JP2000231704A - 磁気カード用マルチ磁気ヘッド - Google Patents
磁気カード用マルチ磁気ヘッドInfo
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- G06K7/08—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
- G06K7/082—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors
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- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
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- Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気カード用マルチ磁気ヘッドにおいて、ギ
ャップの摩耗及び損傷を効果的に防ぐ。 【解決手段】磁気カード用マルチ磁気ヘッド10の摺動
面には、耐摩耗性部材16が取付けられる。耐摩耗性部
材16は摺動方向に対し2分割されており、各耐摩耗性
部材16、16にはギャップ形成部13aが嵌入する凹
所16aが形成されている。ギャップ部13aの磁気カ
ード摺動方向にも耐摩耗性部材が存在することとなり、
磁気カードとの接触する際、直接に磁気カードがギャッ
プに衝突することを避けることができ、ギャップの摩
耗、損傷を効果的に防ぐとともに、耐摩耗性部材の取付
け工数を少なくすることができる。
ャップの摩耗及び損傷を効果的に防ぐ。 【解決手段】磁気カード用マルチ磁気ヘッド10の摺動
面には、耐摩耗性部材16が取付けられる。耐摩耗性部
材16は摺動方向に対し2分割されており、各耐摩耗性
部材16、16にはギャップ形成部13aが嵌入する凹
所16aが形成されている。ギャップ部13aの磁気カ
ード摺動方向にも耐摩耗性部材が存在することとなり、
磁気カードとの接触する際、直接に磁気カードがギャッ
プに衝突することを避けることができ、ギャップの摩
耗、損傷を効果的に防ぐとともに、耐摩耗性部材の取付
け工数を少なくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の磁気トラッ
クに対して書込み/読取りを行うマルチ磁気ヘッドに係
り、特に、自動改札用乗車券等の高速で移送される磁気
カードに対して書込み/読出しを行うマルチ磁気ヘッド
に関する。
クに対して書込み/読取りを行うマルチ磁気ヘッドに係
り、特に、自動改札用乗車券等の高速で移送される磁気
カードに対して書込み/読出しを行うマルチ磁気ヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動改札用の乗車券のような磁
気カードに対する読取りは極めて高速で行う必要があ
り、このため、記録媒体である磁気カードと磁気データ
を読み取る磁気ヘッドとの相対的速度は、極めて高速で
行われることとなる。磁気記録カードに対する磁気ヘッ
ドによる読取りは、磁気ヘッドが磁気カードの表面を摺
動する過程において行われるため、磁気ヘッドの摺動面
は耐摩耗性であることが要請される。磁気ヘッドの耐摩
耗性を向上させるため、磁気ヘッドの摺動面に耐摩耗性
材料を設けることが一般的に行われている。
気カードに対する読取りは極めて高速で行う必要があ
り、このため、記録媒体である磁気カードと磁気データ
を読み取る磁気ヘッドとの相対的速度は、極めて高速で
行われることとなる。磁気記録カードに対する磁気ヘッ
ドによる読取りは、磁気ヘッドが磁気カードの表面を摺
動する過程において行われるため、磁気ヘッドの摺動面
は耐摩耗性であることが要請される。磁気ヘッドの耐摩
耗性を向上させるため、磁気ヘッドの摺動面に耐摩耗性
材料を設けることが一般的に行われている。
【0003】図1は、磁気ヘッドの磁気記録媒体との摺
動面に耐摩耗性部材を設けた例を示す。磁気ヘッド1
は、非磁性体材料からなる一対のホルダー2a,2bに
夫々半割れの磁気コア3a,3bの複数の対を支持さ
せ、両者を突き合わせてギャップスペーサ9を介在させ
てギャップ3cを形成した状態でシールドケース4に収
容した構成としている。そして、各磁気コアのギャップ
3c間には磁気シールド板5が配置されている。そし
て、各ギャップ3c及び磁気シールド板の間には、耐摩
耗性部材であるセラミックチップ6をホルダー2a,2
bに形成した凹所に嵌合させるようにして配置してい
る。
動面に耐摩耗性部材を設けた例を示す。磁気ヘッド1
は、非磁性体材料からなる一対のホルダー2a,2bに
夫々半割れの磁気コア3a,3bの複数の対を支持さ
せ、両者を突き合わせてギャップスペーサ9を介在させ
てギャップ3cを形成した状態でシールドケース4に収
容した構成としている。そして、各磁気コアのギャップ
3c間には磁気シールド板5が配置されている。そし
て、各ギャップ3c及び磁気シールド板の間には、耐摩
耗性部材であるセラミックチップ6をホルダー2a,2
bに形成した凹所に嵌合させるようにして配置してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速で移送
される磁気カードを磁気ヘッドで読取りを行う場合、磁
気カード毎にその端部が高速で磁気ヘッドに当接するた
