JP2000234395A - 外壁用構造物 - Google Patents
外壁用構造物Info
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- JP2000234395A JP2000234395A JP11034931A JP3493199A JP2000234395A JP 2000234395 A JP2000234395 A JP 2000234395A JP 11034931 A JP11034931 A JP 11034931A JP 3493199 A JP3493199 A JP 3493199A JP 2000234395 A JP2000234395 A JP 2000234395A
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- Japan
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- nonwoven fabric
- waterproof sheet
- sheet
- base material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防水性、透湿性および透気性を兼ね備え、軽
量であって施工性に優れた建築物または構築物の外壁用
構造物を提供すること。 【解決手段】 外壁用構造物は、下地材と、該下地材を
挟んで防水シートと外装材とが固設され、下地材は、合
成繊維から成るスパンボンド不織布シートと発泡体とが
積層された積層体を具え、防水シートは、合成繊維から
成るスパンボンド不織布シートと透湿性フイルムとが接
着された複合体から成り、かつ波型形状であり、および
下地材と防水シートとは、発泡体表面と透湿性フィルム
表面とが相対して固設されている。
量であって施工性に優れた建築物または構築物の外壁用
構造物を提供すること。 【解決手段】 外壁用構造物は、下地材と、該下地材を
挟んで防水シートと外装材とが固設され、下地材は、合
成繊維から成るスパンボンド不織布シートと発泡体とが
積層された積層体を具え、防水シートは、合成繊維から
成るスパンボンド不織布シートと透湿性フイルムとが接
着された複合体から成り、かつ波型形状であり、および
下地材と防水シートとは、発泡体表面と透湿性フィルム
表面とが相対して固設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布と透湿性フ
ィルムとの複合体を利用した建築物または構築物の外壁
に用いられる防雨性、透湿性および透気性に優れた外壁
用構造物に関する。さらに詳しくは、屋内から外壁を構
成する構造物内に入った暖かい空気に含まれている水蒸
気と、外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した水
滴とを屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内への
風雨の侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が侵
入することがあっても屋外に排出することができ、ひい
ては建築物または構築物の耐久性を左右する建築または
構築用材料の腐朽を防ぐことを可能にした建築物または
構築物の外壁用構造物に関する。
ィルムとの複合体を利用した建築物または構築物の外壁
に用いられる防雨性、透湿性および透気性に優れた外壁
用構造物に関する。さらに詳しくは、屋内から外壁を構
成する構造物内に入った暖かい空気に含まれている水蒸
気と、外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した水
滴とを屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内への
風雨の侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が侵
入することがあっても屋外に排出することができ、ひい
ては建築物または構築物の耐久性を左右する建築または
構築用材料の腐朽を防ぐことを可能にした建築物または
構築物の外壁用構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅等の建築物の外壁を形成
する構法は、伝統的なモルタル仕上げおよびサイディン
グ仕上げの2通りに大別されている。近年、通気層構法
の普及に伴ってサイディング仕上げが主流となりつつあ
る。
する構法は、伝統的なモルタル仕上げおよびサイディン
グ仕上げの2通りに大別されている。近年、通気層構法
の普及に伴ってサイディング仕上げが主流となりつつあ
る。
【0003】いずれの構法においても屋外からの雨水の
侵入を防止する方策が講じられている。例えば、モルタ
ル仕上げの場合、石膏ボード、コンクリート、合板等の
外壁下地材の外面に防水シートを貼り、その外面側にラ
ス網を装着後、セメントモルタルを塗り外壁が形成され
ている。しかしながら、モルタルからなる外壁の経年時
のひび割れまたは窓開口部の周りからの水漏れを完全に
防止することは非常に難しいことが知られている。
侵入を防止する方策が講じられている。例えば、モルタ
ル仕上げの場合、石膏ボード、コンクリート、合板等の
外壁下地材の外面に防水シートを貼り、その外面側にラ
ス網を装着後、セメントモルタルを塗り外壁が形成され
ている。しかしながら、モルタルからなる外壁の経年時
のひび割れまたは窓開口部の周りからの水漏れを完全に
