JP2000230803A - 光学的位置測定装置 - Google Patents

光学的位置測定装置

Info

Publication number
JP2000230803A
JP2000230803A JP2000026352A JP2000026352A JP2000230803A JP 2000230803 A JP2000230803 A JP 2000230803A JP 2000026352 A JP2000026352 A JP 2000026352A JP 2000026352 A JP2000026352 A JP 2000026352A JP 2000230803 A JP2000230803 A JP 2000230803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
graduation
scale
measuring device
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000026352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000230803A5 (ja
JP4402790B2 (ja
Inventor
Michael Hoermann
ミヒヤエル・ヘルマン
Walter Huber
ヴアルター・フーバー
Wolfgang Dr Holzapfel
ヴオルフガング・ホルツアプフエル
Volker Hoefer
フオルカー・ヘーフアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dr Johannes Heidenhain GmbH
Original Assignee
Dr Johannes Heidenhain GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19957777A external-priority patent/DE19957777A1/de
Application filed by Dr Johannes Heidenhain GmbH filed Critical Dr Johannes Heidenhain GmbH
Publication of JP2000230803A publication Critical patent/JP2000230803A/ja
Publication of JP2000230803A5 publication Critical patent/JP2000230803A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4402790B2 publication Critical patent/JP4402790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01D5/32Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
    • G01D5/34Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
    • G01D5/36Forming the light into pulses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、結像及び干渉位置
測定装置を提供することである。 【解決手段】 移動可能な2対象物の光学的位置測
定装置において、両者の一方と結合した周期的測定目盛
と、他方と結合した走査ユニットとを備え、走査ユニッ
トは、光源と、走査目盛と、検出器配列とを備え、検出
器配列は、光源からの光束が目盛との交換作用による周
期的縞模様を検出する検出器要素から成り、検出器平面
が、最後に通過される目盛から距離Zn 離れ、Zn は、
1/Zn +1/ZQ =1/〔(n+η)×dVTO 〕から
求められ、ZQ :周期的縞模様の実光源点又は虚実光源
点から目盛までの距離、n=0、1、2、3、・・、
η:周期的縞模様の360°の分数の位相差、n>0又
はη≠0、かつdVTO =(TP eff ×∩Vernier )/
λ、TPeff :回折次数の方向の有効な目盛周期、∩
Vern ier :周期的縞模様の周期であることを特徴とする
前記光学的位置測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに移動可能な
対象物の相対位置の精密測定に適した光学的位置測定装
置に関する。
【0002】測定尺側と、走査側とに設けられた目盛、
即ち測定目盛と、1つ又は複数の走査目盛とが、相異な
る目盛周期(ピッチ)を有するインクリメンタル位置測
定装置がある。これらの目盛が光源によって照明される
と、検出器平面に、好適な検出器配列によって検出され
ることができる周期的縞模様が生じる。この際周期的縞
模様は、光路における相異なる目盛と、光源から発せら
れた光束の交換作用から生じる。この縞模様を以下、副
尺縞模様と称し、その際この縞模様の周期は、副尺周期
によって特定される。
【0003】
【従来の技術】この際副尺縞模様の発生形式及び方法と
関連して、一方では測定尺側及び走査側に比較的大きな
目盛周期を有するいわゆる結像位置測定装置が対象とさ
れる。得られる副尺縞模様は、実質的に陰影として生じ
る。これらのシステムは、一般に測定目盛並びに走査目
盛を有する。このために例えばドイツ国特許出願第19
527287号又はドイツ国特許出願第1798368
号明細書が参照される。比較的大きな副尺周期の得られ
た縞模様の走査は、それぞれ好適に配設された四分円検
出器によって行われる。これに対して更にドイツ国特許
第2653545号明細書が参照される。
【0004】他方では、得られる副尺縞模様は、原理的
に干渉的位置測定装置によっても原理的に発生され、そ
の際測定尺側及び走査側は、非常に小さい目盛周期を有
する。走査された検出器平面における副尺縞模様は、そ
のような測定装置では、使用された目盛で回折されかつ
干渉のために到達する部分光束から生じる。この関係に
ついてはドイツ国特許第2714324号明細書が参照
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特定の条件を充足する
ような副尺縞模様の発生のための結像位置測定装置も干
渉位置測定装置も提供されるべきである。そのように、
副尺縞模様の走査から相対移動の場合に充分良好な変調
された走査信号が得られることが基本的に保証されるべ
きである。測定目盛の面上の場合によっては生じる汚れ
は、この際できるかぎり走査信号に影響すべきではな
い。更に検出器平面の位置に関する幾分のフレキシビリ
ティが要求される、そのわけは構造的な制約に基づいて
検出器平面は必ずしも位置測定装置の光が最後に通過し
た目盛の直後に配設されることができないからである。
後者はコンパクトに構成される走査ユニットを考慮して
特に重要である。更に結像システムにおける副尺縞模様
の小さい周期では、最後に通過された目盛と検出器平面
との間の距離は極端に小さくされるべきである。その理
由は、僅かなコントラストの縞像に繋がるより高い回折
次数である。しかしそのように小さい距離は、実際には
実現困難であり、その際検出器上に突出する各検出器要
素のボンドワイヤ(Bonddraehte)が損傷等
され得る。干渉システムの場合、度々発生する回折次数
のレンズによる空間的分離が必要である。しかしそのよ
うな位置測定装置では、レンズの焦点面に置かれた目盛
が相異なる目盛周期を有する場合にも副尺縞模様は生じ
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの要求を充足する
光学的位置測定装置は、請求項1の目的物である。
【0007】本発明による位置測定装置の有利な実施形
態は、従属請求項における措置から得られる。
【0008】特に検出器配列の面での本発明の措置は、
移動に依存した走査信号の、高い解像力で、汚れに敏感
でなく又は妨害に敏感ではない発生を保証する。このこ
とは、相応して形成された検出器配列に基づいて確保さ
れる、そのわけは場合によっては測定目盛上の汚れが、
相異なる、位相のずらされた信号部分に一層均一に作用
するからである。
【0009】更に検出器平面の光学的位置の認識におい
て、相異なる構造的な条件を考慮して幾分のフレキシビ
リティが生じる。そのように例えば、検出器配列をそれ
ぞれ最後に通過された目盛の直後に配置することは最早
無条件に必要ではない。本発明によれば同様な場合に充
分に良好な走査信号を供給する、検出器平面の配列の他
の可能性を与えることが認識された。それによって最終
的に、同時に高い信号コントラスト又は高い変調度を実
現する、非常にコンパクトに構成される走査ユニットを
実現するという可能性が得られる。
【0010】同様に検出器平面の光学的位置の認識にお
いて、走査側で副尺縞模様を供給する干渉位置測定装置
も提供されることができる。相異なる回折次数の分離が
行われない本発明による干渉位置測定装置の利点とし
て、更に測定目盛の長さに渡って回折特性が変えられる
べき場合に、全信号部分が同様に影響を受けることが行
われることになる。
【0011】この形式及び方法で、干渉システムにおい
て、それぞれ90°の位相差を有する信号が、発生させ
られ、信号は、スタンダード電子評価装置で更に処理さ
れることができる。プッシュプル信号の非常に正確な発
生によって、更に続いて行われる信号補間の際にさもな
ければ誤差を作用する第2の調和も消失する。
【0012】勿論本発明による構想は、回転位置測定装
置にも直線位置測定装置にも適用される。同様に可能な
位置測定装置は、本発明によれば反射光、又は透過光で
作動する位置測定装置を構成することも可能である。
【0013】本発明による光学的位置測定装置の他の利
点及び他の詳細は、添付された図面に基づく複数の実施
例の次の記載から把握される。
【0014】
【実施例】本発明による光学的位置測定装置の第1実施
例を次に図1及び2に基づいて説明する。この際図1に
は結像光学的位置測定装置が、図式的側面図で示されて
いる。光学的位置測定装置は、実質的に走査ユニット1
と、測定目盛2.2及び目盛支持体2.1を備えた測定
尺2とから成る。走査ユニット1と測定尺2とは、互い
の相対位置が決定されるべき互いに移動可能な2つの対
象物と結合している。例えばその際数値制御される工作
機械における工具と工作物とが対象とされる。図示の実
施例において、走査ユニット1と測定尺2とは、互いに
測定方向Xに移動可能であり、その際Xは図平面に対し
て垂直に向けられている。走査された測定目盛2.2
は、交互に測定方向Xに配設されていてその縦軸線がY
方向に向けられた反射する部分領域と反射しない部分領
域とを備えた測定目盛2.1上の公知の反射光インクリ
メンタル目盛から成る。測定目盛2.2の目盛周期TP
Mとして測定方向Xにおける反射しない部分領域の幅に
加えて反射する部分領域の幅が理解される。走査された
測定目盛2.2は、従ってこの実施例では純粋の振幅格
子として形成されており、目盛周期TPM は、TPM
20.000μmとして選択され、部分領域−目盛周期
−比は、τ、即ち測定方向Xにおける目盛周期に対する
反射する部分領域の幅の比は、τ=0.5になる。
【0015】測定目盛2.2に対して相対的に移動可能
な走査ユニット1は、図示の実施例において光源1.
