JP2000232043A - コンデンサ素子の製造装置 - Google Patents

コンデンサ素子の製造装置

Info

Publication number
JP2000232043A
JP2000232043A JP11032482A JP3248299A JP2000232043A JP 2000232043 A JP2000232043 A JP 2000232043A JP 11032482 A JP11032482 A JP 11032482A JP 3248299 A JP3248299 A JP 3248299A JP 2000232043 A JP2000232043 A JP 2000232043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor element
dust
dielectric
conductive foil
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11032482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Suganuma
紀美夫 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP11032482A priority Critical patent/JP2000232043A/ja
Publication of JP2000232043A publication Critical patent/JP2000232043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体と導電箔を交互に重ね合わせ、これを
巻回してコンデンサ素子に形成する際、コンデンサ素子
内に巻き込まれる塵埃を低減し、安定した耐電圧特性の
コンデンサ素子を得ることのできるコンデンサ素子の製
造装置を提供すること。 【解決手段】 誘電体1a〜1dと導電箔2a、2bを
交互に重ね合わせて巻き取る巻取ローラ3の前段に、空
気吸い込み装置12等からなる塵埃除去手段を配置し、
誘電体1a〜1dおよび導電箔2a、2bを積み重ね合
わせる前に誘電体1a〜1dおよび導電箔2a、2b上
に落下する塵埃および落下している塵埃を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用コンデンサ
等に使用するコンデンサ素子の製造装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電力用コンデンサ等に使用するコンデン
サ素子は、ポリプロピレン等からなる誘電体フィルムと
アルミニウム等の導電箔とを交互に重ね合わせ、これを
巻回して構成されている。このようなコンデンサ素子を
形成する製造装置は、誘電体フィルムをガイドする複数
のローラと導電箔をガイドする複数のローラおよび誘電
体フィルムと導電箔とを交互に重ね合わせられるように
引き出した誘電体フィルムと導電箔とを積み重ねて巻き
取る巻取ローラとを主に備えて構成されている。
【0003】図2は、このようなコンデンサ素子の製造
装置の巻取部を示すもので、1a〜1dは各誘電体フィ
ルムをガイドするローラからそれぞれ引き出された誘電
体フィルム、2a、2bは各導電箔をガイドするローラ
からそれぞれ引き出された導電箔、3は巻取ローラであ
る。図2に示す例では、最上部に誘電体フィルム1a、
その下面に導電箔2a、導電箔2aの下面に2枚の誘電
体フィルム1b、1cを順に配し、誘電体フィルム1c
の下面に導電箔2b、導電箔2bの下面に誘電体フィル
ム1dが配置され、これらを積み重ねて巻取ローラ3の
下側に当てがって巻き取る。コンデンサ素子の1個分を
巻き取ると巻取ローラ3から外し適宜反物状にしてコン
デンサ素子を形成する。なお、矢示Pは誘電体フィルム
および導電箔の流れる方向を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コンデンサ素子の製造装置は、一般にクリーンルーム内
に配置され、塵埃等の少ない雰囲気のもとにコンデンサ
素子が形成されている。しかし、クリーンルーム内の塵
埃を完全に除くことは困難であり、クリーンルーム内の
塵埃が誘電体フィルムや導電箔の上に落下して、そのま
まコンデンサ素子内に巻き込まれることがある。塵埃中
に金属粒子d(図2参照)が混じっていると巻き込んだ
金属粒子部に電界が集中して低電圧で部分放電が発生
し、コンデンサ素子の耐電圧特性を低下させるという問
題があった。
【0005】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
で、誘電体と導電箔を交互に重ね合わせ、これを巻回し
てコンデンサ素子に形成する際、コンデンサ素子内に巻
き込まれる塵埃を低減し、安定した耐電圧特性のコンデ
ンサ素子を得ることのできるコンデンサ素子の製造装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体と導電
箔を交互に重ね合わせ、これを巻回してコンデンサ素子
に形成するコンデンサ素子の製造装置において、誘電体
と導電箔の重ね合わせ部の前段に誘電体および導電箔上
の塵埃を除去する塵埃除去手段を設けてなることを特徴
とする。
【0007】この特徴によれば、誘電体と導電箔を重ね
合わせ時には、誘電体および導電箔上の塵埃が除去され