め、磁気テープのように連続して磁気ヘッドに摺動する
ものと比べて摩耗が著しい。上記耐摩耗手段を施した磁
気ヘッド1は、耐摩耗性部材を磁気コアと磁気シールド
板との間に配置した構成であるため、磁気ヘッドのギャ
ップ部3cが磁気カードと摺接する際に、両側に配置さ
れた耐摩耗性部材6によりギャップ部3cと磁気カード
との摺動摩擦力はある程度緩和されるが、磁気コア3
a,3bと磁気シールド板5の磁気カードの摺動方向に
は耐摩耗性部材が存在していないため、磁気カードが磁
気コアに直接当接する部分が存在し、必ずしも、十分
に、磁気コアの摩耗を防ぐことができないといった問題
がある。また、磁気カードに記録される磁気データトラ
ック数が増えるに従い、磁気コア及び磁気シールド板の
間に配置する耐摩耗部材の数も増加することとなり、磁
気ヘッドの製作工数も増え、製造コストの高いものとな
る。
される磁気カードを磁気ヘッドで読取りを行う場合、磁
気カード毎にその端部が高速で磁気ヘッドに当接するた
め、磁気テープのように連続して磁気ヘッドに摺動する
ものと比べて摩耗が著しい。上記耐摩耗手段を施した磁
気ヘッド1は、耐摩耗性部材を磁気コアと磁気シールド
板との間に配置した構成であるため、磁気ヘッドのギャ
ップ部3cが磁気カードと摺接する際に、両側に配置さ
れた耐摩耗性部材6によりギャップ部3cと磁気カード
との摺動摩擦力はある程度緩和されるが、磁気コア3
a,3bと磁気シールド板5の磁気カードの摺動方向に
は耐摩耗性部材が存在していないため、磁気カードが磁
気コアに直接当接する部分が存在し、必ずしも、十分
に、磁気コアの摩耗を防ぐことができないといった問題
がある。また、磁気カードに記録される磁気データトラ
ック数が増えるに従い、磁気コア及び磁気シールド板の
間に配置する耐摩耗部材の数も増加することとなり、磁
気ヘッドの製作工数も増え、製造コストの高いものとな
る。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、磁気ヘッドと磁気カードとの衝撃及び摺動摩擦に
よる磁気ヘッドの損傷及び摩耗を防ぐとともに、部品数
を減らして製作工程を簡素化し製造コストを低減するこ
とのできる磁気カード用マルチヘッドを提供することを
目的とするものである。
あり、磁気ヘッドと磁気カードとの衝撃及び摺動摩擦に
よる磁気ヘッドの損傷及び摩耗を防ぐとともに、部品数
を減らして製作工程を簡素化し製造コストを低減するこ
とのできる磁気カード用マルチヘッドを提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用するものである。請求項
1の発明は、複数の磁気トラックを有するカード状の記
録媒体に接触し、相対的に移動して書込み又は読出しを
行う複数のギャップが形成された摺動面を有する磁気カ
ード用マルチ磁気ヘッドにおいて、前記摺動面は、前記
複数のギャップが嵌入されて露出するように形成した開
口又は切欠き部を有する耐摩耗性部材を有することを特
徴とする。
決するため、以下の手段を採用するものである。請求項
1の発明は、複数の磁気トラックを有するカード状の記
録媒体に接触し、相対的に移動して書込み又は読出しを
行う複数のギャップが形成された摺動面を有する磁気カ
ード用マルチ磁気ヘッドにおいて、前記摺動面は、前記
複数のギャップが嵌入されて露出するように形成した開
口又は切欠き部を有する耐摩耗性部材を有することを特
徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の磁気
カード用マルチヘッドにおいて、前記耐摩耗性部材は、
前記ギャップが形成される面を境界として前記摺動面に
おける摺動方向に2分割され、ギャップが嵌入される凹
所を有する板状部材とした構成である。請求項3の発明
は、請求項2に記載の磁気カード用マルチ磁気ヘッドに
おいて、前記ギャップはギャップスペーサを有し、前記
ギャップスペーサは前記複数のギャップに対して共通の
一枚の部材からなる構成とした。
カード用マルチヘッドにおいて、前記耐摩耗性部材は、
前記ギャップが形成される面を境界として前記摺動面に
おける摺動方向に2分割され、ギャップが嵌入される凹
所を有する板状部材とした構成である。請求項3の発明
は、請求項2に記載の磁気カード用マルチ磁気ヘッドに
おいて、前記ギャップはギャップスペーサを有し、前記
ギャップスペーサは前記複数のギャップに対して共通の
一枚の部材からなる構成とした。
【0008】請求項4の発明は、請求項1に記載の磁気
カード用マルチ磁気ヘッドにおいて、前記耐摩耗性部材
は、各ギャップ毎に取り付けられた板状部材である構成
とした。本願各発明においては、磁気カード用磁気マル
チヘッドの磁気カードとの摺動面において、摺動面のギ
ャップ位置の磁気カード摺動方向の部位にも耐摩耗性部
材が存在することとなり、磁気カードとの接触時におい
て、直接に磁気カードがギャップに衝突することを防止
することができる。また、磁気カードが最初に接触する
部分にも耐摩耗性部材が存在することとなり、磁気カー
ドエッジ部による局部摩耗も抑制することができる。
カード用マルチ磁気ヘッドにおいて、前記耐摩耗性部材
は、各ギャップ毎に取り付けられた板状部材である構成
とした。本願各発明においては、磁気カード用磁気マル
チヘッドの磁気カードとの摺動面において、摺動面のギ
ャップ位置の磁気カード摺動方向の部位にも耐摩耗性部
材が存在することとなり、磁気カードとの接触時におい