1、コリメータ光学系1.2、走査目盛周期TPA の走
査目盛1.4を備えた透明の走査板1.3並びに検出器
配列1.5を含む。光源1.1の光軸は、走査板1.3
上の法線に対して角度ε=30°図平面内で傾いてい
る。この実施形態の走査目盛1.4は、位相格子として
形成されかつ目盛周期TP A =18.52μm(従って
TPM ≠TPA )、ウエブ/目盛周期の比τは、τ=
0.5に選択され、位相角φは、φ=π/2である。既
にこの個所に完全な理解のために次に詳細に説明する大
きさη及びβがこの実施例において付与され、その大き
さはコリメート照明による結像システムの場合にη=
0、β=1である。
【0016】光源1.1から発せられる光束は、コリメ
ータ光学系によるコリメート後に先ず、透明な走査板
1.3を通過し、位相格子−走査目盛1.4を通過しか
つ反射するように形成された測定目盛2.2上に現れ
る。そこから光束は、走査板1.3の方向に反射されか
つ光束が検出器平面の検出器配列1.5上に達する前
に、固有の走査目盛1.4に隣接する光学的に特徴のな
い透明な窓における走査板1.3を通過する。そこで、
それらが後に配設されている−図示しない−評価ユニッ
トに送られる前に、周期的縞模様又は移動に依存して変
調された走査信号の検出及び場合によっては既にこれら
の信号の前処理が行われる。
【0017】本発明による本質的な措置を、図2の図示
に基づいて説明する。図2は、図式的な形で検出器平面
における光学的位置測定装置の検出器配列1.5の部分
並びにそれによって走査された副尺縞模様の強度分布を
示す。検出器配列1.5は、測定方向Xにおいて互いに
隣接して配設された複数の感光検出器要素D1〜D20
から成る。個々の検出器要素D1〜D20は、一括して
狭い正方形の形の同一の寸法を有し、その縦軸線は、Y
方向の検出器平面内に、即ち測定方向Xに対して垂直に
向けられている。検出器配列1.5の予め設定された長
さL DETに渡って測定方向Xにおいて一括して20の個
々の検出器要素D1〜D20が配設されており、これら
は5つのグループにブロック状に纏められている。各ブ
ロックB1〜B5は、コリメート照明を備えた図示の実
施形態において測定方向Xにおいて長さ∩ Vernierを有
し、この長さは、検出器平面における発生した副尺縞模
様の周期に相応し、即ちL DET=k×∩ Vernier、その
際図示の例ではk=5である。従って値∩ Vernierを、
次に副尺周期と称する(∩ Vernierは図2及び3中に記
載されている)。
【0018】一般的にN個の検出器要素がそれによって
距離β×∩ Vernier、の内方に配設されており、その際
後でなお詳しく説明すべき修正ファクタβについて、場
合によっては非コリメート照明が考慮されることができ
る。上記の場合、コリメート照明は、従ってβ=1であ
り、一方非コリメート照明の場合β≠1とされ、修正フ
ァクタβの正確な導入は明細書中で適宜行う。
【0019】隣接した検出器要素D1〜D20の間隔
は、次にL DETと表しかつ一般的な場合にL DET=(n
+Δφ/360°)×∩ Vernierになる。この際n=
0、1、2、3、・・・であり、一方Δφは、隣接する
検出器要素の検出された信号の位相差を表す。図示の実
施例において、L DET=1/4×∩ Vernier、即ちn=
0、Δφ=90°である。
【0020】前記副尺周期∩ Vernierは、その際複数の
測定目盛及び又は走査目盛を備え−以下単に目盛と言う
−及び次の方程式(1)による一般的な形の相異なる目
盛の相応して予め設定された、目盛周期TPi を備えた
光学的位置測定装置のコリメート照明の場合に得られ
る。
【0021】
【外1】 ここで ni :第1部分光束の1つの目盛で発生した回折次数 ni ′:第2部分光束の1つの目盛で発生した回折次数 TPi :各目盛の目盛周期 M:通過した目盛の数 この際図1にも表されたコリメータ光学系1.2を度外
視して、場合によっては、光束のコリメーションに影響
し得る光路に他の光学的要素は配設されていないことを
前提とする。
【0022】測定目盛2.2及び走査目盛1.4を備え
た図1の例において、式(1)による走査目盛及び測定
目盛の予め設定された目盛周期TPM 、TPA 及びM=
2から副尺周期∩ Vernierが得られる。
【0023】 ∩ Vernier=1/〔(1/TPA )−(1/TPM )〕 この関係から、反射する副尺縞模様の副尺周期∩
Vernierは、走査目盛及び測定目盛の目盛周期TPA
びTPM の相違が著しければ著しい程小さくなる。
【0024】分かり易く言えば、コリメート照明の場合
について上記の分析的に記載された副尺周期∩ Vernier
は、その下に基本的に最後に通過した目盛の平面内に生
じる(部分)縞模様の周期であると定義される。
【0025】ブロックB1〜B5に対する、図示の実施
例における検出器配列1.5の内方にそれぞれ4つの個
々の検出器要素が上記の間隔L DETで設けられている。
隣接する検出器要素は、副尺縞模様の走査の際にそれぞ
れ90°だけ位相のずれた部分走査信号を供給する。
【0026】従って、ブロックB1〜B5当たりのk個
の検出器要素の一般的な場合に、隣接する検出器要素か
ら360°/k位相のずれた部分走査信号が生じる。
【0027】図2の図示から同様に認められるように、
相異なるブロックB1〜B5の同一の検出器要素D1〜
D20は、互いに接続され又は出力側で伝導的に結合さ
れて、位相の等しい出力信号又は部分走査信号を供給す
る。最終的にそのように得られる走査信号A0
90 、A 180及びA270 が取り出されることができ
る。
【0028】そのような検出器配列の代表的な実施例に
おいて、走査されるべき250μmの副尺周期が予め設
定される。このためにそれぞれ4つの検出器要素を備え
た合わせて10個のブロックが使用され、即ち測定方向
Xにおける検出器配列の内方の長さLDET =10×25
0μm=2.5mmである。検出器要素のX方向の幅
は、47.5μmであり、Y方向の長さは、1.8mm
に選択される。隣接した検出器要素の中心間のX方向の
距離LDET は、62.5μmである。
【0029】隣接した検出器要素の出力信号間の位相差
Δφは一般に次の通りである。
【0030】Δφ=(m1 +m 2/k)×360〔°〕 その際相異なる大きさは次のようになる。
【0031】m1 =0、1、2、3、・・・・・ m2 =0、1、2、3、・・・・・ 一方図示の実施例において、全部で4つの位相のずれた
出力信号A0 、A 90、A 180及びA270 が検出されか
つ処理される場合、本発明の領域内で、検出器要素の数
及び若しくは幅又はブロック当たりの相互の間隔を変え