ているので、コンデンサ素子内に塵埃を巻き込むことが
なくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1を参照して説明する。図1は本発明の実施の形
態に係るコンデンサ素子の製造装置における巻取ローラ
部の構成図である。なお、図2に示す従来のコンデンサ
素子の製造装置と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
【0009】この実施の形態に係るコンデンサ素子の製
造装置10によるコンデンサ素子の形成は、図2に示す
コンデンサ素子の形成とほぼ同様に、最上部に誘電体フ
ィルム1a、その下面に導電箔2a、導電箔2aの下面
に2枚の誘電体フィルム1b、1cを順に配し、誘電体
フィルム1cの下面に導電箔2b、導電箔2bの下面に
誘電体フィルム1dが配置され、これらを積み重ねて巻
取ローラ3で巻き取ることにより形成される。
【0010】巻取ローラ3による巻き取りは、図2に示
す従来とは異なり、巻取ローラ3の上側に誘電体フィル
ム1a〜1dおよび導電箔2a、2bの積層体を当てが
って巻き取る。このようにして巻き取ると最上部の誘電
体フィルム1aの上面に塵埃中の金属粒子dが残ってい
ても巻き取る際に下方へ落下し、この金属粒子dのコン
デンサ素子内への巻き込みを低減することができる。
【0011】巻取ローラ3の前段には、誘電体フイルム
1a〜1dおよび導電箔2a、2bが流れる両側部に、
その一方の側部に誘電体フイルム1a〜1dおよび導電
箔2a、2bに向けて空気を吹き出す空気吹き出し装置
11が、他方の側部に誘電体フイルム1a〜1dおよび
導電箔2a、2bの表面上の空気を吸い込む空気吸い込
み装置12が配置されている。
【0012】空気吹き出し装置11は、誘電体フイルム
1a〜1dおよび導電箔2a、2bの表面上に落下する
塵埃および落下している塵埃を吹き飛ばしてこれらの塵
埃を誘電体フイルム1a〜1dおよび導電箔2a、2b
の表面から除去する。一方、吸い込み装置12は、誘電
体フイルム1a〜1dおよび導電箔2a、2bの表面上
に落下する塵埃および落下している塵埃を吸い込んでこ
れらの塵埃を誘電体フイルム1a〜1dおよび導電箔2
a、2bの表面から除去する。
【0013】すなわち、空気吹き出し装置11および空
気吸い込み装置12は、コンデンサ素子を形成する際に
駆動され、誘電体フイルム1a〜1dおよび導電箔2
a、2bが巻取ローラ3で積み重ねられる前に誘電体フ
イルム1a〜1dおよび導電箔2a、2b上に落下する
塵埃および落下している塵埃を取り除く。
【0014】以上の実施の形態では、塵埃除去手段とし
て空気吹き出し装置11と空気吸い込み装置12の両者
を対向して配置して塵埃除去手段としているが、空気吹
き出し装置11および空気吸い込み装置12のいずれか
一方であっても良い。この場合、空気吸い込み装置12
を配置する方が塵埃を飛散させないことから有効であ
る。
【0015】また、以上の実施の形態では、巻取ローラ
3で各誘電体フイルム1a〜1dおよび導電箔2a、2
bを積み重ねながら巻き取ることによりコンデンサ素子
を形成するようにしているが、巻取ローラ3に至る前に
誘電体フイルムと導電箔を積み重ねる場合には、その積
み重ねる前段に塵埃除去手段を配置する。なお、導電箔
間の誘電体フイルムは2枚に限るものでない。また、巻
取ローラ3による巻取り方は、巻取ローラ3の下側に誘
電体フィルム1a〜1dおよび導電箔2a、2bの積層
体を当てがって巻き取るようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、誘
電体と導電箔とを積み重ね合わせる前段に塵埃除去手段
を配置するという簡単な構成により、誘電体および導電
箔上に落下する塵埃および落下している塵埃を除去する
ので、低コストでコンデンサ素子内に金属粒子を巻き込
むことが防止され、品質の安定したコンデンサ素子を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンデンサ素子の製
造装置における巻取ローラ部の構成図である。
【図2】従来のコンデンサ素子の製造装置における巻取
ローラ部の構成図である。
【符号の説明】
1a〜1d 誘電体フイルム(誘電体) 2a、2b 導電箔 3 巻取ローラ 10 コンデンサ素子の製造装置 11 空気吹き出し装置 12 空気吸い込み装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体と導電箔を交互に重ね合わせ、こ
    れを巻回してコンデンサ素子に形成するコンデンサ素子
    の製造装置において、誘電体と導電箔の重ね合わせ部の
    前段に誘電体および導電箔上の塵埃を除去する塵埃除去
    手段を設けてなることを特徴とするコンデンサ素子の製
    造装置。
