JP2000232296A - 電磁波吸収体 - Google Patents

電磁波吸収体

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JP2000232296A
JP2000232296A JP11034151A JP3415199A JP2000232296A JP 2000232296 A JP2000232296 A JP 2000232296A JP 11034151 A JP11034151 A JP 11034151A JP 3415199 A JP3415199 A JP 3415199A JP 2000232296 A JP2000232296 A JP 2000232296A
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electromagnetic wave
wave absorber
layer
powder
dispersed
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English (en)
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Yoshiyuki Moriyama
義幸 森山
Toshiyuki Tamakai
俊之 玉飼
Kyozo Ogawa
共三 小川
Shunichi Nishiyama
俊一 西山
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの周波数が異なる場合や発信源が異な
る場合でも効率よく準マイクロ波帯及び準ミリ波帯の広
い周波数範囲で電磁波を吸収する電磁波吸収体を提供す
る。 【解決手段】 導電性を有する可撓性高分子材料からな
る電磁波反射層と、可撓性高分子材料に金属磁性体粉を
分散した複数の電磁波吸収層とを有し、前記電磁波反射
層を電磁波吸収層で挟持する電磁波吸収体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、準マイクロ波帯及
び準ミリ波帯の電磁波を吸収する電磁波吸収体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル機器の高度化、携帯電話
の飛躍的な普及に見られる情報・通信技術の進歩や、コ
ンピュータのCPUの高周波化及び高速無線LANの普
及などにともない、これらの機器から発生する電磁波に
よって、相互干渉や機器の誤作動などの電磁波障害とい
う問題が生じている。この対策として、これらの不要電
磁波を吸収する電磁波吸収体が求められ、準マイクロ波
帯及び準ミリ波帯の電磁波吸収体として、フェライト焼
結体の粉砕粉をゴムやプラスチックなどの樹脂と混合し
シート化したものに金属メッシュ材や格子状金属部材等
の金属製の電磁波反射層を貼り合わせた電磁波吸収体が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
磁波吸収体では、フェライト焼結体の粉砕粉と樹脂の混
合量を調節したり、電磁波吸収体の厚さを調節し、空間
インピーダンスと電磁波吸収体とのインピーダンスを整
合させることで、目的とする特定の周波数帯域で大きな
吸収が得られるものの、準マイクロ波帯から準ミリ波帯
域のように大きく離れた周波数帯域の何れをも一様に吸
収することはできない。
【0004】また、電子機器から発生するノイズ周波数
と、この電子機器が外部のノイズにより影響を受ける周
波数が異なる場合、この2つの周波数ノイズの両方を同
時に吸収することは出来なかった。本発明は上述の問題
点を解決するためになされたもので、薄くて可撓性が有
り、電子機器からのノイズを吸収するとともに、外部か
らのノイズを吸収することにより電子機器の誤動作等を
防止し、準マイクロ波帯及び準ミリ波帯の広い周波数範
囲で電磁波を吸収する積層型広帯域電磁波吸収体を提供
することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】すなわち本発明は、導電
性を有する可撓性高分子材料からなる電磁波反射層と、
可撓性高分子材料に金属磁性体粉を分散した電磁波吸収
層とを有し、前記電磁波反射層を電磁波吸収層で挟持す
る電磁波吸収体である。前記電磁波吸収層は、それぞれ
異なるインピーダンス整合周波数としても良いし、前記
電磁波吸収層の一方を金属磁性体粉が扁平形状粉とし、
他方は粒形状粉としても良い。