て、直接に磁気カードがギャップに衝突することを防止
することができる。また、磁気カードが最初に接触する
部分にも耐摩耗性部材が存在することとなり、磁気カー
ドエッジ部による局部摩耗も抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図2〜図5は、本発明の一実施
例に係る磁気カード用マルチ磁気ヘッド10を示す。図
2は磁気ヘッド10の完成品の平面図を示し、図3は図
2のA−A断面図を、図4はコアホルダーの概略構成図
を、図5は耐摩耗性のセラミック板を示す図である。
て図面と共に説明する。図2〜図5は、本発明の一実施
例に係る磁気カード用マルチ磁気ヘッド10を示す。図
2は磁気ヘッド10の完成品の平面図を示し、図3は図
2のA−A断面図を、図4はコアホルダーの概略構成図
を、図5は耐摩耗性のセラミック板を示す図である。
【0010】先ず、図2及び図3を参照すると、本実施
例のマルチ磁気ヘッド10は、一対のコアホルダー1
2、12に支持された複数の磁気ヘッドコア13,13
がコイル17が巻かれたボビン18に挿入された状態で
互いに突き合わされて配置され、開口部14aを有する
磁気シールドケース14に、磁気ヘッドコア13のギャ
ップ形成部13aが開口部14aに露出するようにして
収容される。複数の対をなす磁気ヘッドコア13の間に
は、磁気シールド板15が、コアホルダー12に支持さ
れて配置され、隣接する磁気ヘッドコア間で互いに影響
しないようにしている。なお、互いに対向配置されて磁
気ギャップが形成される各磁気コアのギャップ形成部1
3aの間には非磁性体材料の、例えば、マイカ等のギャ
ップスペーサ19が挿入される。本実施例のマルチ磁気
ヘッド10においては、ギャップスペーサ19は一枚の
細長の板状部材が各磁気ヘッドコア13に対して共通の
ものとして使用されている。
例のマルチ磁気ヘッド10は、一対のコアホルダー1
2、12に支持された複数の磁気ヘッドコア13,13
がコイル17が巻かれたボビン18に挿入された状態で
互いに突き合わされて配置され、開口部14aを有する
磁気シールドケース14に、磁気ヘッドコア13のギャ
ップ形成部13aが開口部14aに露出するようにして
収容される。複数の対をなす磁気ヘッドコア13の間に
は、磁気シールド板15が、コアホルダー12に支持さ
れて配置され、隣接する磁気ヘッドコア間で互いに影響
しないようにしている。なお、互いに対向配置されて磁
気ギャップが形成される各磁気コアのギャップ形成部1
3aの間には非磁性体材料の、例えば、マイカ等のギャ
ップスペーサ19が挿入される。本実施例のマルチ磁気
ヘッド10においては、ギャップスペーサ19は一枚の
細長の板状部材が各磁気ヘッドコア13に対して共通の
ものとして使用されている。
【0011】一対のコアホルダー12、12のそれぞれ
の頂部上面には、耐摩耗性部材であるジルコニア系のセ
ラミック板16、16が接着される。尚、後述するよう
に、セラミック板16には磁気ヘッドコア13の頂部の
ギャップ形成部13a及び磁気シールド板の端部を係止
して保持する切欠き部が形成されており、ギャップ形成
部13aは露出した状態で、その周囲にセラミック板か
らなる耐摩耗性部材が配置された状態となって、シール
ドケース14の開口部14aから露出するようにしてい
る。この開口部14aから露出する部分がマルチ磁気ヘ
ッドの磁気カードとの摺動面をなす。
の頂部上面には、耐摩耗性部材であるジルコニア系のセ
ラミック板16、16が接着される。尚、後述するよう
に、セラミック板16には磁気ヘッドコア13の頂部の
ギャップ形成部13a及び磁気シールド板の端部を係止
して保持する切欠き部が形成されており、ギャップ形成
部13aは露出した状態で、その周囲にセラミック板か
らなる耐摩耗性部材が配置された状態となって、シール
ドケース14の開口部14aから露出するようにしてい
る。この開口部14aから露出する部分がマルチ磁気ヘ
ッドの磁気カードとの摺動面をなす。
【0012】図4は、磁気ヘッドコア13を支持するコ
アホルダー12の概略構造を示す。コアホルダー12に
支持される磁気ヘッドコア13は、図示の如く、頭部の
ギャップ形成部13a,その下部の首部13b,中間に
位置し、コイルボビンが装着される胴部13c及び下部
の脚部13dからなる。コアホルダー12は、例えば、
アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、銅合金などの
非磁性体材料からなり、断面が略コ字状をなす所定の長
さを持つ部材である。コアホルダー12の上板部12a
には、磁気ヘッドコア13が嵌入される切欠き部12c
が取り付けられる磁気ヘッドコアの数だけ(本実施例で
は4個)形成されている。また、磁気ヘッドコア13嵌
入される各切欠き部12cの間には、磁気シールド板1
5が挿入されるスリット12eが交互に形成されてい
る。また、コアホルダー12の基部12bにも、上記切
欠き部12c及びスリット12eに対応して切欠き部1
2f,スリット12gが形成されている。
アホルダー12の概略構造を示す。コアホルダー12に
支持される磁気ヘッドコア13は、図示の如く、頭部の
ギャップ形成部13a,その下部の首部13b,中間に
位置し、コイルボビンが装着される胴部13c及び下部
の脚部13dからなる。コアホルダー12は、例えば、
アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、銅合金などの