ることは勿論可能であり、その結果例えば120°だけ
位相のずれた、更に処理等され得る3つの走査信号が得
られる。同様に検出器配列において使用される検出器要
素を備えたブロックの数を考慮して、勿論変形可能性が
存在する。この形式及び方法で、従って、多くの位相の
ずれた走査信号が発生され、また走査信号の間の相応し
た位相関係が調整され得る。他の位相位置の検出器要素
と接続されて配設されたある位相位置の多数の接続され
た検出器要素によって、いわゆる「単一フィールド走
査」(Einfeldabtastung)が、副尺縞
模様の走査の際にも行われる。そのような単一フィール
ド走査では、測定目盛の走査された同一の領域から走査
信号の位相のずれた全ての信号部分が得られる。測定目
盛の局部的な汚れは、それによって全ての信号部分に対
して実質的に同様であり、汚れた個所での補間誤差は生
じない、即ち実質的に正確な測定システムが得られる。
類似の利点は、場合によっては目盛誤差についても挙げ
られる。各単一フィールド走査の室は、発生した副尺周
期に依存する。副尺周期が小さければ小さい程、それだ
け位相のずれた全ての信号部分への目盛不正確又は汚れ
に基づく前記誤差は、均等になる。従ってそのような位
置測定装置の寸法では、相応した検出器配列による小さ
い副尺周期を走査するように努められる。
【0032】既にこれまでに述べたように、検出器配列
の具体的な構成の他に略図2で示されたように、検出器
配列を空間的に本発明による位置測定装置の他の構成部
分に関して、検出された走査信号の充分な変調度又は副
尺縞模様の充分な対照が得られるように配設されること
が重要である。それぞれ最後に通過された又は最後に作
用した位置測定装置から検出器平面までの距離Zは、特
に重要である。本発明による光学的位置測定装置の構成
によって、最後に通過された又は最後に作用した目盛で
は、1つの走査目盛又は1つの測定目盛が対象とされ
る。この最後に通過された目盛までの距離Zは、次に最
後に通過された又は最後に作用した目盛を有する平面と
検出器平面との間の垂直距離として理解される。
【0033】本発明の領域内で、根本的に最後に通過さ
れた目盛の距離Zの増大に伴って発生した副尺縞模様の
コントラストの減少が存在することが認められる。この
際使用された走査及び測定目盛の目盛周期が小さければ
小さい程かつ副尺縞模様の副尺周期が小さければ小さい
程、コントラストの減少は著しい。特に小さい副尺周期
を有するそのような高い分解能の位置測定装置では、副
尺縞模様の充分なコントラスト、従って走査信号の充分
な変調を保証するために、検出器平面の好適な配列の問
題が生じる。
【0034】しかし本発明によれば、最後に通過された
目盛からの特定された距離Zn におけるコントラスト
は、再び上昇し、即ち、増大した距離Zによっても発生
した副尺縞模様の比較的大きなコントラストが生じる検
出器平面が存在することが認められる。これらの検出器
平面を、公知のトールボット効果に従って副尺トールボ
ット平面と称する。トールボット平面は、コリメート照
明された一般的な場合にく最後に通過された目盛からの
距離Zn に存在し、その際Zn に対して次の式が成立す
る。
【0035】Zn =n×dVT (式 2) nについてはn=1、2、3、・・・である。値dVT
次に副尺トールボット距離と称しかつ次の式(3)によ
り得られる。
【0036】 dVT=(∩ Vernier×TPA )/λ (式 3) この際 dVT:副尺縞模様の充分なコントラストを有する隣接し
た副尺トールボット平面の距離 ∩ Vernier:式(1)による走査された副尺縞模様の副
尺周期であり、一般に最後に通過された目盛の個所での
縞模様の周期である。 TPeff :走査装置の有効目盛周期であり、最後に通過
された目盛で生じる充分な強度を有する回折次数の方向
を正しく描き、結像システムでは、TPeff は一般に最
後の目盛の目盛周期に相当し、干渉3格子システムにお
ける最後の目盛の最後の目盛周期の1/2又は1/3で
ある。 λ:使用された光源の波長 図1の実施例において、TPeff =TPM 、即ち副尺ト
ールボット平面距離d VTは、式(3)により(∩
Vernier×TPM )/λとして得られる。
【0037】従って式(2)でn=0というあり得ない
場合は、最後に通過された目盛の直後に図2による検出
器配列が位置決めされ得るような好適な検出器平面が存
在することは重要である。このことが、特定の従来の理
由から不可能な場合、この実施形態における検出器配列
が、本発明によれば、最後に通過された目盛の後方、Z
1 =1×(TPM ×∩ Vernier)/λに配設され、n=
1に選択される等である。
【0038】この関係の図式的な、尺度は正しくない図
示は、図3に示され、図3は、測定目盛Mと走査目盛A
の他に、式(2)及び(3)で使用されているように、
種々の幾何学的大きさTPM 、TPA 、∩ Vernier、Z
1 及びdVTを示す。更に図3に図示されており、従って
周期的距離dVTにおいて、充分なコントラストをもった
好適な検出器平面が得られる。そのように副尺効果に基
づいて最後に通過された目盛の直後に副尺縞模様が現れ
る。しかし伝播する光束は、単一の伝播方向を有する。
選択された目盛パラメータに従って種々の回折次数が存
在する。そのように最後に通過された目盛で検出器配列
の前に−この場合測定目盛Mに−回折次数0.の光束が
生じるのみならず、後続の検出器配列の方向に伝播する
±1.次及び高い回折次数が生じる。干渉によって主と
して個々の部分副尺縞が発生する副尺効果に基づく個々
の回折次数の細分割は無視される。そのような回折次数
が遮断した場合、重ね合わされた全ての回折次数を有す
る全光束を考慮した場合と同一の副尺縞模様が生じる。
各回折次数は、目盛方向Xにおける部分副尺縞模様を有
する。一方最後に通過された目盛Mの平面には、種々の
部分副尺縞模様の位相の正しい重ね合わせが存在する場
合、相異なる伝播方向に基づいて続いて位相関係が変わ
る。しかし最後の目盛Aからの前記距離Zn には、再び
充分なコントラストの副尺縞模様が存在する、そのわけ
は相異なる回折次数の部分副尺縞模様が、再び位相正し
く重ねられるからである。
【0039】実際上この際最後の目盛Tからの距離
1 、Z2 を有する検出器平面は特に重要である、その
わけはnの値が大きい場合、場合によっては最適ではな
いコリメート照明が、追加的に否定的に評価され、即ち
コントラストが減少するからである。
【0040】記載の効果は、トールボット効果として公
知の格子の公知の自動結像に極めて類似する。従って副
尺縞システムの上記の自動結像は、副尺−トールボット
効果と称され、大きさdVTを、副尺タールボット距離と
称する。
