JP2000234454A - 弾塑性ダンパー、および耐震構造 - Google Patents

弾塑性ダンパー、および耐震構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で入手しやすく、高い減衰能力を有する
弾塑性ダンパーと、これを用いた耐震構造を提供する。 【解決手段】 構造物に設置されて地震による振動エネ
ルギーを吸収する弾塑性ダンパー10において、ウェブ
部2とウェブ部2をはさんで互いに対向する1組のフラ
ンジ部3、3を有する断面略コ字状の溝型鋼1からな
り、フランジ部3、3の一方を上に、他方を下にして前
記構造物に設置され、ウェブ部2には、水平方向に連続
して孔11、11と切欠き15、15が設けられ、孔1
1、11および切欠き15、15の間には、一定の幅を
有する棒状である中央部12aから上下のフランジ部
3、3に向かって太くなるような形状である、リブ部1
2、12、12が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物に設置され
て地震による振動エネルギーを吸収する弾塑性ダンパー
と、これを用いる耐震構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構造物の耐震性能を向上させるべ
く、鋼材からなる弾塑性ダンパーがよく用いられてい
る。図8には、従来用いられている鋼製の弾塑性ダンパ
ーの一般的な例を示した。図8(a)の弾塑性ダンパー
100は、伸び能力の高い低降伏点を有する鋼材ブロッ
クに、六角形の穴を形成したハニカムダンパーである。
この弾塑性ダンパー100は、構造物が地震により振動
した場合、リブ部101の中央部分が塑性変形すること
によって振動エネルギーを吸収し、減衰させる。また、
同図(b)の鋼製の弾塑性ダンパー200は、鋼材ブロ
ックの中央部分に、複数のスリットを形成し、それによ
り、リブ部201、201…を複数形成したものであ
る。この弾塑性ダンパー200においては、構造物が地
震により振動した場合、一定の幅を有するように形成さ
れている各リブ部201の上端および下端が塑性変形す
ることによって振動エネルギーを吸収し、減衰させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(a)、(b)に示した弾塑性ダンパー100、200
には、それぞれ次のような問題がある。図8(a)の弾
塑性ダンパー100に用いる低降伏点鋼は、一般鋼材に
比べて生産量が少なく、高価である上に、受注生産のた
め製作期間が長くなり工期の点で不都合が生じることが
あるといった問題があった。
【0004】また、図8(b)の弾塑性ダンパー200
では、振動により各リブ部201の上下端が、まず塑性
変形してしまい、それによって中央部分は塑性変形しな
いまま、それ以上、振動エネルギーを吸収することがで
きなくなってしまう。すなわち、塑性変形することによ
って振動エネルギーを減衰させることを目的とする弾塑
性ダンパーでありながら、十分に塑性変形できない構造
であり、鋼材の能力を十分に発揮できるものではなかっ
た。加えて、以上の理由により、減衰能力が小さいこと
から、必要な耐震効果を得るために、多数の弾塑性ダン
パーを設置しなければならず、構造物によっては適さな
い場合もあった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、安価で入手し
やすく、また、高い減衰能力を有し、様々な構造物に適
用可能な弾塑性ダンパーを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、このような弾塑性ダンパーを用いた
耐震構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、請求項1に記載の発明は、構造物に設置されて地震
による振動エネルギーを吸収する弾塑性ダンパーにおい
て、ウェブ部とこのウェブ部をはさんで互いに対向する
1組のフランジ部を有し、断面略コ字状の溝型鋼からな
り、前記1組のフランジ部の一方を上に、他方を下にし
て前記構造物に設置され、前記ウェブ部には、水平方向
に連続して孔あるいは切欠きが設けられ、前記孔あるい
は前記切欠きの間には、一定の幅を有する棒状の中央部
から上下のフランジ部に向かって太くなるような形状で
ある、塑性変形部が形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の弾塑性ダンパーによれ
ば、ウェブ部とこのウェブ部をはさんで互いに対向する
