JP2000232693A - 遠隔操作器、遠隔操作装置および遠隔操作方法 - Google Patents

遠隔操作器、遠隔操作装置および遠隔操作方法

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JP2000232693A
JP2000232693A JP11031421A JP3142199A JP2000232693A JP 2000232693 A JP2000232693 A JP 2000232693A JP 11031421 A JP11031421 A JP 11031421A JP 3142199 A JP3142199 A JP 3142199A JP 2000232693 A JP2000232693 A JP 2000232693A
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Reiko Okada
玲子 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の遠隔操作器によって遠隔操作される複
数の被制御機器がリンクしながら複数の操作コマンドを
実行し、それによって複数の被制御機器をタイミングよ
く連動動作させること。また、操作する人や状況に応じ
た柔軟な操作を行うこと。 【解決手段】 被制御機器4は、属性情報管理手段44
に、つぎに実行されるべき機器と機能に関するリンク情
報を保持し、遠隔操作器3aからの操作コマンドに基づ
いて自機器の動作が終了した後、リンク情報を遠隔操作
器3aに返信する。遠隔操作器3aは、受信したリンク
情報に基づいてリンク機器に新たな操作コマンドを送信
することによって、複数の関連する被制御機器4を、互
いにリンクさせながら順に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被制御機器
を連係させながら遠隔操作するための遠隔操作器、その
遠隔操作器と被制御機器からなる遠隔操作装置、および
遠隔操作器により被制御機器を操作する遠隔操作方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やビデオテープレコ
ーダ、あるいはエアコンディショナーなど、多くの家庭
電気機器(以下、家電機器とする)には、リモコンと呼
ばれる遠隔操作器が用意されており、このリモコンを操
作することによって離れた所から家電機器の電源を入れ
たり切ったり、チャンネルを変えたり、音量を調整した
り、温度を調整したりすることができる。このような遠
隔操作器は、特開平9−116985号公開公報や特開
昭63−300695号公開公報や特開平1−2120
95号公開公報に開示されている。
【0003】図9は、従来の遠隔操作器の一例を示すブ
ロック図である。この遠隔操作器1は、被制御機器を操
作するための入力を行う接触座標検出部11と、2次元
画像を表示する表示部12と、被制御機器との間でデー
タの送受信を行うための通信制御部13、データ送信部
14、データ受信部15および機器認識部16と、制御
部17と、表示画像上の座標と操作コマンドとの変換テ
ーブルを記憶した記憶部18と、表示画像上のX座標お
よびY座標をそれぞれ記憶するX座標レジスタ19およ
びY座標レジスタ20と、表示データを記憶するフレー
ムバッファ21とから構成されている。
【0004】つぎに、遠隔操作器1の作用について説明
する。遠隔操作器1は、被制御機器からデータ受信部1
5を介して、表示部12に表示される操作画面用の画像
データを受信し、それを記憶部18に記憶するととも
に、操作画面を表示する。そして、ユーザが指で操作画
面に触れると、遠隔操作器1は、その接触位置の座標を
検出し、その座標に対応する操作釦を判別し、その操作
釦に対応する操作コマンドデータをデータ送信部14を
介して被制御機器に送信する。被制御機器は、操作コマ
ンドデータを受信し、そのコマンドデータに対応する操
作を行う。
【0005】この遠隔操作器1は、機器認識部16によ
り制御対象機器を認識することによって、複数の被制御
機器を制御することができるが、複数の被制御機器の中
に互いに関連する機器があっても、それらを連動させて
制御することはできない。
【0006】そこで、遠隔操作器の1つの釦を操作する
ことによって複数の操作コマンドを順に発行し、その複
数の操作コマンドが順に実行されることによって複数の
被制御機器の連動動作を可能にする提案もなされてい
る。たとえば、遠隔操作器は、複数の操作コマンドを一
グループとして記憶装置に記憶しており、所定の釦が押
されると、その記憶装置から複数の操作コマンドを所定
の順序で読み出して複数の被制御機器に送信する。複数
の被制御機器は、自分宛てに送信されてきた操作コマン
ドに基づくコマンドを実行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遠隔操作器は、複数の被制御機器に向けて操作
コマンドを順に発行し、複数の被制御機器は、他の被制
御機器から独立して自分宛ての操作コマンドを受信して
実行するだけであるため、複数の被制御器間でのコマン
ドの実行タイミングは考慮されていない。つまり、複数
の被制御器がリンクしていない。
【0008】従って、第1の被制御機器があるコマンド
Aを実行し終えて所定の状態になった後に、第2の被制
御機器がそのコマンドAの後に発行されたコマンドBを
実行しなければならないにもかかわらず、第1の被制御
機器がコマンドAを実行している途中、すなわち第1の
被制御機器が所定の状態になる前に、第2の被制御機器
がコマンドBの実行を開始してしまい、それらの被制御
機器の動作が連動しない事態が起こり得るという問題点
がある。
【0009】また、被制御機器が、連続した操作コマン
ドを受信し損ねることがないように、被制御機器がコマ
ンドを実行し終えた後に、遠隔操作器につぎのコマンド
入力を促す信号を発行し、遠隔操作器は、その信号を受
け取った後に、その被制御機器に後続のコマンドを発行
する提案もなされている。しかし、これは同一の被制御
機器に対して連続したコマンドを発行する場合であり、
異なる被制御機器間でリンクしながら複数のコマンドを
実行するものではない。
【0010】また、上述した従来の遠隔操作器では、あ
らかじめ一グループとして記憶された操作コマンド群に
従って順次制御が行われるため、操作する人や状況に応
じて操作要求内容が異なる場合があっても、それに応じ