防止することは非常に難しいことが知られている。
【0004】また、通気層構法による外壁として、外装
材と断熱材との間に通気層を設け、結露の発生を防止す
ることによって建築または構築用材料の劣化を防ぐこと
ができる耐久性に富む外壁用構造物がいろいろ提案され
ている。具体的には、特開平5−193037号公報な
どに記載されたメルトブロー極細繊維不織布とスパンボ
ンド不織布とを熱融接着によって接着一体化したハウス
ラップ材などが知られている。これは、ポリエステルあ
るいはポリプロピレンの素材を使用したメルトブロー法
によって得られる極細繊維を接着して不織布の形態とし
た後、外壁構造用不織布複合体シートに適用するもので
ある。メルトブロー法不織布は、繊維を形成する溶融ポ
リマーの細流に対して加熱高速ガス体を噴き当て、その
ガス流の作用によって溶融ポリマーを引き延ばして極細
繊維化して得られた通常0.1〜10μm程度の非常に
細い繊維から構成されたものであるが、その製法の特徴
上、繊維に配向がかかっていないため、引張強さ及び破
裂強さが小さい。したがって、メルトブロー法不織布
は、例えば他のスパンボンド不織布との複合化等、その
引張強さを補強する手段を施した上でいろいろな用途に
使用されるのが一般的である。しかしながら、メルトブ
ロー法不織布と他の不織布との複合体は、目付(単位重
量)が大きく、重いために持ち運びが不便である。ま
た、メルトブロー法不織布の耐水度は、通常200mm
H2 O以下と低く、外壁用構造物に要求される防水性を
満足するものではない。
材と断熱材との間に通気層を設け、結露の発生を防止す
ることによって建築または構築用材料の劣化を防ぐこと
ができる耐久性に富む外壁用構造物がいろいろ提案され
ている。具体的には、特開平5−193037号公報な
どに記載されたメルトブロー極細繊維不織布とスパンボ
ンド不織布とを熱融接着によって接着一体化したハウス
ラップ材などが知られている。これは、ポリエステルあ
るいはポリプロピレンの素材を使用したメルトブロー法
によって得られる極細繊維を接着して不織布の形態とし
た後、外壁構造用不織布複合体シートに適用するもので
ある。メルトブロー法不織布は、繊維を形成する溶融ポ
リマーの細流に対して加熱高速ガス体を噴き当て、その
ガス流の作用によって溶融ポリマーを引き延ばして極細
繊維化して得られた通常0.1〜10μm程度の非常に
細い繊維から構成されたものであるが、その製法の特徴
上、繊維に配向がかかっていないため、引張強さ及び破
裂強さが小さい。したがって、メルトブロー法不織布
は、例えば他のスパンボンド不織布との複合化等、その
引張強さを補強する手段を施した上でいろいろな用途に
使用されるのが一般的である。しかしながら、メルトブ
ロー法不織布と他の不織布との複合体は、目付(単位重
量)が大きく、重いために持ち運びが不便である。ま
た、メルトブロー法不織布の耐水度は、通常200mm
H2 O以下と低く、外壁用構造物に要求される防水性を
満足するものではない。
【0005】通常の合成繊維から成るスパンボンド不織
布は上記メルトブロー法不織布と比較して繊維径が大き
いため、引張強さが大きいという特徴がある。しかしな
がら、通常のスパンボンド不織布は耐水性が低すぎるた
め、外壁の構築用材料に用いた際に外部からの雨水の浸
入を起こしそのままで使用することはできない。そこ
で、液不透過性の合成樹脂フィルムをベースに両面を不
織布でカバーしてなるシートが開示されているが、この
ような合成樹脂フィルムとスパンボンド不織布シートと
から成る複合体を外壁用構造物として使用した場合、漏
水は起こさないものの水蒸気を通さないため結露現象が
生じ好ましくない。
布は上記メルトブロー法不織布と比較して繊維径が大き
いため、引張強さが大きいという特徴がある。しかしな
がら、通常のスパンボンド不織布は耐水性が低すぎるた
め、外壁の構築用材料に用いた際に外部からの雨水の浸
入を起こしそのままで使用することはできない。そこ
で、液不透過性の合成樹脂フィルムをベースに両面を不
織布でカバーしてなるシートが開示されているが、この
ような合成樹脂フィルムとスパンボンド不織布シートと
から成る複合体を外壁用構造物として使用した場合、漏
水は起こさないものの水蒸気を通さないため結露現象が
生じ好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、防水性、
透湿性および透気性を兼ね備え、さらに軽量で施工性に
優れ、建築物または構築物の耐久性を改良することがで
きる建築物または構築物の外壁用構造物は皆無といえる
状態である。
透湿性および透気性を兼ね備え、さらに軽量で施工性に
優れ、建築物または構築物の耐久性を改良することがで
きる建築物または構築物の外壁用構造物は皆無といえる
状態である。
【0007】本発明の課題は、屋内から外壁を構成する
構造物内に入った暖かい空気に含まれている水蒸気と、
外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した水滴とを
屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内への風雨の
侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が侵入する
ことがあっても屋外に排出することができる防水性、透
湿性および透気性を兼ね備え、軽量であって施工性に優
れた建築物または構築物の外壁用構造物を提供すること
にある。
構造物内に入った暖かい空気に含まれている水蒸気と、