非磁性体材料からなり、断面が略コ字状をなす所定の長
さを持つ部材である。コアホルダー12の上板部12a
には、磁気ヘッドコア13が嵌入される切欠き部12c
が取り付けられる磁気ヘッドコアの数だけ(本実施例で
は4個)形成されている。また、磁気ヘッドコア13嵌
入される各切欠き部12cの間には、磁気シールド板1
5が挿入されるスリット12eが交互に形成されてい
る。また、コアホルダー12の基部12bにも、上記切
欠き部12c及びスリット12eに対応して切欠き部1
2f,スリット12gが形成されている。
【0013】コアホルダー12に対する磁気ヘッドコア
13の取付けは、磁気ヘッドコア13の首部13bをコ
アホルダー12の上板部12aに形成された切欠き部1
2cに嵌入させ、磁気ヘッドコア13の脚部13dをコ
アホルダー12の基部12bに形成された切欠き部12
fに嵌入させることにより行う。このとき、コアホルダ
ー12に取り付けられた状態の磁気ヘッドコア13は、
頭部のギャップ形成部13aがコアホルダー12の上板
部12aの表面より若干上方に突出する共に、上板部1
2aの縁部より若干外側に張り出すようにして取り付け
られる。尚、コアホルダ12に取り付ける磁気ヘッドコ
ア13は、ボビンとコイルが胴部13cに装着された状
態のものを取り付けるが、図4においては、説明の便宜
上、ボビン及びコイルは省略されている。
13の取付けは、磁気ヘッドコア13の首部13bをコ
アホルダー12の上板部12aに形成された切欠き部1
2cに嵌入させ、磁気ヘッドコア13の脚部13dをコ
アホルダー12の基部12bに形成された切欠き部12
fに嵌入させることにより行う。このとき、コアホルダ
ー12に取り付けられた状態の磁気ヘッドコア13は、
頭部のギャップ形成部13aがコアホルダー12の上板
部12aの表面より若干上方に突出する共に、上板部1
2aの縁部より若干外側に張り出すようにして取り付け
られる。尚、コアホルダ12に取り付ける磁気ヘッドコ
ア13は、ボビンとコイルが胴部13cに装着された状
態のものを取り付けるが、図4においては、説明の便宜
上、ボビン及びコイルは省略されている。
【0014】磁気シールド板も同様に、コアホルダー1
2の上下のスリット12e,12gに挿入して支持す
る。図5は磁気ヘッドコア13及び磁気シールド板15
が取り付けられたコアホルダー12にセラミック板から
なる耐摩耗性部材16を取り付ける状態を説明する図で
ある。前述のように、磁気ヘッドコア13は、そのギャ
ップ形成部13aがコアホルダー12の上板部12aよ
り上部に突出するようにしてコアホルダー12に取り付
けられている。また、磁気シールド板15も同様に、そ
の端部はコアホルダー12の上板部12aより上部に若
干突出して取付けられている。磁気ヘッドコア13のギ
ャップ形成部13a及び磁気シールド板15の上部の突
出量は、耐摩耗性部材16の厚みと略同程度とする。
2の上下のスリット12e,12gに挿入して支持す
る。図5は磁気ヘッドコア13及び磁気シールド板15
が取り付けられたコアホルダー12にセラミック板から
なる耐摩耗性部材16を取り付ける状態を説明する図で
ある。前述のように、磁気ヘッドコア13は、そのギャ
ップ形成部13aがコアホルダー12の上板部12aよ
り上部に突出するようにしてコアホルダー12に取り付
けられている。また、磁気シールド板15も同様に、そ
の端部はコアホルダー12の上板部12aより上部に若
干突出して取付けられている。磁気ヘッドコア13のギ
ャップ形成部13a及び磁気シールド板15の上部の突
出量は、耐摩耗性部材16の厚みと略同程度とする。
【0015】耐摩耗性部材16は、磁気ヘッドコア13
のギャップ形成部13aが嵌合する切欠き部16aが磁
気ヘッドコア13の数だけ形成され、各切欠き部16a
の間には磁気シールド板が挿入されるスリット16bが
形成されている。この耐摩耗性部材16はコアホルダー
12の上板部12aの上面に接着により取り付けられる
が、このとき、磁気ヘッドコア13のギャップ形成部1
3a及び磁気シールド板15の端縁部は、耐摩耗性部材
16に形成された切欠き部16a及びスリット16bに
それぞれ嵌入される。
のギャップ形成部13aが嵌合する切欠き部16aが磁
気ヘッドコア13の数だけ形成され、各切欠き部16a
の間には磁気シールド板が挿入されるスリット16bが
形成されている。この耐摩耗性部材16はコアホルダー
12の上板部12aの上面に接着により取り付けられる
が、このとき、磁気ヘッドコア13のギャップ形成部1
3a及び磁気シールド板15の端縁部は、耐摩耗性部材
16に形成された切欠き部16a及びスリット16bに
それぞれ嵌入される。
【0016】磁気ヘッドコア13、磁気シールド板15
及び耐摩耗性部材16が取り付けられたコアホルダー1
2の一対を、一枚のギャップスペーサ19をギャップ部
に介在させて互いに対向させて突き合わせてシールドケ
ース14内に収納し、コアホルダー12の上板部12a
に塗布した樹脂接着材で固定してマルチ磁気ヘッドの組
立体が出来上がる。なお、ギャップスペーサ19は各ギ
ャップ共通の一枚の部材としているため、図5に示すよ
うに、磁気シールド板15にはギャップスペーサ19が
入り込むスリット15aが形成されている。
及び耐摩耗性部材16が取り付けられたコアホルダー1
2の一対を、一枚のギャップスペーサ19をギャップ部
に介在させて互いに対向させて突き合わせてシールドケ
ース14内に収納し、コアホルダー12の上板部12a
