JP2000232575A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP2000232575A JP2000232575A JP11030832A JP3083299A JP2000232575A JP 2000232575 A JP2000232575 A JP 2000232575A JP 11030832 A JP11030832 A JP 11030832A JP 3083299 A JP3083299 A JP 3083299A JP 2000232575 A JP2000232575 A JP 2000232575A
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Abstract
置すると、ローテーションやN‐UPといった加工の妨
げになり、また縮拡部をT/I分離部の上流側だけに配
置すると、T/I分離の識別性能が著しく劣化する。 【解決手段】 画像入力部11より入力されたカラー画
像データに基づく画像が文字領域のものであるか絵柄領
域のものであるかを識別するT/I分離回路56と、入
力されたカラー画像データを格納する画像メモリ15と
を有し、画像メモリ15から出力される画像データに対
してT/I分離回路56での識別結果に応じた処理を行
う画像処理装置において、縮小回路14を画像メモリ1
5の上流に配置するとともに、縮拡回路20をT/I分
離回路18の下流に配置し、これらを複写機能別に使い
分けるようにする。
Description
し、特に原稿から読み取った画像が文字領域のものであ
るか中間調の絵柄領域のものであるかを識別し、その識
別結果に応じた画像処理をカラー画像データに対して行
うT(Text)/I(Image)分離機能を持つ画
像処理装置に関する。
複写機には、原稿から読み取った画像が文字領域のもの
であるか、中間調の絵柄領域のものであるかを識別し、
その識別結果に応じて画像処理パラメータを切り替える
T/I分離機能が設けられている。このT/I分離機能
は、一般に2次元で拡大された画像データに対して行う
と、拡大作用によるエッジ部のボケなどによって著しく
性能が劣化することが知られている。
/縮小処理を行う機能ブロックをT/I分離部よりも下
流に配置することにより、このT/I分離部の識別結果
そのものに対しても拡大/縮小処理を行った後各処理ブ
ロックに供給し、それぞれの処理を行うようにした画像
処理システムが提案されている(例えば、特開平8−1
02810号公報参照)。
らの読み込み画像を一旦低速度で画像メモリに蓄積し、
生産性の向上を目的として、画像メモリへの書き込み速
度よりも速い速度で読み出すようにしたカラー画像処理
装置が知られている(特許第2501195号公報参
照)。このような画像処理装置では、画像メモリ上でロ
ーテーションやN‐UPといった加工を受けることが多
く、メモリ量の節減のために、あらかじめ縮小処理を行
って画像データを蓄積する必要が生じてきた。
て、縦方向セットの原稿から読み取った画像データを画
像メモリ上で横方向セットの原稿の画像データに並び変
えて出力する処理のことを言う。また、N‐UPとは、
1枚の記録媒体上にN枚の原稿を縮小して印刷出力する
処理のことを言う。
般に、RGBやL* a* b* で画像データを画像メモリ
に蓄積する方が、メモリ容量の都合から有利である。す
なわち、YMCKで画像データを蓄積する場合は、メモ
リ容量が4色分、YMCK生成回路が4回路分必要とな
るのに対して、RGBやL* a* b* で画像データを蓄
積する場合は、メモリ容量が3色分、YMCK生成回路
が1回路分で済むからである。
蓄積し、Kの画像データについては画像メモリからの出
力後に生成する方法も考えられる。ただし、この方法の
場合には、T/I分離部の識別結果をメモリに蓄積する
必要性や、L* データが黒文字用に使えないといった弊
害がでてくることになる。
L* a* b* の画像データで処理されるのが一般的であ
るため、特に画像データをRGBで画像メモリに蓄積す
る場合には、画像メモリをT/I分離部よりも上流に配
置した方が有利な場合がある。このため、縮拡部をT/
I分離部よりも下流側だけに配置することになり、その
結果、ローテーションやN‐UPといった加工の妨げに
なるという課題があった。
モリに蓄積するとともに、T/I分離の識別信号をもメ
モリに蓄積するようにした画像処理装置も知られている
(特開平4−10765号公報参照)。しかしながら、
この画像処理装置では、縮拡部をT/I分離部の上流側
だけに配置しているため、2次元に拡大された画像デー
タに対してT/I分離を行うことになり、その識別性能
が著しく劣化することになる。
