JP2000233231A - パイプの曲げ方法 - Google Patents

パイプの曲げ方法

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JP2000233231A
JP2000233231A JP11194742A JP19474299A JP2000233231A JP 2000233231 A JP2000233231 A JP 2000233231A JP 11194742 A JP11194742 A JP 11194742A JP 19474299 A JP19474299 A JP 19474299A JP 2000233231 A JP2000233231 A JP 2000233231A
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plate
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D9/00Bending tubes using mandrels or the like
    • B21D9/01Bending tubes using mandrels or the like the mandrel being flexible and engaging the entire tube length

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 内面ビード46に第1樹脂板11を添え
るべくワーク40内部へ挿入する工程と、内面ビード4
6に第1樹脂板11を密着させた状態で第3樹脂板31
をワーク40内部へ挿入する工程と、ベンダーで上面4
1を押すことにより湾曲成形する工程と、第3樹脂板3
1をワーク40から引抜く工程と、内面ビード46に添
えた第1樹脂板11を引抜く工程とからなるパイプの曲
げ方法。 【効果】 樹脂板11を挿入する工程では、樹脂板を溶
接シームに接触させないようにする。次に、樹脂板31
を挿入する工程で、この樹脂板31で先に挿入しておい
た樹脂板11を溶接シームに向って押し出す。その結
果、溶接シームを有するワーク内部にマンドレルを簡単
に挿入し、納めることができる。従って、溶接シームを
有するパイプであっても所望の品質で、容易に湾曲成形
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接パイプの曲げ方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプの曲げ技術に関する発明には、例
えば、特開平6−339731号公報「中空ワークの曲
げ加工用マンドレル及び曲げ加工装置」がある。この曲
げ加工用マンドレル(4)は、同公報の図1によれば、
ナイロン製で、ワーク(W)の中空部内に適合状態に配
置される横断面形状サイズを有し、その後端部を支持バ
ー(9)で連結支持して、その先端部がワーク導通孔
(2a)内の中央位置にまで達するように配設したもの
である。
【0003】ワーク(W)は、同公報の図2の(ロ)に
示す通り、アルミニウム製の中空押出材で、シームレス
パイプ(継目無管)である。押出材の中空部内に適合す
る状態に合せたマンドレル(4)を支持バー(9)1本
でシームレスパイプ内に挿入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
装置では、マンドレルを押出材の中空部内に適合させて
いるため、中空部内にビードの凸部を有する溶接管には
向かない。仮に、凸部に合せてマンドレル(4)の厚さ
を薄くすると、内面ビード以外の面との隙間が大きくな
り、曲げ加工精度が低下して好ましくない。また、内面
ビードに合せてマンドレルに凹部を形成することも考え
られるが、これではマンドレルが高価なものとなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、溶接シームを有
するパイプに好適な曲げ方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、溶接シームを有するパイプを準備すると
