JP2000233576A - 光学的情報記録用媒体並びにその再生方法及び記録方法 - Google Patents

光学的情報記録用媒体並びにその再生方法及び記録方法

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JP2000233576A JP11038285A JP3828599A JP2000233576A JP 2000233576 A JP2000233576 A JP 2000233576A JP 11038285 A JP11038285 A JP 11038285A JP 3828599 A JP3828599 A JP 3828599A JP 2000233576 A JP2000233576 A JP 2000233576A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号強度が大きく、記録マークが安定に存在
し、総合的にみて優れた相変化記録媒体を得る。 【構成】 基板上に少なくとも相変化型記録層を有する
光学的情報記録用媒体であって、相変化型記録層が下記
一般式(I)で表される組成からなることを特徴とする
光学的情報記録用媒体。 【化1】((Sbx Te1-x y Ge1-y z Al1-z (ただし、xは0.6≦x≦0.9の範囲であり、yは
0.8≦y<1の範囲であり、zは0.95≦z<1の
範囲である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き換え可能な相
変化媒体を利用した高密度な光ディスクに関する。詳し
くは、特に、広い波長範囲で再生信号強度が大きい相変
化媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】書き換え型光ディスクとして、結晶状態
と非晶質状態との間の可逆的な変化に伴う反射率変化を
利用した相変化媒体が知られている。相変化媒体は外部
磁界を必要とせず、レーザー光のパワーを変調するだけ
で記録・消去が可能であり、記録・再生装置を小型化で
きるという利点を有する。一般的な相変化媒体は、基板
上に、相変化型記録層が設けられ、その両側に誘電体か
らなる保護層を有している。また、さらに反射層が設け
られているのが通常である。また、相変化型の記録層
は、通常、未記録・消去状態を結晶状態とし、非晶質の
ビットを記録マークとして形成している。従来、このよ
うな相変化記録層として、SbTe共晶点組成(Sb70
Te30)よりもSbを過剰にした組成のものが知られて
いる。例えば、特開平1−303643号公報には、
(Sb1-x Tex 1-y y (MはAg、Al、As、
Au、Bi、Cu、Ga、Ge、In、Pb、Pd、P
t、Se、Si、SnおよびZnからなる群から選ばれ
る少なくとも1種の元素)からなる合金膜を記録層とし
て使用することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、共晶点近傍の合
金材料は非晶質形成能は高いものの、結晶化の際に相分
離を伴うため、100nsec未満の短時間の加熱では
結晶化できず、オーバーライト可能な光記録媒体の記録
層としては不適当であると考えられてきた。一方、本発
明者は、このようなSbTeからなる2元合金に注目
し、共晶組成組成近傍の結晶化/非晶質化特性につき、
より高密度記録に適した光ディスク評価機を用いて検討
を行った。その結果、Sb70Te30共晶組成近傍のSb
Te合金を主成分とする記録層は初期結晶化は困難であ
るものの、一旦初期結晶化してしまえば以後の非晶質−
結晶相変化による記録消去は極めて高速に行なうことが
できることを見出した。共晶点近傍組成を用いる他の利
点は、非晶質マークの周辺部あるいは、消去されたマー
ク内に初期化状態と反射率の異なる粗大グレインが生じ
にくいということである。これは、結晶成長が相分離に
よって律速されている共晶点近傍の合金に特有の現象で
ある。さらには、特にマーク間を詰めて記録した場合、
上記の組成は、従来のGe2 Sb2 Te5 付近の組成の
記録層よりきれいな再生信号が得られるため、高密度化
にも適している。
【0004】しかしながら、本発明者の検討によれば、
このようなSb70Te30共晶点近傍の組成に過剰のSb
を含むSbTe合金は、このままでは記録層としては十
