JP2000232326A - 高周波電力増幅装置および無線通信機 - Google Patents

高周波電力増幅装置および無線通信機

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JP2000232326A
JP2000232326A JP11032599A JP3259999A JP2000232326A JP 2000232326 A JP2000232326 A JP 2000232326A JP 11032599 A JP11032599 A JP 11032599A JP 3259999 A JP3259999 A JP 3259999A JP 2000232326 A JP2000232326 A JP 2000232326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の高周波電力増幅系を有する高周波電力
増幅装置におけるクロストークや発振を防止する。 【解決手段】 配線基板と、前記配線基板上に形成され
る複数の高周波電力増幅系とを有し、前記各高周波電力
増幅系は従属接続される複数のトランジスタで構成され
る高周波電力増幅装置であって、前記増幅系のトランジ
スタのうちの二つ以上または全部のトランジスタが単一
の半導体チップにモノリシックに形成されているととも
に、前記半導体チップに設けられる隣り合うトランジス
タは相互に異なる増幅系を構成するトランジスタにな
り、かつ少なくとも前記最終段のトランジスタの近傍に
は前記配線基板の配線間を電気的に接続する空中配線体
が設けられているとともに、前記空中配線体は前記トラ
ンジスタの電極に接続される導電性のワイヤの延在方向
に対して直交方向に延在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多バンド通信方式や
多モード通信方式のような複数の増幅系を有する高周波
電力増幅装置(高周波電力増幅器モジュール:PAモジ
ュール)およびその高周波電力増幅装置を組み込んだ移
動体通信機等の無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話,携帯電話等の移動体通信機
の送信部には高周波電力増幅器が使用されている。
【0003】通信方式の異なる携帯電話(セルラー電話
機)間での通話を可能とする方式として多バンド通信方
式や多モード通信方式が知られている。多バンド通信方
式の一つとしてデュアルバンド方式がある。デュアルバ
ンド方式については、たとえば、日立評論社発行「日立
評論」、第80巻、第11号(1998年)、P47〜P52に記載
されている。同文献には、搬送周波数帯が880〜91
5MHzのGSM(Global System for Mobile Communi
cations)と、搬送周波数帯が1710〜1785MH
zのDCS−1800(Digital Cellular System 1800)に
よるデュアルバンド方式およびデュアルバンド用高周波
電力増幅器(RFモジュール:PAモジュール)につい
て記載されている。なお、同文献には、複合機としてト
リプルモード方式についても記載されている。
【0004】また、特願平9−353438号公報に
は、PCN(Personal Communications Network:DC
S−1800),PCS(Personal Communications Servi
s:DCS−1900)およびGSMなどの携帯電話システ
ムに利用できる多バンド移動体通信装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デュアルバンド用高周
波電力増幅モジュールにおいて、二つ以上のトランジス
タ(増幅器)を一つの半導体チップにモノリシックに集
積する複合チップにあっては、多段アンプの1・2段、
1・2・3段等の増幅器をお互いに並べて配置すると、
隣接するトランジスタの電極に接続されるワイヤ群間に
クロストークが発生して帰還ループが発生し、異常発振
が起きやすくなることが判明した。
【0006】図12(a),(b)は本発明に先立って
検討されたデュアルバンド用高周波電力増幅装置(デュ
アルバンドPAモジュール)1のトランジスタ(増幅
器)と、そのトランジスタを組み込んだ半導体チップの
配列構成を示す模式図である。本構成では、第1高周波
電力増幅系2と、第2高周波電力増幅系3を有し、それ
ぞれの増幅系は初段(1段),2段,最終段(3段)と
トランジスタを順次従属接続した構成になっている。
【0007】第1高周波電力増幅系2では、第1段トラ
ンジスタQ1と第2段トランジスタQ2は複合チップ1