に塗布した樹脂接着材で固定してマルチ磁気ヘッドの組
立体が出来上がる。なお、ギャップスペーサ19は各ギ
ャップ共通の一枚の部材としているため、図5に示すよ
うに、磁気シールド板15にはギャップスペーサ19が
入り込むスリット15aが形成されている。
【0017】シールドケース14は、上部に開口部14
aを有し、下部は開放された箱型のケースで、図2に示
したように、開口部14aよりギャップ形成部13aと
耐摩耗性部材16の部分のみが露出するように磁気ホル
ダー12の上部からかぶせるようにしてシールドケース
14内に収納する。シールドケース14に収容された状
態の磁気ヘッド組立体は、シールドケース14の開口部
14aより露出している部分を研磨機で研磨され、表面
を完全に滑らかな面に仕上げる。これにより、耐摩耗性
部材16、磁気ヘッドコア13のギャップ形成部13
a、ギャップスペーサ19及び磁気シールド板15は開
口部4aの露出部分において完全な面一の状態となって
いる。そして、この露出部分が磁気ヘッドの磁気カード
との摺動面となる。
aを有し、下部は開放された箱型のケースで、図2に示
したように、開口部14aよりギャップ形成部13aと
耐摩耗性部材16の部分のみが露出するように磁気ホル
ダー12の上部からかぶせるようにしてシールドケース
14内に収納する。シールドケース14に収容された状
態の磁気ヘッド組立体は、シールドケース14の開口部
14aより露出している部分を研磨機で研磨され、表面
を完全に滑らかな面に仕上げる。これにより、耐摩耗性
部材16、磁気ヘッドコア13のギャップ形成部13
a、ギャップスペーサ19及び磁気シールド板15は開
口部4aの露出部分において完全な面一の状態となって
いる。そして、この露出部分が磁気ヘッドの磁気カード
との摺動面となる。
【0018】図7は、本実施例によるマルチ磁気ヘッド
10を移送されるカード状の磁気記録媒体20の磁気デ
ータの読取りに適用した場合のマルチ磁気ヘッド10と
磁気記録媒体との接触状態を説明する図である。矢印A
の方向に移送されてきた磁気カード20は、マルチ磁気
ヘッド10と接触し摺動されることとなるが、高速で移
送されてくる磁気カード20は、先ず、その前端部20
aが耐摩耗性材料16に当接することとなり、磁気ヘッ
ドコア13のギャップ形成部13aに直接衝突すること
を避けることができる。このように、本実施例において
は、耐摩耗性部材を磁気ヘッドコアのギャップ形成部の
磁気記録媒体の摺動方向の部分に耐摩耗性部材を配置し
ているため、ギャップ形成部と記録媒体との衝突による
衝撃を緩和することができ、ギャップ形成部の摩耗や損
傷をきわめて低く抑えることができる。
10を移送されるカード状の磁気記録媒体20の磁気デ
ータの読取りに適用した場合のマルチ磁気ヘッド10と
磁気記録媒体との接触状態を説明する図である。矢印A
の方向に移送されてきた磁気カード20は、マルチ磁気
ヘッド10と接触し摺動されることとなるが、高速で移
送されてくる磁気カード20は、先ず、その前端部20
aが耐摩耗性材料16に当接することとなり、磁気ヘッ
ドコア13のギャップ形成部13aに直接衝突すること
を避けることができる。このように、本実施例において
は、耐摩耗性部材を磁気ヘッドコアのギャップ形成部の
磁気記録媒体の摺動方向の部分に耐摩耗性部材を配置し
ているため、ギャップ形成部と記録媒体との衝突による
衝撃を緩和することができ、ギャップ形成部の摩耗や損
傷をきわめて低く抑えることができる。
【0019】また本実施例のマルチ磁気ヘッド10にお
いては、半割りのコアホルダー12に対して、一枚の耐
摩耗性部材16を使用するものであり、図1に示すよう
な、各ギャップの間に耐摩耗性部材を配置するものと比
べ、部品数を低減することができ、また、組立て工数も
少なくすることができる。更に、本実施例においては、
ギャップスペーサ19を全てのギャップに対して共通の
一枚の部材としているめ、部品数及び組立て工数を低減
することができる。
いては、半割りのコアホルダー12に対して、一枚の耐
摩耗性部材16を使用するものであり、図1に示すよう
な、各ギャップの間に耐摩耗性部材を配置するものと比
べ、部品数を低減することができ、また、組立て工数も
少なくすることができる。更に、本実施例においては、
ギャップスペーサ19を全てのギャップに対して共通の
一枚の部材としているめ、部品数及び組立て工数を低減
することができる。
【0020】なお、上記実施例においては、ギャップス
ペーサ19を各ギャップ共通の一枚の部材としているた
め、各ギャップ間に配置される磁気シールド板15にギ
ャップスペーサ19が挿入されるスリット15aを設け
る構成としたが、スリットを設けることなく、磁気シー
ルド板を2分割し、それぞれのコアホルダに支持させる
ようにしてもよい。
ペーサ19を各ギャップ共通の一枚の部材としているた
め、各ギャップ間に配置される磁気シールド板15にギ
ャップスペーサ19が挿入されるスリット15aを設け
る構成としたが、スリットを設けることなく、磁気シー
ルド板を2分割し、それぞれのコアホルダに支持させる
ようにしてもよい。
【0021】図8は、本発明の他の実施例のマルチ磁気
ヘッド30を示す。本実施例のマルチ磁気ヘッド30
は、前述の実施例のマルチ磁気ヘッド10とは耐摩耗性
部材とギャップスペーサにおいて変更があるのみで、他
の構成は変わるところはない。したがって、これらの変
更点のみを説明し、他の部分の説明は省略する。また、