た柔軟な操作ができないという問題点もある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、単一の遠隔操作器によって遠隔操作され
る複数の被制御機器がリンクしながら複数の操作コマン
ドを実行することにより、複数の被制御機器をタイミン
グよく連動動作させることができ、また操作する人や状
況に応じた柔軟な操作を行うことができる遠隔操作器、
遠隔操作装置および遠隔操作方法を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる遠隔操作器は、ユーザから操作情報
を受け取る入力手段と、被制御機器から、つぎの制御対
象である機器および制御内容を特定するためのリンク情
報を受信する受信手段と、前記操作情報または前記リン
ク情報を、制御対象機器に対する操作コマンドに変換す
るコマンド変換手段と、変換された操作コマンドを制御
対象である被制御機器に送信する送信手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、遠隔操作器は、入力手
段を介してユーザから操作情報を受け取るか、または受
信手段を介して被制御機器から、つぎの制御対象である
機器および制御内容を特定するためのリンク情報を受信
すると、コマンド変換手段により、前記操作情報または
前記リンク情報を、制御対象機器に対する操作コマンド
に変換し、それを送信手段により、制御対象である被制
御機器に送信する。
【0014】この発明において、複数のユーザの中から
特定のユーザを設定するためのユーザ設定手段と、ユー
ザにより入力された操作情報、または被制御機器から受
信したリンク情報を、前記ユーザ設定手段により設定さ
れたユーザに対応する被制御機器や制御内容に変換する
ための変換情報を保持するユーザ情報管理手段と、をさ
らに具備し、前記コマンド変換手段は、前記ユーザ設定
手段により設定されたユーザに関する情報、および前記
ユーザ情報管理手段の変換情報に基づいて、コマンド変
換を行うことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、遠隔操作器は、ユーザ
設定手段により特定のユーザが設定されると、ユーザに
より入力された操作情報、または被制御機器から受信し
たリンク情報を、ユーザに対応する被制御機器や制御内
容に変換するために、ユーザ情報管理手段から変換情報
を取得し、それに基づいてコマンド変換手段により、コ
マンド変換を行う。
【0016】この発明において、前記ユーザ設定手段
は、ユーザの指紋または握力値に基づいて、ユーザの認
識を自動的に行うことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、ユーザの指紋または握
力値に基づいて、ユーザ設定手段によりユーザの認識が
自動的に行われる。
【0018】この発明において、ユーザが操作を行って
いる位置を特定するための位置情報判別手段と、ユーザ
により入力された操作情報、または被制御機器から受信
したリンク情報を、前記位置情報判別手段により特定さ
れた位置に対応する被制御機器や制御内容に変換するた
めの変換情報を保持する位置情報管理手段と、をさらに
具備し、前記コマンド変換手段は、前記位置情報判別手
段により特定された位置に関する情報、および前記位置
情報管理手段の変換情報に基づいて、コマンド変換を行
うことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、遠隔操作器は、位置情
報判別手段によりユーザが操作を行っている位置が特定
されると、ユーザにより入力された操作情報、または被
制御機器から受信したリンク情報を、その操作位置に対
応する被制御機器や制御内容に変換するために、位置情
報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいてコマ
ンド変換手段により、コマンド変換を行う。
【0020】この発明において、ユーザが操作を行って
いる場所の照度を特定するための照度情報判別手段と、
ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
ら受信したリンク情報を、前記照度情報判別手段により
特定された照度に対応する被制御機器や制御内容に変換
するための変換情報を保持する照度情報管理手段と、を
さらに具備し、前記コマンド変換手段は、前記照度情報
判別手段により特定された照度に関する情報、および前
記照度情報管理手段の変換情報に基づいて、コマンド変
換を行うことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、遠隔操作器は、照度情
報判別手段によりユーザが操作を行っている場所の照度
が特定されると、ユーザにより入力された操作情報、ま
たは被制御機器から受信したリンク情報を、その照度に
対応する被制御機器や制御内容に変換するために、照度
情報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいてコ
マンド変換手段により、コマンド変換を行う。
【0022】この発明において、ユーザが操作を行って
いる場所の温度を特定するための温度情報判別手段と、
ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
ら受信したリンク情報を、前記温度情報判別手段により
特定された温度に対応する被制御機器や制御内容に変換
するための変換情報を保持する温度情報管理手段と、を
さらに具備し、前記コマンド変換手段は、前記温度情報
判別手段により特定された温度に関する情報、および前
記温度情報管理手段の変換情報に基づいて、コマンド変
換を行うことことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、遠隔操作器は、温度情
報判別手段によりユーザが操作を行っている場所の温度
が特定されると、ユーザにより入力された操作情報、ま
たは被制御機器から受信したリンク情報を、その温度に
対応する被制御機器や制御内容に変換するために、温度
情報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいてコ
マンド変換手段により、コマンド変換を行う。
【0024】また、本発明にかかる遠隔操作装置は、ユ
ーザから操作情報を受け取る入力手段と、被制御機器か
ら、つぎの制御対象である機器および制御内容を特定す
るためのリンク情報を受信する受信手段と、前記操作情