【0041】次に本発明による光学的位置測定装置の第
2実施例のパラメータのための具体的な数値が付与さ
れ、この実施例は、同様に結像システムとして形成され
かつ図1の例と類似の基本構造を有する。この際結像シ
ステムは、副尺効果を除き発生した回折次数の分離が必
要ではないように特定されている、そのわけは個々の回
折次数の言うに値する全ての強度変調は、略同位相であ
り従って消失しないからである。一般にそのような結像
システムの最後に通過される目盛は、振幅格子として形
成されている。
【0042】本発明による位置測定装置の第2実施変形
において、LED又は半導体レーザが光源として使用さ
れ、光源は波長λ=860nmの光を発する。光源の光
軸は、走査板の法線に対して目盛範囲縦軸線の方向に角
度ε=30°だけ傾斜して配置される。光源から発せら
れる光束は、先ず、位相板として形成されかつウエブ及
び隙間の形に交互に配設された目盛領域を有する透明な
走査板上の走査目盛上に達する。走査目盛の位相格子
は、TPA =37.04μm、位相角φ=π並びにウエ
ブ−目盛周期比τ=0.5を有し、即ちウエブは測定方
向Xに隙間の幅を有する。位相格子上に現れる光束が種
々の回折次数に分解された後、回折された光束は反射測
定目盛上に達する。これは、交互に配設された反射する
線と反射しない隙間とを備えた振幅格子として形成され
かつ目盛周期TPM =20μm≠TPA /2並びに線−
目盛周期比τ=0.5を有する。そこから更に光束は、
走査板の方向に反射され、そこで光束は走査板の透明な
窓を通りかつ最後に検出器配列上に現れる。そこで生じ
た副尺縞模様が検出され、副尺縞模様は式(1)による
記載の変形では、副尺周期∩ Vernier=1/(2/TP
A )−(1/TPM )を有する。この際検出器配列は、
最後に通過された目盛からZ1 =(∩ Vernier×T
M )/λの距離に配設されておりかつ図2による実施
例と類似して形成されることができ、その結果出力側で
最終的に所望の数の位相のずれた走査信号が得られる。
一般に検出器配列はこの際、120°位相のずれた3つ
の走査信号又は90°だけ位相のずれた走査信号が得ら
れるように設定されている。検出された走査信号の信号
周期が、この実施例では他の測定目盛周期TPM に相応
する。第1実施例に完全のために既にこの個所に次に説
明する両値η及びβが付与され、η=0、β=1であ
る。
【0043】一方これまでに、結像位置測定装置との関
係が説明されたように、干渉位置測定装置の形の他の実
施例の次の記載によって、本発明による構成がそのよう
なシステムにも適用されることが明らかにされる。
【0044】図4は、干渉位置測定装置として形成され
た本発明による光学的位置測定装置の第3実施例の図式
的側面図を示す。位置測定装置は、更に測定尺12に対
して測定方向Xに移動可能に配設された走査ユニット1
1を有し、その際測定尺は、測定目盛支持体12.1並
びにその上に配設された測定目盛12.2から成る。測
定方向Xは、この図示において図平面に対して垂直に向
けられている。LED又は好適な半導体レーザとして形
成された光源11.1は走査ユニット11に属し、その
光軸は、線方向において透明な走査板11.3の表面上
の法線に対して角度εだけ傾いて配置されている。光源
11.1に、コリメータ光学系11.2に後続してお
り、このコリメータ光学系を、光束が、この実施例にお
いては走査板11.3の表面上に配設された走査目盛1
1.4aの第1部分領域上に現れる前に、通過する。走
査目盛11.4aは、前記実施例のように位相格子とし
て形成されておりかつ走査−目盛周期TPA =15.7
5μm、位相角φ=π並びにウエブ−目盛周期比τ=
0.5を有する。種々の格子パラメータの定義に関して
上記の実施例が参照される。走査目盛11.4aでは、
現れた光束の種々の回折次数への分割が行われ,続いて
回折された光束は、反射測定目盛M上に現れる。反射測
定目盛は同様に、位相格子として形成されておりかつ目
盛周期TPM =8μm≠0.5×TPA 、位相角φ=π
並びにウエブ−目盛周期比τ=0.5を有する位相格子
として形成されている。走査板11.3の方向における
更に回折された光束の方向に行われる反射後、光束は走
査目盛の第2部分領域上に現れ、部分領域に従って種々
の分割された光束の相会が行われる。この場合最後に通
過された目盛を表す走査目盛11.4bを通過した後、
副尺周期∩ Vernier=1/〔(4/TPA )−(2/T
M )〕を有する副尺縞模様が生じる。副尺周期∩ V
ernierは、既に上に記載した式(1)から得られる。前
記両実施例のように、既にこの個所で次に説明されるべ
き両値、η及びβが与えられており:η=0.5、β=
1である。
【0045】改めてこの例において種々の、相異なる回
折方向に伝播する部分副尺縞模様の位相の正しい重ね合
わせのために最後の目盛からの所定の距離Zn の状態の
みが重要である。この距離において充分なコントラスト
をもつ副尺縞模様が存在しかつ検出器配列11.5によ
って検出されることができる。検出器配列11.5は、
暗示されたように図2の例における構成に相応する基本
的構造を有する。最後に通過された目盛から光学的検出
器平面までの距離Zn のために、部分副尺縞が既に最後
に通過された目盛の平面内で互いに位相がずらされてい
ることが考慮されなければならない。この位相差は、相
応して変更された距離Zn によって補償されなければな
らない。これには次の式(4)が適用される。
【0046】 Zn =(n+η)×dVT (式4) この際n=0、1、2、3、・・・である。
【0047】dVT:式(3)によって特定され、副尺縞
模様の充分なコントラストを有する隣接した検出器平面
又は副尺タールボット平面の距離η:最後に通過された
目盛で種々の方向に現れる部分副尺縞模様の360°の
分数の位相差であり、この位相差は、最後に通過された
目盛の平面内の各個所に発生した回折次数相互間の位相
差である。図4の上記実施例の場合に、位相差は180
°であり、即ちηは、η=0.5;一般に0≦η<1で
ある。
【0048】値dVTには、即ち副尺トールボット距離の
ために、この例ではdVT=(∩ Ver nier×TPM )/λ
である。従って最後に通過された目盛の直後に式(4)
によれば、走査信号の全く又は僅かだけの変調又は副尺
縞模様の僅かなコントラストのみが予期される。可能な
第1の検出器平面は、0≦η<1で、n=0、従って距
離Z0 に生じる。
【0049】一般に本発明によれば、結像システムで
は、η=0かつn>0に選択され、これに対して干渉シ
ステムではη≠0かつn=0、1、2、3、・・・であ
る。
【0050】図示の実施例とは異なり、走査目盛11.