分に機能しないことが判明した。その理由は、記録され
た非晶質マークが時間とともに結晶化してしまいマーク
が消えてしまい易いためである。どのような相変化記録
膜も室温では結晶状態の方がアモルファスマークより安
定であるため十分長い時間が経てばやがて結晶化すると
思われる。しかし、記録媒体としては少なくとも10年
以上は記録マークが安定して存在することが必要であ
る。Sbx Te1-x (0.6<x<0.9)系相変化膜
は、非晶質状態の結晶化温度が100℃前後と低く、安
定なアモルファスマークが存在する時間が短すぎて、実
用的な相変化記録膜には適さないのである。
【0005】また、一般に相変化媒体は、信号強度が十
分であるとはいえないという問題点を有する。信号強度
は、例えば記録層、保護層、反射層等の各層の膜厚を調
整することにより大きくすることができるが、多くの場
合このとき同時に他の特性が悪化してしまう。その悪化
する特性とは、例えば、繰り返し記録特性、反射率、最
適記録パワー、記録線速依存性等である。したがって、
特に大量生産時にすべてのディスク特性にある程度余裕
を持って製造しようとする場合は、信号強度が十分とは
言えないのが現状である。また、近年の記録密度の高密
度化のために使用するレーザー波長を短くしていく傾向
にあるが、相変化媒体は短波長になると信号強度は小さ
くなる傾向にあるため、短波長領域での信号強度不足は
さらに深刻となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決するために鋭意検討した結果、SbTe共晶点近
傍よりもSb過剰な組成に、さらに特定の元素を特定量
存在させることによって、非晶質マークの安定性が向上
し、且つ信号強度が大きく、さらには、上記SbTe合
金の特性を生かした相変化型の記録媒体が得られること
を見出し本発明を完成した。即ち、本発明の要旨は、基
板上に少なくとも相変化型記録層を有する光学的情報記
録用媒体であって、相変化型記録層が下記一般式(I)
で表される組成からなることを特徴とする光学的情報記
録用媒体に存する。
【0007】
【化3】 ((Sbx Te1-x y Ge1-y z Al1-z (I) (ただし、xは0.6≦x≦0.9の範囲の数であ
り、、yは0.8≦y<1の範囲の数であり、zは0.
95≦z<1の範囲の数である。)
【0008】
【作用】詳細については明らかではないが、SbTe共
晶点近傍よりもSbリッチな組成にさらにGeを存在さ
せることによって、非晶質マークを安定化させることが
できると推定される。また、Alを存在させることによ
って、信号強度が増加し、さらには結晶化速度も速くな
ると推定される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の特徴の1つは、記録層の
組成として、
【0010】
【化4】 ((Sbx Te1-x y Ge1-y z Al1-z
【0011】なるものを用いることにある。ここで、x
は0.6−0.9であるが、好ましい下限値は0.7で
あり、好ましい上限値は0.8である。xが大きすぎる
と結晶化速度が大きくなりすぎて非晶質が形成しにくい
傾向にある。また、小さすぎると結晶化速度が遅すぎて
結晶化させにくくなる傾向にある。上記の記載からもわ
かるように、本発明において、Sb/ Te比によって結
晶化速度を制御することができる。すなわち母体となる
SbTe共晶点組成に対する過剰Sb量が結晶化速度を
決める1つの因子となる。Sbが多くなれば急冷状態で
析出するSbクラスタサイトが増え、結晶核生成が促進
されると考えられる。これは、各結晶核から同一結晶成
長速度を仮定しても、成長した結晶粒で埋め尽くされる
に要する時間が短縮され、結果として非晶質マークを結
晶化するに要する時間が短縮されることを意味する。従
って、高線速度で短時間のレーザー光照射で消去する場
合に有利である。一方、記録層の冷却速度は記録時の線
速度にも依存する。すなわち、同一層構成であっても低
線速度ほど冷却速度は低下する。従って、低線速度ほど
非晶質形成のための臨界冷却速度が小さい組成、すなわ
ち過剰Sb量の少ない組成が望ましいことになる。まと
めるとSbTe共晶点組成を基準として、過剰Sb量が
多い組成ほど高線速度に適しているといえる。
【0012】また、yは0.8以上1未満であるが、好
ましい下限値は0.9である。また上限に関しては0.