【0006】また電磁波吸収層をインピーダンス整合周
波数の異なる複数の層で、電磁波反射層からインピーダ
ンス整合周波数が低い順に積層して構成するのが好まし
く、電磁波吸収層を金属磁性体粉が異なる複数の層で構
成し、電磁波反射層から粒形状の金属磁性体粉を分散し
た層、扁平形状の金属磁性体粉を分散した層を順次積層
し一体化するのも好ましい。さらに電磁波吸収層は複数
の空孔を有していても良く、電磁波吸収体の外表面を誘
電率が10以下の可撓性高分子材料で略被覆するのが望
ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る電磁波吸収体を図1
を用いて説明する。図1は本発明の一実施例に係る電磁
波吸収体の断面図である。本発明に係る電磁波吸収体
は、可撓性高分子材料に導電性を有する繊維状の材料を
分散した電磁波反射層1の表裏側に、可撓性高分子材料
に金属磁性体扁平形状粉を分散した電磁波吸収層2a
と、可撓性高分子材料に金属磁性体粒形状粉を分散した
電磁波吸収層2bとを順次積層し熱圧着して構成してい
る。
【0008】前記電磁波反射層1に分散する導電性を有
する材料は例えばカーボン繊維や金属繊維であって、こ
れを可撓性高分子材料中に分散させシート状に成形す
る。電磁波反射層1は面抵抗値を1kΩ□以下とするの
が望ましい。
【0009】前記電磁波吸収層2a、2bに用いる金属
磁性体粉は、比重が6.0以上の金属で例えばFe−C
u−Nb−Si−B系からなるナノ結晶化合金から水ア
トマイズ法により製造した粒形状粉をアトライタにて摩
砕することにより製造した平均粒径が0.1〜50μm
で平均厚さが3μmの扁平形状粉であって、これを可撓
性高分子材料中に分散させシート状に成形して電磁波吸
収層2aとする。金属磁性体扁平形状粉としてカルボニ
ル鉄合金、アモルファス合金、Fe−Si系合金、モリ
ブデンパーマロイ、スーパーマロイ等の扁平形状粉を用
いてもよい。またこれらの金属磁性体扁平形状粉の表面
は、酸化防止剤が施されていることが好ましい。また、
電磁気特性は1GHzにおいて、μ’(複素透磁率の実
数部)≧5かつμ”(複素透磁率の虚数部)≧3かつ
ε’(複素誘電率の実数部)≧20かつε”(複素誘電
率の虚数部)≧0.5であるのが望ましい。その他の金
属磁性体粉は、比重が6.0以上の金属で例えば平均粒
径が50μm以下のカルボニル鉄粉の粒形状粉であっ
て、これを可撓性高分子材料中に分散させシート状に成
形して電磁波吸収層2bとする。金属磁性体粒形状粉と
して、Fe−Cu−Nb−Si−B系からなるナノ結晶
化合金、アモルファス合金、Fe−Si系合金、モリブ
デンパーマロイ、スーパーマロイ等の粒形状粉を用いて
もよい。またこれらの金属磁性体扁平形状粉の表面は、
酸化防止剤が施されていることが好ましい。電磁波吸収
層3の電磁気特性は5GHzにおいて、μ’(複素透磁
率の実数部)≧1.2かつμ”(複素透磁率の虚数部)
≧0.5かつε’(複素誘電率の実数部)≧5かつε”
(複素誘電率の虚数部)≧0.1であるのが望ましい。
【0010】電磁波吸収層2a、2bの金属磁性体粉の
分散量は65〜92重量%が好ましい。65重量%未満
であると吸収性能が低下し、92重量%を超えると材料
代が高価になるばかりでなく、重量が重く、柔軟性、耐
久性等が低下し実用上好ましくない。より好ましい分散
量は70〜88重量%である。
【0011】また前記可撓性高分子材料は、有機物で柔
軟性があり、比重が1.5以下であり、耐候性を有する
樹脂で、例えばクロロプレンゴム、ブチルゴム、ウレタ
ンゴム、シリコーン樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール
樹脂等である。
【0012】また、前記金属磁性体粉の酸化を防ぐ方法
として、電磁波吸収層の表面に誘電率が10以下の可撓
性高分子材料からなる表面層を積層一体化する方法があ
る。この場合、前記電磁波吸収層2a、2bの金属磁性
体粉は酸化防止剤を施す必要が無い。また誘電率が10
超であると電磁波吸収性能の広帯域化が失われるため好
ましくない。この表面層の厚さは、0.1mm〜0.5
mmが好ましい。0.1mm未満であると、酸化防止効
果が低下し、0.5mmを超えると積層した場合の全体
の厚みが厚くなりすぎ、重量が重く、柔軟性が低下し実
用上好ましくない。また、0.5mmを超えるとこの表
面層からの電波の反射が大きくなり、電波吸収性能が低
下する為実用上好ましくない。より好ましい厚さは0.