報または前記リンク情報を、制御対象機器に対する操作
コマンドに変換するコマンド変換手段と、変換された操
作コマンドを制御対象である被制御機器に送信する送信
手段と、を具備する遠隔操作器と、前記遠隔操作器から
送られてきた操作コマンドを受信する受信手段と、受信
した操作コマンドに対応する機能を実行するコマンド実
行手段と、コマンド実行後に、つぎの制御対象である機
器および制御内容を特定するためのリンク情報を含む返
信コマンドを生成する返信コマンド生成手段と、生成さ
れた返信コマンドを前記遠隔操作器に送信する送信手段
と、を具備する複数の被制御機器と、から構成されるこ
とを特徴とする。
【0025】この発明によれば、遠隔操作器は、入力手
段を介してユーザから操作情報を受け取るか、または受
信手段を介して被制御機器から、つぎの制御対象である
機器および制御内容を特定するためのリンク情報を受信
すると、コマンド変換手段により、前記操作情報または
前記リンク情報を、制御対象機器に対する操作コマンド
に変換し、それを送信手段により、制御対象である被制
御機器に送信し、一方、被制御機器は、受信手段を介し
て遠隔操作器から操作コマンドを受信すると、コマンド
実行手段によりその操作コマンドに対応する機能を実行
し、コマンド実行後に、返信コマンド生成手段により、
つぎの制御対象である機器および制御内容を特定するた
めのリンク情報を含む返信コマンドを生成し、それを送
信手段により遠隔操作器に送信する。
【0026】この発明において、前記被制御機器の送信
手段は、返信コマンドを直接別の被制御機器に送信する
ことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、被制御機器は、返信コ
マンドを直接別の被制御機器に転送する。
【0028】また、本発明にかかる遠隔操作方法は、遠
隔操作器が、ユーザから操作情報を受け取る工程と、遠
隔操作器が、前記操作情報を、制御対象機器に対する操
作コマンドに変換する工程と、遠隔操作器が、変換した
操作コマンドを制御対象である被制御機器に送信する工
程と、被制御機器が、前記遠隔操作器から送られてきた
操作コマンドを受信する工程と、被制御機器が、受信し
た操作コマンドに対応する機能を実行する工程と、被制
御機器が、コマンド実行後に、つぎの制御対象である機
器および制御内容を特定するためのリンク情報を含む返
信コマンドを生成する工程と、被制御機器が、生成した
返信コマンドを前記遠隔操作器に送信する工程と、前記
遠隔操作器が、前記被制御機器から送られてきたリンク
情報を受信する工程と、遠隔操作器が、受信したリンク
情報を、制御対象機器に対する操作コマンドに変換する
工程と、遠隔操作器が、変換した操作コマンドを制御対
象である被制御機器に送信する工程と、を含むことを特
徴とする。
【0029】この発明によれば、遠隔操作器は、ユーザ
から操作情報を受け取り、それを制御対象機器に対する
操作コマンドに変換し、それを制御対象である被制御機
器に送信し、一方、被制御機器は、送られてきた操作コ
マンドを受信し、それに対応する機能を実行した後、つ
ぎの制御対象である機器および制御内容を特定するため
のリンク情報を含む返信コマンドを生成し、それを遠隔
操作器に送信し、遠隔操作器がそのリンク情報を受信す
ると、再び制御対象機器に対する操作コマンドに変換し
て制御対象である被制御機器に送信する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる遠隔操作
器、遠隔操作装置および遠隔操作方法の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1にかかる遠隔操作装置の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作装置は、遠隔操作器3aと、その遠隔
操作器3aにより遠隔操作される被制御機器4とから構
成される。なお、遠隔操作器3aは、無線通信回線を介
して複数の被制御機器4に接続されているが、図1で
は、被制御機器4を1つだけ示し、他を省略している。
【0032】遠隔操作器3aは、入力手段31、表示手
段32、入力情報解析手段33、機器情報管理手段3
5、コマンド変換手段34および送受信手段36を備え
ている。入力手段31は、ユーザのボタン操作や、表示
手段32とともにタッチパネルディスプレイを構成する
場合にはユーザの指等の接触によって入力された情報を
受け取る。表示手段32は、ユーザに対して操作画面の
表示を行い、たとえば液晶表示装置で構成される。入力
情報解析手段33は、入力手段31を介してユーザから
入力された情報、および送受信手段36を介して被制御
機器4から受信した情報の解析を行う。
【0033】機器情報管理手段35は、複数の被制御機
器4の属性情報の管理を行う。この属性情報は、たとえ
ば電源、音声、照度、温度、入力、出力などのように、
抽象度を上げた、すなわち、より抽象的な共通の機能名
と、各被制御機器4の実際の機能に対応する操作コマン
ドとの対応関係を表すマッピング情報を含む。このマッ
ピング情報は、たとえば遠隔操作器3a内に設けられた
不揮発性の記憶装置に記憶されており、これを管理する
ことによって、ユーザは、制御対象としている被制御機
器4の正確な操作コマンドを入力する代わりに、抽象的
な機能名を入力するだけで、その被制御機器4において
その機能名に対応している操作内容を得ることができ
る。
【0034】なお、ここで、抽象度を上げるとは、機器
ごとに異なる名称や操作コマンドで設定されている機能
名を、ユーザから見て一般的に用いられるような操作名
として表し、機能の簡略化を図るものである。これによ
って、異なる機器の同じ機能を、同一のものとして扱う
ことができ、また、機器の機能を、より人間の操作に近
い名称で統一することができる。たとえば、オーディオ
機器に存在する様々な再生の操作は、機器によってもそ
れぞれ異なる操作コマンドであるが、これをユーザから
見て、その再生対象(カセットテープ、MD、ビデオテ
ープ等)と操作名(再生)という指定によるような、統
一した共通の操作名称で扱うことを可能にする。
【0035】コマンド変換手段34は、入力情報解析手
段33により解析された入力情報を、機器情報管理手段
35から獲得された機器情報に基づいて、被制御機器4
に出力するための操作コマンドに変換する。送受信手段
36は、送信機、受信機および変復調などを行う通信制
御器からなり、無線通信回線を介して、被制御機器4に
対して操作コマンドを送信するとともに、被制御機器4