97以下が好ましい。yが大きすぎると高密度での低ジ
ッタ特性を長期間安定に維持しがたく、本発明の効果が
不十分になる傾向にある。一方、yが小さすぎると記録
時のノイズが増加し、また特に高密度でのマーク長記録
を行う場合のジッタを低減しがたくなる傾向にある。さ
らに、zは0.95以上1未満であるが、好ましい上限
値は0.999である。zが小さすぎると記録信号のノ
イズが増加し、本発明の効果が不十分になる傾向にあ
る。一方、zが大きすぎると、信号強度が小さくなる傾
向にある。
【0013】本発明で使用する記録層は、本発明の効果
を損なわない範囲でさらに他の元素を含有していても良
いが、通常は上記の4元系組成である。記録層の厚さ
は、10nmから30nmの範囲が好ましい。特に15
nm以上が好ましく、また25nm以下が好ましい。あ
まりに薄いと、結晶と非晶質状態の反射率の間に十分な
コントラストが得られ難く、また結晶化速度が遅くなる
傾向があり、短時間での記録消去が困難となりやすい。
また、反射率が低くなりすぎる傾向にもある。一方、あ
まりに厚いと、やはり光学的なコントラストが得にくく
なり、また、クラックが生じやすくなる。また、熱容量
が大きくなり記録感度が悪くなりやすい傾向にもある。
さらにまた、相変化に伴う体積変化が著しくなるため、
オーバーライトを繰り返した際に、記録層自身やその上
下に設けることができる保護層に微視的かつ不可逆な変
形が蓄積されノイズとなりやすい。その結果、繰り返し
オーバーライト耐久性が低下する傾向にもある。書き換
え型DVDのような高密度媒体ではノイズに対する要求
はいっそう厳しいために、より好ましい記録層の厚さは
25nm以下である。
【0014】上記記録層は所定の合金ターゲットを不活
性ガス、特にArガス中でDCまたはRFスパッタリン
グにより得ることができる。また、記録層の密度はバル
ク密度の通常80%以上、好ましくは90%以上であ
る。ここでいうバルク密度とは、通常下記(II)式によ
る近似値を用いるが、合金塊を作成して実測することも
できる。
【0015】
【化5】ρ=Σmi ρi (II)
【0016】(ここで、mi は各元素iのモル濃度であ
り、ρi は元素iの原子量である。) スパッタ成膜法においては、成膜時のスパッタガス(通
常Ar等の希ガス:以下Arの場合を例に説明する)の
圧力を低くしたり、ターゲット正面に近接して基板を配
置するなどして、記録層に照射される高エネルギーAr
量を多くすることによって、記録層の密度を上げること
ができる。高エネルギーArは、通常スパッタのために
ターゲットに照射されるArイオンが一部跳ね返されて
基板側に到達するものか、プラズマ中のArイオンが基
板全面のシース電圧で加速されて基板に達するものかの
いずれかである。このような高エネルギーの希ガスの照
射効果をatomic peening効果というが、
一般的に使用されるArガスでのスパッタではAtom
ic peening効果により、Arがスパッタ膜に
混入される。膜中のAr量により、Atomic pe
ening効果を見積もることができる。すなわち、A
r量が少なければ、高エネルギーAr照射効果が少ない
ことを意味し、密度の疎な膜が形成されやすい。一方、
Ar量が多ければ、高エネルギーArの照射が激しく密
度は高くなるものの、膜中に取り込まれたArが繰り返
しオーバーライト時にvoidとなって析出し、繰り返
しの耐久性を劣化させやすい(J.Appl.Phys., Vol.78(1
995), pp6980-6988 )。従って、記録層中の適当なAr
量は、0.1原子%以上、1.5原子%未満である。さ
らに、直流スパッタリングよりも高周波スパッタリング
を用いた方が、膜中Ar量が少なくして、高密度膜が得
られるので好ましい。本発明の光学的情報記録用媒体の
構造の他の構成要素について説明する。
【0017】本発明で使用する基板としては、ポリカー
ボネート、アクリル、ポリオレフィンなどの透明樹脂、
あるいはガラス、アルミニウム等の金属を用いることが
できる。通常基板には20―80nm程度の案内溝が設
けられているので、案内溝を成形によって形成できる樹
脂製の基板が好ましい。記録層の相変化に伴う蒸発・変
形を防止し、その際の熱拡散を制御するため、通常記録
層の上下一方又は両方、好ましくは両方に保護層が形成
される。保護層の材料としては、屈折率、熱伝導率、化
学的安定性、機械的強度、密着性等に留意して決定され
る。一般的には透明性が高く高融点である金属や半導体
の酸化物、硫化物、窒化物やCa、Mg、Li等のフッ
化物等の誘電体を用いることができる。この場合、これ
らの酸化物、硫化物、窒化物、フッ化物は必ずしも化学