15mm〜0.4mmである。電磁波反射層1、電磁波
吸収層2a、2bの層厚さは、それぞれ0.2〜1.2
mmが好ましい。0.2mm未満であると、吸収性能が
低下し、1.2mmを超えると積層した場合の材料代が
高価になるばかりでなく、重量が重く、柔軟性が低下し
実用上好ましくない。より好ましい厚さは0.3〜1.
0mmである。また積層した全体の厚さは0.6〜5.
0mmとすることが好ましい。0.6mm未満である
と、吸収性能が低下し、5.0mmを超えると積層した
場合の材料代が高価になるばかりでなく、重量が重く、
柔軟性が低下し実用上好ましくない。より好ましい全体
の厚さは0.8〜4.6mmである。
【0013】前記電磁波吸収層は空孔を有していても良
く、この空孔は電磁波吸収層の実効誘電率を低下させ電
磁波の吸収帯域を拡大する。空孔の電磁波吸収層2a,
2bに占める体積割合は50%から80%であることが
好ましい。50%未満であると広帯域の電磁波吸収性能
を示さなくなり、80%を超えると電磁波吸収性能その
ものが低下する。より好ましい空孔の電磁波吸収層2に
占める体積割合は55%から75%である。この空孔は
例えば複数の打ち抜きピンを有する金型で電磁波吸収層
を打ち抜いて形成する。空孔の形状は円形、矩形、楕円
等特には限定されないが、空孔の大きさを0.5mm
から50mmとするのが好ましい。また、電磁波吸収
体の設置環境にもよるが、環境温度変化が大きいと、空
孔の空気と可撓性高分子材料との熱膨張差により膨れ等
を生じる場合があり、これを防止するため、前記空孔に
誘電率5以下の誘電体を充填するのが望ましい。誘電率
が5を超えると空孔を設けた効果が低減されるため好ま
しくない。
【0014】
【実施例】(実施例1)繊維長約2mmのカーボン繊維
をクロロプレンゴム中に30重量%分散させ、0.5m
mの厚さにシート化し電磁波反射層1を形成した。次
に、Fe−Cu−Nb−Si−B系ナノ結晶化合金の扁
平形状粉(平均粒径20μm 平均厚さ1μm)をクロ
ロプレンゴム中に78重量%分散させ、0.5mmの厚
さにシート化し電磁波吸収層2aを形成した。次に、カ
ルボニル鉄合金粒形状粉(平均粒径20μm)を、クロ
ロプレンゴム中に73重量%分散させ、0.5mmの厚
さにシート化し電磁波吸収層2bを形成したこれら3種
類のシートを電磁波反射層を中心とし両側へ順次積層し
一体化することにより全体の厚さが2.5mmの電磁波
吸収体を形成した。この電磁波吸収体の構造断面図を図
1に示す。また、この電磁波吸収体の電波吸収性能を評
価した結果を図5に示す。電磁波吸収体の両側の面で、
同様な性能を示し、1.3〜20GHzの広い周波数範
囲で70%以上の高い吸収率が得られた。
【0015】(実施例2)繊維長約2mmのカーボン繊
維をクロロプレンゴム中に40重量%分散させ、0.4
mmの厚さにシート化し電磁波反射層1を形成した。次
に、Fe−Cu−Nb−Si−B系ナノ結晶化合金の扁
平形状粉(平均粒径20μm 平均厚さ1μm)をクロ
ロプレンゴム中に73重量%分散させ、0.5mmの厚
さにシート化し電磁波吸収層2aを形成した。次に、F
e−Cu−Nb−Si−B系ナノ結晶化合金の粒形状粉
(平均粒径20μm)を、クロロプレンゴム中に82重
量%分散させ、0.5mmの厚さにシート化し電磁波吸
収層2bを形成した。次に、カルボニル鉄合金粒形状粉
を、クロロプレンゴム中に70重量%分散させ、0.4
mmの厚さにシート化し電磁波吸収層2cを形成した。
これら4種類のシートを電磁波反射層を中心に両側へ順
次積層し一体化することにより全体の厚さが3.2mm
の電磁波吸収体を形成した。この電磁波吸収体の構造断
面図を図2に示す。また、この電磁波吸収体の電波吸収
性能を評価した結果を図6に示す。電磁波吸収体の両側
の面で、同様な性能を示し、0.5〜10GHzの広い
周波数範囲で70%以上の高い吸収率が得られた。
【0016】(実施例3)繊維長約2mmのカーボン繊