外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した水滴とを
屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内への風雨の
侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が侵入する
ことがあっても屋外に排出することができる防水性、透
湿性および透気性を兼ね備え、軽量であって施工性に優
れた建築物または構築物の外壁用構造物を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題を解決するために、合成繊維からなるスパンボンド
不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体を
使用することにより、防水性、透湿性および透気性を兼
ね備え、軽量であって施工性に優れた外壁用構造物を提
供できることを見出した。
課題を解決するために、合成繊維からなるスパンボンド
不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体を
使用することにより、防水性、透湿性および透気性を兼
ね備え、軽量であって施工性に優れた外壁用構造物を提
供できることを見出した。
【0009】すなわち、本発明の外壁用構造物は、下地
材と、それを挟んで防水シートと外装材とが固設され、
下地材は、合成繊維から成るスパンボンド不織布シート
と発泡体とが積層された積層体を具え、防水シートは、
合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと透湿性フ
イルムとが接着された複合体から成り、かつ波型形状で
あり、そして下地材と防水シートとは、下地材の発泡体
表面と防水シートの透湿性フィルム表面とが相対して固
設されていることを特徴とする。
材と、それを挟んで防水シートと外装材とが固設され、
下地材は、合成繊維から成るスパンボンド不織布シート
と発泡体とが積層された積層体を具え、防水シートは、
合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと透湿性フ
イルムとが接着された複合体から成り、かつ波型形状で
あり、そして下地材と防水シートとは、下地材の発泡体
表面と防水シートの透湿性フィルム表面とが相対して固
設されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の他の形態は、上記の発明に
おいて、防水シートの耐水度が少なくとも2000mm
H2 Oであり、かつ透湿度が少なくとも1500g/c
m2・24hrであることを特徴とする。
おいて、防水シートの耐水度が少なくとも2000mm
H2 Oであり、かつ透湿度が少なくとも1500g/c
m2・24hrであることを特徴とする。
【0011】さらにまた、本発明の他の形態は、上記の
いずれかの発明において、防水シートを構成するスパン
ボンド不織布シートがポリオレフィン繊維から成ること
を特徴とする。
いずれかの発明において、防水シートを構成するスパン
ボンド不織布シートがポリオレフィン繊維から成ること
を特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明の他の形態は、上記の
いずれかの発明において、下地材を構成するスパンボン
ド不織布シートがポリオレフィン繊維から成り、および
発泡体は、そのスパンボンド不織布シートと同一のオレ
フィンモノマー成分を有するポリマーから成ることを特
徴とする。
いずれかの発明において、下地材を構成するスパンボン
ド不織布シートがポリオレフィン繊維から成り、および
発泡体は、そのスパンボンド不織布シートと同一のオレ
フィンモノマー成分を有するポリマーから成ることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の外壁用構造物は、下地材
と防水シートと外装材とを具え、下地材を挟んで防水シ
ートと外装材とが固設される。
と防水シートと外装材とを具え、下地材を挟んで防水シ
ートと外装材とが固設される。
【0014】本発明で用いる防水シートは、合成繊維か
ら成るスパンボンド不織布シートと透湿性フィルムとが
接着された複合体である。
ら成るスパンボンド不織布シートと透湿性フィルムとが
接着された複合体である。
【0015】不織布を構成する合成繊維としては、ポリ
オレフイン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル系共重合体、ポリスチレン、ポリスルホ
ン、ポリトリフロロクロロエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリウレタン等のポリマーから成る繊維が挙げられ
る。ポリオレフィンは、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、およびこれらの共重合体であり、ポリエステ
ルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、およびこれらの共重合体であり、
ポリアミドは、例えば、ナイロン6、ナイロン66、お
よびこれらの共重合体である。リサイクル性、化学安定
性、廃棄処理の問題を考慮すると、ポリオレフィン繊維
から成る不織布が好ましく、ポリプロピレンが特に好ま
しい。
オレフイン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル系共重合体、ポリスチレン、ポリスルホ