量論的組成をとる必要はなく、屈折率等の制御のために
組成を制御したり、混合して用いることも有効である。
繰り返し記録特性を考慮すると誘電体の混合物が好まし
い。より具体的には、ZnSや希土類硫化物等のカルコ
ゲン化合物と酸化物、窒化物、炭化物、弗化物等の耐熱
化合物の混合物が挙げられる。例えば、ZnSとSiO
2 の混合物は好ましい保護層組成の一例である。繰り返
し記録特性を考慮すると、保護層の膜密度はバルク状態
の80%以上であることが機械的強度の面から望ましい
(Thin Solid Films,第278巻(1
996年)、74〜81ページ)。誘電体の混合物を用
いる場合には、バルク密度として下式(III)理論密度を
用いる。
【0018】
【化6】ρ=Σmiρi (III)
【0019】(ここで、miは各成分iのモル濃度であ
り、ρiは成分iの単独のバルク密度である。) 保護層の厚さは、一般的に通常10nmから500nm
である。あまりに薄いと、基板や記録膜の変形防止効果
が不十分であり、保護層としての役目をなさない可能性
がある。また、あまりに厚いと、保護層自体の内部応力
や基板との弾性特性の差等が顕著になって、クラックが
発生しやすくなる。特に、基板と記録層の間に保護層
(下部保護層と称することがある)を設ける場合、下部
保護層は、熱による基板変形を抑制する必要があるた
め、その厚さは50nm以上が好ましい。薄すぎると、
繰り返しオーバーライト中に微視的な基板変形が蓄積さ
れ、再生光が散乱されてノイズ上昇が著しくなる傾向に
ある。一方、下部保護層の厚みは、成膜に要する時間の
関係から通常200nm以下、好ましくは150nm以
下程度である。厚すぎると記録層面で見た基板の溝形状
が変わってしまうことがある。すなわち、溝の深さや幅
が基板表面で意図した形状より小さくなったりする現象
が起こりやすくなる。
【0020】一方、記録層の基板とは反対側に保護層
(上部保護層と称することがある)を設ける場合、上部
保護層は、記録層の変形抑制のために、通常その厚さは
10nm以上である。また、厚すぎると、繰り返しオー
バーライトに伴って上部保護層の内部に微視的な塑性変
形が蓄積され、再生光を散乱されてノイズ上昇が著しく
なる傾向にあるため、通常は50nm以下、好ましくは
30nm以下である。なお、記録層および保護層の厚み
は、機械的強度、信頼性の面からの制限の他に、多層構
成に伴う干渉効果も考慮して、レーザー光の吸収効率が
良く、記録信号の振幅すなわち記録状態と未記録状態の
コントラストが大きくなるように選ばれる。
【0021】本発明の相変化型情報記録用媒体は、さら
に反射層を設けることができる。反射層の設けられる位
置は、通常再生光の入射方向に依存し、入射側に対して
記録層の反対側に設けられる。即ち、基板側から再生光
を入射する場合は、基板に対して記録層の反対側に反射
層を設けるのが通常であり、記録層側から再生光を入射
する場合は記録層と基板との間に反射層を設けるのが通
常である。反射層に使用する材料は、反射率の大きい物
質が好ましく、特に放熱効果が期待できるAu、Ag又
はAl等の金属が好ましい。反射層自体の熱伝導度制御
や、耐腐蝕性の改善のため上記の金属にTa、Ti、C
r、Mo、Mg、V、Nb、Zr等を少量加えてもよ
い。添加量は通常0.01―20原子%程度である。T
a及び/又はTiを15原子%以下含有するアルミニウ
ム合金、特に、AlxTa1-x (0<x<0.15)な
る合金は、耐腐蝕性に優れており本光学的情報記録用媒
体の信頼性を向上させる上で特に好ましい反射層材料で
ある。反射層の膜厚としては、透過光がなく完全に入射
光を反射させるために50nm以上が望ましい。また、
あまりに厚すぎても、放熱効果に変化はなくいたずらに
生産性を悪くし、また、クラックが発生しやすくなるの
で、通常は500nm以下である。上部保護層の膜厚を
40nm以上50nm以下の場合には特に、反射層を高
熱伝導率にするため、含まれる不純物量を2原子%未満
とするのが好ましい。
【0022】本発明の情報記録用媒体の好ましい層構成
は、再生光の入射方向に沿って順に、第1保護層、記録
層、第2保護層、反射層が設けされている構成である。
即ち、基板側から再生光を入射する場合は、順に基板、
下保護層、記録層、上保護層、反射層の層構成とされ、
記録膜側から再生光を入射する場合は、順に基板、反射
層、下保護層、記録層、上保護層の層構成とされるのが
好ましい。無論、これらの層はそれぞれ2層以上で形成
されていても良く、また、それらの間に中間層が設けら
れていても良い。例えば、基板側入射の場合の基板/保
護層間や、基板とは反対側からの入射の場合の保護層上
に、半透明の極めて薄い金属、半導体、吸収を有する誘