から送られてきた情報を受信する。遠隔操作器3aの送
信信号は、制御対象となっている被制御機器4を特定す
るための識別コードと、操作コマンドに対応する制御コ
ードを含む。
【0036】入力情報解析手段33、コマンド変換手段
34および機器情報管理手段35は、それぞれ、たとえ
ば遠隔操作器3a内の不揮発性の記憶装置に記憶された
入力情報解析プログラム、コマンド変換プログラムおよ
び機器情報管理プログラムを、遠隔操作器3aの制御装
置(CPU)が実行することにより実現される。
【0037】被制御機器4は、送受信手段41、コマン
ド実行手段42、返信コマンド生成手段43および属性
情報管理手段44を備えている。送受信手段41は、送
信機、受信機および変復調などを行う通信制御器からな
り、遠隔操作器3aから送られてきた操作コマンドを受
信するとともに、返信コマンドを送信する。その送信信
号は、送信先、たとえば遠隔操作器3aを特定するため
の識別コードと、返信コマンドに対応する制御コードを
含む。コマンド実行手段42は、受信した操作コマンド
に対応するプログラムを実行し、その操作コマンドを実
現する。
【0038】属性情報管理手段44は、被制御機器4内
に設けられた不揮発性の記憶装置に記憶された属性デー
タの管理を行う。この属性データは、自機器情報として
機器名や分類名や機能名や自機器ルールを含む。自機器
ルールは、自機器の実行後に続けて動作させるべき被制
御機器のリンク情報のことであり、つぎに動作させる被
制御機器4を特定するための機器名と動作内容を特定す
るための機能名を含む。返信コマンド生成手段43は、
属性情報管理手段44から得られた機器情報に基づい
て、遠隔操作器3aに対する返信コマンドを生成する。
【0039】コマンド実行手段42、返信コマンド生成
手段43および属性情報管理手段44は、それぞれ、た
とえば被制御機器4内の不揮発性の記憶装置に記憶され
たコマンド実行プログラム、返信コマンド生成プログラ
ム、属性情報管理プログラムを、被制御機器4の制御装
置(CPU)が実行することにより実現される。
【0040】つぎに、実施の形態1による遠隔操作方法
について説明する。図2は、遠隔操作器3aにおける処
理手順を示すフローチャートである。遠隔操作器3a
は、常時、ユーザからの操作入力を待機する状態にある
(ステップS1)。ユーザが遠隔操作器3aのボタンな
どを押す操作を行うことによって、被制御機器4に対す
る操作要求を行うと、入力手段31は、ユーザ入力情報
を獲得する(ステップS2)。
【0041】入力情報解析手段33は、入力情報が入力
手段31から受け取った操作情報であるか、または被制
御機器4から受信したリンク情報コマンドであるかを解
析するとともに、制御対象となる被制御機器4と機能情
報を解析して取得する(ステップS3)。コマンド変換
手段34は、機器情報管理手段35から制御対象となる
被制御機器4に関する情報を獲得し、その獲得情報に基
づいて、入力情報から得られた制御対象機器と機能情報
が正しいか否かのチェックを行う(ステップS4)。入
力情報が正しくなければ、ステップS1のユーザからの
入力待機状態に戻る。
【0042】一方、ステップS4で入力情報が正しい場
合には、コマンド変換手段34は、制御対象となる被制
御機器4と機能の情報と、機器情報管理手段35が保持
するマッピング情報に基づいて、操作コマンドを生成す
る(ステップS5)。そして、送受信手段36は、制御
対象となる被制御機器4に、操作コマンドを送信する
(ステップS6)。
【0043】コマンド送信後、送受信手段36は、被制
御機器4からの返信コマンドの受信入力待機状態となり
(ステップS7)、受信入力の有無を判別する(ステッ
プS8)。受信入力があれば、送受信手段36は、被制
御機器4から送られてきた入力情報を取得し(ステップ
S9)、ステップS3の入力情報の解析処理に戻る。被
制御機器4からの入力情報は、続けて実行すべき被制御
機器4とその機能をリンク情報として含むので、ステッ
プS3で、入力情報解析手段33は、入力情報が被制御
機器4から受信したリンク情報コマンドであることを解
析して取得する。
【0044】以後、ステップS4〜ステップS6の処理
を順次行い、リンクされた被制御機器4(以下、リンク
機器とする)に対してコマンドを送信する。そして、リ
ンク機器からの受信入力を待機し(ステップS7)、受
信入力があればそれを獲得し(ステップS9)、再びス
テップS3以降の処理を行う。このループは、リンク機
器からの受信入力がある限り、繰り返し行われる。そし
て、ステップS7で被制御機器4またはリンク機器から
の受信入力がない場合には、ステップS1に戻り、ユー
ザ入力の待機状態となる。
【0045】図3は、被制御機器4における処理手順を
示すフローチャートである。被制御機器4は、送受信手
段41を介して、遠隔操作器3aから送られてきた自分
宛ての操作コマンドを受信する(ステップS11)。コ
マンド実行手段42は、受信した操作コマンドを実行し
て被制御機器4を動作させる(ステップS12)。その
後、返信コマンド生成手段43は、属性情報管理手段4
4が保持する属性情報に基づいて、続けて制御されるべ
き被制御機器4と機能に関するリンク情報を獲得し、そ
れを含む返信コマンドを生成する(ステップS13)。
そして、送受信手段41は、遠隔操作器3aに返信コマ
ンドを送信する(ステップS14)。なお、遠隔操作器
3aと被制御機器4との間のプロトコルについては限定
しない。
【0046】実施の形態1によれば、被制御機器4が、
属性情報として、つぎに実行されるべき機器と機能に関
するリンク情報を保持しており、遠隔操作器3aからの
操作コマンドに基づいて自機器の動作が終了した後、リ
ンク情報を遠隔操作器3aに返信し、一方、遠隔操作器
3aは、受信したリンク情報に基づいてリンク機器に新
たな操作コマンドを送信するため、遠隔操作器3aは複
数の関連する被制御機器4を、互いにリンクさせながら
順に動作させることができる。
【0047】また、実施の形態1によれば、遠隔操作器
3aは、抽象的な機能名と、被制御機器4ごとの実際の
操作コマンドとの対応関係をマッピング情報として保持
しており、そのマッピング情報に基づいて、抽象的な機
能名から実際の操作コマンドを生成するため、ユーザか
らの入力情報や被制御機器4からのリンク情報には、被
制御機器4ごとに異なるコマンドの詳細情報は不要であ
り、いずれの被制御機器4に対してもより抽象的な操作
で動作要求を行うことができる。
【0048】なお、被制御機器4は、送受信手段41を
