JP2000232199A - 半導体チップの製造方法 - Google Patents

半導体チップの製造方法

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JP2000232199A
JP2000232199A JP3171399A JP3171399A JP2000232199A JP 2000232199 A JP2000232199 A JP 2000232199A JP 3171399 A JP3171399 A JP 3171399A JP 3171399 A JP3171399 A JP 3171399A JP 2000232199 A JP2000232199 A JP 2000232199A
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opening
film
chip
laminated film
bump
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JP3171399A
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Goro Nakaya
吾郎 仲谷
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Rohm Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】積層膜に形成された開口部を介して所定の領域
に接続されたバンプを有する半導体チップの製造に要す
る時間を短縮できる製造方法を提供する。 【解決手段】第1層間絶縁膜24には、この第1層間絶
縁膜24の下方に接して設けられたフィールド酸化膜2
3の開口部23a内に堆積した部分に、この開口部23
aよりも開口面積の小さい開口部24aが形成される。
第2層間絶縁膜25および表面保護膜27に関しても、
これと同様にして、それぞれ開口部24a,25aより
も開口面積の小さい開口部25a,27aが形成され
る。そして、開口部27aが形成された表面保護膜27
の表面に選択的にメッキが行われることにより、開口部
27aを介して半導体基板22に接続されたダミーバン
プBDが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、半導
体チップの表面に他の半導体チップを重ね合わせて接合
するチップ・オン・チップ構造や半導体チップの表面を
プリント配線基板に対向させて接合するフリップ・チッ
プ・ボンディング構造に適用される半導体チップの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の半導体チップを対向させ、これら
をバンプによって互いに電気接続するチップ・オン・チ
ップ構造の半導体装置が従来から提案されているが、実
現に際して解決すべき問題が多く残されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決すべき問題の1つ
に、半導体チップの表面に他の半導体チップを重ね合わ
せて接合したチップ・オン・チップ構造の半導体装置を
樹脂封止すると、封止樹脂からの圧力により、バンプに
よって支持されていない部分において、半導体チップが
変形し、半導体チップに形成された素子の特性が劣化す
るといった問題がある。
【0004】そこで、本願発明者は、図4に示すよう
に、半導体チップの表面に、対向配置される他の半導体
チップとの間の電気接続に寄与しないダミーバンプBD
を設け、このダミーバンプBDによって封止樹脂から受
ける圧力を緩和することにより、半導体チップの変形を
防止できると考えた。また、このダミーバンプBDを電
位の安定した半導体基板91に接続しておくことによ
り、外部ノイズによる素子特性の劣化を防止できると考
えた。
【0005】半導体基板91に接続されたダミーバンプ
BDを形成する方法としては、以下のような方法が考え
られる。まず、半導体基板91の表面にフィールド酸化
膜92を形成し、このフィールド酸化膜92に開口部9
2aを形成する。次に、開口部92aが形成されたフィ
ールド酸化膜92上に、層間絶縁膜93を形成し、この
層間絶縁膜93の開口部92aに対応する位置に、開口
部92aよりも開口面積が大きい開口部93aを形成す
る。そして、層間絶縁膜93上に配線など(図示せず)
を配設した後、この層間絶縁膜93上に表面保護膜94
を形成する。さらに、この表面保護膜94において開口
部93aに対応する位置に、開口部93aよりも開口面
積が大きい開口部94aを形成する。これにより、開口
部92a,93a,94aを介して半導体基板91の表
面が露出し、この露出した半導体基板91上にダミーバ
ンプBDを形成することにより、半導体基板91に接続
されたダミーバンプBDを得ることができる。
【0006】しかしながら、上述した方法では、半導体
チップの製造に長時間を要するといった問題があった。