電体層等を設けて、記録層に入射する光エネルギー量を
制御することも可能である。
【0023】記録層、保護層、反射層は通常スパッタリ
ング法などによって形成される。記録膜用ターゲット、
保護膜用ターゲット、必要な場合には反射層材料用ター
ゲットを同一真空チャンバー内に設置したインライン装
置で膜形成を行うことが各層間の酸化や汚染を防ぐ点で
望ましい。また、生産性の面からも優れている。本発明
の記録用媒体の最上層には、空気との直接接触を防いだ
り、異物との接触による傷を防ぐため、紫外線硬化樹脂
や熱硬化型樹脂からなる保護コートを設けるのが好まし
い。保護コートは通常1μmから数百μmの厚さであ
る。また、あるいは、硬度の高い誘電体保護層さらにを
設けたり、その上にさらに樹脂層を設けることもでき
る。
【0024】1ビームオーバーライト可能な相変化記録
方式では、記録膜を非晶質化させることによって記録ビ
ットを形成し、結晶化させることによって消去を行う場
合が一般的であり、好ましい方式である。この場合、as
-depo 状態はアモルファスである場合が一般的であるた
め、通常初期状態を結晶状態とするためにディスク全面
を短時間で結晶化するための初期結晶化を行う必要があ
る。初期結晶化は通常数十〜百ミクロン程度に絞ったレ
ーザービームを回転するディスクに照射することにより
行なう。
【0025】本発明においては、初期化に要する時間を
短縮し、確実に1回の光ビームの照射で初期化するた
め、上記の場合、溶融による初期結晶化が有効である。
この際、記録層の上下に保護層が設けられていると、溶
融による記録媒体の破壊をより確実に防止することがで
きる。例えば、直径10〜数百μm程度に集束した光ビ
ーム(例えばガスもしくは半導体レーザー光)あるいは
長軸50〜数百μm、短軸1〜10μm程度の楕円状に
集光した光ビームを用いて媒体を局所的に加熱し、ビー
ム中心部に限定して溶融させれば、記録媒体は破壊され
ることはない。加えて、ビーム周辺部の加熱により、溶
融部が余熱されるため冷却速度が遅くなり、良好な再結
晶化が行われる。本発明においては、この方法を用いれ
ば、例えば、従来の固相結晶化に対して10分の1程度
に初期化時間を短縮でき、生産性が大幅に短縮できると
ともに、オーバーライト後の消去時における結晶性の変
化を防止できる。
【0026】本発明の記録用媒体に使用できる記録再生
光は、通常半導体レーザーやガスレーザーなどのレーザ
ー光であって、通常その波長は400〜800nm程度
である。特に1Gbit/inch2 以上の高面記録密
度を達成するためには、集束光ビーム径を小さくする必
要があり、波長400から680nmの青色から赤色の
レーザー光と開口数NAが0.5以上の対物レンズを用
いて集束光ビームを得ることが望ましい。
【0027】本発明では、前記のように非晶質状態を記
録マークとするのが通常である。また、本発明では、マ
ーク長変調方式によって情報を記録するのが有効であ
る。その際、従来の2値変調方式による記録を行うこと
もできるが、本発明においては下記のような記録マーク
を形成する際にオフパルス期間を設ける3値以上の多値
変調方式による記録方法を採用するのが特に好ましい。
図1は、本発明の記録方法における記録光のパワーパタ
ーンを示す模式図である。長さnT(Tは基準クロック
周期、nはマーク長変調記録において取りうるマーク長
であり、整数値である)にマーク長変調された非晶質マ
ークを形成する際、nTを、m=n−k(kは0≦k≦
2なる整数)個の記録パルスに分割し、個々の記録パル
ス幅をαi T(1≦i≦m)とし、個々の記録パルスに
βi T(1≦i≦m)なる時間のオフパルス区間が付随
する。ここでαi ≦βi とするのが好ましい。記録の
際、マーク間においては、非晶質を結晶化しうる消去パ
ワーPeの記録光を照射する。また、αi Tにおいて
は、記録層を溶融させるのに十分な記録パワーPwの記
録光を照射し、βi T(1≦i≦m)なる時間において
は、Pb<Pe、好ましくはPb≦1/2Peとなるバ
イアスパワーPbの記録光を照射する。この際、マーク
長を検出した際に、正確なnTマークが得られるよう
に、Σαi +Σβi =n−j(jは0.0 ≦j≦2.0 なる
実数)とする。
【0028】上記の記録方法を採用することによって、
パワーマージンや記録時線速マージンを広げることがで
きる。この効果は、特にPb≦1/2Peなるようにバ
イアスパワーPbを十分低くとる際に顕著である。図2
にαi =βi =0.5とした時に,Pb=Peとした場
合(a)と、Pb≒0(極端な場合)とした場合(b)
の記録層の温度変化を模式的に示した。ここでは、3個