図中、図2と同一の部分については同一の符号を付して
説明する。
ヘッド30を示す。本実施例のマルチ磁気ヘッド30
は、前述の実施例のマルチ磁気ヘッド10とは耐摩耗性
部材とギャップスペーサにおいて変更があるのみで、他
の構成は変わるところはない。したがって、これらの変
更点のみを説明し、他の部分の説明は省略する。また、
図中、図2と同一の部分については同一の符号を付して
説明する。
【0022】磁気ヘッド30は、耐摩耗性部材36を全
体として一枚の耐摩耗性のセラミック板で形成してい
る。耐摩耗性部材36は、図5に示した耐摩耗性部材1
6の2枚を互いに突き合わせて一枚の部材とした形状、
すなわち、コアホルダー12に支持された一対の磁気ヘ
ッドコア13のギャップ形成部13a、13aが挿入さ
れる矩形状の穴36aと、コアホルダー12に支持され
コアホルダー12の上板部12aより上部に突出した磁
気シールド板15が挿入されるスリト穴36bが形成さ
れている。なお、ギャップスペーサ39は、各磁気ヘッ
ドコア13のギャップ部毎に設けるようにしている。
体として一枚の耐摩耗性のセラミック板で形成してい
る。耐摩耗性部材36は、図5に示した耐摩耗性部材1
6の2枚を互いに突き合わせて一枚の部材とした形状、
すなわち、コアホルダー12に支持された一対の磁気ヘ
ッドコア13のギャップ形成部13a、13aが挿入さ
れる矩形状の穴36aと、コアホルダー12に支持され
コアホルダー12の上板部12aより上部に突出した磁
気シールド板15が挿入されるスリト穴36bが形成さ
れている。なお、ギャップスペーサ39は、各磁気ヘッ
ドコア13のギャップ部毎に設けるようにしている。
【0023】本実施例のマルチ磁気ヘッド30によれ
ば、マルチ磁気ヘッドの記録媒体摺動面に設ける耐摩耗
性部材は全体として一枚の部材としたため、耐摩耗性部
材の取付け工数が一回ですみ、全体として組立て工数を
少なくすることができる。また、ギャップ形成部の記録
媒体の摺動方向に耐摩耗性部材を配置することができる
ため、記録媒体との衝撃の影響が直接磁気ヘッドコアの
ギャップ部に影響することを抑制することができる。
ば、マルチ磁気ヘッドの記録媒体摺動面に設ける耐摩耗
性部材は全体として一枚の部材としたため、耐摩耗性部
材の取付け工数が一回ですみ、全体として組立て工数を
少なくすることができる。また、ギャップ形成部の記録
媒体の摺動方向に耐摩耗性部材を配置することができる
ため、記録媒体との衝撃の影響が直接磁気ヘッドコアの
ギャップ部に影響することを抑制することができる。
【0024】図9は、本発明の他の実施例のマルチ磁気
ヘッド40を示す。本実施例のマルチ磁気ヘッド40
は、耐摩耗性部材46を4個の磁気ヘッドコアのギャッ
プ形成部13a毎に設けるようにしたものである。耐摩
耗性部材46には一対のギャップ形成部13a,13a
が露出する矩形状の穴46aが形成された矩形状のセラ
ミック板が用いられる。なお、本実施例においては、耐
摩耗性部材46は磁気シールド板15と重ならないサイ
ズとしている。したがって、耐摩耗性部材には磁気シー
ルド板15を露出させるための開口部を形成する必要な
い。すなわち、コアホルダーに取り付けられる磁気シー
ルド板15は、隣接する耐摩耗性部材の間の間隙に入り
込むようにしている。本実施例においては、マルチ磁気
ヘッドの磁気シールド板15の記録媒体摺動方向には耐
摩耗性部材が存在しないこととなるが、移送されてくる
記録媒体と磁気コアヘッドのギャップ形成部との直接の
衝突を避けるとい点では支障はない。
ヘッド40を示す。本実施例のマルチ磁気ヘッド40
は、耐摩耗性部材46を4個の磁気ヘッドコアのギャッ
プ形成部13a毎に設けるようにしたものである。耐摩
耗性部材46には一対のギャップ形成部13a,13a
が露出する矩形状の穴46aが形成された矩形状のセラ
ミック板が用いられる。なお、本実施例においては、耐
摩耗性部材46は磁気シールド板15と重ならないサイ
ズとしている。したがって、耐摩耗性部材には磁気シー
ルド板15を露出させるための開口部を形成する必要な
い。すなわち、コアホルダーに取り付けられる磁気シー
ルド板15は、隣接する耐摩耗性部材の間の間隙に入り
込むようにしている。本実施例においては、マルチ磁気
ヘッドの磁気シールド板15の記録媒体摺動方向には耐
摩耗性部材が存在しないこととなるが、移送されてくる
記録媒体と磁気コアヘッドのギャップ形成部との直接の
衝突を避けるとい点では支障はない。
【0025】なお、図2〜図7に示した実施例のマルチ
磁気ヘッド10においては、ギャップスペーサ19を一
枚の部材で構成しているため、図5に示すように、磁気
シールド板にギャップスペーサが挿入されるスリットを
形成する必要があるが、図8、図9の実施例のマルチ磁
気ヘッドにおいては、ギャップスペーサは、各ギャップ
毎に挿入されるため、磁気シールド板には上記のような
スリットを設ける必要はない。
磁気ヘッド10においては、ギャップスペーサ19を一
枚の部材で構成しているため、図5に示すように、磁気
シールド板にギャップスペーサが挿入されるスリットを
形成する必要があるが、図8、図9の実施例のマルチ磁
気ヘッドにおいては、ギャップスペーサは、各ギャップ
毎に挿入されるため、磁気シールド板には上記のような
スリットを設ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。本願各発明におい
ては、磁気カード用磁気マルチヘッドの磁気カードとの