ともに、積層することでパイプの内面に接触する厚さと
なる複数枚の樹脂板を準備する工程と、溶接シームに樹
脂板を添えるべく樹脂板のうちの一部の樹脂板をパイプ
内部へ挿入する工程と、溶接シームに一部の樹脂板を密
着させた状態で残りの樹脂板をパイプ内部へ挿入する工
程と、ベンダーでパイプを押すことによりパイプを湾曲
成形する工程と、成形後に残りの樹脂板をパイプから引
抜く工程と、次に、溶接シームに添えた樹脂板を引抜く
工程とからなる。
【0007】一部の樹脂板を挿入する工程では、樹脂板
を溶接シームに接触させないようにする。次に、残りの
樹脂板を挿入する工程で、この樹脂板で先に挿入してお
いた樹脂板を溶接シームに向って押し出す。即ち、パイ
プの径方向に樹脂板を移動することで、溶接シームに噛
ませる。同樹脂板をパイプの軸方向に移動させぬので、
樹脂板がひどく傷付くことはない。湾曲成形後は、上記
と逆の順で樹脂板を順次引抜けば良い。
【0008】請求項2は、天板、底板、左右の側板から
なる断面のうち、天板と底板の少なくとも一方に溶接シ
ームを有する角パイプを準備するとともに、積層するこ
とで天板と底板との内のりに対応する厚さとなる複数枚
の樹脂板を準備する工程と、溶接シームに樹脂板を添え
るべく樹脂板のうちの一部の樹脂板を角パイプ内部へ挿
入する工程と、溶接シームに一部の樹脂板を密着させた
状態で残りの樹脂板を角パイプ内部へ挿入する工程と、
ベンダーで天板又は底板を押すことにより角パイプを湾
曲成形する工程と、成形後に残りの樹脂板を角パイプか
ら引抜く工程と、次に、溶接シームに添えた樹脂板を引
抜く工程とからなる。
【0009】一部の樹脂板を挿入する工程では、樹脂板
を溶接シームに接触させないようにする。次に、残りの
樹脂板を挿入する工程で、この樹脂板で先に挿入してお
いた樹脂板を溶接シームに向って押し出す。即ち、角パ
イプの径方向に樹脂板を移動することで、溶接シームに
噛ませる。同樹脂板を角パイプの軸方向に移動させぬの
で、樹脂板がひどく傷付くことはない。湾曲成形後は、
上記と逆の順で樹脂板を順次引抜けば良い。
【0010】請求項3は、パイプが、丸パイプであるこ
とを特徴とする。一部の樹脂板を挿入する工程では、丸
パイプ用の樹脂板を溶接シームに接触させないようにす
る。次に、残りの丸パイプ用の樹脂板を挿入する工程
で、この樹脂板で先に挿入しておいた樹脂板を丸パイプ
の溶接シームに向って押し出す。即ち、丸パイプの径方
向に丸パイプ用の樹脂板を移動することで、溶接シーム
に噛ませる。同樹脂板を丸パイプの軸方向に移動させぬ
ので、丸パイプ用の樹脂板がひどく傷付くことはない。
湾曲成形後は、上記と逆の順で樹脂板を順次引抜けば良
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る積層マンドレルの斜視
図(第1実施例)であり、積層マンドレル1は、外層板
10と、内層板30とからなる。40は、ワークであ
る。外層板10は、ワーク40内に納める第1樹脂板1
1及び第2樹脂板12と、これらの第1・第2樹脂板1
1,12の端に取付けた支持部材13とからなる。15
は、内層板30を通す開口部である。
【0012】第1樹脂板11は、前面21、背面22、
左側面23、右側面24、先端面25、後端面26から
なる。第1樹脂板11の材質はポリアミド樹脂である。
第2樹脂板12は、第1樹脂板11と同様であり、前面
21、背面22、左側面23、右側面24、先端面2
5、後端面26からなる。27は、さら小ねじである。
【0013】内層板30は、第3樹脂板31と、この第
3樹脂板31の端に取付けた固定金具32と、この固定
金具32に取付けた吊り具33とからなる。第3樹脂板
31は、バックアップ面34,35と、左側面36、右
側面37、先端面38からなる。第3樹脂板31の材質
はポリアミド樹脂である。
【0014】ワーク40は、天板41、底板42、左側
板43、右側板44からなる断面で、天板41の中央に
溶接シームによりビードが形成され、内面45に端から
端へ内面ビード46を有する角パイプである。ワーク4