に分割された分割パルスの、1番目のパルスが照射され
る位置を想定している。(a)では後続の記録パルスに
よる加熱の影響が前方に及ぶために、1番目の記録パル
ス照射後の冷却速度が遅く、かつオフパルス区間でもP
eが照射されるため、オフパルス区間での温度降下で到
達する最低温度TL が融点近傍に留まっている。一方、
(b)では、オフパルス区間のPbがほとんど0のた
め、TL は融点から十分下がった点まで下がり、かつ、
途中の冷却速度も大きい。非晶質マークは1番目のパル
ス照射時に溶解し、その後のオフパルス時の急冷によっ
て形成される。本発明の記録層は融点近傍でのみ大きな
結晶化速度を示すと考えられるため、(b)に示す温度
プロファイルをとることは、再結晶化を抑制し、良好な
非晶質マークを得る上で重要なことである。逆に、冷却
速度及びT L を制御することで再結晶化をほぼ完全に抑
制し、溶融領域とほぼ一致するクリアな輪郭を有する非
晶質マークが得られるためマーク端において低ジッタが
得られる。従来使用されてきているGeTe−Sb2
3 擬似2元系合金の場合では、図2(a),(b)い
ずれの温度プロファイルでも非晶質マーク形成プロセス
に大差がない。なぜなら、速度は若干遅いものの広い温
度範囲で再結晶化を示すからである。この場合、パルス
分割方法によらずある程度の再結晶化が生じ、これが非
晶質マーク周辺の粗大グレインとなってマーク端でのジ
ッタを悪化させる傾向がある。このような記録層組成で
は、オフパルスは必須ではなく、むしろ従来の2値変調
によるオーバーライトが単純で望ましい。すなわち、本
発明の記録層にとっては上記の記録方法は極めて有効で
あるが、従来のGeTe−Sb2Te3 系記録層を用い
た場合や、ピット位置記録に適用した場合についてはこ
のような記録方法を採用する必然性は全くない。なお、
記録マークは、溝部又は溝間部のいずれにも設けること
ができ、両方に設けることもできるが、好ましくは溝部
に設ける。
【0029】
【実施例】比較例1 GeSbTe合金ターゲットをスパッタリングすること
により、スライドガラス上に膜厚400nm程度のGe
4 Sb71Te25膜からなる記録層を形成した。スパッタ
リング時は、Arガス圧を0.4Paとし、GeSbT
e合金ターゲットには300WのRF電力をかけた。こ
の膜はアモルファス膜であった。エリプソメータ(日本
分光、MEL−30S型)を用い635nm、780n
mの複素屈折率を測定した結果は表−1のとおりであっ
た。次に、膜の反射率をモニターしながら温度を約30
℃/分で上げ、膜を結晶化させた。結晶状態の635n
m及び780nmの複素屈折率は表−1のとおりであっ
た。なお、同じくガラス基板上に500nm程度に厚く
成膜した記録層の膜厚と重量変化から直接求めた記録層
膜の密度は概ね90%であった。
【0030】次に、基板/下保護層/記録層/上保護層
/反射層の層構成を想定し、上記で測定した複素屈折率
を用い、各層の膜厚、反射率、アモルファス状態からの
反射光と結晶状態からの反射光の位相差に表−3のよう
な制限を加えて条件を満たす膜厚の組み合わせを計算に
より求めた。なお、下保護層、上保護層及び基板の材料
及び誘電率は表−2のようにした。得られた解をプロッ
トしたものを図3(a)(780nm)及び図4(a)
(635nm)に示す。なお、表−3に記載の条件とし
た理由は以下の通りである。即ち、結晶状態の反射率1
3%もしくは15%という下限は、未記録結晶状態の反
射率がこれより低いとフォーカスやトラッキングサーボ
がかかりにくくなるためである。下部保護層膜厚の範囲
は、他の層を固定して、結晶もしくは非晶質状態の反射
率の下保護層膜厚依存性を測定あるいは計算したとき
に、反射率最小となる膜厚である50−60nmから、
反射率が最大となる膜厚である150nmまでの範囲を
考慮するためである。これ以上の膜厚については、下保
護層が透明なので光学膜厚nd(n保護層屈折率、d膜
厚)が一波長分となるごとに周期的に変化するのみであ
る。記録層の膜厚、上保護層の膜厚は前述のような理由
で好ましい範囲に限定した。反射層は光学計算では透過
光が無視できるほど厚ければいくらでも良いが、実際に
作成したディスクで用いる膜厚である200nmとし
た。非晶質反射光と結晶反射光の位相差は、両者の反射
光が集束光ビーム内で干渉したときに非晶質マークの反
射率が最も低くなる条件としてπ近傍が望ましいことか
らπ±0.1πの範囲を選定した。この場合に、結晶―
非晶質の反射率差以上に両者の反射率差が確保でき、最
も大きなコントラストがとれ、信号振幅を大きくとるこ
とができ好ましい。
【0031】実施例1及び2 GeSbTe合金ターゲットとAlターゲットを同時に