ン、ポリトリフロロクロロエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリウレタン等のポリマーから成る繊維が挙げられ
る。ポリオレフィンは、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、およびこれらの共重合体であり、ポリエステ
ルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、およびこれらの共重合体であり、
ポリアミドは、例えば、ナイロン6、ナイロン66、お
よびこれらの共重合体である。リサイクル性、化学安定
性、廃棄処理の問題を考慮すると、ポリオレフィン繊維
から成る不織布が好ましく、ポリプロピレンが特に好ま
しい。
【0016】不織布は、スパンボンド法により製造され
る。スパンボンド法は公知の製造方法である。具体的に
は、ポリマーを溶融後、押出し、エアーサッカーにて引
取り、ネットコンベア上に分散させて接着することによ
ってスパンボンド不織布が製造される。このようにスパ
ンボンド法により製造された不織布は軽量であり、水分
による伸縮がなく、連続繊維であるために端部のほつれ
やほぐれがないという利点がある。市販のスパンボンド
不織布としては、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムー
ル・アンド・カンパニー製の「ザーバン(登録商
標)」、「タイベック(登録商標)」等を例示でき、こ
れらは本発明において好適に用いられるが、これらに限
定されるものでなない。
る。スパンボンド法は公知の製造方法である。具体的に
は、ポリマーを溶融後、押出し、エアーサッカーにて引
取り、ネットコンベア上に分散させて接着することによ
ってスパンボンド不織布が製造される。このようにスパ
ンボンド法により製造された不織布は軽量であり、水分
による伸縮がなく、連続繊維であるために端部のほつれ
やほぐれがないという利点がある。市販のスパンボンド
不織布としては、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムー
ル・アンド・カンパニー製の「ザーバン(登録商
標)」、「タイベック(登録商標)」等を例示でき、こ
れらは本発明において好適に用いられるが、これらに限
定されるものでなない。
【0017】不織布の目付はある程度小さくないと軽量
化を図ることができないが、目付はまた、外壁用材料と
しての強さと、柔軟性に起因する作業性とを左右するた
め、目付が小さすぎると引張強さが不足して破れやすく
なり、また目付が大きすぎると作業性が悪くなり好まし
くない。軽量化、強度および作業性を考慮して、実際の
目付が決定されるが、20〜100g/m2 が好まし
く、45〜90g/m2が特に好ましい。
化を図ることができないが、目付はまた、外壁用材料と
しての強さと、柔軟性に起因する作業性とを左右するた
め、目付が小さすぎると引張強さが不足して破れやすく
なり、また目付が大きすぎると作業性が悪くなり好まし
くない。軽量化、強度および作業性を考慮して、実際の
目付が決定されるが、20〜100g/m2 が好まし
く、45〜90g/m2が特に好ましい。
【0018】透湿性フィルムは、公知の製膜技術によっ
て微細な空孔を設けて製膜された熱可塑性樹脂から本質
的に成るフィルムである。本発明の外壁用構造物を構成
する防水シートに適当な透湿度および耐水度を提供する
ためには、フィルムの透湿度はJIS Z−0208法
(修正法)により、40℃ 90%RHの通常測定条件
の下で、少なくとも1500g/m2 ・24hr、好ま
しくは2000g/m2 ・24hr以上であり、かつ耐
水度は耐水度試験JIS L−1092 A法(低水圧
法)により、少なくとも1000mmH2 O、好ましく
は1500mmH2 O以上である。
て微細な空孔を設けて製膜された熱可塑性樹脂から本質
的に成るフィルムである。本発明の外壁用構造物を構成
する防水シートに適当な透湿度および耐水度を提供する
ためには、フィルムの透湿度はJIS Z−0208法
(修正法)により、40℃ 90%RHの通常測定条件
の下で、少なくとも1500g/m2 ・24hr、好ま
しくは2000g/m2 ・24hr以上であり、かつ耐
水度は耐水度試験JIS L−1092 A法(低水圧
法)により、少なくとも1000mmH2 O、好ましく
は1500mmH2 O以上である。
【0019】熱可塑性樹脂フィルム中に微細な空孔を設
ける方法としては、本発明の防水シートに適当な透湿度
および耐水度を提供するフィルムを製造できる方法であ
ればいかなる方法でもよいが、具体的には、熱可塑性樹
脂の製膜時に例えば炭酸カルシウム等の各種微粉末体、
非相溶性の樹脂、または可塑剤を添加し、製膜後にフィ
ルムを延伸する方法、および熱可塑性樹脂中に抽出可能
な可塑剤等を混合し、溶融、製膜し、その後可塑剤を抽
出する方法を挙げることができる。フィルムの厚さは、
10〜30μmが好ましい。厚さが10μm未満ではフ
ィルムとしての均一性および強度が充分ではなく、外壁
用構造体を製造するときに破れが生じやすくなるため好
ましくない。また厚さが30μmを超えるとスパンボン
ド不織布との複合体を構成した場合の透湿性が低下し、
さらに作業性やコスト面からも好ましくない。
ける方法としては、本発明の防水シートに適当な透湿度
および耐水度を提供するフィルムを製造できる方法であ
ればいかなる方法でもよいが、具体的には、熱可塑性樹
脂の製膜時に例えば炭酸カルシウム等の各種微粉末体、