1組のフランジ部を有し、断面コ字状の溝型鋼からな
る。このような溝型鋼は、一般的に多く利用されている
ので、安価で、しかも、容易に入手でき、工期の点にお
いても、不都合が生じるようなことはない。
【0008】また、ウェブ部には、水平方向に連続して
孔あるいは切欠きが設けられ、これら孔あるいは切欠き
の間には、一定の幅を有する棒状の中央部から上下のフ
ランジ部に向かって太くなるような形状である塑性変形
部が形成されている。この形状であれば、この弾塑性ダ
ンパーに地震によって振動が伝わった場合、棒状の中央
部と上下端部の間の台形部分から塑性変形し始め、その
変形が中央部にまで及び、塑性変形部全体が変形するこ
とによって、鋼材の力学的な特性を十分に発揮して、地
震エネルギーを吸収することができる。
【0009】ここで、ウェブ部に設けられる孔や切欠き
については、ウェブ部の両端には切欠きを設け、それ以
外の部分には孔を設ければよい。その形状は、上記のよ
うな形状の塑性変形部が形成されるものであればよい
が、たとえば、八角形の孔や、八角形の半分の大きさの
切欠きが挙げられる。
【0010】請求項2に記載の発明は、構造物に請求項
1に記載の弾塑性ダンパーを設置することを特徴とする
耐震構造である。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の弾塑性ダンパーは、安価で入手しやすいことか
ら、コストの点において、各種構造物に適用しやすい耐
震構造となる。また、構造物に請求項1に記載の弾塑性
ダンパーを設置することを特徴とする耐震構造であるこ
とから、その構造物が地震により振動した場合、弾塑性
ダンパーの塑性変形部が十分に塑性変形することによっ
て、地震エネルギーを吸収し、減衰させることから、十
分な耐震効果が得られる。また、減衰能力が高い弾塑性
ダンパーを設置することから、設置する数が少なくて済
み、多くの弾塑性ダンパーを設置しにくいような状況の
構造物にも適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の弾塑性ダンパー、
およびそれを用いた耐震構造について図面を参照しなが
ら説明する。
【0013】図1は、本発明の弾塑性ダンパーの一例を
示すもので、(a)は正面図、(b)はA−A線に沿っ
た断面図、(c)は上または下から見た平面図である。
図1において、10は弾塑性ダンパー、11は孔、12
はリブ部、3はフランジ部、15は切欠きである。
【0014】弾塑性ダンパー10は、図2に示すような
断面形状がコ字状で、ウェブ部2とフランジ部3、3と
からなる、溝型鋼1を機械加工して製造される。このよ
うな溝型鋼1は、一般鋼材として、しばしば用いられて
いるものである。すなわち、弾塑性ダンパー10は、ウ
ェブ部2に水平方向に連続して八角形の孔11、11
と、ウェブ部2の両端に孔11の半分の大きさの切欠き
15、15を設けたものである。これにより、切欠き1
5と孔11の間、2つの孔11、11間に、一定の幅を
有する棒状の中央部12a(図4)から上下のフランジ
部3、3に向かって太くなるような形状である、リブ部
(塑性変形部))12、12、12が、形成される。弾
塑性ダンパー10に外力が加わった場合、これらリブ部
12…全体が変形することにより、その外力を吸収する
ことになる。
【0015】また、弾塑性ダンパー10のフランジ部
3、3それぞれには、図1(c)に示すように、構造物
の鉄骨梁等へ取り付けるためのボルト穴14、14、1
4が、設けられている。したがって、フランジ部3、3
を取付部として利用して、構造物の鉄骨梁や壁等に対し
て容易に取り付けることができる。
【0016】図3は、上記の弾塑性ダンパー10、10
を構造物に設置した際の、耐震構造の一例を示すもので
ある。図3において、20は構造物、21は柱、22は
梁、23は壁を示す。このように、弾塑性ダンパー1
0、10は、図3に示すように、前記ボルト穴14…に
おいてボルト(図示せず)によって、たとえば、壁2
3、23間に、固定されて設置される。
【0017】以上の弾塑性ダンパー10およびこの弾塑
性ダンパー10を設置した耐震構造によれば、地震によ
り構造物20が振動した場合、棒状の中央部12aと上
下端部の間の台形部分から塑性変形し始め、その変形が
中央部12aにまで及び、最終的にはリブ部12全体が
変形することから、鋼材の物性を十分に生かして地震エ
ネルギーを吸収し、高い減衰能力を発揮する。しかも、
高い減衰能力を有するということは、1つの構造物に設
置する数も比較的少なくて済む。したがって、様々な構