であり、その目的とするところは、T/I分離の性能を
損なうことなく拡大/縮小に対応でき、しかもローテー
ションやN‐UPといった機能に対しても最小のメモリ
サイズで対応可能な画像処理装置を提供することにあ
る。
置は、カラー画像データを入力する入力手段と、この入
力手段より入力されたカラー画像データに対して少なく
とも縮小処理を選択的に行う第1の処理手段と、この第
1の処理手段を経たカラー画像データを蓄積する画像メ
モリと、第1の処理手段を経たカラー画像データから、
そのカラー画像データに基づく画像が文字領域か絵柄領
域かを識別する識別手段と、画像メモリから出力される
カラー画像データに対して縮小/拡大処理を選択的に行
う第2の処理手段と、この第2の処理手段を経たカラー
画像データに対して文字領域/絵柄領域の識別結果に応
じた処理を行う信号処理手段と、処理機能別に前記第
1,第2の信号処理手段を使い分ける制御手段とを備え
る構成となっている。
処理手段は画像メモリの上流に位置し、この第1の処理
手段を経たカラー画像データが画像メモリに蓄積され
る。また、第2の処理手段が第1の処理手段を経た画像
データに基づいて文字領域/絵柄領域の識別を行う識別
手段の下流に位置することで、画像メモリから出力され
る画像データに対して縮小/拡大処理を選択的に行う。
そして、制御手段は、処理機能別に第1,第2の処理手
段を使い分ける。すなわち、例えば、N‐UPやローテ
ーションを伴う処理を行う際の縮小時に第1の処理手段
を用い、N‐UPやローテーションを伴わない縮拡処理
を行う際に第2の処理手段を用いる。
画像データを入力する入力手段と、この入力手段より入
力されたカラー画像データに対して縮小/拡大処理を選
択的に行う縮拡手段と、この縮拡手段を経たカラー画像
データを蓄積する画像メモリと、縮拡手段に入力される
前のカラー画像データから、そのカラー画像データに基
づく画像が文字領域か絵柄領域かを識別する識別手段
と、画像メモリから出力されるカラー画像データに対し
て識別手段の識別結果に応じた処理を行う信号処理手段
とを備える構成となっている。
拡手段が識別手段と画像メモリの上流において並列的に
位置する。そして、縮拡手段が入力手段より入力された
カラー画像データに対して縮小/拡大処理を選択的に行
い、この縮拡手段を経たカラー画像データが画像メモリ
に蓄積される一方、識別手段が縮拡手段に入力される前
のカラー画像データに基づいて文字領域/絵柄領域の識
別を行う。また、縮拡手段は、処理機能に応じて縮小処
理又は拡大処理を行う。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に
係る画像処理装置においては、画像メモリよりも上流に
縮小部を配置し、この前段の縮小部をN‐UPやローテ
ーションを伴う処理の際の縮小時に利用し、さらにT/
I分離部の下流にも縮拡部を設け、N‐UPやローテー
ションを伴わない縮小処理の際は後段の縮拡部を用いる
構成を採っている。以下に、その具体的な構成および処
理の流れについて説明する。
(リニア)センサからなるスキャナなどを用いて構成さ
れ、このスキャナによって原稿の画像を読み取り、その
アナログ画像情報をA/D(アナログ/ディジタル)変
換してRGBの画像データとしてシェーディング補正回
路12に供給する。シェーディング補正回路12は、R
GBの各画像データに対して、スキャナの各ラインセン
サごとの白レベルのバラツキなどを補正する処理を行っ
た後、γ補正回路13を通して前段縮小回路14に供給
する。
タに対して選択的に縮小処理を施した後画像メモリ15
に供給する。画像メモリ15は、前段縮小回路14を経
たRGBの画像データを各色ごとに対応するメモリ領域
に蓄積する。画像メモリ15から読み出されたRGBの
画像データは色空間変換回路16に供給される。色空間
変換回路16は、RGBの画像データをL* a* b* の
画像データに変換し、色補正回路17およびT/I分離
回路18に供給する。
ータに対して彩度や色相などの色補正を行った後色空間
変換回路19に供給する。色空間変換回路19は、L*
a*b* の画像データをYMCKの画像データに変換し
て後段縮拡回路20に供給する。一方、T/I分離回路
18は、L* a* b* の画像データに基づいて画像入力
部11で読み取った画像が文字領域のものであるか中間
調の絵柄領域のものであるかを識別する処理などを行
い、その識別結果を示す識別信号を後段縮拡回路20に
供給する。
タに対して縮小又は拡大処理を選択的に行った後フィル
タ21に供給する。フィルタ21は、後段縮拡回路20
を経た画像データに対して、印刷原稿の網点を除去し、
見苦しいモアレの発生を防ぐための処理などを行った後
γ補正回路22に供給する。γ補正回路22は、フィル