0内に隣接してモノリシックに形成され、第3段トラン
ジスタQ3は単独な半導体チップ11に形成されてい
る。また、第2高周波電力増幅系3では、第1段トラン
ジスタQ4と第2段トランジスタQ5は複合チップ12
内に隣接してモノリシックに形成され、第3段トランジ
スタQ6は単独な半導体チップ13に形成されている。
【0008】第1高周波電力増幅系2ではPin1端子か
ら信号が入力され、Pout1端子から信号が出力され、
第2高周波電力増幅系3ではPin2端子から信号が入力
され、Pout2端子から信号が出力される。
【0009】図12(b)は第1段トランジスタQ4お
よび第2段トランジスタQ5を組み込んだ複合チップ1
2の電極配列と、これら電極14と配線基板のワイヤ接
続用パッド15を電気的に接続するワイヤ16の接続状
態を示す模式図である。電極14は複合チップ12の縁
に沿って配列され、第1段トランジスタQ4および第2
段トランジスタQ5のゲート(G)電極またはドレイン
(D)電極を構成している。図に示すように、電極14
は四角形で示され、ワイヤ接続用パッド15は前記電極
14列に平行に設けられている。また、前記電極14と
ワイヤ接続用パッド15は導電性のワイヤ16で電気的
に接続されている。
【0010】このような構造では、トランジスタQ4お
よびトランジスタQ5の各ワイヤ群は共に並んで延在す
るため、第2高周波電力増幅系3の動作時、第1段トラ
ンジスタQ4の1段目入力と、第2段トランジスタQ5
の2段目出力との間には寄生容量Cfが発生してクロス
トークが発生し異常発振(雑音)が発生しやすくなる。
この発振は第1高周波電力増幅系2の動作にもトランジ
スタQ1とトランジスタQ2間で同様に起きやすくな
る。
【0011】本発明者は、増幅系が複数設けられる多バ
ンド構成や多モード構成の場合、複合チップを使用して
いても、複合チップの各トランジスタをそれぞれ相互に
異なる増幅系を構成するトランジスタにしておくことに
より、一つの増幅系が動作しても動作したトランジスタ
の隣接するトランジスタは動作しないため異常発振を防
止できるということに気が付き本発明をなした。
【0012】なお、単一の半導体チップに単一のトラン
ジスタを組み込んだものでは、実装設計において各トラ
ンジスタ間を充分離すことは良く採られる手法である。
【0013】本発明は、複数の高周波電力増幅系を有す
る多バンド通信方式または/および多モード通信方式用
の高周波電力増幅装置における発振の防止を図ることに
ある。
【0014】本発明の他の目的は、異常発振の防止が図
れる多バンド通信方式または/および多モード通信方式
移動体通信機を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)配線基板と、前記
配線基板上に形成される複数の高周波電力増幅系とを有
し、前記各高周波電力増幅系は従属接続される複数のト
ランジスタで構成される高周波電力増幅装置であって、
前記高周波電力増幅系のトランジスタのうちの二つ以上
または全部のトランジスタが単一の半導体チップにモノ
リシックに形成されているとともに、前記半導体チップ
に設けられる隣り合うトランジスタは相互に異なる高周
波電力増幅系を構成するトランジスタになり、かつ少な
くとも前記最終段のトランジスタの近傍には前記配線基
板の配線間を電気的に接続する空中配線体が設けられて
いるとともに、前記空中配線体は前記トランジスタの電
極に接続される導電性のワイヤの延在方向に対して直交
を含み交差する方向に延在している。前記空中配線体は
前記配線基板の表層や内層の配線よりも直流抵抗が小さ
い金属体で形成されている。前記各高周波電力増幅系は
相互に搬送周波数が異なる信号を増幅する構成になって
いる。
【0017】(2)前記手段(1)の構成の高周波電力
増幅装置が組み込まれた無線通信機を構成している。無
線通信機は多バンド通信方式または/および多モード通
信方式の移動体通信機を構成している。
【0018】前記(1)の手段によれば、(a)各高周
波電力増幅系に対応してそれぞれ複合チップが設けられ
ているが、これら複合チップに設けられる隣り合うトラ
ンジスタは相互に異なる高周波電力増幅系のトランジス
タを構成することから、一方の高周波電力増幅系が動作
している際は、複合チップ内で動作するトランジスタの
隣接するトランジスタは動作しないため、隣り合うトラ
ンジスタのワイヤ間ではクロストークが発生しにくくな
り異常発振が防止できる。
【0019】(b)トランジスタの近傍に設けられる空
中配線体は、前記トランジスタの電極に接続される導電
性のワイヤの延在方向に対して直交を含み交差する方向
に延在していることから、各ワイヤには前記空中配線体
によって発生する電磁界の影響を受け難くなり、特に直