0の寸法は、例えば、幅寸法Xが70mm、高さ寸法Y
1が35mm、厚さtが3.7mm、内のりY2が2
7.6mmである。47は、マンドレル側端部である。
【0015】次に、本発明の角パイプの曲げ方法を説明
する。天板41、底板42、左右の側板43,44から
なる断面のうち、天板41と底板42の少なくとも一方
に溶接シームである内面ビード46を有する角パイプを
準備するとともに、積層することで天板41と底板42
との内のりY2に対応する厚さとなる複数枚の樹脂板で
ある第1・第2・第3樹脂板11,12,31を準備す
る。
【0016】図2(a)〜(c)は本発明に係る角パイ
プの曲げ方法を説明する第1説明図である。 (a):まず、準備した角パイプを所定の長さL1に加
工し、ワーク40とする。次に、ワーク40のマンドレ
ル側端部47から第1・第2樹脂板11,12を矢印
の如く挿入する。長さL1は、湾曲成形であるところの
曲げ成形の曲げ部を展開した長さを含み、両端には余長
を設けない定寸で切断する。なお、曲げの基準となる孔
や切欠きが必要な場合は、挿入前に加工を済ませる。4
8は、成形基準面である。
【0017】(b):第1・第2樹脂板11,12を所
定位置に納める。そして、第3樹脂板31を開口部15
に合せ、矢印方向に押込む。なお、第3樹脂板31の
バックアップ面34,35に潤滑剤を塗付して滑りやす
くすることは望ましい。
【0018】(c)は、(b)のc−c線断面拡大図で
あり、内面ビード46に樹脂板を添えるべく樹脂板のう
ちの一部の樹脂板である第1・第2樹脂板11,12を
ワーク40内部へ挿入した状態を示す。第1・第2樹脂
板11,12の2枚を重ねても内のりY2より薄いの
で、第1樹脂板11は内面ビード46に接触しない。接
触抵抗がないから、挿入に特別な力を必要とせず、挿入
作業が極めて容易である。
【0019】図3(a),(b)は本発明に係る角パイ
プの曲げ方法を説明する第2説明図である。 (a):開口部15に第3樹脂板31を通すことで、積
層マンドレル1が完成すると同時に積層マンドレル1を
ワーク40内部へ挿入する工程が完了する。(b)は、
(a)のb−b線断面拡大図であり、内面ビード46に
第1樹脂板11を密着させた状態で残りの樹脂板である
第3樹脂板31をワーク40内部へ挿入した状態を示
す。言い換えれば、内層の第3樹脂板31を押込みつ
つ、バックアップ面34,35で矢印,の如く押し
広げ、内面ビード46に第1樹脂板11を逐次密着させ
ていった状態である。密着すると、第1樹脂板11の前
面21には、内面ビード46によって凹部49が形成さ
れる。
【0020】また、挿入する際、第1樹脂板11及び第
3樹脂板31がともに、表面の粗い内面ビード46と擦
れないので、第1樹脂板11には、傷や割れが生じる心
配がない。当然、第3樹脂板31の先端面も内面ビード
46に引掛かからず、挿入に手間取ることがない。さら
に、第3樹脂板31は樹脂上を滑るので、摩擦係数が小
さく、挿入作業がより容易になる。
【0021】参考までに、バックアップ面34,35が
背面22,22を矢印,の如く押し広げることで、
天板41に第1樹脂板11も接近する。詳細には、第1
・第2・第3樹脂板11,12,31を積層すると、合
計の厚さは26.3mmで、この26.3mmが内のり
Y2に対応する厚さである。そして、隙間1.3mm
(Y2−対応する厚さ=27.6−26.3=1.3)
を形成する。隙間が1.3mm(片側0.65mm)あ
るから、第1樹脂板11は、天板41にほとんど接触し
ない。
【0022】一方、第1樹脂板11の右側面24は、ワ
ーク40の隅の曲率半径rの止まりPに位置する。他の
隅も同様であり、この所定距離だけ側面同士が空いてい
ても品質の心配はない。各側面23,23,24,24
を止まりPにあわせるから、抵抗がなく、挿入が容易に
なるとともに、曲率半径rに合せた第1・第2樹脂板1
1,12の面取り加工を省くことができ、ワーク40の
生産コストを低減できる。
【0023】図4(a),(b)は本発明に係る角パイ
プの曲げ方法を説明する第3説明図である。 (a):ベンダー50にワーク40をセットする。ベン