介して遠隔操作器3aから別の被制御機器宛ての操作コ
マンドを受信し、そのコマンドをそのまま別の被制御機
器4に転送するか、または返信コマンド生成手段43が
どの被制御機器に対して送信されるべきコマンドである
かを判断し、その機器宛ての送信コマンドを生成して別
の被制御機器4に送信するようにしてもよい。そうすれ
ば、遠隔操作器3aは、直接通信不可能な位置にある被
制御機器4に対して操作コマンドを送信することができ
る。
【0049】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2にかかる遠隔操作器の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作器3bは、図1に示す実施の形態1の
遠隔操作器3aに、ユーザ設定手段51とユーザ情報管
理手段52を追加した構成となっており、複数のユーザ
に応じてコマンド変換を行うようになっている。なお、
実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成につい
ては実施の形態1と同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0050】ユーザ設定手段51は、ユーザ別に特定づ
けるための設定ボタン等を備えており、このボタン等が
押下されることによって遠隔操作器3bを使用している
ユーザの設定を行う。ユーザ設定がなされると、ユーザ
設定手段51は、そのユーザの情報をコマンド変換手段
34に渡す。ユーザ情報管理手段52は、ユーザによっ
てユーザ入力情報を異なる機器や機能へマッピングする
ための変換情報を保持する。この変換情報は、たとえば
遠隔操作器3b内に設けられた不揮発性の記憶装置に記
憶されている。
【0051】コマンド変換手段34は、ユーザ設定手段
51から受け取ったユーザ情報と、ユーザ情報管理手段
52の変換情報を考慮して、コマンド変換を行う。たと
えば、お年寄りのユーザが、ユーザ設定手段51により
ユーザ設定を行い、入力手段31により「テレビジョン
受像機の電源スイッチをオンにする」という要求を入力
した場合、コマンド変換手段34は、ユーザ情報として
お年寄りという情報を受け取り、「テレビジョン受像機
の電源スイッチをオンにする」という要求のコマンド
に、お年寄りユーザモードとして「テレビジョンの音量
を大きくする」というコマンドを付加し、続けて「画面
表示を大きくする」というコマンドを付加する。そし
て、送受信手段36は、この3つのコマンドをテレビジ
ョンに送信する。
【0052】実施の形態2によれば、遠隔操作器3bが
ユーザ設定手段51とユーザ情報管理手段52を備えて
おり、ユーザ情報に基づいて被制御機器4へのコマンド
を変更したり、追加するため、ユーザに適したコマンド
を自動的に送信することができる。
【0053】実施の形態3.図5は、本発明の実施の形
態3にかかる遠隔操作器の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作器3cは、図1に示す実施の形態1の
遠隔操作器3aに、ユーザ認識手段53とユーザ情報管
理手段52を追加した構成となっており、複数のユーザ
を自動的に認識し、その認識したユーザに応じてコマン
ド変換を行うようになっている。なお、実施の形態3に
おいて、実施の形態1と同じ構成については実施の形態
1と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。ま
た、ユーザ情報管理手段52は、実施の形態2において
説明したものと同じであるため、説明を省略する。
【0054】ユーザ認識手段19は、遠隔操作器3cを
使用しているユーザを自動的に特定するための手段であ
り、たとえばユーザが遠隔操作器3cを持った時に、ユ
ーザの指紋や握った時の握力値などに基づいて複数のユ
ーザの中から特定のユーザを認識する。従って、ユーザ
認識手段19は、たとえば指紋や握力値を検出するセン
サと、複数のユーザの指紋や握力値のデータベースと、
そのデータベースを検索する装置を備える。ユーザ認識
手段19は、認識したユーザの情報をコマンド変換手段
34に渡す。コマンド変換手段34は、実施の形態2と
同様にして、コマンドの追加や変更を行う。
【0055】実施の形態3によれば、遠隔操作器3cが
ユーザ認識手段53とユーザ情報管理手段52を備えて
おり、ユーザ認識手段53が自動的にユーザを認識し、
ユーザ情報に基づいて被制御機器4へのコマンドを変更
したり、追加するため、ユーザが特別にユーザ設定を行
わなくてもユーザに適したコマンドを自動的に送信する
ことができる。
【0056】実施の形態4.図6は、本発明の実施の形
態4にかかる遠隔操作器の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作器3dは、図1に示す実施の形態1の
遠隔操作器3aに、位置情報判別手段54と位置情報管
理手段55を追加した構成となっており、遠隔操作器3
dの存在場所に応じてコマンド変換を行うようになって
いる。なお、実施の形態4において、実施の形態1と同
じ構成については実施の形態1と同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。
【0057】位置情報判別手段54は、遠隔操作器3d
の位置を特定するための設定ボタン等の操作によって、
遠隔操作器3dの位置、すなわち、たとえばエリアA、
エリアB、エリアCのいずれのエリアにあるかを特定す
る。あるいは、たとえば各エリアに、エリアを識別する
ためのコードを発信する装置があり、遠隔操作器3dが
送受信手段36を介してそのエリア識別コードを受信す
ることによって、自動的にエリアを特定するようになっ
ていてもよい。
【0058】または、各エリアに備え付けられている複
数の被制御機器4が自己の識別コードを常時、もしくは
所定のタイミングで発信し、遠隔操作器3dが送受信手
段36を介してその機器識別コードを受信して、そのエ
リアの被制御機器の構成を判断し、その構成を特徴とし
てエリアの識別を行い、自動的にエリアを特定するよう
になっていてもよい。
【0059】または、遠隔操作器3dの使用エリアが非
常に広い場合には、遠隔操作器3dの位置を特定するた
めに、グローバルポジショニングシステム(GPS)を
利用してもよい。GPSを利用する場合には、遠隔操作
器3dはGPSの受信機および演算装置を備える。
【0060】位置の特定がなされると、位置情報判別手