交する場合は影響を受けにくくなり、クロストークによ
る異常発振が発生しにくくなる。
【0020】前記(2)の手段による無線通信機は、内
蔵された高周波電力増幅装置の複数の高周波電力増幅系
を構成するトランジスタは、単一の複合チップに形成さ
れていても、隣り合うトランジスタは相互に異なる高周
波電力増幅系を構成するトランジスタであることから、
隣接するトランジスタ間での異常発振が起きにくくなり
安定した通話が達成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】(実施形態1)本実施形態1では多バンド
通信方式移動体通信機に本発明を適用した例について、
より具体的にはデュアルバンド通信方式の移動体通信機
およびその移動体通信機に組み込まれるデュアルバンド
用高周波電力増幅装置に適用した例について説明する。
【0023】図1乃至図6は本発明の一実施形態(実施
形態1)であるデュアルバンド用高周波電力増幅装置
(高周波電力増幅器モジュール:PAモジュール)に係
わる図である。
【0024】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュ
ール1は、図3の斜視図に示すように、外観的には偏平
な矩形体構造になっている。すなわち、デュアルバンド
PAモジュール1は、板状の配線基板20と、この配線
基板20の一面側(主面側)に重ねて取り付けられたキ
ャップ21とによって偏平矩形体構造のパッケージ22
が構成された構造になっている。
【0025】デュアルバンドPAモジュール1は、多層
構造の配線基板20の一面側にトランジスタ等の能動部
品やチップ抵抗やチップコンデンサ等の受動部品を搭載
するとともに、複数のトランジスタを従属接続させて多
段構成の増幅器を2系統構成したモジュール構成になっ
ている。
【0026】本実施形態1では高周波電力増幅系は第1
高周波電力増幅系および第2高周波電力増幅系と2系統
設けられている。また、各高周波電力増幅系はトランジ
スタを3個従属接続した3段構成〔初段(1段),2
段,最終段(3段)〕になっている。
【0027】また、配線基板20の一面側は電磁シール
ド効果の役割を果たす金属製のキャップ21で被われて
いる。キャップ21は配線基板20に直接固定され、配
線基板20とキャップ21によってパッケージ22が構
成されている。
【0028】前記パッケージ22からは電気的に独立し
た外部電極端子(電極端子)が突出している。すなわ
ち、この例では、図4に示すように、配線基板20の下
面(底面)の周縁に表面実装用の外部電極端子が設けら
れている。
【0029】前記外部電極端子は、図4に示すように、
パッケージ22の一縁に沿って左から右に向かって、第
1高周波電力増幅系の入力端子(Pin1)、第1基準電
位端子(たとえば電源端子:Vdd)、第2基準電位端子
(たとえばグランド端子:GND)、第1高周波電力増
幅系の制御端子(Vapc1)、第1高周波電力増幅系の
出力端子(Pout1)が設けられ、パッケージ22の他
縁に沿って左から右に向かって、第2高周波電力増幅系
の入力端子(Pin2)、GND、第2高周波電力増幅系
の制御端子(Vapc2)、第2高周波電力増幅系の出力
端子(Pout2)が設けられている。これら外部電極端
子は配線基板20の側面から底面に亘って設けられてい
る。
【0030】また、このデュアルバンドPAモジュール
1は半田等による表面実装構造になっているが、この実
装において配線基板20の底面で各領域の半田厚さを均
一にするように、図4に示すように、GND配線は選択
的に設けられるレジスト膜23によって覆われている。
これにより、デュアルバンドPAモジュール1の実装時
の信頼性を図ることができる。
【0031】図5は本実施形態1のデュアルバンドPA
モジュール1の等価回路図である。本実施形態1では高
周波電力増幅系はいずれも3段構成になる第1高周波電
力増幅系2と第2高周波電力増幅系3の二つの増幅系が
設けられている。
【0032】第1高周波電力増幅系2では、第1段トラ
ンジスタQ1,第2段トランジスタQ2,第3段トラン
ジスタQ3となるとともに、Pin1端子から信号が入力
され、Pout1端子から信号が出力される。
【0033】第2高周波電力増幅系3では、第1段トラ
ンジスタQ4,第2段トランジスタQ5,第3段トラン
ジスタQ6となるとともに、Pin2端子から信号が入力
され、Pout2端子から信号が出力される。
【0034】また、各部には整合用または電位調整用に
コンデンサ(C1〜C16)や抵抗(R1〜R6)が組
み込まれている。Vdd端子は各トランジスタのドレイン
端子に接続されている。また、Vapc1はそれぞれ抵抗