タ21を経た画像データに対して画像出力部24に応じ
たトーンのカーブに変える補正などを施した後スクリー
ン23に供給する。
スクリーン23には、T/I分離回路18からの識別信
号が後段縮拡回路20を通して供給される。これによ
り、後段縮拡回路20以降において、文字領域と絵柄領
域とで画像処理パラメータを変える処理が行われる。す
なわち、文字領域の場合には、フィルタ21では高域強
調、γ補正回路22ではHi‐γ、スクリーン23では
高線数のパラメータが使われ、また中間調の絵柄領域の
場合には、フィルタ21では高域カット、γ補正回路2
2では45°γ、スクリーン23では低線数のパラメー
タが使われる。
異なる画像処理パラメータで処理が行われたYMCKの
画像データは、画像出力部24に供給される。画像出力
部24は、例えばディジタルプリンタからなり、画像入
力部11で読み取られた後、途中の信号処理系において
種々の処理が施されたディジタル画像データを、紙等の
記録媒体上に印刷出力する。
置において、システム全体の各構成ブロックの制御は、
マイクロコンピュータなどからなるシステムコントロー
ラ25によって、ユーザー・インタフェース26を介し
て外部から与えられる情報などに基づいて行われる。そ
の一例として、N‐UPやローテーションを伴う処理を
行う際の縮小時には、画像メモリ15よりも上流に配置
された前段縮小回路14を使用し、またN‐UPやロー
テーションを伴わない縮拡処理を行う際には、T/I分
離回路18の下流に配置された後段縮拡回路20を使用
するように、その切り替え制御が行われる。
処理装置においては、縮小回路14を画像メモリ15の
上流に配置するとともに、縮拡回路20をT/I分離回
路18の下流に配置し、前段縮小回路14と後段縮拡回
路20を複写機能別に使い分ける、即ちN‐UPやロー
テーションを伴う処理を行う際の縮小時には前段縮小回
路14を使用し、N‐UPやローテーションを伴わない
縮拡処理を行う際には後段縮拡回路20を使用するよう
にしたことにより、次のような作用効果が得られる。
の上流に配置したことで、あらかじめ縮小処理を行った
画像データを画像メモリ15に蓄積することになるた
め、N‐UPやローテーションといった機能に対しても
画像メモリ15のメモリサイズが最小限で済むことにな
る。また、縮拡回路20をT/I分離回路18の下流に
配置したことで、T/I分離後に縮拡処理が行われるこ
とになるため、T/I分離の性能を損なうことなく拡大
/縮小に対応できることになる。
置では、画像メモリ15にRGBの画像データを蓄積
し、その画像メモリ15の後段においてRGBの画像デ
ータをL* a* b* の画像データに色空間変換し、この
L* a* b* の画像データをT/I分離回路18に供給
するとしたが、画像メモリ15の前段でRGBの画像デ
ータをL* a* b* の画像データに色空間変換し、この
L* a* b* の画像データを画像メモリ15に蓄積し、
この画像メモリ15から読み出したL* a* b*の画像
データをT/I分離回路18に供給する構成であっても
良く、この場合にも同様の作用効果を得ることができ
る。
処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に
係る画像処理装置においては、画像メモリよりも上流に
T/I分離部および縮小部を配置し、この前段の縮小部
をN‐UPやローテーションを伴う処理の際の縮小時に
利用し、さらに画像メモリの下流にも縮拡部を設け、N
‐UPやローテーションを伴わない縮小処理の際は後段
の縮拡部を用いる構成を採っている。以下に、その具体
的な構成および処理の流れについて説明する。
センサからなるスキャナなどを用いて構成され、このス
キャナによる原稿の読み取りによって得られるアナログ
画像情報をA/D変換し、RGBの画像データとしてシ
ェーディング補正回路32に供給する。シェーディング
補正回路32は、RGBの各画像データに対して、スキ
ャナの各ラインセンサごとの白レベルのバラツキなどを
補正する処理を行った後、γ補正回路33を通して前段
縮小回路34に供給する。
タに対して縮小処理を選択的に施した後色空間変換回路
35に供給する。色空間変換回路35は、前段縮小回路
34を経たRGBの画像データをL* a* b* の画像デ
ータに変換し、このL* a*b* の画像データを画像メ
モリ36およびT/I分離回路37に供給する。画像メ
モリ36は、L* a* b* の画像データを各色ごとに対
応するメモリ領域に蓄積する。
b* の画像データは色補正回路38に供給される。色補
正回路38は、L* a* b* の画像データに対して彩度
や色相などの色補正を行った後色空間変換回路39に供