段54は、その位置情報をコマンド変換手段34に渡
す。位置情報管理手段55は、位置によってユーザ入力
情報を異なる機器や機能へマッピングするための変換情
報を保持する。この変換情報は、たとえば遠隔操作器3
d内に設けられた不揮発性の記憶装置に記憶されてい
る。コマンド変換手段34は、位置情報判別手段54か
ら受け取った位置情報と、位置情報管理手段55の変換
情報を考慮して、コマンド変換を行う。
【0061】実施の形態4によれば、遠隔操作器3dが
位置情報判別手段54と位置情報管理手段55を備えて
おり、位置情報に基づいて被制御機器4へのコマンドを
変更したり、追加するため、遠隔操作器3dがエリアA
にある場合には、遠隔操作器3dは「X」という被制御
機器4に対して送信を行い、エリアBにある場合には、
遠隔操作器3dは「Y」という被制御機器4に対して送
信を行うというように、その場所に応じて、制御可能な
被制御機器4を自動的に変更することができる。
【0062】実施の形態5.図7は、本発明の実施の形
態5にかかる遠隔操作器の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作器3eは、図1に示す実施の形態1の
遠隔操作器3aに、照度情報判別手段56と照度情報管
理手段57を追加した構成となっており、遠隔操作器3
eの使用場所の照度に応じてコマンド変換を行うように
なっている。なお、実施の形態5において、実施の形態
1と同じ構成については実施の形態1と同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0063】照度情報判別手段56は、たとえば照度セ
ンサを備えており、遠隔操作器3eを使用している場所
の照度を認識する。または、照度情報判別手段56は、
ユーザが「真っ暗」、「薄暗い」、「普通」、「やや明
るい」、「明るい」などのモードの中から、ボタン操作
によって適当に選択するようになっていてもよい。照度
が認識されると、照度情報判別手段56は、その照度情
報をコマンド変換手段34に渡す。
【0064】照度情報管理手段57は、照度によってユ
ーザ入力情報を異なる機器や機能へマッピングするため
の変換情報を保持する。この変換情報は、たとえば遠隔
操作器3e内に設けられた不揮発性の記憶装置に記憶さ
れている。コマンド変換手段34は、照度情報判別手段
56から受け取った照度情報と、照度情報管理手段57
の変換情報を考慮して、コマンド変換を行う。
【0065】実施の形態5によれば、遠隔操作器3eが
照度情報判別手段56と照度情報管理手段57を備えて
おり、照度情報に基づいて被制御機器4へのコマンドを
変更したり、追加するため、遠隔操作器3eの存在場所
の照度状況に応じて、制御する被制御機器4や機能を自
動的に変更することができる。たとえばユーザが遠隔操
作器3eを暗いところで操作し、「テレビジョン受像機
の電源スイッチをオンする」という要求を入力した場
合、その電源スイッチをオンするための操作コマンド
に、「電灯をつける」というコマンドが自動的に付加さ
れることになる。
【0066】実施の形態6.図8は、本発明の実施の形
態6にかかる遠隔操作器の構成を示すブロック図であ
る。この遠隔操作器3fは、図1に示す実施の形態1の
遠隔操作器3aに、温度情報判別手段58と温度情報管
理手段59を追加した構成となっており、遠隔操作器3
fの使用場所の温度に応じてコマンド変換を行うように
なっている。なお、実施の形態6において、実施の形態
1と同じ構成については実施の形態1と同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0067】温度情報判別手段58は、たとえば温度セ
ンサを備えており、遠隔操作器3fを使用している場所
の温度を認識する。または、温度情報判別手段58は、
ユーザが「寒い」、「やや寒い」、「丁度よい」、「や
や暑い」、「暑い」などのモードの中から、ボタン操作
によって適当に選択するようになっていてもよい。温度
が認識されると、温度情報判別手段58は、その温度情
報をコマンド変換手段34に渡す。
【0068】温度情報管理手段59は、温度によってユ
ーザ入力情報を異なる機器や機能へマッピングするため
の変換情報を保持する。この変換情報は、たとえば遠隔
操作器3f内に設けられた不揮発性の記憶装置に記憶さ
れている。コマンド変換手段34は、温度情報判別手段
58から受け取った温度情報と、温度情報管理手段59
の変換情報を考慮して、コマンド変換を行う。
【0069】実施の形態6によれば、遠隔操作器3fが
温度情報判別手段58と温度情報管理手段59を備えて
おり、温度情報に基づいて被制御機器4へのコマンドを
変更したり、追加するため、遠隔操作器3fの存在場所
の温度状況に応じて、制御する被制御機器4や機能を自
動的に変更することができる。
【0070】たとえば、ユーザが遠隔操作器3fを寒い
ところで操作し、「テレビジョン受像機の電源スイッチ
をオンする」という要求を入力した場合、その電源スイ
ッチをオンするための操作コマンドに、「エアコンディ
ショナーの電源スイッチをオンする」というコマンドと
「エアコンディショナーを暖房モードにする」というコ
マンドが自動的に付加されることになる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、遠隔操作器は、入力手段を介してユーザから操作情
報を受け取るか、または受信手段を介して被制御機器か
ら、つぎの制御対象である機器および制御内容を特定す
るためのリンク情報を受信すると、コマンド変換手段に
より、前記操作情報または前記リンク情報を、制御対象
機器に対する操作コマンドに変換し、それを送信手段に
より、制御対象である被制御機器に送信するため、遠隔
操作器は複数の関連する被制御機器を、互いにリンクさ
せながら順に動作させることができる。
【0072】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、ユー
ザ設定手段により特定のユーザが設定されると、ユーザ
により入力された操作情報、または被制御機器から受信
したリンク情報を、ユーザに対応する被制御機器や制御
内容に変換するために、ユーザ情報管理手段から変換情
報を取得し、それに基づいてコマンド変換手段により、
コマンド変換を行うため、ユーザに適したコマンドを自
動的に送信することができる。
【0073】つぎの発明によれば、ユーザの指紋または
握力値に基づいて、ユーザ設定手段によりユーザの認識