非相溶性の樹脂、または可塑剤を添加し、製膜後にフィ
ルムを延伸する方法、および熱可塑性樹脂中に抽出可能
な可塑剤等を混合し、溶融、製膜し、その後可塑剤を抽
出する方法を挙げることができる。フィルムの厚さは、
10〜30μmが好ましい。厚さが10μm未満ではフ
ィルムとしての均一性および強度が充分ではなく、外壁
用構造体を製造するときに破れが生じやすくなるため好
ましくない。また厚さが30μmを超えるとスパンボン
ド不織布との複合体を構成した場合の透湿性が低下し、
さらに作業性やコスト面からも好ましくない。
【0020】熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレ
フィン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアクリレートなどを挙げるこ
とができる。
フィン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリアクリレートなどを挙げるこ
とができる。
【0021】本発明において使用できる市販のフイルム
としては、日本合成化学工業株式会社製「ポパールフレ
クロン(商品名)」等が例示できるが、本発明において
使用される透湿性フィルムはこれに限定されるものでは
ない。
としては、日本合成化学工業株式会社製「ポパールフレ
クロン(商品名)」等が例示できるが、本発明において
使用される透湿性フィルムはこれに限定されるものでは
ない。
【0022】本発明で用いられる防水シートは、上記の
スパンボンド不織布シートと透湿性フィルムとが接着さ
れた複合体である。透湿性フィルムと不織布との接着
は、接着後、フイルムおよび不織布の透湿性が維持され
る方法であればいかなる方法でもよく、例えばホットメ
ルト剤の押出し筋ラミネート法、メルトブロー法による
スプレー法や押出ポーラスコート法、ホットメルト剤の
粉体散布・熱固着法など従来公知のいずれの方法でもよ
い。コスト優位性や実用性などから、スプレー法が好ま
しい。
スパンボンド不織布シートと透湿性フィルムとが接着さ
れた複合体である。透湿性フィルムと不織布との接着
は、接着後、フイルムおよび不織布の透湿性が維持され
る方法であればいかなる方法でもよく、例えばホットメ
ルト剤の押出し筋ラミネート法、メルトブロー法による
スプレー法や押出ポーラスコート法、ホットメルト剤の
粉体散布・熱固着法など従来公知のいずれの方法でもよ
い。コスト優位性や実用性などから、スプレー法が好ま
しい。
【0023】防水シートは、合成繊維から成るスパンボ
ンド不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合
体を波型形状に加工したものである。通常のプレス機を
用いて、120〜150℃のこて表面温度で、プリーツ
加工により、複合体を2〜3mmの高さの波型形状に加
工することができる。
ンド不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合
体を波型形状に加工したものである。通常のプレス機を
用いて、120〜150℃のこて表面温度で、プリーツ
加工により、複合体を2〜3mmの高さの波型形状に加
工することができる。
【0024】得られた防水シートの透湿度は、JIS
Z−0208法(修正法)により、40℃ 90%RH
の通常測定条件の下で、1500g/m2 ・24hr以
上であることが好ましく、1500〜4000g/m2
・24hrであることが特に好ましい。透湿度が150
0g/m2 ・24hr未満では外壁内で結露が起きやす
い。
Z−0208法(修正法)により、40℃ 90%RH
の通常測定条件の下で、1500g/m2 ・24hr以
上であることが好ましく、1500〜4000g/m2
・24hrであることが特に好ましい。透湿度が150
0g/m2 ・24hr未満では外壁内で結露が起きやす
い。
【0025】また、防水シートの耐水度は、耐水度試験
JIS L−1092 A法(低水圧法)により、20
00mmH2 O以上であることが好ましく、1500m
mH2 O以上であることが特に好ましい。透湿性と耐水
性とは相反する物性であるため、本発明の外壁用構造物
に用いる防水シートとして最適な組み合せを適宜選択す
る必要がある。
JIS L−1092 A法(低水圧法)により、20
00mmH2 O以上であることが好ましく、1500m
mH2 O以上であることが特に好ましい。透湿性と耐水
性とは相反する物性であるため、本発明の外壁用構造物
に用いる防水シートとして最適な組み合せを適宜選択す
る必要がある。
【0026】さらに、防水シートの目付は、100g/
m2 以下であることが好ましく、当然のことながら軽量
であればあるほど好ましい。
m2 以下であることが好ましく、当然のことながら軽量
であればあるほど好ましい。
【0027】本発明の外壁用構造物においては、市販さ
れている3次元対応の防水シートを使用することもでき
る。3次元対応の防水シートを用いることにより、窓開
口部の周りのような、通常防水テープ貼り作業時のミス
等により雨水の浸入が起きやすい場所の水漏れを完全に
防ぐことができる。
れている3次元対応の防水シートを使用することもでき
る。3次元対応の防水シートを用いることにより、窓開
口部の周りのような、通常防水テープ貼り作業時のミス
等により雨水の浸入が起きやすい場所の水漏れを完全に
防ぐことができる。
【0028】防水シートは、下地材に固設される。下地
材は、吸水性がなく、外装材との接着強度が大きく、優
れた釘穴シール性を有して外壁用構造物の防水性を高め