給する。色空間変換回路39は、L* a* b* の画像デ
ータをYMCKの画像データに変換して後段縮拡回路4
0に供給する。
* の画像データに基づいて画像入力部31で読み取った
画像が文字領域のものであるか絵柄領域のものであるか
を識別する処理などを行い、その識別結果を示す識別信
号を出力する。この識別信号は、識別信号メモリ41に
一旦蓄積された後、後段縮拡回路40に供給される。こ
こで、識別信号メモリ41は、画像メモリ36から読み
出される画像データに対して、識別信号の同期をとるた
めに設けられたものである。
タに対して縮小又は拡大処理を選択的に行った後フィル
タ42に供給する。フィルタ42は、後段縮拡大回路4
0を経た画像データに対して、印刷原稿の網点を除去
し、見苦しいモアレの発生を防ぐための処理などを行っ
た後γ補正回路43に供給する。γ補正回路43は、フ
ィルタ42を経た画像データに対して画像出力部45に
応じたトーンのカーブに変える補正などを施した後スク
リーン44に供給する。
スクリーン44には、識別信号メモリ41に一旦蓄積さ
れたT/I分離回路37からの識別信号が、後段縮拡回
路40を通して供給される。これにより、後段縮拡回路
40以降において、文字領域と絵柄領域とで画像処理パ
ラメータを変える処理が行われる。すなわち、文字領域
の場合には、フィルタ42では高域強調、γ補正回路4
3ではHi‐γ、スクリーン44では高線数のパラメー
タが使われ、また中間調の絵柄領域の場合は、フィルタ
42では高域カット、γ補正回路43では45°γ、ス
クリーン44では低線数のパラメータが使われる。
異なる画像処理パラメータで処理が行われたYMCKの
画像データは、画像出力部45に供給される。画像出力
部45は、例えばディジタルプリンタからなり、画像入
力部31で読み取られた後、途中の信号処理系において
種々の処理が施されたディジタル画像データを、紙等の
記録媒体上に印刷出力する。
置において、システム全体の各構成ブロックの制御は、
マイクロコンピュータなどからなるシステムコントロー
ラ46によって、ユーザー・インタフェース47を介し
て外部から与えられる情報などに基づいて行われる。そ
の一例として、N‐UPやローテーションを伴う処理を
行う際の縮小時には、画像メモリ36よりも上流に配置
された前段縮小回路34を使用し、またN‐UPやロー
テーションを伴わない縮拡処理を行う際には、画像メモ
リ36の下流に配置された後段縮拡回路40を使用する
ように、その切り替え制御が行われる。
処理装置では、第1実施形態に係る画像処理装置の場合
と同様に、縮小回路34を画像メモリ36の上流に配置
するとともに、縮拡回路40をT/I分離回路37の下
流に配置し、前段縮小回路34と後段縮拡回路40を複
写機能別に使い分けるようにしたことにより、N‐UP
やローテーションといった機能に対しても画像メモリ3
6のメモリサイズが最小限で済むとともに、T/I分離
性能を損なうことなく拡大/縮小に対応できることにな
る。
理装置における縮拡部(図1,図2における前段縮小回
路14,34および後段縮拡回路20,40)の使い分
けのための処理手順について、図3のフローチャートを
用いて説明する。この使い分けの処理は、システムコン
トローラ25,46によって行われるものとする。
判断し(ステップS11)、縮小処理でなければ、画像
入力部11/31から入力された画像データに対して前
段縮小回路14/34では何ら処理を行わず、RGB/
L* a* b* の画像データで画像メモリ15/36に書
き込む。続いて、拡大処理が指定されているか否かを判
断し(ステップS13)、拡大処理であれば、画像メモ
リ15/36から読み出し、色空間変換回路19/39
でYMCKに変換された画像データに対して後段縮拡回
路20/40で拡大処理を行い(ステップS14)、拡
大処理でなければそのまま一連の処理を終了する。
であると判定した場合は、先ず、ローテーションが指定
されているか否かを判断し(ステップS15)、ローテ
ーションでなければ続いて、N‐UPが指定されている
か否かを判断する(ステップS16)。ここで、N‐U
Pでないと判定した場合は、ローテーションでもN‐U
Pでもなく、単なる縮小処理であることから、前段縮小
回路14/34では何ら処理を行わず、RGB/L* a
* b* の画像データで画像メモリ15/36に書き込み
(ステップS17)、その後画像メモリ15/36から
読み出し画像データに対して後段縮拡回路20/40で
縮小処理を行う(ステップS18)。
と判定した場合は、画像入力部11/31から入力され
た画像データに対して前段縮小回路14/34で縮小処
理を行い(ステップS19)、その後RGB/L* a*
b* の画像データで画像メモリ15/36に対してN‐