が自動的に行われるため、ユーザが特別にユーザ設定を
行わなくてもユーザに適したコマンドを自動的に送信す
ることができる。
【0074】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、位置
情報判別手段によりユーザが操作を行っている位置が特
定されると、ユーザにより入力された操作情報、または
被制御機器から受信したリンク情報を、その操作位置に
対応する被制御機器や制御内容に変換するために、位置
情報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいてコ
マンド変換手段により、コマンド変換を行うため、ユー
ザが操作を行っている場所に応じて、制御可能な被制御
機器を自動的に変更することができる。
【0075】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、照度
情報判別手段によりユーザが操作を行っている場所の照
度が特定されると、ユーザにより入力された操作情報、
または被制御機器から受信したリンク情報を、その照度
に対応する被制御機器や制御内容に変換するために、照
度情報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいて
コマンド変換手段により、コマンド変換を行うため、遠
隔操作器の存在場所の照度状況に応じて、制御する被制
御機器や機能を自動的に変更することができる。
【0076】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、温度
情報判別手段によりユーザが操作を行っている場所の温
度が特定されると、ユーザにより入力された操作情報、
または被制御機器から受信したリンク情報を、その温度
に対応する被制御機器や制御内容に変換するために、温
度情報管理手段から変換情報を取得し、それに基づいて
コマンド変換手段により、コマンド変換を行うため、遠
隔操作器の存在場所の温度状況に応じて、制御する被制
御機器や機能を自動的に変更することができる。
【0077】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、入力
手段を介してユーザから操作情報を受け取るか、または
受信手段を介して被制御機器から、つぎの制御対象であ
る機器および制御内容を特定するためのリンク情報を受
信すると、コマンド変換手段により、前記操作情報また
は前記リンク情報を、制御対象機器に対する操作コマン
ドに変換し、それを送信手段により、制御対象である被
制御機器に送信し、一方、被制御機器は、受信手段を介
して遠隔操作器から操作コマンドを受信すると、コマン
ド実行手段によりその操作コマンドに対応する機能を実
行し、コマンド実行後に、返信コマンド生成手段によ
り、つぎの制御対象である機器および制御内容を特定す
るためのリンク情報を含む返信コマンドを生成し、それ
を送信手段により遠隔操作器に送信するため、遠隔操作
器は複数の関連する被制御機器を、互いにリンクさせな
がら順に動作させることができる。
【0078】つぎの発明によれば、被制御機器は、返信
コマンドを直接別の被制御機器に転送するため、遠隔操
作器は、直接通信不可能な位置にある被制御機器に対し
て操作コマンドを送信することができる。
【0079】つぎの発明によれば、遠隔操作器は、ユー
ザから操作情報を受け取り、それを制御対象機器に対す
る操作コマンドに変換し、それを制御対象である被制御
機器に送信し、一方、被制御機器は、送られてきた操作
コマンドを受信し、それに対応する機能を実行した後、
つぎの制御対象である機器および制御内容を特定するた
めのリンク情報を含む返信コマンドを生成し、それを遠
隔操作器に送信し、遠隔操作器がそのリンク情報を受信
すると、再び制御対象機器に対する操作コマンドに変換
して制御対象である被制御機器に送信するため、遠隔操
作器は複数の関連する被制御機器を、互いにリンクさせ
ながら順に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる遠隔操作装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 その遠隔操作装置の遠隔操作器における処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】 その遠隔操作装置の被制御機器における処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる遠隔操作器の
構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3にかかる遠隔操作器の
構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態4にかかる遠隔操作器の
構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態5にかかる遠隔操作器の
構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態6にかかる遠隔操作器の
構成を示すブロック図である。
【図9】 従来における遠隔操作器の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f 遠隔操作
器、31 入力手段、34 コマンド変換手段、36
送受信手段、51 ユーザ設定手段、52 ユーザ情報
管理手段、53 ユーザ認識手段、54 位置情報判別
手段、55 位置情報管理手段、56 照度情報判別手
段、57 照度情報管理手段、58 温度情報判別手
段、59 温度情報管理手段、4 被制御機器、41
送受信手段、42 コマンド実行手段、43 返信コマ
ンド生成手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザから操作情報を受け取る入力手段
    と、 被制御機器から、つぎの制御対象である機器および制御
    内容を特定するためのリンク情報を受信する受信手段
    と、 前記操作情報または前記リンク情報を、制御対象機器に
    対する操作コマンドに変換するコマンド変換手段と、 変換された操作コマンドを制御対象である被制御機器に
    送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする遠隔操作器。
  2. 【請求項2】 複数のユーザの中から特定のユーザを設