4a、11.4bが、走査板11.3の光源に向いた上
面上には配設されておらず、走査目盛11.4bが、走
査板11.3の測定目盛12.2に向いた下面上に配設
されている場合、走査板11.3の厚さの好適な選択に
よって、検出器配列11.5が走査板11.3の直接上
面上に取り付けられ、このことは、n=0の場合に相応
する。そのような実施形態において、走査板11.3上
での検出器配列11.5の接触も可能である。このこと
は、例えば公知のチップ−オン−ガラス−技術及び又は
フリップチップ技術で行われることができる。
【0051】検出された走査信号の信号周期SPは、こ
の実施例においてはその他通常測定目盛TPM の半分、
即ちSP=TPM /2=4μmに相応する。
【0052】次に図4の実施例の変形された形態が記載
され、即ち干渉システムとして形成された本発明の第4
実施例を説明する。走査格子11.4a、11.4b
は、改めて位相格子として形成されておりかつ目盛周期
TPA =8μm、位相角φ=(2/3)並びにウエブ−
目盛周期比τ=0.34を有する。測定目盛12.2
は、目盛周期TPM =7.874μm≠TPA 、位相角
φ=π及びウエブ−目盛周期比τ=0.5を有する。副
尺周期∩ Vernierは、式(1)から∩ Vernier=1/
〔(2/TPA )−(2/TPM )〕として得られる。
値ηとしては、この場合η=1/3である。次に説明す
べき値βは、更にβ=1である。
【0053】本発明による干渉による光学的位置測定装
置の他の実施形態は従って本発明の領域内の一括して第
5の実施例は、図5に表される。図示の位置測定装置
は、更に測定目盛22.2に対して測定方向Xに移動可
能に配設されている走査ユニット21を有し、その際測
定方向Xは改めて図平面に対して垂直に向けられてい
る。特別に有利な実施形態において、測定目盛22.2
は、可撓性帯状測定尺として形成されている。走査ユニ
ット21の側にLED又は好適な半導体レーザとして形
成された光源21.1が設けられ、その光軸は、透明な
走査板21.3の表面に対して角度εだけ傾けて配置さ
れている。光源21.1は、コリメータ光学系に後続し
て配設され、コリメータ光学系は、光束が走査板21.
3の透明で、光学的に有効ではない領域を通過する前
に、光源21.1から発せられた光束を透過させる。走
査板21.3を通過後、光束は、反射位相格子として形
成された測定目盛22.2上に初めて達する。測定目盛
は、目盛周期TPM =16μm、位相角φ=π及びウエ
ブ−目盛周期比τ=0.5を有する。測定目盛22.2
から光束が走査板21.3の方向でそこに配設された走
査目盛21.4上に反射し、走査目盛は、走査板21.
3の上面の内方に配設されている。設けられた走査目盛
21.4は、目盛周期TPA =7.874μm≠0.5
×TPM 、位相角φ=π及びウエブ−目盛周期比τ=
0.5の反射する位相格子として形成されている。種々
の格子パラメータの定義に関して、改めて上記実施形態
が参照される。走査目盛21.4によって回折された光
束の測定目盛22.2方向への反射が行われ、そこから
更に第2の反射が走査板21.3の方向に行われる。走
査板21.3は、最後に通過した目盛22.2に従って
生じる副尺縞模様が検出器配列21.5を介して検出さ
れる前に、測定目盛22.2から来る光束によって透明
の領域を通過される。検出器配列は本発明によれば、更
に好適な検出器平面上に配設されている。その際検出さ
れた副尺縞模様は、副尺周期∩ Vernierを有し、副尺周
期∩ Vernierは、式(1)によれば、∩ Vernier=1/
〔(4/TPA )−(2/TPM )〕として上記式
(3)から得られる。更にβ=1、η=1/2である。
【0054】種々の部分副尺縞模様の位相正しい重合わ
せに至る最後の目盛からの距離Znに対して、この場合
も上記式(4)でη=1/2である。相応してこの平面
内でも検出器配列22.5等の配列が行われる。更に最
後に通過された目盛の直後に、この場合測定目盛22.
2がある場合、検出された走査信号の僅かな変調のみが
予期される。n=0の第1の基本的に可能な走査平面
は、この構成において同様に最適ではないことが実証さ
れる、そのわけは可能な走査平面は、所定のパラメータ
では測定目盛22と走査板21.3の間に位置するから
である。この理由から検出器平面内の検出器配列21.
5は、最後に通過された目盛から距離Z1=1)を有す
る検出器平面に位置決めされ、そこで本発明によれば充
分なコントラストの副尺縞模様が検出される。検出され
る走査信号の信号周期SPは、この実施例ではSP=T
M /4である。
【0055】図5による実施形態の他の変形において、
即ち本発明の第6の実施例において、次のパラメータが
選択される。位相格子として形成された測定目盛22.
2に対して目盛周期TPM ≠TPA ;位相角φ=2/3
π及びウエブ−目盛周期比τ≒0.34が適用される。
同様に位相格子として形成された走査目盛21.4とし
てTPA ≠TPM ;位相角φ=π及びウエブ−目盛周期
比τ≒0.5及び更にβ=1、η=1/3が適用され
る。
【0056】走査板21.3の側の走査目盛21.4の
配列に関して更に種々の可能性がある。走査目盛21.
4が直接走査板21.3の上面上に配設され得る場合、
このことは僅かな汚れの可能性に繋がる。しかし同様に
走査板21.3の相応した厚さの選択では走査板21.
3の測定目盛に向いた側に走査目盛21.4を配置する
ことも可能である。この変形では、検出器配列21.5
は直接走査板21.3の上面上に配設されることができ
る。
【0057】次に同様に本発明による構想を基礎とした
光学的位置測定装置の他の実施変形を述べる。例えば図
5の実施例における測定目盛22.2は、回転シリンダ
の内側又は外側に湾曲した形で配設されることができ
る。この際シリンダの回転軸線は、Y方向に向けられて
いる。そのような変形において、走査されるべき副尺縞
模様の検出器平面内の拡大又は縮小は、測定目盛22.