UP書き込みを行う(ステップS20)。ステップS1
8又はステップS20の各処理の終了後は、ステップS
13を経て一連の処理を終了する。すなわち、N‐UP
では通常、縮小/拡大の処理が不要であることから、後
段縮拡回路20/40では何ら処理は行われない。
であると判定した場合は続いて、N‐UPが指定されて
いるか否かを判断する(ステップS21)。ここで、N
‐UPでないと判断した場合は、ローテーションのみで
あることから、画像入力部11/31から入力された画
像データに対して前段縮小回路14/34で縮小処理を
行い(ステップS22)、その後RGB/L* a* b*
の画像データで画像メモリ15/36に対してローテー
ション書き込みを行う(ステップS23)。
と判定した場合は、ローテーションおよびN‐UPの両
方の処理であることから、画像入力部11/31から入
力された画像データに対して前段縮小回路14/34で
縮小処理を行い(ステップS24)、その後RGB/L
* a* b* の画像データで画像メモリ15/36に対し
てローテーションおよびN‐UP書き込みを行う(ステ
ップS25)。ステップS23又はステップS25の各
処理の終了後は、ステップS13を経て一連の処理を終
了する。
装置では、画像メモリ15/36の上流側には縮小処理
のみを選択的に行う縮小回路14/34を配置する構成
としたが、縮小/拡大処理を選択的に行う縮拡回路を配
置するようにすることも可能である。
処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に
係る画像処理装置においては、画像メモリよりも上流に
T/I分離部および画像データに対する縮拡部を配置
し、さらにT/I分離部の下流には識別信号に対する縮
拡部を配置した構成を採っている。以下に、その具体的
な構成および処理の流れについて説明する。
センサからなるスキャナなどを用いて構成され、このス
キャナによる原稿の読み取りによって得られるアナログ
画像情報をA/D変換し、RGBの画像データとしてシ
ェーディング補正回路52に供給する。シェーディング
補正回路52は、RGBの各画像データに対して、スキ
ャナの各ラインセンサごとの白レベルのバラツキなどを
補正する処理を行った後、γ補正回路53を通して色空
間変換回路54に供給する。
タをL* a* b* の画像データに変換して画像縮拡回路
55およびT/I分離回路56に供給する。画像縮拡回
路55は、L* a* b* の画像データに対して縮小/拡
大処理を選択的に施した後、画像メモリ57に供給す
る。画像メモリ57は、L* a* b* の画像データを各
色ごとに対応するメモリ領域に蓄積する。画像メモリ5
7から読み出されたL*a* b* の画像データは色補正
回路58に供給される。色補正回路58は、L*a* b
* の画像データに対して彩度や色相などの色補正を行っ
た後色空間変換回路59に供給する。
* の画像データに基づいて画像入力部51で読み取った
画像が文字領域のものであるか絵柄領域のものであるか
を識別する処理などを行い、その識別結果を示す識別信
号を出力する。この識別信号は、識別信号縮拡回路60
を介して識別信号メモリ41に一旦蓄積される。ここ
で、識別信号縮拡回路60は、画像メモリ57に書き込
まれる画像データに対して、識別メモリ61に書き込ま
れる識別信号の同期をとるために設けられたものであ
る。この識別信号縮拡回路60の回路規模は、識別信号
が文字領域/絵柄領域を識別結果を表わす2値のデータ
で良いことから、画像縮拡回路55のそれに比べて極め
て小さくて済む。
像データをYMCKの画像データに変換してフィルタ6
2に供給する。フィルタ62は、YMCKの画像データ
に対して、印刷原稿の網点を除去し、見苦しいモアレの
発生を防ぐための処理などを行った後γ補正回路63に
供給する。γ補正回路63は、フィルタ62を経た画像
データに対して画像出力部65に応じたトーンのカーブ
に変える補正などを施した後スクリーン64に供給す
る。
スクリーン64には、識別信号メモリ41に一旦蓄積さ
れたT/I分離回路37からの識別信号が供給される。
これにより、YMCKの画像データに対する画像処理に
おいて、文字領域と絵柄領域とで画像処理パラメータを
変える処理が行われる。すなわち、文字領域の場合に
は、フィルタ62では高域強調、γ補正回路63ではH
i‐γ、スクリーン64では高線数のパラメータが使わ
れ、また中間調の絵柄領域の場合には、フィルタ62で
は高域カット、γ補正回路63では45°γ、スクリー
ン64では低線数のパラメータが使われる。
異なる画像処理パラメータで処理が行われたYMCKの
画像データは、画像出力部65に供給される。画像出力
部65は、例えばディジタルプリンタからなり、画像入