R1,R2,R3を介してトランジスタQ1,Q2,Q
3のゲート電極に接続され、Vapc2はそれぞれ抵抗R
4,R5,R6を介してトランジスタQ4,Q5,Q6
のゲート電極に接続されている。
【0035】このような回路は、図6に示すように、配
線基板20に各電子部品(前記トランジスタ,抵抗,コ
ンデンサ)を実装することによって形成されている。図
6に示すように、配線基板20の主面には配線25が所
定のパターンに形成されている。また、トランジスタの
電極14に一端を接続したワイヤ16の他端を接続する
ためのワイヤ接続用パッド15も配線25によって形成
されている。
【0036】一方、これが本発明の特徴の一つである
が、本実施形態1では図1,図2,図6に示すように、
単一の半導体チップからなる複合チップ30に第1高周
波電力増幅系2の1段目トランジスタQ1と第2高周波
電力増幅系3の1段目トランジスタQ4が形成されてい
る。
【0037】また、単一の半導体チップからなる複合チ
ップ31に第1高周波電力増幅系2の2段目トランジス
タQ2と第2高周波電力増幅系3の2段目トランジスタ
Q5が形成されている。
【0038】また、第1高周波電力増幅系2の3段目ト
ランジスタQ3は単一の半導体チップ32に形成され、
第2高周波電力増幅系3の3段目トランジスタQ6は単
一の半導体チップ33に形成されている。
【0039】各トランジスタQ1〜Q6の電極14(ド
レイン電極,ゲート電極)と、これらに対応する配線2
5部分、すなわちワイヤ接続用パッド15は導電性のワ
イヤ16で電気的に接続されている(図2参照)。
【0040】このようなデュアルバンドPAモジュール
1は、高周波電力増幅系が2系統あり、切り換えによっ
て各系統の高周波電力増幅系が動作する。そして、複合
チップ30および複合チップ31においては、それぞれ
二つのトランジスタが設けられているが、どちらの系統
の高周波電力増幅系が使用されても、二つのトランジス
タが設けられた複合チップでは、何方か一方のトランジ
スタが動作し、他方のトランジスタは動作しないように
なり、複合チップにおいて隣接するトランジスタ間での
クロストークが発生しにくくなる。
【0041】図2において、たとえば、動作状態にある
トランジスタにはハッチングを施して示してある。この
図では第1高周波電力増幅系2が動作し、トランジスタ
Q1,Q2,Q3が動作するものである。この結果、複
合チップ30において隣接するトランジスタQ1とトラ
ンジスタQ4との間でのクロストークは発生しにくくな
る。また同様に複合チップ31において隣接するトラン
ジスタQ2とトランジスタQ5との間でのクロストーク
は発生しにくくなる。
【0042】本実施形態1では、第1高周波電力増幅系
2をGSM用(搬送周波数900MHz)とし、第2高
周波電力増幅系3をPCN用(搬送周波数1.75GH
z)とする。
【0043】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュ
ール1は、無線通信機として、たとえば移動体通信機に
組み込まれる。図7はデュアルバンドPAモジュール1
を組み込んだ移動通信機(携帯電話機)の無線部のブロ
ック図である。
【0044】デュアルバンド携帯電話機は、図7に示す
ように、マイクやスピーカに接続されかつベースバンド
ICを有するベースバンド部40と、前記ベースバンド
部40に接続されかつアナログ・デジタルコンバータや
デジタル・アナログコンバータを有するコンバータ41
と、前記コンバータ41に接続される信号処理部42
と、アンテナ43と、前記アンテナ43の切り換えを行
うスイッチ44と、前記信号処理部42とスイッチ44
との間に組み込まれるデュアルバンドPAモジュール1
と、前記信号処理部42とスイッチ44との間に2系統
として組み込まれる2組の低雑音アンプ(LNA)4
5,46と、前記信号処理部42に接続されるRFVC
O47と、前記RFVCO47および信号処理部42に
接続されるRFPLLおよびIFPLLを有するデュア
ルシンセサイザ48とを具備している。
【0045】前記信号処理部42は、送信系として変調
器50と、これに接続されるPLL(Phase-Locked Loo
p)51を有し、変調器50はコンバータ41に接続さ
れ、PLL51はデュアルバンドPAモジュール1に接
続されている。
【0046】また、信号処理部42には受信系として二
つの周波数帯域に対して用意された前記低雑音アンプ
(LNA)45,46にそれぞれ接続される二つのRF
ミキサ52,53と、前記RFミキサ52,53に接続
されるAGC(Auto Gain Control)を有するIFミキ
サ54と、前記IFミキサ54に接続される復調器55