すなわち、図5(a) に示すように、フィールド酸化膜9
2上に形成される層間絶縁膜93は、フィールド酸化膜
92の開口部92aの周面近傍における膜厚D1が、開
口部92aの中央部分の膜厚D2よりも大きくなる。そ
のため、層間絶縁膜93上に開口95aを有するパター
ニング膜95を形成し、このパターニング膜95の開口
95aを介して露出した層間絶縁膜93をエッチングに
よって除去する際に、そのエッチング時間が短いと、図
5(b) に示すように、開口部92aの周面近傍に所望し
ない層間絶縁膜93が残ってしまう。したがって、不要
な層間絶縁膜93をすべて除去するためには、層間絶縁
膜93のエッチング時間を十分にとる必要がある。ま
た、表面保護膜94に関しては、開口部92a,93a
の周面近傍の膜厚が一層大きくなるため、エッチング時
間をさらに長くしなければならない。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、積層膜に形成された開口部を介して所定
の領域に接続されたバンプを有する半導体チップの製造
に要する時間を短縮できる製造方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、半導体基
板上に第1開口部を有する第1積層膜を積層する工程
と、この第1積層膜の積層後、上記半導体基板上に第2
積層膜を積層する工程と、上記第1開口部よりも開口面
積の小さい第2開口部を、上記第1開口部内の上記第2
積層膜に形成する工程と、この第2開口部の形成後、上
記第2開口部を介して露出した領域に接続され、かつ、
上記第2積層膜から隆起したバンプを形成する工程とを
含むことを特徴とする半導体チップの製造方法である。
【0009】この発明によれば、第2積層膜には、第1
積層膜に形成された第1開口部内に堆積した部分に、こ
の第1開口部よりも開口面積の第2開口部が形成され
る。言い換えれば、第1開口部内に堆積した第2積層膜
において、第1開口部の周面近傍の膜厚が大きい部分の
エッチングは行われず、第1開口部の中央部分で膜厚が
ほぼ一様に堆積した部分がエッチングされることによ
り、第2開口部が形成される。したがって、「発明が解
決しようとする課題」の項で説明した製造工程と比較し
て、第2積層膜に第2開口部を形成する工程に要する時
間を短縮することができ、半導体チップの製造工程に要
する時間を短縮できる。
【0010】なお、請求項2に記載されているように、
上記第1積層膜を積層する工程の後であって、上記第2
積層膜を積層する工程の前に、上記半導体基板上に中間
積層膜を積層する工程と、上記第1開口部よりも開口面
積の小さい中間開口部を、上記第1開口部内の上記中間
積層膜に形成する工程とが含まれていてもよく、この場
合、上記第2開口部は、上記中間開口部内の上記第2積
層膜に形成されており、上記中間開口部よりも開口面積
が小さく形成されていることが好ましい。
【0011】請求項3記載の発明は、上記第1積層膜
は、上記半導体基板の表面に接して積層されるものであ
り、上記バンプは、上記第2開口部を介して露出した上
記半導体基板の表面に接続されるものであることを特徴
とする請求項1または2記載の半導体チップの製造方法
である。この発明によれば、半導体基板の表面に接続さ
れたバンプの形成工程に要する時間を短縮することがで
き、これにより、半導体基板の表面に接続された半導体
チップの製造工程に要する時間を短縮できる。
【0012】また、バンプと半導体基板の表面とを接続
するための開口部内に、所望しない層間絶縁膜や表面保
護膜などが残るといったことがないから、バンプを半導
体基板の表面に確実に接続させることができる。なお、
上記バンプは、当該半導体チップが他の固体(他の半導
体チップまたはプリント配線基板など)に対向配置され
て、この固体と接続される場合に、別の固体の内部回路
との電気接続に寄与せず、他の固体との接続によって生
じる応力を緩和することを主目的とするダミーバンプで
あってもよい。
【0013】請求項4記載の発明は、上記半導体基板上
には、内部配線が配設されており、上記第1積層膜は、
上記内部配線の表面に接して積層されるものであり、上
記バンプは、上記第2開口部を介して露出した上記内部
配線の表面に接続されるものであることを特徴とする請
求項1または2記載の半導体チップの製造方法である。
【0014】この発明によれば、内部配線に接続された
バンプの形成工程に要する時間を短縮することができ、
これにより、内部配線に接続されたバンプを有する半導
体チップの製造工程に要する時間を短縮できる。また、
バンプと半導体基板の表面とを接続するための開口部内
に、所望しない表面保護膜などが残るといったことがな
いから、バンプと内部配線との良好な電気接続を達成で
きる。
【0015】なお、上記バンプは、当該半導体チップが
他の固体(他の半導体チップまたはプリント配線基板な
ど)に対向配置されて、この固体と接続される場合に、
他の固体の内部回路との電気接続に寄与する機能バンプ
であってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る半導体チップが適用された半導
体装置の概略構成を示す図解的な断面図である。この半
導体装置は、いわゆるチップ・オン・チップ構造を有し
ており、親チップ1の表面11に子チップ2を重ね合わ
せて接合した後、これらを樹脂封止してパッケージ3に
納めることによって構成されている。
【0017】親チップ1は、たとえばシリコンチップか
らなっている。親チップ1の表面11は、半導体基板に
おいてトランジスタなどの機能素子が形成された活性表
層領域側の表面であり、最表面は、たとえば窒化シリコ
ンで構成される表面保護膜で覆われている。この表面保
護膜上には、外部接続用の複数のパッド12が、ほぼ矩
形の平面形状を有する親チップ1の表面11の周縁付近
に露出して配置されている。外部接続用パッド12は、
ボンディングワイヤ13によってリードフレーム14に
接続されている。
【0018】子チップ2は、たとえばシリコンチップか
らなっている。子チップ2の表面21は、半導体基板に
おいてトランジスタなどの機能素子が形成された活性表
層領域側の表面であり、最表面は、たとえば窒化シリコ
ンで構成される表面保護膜で覆われている。子チップ2
は、表面21を親チップ1の表面11に対向させた、い
わゆるフェースダウン方式で親チップ1に接合されてお
り、親チップ1との間に設けられた複数のバンプによっ
て支持されている。具体的に説明すると、子チップ2の
表面21には、複数の子側バンプB2が隆起して形成さ
れており、親チップ1の表面11には、子側バンプB2
に対応した位置にそれぞれ親側バンプB1が隆起して形
成されている。そして、子チップ2は、子側バンプB2
がそれぞれ対応する親側バンプB1に接続されることに
より、親チップ1の上方に支持されている。
【0019】子側バンプB2には、子チップ2の内部の
配線に接続された機能バンプBFと、子チップ2の内部
の配線から絶縁されたダミーバンプBDとが含まれてい
る。一方、親側バンプB1にも、親チップ1の内部の配
線に接続された機能バンプBFと、親チップ1の内部の
配線から絶縁されたダミーバンプBDとが含まれてい
る。親チップ1の機能バンプBFと子チップ2の機能バ
ンプBFとは、互いに対向して設けられており、この機
能バンプBF同士が接続されることにより、親チップ1
の内部の配線と子チップ2の内部の配線とが電気接続さ
れている。これに対し、親チップ1のダミーバンプBD
と子チップ2のダミーバンプBDとは、互いに対向して
設けられており、このダミーバンプBD同士の接続は、
親チップ1の内部回路との電気接続には寄与していな
い。
【0020】図2は、子チップ2の構成を拡大して示す
断面図である。子チップ2の半導体基板22上には、た
とえば酸化シリコンからなるフィールド酸化膜23が形
成されており、このフィールド酸化膜23上には、たと
えばBPSG(bron-phosho-silicate-grass)からなる第
1層間絶縁膜24が積層されている。また、第1層間絶
縁膜24上には、たとえばUSG(Undoped-silicate-gr
ass)からなる第2層間絶縁膜25が積層されている。第
2層間絶縁膜25上には、たとえばアルミニウムで構成
される配線26が配設されており、第2層間絶縁膜25
および配線26の表面は、絶縁性の表面保護膜27で覆
われている。
【0021】表面保護膜27には、パッド開口部28が
配線26に臨んで形成されており、このパッド開口部2
8を介して表面保護膜27から露出した配線26上に、
耐酸化性の金属(たとえば金、鉛、プラチナ、銀または
イリジウムなど)からなる機能バンプBFが形成されて
いる。一方、ダミーバンプBDは、機能バンプBFと同
じ材料を用いて、表面保護膜27上に隆起した状態に形
成されている。また、ダミーバンプBDは、表面保護膜
27に形成された開口部27aを介して、電位の安定し
た半導体基板22の表面に接続されている。これによ
り、ダミーバンプBDから半導体装置内に外部ノイズが
取り込まれることを防止でき、外部ノイズによる素子特
性の劣化を防止できる。
【0022】図3は、ダミーバンプBDの形成工程を工
程順に示す断面図である。まず、図3(a) に示すよう
に、半導体基板22上に酸化シリコンを選択的に成長さ
せることにより、比較的大きな開口面積の開口部23a
を有するフィールド酸化膜23(第1積層膜)を形成す
る。次に、図3(b) に示すように、フィールド酸化膜2
3および開口部23aを介して露出した半導体基板22
の表面にBPSGを堆積させて、第1層間絶縁膜24を
形成する。そして、フォトリソグラフィ技術により、第
1層間絶縁膜24上に、開口部24aを形成すべき領域
に対応する部分に開口30aを有するレジストパターン
30を形成する。言い換えれば、レジストパターン30
には、第1層間絶縁膜24の半導体基板22の表面と接
している領域に対向し、かつ、フィールド酸化膜23の
開口部23aより開口面積が小さい開口30aが形成さ
れており、この開口30aを介して、第1層間絶縁膜2
4の表面の一部が露出している。