ダー50は、汎用プレス成形機51と、金型52とから
なる。金型52は、上溝部53を形成した上型54と、
下溝部55を形成した中央部下型56及び両側の下型5
7,57とからなり、下部の受け台60を有する。
【0024】受け台60は、脚部61と、この脚部61
に軸62,62を介して揺動自在に嵌合し、下型57,
57を取付けるための揺動部材63,63と、脚部61
に取付け上型54の加圧を適宜吸収する中央のシリンダ
64及び両端のシリンダ65,65と、これらのシリン
ダ65,65に取付けたプレート部材66とからなる。
【0025】揺動部材63は、プレート部材66を介し
て上型54の加圧を適宜吸収するために、所定曲率半径
の角部67を有する。68は、揺動部材63に取付けた
位置決め部材である。位置決め部材68をワーク40の
成形基準面48に合せて位置調整し、この位置決め部材
68にワーク40を当てると当時に下型56,57,5
7の下溝部55にワーク40を嵌める。
【0026】(b):次に、操作ボタンで上型54を下
げ、ワーク40の中立軸線Cを所定の曲げ半径320m
mに曲げる。具体的には、操作ボタンを押すと、上型5
4が下降(所定の成形条件で)し、上溝部53にワーク
40が嵌り込み、中央部下型56及びシリンダ64で保
持しながら中央部を曲げ始める。
【0027】シリンダ64の保持力に抗してさらに加圧
し、上溝部53,下溝部55内にワーク40を保持しな
がら上型54は加圧を続ける。上型54の加圧に対し、
揺動部材63,63が回転しつつ、角部67でプレート
部材66を下方に矢印,の如く押し下げ、シリンダ
65,65によって下型57,57を適宜保持しながら
曲げ成形を完了する。つまり、操作ボタンを押すと、ワ
ーク40の曲げ、上型54、中央部下型56及び下型5
7の復帰((a)の状態)が自動的に行われる。その
後、ワーク40を取出し、ベンダー50での1サイクル
が完了する。
【0028】ワーク40の曲りに連れて、積層マンドレ
ル1がともに曲ることで、曲げアール部72にはしわが
発生せず、同時に、つぶれる心配もない。積層マンドレ
ル1とワーク40との隙間は0.6mm〜1.3mm
(片側0.3mm〜0.65mm)が望ましく、隙間が
0.6mmより狭くなるのにともない、積層マンドレル
1の挿入がし難くくなる。逆に、隙間が1.3mmを超
えると、曲げアール部72のしわが目立つとともに、つ
ぶれが大きくなる。なお、隙間は、要求品質により任意
である。
【0029】また、積層マンドレル1に曲りによる力が
かかると、第3樹脂板31を中立軸にして、第1樹脂板
11に長手方向の圧縮力、第2樹脂板12に長手方向の
引張り力が作用する。第1樹脂板11は第3樹脂板31
との間で滑るから、端部にたわみ73を形成し、圧縮応
力を軽減する。同様に、第2樹脂板12も第3樹脂板3
1との間で滑るから、引張り応力を軽減することができ
る。その結果、積層マンドレル1の耐久性を向上させる
ことができ、角パイプの生産コストの低減を図ることが
できる。
【0030】図5(a),(b)は本発明に係る角パイ
プの曲げ方法を説明する第4説明図である。 (a):ワーク40を固定治具74で固定し、第3樹脂
板31を先に引抜く。第3樹脂板31は、第1樹脂板1
1に接触しているから、内面ビードに擦ることはなく、
第3樹脂板31の耐久性が向上する。また、第3樹脂板
31は、樹脂同士に挟まれて摩擦係数が小さく、滑りや
すい。その結果、抜く力を低減することができるととも
に引抜き作業が容易になる。第3樹脂板31の吊り具3
3を矢印方向に引くと、積層マンドレル1の厚さは薄
くなるので、内面45及び内面ビードから第1樹脂板1
1は離れる。
【0031】(b):最後に、支持部材13を矢印の
方向に引くことで、第1・第2樹脂板11,12を引抜
き、ワーク40の曲げ工程が完了する。第1樹脂板11
は内面ビード及び曲げアール部72の内面45に接触し
ていないので、簡単に抜取ることができるとともに、耐
久性が向上する。
【0032】次に、本発明に係るパイプの曲げ方法の別
実施例を示す。図6は本発明に係る丸パイプ用の積層マ
ンドレルの斜視図(第2実施例)であり、丸パイプ用の