を有している。前記復調器55はコンバータ41に接続
されている。
【0047】また、デュアルシンセサイザ48は信号処
理部42内に設けられたIFVCO56を介してIFミ
キサ54,変調器50,復調器55に接続されている。
また、RFVCO47はPLL51,RFミキサ52,
53に接続されている。
【0048】このようなシステム構成のデュアルバンド
携帯電話機においては、使用するシステム(周波数)に
対応したLNA,RFミキサ,RFVCOおよびPAモ
ジュールを選択し、他方をスリープ(否使用)モードに
する。その切替えについては、各システムの混雑の度合
いにより自動で選択するか、または手動で任意に選択す
る。
【0049】本実施形態1によるデュアルバンド携帯電
話機によればデュアルバンドの通信が可能になる。そし
て、前記デュアルバンドPAモジュール1が、複合チッ
プでの隣接するトランジスタ間のクロストークに起因す
る異常発振が起きにくくなり、良好な状態で通話ができ
ることになる。
【0050】本実施形態1によれば以下の効果を有す
る。
【0051】(1)各高周波電力増幅系(第1高周波電
力増幅系2,第2高周波電力増幅系3)に対応してそれ
ぞれ複合チップ30,31が設けられているが、これら
複合チップ30,31にモノリシックに隣り合って形成
されたトランジスタ(Q1とQ4またはQ2とQ5)
は、相互に異なる高周波電力増幅系のトランジスタを構
成するトランジスタであることから、一方の高周波電力
増幅系が動作しているときは、隣接するトランジスタは
動作しないため、隣り合うトランジスタのワイヤ間での
異常発振が発生しにくくなる。
【0052】(2)デュアルバンド携帯電話機において
は、電話機に組み込まれた高周波電力増幅装置は、前記
(1)に記載したように複合チップのトランジスタがそ
の動作時隣接するトランジスタとの間でクロストークを
発生することを防止できるため、異常発振の起きにくい
安定した通話が達成できる。
【0053】(実施形態2)図8乃至図10は本発明の
他の実施形態(実施形態2)であるデュアルバンドPA
モジュールに係わる図であり、図8はデュアルバンドP
Aモジュールの等価回路図、図9は電子部品を搭載した
配線基板の模式的平面図である。
【0054】本実施形態2は、前記実施形態1の構成に
おいて、第1高周波電力増幅系2および第2高周波電力
増幅系3の最終段のトランジスタ(Q3,Q6)のドレ
イン電極に接続される配線の直流抵抗を小さくするため
に空中配線体(電流空中配線体)60,61を介在させ
たものである。この電流空中配線体60,61は初段,
2段,最終段のトランジスタの近傍を通過するように延
在しているが、その延在方向は、図9に示すように、各
トランジスタの電極に接続されるワイヤ16の延在方向
と直交する方向になっている。
【0055】すなわち、図10は電流空中配線体60と
ワイヤ16との関係を示す模式図であるが、たとえばト
ランジスタQ3の電極14とワイヤ接続用パッド15を
接続するワイヤ16の延在方向と、電流空中配線体60
の延在方向は直交している。このように電流空中配線体
60,61の延在方向を、電流空中配線体60,61に
近接配置されるトランジスタのワイヤ16の延在方向に
対して90度に近づけることにより電磁界の影響を抑え
て発振を防止させるものである。電流空中配線体60,
61はワイヤ16の延在方向に対して交差する方向に延
在していればよく、90度に近い程電磁界の影響を少な
くできる。
【0056】電流空中配線体60,61は配線基板20
の表層や内層の配線よりも直流抵抗が充分小さくなる幅
広の金属体(たとえば、幅1mm,厚さ0.1mm程度
の銅板)で形成されている。
【0057】(実施形態3)図11は本発明の他の実施
形態(実施形態3)であるデュアルバンドPAモジュー
ルの複合チップとトランジスタの組み合わせを示す模式
図であり、図11(a)は高周波電力増幅系の各トラン
ジスタと半導体チップとの相関を示すものであり、図1
1(b)は半導体チップにおける各トランジスタの配置
状態を示す模式図である。
【0058】本実施形態3の回路構成は前記実施形態1
および実施形態2と同様であるが、3段のトランジスタ
は単一の半導体チップにモノリシックに形成されてい
る。すなわち、図11(b)に示すように、本実施形態
3では、2個の複合チップ70,71が使用される。
【0059】一方の複合チップ70には、第1高周波電
力増幅系2の第1段トランジスタQ1と、第2高周波電
力増幅系3の第2段トランジスタQ5と、第1高周波電
力増幅系2の第3段トランジスタQ3が順次一列に並ぶ
ように配置されている。
【0060】また、他方の複合チップ71には、第2高