    定するためのユーザ設定手段と、 ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
    ら受信したリンク情報を、前記ユーザ設定手段により設
    定されたユーザに対応する被制御機器や制御内容に変換
    するための変換情報を保持するユーザ情報管理手段と、 をさらに具備し、 前記コマンド変換手段は、前記ユーザ設定手段により設
    定されたユーザに関する情報、および前記ユーザ情報管
    理手段の変換情報に基づいて、コマンド変換を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の遠隔操作器。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ設定手段は、ユーザの指紋ま
    たは握力値に基づいて、ユーザの認識を自動的に行うこ
    とを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作器。
  4. 【請求項4】 ユーザが操作を行っている位置を特定す
    るための位置情報判別手段と、 ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
    ら受信したリンク情報を、前記位置情報判別手段により
    特定された位置に対応する被制御機器や制御内容に変換
    するための変換情報を保持する位置情報管理手段と、 をさらに具備し、 前記コマンド変換手段は、前記位置情報判別手段により
    特定された位置に関する情報、および前記位置情報管理
    手段の変換情報に基づいて、コマンド変換を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の遠隔操作器。
  5. 【請求項5】 ユーザが操作を行っている場所の照度を
    特定するための照度情報判別手段と、 ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
    ら受信したリンク情報を、前記照度情報判別手段により
    特定された照度に対応する被制御機器や制御内容に変換
    するための変換情報を保持する照度情報管理手段と、 をさらに具備し、 前記コマンド変換手段は、前記照度情報判別手段により
    特定された照度に関する情報、および前記照度情報管理
    手段の変換情報に基づいて、コマンド変換を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の遠隔操作器。
  6. 【請求項6】 ユーザが操作を行っている場所の温度を
    特定するための温度情報判別手段と、 ユーザにより入力された操作情報、または被制御機器か
    ら受信したリンク情報を、前記温度情報判別手段により
    特定された温度に対応する被制御機器や制御内容に変換
    するための変換情報を保持する温度情報管理手段と、 をさらに具備し、 前記コマンド変換手段は、前記温度情報判別手段により
    特定された温度に関する情報、および前記温度情報管理
    手段の変換情報に基づいて、コマンド変換を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の遠隔操作器。
  7. 【請求項7】 ユーザから操作情報を受け取る入力手段
    と、被制御機器から、つぎの制御対象である機器および
    制御内容を特定するためのリンク情報を受信する受信手
    段と、前記操作情報または前記リンク情報を、制御対象
    機器に対する操作コマンドに変換するコマンド変換手段
    と、変換された操作コマンドを制御対象である被制御機
    器に送信する送信手段と、を具備する遠隔操作器と、 前記遠隔操作器から送られてきた操作コマンドを受信す
    る受信手段と、受信した操作コマンドに対応する機能を
    実行するコマンド実行手段と、コマンド実行後に、つぎ
    の制御対象である機器および制御内容を特定するための
    リンク情報を含む返信コマンドを生成する返信コマンド
    生成手段と、生成された返信コマンドを前記遠隔操作器
    に送信する送信手段と、を具備する複数の被制御機器
    と、 から構成されることを特徴とする遠隔操作装置。
  8. 【請求項8】 前記被制御機器の送信手段は、返信コマ
    ンドを直接別の被制御機器に送信することを特徴とする
    請求項7に記載の遠隔操作装置。
  9. 【請求項9】 遠隔操作器が、ユーザから操作情報を受
    け取る工程と、 遠隔操作器が、前記操作情報を、制御対象機器に対する
    操作コマンドに変換する工程と、 遠隔操作器が、変換した操作コマンドを制御対象である
    被制御機器に送信する工程と、 被制御機器が、前記遠隔操作器から送られてきた操作コ
    マンドを受信する工程と、 被制御機器が、受信した操作コマンドに対応する機能を
    実行する工程と、 被制御機器が、コマンド実行後に、つぎの制御対象であ
    る機器および制御内容を特定するためのリンク情報を含
    む返信コマンドを生成する工程と、 被制御機器が、生成した返信コマンドを前記遠隔操作器
    に送信する工程と、 前記遠隔操作器が、前記被制御機器から送られてきたリ
    ンク情報を受信する工程と、 遠隔操作器が、受信したリンク情報を、制御対象機器に
    対する操作コマンドに変換する工程と、 遠隔操作器が、変換した操作コマンドを制御対象である
    被制御機器に送信する工程と、 を含むことを特徴とする遠隔操作方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227995A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Matsushita Electric Works Ltd リモコン装置及び遠隔制御システム
US11100789B2 (en) 2017-11-14 2021-08-24 Mitsubishi Electric Corporation Control system, installation equipment, remote controller, control method, and program

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