力部51で読み取られた後、途中の信号処理系において
種々の処理が施されたディジタル画像データを、紙等の
記録媒体上に印刷出力する。
置において、システム全体の各構成ブロックの制御は、
マイクロコンピュータなどからなるシステムコントロー
ラ66によって、ユーザー・インタフェース67を介し
て外部から与えられる情報などに基づいて行われる。
処理装置では、画像縮拡回路55を画像メモリ57より
も上流においてT/I分離回路56と並列的に配置した
ことにより、N‐UPやローテーションを伴う処理を行
う際の縮小時には、あらかじめ縮小処理を行った画像デ
ータを画像メモリ57に蓄積することになるため、N‐
UPやローテーションといった機能に対しても画像メモ
リ57のメモリサイズが最小限で済み、またN‐UPや
ローテーションを伴わない縮拡処理を行う際にはその処
理がT/I分離と並列的に行われることになるため、T
/I分離の性能を損なうことなく拡大/縮小に対応でき
ることになる。
の上流側にのみ配置したので、第2実施形態に係る画像
処理装置の場合のように、上流側と下流側の縮拡(縮
小)回路を使い分けるための切り替え制御を行う必要が
ないため、その制御ソフトが不要となり、その分だけソ
フトウェアの負担を軽減できる利点がある。
7の上流側にのみ配置したことで、識別信号縮拡回路6
0を追加する必要があるが、この識別信号縮拡回路60
の回路規模は画像データに対する縮拡(縮小)回路に比
べて極めて小さいことから、上流側に縮小回路34、下
流側に縮拡回路40を持つ第2実施形態に係る画像処理
装置に比べて、全体としての回路規模を縮小できるとい
う利点もある。
入力されたカラー画像データに基づく画像が文字領域の
ものであるか絵柄領域のものであるかを識別する識別手
段と、入力されたカラー画像データを格納する画像メモ
リとを有し、画像メモリから出力される画像データに対
して文字領域/絵柄領域の識別結果に応じた処理を行う
画像処理装置において、少なくとも縮小処理を行う第1
の処理手段を画像メモリの上流に配置するとともに、縮
小/拡大処理を行う第2の処理手段を識別手段の下流に
配置し、これらを複写機能別に使い分けるようにしたこ
とにより、N‐UPやローテーションといった機能に対
しても画像メモリのメモリサイズが最小限で済むととも
に、文字領域/絵柄領域の分離性能を損なうことなく拡
大/縮小に対応できることになる。
く画像が文字領域のものであるか絵柄領域のものである
かを識別する識別手段と、入力されたカラー画像データ
を格納する画像メモリとを有し、画像メモリから出力さ
れる画像データに対して文字領域/絵柄領域の識別結果
に応じた処理を行う画像処理装置において、縮小/拡大
処理を行う縮拡手段を画像メモリよりも上流において文
字領域/絵柄領域の識別手段と並列的に配置したことに
より、N‐UPやローテーションといった機能に対して
も画像メモリのメモリサイズが最小限で済むとともに、
文字領域/絵柄領域の分離性能を損なうことなく拡大/
縮小に対応できることになる。
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
ける縮拡部の使い分けの処理手順を示すフローチャート
である。
構成を示すブロック図である。
回路、15,36,57…画像メモリ、18,37,5
6…T/I分離回路、20,40…後段縮拡回路、2
4,45,65…画像出力部
Claims (9)
- 【請求項1】 カラー画像データを入力する入力手段
と、 前記入力手段より入力されたカラー画像データに対して
少なくとも縮小処理を選択的に行う第1の処理手段と、 前記第1の処理手段を経たカラー画像データを蓄積する
画像メモリと、 前記第1の処理手段を経たカラー画像データから、その
カラー画像データに基づく画像が文字領域か絵柄領域か
を識別する識別手段と、 前記画像メモリから出力されるカラー画像データに対し
て縮小/拡大処理を選択的に行う第2の処理手段と、 前記第2の処理手段を経たカラー画像データに対して前
記識別手段の識別結果に応じた処理を行う信号処理手段
と、 処理機能別に前記第1,第2の信号処理手段を使い分け
る制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記識別手段は、前記画像メモリに蓄積
された後のカラー画像データに基づいて文字領域/絵柄
領域の識別を行うことを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。 - 【請求項3】 前記入力手段からはRGBの画像データ
が入力され、かつこのRGBの画像データが前記画像メ
モリに蓄積されるようになっており、 前記識別手段は、前記画像メモリから出力されかつRG