ることができる物理的特性を具えていればよい。そのよ
うな特性を具えていれば特に限定されるものではない
が、合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと発泡
体とが積層された積層体が好ましい。合成繊維から成る
スパンボンド不織布シートは、防水シートを構成するス
パンボンド不織布シートに関して上述したとおりであ
り、ポリオレフィン繊維から成るスパンボンド不織布シ
ートが好ましく、ポリプロピレン繊維から成るスパンボ
ンド不織布シートが特に好ましい。
材は、吸水性がなく、外装材との接着強度が大きく、優
れた釘穴シール性を有して外壁用構造物の防水性を高め
ることができる物理的特性を具えていればよい。そのよ
うな特性を具えていれば特に限定されるものではない
が、合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと発泡
体とが積層された積層体が好ましい。合成繊維から成る
スパンボンド不織布シートは、防水シートを構成するス
パンボンド不織布シートに関して上述したとおりであ
り、ポリオレフィン繊維から成るスパンボンド不織布シ
ートが好ましく、ポリプロピレン繊維から成るスパンボ
ンド不織布シートが特に好ましい。
【0029】また、不織布に積層される発泡体は、下地
材を構成するスパンボンド不織布シートと同種のポリマ
ーから成るものが好ましく、同一のオレフィンモノマー
成分を有するポリマーから成るものが特に好ましい。し
たがって、ポリオレフィン繊維から成るスパンボンド不
織布シートを用いる場合には、ポリオレフィンから成る
発泡体が好ましい。
材を構成するスパンボンド不織布シートと同種のポリマ
ーから成るものが好ましく、同一のオレフィンモノマー
成分を有するポリマーから成るものが特に好ましい。し
たがって、ポリオレフィン繊維から成るスパンボンド不
織布シートを用いる場合には、ポリオレフィンから成る
発泡体が好ましい。
【0030】合成繊維から成るスパンボンド不織布シー
トと発泡体とが積層された市販の積層体としては、例え
ば、ポリプロピレンフイラメントを用いたスパンボンド
不織布に架橋ポリエチレン発泡体を積層したシート、デ
ュポン社の「ザーバン(登録商標)MT」等が例示でき
る。
トと発泡体とが積層された市販の積層体としては、例え
ば、ポリプロピレンフイラメントを用いたスパンボンド
不織布に架橋ポリエチレン発泡体を積層したシート、デ
ュポン社の「ザーバン(登録商標)MT」等が例示でき
る。
【0031】さらに他の下地材としては、ゴムアスファ
ルト、アスファルト等を挙げることができるが、これら
は重いだけでなく、冬期に折れたり、経時的に吸水が進
行したりと、耐久性に問題がある。この点を考慮する
と、本発明の外壁用構造体を構成する下地材としてゴム
アスファルト等を用いる場合にも、スパンボンド不織布
シートと発泡体との積層体を併用することが好ましい。
ルト、アスファルト等を挙げることができるが、これら
は重いだけでなく、冬期に折れたり、経時的に吸水が進
行したりと、耐久性に問題がある。この点を考慮する
と、本発明の外壁用構造体を構成する下地材としてゴム
アスファルト等を用いる場合にも、スパンボンド不織布
シートと発泡体との積層体を併用することが好ましい。
【0032】なお、下地材と防水シートとは、発泡体表
面と透湿性フィルム表面とが相対するように固設され
る。
面と透湿性フィルム表面とが相対するように固設され
る。
【0033】本発明で用いられる外装材は、モルタル等
の従来公知の外装材である。モルタルを用いる場合に
は、ラス網を取り付けた後にモルタルを適用することが
好ましい。
の従来公知の外装材である。モルタルを用いる場合に
は、ラス網を取り付けた後にモルタルを適用することが
好ましい。
【0034】本発明の外壁用構造物は次の方法で製造す
ることができる。図1に示すように、合板等の基板1あ
るいは胴縁(図示せず)の表面に、波型形状に加工され
たスパンボンド不織布シート21と透湿性フイルム22
とが接着された複合体から成る防水シート2を、不織布
シート21が基板1と接するように固定する。次に、防
水シートの透湿性フィルム22の表面に下地材3を、発
泡体31の表面が透湿性フィルム22に接するように張
設する。次に、下地材の不織布シート32側にラス網4
1を取り付けた後モルタルを塗ってモルタル層42を形
成することにより外装材4が固設された構造物を製造す
ることができる。
ることができる。図1に示すように、合板等の基板1あ
るいは胴縁(図示せず)の表面に、波型形状に加工され
たスパンボンド不織布シート21と透湿性フイルム22
とが接着された複合体から成る防水シート2を、不織布
シート21が基板1と接するように固定する。次に、防
水シートの透湿性フィルム22の表面に下地材3を、発
泡体31の表面が透湿性フィルム22に接するように張
設する。次に、下地材の不織布シート32側にラス網4
1を取り付けた後モルタルを塗ってモルタル層42を形
成することにより外装材4が固設された構造物を製造す
ることができる。
【0035】
【実施例】本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明
は本実施例にのみ限定されるものではない。
は本実施例にのみ限定されるものではない。
【0036】(実施例)透湿性フィルムとして透湿度2
200g/ m2 ・24Hrである日本合成化学工業
(株)製のPVAフイルム(15μm厚)を用い、スパ
ンボンド不織布シートとしてデュポン社のスパンボンド
不織布「ザバーン(登録商標)7167」(坪量55g