2の湾曲した配置に基づいて行われる。シリンダ外面上
に測定目盛を配置する場合、拡張が行われ、シリンダ内
面上に配置する場合には、相応した縮小が行われる。こ
の光学的効果は、湾曲した測定目盛の場合には、例えば
光路における任意に集束させ又は拡散される光学的要素
に起因するコリメートではない光路を有する他の全ての
場合と同様に、上記式(3)における湾曲した測定目盛
の場合が考慮される。このために部分副尺縞模様周期の
伝達又は拡大を最後に通過された目盛の個所から検出器
平面までの部分副尺縞模様周期の伝達及び拡大を描く拡
大ファクタ又は又は修正ファクタβが導入される。従っ
て一般的な式(3)が得られる。
【0058】 dVT=(β×∩ Vernier×TPeff )/λ (式3) 又はdVT=β×dVT0 が成立ち、その際 dVT0 =(∩ Vernier×TPeff )/λ であり、かつ ∩ Vernier:最後に通過された目盛の個所での部分副尺
縞模様の副尺周期である。
【0059】一般的な式(3′)に敷衍する拡大ファク
タβは、勿論本発明による位置測定装置の内方の所定の
幾何学的値に依存する。この関係において、図6が参照
され、図6は、ファクタが特定される重要な値の説明に
役立つ。図6には副尺縞模様∩ Vernierを有する部分副
尺縞模様がその平面内に位置する最後に通過された目盛
Tの他に、更に目盛Tからの距離Zn に検出器平面が示
され、その検出器平面に存在する拡散された光束に基づ
いて、ファクタβでけ拡大された副尺縞模様が存在す
る。更に図6に示された点Qは、この場合光束又は副尺
縞模様の虚光源点又は実光源点とみなされる。従って距
離ZQ は、最後に通過された目盛Tからの実光源点又は
虚光源点の距離を与える。β>1、即ち副尺縞模様の拡
大の場合、距離ZQ は、ZQ >0;β<1の場合、即ち
縞模様の理論的縮小の場合にZQ <0である。中央の区
間の原則によれば、そのような幾何学的寸法では、拡大
ファクタ又は修正ファクタβは次のようになる。
【0060】β=(Zn +ZQ )/ZQ シリンダ外面上の測定目盛の配置の上記選択された場
合、ファクタβ>1が選択され、これに対してシリンダ
内面上の測定目盛の配置の場合にβ<1が選択される。
【0061】式(4)並びに上記の説明された式
(3′)から、本発明によるシステムに対して有効な全
ての式(5)が適用され、この式(5)から検出器平面
の位置又は最後に通過された目盛からの距離ZQ が求め
られる。
【0062】 1/Zn +1/ZQ =1/〔(n+η)×dVT0 〕(式5) 式(5)中の値ZQ 、n及びηの意味は、既に上に説明
された。同様に値dVT 0 の定義は、すでに説明され、そ
の際その定義において副尺縞周期∩ Vernierが介入す
る。一方議論された結像システムでは、非コリメート照
明の場合又は光路に光学的要素を使用する場合、光路は
光束の拡散に影響し、副尺周期∩ Vernierの明らかな分
析的表現の記載は式(1)に類似して不可能である。副
尺周期∩ V ernierは、特に光学的条件に適合される関係
によってのみ付与される。選択的にそのようなシステム
での副尺周期∩ Vernierの特定は、いわゆる「光線追
跡)のような数値的な方法が可能である。従って基本的
には、一般的な式(5)における副尺周期の下に最後に
通過された目盛の個所での部分副尺縞模様の周期が理解
される。
【0063】式(5)は、既に述べたように、非コリメ
ート照明の場合にもコリメート照明の場合にも有効であ
る。コリメート照明の場合に値ZQ はZQ =∞として、
即ちβ=1に選択され、従って式(5)は上記の式
(4)と同一である。逆に非コリメート照明の場合、値
Q は最終的に、即ちZQ ≠∞かつβ≠=1である。
【0064】次に値ZQ が式(5)でZQ =(n+η)
×dVT0 として選択され、ここにn=1、2、・・・・
である場合が述べられる。副尺縞模様は最後に通過され
た目盛からの距離Zn =∞に生じる。実際上検出器配列
は、後続の目盛に後続する集束するレンズの焦点平面内
に位置決めされなければならない。
【0065】基本的に勿論最後に通過された目盛には、
いわゆるリレー光学系が後続され、この光学系は、式
(5)により得られる検出器平面の像を他の平面内に生
じさせる。
【0066】続いて干渉システムの場合に導入された式
(5)が、値ηの相応した選択の際に結像位置測定装置
にも適用され、この場合η=0に選択する。
【0067】このことは、上記の式(3′)と(5)が
一般的有効性を有しかつ相異なるパラメータの相応した
選択によって本発明による光学的位置測定装置について
述べた結像及び干渉の変形が具体的に記載されることが
できる。この際これらの式は、冒頭に記載されたドイツ
国特許出願第19527287号明細書による結像シス
テムのような光学的位置測定装置の公知の場合をも記載
する。そこでは殆ど最後に通過された目盛の直後に検出
器平面が位置決めされかつ得られる副尺縞模様が検出さ
れ、即ちパラメータn及びηは、そのような位置測定装
置ではn≒0かつη=0が選択される。本発明による光
学的位置測定装置にとって一般的に有効な式(3)及び
(5)におけるパラメータn及びηは、n>0又はη≒
0に選択される。
【0068】基本的にこの個所で、勿論各検出器平面の
正確な位置に関する幾分の公差が存在する。上記式によ
り得られる理想位置からの僅かな偏倚のある場合でも場
合によっては充分な強度変調が達成されることができ
る。
【0069】更に本発明の領域内で、例えば使用された
目盛の1つが二次元目盛として形成され従ってモアレ縞
の方向に偏倚した横断的な回折次数が生じる場合に、い
わゆるモアレ縞の形の測定方向に対して垂直に経過する
周期的縞模様の検出も可能である。選択的にモアレ縞の
発生は勿論公知の形式及び方法で達成され、その際使用
された目盛は、所定の角度だけ互いに捩じられて配設さ
れる。
【0070】従って、本発明が種々の実施形態において
形成され得るような一連の可能性が存在する。従って実
施例の上記記載は、勿論本発明思想の完璧な理解までに
は到らしめないであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、結像位置測定装置として形成された、
本発明による位置測定装置の第1実施例の基本的構成を
示す図である。
【図2】図2は、走査された副尺縞模様と関連した図1
による本発明による光学的位置測定装置の実施例の検出
器平面を表す図である。
【図3】図3は、結像される位置測定装置における検出
器平面の最適の位置決めとの関連を説明するための図式
図である。
【図4】図4は、干渉位置測定装置として形成された、
本発明による位置測定装置の第3実施例の図式図であ
る。
【図5】図5は、干渉位置測定装置として形成された、
本発明による位置測定装置の第5実施例の図式図であ
る。
【図6】図6は、非コリメート照明の場合の状況を説明
するための図式図である。
【符号の説明】
1 走査ユニット 1.1 光源 1.4 走査目盛 1.5 検出器配列 2.2 測定目盛 11 走査ユニット 11.1 光源 11.4a 走査目盛 11.4b 走査目盛 11.5 検出器配列 12.2 測定目盛 21 走査ユニット 21.1 光源 21.4 走査目盛 21.5 検出器配列 22.2 測定目盛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒヤエル・ヘルマン ドイツ連邦共和国、83342タヒエルチング、 フアイヒトナー・ストラーセ、17 (72)発明者 ヴアルター・フーバー ドイツ連邦共和国、83278トラウンシュタ イン、ヴアルトベルクフエルトストラー セ、20 (72)発明者 ヴオルフガング・ホルツアプフエル ドイツ連邦共和国、83119オービング、グ ローテンヴエーク、2 (72)発明者 フオルカー・ヘーフアー ドイツ連邦共和国、83371シュタイン/ト ラウン、ハウプトストラーセ、12

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに測定方向に移動可能な2つの対象
    物の相対位置の決定のための光学的位置測定装置におい
    て、 a)両対象物の一方と結合した少なくとも1つの周期的
    測定目盛(2.2;12.2;22.2)と、 b)他方の対象物と結合した走査ユニット(1;11;
    21)とを備え、走査ユニットは、 b1)光源(1.1;11.1;21.1)と、 b2)少なくとも1つの走査目盛(1.4;11.4
    a;11.4b;21.4)と、 b3)検出器平面内の検出器配列(1.5;11.5;
    21.5)とを備え、検出器配列は、光源(1.1;1
    1.1;21.1)から発せられる光束の相異なる目盛
    との交換作用から得られる周期的縞模様の走査のための
    感光性の複数の検出器要素(D1、・・・・D20)か
    ら成り、その際検出器平面は、最後に通過された目盛か
    ら距離Zn 離れて配設されかつ距離Zn は次の関係、即
    ち 1/Zn +1/ZQ =1/〔(n+η)×dVTO 〕 から得られ、その際 ZQ :周期的縞模様の実光源点又は虚実光源点から最後
    に通過された目盛までの距離、 n=0、1、2、3、・・・・ η:最後に通過された目盛で相異なる方向に現れる周期
    的縞模様の360°の分数の位相差であり、その際少な
    くともn>0又はη≠0が選択されかつ dVTO =(TPeff ×∩Vernier )/λ、 TPeff :最後に通過された目盛で生じ、充分な強度を
    有する回折次数の方向を正しく描く走査配列の有効な目
    盛周期、 ∩Vernier :最後に通過された目盛の個所での周期的縞
    模様の周期であることをことを特徴とする前記光学的位
    置測定装置。
  2. 【請求項2】 その際検出器要素(D1〜D20)が、
    測定方向(X)においてブロック状に互いに隣接して配
    設され、その際少なくとも2つのブロック(B1、・・
    B5)が設けられておりかつブロック(B1、・・B
    5)当たりそれぞれk個の個々の検出器要素(D1〜D
    20)が、距離β×∩Vernier の内方に配設されてお
    り、ここにβ=(ZQ +Zn )/ZQ かつその際検出器
    要素(D1〜D20)の配列は、更に、各ブロック(B
    1、・・B5)の隣接した検出器要素(D1〜D20)
    から走査の際に360°/kだけ位相のずれた走査信号
    (A 0 、A 90 、A 180、A270 )が得られる、請求項
    1に記載の光学的位置測定装置。
  3. 【請求項3】 その際相異なるブロック(B1、・・B
    5)のそれぞれ同一の検出器要素(D1〜D20)が、
    互いに接続されていて位相の等しい出力信号を供給す
    る、請求項2に記載の光学的位置測定装置。
  4. 【請求項4】 その際隣接した検出器平面の間の距離
    が、 dVT=β×dVTO であり、ここにβ=(ZQ +Zn )/ZQ である、請求
    項1に記載の光学的位置測定装置。
  5. 【請求項5】 ZQ =∞かつβ=1のコリメート照明
    が設けられる、請求項1に記載の光学的位置測定装置。
  6. 【請求項6】 ZQ ≠∞かつβ≠1のコリメート照明
    が設けられる、請求項1に記載の光学的位置測定装置。
  7. 【請求項7】 その際η=0かつn>0が選択され