維をシリコンゴム中に40重量%分散させ、0.4mm
の厚さにシート化し電磁波反射層1を形成した。次に、
アモルファス合金の扁平形状粉(平均粒径20μm 平
均厚さ1μm)をシリコンゴム中に78重量%分散さ
せ、0.4mmの厚さにシート化し電磁波吸収層2aを
形成した。次に、カルボニル鉄合金粒形状粉(平均粒径
20μm)を、シリコンゴム中に80重量%分散させ、
0.6mmの厚さにシート化し電磁波吸収層2bを形成
した。これら3種類のシートを電磁波反射層を中心に両
側へ順次積層し一体化することにより全体の厚さが1.
4mmの積層型広帯域電磁波吸収体を形成した。この積
層型広帯域電磁波吸収体の構造断面図を図3に示す。ま
た、この積層型広帯域電磁波吸収体の電波吸収性能を評
価した結果を図7に示す。実線で示した電磁波吸収層2
側からの評価結果は、3GHz近辺で約60%の高い吸
収率が得られ、破線で示した電磁波吸収層2b側からの
評価結果は、20GHz近辺で80%の高い吸収率が得
られた。
【0017】(比較例1)実施例1で形成した3種類の
シートを、電磁波反射層1の片側に、電磁波吸収層2
a、電磁波吸収層2bの順に積層して積層電磁波吸収体
を作製した。この積層電磁波吸収体の断面図を図4に示
す。また、この積層シートの電波吸収性能を評価した結
果を図8に示す。実線で示した電磁波吸収層側からの電
波に対しては、1.3〜20GHzの広い周波数範囲で
70%以上の高い吸収率が得られたが、破線で示した電
磁波反射層側からの電波に対して吸収率はほぼ0であ
り、ほとんどの電波を反射していることを示している。
従って、この反射層から反射した電波がノイズを発生す
る原因となったり、また他の電子機器へ影響を与える可
能性があり望ましくない。本発明では、電磁波吸収体の
両側からくる電波を広帯域の周波数範囲で吸収する優れ
たものであることがわかる。また、この両側からくる電
波の周波数が異なる場合でも、両方の電波を吸収するこ
とができることを示している。
【0018】
【発明の効果】本発明の電磁波吸収体は、従来のものに
比べノイズの周波数が異なる場合や発信源が異なる場合
でも効率よく準マイクロ波帯及び準ミリ波帯の広い周波
数範囲で電磁波を吸収することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電磁波吸収体の断面図
である。
【図2】本発明の実施例2に係る電磁波吸収体の断面図
である。
【図3】本発明の実施例3に係るその他の電磁波吸収体
の断面図である。
【図4】比較例1の断面図である。
【図5】本発明に係る実施例1の電波吸収性能評価結果
を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例2の電波吸収性能評価結果
を示す図である。
【図7】本発明に係る実施例3の電波吸収性能評価結果
を示す図である。
【図8】比較例1の電波吸収性能評価結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電磁波反射層 2a、2b、2c 電磁波吸収層
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】前記電磁波吸収層2a、2bに用いる金属
磁性体粉は、比重が6.0以上の金属で例えばFe−C
u−Nb−Si−B系からなるナノ結晶化合金から水ア
トマイズ法により製造した粒形状粉をアトライタにて摩
砕することにより製造した平均粒径が0.1〜50μm
で平均厚さが3μmの扁平形状粉であって、これを可撓
性高分子材料中に分散させシート状に成形して電磁波吸
収層2aとする。金属磁性体扁平形状粉としてカルボニ
ル鉄合金、アモルファス合金、Fe−Si系合金、モリ
ブデンパーマロイ、スーパーマロイ等の扁平形状粉を用
いてもよい。またこれらの金属磁性体扁平形状粉の表面
は、酸化防止剤が施されていることが好ましい。また、
電磁気特性は1GHzにおいて、μ’(複素透磁率の実