周波電力増幅系3の第1段トランジスタQ4と、第1高
周波電力増幅系2の第2段トランジスタQ2と、第2高
周波電力増幅系3の第3段トランジスタQ6が順次一列
に並ぶように配置されている。
【0061】この結果、両複合チップ70,71におけ
る一列に並ぶ3個のトランジスタは、隣接同士では相互
に異なる高周波電力増幅系を構成するトランジスタにな
るため、動作するトランジスタに隣接するトランジスタ
は動作しなくなり、隣接するトランジスタ同士に起因す
る異常発振を抑止することができることになる。
【0062】したがって、本実施形態3のデュアルバン
ドPAモジュールを組み込んだデュアルバンド携帯電話
機も複合チップのトランジスタがその動作時隣接するト
ランジスタとの間で異常発振をすることを防止できるた
め、安定した通話が達成できるようになる。
【0063】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば、本発明は周波数が異なる通信システムは勿論のこ
と、アナログ通信やデジタル通信さらにはマルチメディ
アを対象とする通信とを含む無線通信にも適用すること
ができる。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0065】(1)複数の高周波電力増幅系を有する高
周波電力増幅装置において、複合チップに設けられる複
数のトランジスタは相互に異なる高周波電力増幅系を構
成するトランジスタになっていることから、トランジス
タ間での異常発振が防止できる。したがって、このよう
な高周波電力増幅装置を組み込んだ無線通信機では異常
発振が起きにくいことから安定した通話が可能になる。
【0066】(2)トランジスタの近傍に空中配線体を
設ける高周波電力増幅装置では、空中配線体の延在方向
をトランジスタの電極に接続されるワイヤの延在方向に
対して直交するようにしてあることから、電流空中配線
体によって発生する電磁界の影響が生じにくくなり発振
の防止が達成できる。したがって、このような高周波電
力増幅装置を組み込んだ無線通信機では発振が起きにく
く良好な状態での通話が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)であるデュ
アルバンド用高周波電力増幅装置の2系統の高周波電力
増幅系を示す模式図である。
【図2】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
の動作状態のトランジスタを模式的に示す模式図であ
る。
【図3】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
の外観を示す斜視図である。
【図4】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
の底面図である。
【図5】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
の等価回路図である。
【図6】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
において電子部品を搭載した配線基板を示す模式的平面
図である。
【図7】本実施形態1のデュアルバンドPAモジュール
を組み込んだ移動体通信機のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の他の実施形態(実施形態2)であるデ
ュアルバンドPAモジュールの等価回路図である。
【図9】本実施形態2のデュアルバンドPAモジュール
において電子部品を搭載した配線基板を示す模式的平面
図である。
【図10】本実施形態2のデュアルバンドPAモジュー
ルにおける電流空中配線体とワイヤとの関係を示す模式
図である。
【図11】本発明の他の実施形態(実施形態3)である
デュアルバンドPAモジュールの複合チップとトランジ
スタの組み合わせを示す模式図である。
【図12】本発明に先立って検討されたデュアルバンド
方式RFパワーモジュールのトランジスタとそのトラン
ジスタを組み込んだチップの配列構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1…デュアルバンド用高周波電力増幅装置(デュアルバ
ンドPAモジュール)、2…第1高周波電力増幅系、3
…第2高周波電力増幅系、10…複合チップ、11…半
導体チップ、12…複合チップ、13…半導体チップ、
14…電極、15…ワイヤ接続用パッド、16…ワイ
ヤ、20…配線基板、21…キャップ、22…パッケー
ジ、23…レジスト膜、25…配線、30,31…複合
チップ、32,33…半導体チップ、40…ベースバン