造物に利用することが可能であり、多くの弾塑性ダンパ
ーを設置しにくい状況の構造物であっても、適用しやす
い。
【0018】また、弾塑性ダンパー10は、一般鋼材で
ある溝型鋼1に簡単な機械加工を施すことにより得るこ
とができるので、安価で、入手しやすく、工期の点でも
不都合が生じることもない。
【0019】さらに、フランジ部3、3を取付部として
利用しているので、溝型鋼全体を効率よく利用できる。
【0020】なお、上記実施の形態で、弾塑性ダンパー
10に設けられる孔や切欠きの具体的な形状は、八角形
に限定されるものではなく、溝型鋼1に対する相対的な
大きさや、設ける数も、適宜、変更可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0022】A.降伏実験 溝型鋼(JIS G 3192−1977に相当するも
の)を加工して、図5に示す、弾塑性ダンパー20を製
造した。弾塑性ダンパー20は、上下のフランジ部2
3、23の間のウェブ部に孔21、21…、及び切欠き
25、25を開け、5本のリブ部22、22…を形成し
たものである。上下のフランジ部23、23にはそれぞ
れボルト穴24、24、24が形成されている。なお、
図5中、矢印と共に示した数字は、長さをミリ(mm)
単位で示したものである。
【0023】この弾塑性ダンパーを用いて次のようにし
て降伏実験を行った。この降伏実験においては、2軸1
0t、30t動特性試験機(サギノミヤ製作所製)を用
いた。この試験機に図5の弾塑性ダンパー20をフラン
ジ部23、23が上下方向に位置するようにセットし
た。このとき、図5(a)に示すように、右端のリブ部
22の縁部を、上からイ〜リの9点マーキングした。試
験前のこれら9点の左右方向の位置をそれぞれ0(ゼ
ロ)位置とした。
【0024】この状態で試験を開始した。弾塑性ダンパ
ー20に対して上から一定の荷重(0.3tf)をかけ
た状態で、上下のフランジ部23、23を固定している
試験機の面板を、それぞれ左右に互い違いの方向に、つ
まり、弾塑性ダンパー20にせん断力がかかるように、
所定の周期(0.005Hz)で往復動作させた。この
とき、前記イ〜リの9点それぞれの左右方向の位置を検
出しながら、前記面板から弾塑性ダンパー20に加える
左右方向の力(せん断方向荷重)を少しずつ大きくして
いった。中央のホ点の位置から最も離れている、イ点、
リ点が最も元の位置に対するずれ(ひずみ)が大きくな
るが、これらの点のひずみが、約2000マイクロ(μ
m)に達したときを降伏点とした。このときのせん断方
向荷重は、2.16tfであった。この荷重をダンパー
の降伏耐力とした。また、ひずみが2000マイクロに
達した後も、そのまま試験を続け、リブ22の1本が破
断したところで、試験を止めた。このときまでの最大せ
ん断方向荷重は、4.59tfであった。この試験の結
果、弾塑性ダンパー20の降伏耐力は2.16tfであ
り、十分実用に耐え得るものであった。
【0025】B.計算上の実験 本発明の弾塑性ダンパーのリブ部と、従来の図8(b)
で示したような一定の幅で形成されているリブ部の特性
を計算により求め、比較した。計算に用いた、モデルの
形状は、図6に示すもので、(a)は本発明の弾塑性ダ
ンパーのリブ部の形状を示したもので、(b)(c)は
従来用いられている一定の幅のリブ部の形状を示したも
のである。計算は、弾性力学理論に基づいて行った。こ
の計算においては、ダンパーとして用いる鋼材を、厚さ
8mm、ヤング率(E)=2052(tf/cm2)、
剛性率(G)=810(tf/cm2)、降伏応力度=
3.2(tf/cm2)であると、仮定した。そして、
図6に示す矢印方向(せん断方向)に力を加えたとき
の、降伏耐力、初期剛性を求め、さらに、降伏耐力/初
期剛性を降伏変位として求めた。この結果について、図
6(a)は実施例、(b)(c)はそれぞれ比較例1、
2として、図7に示した。
【0026】図7の表より、実施例の形状は、比較例1
より、降伏耐力、初期剛性ともに高く、弾塑性ダンパー
として有利である。比較例2は、降伏耐力に関して、実
施例に合わせるため、リブ部の幅を比較例1よりも広げ
たものである。この場合、初期剛性は、実施例より高い
が、板厚に対しリブ部全体の幅が大きいため、曲げねじ
れ座屈を起こす可能性が高い。本発明の弾塑性ダンパー
は、リブ部の形状を工夫することにより、曲げねじれ座
屈を防止し安定した性能を得ることができるため、比較
例2より弾塑性ダンパーとして有利である。
【0027】また、この計算により、それぞれのリブ部
における塑性変形域の中心は図6中の○印を付した部分