スパッタリングすることにより、スライドガラス上に膜
厚400nm程度のAlGeSbTe膜を得た。スパッ
タリング時は、Arガス圧0.4Paとし、GeSbT
e合金ターゲットには300WのRF電力をかけた。A
lターゲットには電流制御でDC電力をかけ、電流値を
0.1A(実施例1)および0.14A(実施例2)と
した。得られた膜の組成はそれぞれAl1 Ge4 Sb69
Te26(((Sb0.73Te0.27 0.96Ge0.040.99
0.01;実施例1)、Al2 Ge4 Sb68Te
26(((Sb0.72Te0.280.96Ge0.040.98Al
0.02;実施例2)であった。以下、比較例1と同様にし
て、非晶質状態及び結晶状態の複素屈折率を測定し、そ
れに基づいた解のプロットを求めた。結果を表−1、表
−2、表−3、図3(b)及び(c)、並びに図4
(b)及び(c)に示す。図3及び図4の結果を比較す
る。まず、図3及び図4よりAlを存在させた条件の方
が反射率の高いところまで解が存在することがわかる。
例えば、780nmではGeSbTe系は反射率が0.
17より大きいところに解は存在しないが、Alが存在
する系は解が存在する。これは、Alが存在する方が、
高反射率で信号強度が大きくなることを意味している。
【0032】さらに、下保護層はあまりに薄すぎると基
板保護効果が薄れるが、図3及び図4に示すように、A
lGeSbTe系ではGeSbTe系と比較して下保護
層が厚いところまで解が存在することがわかる。また、
上保護層は薄い方が繰り返しオーバーライト時の劣化が
小さくなるが、Al添加系は上保護層が薄いところまで
解が存在することがわかる。これは前述したように繰り
返しオーバーライトでの劣化を小さくできる層構成に適
しているということを意味している。これらの結果か
ら、信号強度、反射率、繰り返し記録特性等のディスク
特性を考慮した場合、Al添加により総合的に優れた相
変化光ディスクが得られることがわかる。また、この傾
向は780nmでも635nmでも同じである。
【0033】実施例3及び4 実施例1及び2で使用したのと同じ記録層組成を用い
て、相変化光ディスクを作製した。1.2mm厚のポリ
カーボネート基板上にZnS- SiO2 下部保護層(9
0nm)、前記AlGeSbTe記録層(15nm)、
ZnS- SiO2 上部保護層(40nm)、Al合金反
射層(200nm)の構成をスパッタ法により作成し、
この上にさらに紫外線硬化樹脂からなる保護コートを形
成した。記録層のスパッタ条件は実施例1と同じであ
る。これらのディスクを溶融結晶化した後、780n
m、NA0.55の光学系およびオレンジブックパート
3規格(書き換え型CD、CD−RW)の規格に準じた
記録法を用いて線速度2.4m/s、記録パワー12m
W、消去パワー6mWにおいて、溝内に非晶質マークを
形成して5回オーバーライトを行った。その結果、反射
率変調度および3Tスペースジッタは、実施例1で2
1.4%、77%及び9.7nsであり、実施例2で1
9.3%、76%及び9.4nsであった。これらの値
はオレンジブックパート3規格を十分に満足する。
【0034】比較例2 GeSbTeターゲットとAlターゲットを同時にスパ
ッタリングすることにより、スライドガラス上に膜厚4
00nm程度のAlGeSbTe膜を得た。スパッタリ
ング時は、Arガス圧0.4Paとし、GeSbTeタ
ーゲットには300WのRF電力をかけた。Alターゲ
ットには電流制御でDC電力をかけ、電流値を0.3A
とした。得られた膜の組成はAl6 Ge4 Sb66Te24
(((Sb 0.73Te0.270.96Ge0.040.94
0.06)であった。次にこの記録層を用いて、相変化光
ディスクを作製した。ポリカーボネート基板上にZnS
- SiO2下保護層(90nm)、前記と同様の組成の
AlGeSbTe記録層(15nm)、ZnS- SiO
2 上保護層(40nm)、Al合金反射層(200n
m)の構成をスパッタ法により作成し、この上にさらに
紫外線硬化樹脂からなる保護コートを形成した。記録層
のスパッタ条件は前記と同じである。このディスクを溶
融結晶化した後、780nm、NA0.55の光学系お
よびオレンジブックパート3規格(書き換え型CD,C
D−RW)の規格に準じた記録法を用いて線速度2.4
m/sにおいて、溝内に非晶質マークを形成して記録を
行ったが、記録波形は汚く3Tジッタは17.5nsよ
り高く、オレンジブックパート3規格を満たさなかっ
た。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、信号強度が大きく、記
録マークが安定に存在し、総合的にみて優れた相変化記