【0023】その後、レジストパターン30をマスクと
したエッチングを行う。これにより、レジストパターン
30でマスキングされた部分以外の第1層間絶縁膜2
4、つまりレジストパターン30の開口30aを介して
露出した第1層間絶縁膜24が除去される。その結果、
図3(c) に示すように、第1層間絶縁膜24に、フィー
ルド酸化膜23よりも開口面積の小さい開口部24aが
形成される。
【0024】こうして第1層間絶縁膜24に開口部24
aが形成されると、不要になったレジストパターン30
を除去した後、第1層間絶縁膜24および開口部24a
を介して露出した半導体基板22の表面にUSGを堆積
させて、第2層間絶縁膜25を形成する。そして、図3
(d) に示すように、第1層間絶縁膜24に開口部24a
を形成した場合と同様にして、開口部24a内に堆積し
た第2層間絶縁膜25に、開口部24aよりも開口面積
の小さい開口部25aを形成する。
【0025】そして、第2層間絶縁膜25の表面に配線
26(図2参照)をパターン形成した後、この配線2
6,第2層間絶縁膜25および開口部25aを介して露
出した半導体基板22の表面に表面保護膜27(第2積
層膜)を形成する。そして、図3(e) に示すように、第
1層間絶縁膜24に開口部24aを形成した場合と同様
にして、開口部25a内に堆積した表面保護膜27に、
開口部25aよりも開口面積の小さい開口部27aを形
成する。これにより、半導体基板22の表面の一部が、
表面保護膜27に形成された開口部27aを介して露出
する。
【0026】なお、この開口部27aを形成する工程
は、配線26を露出させるためのパッド開口部28(図
1参照)を形成する工程と同時に行うことができる。次
いで、開口部27aおよびパッド開口部28が形成され
た表面保護膜27の表面にシード膜を形成し、開口部2
7a,28外のシード膜上にレジスト膜を形成した後、
機能バンプBFおよびダミーバンプBDの材料を用いた
メッキを行う。その後、シード膜上のレジスト膜を除去
し、さらにレジスト膜の除去によって露出したシード膜
を除去することにより、図3(f) に示すように、開口部
27aを介して半導体基板22に接続されたダミーバン
プBDを得ることができる。また、配線26に接続され
た機能バンプBFを得ることができる。
【0027】なお、上記シード膜は、たとえば、機能バ
ンプBFおよびダミーバンプBDをAu(金)で構成す
る場合には、表面保護膜27上にスパッタ法でTiW
(チタンタングステン)膜を形成し、そのTiW膜上に
スパッタ法でAuを堆積させることにより形成されると
よい。以上のように、この実施形態によれば、第2積層
膜としての表面保護膜27には、表面保護膜27の下方
に接して設けられた第2層間絶縁膜25の開口部25a
内に堆積した部分に、この開口部25aよりも開口面積
の小さい開口部27aが形成される。言い換えれば、開
口部25a内に堆積した表面保護膜27において、開口
部25aの周面近傍の膜厚が大きい部分のエッチングは
行われず、開口部25aの中央部分で膜厚がほぼ一様に
堆積した部分がエッチングされることにより、開口部2
7aが形成される。したがって、「発明が解決しようと
する課題」の項で、図5を参照して説明した製造工程と
比較して、表面保護膜27に開口部27aを形成するた
めのエッチングに要する時間を短縮することができる。
また同様に、第1層間絶縁膜24および第2層間絶縁膜
25についても、それぞれ開口部24a,25aを形成
するためのエッチングに要する時間を短縮できる。ゆえ
に、子チップ2の製造工程全体として、その製造工程に
要する時間を短縮できる。
【0028】さらに、他の観点から見ると、図5に示す
製造工程では、開口部92aの周面近傍に所望しない層
間絶縁膜93が残ることにより、この残った層間絶縁膜
93で開口部92aが塞がれて、ダミーバンプBDと半
導体基板91の表面との接続不良を生じるおそれがあ
る。これに対し、この実施形態に係る製造方法によれ
ば、ダミーバンプBDと半導体基板22の表面とを接続
するための開口部27a内に、所望しない層間絶縁膜2
4,25または表面保護膜27が残るといったことがな
いから、ダミーバンプBDを半導体基板22の表面に確
実に接続させることができる。
【0029】この発明の一実施形態の説明は以上の通り
であるが、この発明は、上述の一実施形態に限定される
ものではない。たとえば、上述の一実施形態では、ダミ
ーバンプの形成工程を例にとったが、この発明は、機能
バンプの形成工程に適用することもできる。たとえば、
内部配線の上方に第1および第2の積層膜が積層される
場合には、内部配線の表面に接している第1積層膜に、
その第1積層膜から内部配線の一部を露出させるための
第1開口部を形成した後、その上方に第2の積層膜を積
層する。そして、第1開口部内に堆積した第2積層膜
に、第1開口部よりも開口面積の小さい第2開口部を形
成し、この第2開口部を介して露出した内部配線上に機
能バンプを形成すればよい。こうすることにより、半導
体チップの製造工程に要する時間を短縮できるととも