摺動面において、摺動面のギャップ位置の磁気カード摺
動方向の部位にも耐摩耗性部材が存在することとなり、
磁気カードとの接触時において、直接に磁気カードがギ
ャップに衝突することを防止することができる。また、
磁気カードが最初に接触する部分にも耐摩耗性部材が存
在することとなり、磁気カードエッジ部による局部摩耗
を抑制することができる。
種々の効果を実現することができる。本願各発明におい
ては、磁気カード用磁気マルチヘッドの磁気カードとの
摺動面において、摺動面のギャップ位置の磁気カード摺
動方向の部位にも耐摩耗性部材が存在することとなり、
磁気カードとの接触時において、直接に磁気カードがギ
ャップに衝突することを防止することができる。また、
磁気カードが最初に接触する部分にも耐摩耗性部材が存
在することとなり、磁気カードエッジ部による局部摩耗
を抑制することができる。
【0027】また、耐摩耗性部材は、ギャップを形成す
る磁気ヘッドコア毎に設ける必要はなく、部品数を少な
くすることができる。
る磁気ヘッドコア毎に設ける必要はなく、部品数を少な
くすることができる。
【図1】従来の磁気カード用マルチ磁気ヘッドを示す図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例に係る磁気カード用マルチ磁
気ヘッドである。
気ヘッドである。
【図3】図2におけるA−A断面視図である。
【図4】磁気ヘッドコアとコアホルダーへの概略構成図
である。
である。
【図5】耐摩耗性部材とコアホルダーへの取付け構造を
示す図である。
示す図である。
【図6】磁気シールドを示す図である。
【図7】本発明による磁気カード用マルチ磁気ヘッドの
作用を説明する図である。
作用を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す図である。
10、30、40 磁気カード用マルチ磁気ヘッド 12 コアホルダー 13 磁気ヘッドコア 14 シールドケース 15 磁気シールド板 16、36、46 耐摩耗性部材 17 コイル 18 ボビン 19、39、49 ギャップスペーサ 20 磁気カード
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の磁気トラックを有するカード状の
記録媒体に接触し、相対的に移動して書込み又は読出し
を行う複数のギャップが形成された摺動面を有する磁気
カード用マルチ磁気ヘッドにおいて、 前記摺動面は、前記複数のギャップが嵌入されて露出す
るように形成した開口又は切欠き部を有する耐摩耗性部
材を有することを特徴とする磁気カード用マルチ磁気ヘ
ッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気カード用マルチヘ
ッドにおいて、前記耐摩耗性部材は、前記ギャップが形
成される面を境界として前記摺動面における摺動方向に
2分割され、ギャップが嵌入される凹所を有する板状部
材である磁気カード用マルチ磁気ヘッド。 - 【請求項3】 請求項2に記載の磁気カード用マルチ磁
気ヘッドにおいて、前記ギャップはギャップスペーサを
有し、前記ギャップスペーサは前記複数のギャップに対
して共通の一枚の部材からなる磁気カード用マルチ磁気
ヘッド。 - 【請求項4】 請求項1に記載の磁気カード用マルチ磁
気ヘッドにおいて、前記耐摩耗性部材は、各ギャップ毎
に取り付けられた板状部材である磁気カード用マルチ磁
気ヘッド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11031753A JP2000231704A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 磁気カード用マルチ磁気ヘッド |
US09/500,267 US6286759B1 (en) | 1999-02-09 | 2000-02-08 | Multi-magnetic head for a card-shaped recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11031753A JP2000231704A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 磁気カード用マルチ磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000231704A true JP2000231704A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12339791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11031753A Pending JP2000231704A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 磁気カード用マルチ磁気ヘッド |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6286759B1 (ja) |
JP (1) | JP2000231704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6286759B1 (en) * | 1999-02-09 | 2001-09-11 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Multi-magnetic head for a card-shaped recording medium |