録媒体が得られる。また、これに適した再生方法及び記
録方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録方法における記録光のパワーパタ
ーンを示す模式図。
【図2】本発明の記録方法の効果を示す、記録層の温度
変化を示す模式図。
【図3】実施例1、2及び比較例1における結果を示す
プロット図(780nm)。
【図4】実施例1、2及び比較例1における結果を示す
プロット図(635nm)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 522 G11B 7/24 522Z 535 535E 538 538F Fターム(参考) 2H111 EA04 EA12 EA23 EA32 EA48 FA12 FA14 FB05 FB09 FB12 FB21 FB30 5D029 JA01 JB35 JB47 LB01 LB02 MA15 5D090 AA01 BB05 CC01 CC04 DD01 DD05 KK03 KK05 5D119 AA23 BB04 HA47

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも相変化型記録層を有
    する光学的情報記録用媒体であって、相変化型記録層が
    下記一般式(I)で表される組成からなることを特徴と
    する光学的情報記録用媒体。 【化1】 ((Sbx Te1-x y Ge1-y z Al1-z (I) (ただし、xは0.6≦x≦0.9の範囲の数であり、
    yは0.8≦y<1の範囲の数であり、zは0.95≦
    z<1の範囲の数である。)
  2. 【請求項2】 0.7≦x≦0.9である請求項1に記
    載の光学的情報記録用媒体。
  3. 【請求項3】 0.7≦x≦0.8である請求項1又は
    2に記載の光学的情報記録用媒体。
  4. 【請求項4】 0.9≦y<1である請求項1乃至3の
    いずれか1つに記載の光学的情報記録用媒体。
  5. 【請求項5】 相変化型記録層の片側又は両側に保護層
    が設けられている請求項1乃至4のいずれか1つに記載
    の光学的情報記録用媒体。
  6. 【請求項6】 さらに反射層が設けられている請求項1
    乃至5のいずれか1つに記載の光学的情報記録用媒体。
  7. 【請求項7】 基板上に、記録再生用光ビームの入射方
    向から順に、少なくとも第1 保護層、相変化型記録層、
    第2 保護層及び反射層をこの順に設けた請求項1乃至6
    のいずれか1つに記載の光学的情報記録用媒体。
  8. 【請求項8】 相変化型記録層の厚さが10−30nm
    である請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光学的情
    報記録用媒体。
  9. 【請求項9】 マーク長変調方式による情報が記録され
    る請求項1乃至8のいずれか1つに記載の光学的情報記
    録用媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    の光学的情報記録用媒体に対して、波長が400nm以
    上800nm以下のレーザー光を、開口数NAが0.5
    以上の対物レンズによって集光した集束光を照射して再
    生することを特徴とする光学的情報記録用媒体の再生方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    の光学的情報記録用媒体にマーク長変調された情報を記
    録するに当たり、 結晶状態の部分を未記録状態・消去状態とし、非晶質の
    部分を記録状態とし、 記録マーク間には、非晶質を結晶化しうる消去パワーP
    eの記録光を照射し、 記録マークには、記録マークの時間的な長さをnT(T
    は基準クロック周期、nは2以上の自然数)としたと
    き、時間nTを 【化2】α1 T、β1 T、α2 T、β2 T、・・・・、
    αm T、βm T、 (ただし、Σαi +Σβi =n−jとする。jは0−2
    までの任意の数。mはm=n−kを満たす数。kは0−
    2までの整数。)と分割し、αi T(1≦i≦m)なる
    時間においては、記録層を溶融させるのに十分な記録パ
    ワーPwの記録光を照射し、βi T(1≦i≦m)なる
    時間においては、Pb<PeとなるバイアスパワーPb
    の記録光を照射する光学的情報記録用媒体の記録方法。
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