であることが分かった。実施例については、台形部分の
中央部に塑性域が生じ、載荷を繰り返すと塑性変形域が
台形全体に広がっていき、やがて、リブ部中央部の一定
の幅の部分にまで、変形が及び、エネルギー吸収量が大
きいことが明らかになった。一方、比較例1、2では、
塑性域はリブ部の端部であり、ここに生じた塑性域は載
荷を繰り返しても、あまり広がらず、エネルギー吸収量
が、実施例に比較して小さいことが分かった。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、一般的
に多く利用されている溝型鋼を加工して得られることか
ら、安価で、しかも、容易に入手でき、工期の点におい
ても、不都合が生じることはない。また、ウェブ部に
は、水平方向に連続して孔あるいは切欠きが設けられ、
これら孔あるいは切欠きの間には、一定の幅を有する棒
状の中央部から上下のフランジ部に向かって太くなるよ
うな形状である塑性変形部が形成されている。この形状
であれば、この弾塑性ダンパーに地震によって振動が伝
わった場合、棒状の中央部と上下端部の間の台形部分か
ら塑性変形し始め、その変形が中央部にまで及び、塑性
変形部全体が変形することから、鋼材の力学的な特性を
十分に発揮して、地震エネルギーを吸収することができ
る。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の弾塑性ダンパーは、安価で入手しやすいことか
ら、コストの点において、各種構造物に適用しやすい耐
震構造となる。また、構造物に請求項1に記載の弾塑性
ダンパーを設置することを特徴とする耐震構造であるこ
とから、その構造物が地震により振動した場合、塑性変
形部全体が塑性変形することによって、地震エネルギー
を吸収し減衰させることから、十分な耐震効果が得られ
る。また、減衰能力が高い弾塑性ダンパーを設置するこ
とから、設置する数が少なくて済み、多くの弾塑性ダン
パーを設置しにくいような状況の構造物にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾塑性ダンパーの一例を示すものであ
る。
【図2】図1の弾塑性ダンパーを製造するために用いた
溝型鋼を示すもので、(a)は正面図、(b)はB−B
線に沿った断面図である。。
【図3】図1の弾塑性ダンパーを構造物に設置した場合
の、耐震構造を示す断面図である。
【図4】構造物に設置されている弾塑性ダンパーが、変
形した状態を示す、正面図である。
【図5】本発明の実施例で用いた弾塑性ダンパーを示し
たもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は
上下方向から見た平面図である。
【図6】本発明の実施例で計算上の実験で用いた形状モ
デルを示したもので、(a)は本発明の弾塑性ダンパー
の形状モデル、(b)および(c)は比較例の弾塑性弾
塑性ダンパーの形状モデルを示したものである。
【図7】実施例、比較例1および2の計算結果を表す、
図表である。
【図8】従来の鋼製の弾塑性ダンパーの例を示す、正面
図である。
【符号の説明】
1 溝型鋼 2 ウェブ部 3 フランジ部 10、20 弾塑性ダンパー 11、21 孔 12、22 リブ部(塑性変形部) 12a 中央部 14、14、14、24、24、24 ボルト穴 15、25 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA02 AA05 AD05 BC04 BF08 DA01 EA38 3J066 AA26 BA04 BB04 BC01 BF02 BG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に設置されて地震による振動エネ
    ルギーを吸収する弾塑性ダンパーにおいて、 ウェブ部とこのウェブ部をはさんで互いに対向する1組
    のフランジ部を有し、断面略コ字状の溝型鋼からなり、 前記1組のフランジ部の一方を上に、他方を下にして前
    記構造物に設置され、 前記ウェブ部には、水平方向に連続して孔あるいは切欠
    きが設けられ、 前記孔あるいは前記切欠きの間には、一定の幅を有する
    棒状の中央部から上下のフランジ部に向かって太くなる
    ような形状である、塑性変形部が形成されていることを
    特徴とする弾塑性ダンパー。
  2. 【請求項2】 構造物に請求項1に記載の弾塑性ダンパ
    ーを設置することを特徴とする耐震構造。
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