    る、請求項1に記載の光学的位置測定装置。
  8. 【請求項8】 その際η≠0かつn≠0、1、2、
    3、・・・が選択される、請求項1に記載の光学的位置
    測定装置。
  9. 【請求項9】 その際走査ユニット(1)が、走査目盛
    周期TPA の走査目盛(1.4)を備えた透明な走査板
    (1.3)を有し、その結果光源(1.1)から発せら
    れる光束が、先ず走査目盛(1.4)を通り、それから
    測定目盛周期TPM の反射する測定目盛(2.2)上に
    現れ、そこで反射が、走査板(1.3)の方向に行わ
    れ、反射した光束は、走査目盛(1.4)に隣接した走
    査板(1.3)を通過しかつ検出器平面内の検出器配列
    に達する、請求項1に記載の光学的位置測定装置。
  10. 【請求項10】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛(2.2)に対
    して:TPM ≠TPA ;ウエブ−目盛周期比τ=0.5 b)位相格子として形成された走査目盛(1.4)に対
    して:TPA ≠TPM ;位相角φ=π/2;ウエブ−目
    盛周期比τ=0.5 c)更にη=0、β=1である、請求項9に記載の光学
    的位置測定装置。
  11. 【請求項11】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛(2.2)に対
    して:TPM ≠0.5×TPA ;ウエブ−目盛周期比τ
    =0.5 b)位相格子として形成された走査目盛(1.4)に対
    して:TPA ≠2×TP M 、位相角φ=π;ウエブ−目
    盛周期比τ=0.5 c)更にη=0、β=1である、請求項9に記載の光学
    的位置測定装置。
  12. 【請求項12】 その際走査ユニット(11)が、走
    査周期TPA の光を透過する走査目盛(11.4a、1
    1.4b)を有する透明な走査板(11.3)を有し、
    その結果光源(11.1)から発せられた光束は、先ず
    走査目盛(11.4a)の第1部分領域に達し、それか
    ら測定目盛周期TPM の反射する測定目盛(12.2)
    上に現れ、かつ反射後に走査目盛(11.4b)の第2
    部分領域上に現れかつ光束が検出器平面内の検出器配列
    (11.5)上に達する前に該走査目盛を通過する、請
    求項1に記載の光学的位置測定装置。
  13. 【請求項13】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛(12.2)に
    対して:TPM ≠0.5×TPA ;位相角φ=π;ウエ
    ブ−目盛周期比τ=0.5 b)位相格子として形成された走査目盛(11.4a、
    11.4b)に対して:TPA =2×TPM ;位相角φ
    =π;ウエブ−目盛周期−比τ=0.5 c)更にβ=1、η=0.5である、請求項12記載の
    光学的位置測定装置。
  14. 【請求項14】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛(12.2)に
    対して:TPM ≠TPA;位相角φ=π;ウエブ−目盛
    周期比τ=0.5 b)位相格子として形成された走査目盛(11.4a、
    11.4b)に対して:TPM ≠TPA ;位相角φ=
    (2/3)π;ウエブ−目盛周期比τ=0.34 c)更にβ=1、η=1/3である請求項12に記載の
    光学的位置測定装置。
  15. 【請求項15】 その際走査ユニット(21)が、透明
    な走査板(21.3)を有し、走査板は、測定目盛周期
    TPM の反射するように形成された測定目盛(22.
    2)に面した、走査目盛周期TPA の反射する走査目盛
    (21.4)を有し、その結果光源(21.1)から発
    せられる光束が、先ず走査目盛(21.4)に対して隣
    接した走査板(21.3)を透過し、それから反射する
    測定目盛(22.2)上に現れ、そこで反射が、走査板
    (21.4)の方向に行われ、そこから改めて反射が走
    査板(21.3)の方向に行われる前に、そこから測定
    目盛(22.2)上への新たな反射が行われ、そして反
    射した光束が、隣接した走査目盛(21.4)の走査板
    (21.3)を通りかつ検出器平面内の検出器配列(2
    1.5)上に達する、請求項1に記載の光学的位置測定
    装置。
  16. 【請求項16】 その際測定目盛(22.2)がシリ
    ンダの外側又は内側に配設されている、請求項15に記
    載の光学的位置測定装置。
  17. 【請求項17】 その際測定目盛(22.2)が、可
    撓性帯状測定尺として形成されている、請求項15に記
    載の光学的位置測定装置。
  18. 【請求項18】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛(22.2)に
    対して:TPM ≠2×TPA ;位相角φ=π;ウエブ−
    目盛周期比τ=0.5 b)位相格子として形成された走査目盛(21.4)に
    対して:TPA ≠0.5×TPM ;位相角φ=π;ウエ
    ブ−目盛周期比τ=0.5 c)更にβ=1、η=1/2である請求項15に記載の
    光学的位置測定装置。
  19. 【請求項19】 次のパラメータを備える、即ち、 a)振幅格子として形成された測定目盛に対して:TP
    M ≠TPA ;位相角φ=(2/3)π;ウエブ−目盛周
    期比τ=0.34 b)位相格子として形成された走査目盛に対して:TP
    A ≠TPM ;位相角φ=π;ウエブ−目盛周期比τ=
    0.5 c)更にβ=1、η=1/3である請求項15に記載の
    光学的位置測定装置。
JP2000026352A 1999-02-04 2000-02-03 光学的位置測定装置 Expired - Fee Related JP4402790B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19904470 1999-02-04
DE19957777:3 1999-12-01
DE19957777A DE19957777A1 (de) 1999-02-04 1999-12-01 Optische Positionsmeßeinrichtung
DE19904470:8 1999-12-01

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000230803A true JP2000230803A (ja) 2000-08-22
JP2000230803A5 JP2000230803A5 (ja) 2006-12-07
JP4402790B2 JP4402790B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=26051670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000026352A Expired - Fee Related JP4402790B2 (ja) 1999-02-04 2000-02-03 光学的位置測定装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6552810B1 (ja)
EP (1) EP1028309B1 (ja)
JP (1) JP4402790B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069033A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Mitsutoyo Corp 光電式インクリメンタル型エンコーダ
JP2018100958A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 光学式エンコーダ

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003121135A (ja) * 2001-10-10 2003-04-23 Futaba Corp リニヤスケールの読出装置
IL147473A0 (en) * 2002-01-03 2002-08-14 Nova Measuring Instr Ltd Image enhancement of coherent imaging systems
DE10217726A1 (de) * 2002-04-17 2003-11-27 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Optische Positionsmesseinrichtung
EP1519158B1 (de) * 2003-09-23 2010-08-11 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Positionsmesseinrichtung
DE102004035172A1 (de) * 2004-07-16 2006-02-09 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Positionsmesseinrichtung
WO2006054255A1 (en) * 2004-11-22 2006-05-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical system for detecting motion of a body
JP4724495B2 (ja) * 2005-08-29 2011-07-13 キヤノン株式会社 光学式エンコーダ
GB0613902D0 (en) * 2006-07-13 2006-08-23 Renishaw Plc Scale and readhead
KR102185204B1 (ko) * 2013-08-27 2020-12-01 삼성전자주식회사 적외선을 이용한 센서 장치를 갖는 전자 장치 및 그 동작 방법
US9581434B2 (en) * 2015-06-30 2017-02-28 National Taiwan University Of Science And Technology Apparatus and method for measuring pattern of a grating device
US10243668B2 (en) 2016-04-27 2019-03-26 Industrial Technology Research Institute Positioning measurement device and the method thereof

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3812352A (en) 1972-08-28 1974-05-21 Itek Corp Encoder readout system
GB1516536A (en) * 1975-08-22 1978-07-05 Ferranti Ltd Measuring apparatus