FR2810437A1 (fr) * | 2000-06-05 | 2001-12-21 | Japan Servo | Machine a fabriquer des cartes de circuits integres de type de proximite et sans contact |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4956152B2 (ja) * | 2006-11-21 | 2012-06-20 | 株式会社スマート | センサ・タグの多面影像方式 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1340422A (en) * | 1971-01-26 | 1973-12-12 | Int Computers Ltd | Methods of making cores for magnetic recording and reproducing heads |
GB1424782A (en) * | 1972-02-04 | 1976-02-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording and reproducing devices |
US4160315A (en) * | 1978-04-17 | 1979-07-10 | Tandon Magnetics Corporation | Method of making a magnetic head assembly |
US4949208A (en) * | 1988-04-13 | 1990-08-14 | Eastman Kodak Company | Multihead magnetic head assembly having a single piece faceplate of magnetic ferrite |
JPH0686309B2 (ja) * | 1989-02-23 | 1994-11-02 | 株式会社日立製作所 | 磁気ヘッド並びにその製造方法及び磁気記録再生装置 |
US5636092A (en) * | 1992-07-31 | 1997-06-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic head having chromium nitride protective film for use in magnetic recording and/or reproducing apparatus and method of manufacturing the same |
US5750230A (en) * | 1992-11-20 | 1998-05-12 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording media and magnetic recording system using the same |
WO1994018671A1 (en) * | 1993-02-12 | 1994-08-18 | Datacard Corporation | Magnetic stripe read/write head |
JP2000231704A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Mitsumi Electric Co Ltd | 磁気カード用マルチ磁気ヘッド |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP11031753A patent/JP2000231704A/ja active Pending
-
2000
- 2000-02-08 US US09/500,267 patent/US6286759B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6286759B1 (en) * | 1999-02-09 | 2001-09-11 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Multi-magnetic head for a card-shaped recording medium |
FR2810437A1 (fr) * | 2000-06-05 | 2001-12-21 | Japan Servo | Machine a fabriquer des cartes de circuits integres de type de proximite et sans contact |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6286759B1 (en) | 2001-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050901 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
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