およびその後コマンドが何も入力されていない状
態で出力されるバースト開始クロックS5およびバース
ト中クロックS7は、SDRAM等の図示しない内部回
路(図4に示したアドルスカウンタ45、リード制御回
路46、ライト制御回路47など)に与えられ、実際に
バースト読み出し、バースト書き込みなどの動作が実行
される。
【0040】次に、バースト動作を中止させるコマン
ド、すなわち、バーストストップコマンドやプリチャー
ジ系のコマンドがコマンドデコード部1に入力される
と、このコマンドデコード部1によってバースト動作を
中止するコマンドパターンが検出され、バースト中止検
出信号S2が“Hi”となる。このとき、この検出信号
S2が入力されたバースト中止クロック生成部3によ
り、その内部で上記バースト開始クロック生成部2と同
様の処理が行われ、外部クロック信号S3が“Hi”と
なったときに“Hi”のバースト中止クロックS6が出
力される。
【0041】一方、このようにバースト中止コマンドが
検出された状態では、バースト開始検出信号S1は“L
o”となっている。そのため、バースト開始クロック生
成部2から出力されるバースト開始クロックS5も“L
o”となっている。
【0042】また、バースト中止コマンドが検出されて
バースト中止クロックS6が“Hi”になると、ラッチ
回路7がリセットされ、ラッチ回路7から出力されるフ
ラグ信号S8は“Lo”となる。よって、この“Lo”
のフラグ信号S8がインバータ8で反転され、ナンドゲ
ート6の一入力端にはインバータ8からの出力信号S9
が“Hi”となって入力される。
【0043】したがって、バースト中クロック生成部4
内のトランスミッションゲート11には、ナンドゲート
6の出力信号が“Lo”となって入力される。これによ
り、バースト中止コマンドが入力された後では、バース
ト中クロック生成部4から出力されるバースト中クロッ
クS7も“Lo”となる。このように、バースト中止コ
マンドの入力時にはバースト中止クロックS7だけが発
生し、その後は何れのクロックも発生していないこと
が、図2に示されている。
【0044】図1に示したように、バースト中止クロッ
クS6は、ラッチ回路7をリセットするため、ひいて
は、バースト中クロックS7がその後に“Hi”となる
ことがないようにするためだけに使用され、SDRAM
の内部回路には供給されない。これにより、バースト中
止コマンドの入力により、バースト読み出しあるいはバ
ースト書き込みなどの動作が中止される。
【0045】以上のような動作において、バースト開始
クロックS5、バースト中止クロックS6、およびバー
スト中クロックS7の何れを“Hi”とするか、あるい
は何れも“Lo”とするかは、外部より入力されるコマ
ンドをコマンドデコード部1で最初に解釈することから
決定されるが、図2に示したように、コマンドは外部ク
ロック信号の立ち上がりよりもセットアップ時間tSだ
け先に入力される。
【0046】本実施形態では、この外部クロック信号よ
りも先に入力されるコマンドを解釈して、次の外部クロ
ック信号の入力時にSDRAMがどのような状態となる
べきかをあらかじめ決定している。例えば、バースト動
作中(バースト中クロックS7が外部クロックの1周期
毎に“Hi”となるとき)に次の外部クロック信号の入
力時にもバースト動作を継続していいか否かを、コマン
ドパターンの検出信号S1,S2と、バースト状態のフ
ラグ信号S9とからあらかじめ決定する。
【0047】図2の例では、あるタイミングの外部クロ
ック信号に同期して1回目のバースト中クロックS7
が出力された後、次の外部クロック信号の入力時に
は、何れのコマンドも入力されていなかったので、上記
3つの信号S1,S2,S9のナンドゲート6でのナン
ド結果が“Hi”となり、上記次の外部クロック信号
の立ち上がり時もバースト中クロックS7が“Hi”と
して出力されている。
【0048】そして、2回目のバースト中クロックS7
が出力された後では、今度はバースト中止コマンドが更
に次の外部クロック信号の立ち上がりに先立って入力
されていたので、次の回ではバースト中止クロックS
6が“Hi”になるとともに、上記3つの信号S1,S
2,S9のナンド結果が“Lo”となってバースト中ク
ロックS7が“Lo”となる。
【0049】このような本実施形態の動作により、図4
に示したような遅延回路を特に設けることなく、バース
ト中止コマンドの入力後に直ちにバースト動作を停止さ
せることができる。これにより、データ読み出し/書き
込みの動作が遅延の影響を受けないようにすることがで
き、外部クロックの立ち上がりから有効なメモリ出力が
得られるまでのアクセス時間を短くして、SDRAMの
動作の高速性を損なわないようにすることができる。
【0050】また、本実施形態では、バースト中クロッ
クS7の発生自体を阻止することによってバースト動作
を停止させているので、既に伝達されている外部クロッ
ク信号を先回りして内部回路のバースト動作を停止させ
る必要もなく、バースト動作を確実かつ安定的に停止さ
せることができる。これにより、特にバースト中止コマ