/ m2 )を用いた。不織布シートにポリウレタン系ホッ
トメルト剤をドット状に塗布(固形分付着量5〜10g/
m2 )した後、フィルムを貼り合わせて複合体を製造し
た。得られた複合体の機械的特性を以下の試験方法によ
り測定した。結果を表1に示す。
200g/ m2 ・24Hrである日本合成化学工業
(株)製のPVAフイルム(15μm厚)を用い、スパ
ンボンド不織布シートとしてデュポン社のスパンボンド
不織布「ザバーン(登録商標)7167」(坪量55g
/ m2 )を用いた。不織布シートにポリウレタン系ホッ
トメルト剤をドット状に塗布(固形分付着量5〜10g/
m2 )した後、フィルムを貼り合わせて複合体を製造し
た。得られた複合体の機械的特性を以下の試験方法によ
り測定した。結果を表1に示す。
【0037】 引張強さ、伸び率: JIS−L1096 準拠 試料幅 5cm、引張り速度 10cm/分 つかみ間隔 10cm、試験機 定速伸長形 引裂強さ: JIS−P8116 準拠 破裂強さ: JIS−P8112 準拠 耐水圧: JIS L−1092 A法(低水圧法)準拠 透湿度: JIS Z−0208法(修正法) 準拠 温度 40℃、湿度 90% 透気度: JIS−P8117(B型)準拠 秤量、厚み: JIS−L1096 準拠 接着強さ: JIS−P−8139 準拠
【0038】
【表1】
【0039】表1に示された結果から、本発明の防水シ
ートは、適度に軽量であり、柔軟性、強靱性、防水性、
透湿性および透気性をバランスよく兼ね備えていること
がわかる。
ートは、適度に軽量であり、柔軟性、強靱性、防水性、
透湿性および透気性をバランスよく兼ね備えていること
がわかる。
【0040】次に通常のプレス機を用いて約120℃の
こて表面温度で、得られた複合体を高さが約2mmの波
型形状にプリーツ加工して防水シートを製造した。
こて表面温度で、得られた複合体を高さが約2mmの波
型形状にプリーツ加工して防水シートを製造した。
【0041】下地材としては、デュポン社の「ザバーン
(登録商標)MT」を用いた。
(登録商標)MT」を用いた。
【0042】図1に示すように、合板1の表面に、得ら
れた防水シート2を、不織布シート21が合板1と接す
るように固定した後、防水シートの透湿性フィルム22
の表面に下地材3を、発泡体31の表面が透湿性フィル
ム22の表面に接するように張設した。次に、下地材の
不織布シート32側にラス網41を取り付けた後モルタ
ルを塗ってモルタル層42を形成した。このようにして
作製した外壁用構造物において、防水シート2と下地材
3との隙間における排水効果を下記の試験方法で評価し
た。
れた防水シート2を、不織布シート21が合板1と接す
るように固定した後、防水シートの透湿性フィルム22
の表面に下地材3を、発泡体31の表面が透湿性フィル
ム22の表面に接するように張設した。次に、下地材の
不織布シート32側にラス網41を取り付けた後モルタ
ルを塗ってモルタル層42を形成した。このようにして
作製した外壁用構造物において、防水シート2と下地材
3との隙間における排水効果を下記の試験方法で評価し
た。
【0043】c.排水機能 図2に示すように、下地材3と防止シート2との隙間
に、1.5mの高さから水を滴らした。100ccの水
を滴下した場合、約30秒後に85ccの水を回収する
ことができ、滴下した水が防止シートの波型形状に沿っ
て垂直に落下し、排水されることを観察できた。
に、1.5mの高さから水を滴らした。100ccの水
を滴下した場合、約30秒後に85ccの水を回収する
ことができ、滴下した水が防止シートの波型形状に沿っ
て垂直に落下し、排水されることを観察できた。
【0044】(比較例)下地材として石膏ボード付硬質
ウレタンフォームを用い、防水シートとして田崎ルーフ
ィング製の「ザフェルトII(商品名)」を用いた。下地
材に防水シートを貼り、防水シートに接していない下地
材表面にラス網を装着後、セメントモルタルを塗り外壁
用構造物を作製した。得られた外壁用構造物の排水効果
について、実施例と同様の評価方法で評価した結果、全
く排水されないことが判明した。
ウレタンフォームを用い、防水シートとして田崎ルーフ
ィング製の「ザフェルトII(商品名)」を用いた。下地
材に防水シートを貼り、防水シートに接していない下地
材表面にラス網を装着後、セメントモルタルを塗り外壁
用構造物を作製した。得られた外壁用構造物の排水効果
について、実施例と同様の評価方法で評価した結果、全
く排水されないことが判明した。
【0045】
【発明の効果】本発明は、防水性、透湿性および透気性
を兼ね備え、さらに軽量で施工性に優れ、建築物または
構築物の耐久性を改良することができる建築物または構
築物の外壁用構造物を提供することができる。
を兼ね備え、さらに軽量で施工性に優れ、建築物または
構築物の耐久性を改良することができる建築物または構
築物の外壁用構造物を提供することができる。
【0046】本発明の外壁用構造物は、屋内から外壁を
構成する構造物内に入った暖かい空気に含まれている水
蒸気と、外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した
水滴とを屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内へ
の風雨の侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が
侵入することがあっても屋外に排出することができ、ひ
いては建築物または構築物の耐久性を左右する建築また
は構築用材料の腐朽を防ぐことを可能とする。