に、機能バンプと内部配線との良好な電気接続を達成で
きる。
【0030】なお、内部配線の上方に第1および第2の
積層膜が積層されるとしたが、この第1および第2の積
層膜間に複数の中間積層膜が設けられて、内部配線の上
方に積層膜が3層以上に積層されてもよい。この場合、
第1積層膜に接して設けられる中間積層膜には、第1開
口部よりも開口面積の小さい中間開口部が形成されると
よい。また、上方の中間積層膜の中間開口部ほど開口面
積が小さく形成され、第2積層膜の第2開口部は、最上
層の中間積層膜の中間開口部よりも開口面積が小さく形
成されるとよい。
【0031】また、上述の実施形態では、この発明が子
チップの製造に適用された場合を例にとって説明した
が、もちろん、この発明が親チップの製造に適用されて
もよい。さらに、上述の実施形態では、親チップおよび
子チップは、いずれもシリコンからなるチップであると
したが、シリコンの他にも、ガリウム砒素半導体やゲル
マニウム半導体などの他の任意の半導体材料を用いた半
導体チップであってもよい。この場合に、親チップの半
導体材料と子チップの半導体材料は、同じでもよいし異
なっていてもよい。
【0032】また、上述の実施形態では、チップ・オン
・チップ構造を取り上げたが、この発明に係る半導体チ
ップは、半導体チップの表面をプリント配線基板に対向
させて接合するフリップ・チップ・ボンディング構造に
も適用できる。その他、特許請求の範囲に記載された事
項の範囲内で、種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る半導体チップが適
用された半導体装置の概略構成を示す図解的な断面図で
ある。
【図2】子チップの構成を拡大して示す断面図である。
【図3】ダミーバンプの形成工程を工程順に示す断面図
である。
【図4】半導体基板に接続されたバンプを有する半導体
チップの製造方法の一例を説明するための断面図であ
る。
【図5】図4を参照して説明した製造方法において発生
する問題点について説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 親チップ(半導体チップ) 2 子チップ(半導体チップ) 22 半導体基板 23 フィールド酸化膜(第1積層膜) 23a 開口部(第1開口部) 24 第1層間絶縁膜(中間積層膜) 24a 開口部(中間開口部) 25 第2層間絶縁膜(中間積層膜) 25a 開口部(中間開口部) 26 配線 27 表面保護膜(第2積層膜) 27a 開口部(第2開口部) 28 パッド開口部(第2開口部) BD ダミーバンプ BF 機能バンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に第1開口部を有する第1積
    層膜を積層する工程と、 この第1積層膜の積層後、上記半導体基板上に第2積層
    膜を積層する工程と、 上記第1開口部よりも開口面積の小さい第2開口部を、
    上記第1開口部内の上記第2積層膜に形成する工程と、 この第2開口部の形成後、上記第2開口部を介して露出
    した領域に接続され、かつ、上記第2積層膜から隆起し
    たバンプを形成する工程とを含むことを特徴とする半導
    体チップの製造方法。
  2. 【請求項2】上記第1積層膜を積層する工程の後であっ
    て、上記第2積層膜を積層する工程の前に、 上記半導体基板上に中間積層膜を積層する工程と、 上記第1開口部よりも開口面積の小さい中間開口部を、
    上記第1開口部内の上記中間積層膜に形成する工程と、
    を含み、 上記第2開口部は、上記中間開口部内の上記第2積層膜
    に形成されており、上記中間開口部よりも開口面積が小
    さく形成されていることを特徴とする請求項1記載の半
    導体チップの製造方法。
  3. 【請求項3】上記第1積層膜は、上記半導体基板の表面
    に接して積層されるものであり、 上記バンプは、上記第2開口部を介して露出した上記半
    導体基板の表面に接続されるものであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の半導体チップの製造方法。
  4. 【請求項4】上記半導体基板上には、内部配線が配設さ
    れており、 上記第1積層膜は、上記内部配線の表面に接して積層さ
    れるものであり、 上記バンプは、上記第2開口部を介して露出した上記内
    部配線の表面に接続されるものであることを特徴とする
    請求項1または2記載の半導体チップの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112458A1 (ja) * 2013-01-16 2014-07-24 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 半導体装置の製造方法

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