ンドによってライト動作を停止させる場合でも、データ
を誤って上書きして元のデータを破壊してしまうという
不都合を確実に防止することができる。
【0051】なお、上記実施形態において示した各回路
の具体的構成は、何れも本発明を実施するにあたっての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
いものである。すなわち、本発明はその精神、またはそ
の主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述したように、バースト開始
クロックによりセットされ、バースト中止クロックによ
りリセットされるラッチ回路と、外部クロック信号より
も所定時間だけ先に入力されるコマンドを解釈し、バー
スト開始コマンドおよびバースト中止コマンドの検出信
号を出力するコマンドデコード回路と、コマンドデコー
ド回路から出力される検出信号、およびラッチ回路から
出力される信号を用いてバースト中クロックの発生を制
御する制御回路とを設けたので、外部クロック信号の立
ち上がりよりも所定時間だけ先に入力されるコマンドの
特性を利用して、次の外部クロック信号の入力時に半導
体記憶装置がどのような状態となるべきかを予め決定す
ることができる。
【0053】これにより、遅延回路を特に設けることな
く、バースト中止コマンドの入力後に直ちにバースト動
作を停止させることができる。したがって、半導体記憶
装置の動作の高速性を損なわなずにバースト動作を確実
に停止させることができる。また、バースト中止クロッ
クによってバースト中クロックのその後の発生自体を阻
止することによってバースト動作を停止させているの
で、既に伝達されている外部クロック信号を先回りして
バースト動作を停止させる必要もなく、バースト動作を
安定的に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体記憶装置のバースト制御回
路の一実施形態を示す回路構成図である。
【図2】本実施形態によるバースト制御回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図3】一般的なバースト動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図4】従来のバースト制御回路の一構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 コマンドデコード部 2 バースト開始クロック生成部 3 バースト中止クロック生成部 4 バースト中クロック生成部 5 インバータ 6 ナンドゲート 7 バースト状態のラッチ回路 8 インバータ S1 バースト開始検出信号 S2 バースト中止検出信号 S3 外部クロック信号 S4 外部クロックの反転信号 S5 バースト開始クロック S6 バースト中止クロック S7 バースト中クロック S8 バースト中のフラグ信号 S9 バースト中のフラグ信号を反転した信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部クロック信号に同期してデータを連
    続的に入出力するバースト動作モードを有する半導体記
    憶装置のバースト制御回路であって、 バースト開始クロック、バースト中止クロック、および
    バースト中クロックを上記外部クロック信号に同期して
    各々独立に発生するクロック発生回路と、 上記バースト開始クロックによりセットされ、上記バー
    スト中止クロックによりリセットされるラッチ回路と、 上記外部クロック信号よりも所定時間だけ先に入力され
    るコマンドを解釈し、バースト開始コマンドおよびバー
    スト中止コマンドの検出信号を出力するコマンドデコー
    ド回路と、 上記コマンドデコード回路から出力される検出信号、お
    よび上記ラッチ回路から出力される信号を用いて、上記
    バースト中クロックの発生を制御する制御回路とを備え
    たことを特徴とする半導体記憶装置のバースト制御回
    路。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、上記ラッチ回路から出
    力される信号を反転するインバータと、 上記コマンドデコード回路から出力されるバースト開始
    コマンド検出信号、バースト中止コマンド検出信号、お
    よび上記インバータの出力信号のナンドをとるナンドゲ
    ートとから構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体記憶装置のバースト制御回路。
  3. 【請求項3】 上記バースト中止クロックは、上記ラッ
    チ回路にのみ供給されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の半導体記憶装置のバースト制御回路。
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