BからL* a* b* へ色空間変換された画像データに基
づいて文字領域/絵柄領域の識別を行うことを特徴とす
る請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記識別手段は、前記画像メモリに蓄積
される前のカラー画像データに基づいて文字領域/絵柄
領域の識別を行うことを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。 - 【請求項5】 前記入力手段からはRGBの画像データ
が入力され、かつRGBからL* a* b* へ色空間変換
された画像データが前記画像メモリに蓄積されるように
なっており、 前記識別手段は、L* a* b* の画像データに基づいて
文字領域/絵柄領域の識別を行うことを特徴とする請求
項4記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記識別手段から出力される識別信号を
蓄積する識別信号メモリを有することを特徴とする請求
項3,4又は5記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 カラー画像データを入力する入力手段
と、 前記入力手段より入力されたカラー画像データに対して
縮小/拡大処理を選択的に行う第1の縮拡手段と、 前記第1の縮拡手段を経たカラー画像データを蓄積する
画像メモリと、 前記第1の縮拡手段に入力される前のカラー画像データ
から、そのカラー画像データに基づく画像が文字領域か
絵柄領域かを識別する識別手段と、 前記画像メモリから出力されるカラー画像データに対し
て前記識別手段の識別結果に応じた処理を行う信号処理
手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項8】 前記入力手段からはRGBの画像データ
が入力され、かつRGBからL* a* b* へ色空間変換
された画像データが前記第1の縮拡手段に供給されるよ
うになっており、 前記識別手段は、L* a* b* の画像データに基づいて
文字領域/絵柄領域の識別を行うことを特徴とする請求
項7記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 前記識別手段から出力される識別信号に
対して縮小/拡大処理を行う第2の縮拡手段と、この第
2の縮拡手段を経た前記識別信号を蓄積する識別信号メ
モリとを有することを特徴とする請求項7又は8記載の
画像処理装置。
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---|---|---|---|
JP03083299A JP3846090B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03083299A JP3846090B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 画像処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000232575A true JP2000232575A (ja) | 2000-08-22 |
JP3846090B2 JP3846090B2 (ja) | 2006-11-15 |
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JP03083299A Expired - Fee Related JP3846090B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 画像処理装置 |
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JP (1) | JP3846090B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100444609C (zh) * | 2006-05-12 | 2008-12-17 | 北京中星微电子有限公司 | 一种图像缩放装置 |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP03083299A patent/JP3846090B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100444609C (zh) * | 2006-05-12 | 2008-12-17 | 北京中星微电子有限公司 | 一种图像缩放装置 |
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