積層マンドレル1Bは、外層板80と、内層板90とか
らなる。100はワークであり、dはワーク100の内
径を示す。外層板80は、ワーク100内に納める第1
樹脂板81及び第2樹脂板82と、これらの第1・第2
樹脂板81,82の端に取付けた支持部材83とからな
る。84は、内層板90を通す開口部である。
【0033】第1樹脂板81は、外周面85、背面86
からなり、断面弓形の丸パイプ用の樹脂板である。外周
面85は、直径d1で成形した外周面であり、直径d1
はワーク100の内径dより僅かに小さい寸法である。
第1樹脂板81の材質はポリアミド樹脂である。第2樹
脂板82は、第1樹脂板81と同様であり、外周面8
5、背面86からなり、断面弓形の丸パイプ用の樹脂板
である。87は取り付けねじである。
【0034】内層板90は、第3樹脂板91と、この第
3樹脂板91の端に取付けた固定金具92と、この固定
金具92に取付けた吊り具93とからなる。第3樹脂板
91は、バックアップ面94,95と、左側面96、右
側面97、先端面98とからなる丸パイプ用の樹脂板で
ある。左側面96及び右側面97はともに、直径d1で
成形した外周面である。第3樹脂板91の材質はポリア
ミド樹脂である。
【0035】ワーク100は、内面101に端から端へ
内面ビード102を有する丸パイプである。一般的に
は、平らな帯板をロールフォーミングで筒状に成形し、
合せ面(突合せ開先)を長手溶接する。103はマンド
レル側端部である。
【0036】次に、溶接シームを有する丸パイプの曲げ
方法を説明する。図7(a),(b)は本発明に係る丸
パイプの曲げ方法を説明する第1説明図である。 (a):まず、溶接シームである内面ビード102を有
する丸パイプ(市販品)を準備するとともに、積層する
ことで丸パイプ(市販品)の内面101に接触する厚さ
となる複数枚の樹脂板である第1・第2・第3樹脂板8
1,82,91を準備する。準備した丸パイプ(市販
品)を所定の長さL2に加工し、ワーク100とする。
次に、ワーク100のマンドレル側端部103から第1
・第2樹脂板81,82を挿入し(矢印の方向)、第
1・第2樹脂板81,82を所定位置に納める。長さL
2は、湾曲成形であるところの曲げ成形の曲げ部を展開
した長さを含み、両端には余長を設けない定寸で切断す
る。104は、成形基準面である。
【0037】(b)は、(a)のb−b線断面拡大図で
あり、内面ビード102に樹脂板を添えるべく樹脂板の
うちの一部の樹脂板である第1・第2樹脂板81,82
をワーク100内部へ挿入した状態を示す。第1・第2
樹脂板81,82の2枚を重ねても内径dより小さいの
で、第1樹脂板81の外周面85は内面ビード102に
接触しない。接触抵抗がないから、挿入に特別な力を必
要とせず、挿入作業が極めて容易である。続けて、
(a)に示す開口部84から第3樹脂板91を通す。
【0038】図8(a),(b)は本発明に係る丸パイ
プの曲げ方法を説明する第2説明図である。 (a):開口部84に第3樹脂板91を通すことで、積
層マンドレル1Bが完成すると同時に積層マンドレル1
Bをワーク100内部へ挿入する工程が完了する。
(b)は、(a)のb−b線断面拡大図であり、内面ビ
ード102に第1樹脂板81を密着させた状態で残りの
樹脂板である第3樹脂板91をワーク100内部へ挿入
した状態を示す。言い換えれば、内層の第3樹脂板91
を押込みつつ、バックアップ面94,95で矢印,
の如く押し広げ、内面ビード102に第1樹脂板81を
逐次密着させていった状態である。密着すると、第1樹
脂板81の外周面85には、内面ビード102によって
凹部105が形成される。このように、第1・第2・第
3樹脂板81,82,91を積層すると、内面101に
接触する厚さとなる。なお、場合によっては、角パイプ
と同様な隙間を設けてもよい。
【0039】また、挿入する際、第1樹脂板81及び第
3樹脂板91がともに、表面の粗い内面ビード102と
擦れないので、第1樹脂板81には、傷や割れが生じる
心配がない。当然、第3樹脂板91の先端も内面ビード
102に引掛かからず、挿入に手間取ることがない。さ