CH626169A5 (ja) 1976-11-25 1981-10-30 Leitz Ernst Gmbh
DE2714324C2 (de) 1977-03-31 1985-01-24 Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6330 Wetzlar Fotoelektrische Auflicht-Wegmeßeinrichtung
DE2653545C2 (de) * 1976-11-25 1979-01-11 Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6300 Lahn- Wetzlar Fotoelektrische Auflicht-Wegmeßeinrichtung
DE3148910C1 (de) 1981-12-10 1983-03-10 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut Lichtelektrische inkrementale Laengen- oder Winkelmesseinrichtung
DE3325803C2 (de) 1983-07-16 1986-11-20 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut Inkrementale, lichtelektrische Meßeinrichtung
GB8413955D0 (en) 1984-05-31 1984-07-04 Pa Consulting Services Displacement measuring apparatus
IN168444B (ja) 1986-08-15 1991-04-06 Mitutoyo Mfg Co Ltd
US5064290A (en) * 1987-12-12 1991-11-12 Renishaw Plc Opto-electronic scale-reading apparatus wherein phase-separated secondary orders of diffraction are generated
JPH07888Y2 (ja) 1988-02-22 1995-01-11 株式会社ミツトヨ 光学式変位検出器
US5079418A (en) 1990-02-20 1992-01-07 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Position measuring apparatus with reflection
DE4006365A1 (de) 1990-03-01 1991-10-17 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Positionsmesseinrichtung
DE4007968A1 (de) 1990-03-13 1991-09-19 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Optische vorrichtung
DE59105197D1 (de) * 1991-11-04 1995-05-18 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Vorrichtung zur Erzeugung oberwellenfreier periodischer Signale.
US5495336A (en) * 1992-02-04 1996-02-27 Canon Kabushiki Kaisha Position detecting method for detecting a positional relationship between a first object and a second object
JP3116535B2 (ja) * 1992-03-13 2000-12-11 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダー及びエンコーダー
JP3227206B2 (ja) * 1992-06-30 2001-11-12 キヤノン株式会社 光学式エンコーダ
DE4323712C2 (de) * 1993-07-15 1997-12-11 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Lichtelektrische Längen- oder Winkelmeßeinrichtung
EP0635701B1 (de) 1993-07-17 1997-10-29 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Längen- oder Winkelmesseinrichtung
JP2818800B2 (ja) * 1994-02-23 1998-10-30 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 位置に依存する信号を発生する装置
DE19511068A1 (de) 1995-03-25 1996-09-26 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Lichtelektrische Positionsmeßeinrichtung
DE19521295C2 (de) * 1995-06-10 2000-07-13 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Lichtelektrische Positionsmeßeinrichtung
DE19527287C2 (de) 1995-07-26 2000-06-29 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Fotoelektrisches Weg- und Winkelmeßsystem zum Messen der Verschiebung zweier Objekte zueinander
GB9522491D0 (en) 1995-11-02 1996-01-03 Renishaw Plc Opto-electronic rotary encoder
DE19748802B4 (de) 1996-11-20 2010-09-09 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optische Positionsmeßeinrichtung
DE19652563A1 (de) * 1996-12-17 1998-06-18 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Lichtelektrische Positionsmeßeinrichtung
DE19726935B4 (de) * 1997-06-25 2014-06-12 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optische Positionsmeßeinrichtung
DE19830925A1 (de) * 1997-08-07 1999-02-11 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Abtasteinheit für eine optische Positionsmeßeinrichtung
JP3937596B2 (ja) * 1998-06-16 2007-06-27 キヤノン株式会社 変位情報測定装置
EP1003012B3 (de) * 1998-11-19 2011-04-20 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Optische Positionsmesseinrichtung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069033A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Mitsutoyo Corp 光電式インクリメンタル型エンコーダ
JP2018100958A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 光学式エンコーダ
KR20180071934A (ko) * 2016-12-20 2018-06-28 덕터 요한네스 하이덴하인 게엠베하 광학적 위치 측정 장치
KR102425154B1 (ko) 2016-12-20 2022-07-26 덕터 요한네스 하이덴하인 게엠베하 광학적 위치 측정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP1028309B1 (de) 2003-04-16
JP4402790B2 (ja) 2010-01-20
EP1028309A1 (de) 2000-08-16
US6552810B1 (en) 2003-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4503799B2 (ja) 光学的位置測定装置
JP5100266B2 (ja) エンコーダ
JP4856844B2 (ja) 干渉式位置測定装置
JP4677169B2 (ja) 位置測定装置
KR101240413B1 (ko) 원점 검출 장치, 변위 측정 장치 및 광학 장치
JP5147368B2 (ja) エンコーダ
JP2862417B2 (ja) 変位測定装置及び方法
US8243279B2 (en) Displacement measurement apparatus
JP2001208566A (ja) 測定装置
JP6329456B2 (ja) 光学式位置測定装置
JP2000230803A (ja) 光学的位置測定装置
JP4233814B2 (ja) 位置測定装置および位置測定装置の動作方法
JP2818800B2 (ja) 位置に依存する信号を発生する装置
US6674066B1 (en) Encoder
JPS58191907A (ja) 移動量測定方法
JP4503803B2 (ja) 位置を測定しかつ案内誤差を算出する装置
EP0636240B1 (en) Angle detection
EP0344291B1 (en) Opto-electronic scale-reading apparatus
US10859374B2 (en) Optical angle sensor
JPH09113213A (ja) 高調波信号成分を濾波する装置
US9739598B2 (en) Device for interferential distance measurement
JPH06174424A (ja) 測長または測角装置
EP3850310B1 (en) Measurement device
JPH09126818A (ja) 光電測長または測角装置
JPH03115920A (ja) 零点位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4402790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees