JP2000234219A - 抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系バインダー繊維 - Google Patents

抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系バインダー繊維

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れた抗菌性を有し、且つ耐熱性が
優れたポリエステル系バインダー繊維を安価に提供す
る。 【解決手段】 高融点ポリエステルとそれより30℃以
上低い結晶融点を持つ脂肪族ラクトン共重合ポリエステ
ルからなるポリエステル系複合繊維であって、脂肪族ラ
クトン共重合ポリエステル側に下記一般式(I)で示さ
れる亜リン酸エステル化合物の1種以上が0.05〜1
0重量%添加されており、その脂肪族ラクトン共重合ポ
リエステルが繊維表面の少なくとも一部に露出してなる
ことを特徴とする抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系
バインダー繊維。 【化9】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、耐久性が良好な抗
菌性を有し、且つ高温雰囲気下で使用したときも変形し
ないような耐熱性に優れるポリエステル系バインダー繊
維に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛生意識が高まり、雑菌の繁殖が
予想されるような生活資材への抗菌性付与は当たり前に
なりつつあり、抗菌性を付与する方法はこれまで多数提
案されている。また、ポリエステル系バインダー繊維と
他繊維素材を組み合わせた不織布は、床などのふき取り
材やエアコン、空気清浄機などのフィルター素材など
に、クッション材は寝装具、シートクッション材などに
用いられている。
【0003】抗菌性製品には、各種の抗菌剤が用いられ
ており、製品への抗菌剤の複合処理も様々である。例え
ば、抗菌性を示す金属又は金属化合物微粒子を分散液と
して有機高分子材料と接触させ、有機高分子表面に被覆
付着する方法(特開平7−97769号公報)が知られ
ている。しかしながら、これらの抗菌性付与方法では、
表面に抗菌性金属が付着しているだけなので、耐久性が
劣り好ましくない。又、抗菌剤をメラミン樹脂で架橋構
造化して表面を被覆させる方法(特開平7−31028
4号公報、特開平10−110388号公報など)が知
られているが、この方法は、加工が容易だが、耐久性に
劣るので好ましくない。
【0004】銀ゼオライト系を代表する無機系金属系物
質を練り込む方法(特開平5−272008号公報、特
公昭63−54013号公報など)、銅や亜鉛などの金
属微粉末を添加する方法(特開昭55−130371号
公報)が提案されている。しかしながら、無機系の銀、
銅、亜鉛イオンを持つゼオライトや金属粉末は。担持量
が制限され、多量に配合すると組成物の物性を低下させ
るとともに、紡糸時の背圧上昇が著しく生産性が低下し
て好ましくない。凝集による背圧上昇を防止する為に表
面コーティングすると抗菌性や接着性が低下するなどの
問題があり好ましくない。又、金属イオンの溶出により
着色するなどの問題がある。他方、有機系抗菌剤を練り
込む方法として第4級アンモニウム塩系化合物(特開昭
62−69883号公報等)、天然化合物としての生薬
系抗菌剤(特開平7−216731号公報など)が提案
されているが、熱安定性が劣り、汎用性に劣る問題があ
る。その他の方法としてハロゲン系フェノール化合物を
混入する方法(特開昭60−252713号公報など)
が提案されているが、ハロゲン化フェノール類をパラフ
ィンに含有させるため汎用の熱可塑性樹脂に使用できな
い。
【0005】一方、バインダー繊維においては、抗菌性
を有する素材と抗菌性を有さないバインダー繊維を用い
て繊維構造物を作成した場合、バインダー成分が抗菌性
が付与された表面を覆う為、抗菌性が低下するという問
題を抱えていた。
【0006】また、従来用いられているポリエステル系
バインダー繊維はポリエチレンテレフタレート/イソフ
タレート共重合ポリエステルをバインダー成分とするも
のであり、このポリエステルは非晶性のポリマーで明確
な結晶融点を示さず、ガラス転移点(約65℃)以上に
なれば、軟化が始まるポリマーである。そのため、高温
雰囲気下で使用した時に接着強力が低下して変形すると
いう欠点がある。これらを解決する方法としてバインダ
ー成分側に脂肪族ラクトンを共重合し、結晶性を落とす
ことなく、結晶融点を下げる方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主旨は、上記
問題を解決し、高耐久な抗菌性と耐熱性を有するポリエ
ステル系バインダー繊維を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記目的を
達成するために鋭意検討を行った結果、高融点ポリエス
テルとそれより30℃以上低い結晶融点を持つ脂肪族ラ
クトン共重合ポリエステルからなるポリエステル系複合
繊維であって、脂肪族ラクトン共重合ポリエステル側に
単体ではほとんど抗菌性を示さない亜リン酸エステル化
合物を有効成分として添加した後溶融混練りすること
で、先記目的である高耐久抗菌性を有し、且つ耐熱性に
優れたバインダー繊維を得ることを見出し、本発明を完
成した。
【0009】即ち、本発明は、第1の発明は、高融点ポ
リエステルとそれより30℃以上低い結晶融点を持つ脂
肪族ラクトン共重合ポリエステルからなるポリエステル
系複合繊維であって、脂肪族ラクトン共重合ポリエステ
ル側に下記一般式(i)で示される亜リン酸エステル化
合物の1種以上が0.05〜10重量%添加されてお
り、その脂肪族ラクトン共重合ポリエステルが繊維表面
の少なくとも一部に露出してなることを特徴とする抗菌
性を有する耐熱性ポリエステル系バインダー繊維であ
る。
【化5】 (上記式中、R1は炭素原子数4〜12の分岐のアルキ
ル基、シクロアルキル基またはアリールアルキル基を表
し、R2は水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
基、シクロアルキル基またはアリールアリキル基を表
し、R3は水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
基、シクロアルキル基、アリールアルキル基または−R
6COOR7はを表し、R6は炭素原子数1〜6のアルキ
レン基を表し、R7は炭素原子数1〜18のアルキル基
またはアリール基を表し、R4及びR5は各々独立に炭素
原子数1〜8のアルキル基、ヒドロキシ基で置換された
炭素原子数1〜4のアルキル基またはR4とR5が組み合
わされて下記構造(ii)を有する基を表す。)
【化6】 (上記式中、R1、R2およびR3は一般式(I)と同様
である。)
【0010】第2の発明は、上記一般式(I)の亜リン
酸エステル化合物が下記化合物(α)である第1の発明
に記載の抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系バインダ
ー繊維である。
【化7】
【0011】第3の発明は、先記一般式(I)の亜リン
酸エステル化合物が下記化合物(β)である第1の発明
に記載の抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系バインダ
ー繊維である。
【化8】
【0012】第4の発明は、繊維の断面が芯鞘構造を成
し、芯成分が高融点ポリエステルであって、鞘成分が芯
成分よりも30℃以上低い結晶融点を持ち、結晶融点が
225〜200℃である脂肪族ラクトン共重合ポリエス
テルからなるポリエステル系複合繊維であって、鞘成分
に亜リン酸エステル化合物が添加されていることを特徴
とする前記1〜3記載の抗菌性を有する耐熱性ポリエス
テル系バインダー繊維である。
【0013】第5の発明は、繊維の断面が芯鞘構造を成
し、芯成分がポリエチレンテレフタレートであり、鞘成
分がポリエステルの構成成分に対してε−カプロラクト
ン単位が3mol%〜80mol%共重合したポリブチ
レンテレフタレートであることを特徴とする前記4記載
の抗菌性を有するポリエステル系バインダー繊維。
【0014】
【発明の実施形態】以下に本発明を記述する。本発明に
おける先記一般式(I)に示す亜リン酸エステル化合物
は公知の化合物であって、酸化防止剤として従来から使
用されている。本発明者等は鋭意検討した結果、驚くべ
きことに、該化合物が熱溶融され、均一に熱可塑性樹脂
に混合されることによって、優れた抗菌性を示すことが
判った。該化合物が抗菌性を示す理由については良く分
かっていないが、該化合物が過酸化物を分解する効果を
示すことから、これが細菌の代謝等において何らかの阻
害を起こす物と考えられる。
【0015】上記亜リン酸エステル化合物を示す一般式
(i)において、R1で表される炭素原子数4〜12の
分岐アルキル基としては、例えば、第二ブチル、第三ブ
チル、第三アミル、第三オクチル、イソデシル、イソド
デシルなどが挙げられる。
【0016】R2およびR3で表される炭素原子数1〜1
2のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミ
ル、第二アミル、第三アミル、オクチル、デシル、ドデ
シルなどが挙げられる。
【0017】R1、R2及びR3で表されるアリールアル
キル基としては、例えば、ベンジル、クミルなどが挙げ
られる。同じくシクロアルキル基としては、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられ
る。
【0018】R4およびR5で表される炭素原子数1〜8
のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミ
ル、第二アミル、第三アミル、オクチルなどが挙げら
れ、ヒドロキシ基で置換された炭素原子数1〜4のアル
キル基としては、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチ
ル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルなどが挙げ
られる。
【0019】R6で表される炭素原子数1〜6のアルキ
レン基としては、例えばメチレン、エチレン、プロピレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、イソブチレン、ペ
ンタメチレン、ヘキサメチレンなどが挙げられる。
【0020】R7で表される炭素原子数1〜18のアル
キル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、
ペンチル、第三ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソ
ノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、
トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシ
ルなどが挙げられる。
【0021】本発明における亜リン酸エステル化合物と
は、先記一般式(I)に示す化合物であって、例えば、
2,4,6−トリ第三ブチルフェノールと2−ヒドロキ
シメチル−2−エチルヘキサノールのホスファイト、ビ
ス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4
−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジク
ミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス[2,6−ジ第三ブチル−4−(2−ブチルオキシ
カルボニルエチル)フェニル]ペンタエリスリトールホ
スファイトなどが挙げられ、好ましくは化合物(A)で
示されるビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイトが熱可塑性
樹脂との相溶性に優れ、熱安定性にも優れている等の点
で好ましい。
【0022】化合物の融点は該化合物固有のものである
ので、本発明に含有される亜リン酸エステル化合物の融
点に関しても特に限定は無いが、低融点ポリエステル系
樹脂との相溶性が良好となる100〜225℃であるこ
とが好ましい。
【0023】本発明における亜リン酸エステル化合物を
脂肪族ラクトン共重合ポリエステル樹脂に含有せしめる
場合、その含有量は樹脂に対して0.05〜10重量%
であるが、好ましくは0.1〜2.0重量%、より好ま
しくは0.2〜0.5重量%である。含有量が0.05
重量%未満だと抗菌性が充分に発揮できなくなり、好ま
しくない。含有量が10重量%を越えると、亜リン酸エ
ステル化合物のブリードアウトが目立ち、バインダー繊
維の外観および作業環境を損ねる為好ましくない。
【0024】本発明の抗菌性を有する耐熱性ポリエステ
ルバインダー繊維は、抗菌性を示す亜リン酸エステル化
合物を含有する、芳香族ポリエステルと脂肪族ラクトン
とが共重合した結晶融点100℃〜225℃の共重合ポ
リエステルをバインダー成分として持つものである。芳
香族ポリエステルとしては、エチレンテレフタレート単
位および/またはブチレンテレフタレート単位の重合
体、あるいはこれらをイソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジ
フェニル−4,4−ジカルボン酸等の芳香族カルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族カ
ルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマ
ー酸等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル形
成性誘導体などから選ばれたジカルボン酸の少なくとも
1種と、エチレングリコール、トリメチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ールなどの脂肪族ジオール、1,1−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなど
の脂環族ジオール、またはこれらのエステル形成誘導体
などから選ばれたジオール成分の少なくとも1種を共重
合したものであり、共重合される成分の総和はポリエス
テルの構成成分の単位モル数に対し20モル%以下程度
が好ましい。脂肪族ラクトンとしては、炭素数1〜11
のラクトンの単独重合体または二種以上の共重合体があ
り、特に良好なラクトンとして、ε−カプロラクトンや
δ−バレロラクトンなどが挙げられる。脂肪族ラクトン
の共重合割合は、ε−カプロラクトンの場合3〜80モ
ルが好ましい。また、ポリエステル中のε−カプロラク
トン単位は他の構成単位との共重合形式は、ランダムで
もブロックでもなんら差し支えない。ε−カプロラクト
ン単位が3モル未満の場合、バインダー成分の融点降下
が不十分になる為、繊維構造体とした時、構造体の強度
が不足し、荷重がかかったときに変形しやすくなる。ま
た、ε−カプロラクトンの構造単位が80モル%を超え
る場合、得られるポリエステルの融点が低下しすぎて、
繊維構想物が高温雰囲気中では変形しやすくなったり、
エラストマー性が高くなりすぎて自重変形する為、好ま
しくない。
【0025】ポリエステルバインダー繊維の融点は、1
00℃以上225℃未満である。融点が100℃未満で
あると、バインダー繊維を用いた繊維構造物が高温雰囲
気下では、融点が低い為に変形しやすくなる為好ましく
ない。融点が225℃以上であると、バインダー成分と
芯成分あるいは繊維構造物中の他の構成繊維との融点差
が小さい為、加熱処理時に熱的変化が現れやすくなり、
力学的強度の低下、寸法安定性の低下などが起こりやす
くなる為、好ましくない。
【0026】また、本発明のバインダー繊維は、100
℃での収縮率が3%以下であることが好ましい。100
℃での収縮率が3%を超える場合、特にバインダー繊維
の使用割合が高いと、加熱接着後の不織布が高温雰囲気
下にさらされた時に収縮して寸法安定性が低下する。バ
インダー繊維の収縮率を低下させるには、バインダー繊
維の延伸工程で、バインダー繊維の低融点ポリエステル
の結晶融点より低い範囲のなるべく高い温度で熱セット
すればよい。
【0027】本発明のポリエステル系バインダー繊維の
繊維断面の形態としては、脂肪族ラクトンが共重合され
た低融点ポリエステル成分の少なくとも一部が繊維表面
に露出していればよく、芯鞘型、サイドバイサイド型、
海島型、割繊型のいずれでも良いが、繊維構造体の強
度、形態保持性の面から、芯成分に高融点ポリエステ
ル、鞘成分に低融点ポリエステルが配された芯鞘型が最
も好ましい。
【0028】本発明の製造方法は、特に限定されない
が、(イ)所定量の亜リン酸エステル化合物を脂肪族ラク
トンが共重合された低融点ポリエステルと混合後に溶融
混練りして再ペレット化した後、通常の複合繊維製造装
置にて複合繊維化する方法。(ロ)高濃度亜リン酸エステ
ル化合物を脂肪族ラクトンが共重合された低融点ポリエ
ステルと混合後に溶融混練りして再ペレット化したペレ
ットをマスターペレットとした後、亜リン酸エステル化
合物が添加されていない脂肪族ラクトンを共重合した低
融点ポリエステルのペレットと混合した後、通常の複合
繊維製造装置にて複合繊維化する方法、(ハ)所定量の亜
リン酸エステル化合物を脂肪族ラクトンを共重合した低
融点ポリエステルに計量しながら混合し、複合繊維製造
装置にて複合繊維化する方法などがある。
【0029】(イ)の方法では、タンブラー型混合機等公
知のブレンダーを用いて低融点ポリエステル系樹脂と所
定量(0.01重量%以上10重量%以下)の亜リン酸
エステル化合物を添加して混合する。この時、好ましく
は先に加温して真空乾燥して水分除去すると、加水分解
や粘度変化を抑制出来るので好ましい。亜リン酸エステ
ル化合物は常温で真空乾燥し、水分を0.02重量%以
下にするのが好ましい。低融点ポリエステル系樹脂は4
0〜50℃で真空乾燥し、水分を0.01重量%以下に
しておき、窒素パージかで添加混合するのが好ましい。
混合時間は5〜30分程度混合するとほぼ均一にブレン
ドされる。次いでコンテナに取り出し、そのコンテナよ
り押し出し機に供給して溶融混練りする。押し出し機は
単軸スクリューもしくは2軸ないし3軸スクリューを用
いる。押し出し機のスクリュー形状は公知の混練り用ス
クリューが好ましく、より好ましくは2軸スクリューで
ベント付き押し出し機にて混練りする。このようなペレ
タイズ工程では異物の混入が懸念されるが、異物を除去
する為に好ましくはフィルターを用いる。フィルターの
仕様は目的の製品によって異なるが、20〜1200メ
ッシュを積層して用いたり、金属焼結フィルターを組み
合わせて使用する。押し出し機出口のダイスのオリフィ
ス孔径は、押し出し機の押し出し量で決定されるが、通
常は直径1〜3mmの孔径を持ったダイスを用いる。一
般的な混練り押し出し機は、計量送り装置を具備してい
ない為押し出し圧量とスクリュー回転数及びストランド
カッターの引き取り速度から所望の大きさのペレットを
得る条件に押し出し量を設定する。ダイスから押し出さ
れたストランドは、冷却された後、ストランドカッター
にて所望の長さにカットされ、ペレットが得られる。得
られたペレットは、乾燥して水分を0.01重量%以下
にして後、押し出し機で溶融され、スピンパック内で別
の押し出し機から溶融吐出された高融点ポリエステルと
複合され、複数のオリフィスを持ったノズルより吐出さ
れる。複合繊維の重量比率は、計量ポンプの吐出量によ
ってコントロールされる。吐出された熱可塑性樹脂は、
ノズル直下で冷却され、繊維処理剤を付与された後、一
旦巻き取られた後に延伸されたり、直接延伸,熱処理さ
れた後巻き取られたり、一般的な製糸工程を経て繊維化
される。巻き取られた糸条を束ねた後に、捲縮付与し所
望の長さにカットすれば捲縮短繊維となり、捲縮を付与
せずに所望の長さにカットすれば無捲縮短繊維となる。
【0030】(ロ)の方法では、マスターバッチペレット
中の亜リン酸エステル化合物の添加量が繊維形成時の低
融点ポリエステル成分中の亜リン酸エステル化合物が所
望の添加量になるように添加する以外は、(イ)の方法と
同一の手法で添加混合して溶融混練りを行いマスターペ
レットを作成する。マスターペレット中の亜リン酸エス
テル化合物の濃度は次の紡糸工程での混合比率で決め
る。通常5重量%〜50重量%のマスターペレットと希
釈用の熱可塑性樹脂とを混合して用いる。紡糸機への供
給方法は、マスターペレットと希釈用の熱可塑性樹脂を
所定量ずつ混練り押し出し機に定量供給して(イ)と同様
にして繊維化する。紡糸機のスクリューは混練りタイプ
のものが好ましい。特に2軸スクリューが好ましい。
【0031】(ハ)の方法は、所定量の亜リン酸エステル
化合物と低融点ポリエステル樹脂を一旦混合した後に押
し出し機に供給して溶融混練り後、ノズルオリフィスか
ら押し出す方法と、所定量の亜リン酸エステル化合物と
低融点ポリエステル系樹脂を別々に押し出し機に定量供
給して直接混合溶融混練り後、(イ)と同様の方法で繊維
化する方法がある。(ハ)の方法では紡糸機の押し出し機
のスクリューは、混練りタイプのものが好ましい。特に
2軸スクリューが好ましい。更には、糸条を紡出する前
に押し出し機のスクリュー以外に混練りする機構(例え
ばスタティックミキサー等)を組み入れた紡糸機が好ま
しい。
【0032】本発明の好ましい実施形態としては芯成分
の中央に中空部を有する中空芯鞘型複合繊維又は3葉、
5葉断面のような異形断面を選択することができる。中
空断面化するにはノズルオリフィスの孔形状が円形スリ
ットを1ブリッジもしくは3ブリッジで繋いだ形状のオ
リフィスを用いる。オリフィスの中空率は35〜70%
が選択できる。ノズルオリフィスの中空率が20%未満
であると、糸断面の中空率が5%未満となり、中空化効
果が得られ難く、70%を超えると繊維断面の中空率が
高すぎて、製糸工程や後加工工程において中空破裂が起
こる確率が高くなる為好ましくない。好ましいノズル中
空率は、35〜65%である。繊維断面の中空率として
は5〜40%が好ましい。繊維断面を異形化する方法と
しては、ノズルオリフィスを異形化する方法が一般的で
ある。異形断面としては、Y型、十字型、星形等所望の
用途に応じて選択できる。
【0033】本発明の好ましい実施形態としては芯成分
と鞘成分の比率を30:70〜70:30とすることが
できる。好ましくは、40:60〜60:40。さらに
好ましくは50:50である。芯成分比率が30未満の
場合、抗菌性は十分だが、繊維構造体とした時の機械的
特性が劣る為好ましくない。一方鞘成分比率が30未満
の場合も抗菌性は十分だが、接着性が不十分となる為、
好ましくない。
【0034】
【実施例】以下に実施例で本発明を詳述する。なお、実
施例中の評価は以下の方法で行った。 (1) 抗菌性の評価 繊維製品新機能評価評議会が制定した、繊維製品の定量
的抗菌性試験方法マニュアルに準拠した。すなわち、減
菌した1/20濃度のニュートリエントブロスに下記試
験菌1±0.3×105個/mlを0.4gの試料に均一に
接種し、37℃で18時間培養する。培養終了後、試験
菌を洗い出し、その液で混釈平板寒天培地を作製し、3
7℃で24〜48時間培養し生菌数を測定する。なお、
未加工品に関しては接種直後にも試験菌を洗い出し、そ
の液で混釈平板寒天培地を作製し、37℃で24〜48
時間培養することによって、接種した生菌数を測定す
る。抗菌性は下記式による静菌活性値で評価する。静菌
活性値の高いものほど抗菌性に優れている。なお、試験
菌として、黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus ATCC 6538P)を使用し
た。 静菌活性値=Log(B)−Log(C) 但し、試験成立条件: Log(B)−Log(A)>
1.5 を満たすこと。 A:未加工品の接種直後に回収した菌数の平均値 B:未加工品の18時間培養回収した菌数の平均値 C:加工品の18時間培養回収した菌数の平均値
【0035】(2) 洗濯方法 繊維製品新機能評価協議会が制定している、洗濯方法マ
ニュアルに準拠した。すなわち、JIS L0217の
洗い方103に規定する家庭電気洗濯機を使用し、40
℃の水30リットルに対しJAFET標準洗剤(繊維製
品新機能協議会製)40ミリリットルを溶解し洗濯液と
し、この洗濯液に1kgの試料を入れる。5分間洗濯、
脱水、2分間濯ぎ洗い、脱水、2分間濯ぎ洗い、脱水の
工程を1回とし、50回の洗濯を行った。
【0036】(3) 耐熱性評価 目付50g/m2、長さ×巾:100mm×50mmの
試料を75℃雰囲気中に10分間放置した後に引っ張り
試験で引っ張り強度を測定する。 製造例1 ブチレンテレフタレート単位全体とε−カプロラクトン
の総モル数に対して15モル%配合して低融点ポリエス
テルチップa1(固有粘度:1.00、融点180℃)
を得た。 製造例2 PET中の全芳香族ジカルボン酸成分に対して、25モ
ル%のイソフタル酸を共重合して低融点ポリエステルチ
ップa2(固有粘度:0.65、融点:約180℃)を
得た。
【0037】次いで低融点ポリエステルに、予め30℃
で48時間真空乾燥した亜リン酸エステル化合物として
ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペ
ンタエリスリトールジホスファイト(以下BMPPと略
す)またはビス(2,6−ジ第三ブチルフェニル)ペン
タエリスリトールジフォスファイト(以下BHPPと略
す)を0.002〜15.0重量%添加して回転式ブレ
ンダーでドライブレンドし、溶融押し出し機にて溶融混
練りを行い、孔径1mmのダイスより吐出し、冷却、切
断し、ペレットを得た。次いで、50℃×48時間真空
乾燥し、抗菌性機能剤のブリードアウト状態を確認し
た。乾燥後のポリマー表面のブリードアウトの状態を表
1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】得られた亜リン酸エステル化合物添加の低
融点ポリエステル樹脂を押し出し機で溶融押し出しし、
高融点ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(固
有粘度=0.63)を別の押し出し機で溶融押し出しし
た後、それぞれギアポンプで定量されて紡糸パック内に
押し出されて複合された後、複数のオリフィスを有する
ノズルより、吐出させる。吐出されたマルチフィラメン
トは、徐冷された後、巻き取られる。巻き取られた未延
伸糸は、繊度が4デニールとなるように延伸された後,
押し込み式捲縮付与装置で捲縮をかけられた後、所定の
繊維長にカットすることで芯鞘型複合短繊維を得た。
【0040】得られたポリエステル系バインダー繊維
は、2dのPET繊維と50:50で混綿された後、カ
ードでウェブとする。次にそのウェブを数枚積層させた
後、ニドルパンチで繊維同士を交絡させ、低融点ポリエ
ステル樹脂が溶融接着するに充分な温度に加熱されたオ
ーブンで熱処理することで、50g/m2の不織布を得
た。抗菌性の評価は、上記不織布で行った。抗菌性の評
価結果を表2に示す。
【0041】
【表2】 表中の≧は、数値以上を表す。
【0042】実施例1〜6は、抗菌性及びその耐熱性も
優れ、且つ抗菌剤添加レジンのハンドリング性も良好な
ことが表1,2から判る。比較例1は、抗菌剤のブリー
ドアウトは起こらないが、抗菌性が劣るため好ましくな
い。比較例2は、抗菌性およびその耐熱性は優れるもの
の、レジンのドライブレンド時に添加剤がブリードアウ
トする為、好ましくない。比較例3は、抗菌性は優れる
ものの、低融点ポリエステルの結晶性が低い為、高温時
の引っ張り強度は小さい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、従来熱劣化や着色防止
剤として使用され、単体では殆ど抗菌性を示さない亜リ
ン酸エステル化合物を脂肪族ラクトンが共重合された低
融点ポリエステルに溶融練り混みすることで、耐久性に
優れた抗菌性を有し、且つ耐熱性に優れたポリエステル
系バインダー繊維を提供することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 賢二 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4H011 AA02 BA01 BB17 BC19 DA10 DC05 DF03 DG16 DH04 DH18 DH19 4L041 BA02 BA05 BA09 BA21 BC04 BC10 BD04 BD11 CA10 CA12 CB19 CB28 DD04 DD05 DD15 4L045 AA05 BA03 BA06 BA18 BA36 BA51 BA58 BA60 CB09 DA42 4L047 AA21 AA27 AB02 AB09 BA09 BB09 CB05 CC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高融点ポリエステルとそれより30℃以
    上低い結晶融点を持つ脂肪族ラクトン共重合ポリエステ
    ルからなるポリエステル系複合繊維であって、脂肪族ラ
    クトン共重合ポリエステル側に下記一般式(I)で示さ
    れる亜リン酸エステル化合物の1種以上が0.05〜1
    0重量%添加されており、その脂肪族ラクトン共重合ポ
    リエステルが繊維表面の少なくとも一部に露出してなる
    ことを特徴とする抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系
    バインダー繊維。 【化1】 (上記式中、R1は炭素原子数4〜12の分岐のアルキ
    ル基、シクロアルキル基またはアリールアルキル基を表
    し、R2は水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
    基、シクロアルキル基またはアリールアリキル基を表
    し、R3は水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
    基、シクロアルキル基、アリールアルキル基または−R
    6COOR7はを表し、R6は炭素原子数1〜6のアルキ
    レン基を表し、R7は炭素原子数1〜18のアルキル基
    またはアリール基を表し、R4及びR5は各々独立に炭素
    原子数1〜8のアルキル基、ヒドロキシ基で置換された
    炭素原子数1〜4のアルキル基またはR4とR5が組み合
    わされて下記構造(II)を有する基を表す。) 【化2】 (上記式中、R1、R2およびR3は一般式(I)と同様
    である。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(I)の亜リン酸エステル化
    合物が下記化合物(α)である請求項1記載の抗菌性を
    有する耐熱性ポリエステル系バインダー繊維。 【化3】
  3. 【請求項3】上記一般式(i)の亜リン酸エステル化合
    物が下記化合物(β)である請求項1記載の抗菌性を有
    する耐熱性ポリエステル系バインダー繊維。 【化4】
  4. 【請求項4】 繊維の断面が芯鞘構造を成し、芯成分が
    高融点ポリエステルであって、鞘成分が芯成分よりも3
    0℃以上低い結晶融点を持ち、結晶融点が100〜22
    5℃である脂肪族ラクトン共重合ポリエステルからなる
    ポリエステル系複合繊維であって、鞘成分に亜リン酸エ
    ステル化合物が添加されていることを特徴とする請求項
    1〜3に記載の抗菌性を有する耐熱性ポリエステル系バ
    インダー繊維。
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