らに、第3樹脂板91は樹脂上を滑るので、摩擦係数が
小さく、挿入作業がより容易になる。
【0040】次に、図4に示す汎用プレス成形機51で
丸パイプ用の積層マンドレル1Bとともにワーク100
を所定の曲げ半径に曲げ成形する。曲げ成形の手順はワ
ーク40の曲げ成形と同様なので説明は省略する。当
然、金型や位置決め部材68など成形に必要な条件を新
たに設定する。曲げ成形の際、ワーク100の曲りに連
れて、積層マンドレル1Bがともに曲ることで、曲げア
ール部にはしわが発生せず、同時に、つぶれる心配もな
い。
【0041】また、図4(b)に示すワーク40の場合
と同様に、積層マンドレル1Bに曲りによる力がかかる
と、第3樹脂板91を中立軸にして、第1樹脂板81に
長手方向の圧縮力、第2樹脂板82に長手方向の引張り
力が作用する。第1樹脂板81は第3樹脂板91との間
で滑るから、端部にたわみを形成し、圧縮応力を軽減す
る。同様に、第2樹脂板82も第3樹脂板91との間で
滑るから、引張り応力を軽減することができる。その結
果、丸パイプ用の積層マンドレル1Bの耐久性を向上さ
せることができ、丸パイプの生産コストの低減を図るこ
とができる。
【0042】さらに、図5(a)に示す第3樹脂板31
のように、丸パイプを成形後、第3樹脂板91を先に引
抜くことで、抜く力を低減することができるとともに丸
パイプからの引抜き作業が容易になる。加えて、第3樹
脂板91を先に引抜くと、第1樹脂板81は内面ビード
及び曲げアール部の内面に接触していないので、丸パイ
プから簡単に抜取ることができるとともに、丸パイプ用
の積層マンドレルの耐久性が向上する。
【0043】尚、本発明の実施の形態に示した図1及び
図6の樹脂板の枚数は任意であり、支持部材13,83
及び固定金具32,92の構成はこれに限定しない。要
は、複数の樹脂板からなり、曲げ成形後、ワークと接触
しない樹脂板から引抜きを行う(挿入の逆順)マンドレ
ルであればよい。積層マンドレルを引抜く場合は、中立
軸に位置する中央の樹脂板から引抜くのが望ましい。ま
た、図4の汎用プレス成形機51をロータリーベンダー
など他のベンダーに替えて、ワークを曲げてもよい。ワ
ークの材質は特に限定しない。溶接シームを有するパイ
プは、角パイプ、丸パイプに限定するものではなく、楕
円や台形でもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、一部の樹脂板を溶接シームを有す
るパイプに先に挿入する。一部の樹脂板は板厚が薄いの
で溶接シームに接触しない。次に、残りの樹脂板を挿入
し、この樹脂板で先に挿入しておいた樹脂板を溶接シー
ムに向って押し出す。樹脂板が溶接シームに擦れること
がないので、溶接シームを有するパイプにマンドレルを
使用しても、樹脂板がひどく傷付くことはない。その結
果、溶接シームに影響されることなくマンドレルを簡単
に挿入し、納めることができるから、溶接シームを有す
るパイプの曲げ加工に好適である。また、樹脂板は残り
の樹脂板に押されて所定の厚さとなるので、樹脂板に
は、溶接シームに合せた凹部(干渉防止)を加工する必
要がなく、マンドレルの製造コストの低減を図ることが
できる。さらに、湾曲成形後は、挿入と逆の順で樹脂板
を順次引抜く。残りの樹脂板は抵抗が小さいので、容易
に引抜くことができる。従って、溶接シームを有するパ
イプの曲げ加工に好適である。
【0045】請求項2では、一部の樹脂板を角パイプに
先に挿入する。一部の樹脂板は板厚が薄いので溶接シー
ムに接触しない。次に、残りの樹脂板を挿入し、この樹
脂板で先に挿入しておいた樹脂板を溶接シームに向って
押し出す。樹脂板が溶接シームに擦れることがないの
で、樹脂板がひどく傷付くことはない。その結果、溶接
シームに影響されることなくマンドレルを簡単に挿入
し、納めることができるから、本発明方法は、溶接シー
ムを有する角パイプの曲げ加工に好適である。また、樹
脂板は残りの樹脂板に押されて所定の厚さとなるので、
樹脂板には、溶接シームに合せた凹部を加工する必要が
なく、マンドレルの製造コストの低減を図ることができ
る。さらに、湾曲成形後は、挿入と逆の順で樹脂板を順