ド部、41…コンバータ、42…信号処理部、43…ア
ンテナ、44…スイッチ、45,46…低雑音アンプ
(LNA)、47…RFVCO、48…デュアルシンセ
サイザ、50…変調器、51…PLL、52,53…R
Fミキサ、54…IFミキサ、55…復調器、56…I
FVCO、60,61…電流空中配線体、70,71…
複合チップ、Q1,Q4…第1段トランジスタ、Q2,
Q5…第2段トランジスタ、Q3,Q6…第3段トラン
ジスタ、C1〜C16…コンデンサ、R1〜R6…抵
抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 CA52 CA54 FA16 HA09 HA25 HA29 HA33 HA38 KA00 KA32 KA34 KA53 KA55 KA66 QA04 SA13 TA01 5J092 AA01 AA41 CA52 CA54 FA16 HA09 HA25 HA29 HA33 HA38 KA00 KA32 KA34 KA53 KA55 KA66 QA04 SA13 TA01 VL08 5K011 AA01 AA03 AA04 DA12 GA05 JA01 KA04 KA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板と、前記配線基板上に形成され
    る複数の高周波電力増幅系とを有し、前記各高周波電力
    増幅系は従属接続される複数のトランジスタで構成され
    る高周波電力増幅装置であって、前記高周波電力増幅系
    のトランジスタのうちの二つ以上または全部のトランジ
    スタが単一の半導体チップにモノリシックに形成されて
    いるとともに、前記半導体チップに設けられる隣り合う
    トランジスタは相互に異なる高周波電力増幅系を構成す
    るトランジスタになっていることを特徴とする高周波電
    力増幅装置。
  2. 【請求項2】 配線基板と、前記配線基板上に形成され
    る複数の高周波電力増幅系とを有し、前記各高周波電力
    増幅系は従属接続される複数のトランジスタで構成され
    る高周波電力増幅装置であって、前記高周波電力増幅系
    のトランジスタのうちの二つ以上または全部のトランジ
    スタが単一の半導体チップにモノリシックに形成されて
    いるとともに、前記半導体チップに設けられる隣り合う
    トランジスタは相互に異なる高周波電力増幅系を構成す
    るトランジスタになり、かつ少なくとも前記最終段のト
    ランジスタの近傍には前記配線基板の配線間を電気的に
    接続する空中配線体が設けられているとともに、前記空
    中配線体は前記トランジスタの電極に接続される導電性
    のワイヤの延在方向に対して直交を含み交差する方向に
    延在していることを特徴とする高周波電力増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記空中配線体は前記配線基板の表層や
    内層の配線よりも直流抵抗が小さい金属体で形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の高周波電力増幅
    装置。
  4. 【請求項4】 前記各高周波電力増幅系は相互に搬送周
    波数が異なる信号を増幅する構成になっていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    高周波電力増幅装置。
  5. 【請求項5】 複数の高周波電力増幅系を有する高周波
    電力増幅装置が組み込まれる無線通信機であって、前記
    高周波電力増幅装置は前記請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の構成になっていることを特徴とする無
    線通信機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の無線通信機は多バンド
    通信方式または/および多モード通信方式の移動体通信
    機を構成していることを特徴とする無線通信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030096929A (ko) * 2002-06-18 2003-12-31 삼성전기주식회사 초소형 셀룰러/pcs 듀얼밴드 전력증폭모듈
JP2010161801A (ja) * 2010-03-17 2010-07-22 Renesas Electronics Corp マルチモード高周波回路

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