JP11032482A 1999-02-10 1999-02-10 コンデンサ素子の製造装置 Pending JP2000232043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11032482A JP2000232043A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 コンデンサ素子の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11032482A JP2000232043A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 コンデンサ素子の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000232043A true JP2000232043A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12360216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11032482A Pending JP2000232043A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 コンデンサ素子の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000232043A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030072699A (ko) * 2002-03-06 2003-09-19 파츠닉(주) 캐리어테이프의 이물질 제거기능을 갖는 테이핑 장치
US7617595B2 (en) * 2000-09-01 2009-11-17 Showa Denko K.K. Apparatus for producing capacitor element member
JP2021509760A (ja) * 2018-09-19 2021-04-01 エルジー・ケム・リミテッド 電極組立体製造用巻取り装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7617595B2 (en) * 2000-09-01 2009-11-17 Showa Denko K.K. Apparatus for producing capacitor element member
KR20030072699A (ko) * 2002-03-06 2003-09-19 파츠닉(주) 캐리어테이프의 이물질 제거기능을 갖는 테이핑 장치
JP2021509760A (ja) * 2018-09-19 2021-04-01 エルジー・ケム・リミテッド 電極組立体製造用巻取り装置
JP7092283B2 (ja) 2018-09-19 2022-06-28 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電極組立体製造用巻取り装置
US11916182B2 (en) 2018-09-19 2024-02-27 Lg Energy Solution, Ltd. Winding device for manufacturing electrode assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6571590B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2008071811A (ja) 積層コンデンサ及び電子機器
TWI440063B (zh) 電子零件及其製造方法
TW202010703A (zh) 撓性電路板捲帶
JP6870233B2 (ja) 電極製造装置
JP2000232043A (ja) コンデンサ素子の製造装置
JP5207117B2 (ja) 角形電池用極板群の製造方法及び装置
JP2007134375A (ja) 積層電子部品、電子装置及び電子部品連
US3894852A (en) Electrode arrangement for establishing a steady or constant electric field
JP2002273719A (ja) グリーンシート積層装置、グリーンシートの積層方法及び積層セラミック電子部品の製造方法
JP2007281194A (ja) コンデンサの製造方法
JP2006216520A (ja) 捲回装置用エアー吸引・排出巻芯
JP2015082640A (ja) 巻回型コンデンサの製造方法
JP2017145137A (ja) エキスパンダ装置、多孔質フィルム製造装置、および多孔質フィルム製造方法
JP6598386B2 (ja) ごみ取り用粘着テープロール
JP2001052954A (ja) コンデンサ用金属化フィルムおよびこれを用いた巻回型フィルムコンデンサ
JP2001044065A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2010098052A (ja) 積層貫通コンデンサ
JP2002037495A (ja) 帯状体の搬送ガイド装置
JP2606394B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサ
KR102450741B1 (ko) 플렉서블 시트의 가공공정 중 이물질 제거시스템
JP3498205B2 (ja) セラミックグリーンシートの取扱装置および取扱方法ならびに積層セラミック電子部品の製造方法
US20230135675A1 (en) Tape Removal Apparatus
JPH1050546A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2002231555A (ja) 巻回型フィルムコンデンサ