数部)≧5かつμ”(複素透磁率の虚数部)≧3かつ
ε’(複素誘電率の実数部)≧20かつε”(複素誘電
率の虚数部)≧0.5であるのが望ましい。その他の金
属磁性体粉は、比重が6.0以上の金属で例えば平均粒
径が50μm以下のカルボニル鉄粉の粒形状粉であっ
て、これを可撓性高分子材料中に分散させシート状に成
形して電磁波吸収層2bとする。金属磁性体粒形状粉と
して、Fe−Cu−Nb−Si−B系からなるナノ結晶
化合金、アモルファス合金、Fe−Si系合金、モリブ
デンパーマロイ、スーパーマロイ等の粒形状粉を用いて
もよい。またこれらの金属磁性体形状粉の表面は、酸
化防止剤が施されていることが好ましい。電磁波吸収層
3の電磁気特性は5GHzにおいて、μ’(複素透磁率
の実数部)≧1.2かつμ”(複素透磁率の虚数部)≧
0.5かつε’(複素誘電率の実数部)≧5かつε”
(複素誘電率の虚数部)≧0.1であるのが望ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 俊一 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内 Fターム(参考) 4F100 AB01B AB01C AB02 AB09 AB11 AB31 AD11 AK01A AK01B AK01C AK01D AK28 AN02 BA04 BA07 BA10D BA25 CA20 CA20B CA20C CA20H CA21 CA21A CA21H DC11 DC11B DC11C DE01 DE01B DE02 DE02C DG03 GB41 JD08 JD08A JD08B JD08C JD14B JD14C JG01A JG05D JG06B JG06C JG10A JK17A JK17B JK17C JK17D YY00D 5E040 AA11 AA19 CA13 5E321 AA21 BB25 BB32 BB44 BB53 GG05 GG07 GG12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する可撓性高分子材料からな
    る電磁波反射層と、可撓性高分子材料に金属磁性体粉を
    分散した複数の電磁波吸収層とを有し、前記電磁波反射
    層を電磁波吸収層で挟持することを特徴とする電磁波吸
    収体。
  2. 【請求項2】 前記電磁波吸収層は、それぞれインピー
    ダンス整合周波数が異なることを特徴とする請求項1に
    記載の電磁波吸収体。
  3. 【請求項3】 前記電磁波吸収層の一方は金属磁性体粉
    が扁平形状粉であって、他方は粒形状粉であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電磁波吸収体。
  4. 【請求項4】 電磁波吸収層はインピーダンス整合周波
    数の異なる複数の層を備え、電磁波反射層からインピー
    ダンス整合周波数が低い順に積層してなることを特徴と
    する請求項1に記載の電磁波吸収体。
  5. 【請求項5】 電磁波吸収層は金属磁性体粉が異なる複
    数の層を備え、電磁波反射層から粒形状の金属磁性体粉
    を分散した層、扁平形状の金属磁性体粉を分散した層を
    順次積層し一体化することを特徴とする請求項1に記載
    の電磁波吸収体。
  6. 【請求項6】 前記電磁波吸収層は複数の空孔を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5に記載の電磁波吸収
    体。
  7. 【請求項7】 前記電磁波吸収体の外表面を誘電率が1
    0以下の可撓性高分子材料で略被覆することを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の電磁波吸収体。
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