次引抜く。残りの樹脂板は抵抗が小さいので、容易に引
抜くことができる。従って、本発明方法は溶接シームを
有する角パイプの曲げ加工に好適である。
【0046】請求項3では、一部の樹脂板を丸パイプに
先に挿入する。一部の丸パイプ用の樹脂板は板厚が薄い
ので溶接シームに接触しない。次に、残りの丸パイプ用
の樹脂板を挿入し、この樹脂板で先に挿入しておいた樹
脂板を溶接シームに向って押し出す。樹脂板が溶接シー
ムに擦れることがないので、溶接シームを有する丸パイ
プにマンドレルを使用しても、樹脂板がひどく傷付くこ
とはない。その結果、溶接シームに影響されることなく
丸パイプ用のマンドレルを簡単に挿入し、納めることが
できるから、溶接シームを有する丸パイプの曲げ加工に
好適である。また、樹脂板は残りの樹脂板に押されて所
定の厚さとなるので、樹脂板には、丸パイプの溶接シー
ムに合せた凹部(干渉防止)を加工する必要がなく、丸
パイプ用マンドレルの製造コストの低減を図ることがで
きる。さらに、湾曲成形後は、挿入と逆の順で樹脂板を
順次引抜く。残りの樹脂板は抵抗が小さいので、容易に
引抜くことができる。従って、溶接シームを有する丸パ
イプの曲げ加工に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層マンドレルの斜視図(第1実
施例)
【図2】本発明に係る角パイプの曲げ方法を説明する第
1説明図
【図3】本発明に係る角パイプの曲げ方法を説明する第
2説明図
【図4】本発明に係る角パイプの曲げ方法を説明する第
3説明図
【図5】本発明に係る角パイプの曲げ方法を説明する第
4説明図
【図6】本発明に係る丸パイプ用の積層マンドレルの斜
視図(第2実施例)
【図7】本発明に係る丸パイプの曲げ方法を説明する第
1説明図
【図8】本発明に係る丸パイプの曲げ方法を説明する第
2説明図
【符号の説明】
1…積層マンドレル、1B…丸パイプ用の積層マンドレ
ル、11,81…一部の樹脂板(第1樹脂板)、12,
82…一部の樹脂板(第2樹脂板)、31,91…残り
の樹脂板(第3樹脂板)、40…角パイプ(ワーク)、
41…天板、42…底板、43…左側板、44…右側
板、46,102…溶接シーム(内面ビード)、49,
105…凹部、50…ベンダー、100…丸パイプ(ワ
ーク)、Y2…内のり。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接シームを有するパイプを準備すると
    ともに、積層することでパイプの内面に接触する厚さと
    なる複数枚の樹脂板を準備する工程と、 前記溶接シームに樹脂板を添えるべく前記樹脂板のうち
    の一部の樹脂板をパイプ内部へ挿入する工程と、 溶接シームに一部の樹脂板を密着させた状態で残りの樹
    脂板をパイプ内部へ挿入する工程と、 ベンダーでパイプを押すことによりパイプを湾曲成形す
    る工程と、 成形後に前記残りの樹脂板をパイプから引抜く工程と、 次に、前記溶接シームに添えた樹脂板を引抜く工程とか
    らなるパイプの曲げ方法。
  2. 【請求項2】 天板、底板、左右の側板からなる断面の
    うち、天板と底板の少なくとも一方に溶接シームを有す
    る角パイプを準備するとともに、積層することで天板と
    底板との内のりに対応する厚さとなる複数枚の樹脂板を
    準備する工程と、 前記溶接シームに樹脂板を添えるべく前記樹脂板のうち
    の一部の樹脂板を角パイプ内部へ挿入する工程と、 溶接シームに一部の樹脂板を密着させた状態で残りの樹
    脂板を角パイプ内部へ挿入する工程と、 ベンダーで天板又は底板を押すことにより角パイプを湾
    曲成形する工程と、 成形後に前記残りの樹脂板を角パイプから引抜く工程
    と、 次に、前記溶接シームに添えた樹脂板を引抜く工程とか
    らなるパイプの曲げ方法。
  3. 【請求項3】 前記パイプは、丸パイプであることを特
    徴とする請求項1記載のパイプの曲げ方法。
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