構成する構造物内に入った暖かい空気に含まれている水
蒸気と、外壁を構成する構造物内で冷やされて結露した
水滴とを屋外に排出し、かつ外壁を構成する構造物内へ
の風雨の侵入を防ぐことができ、さらに、たとえ風雨が
侵入することがあっても屋外に排出することができ、ひ
いては建築物または構築物の耐久性を左右する建築また
は構築用材料の腐朽を防ぐことを可能とする。
【図1】本発明の外壁用構造物の一実施例を示す図であ
る。
る。
【図2】実施例において用いた外壁用構造物の排水機能
の試験方法を示す図である。
の試験方法を示す図である。
1 基板 2 防水シート 21 スパンボンド不織布シート 22 透湿性フイルム 3 下地材 31 発泡体 32 スパンボンド不織布シート 4 外装材 41 ラス網 42 モルタル層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥玉 勝俊 千葉県市川市行徳駅前2−3−1 ケーオ ー産業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DA01 DA02 DB04 EA08 FA04 GA12 GA15 GA23 GA24 GA28 HA01 HA03 HD03 HD11 HF05 HF11 JD04 JD08 JD09 KA01 LA04 LA12 ND13
Claims (4)
- 【請求項1】 下地材と、該下地材を挟んで防水シート
と外装材とが固設された外壁用構造物において、 前記下地材は、合成繊維から成るスパンボンド不織布シ
ートと発泡体とが積層された積層体を具え、 前記防水シートは、合成繊維から成るスパンボンド不織
布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体から成
り、かつ波型形状であり、および前記下地材と前記防水
シートとは、該下地材の発泡体表面と該防水シートの透
湿性フィルム表面とが相対して固設されていることを特
徴とする外壁用構造物。 - 【請求項2】 前記防水シートの耐水度が少なくとも2
000mmH2 Oであり、かつ透湿度が少なくとも15
00g/cm2 ・24hrであることを特徴とする請求
項1記載の外壁用構造物。 - 【請求項3】 前記防水シートを構成するスパンボンド
不織布シートは、ポリオレフィン繊維から成ることを特
徴とする請求項1または2記載の外壁用構造物。 - 【請求項4】 前記下地材を構成するスパンボンド不織
布シートは、ポリオレフィン繊維から成り、および前記
発泡体は、該スパンボンド不織布シートと同一のオレフ
ィンモノマー成分を有するポリマーから成ることを特徴
とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の外壁用構造
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034931A JP2000234395A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 外壁用構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034931A JP2000234395A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 外壁用構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234395A true JP2000234395A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12427952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11034931A Pending JP2000234395A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 外壁用構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000234395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186996A (ja) * | 2007-04-20 | 2007-07-26 | Ever Kk | 屋根の構造 |
JP2010163793A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Three M Innovative Properties Co | モルタル壁用基材、モルタル壁およびモルタル壁施工方法 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP11034931A patent/JP2000234395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186996A (ja) * | 2007-04-20 | 2007-07-26 | Ever Kk | 屋根の構造 |
JP2010163793A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Three M Innovative Properties Co | モルタル壁用基材、モルタル壁およびモルタル壁施工方法 |
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