JP2000230027A - 高耐久軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 - Google Patents

高耐久軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法

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JP2000230027A
JP2000230027A JP11032870A JP3287099A JP2000230027A JP 2000230027 A JP2000230027 A JP 2000230027A JP 11032870 A JP11032870 A JP 11032870A JP 3287099 A JP3287099 A JP 3287099A JP 2000230027 A JP2000230027 A JP 2000230027A
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polyol
compound
flexible polyurethane
polyurethane foam
catalyst
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JP11032870A
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Masahiro Isobe
雅博 磯部
Kazuhiko Okubo
和彦 大久保
Seijiro Sakai
誠二郎 境
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】全密度が25kg/m3以上34kg/m3以下、かつ、
湿熱圧縮永久歪みが25%以下であることを特徴とする軟
質ポリウレタンフォーム。該軟質ポリウレタンフォーム
の製造時に窒素-リン2重結合を有する化合物を触媒とし
て合成された、モノオール含有量が低く、プロピレンオ
キシド付加重合時のヘッド−トウ−テイル結合選択率が
高い、高分子量ポリオキシアルキレンポリオールを使用
する。 【効果】軽量化と共に歪み特性等の物性に優れたフォー
ムとなり、ベットや車両用等において優れたクッション
材、バックレスト材となる軟質ポリウレタンフォームを
提供するとともにその軟質ポリウレタンフォームを簡便
に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軟質ポリウレタンフ
ォーム及びその製造方法に関するものである。詳しくは
湿熱圧縮永久歪みに代表される耐久性の改善された車両
用内装材、家具用クッション材、寝具、雑貨等に多用さ
れる軟質ポリウレタンフォームに関し、その製造として
特定の触媒によって得られたポリオール、特定のイソシ
アナート若しくは、特定のイソシアナートの組み合わせ
それぞれ又はいずれかの組み合わせによる軟質ポリウレ
タンフォームの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軟質ポリウレタンフォーム(以下、軟質
フォームと略記する。)は、そのクッション性により、
車両用クッション材やバックレスト材、家具、寝具、雑
貨等に幅広く使用されている。この軟質フォームはポリ
オールや、ポリオール中でアクリロニトリルやスチレン
をラジカル重合させて得られたポリオール中にポリマー
粒子が分散したポリマーポリオール、発泡剤としての
水、シリコーン系界面活性剤、アミン類やスズ化合物等
の触媒、必要により架橋剤等と、難燃剤、顔料等と芳香
族ポリイソシアナートを混合することにより製造され
る。発泡剤としての水は芳香族ポリイソシアナートと水
が反応し、脱離した炭酸ガスが発泡ガスとなり、同時に
芳香族ポリ尿素を生成する反応により発泡剤として機能
する。地球環境保護を目的とするモントリオール条約に
よりCFC-11が使用できなくなり、この発泡助剤の発泡効
果に見合う分、配合上使用する水の量が増加している。
【0003】(近年のニーズ)さらに近年はコスト低減
要求が強く、軽量化のための低密度化が要望され、また
車両用では燃費規制に対応する軽量化のための低密度化
も要望されている。このような低密度化の要望に応える
ため、発泡剤としての水は更に増加の傾向にある。水を
増加させることは、発生炭酸ガス量を増加させるため、
軟質フォームの密度を低下させるには有効であるが、生
成する芳香族ポリ尿素は、軟質フォームの圧縮永久歪、
および耐久特性を悪化させる。更に、フォームの密度が
低下することそのものが、このような歪特性、耐久特性
を悪化させる原因となる。このような軟質フォームの形
状安定性は、種々の不具合の原因となる。例えば、ベッ
ド用クッションの厚みが使用に伴って低下したり、車両
用クッションが使用に伴い厚みや、硬さが変化したりす
る不具合である。特に車両用クッション等では長時間の
車両運転により、設計当初のクッション厚みや硬さが低
下し、運転者の定位置が下降し視界が狭められ安全性を
損なったり、座り心地や乗り心地が悪化する。これらの
問題は、軟質フォームの耐久性の問題であり、繰り返し
圧縮試験における硬度変化や、湿熱圧縮永久歪みにより
評価できる。軟質フォームの圧縮歪特性、および耐久特
性を向上させる具体的技術としては、配合上使用する架
橋剤の使用量を上げる方法等があるが、このような方法
では、軟質フォームの伸びや引裂強度のような機械物性
の一層の向上が期待される等の課題が残されており、軽
量化が達成可能でかつ耐湿熱圧縮永久歪みや繰り返し圧
縮試験における硬度変化の評価において優れた物性の軟
質フォームが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐久
性、特に繰り返し圧縮試験における硬度変化率や、湿熱
圧縮永久歪みにおける厚み変化特性に優れた、より低密
度の軟質フォームおよびその製造方法を提供することに
ある。製造方法においては軟質フォーム製造プロセスに
おいて成形性等に優れたレジンプレミックス、経済的に
優れた高性能軟質フォームの製造方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
の結果、低密度においても耐久性に優れた軟質フォーム
を見出し本発明を完成させた。更に軟質フォームの製造
において、使用するポリオールおよび/またはポリマー
ポリオールが窒素-リン2重結合を有する化合物を触媒と
して得られたポリオール含有するものを使用すること
で、耐久性に優れた軟質フォームを効率よく製造できる
ことを見い出し本発明を完成させた。即ち本発明は、以
下の(1)〜(6)を提供するものである。 (1) 少なくともポリオキシアルキレンポリオールを
含有するポリオールおよび/若しくは少なくともポリオ
キシアルキレンポリオールを含有するポリオール中に不
飽和結合を有する化合物をラジカル重合させてなるポリ
マー微粒子を分散させたポリマーポリオール並びに、
水、触媒とポリイソシアナートから得られる全密度が25
kg/m3以上34kg/m3以下、かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%
以下である軟質ポリウレタンフォームの製造に際し、前
記ポリオキシアルキレンポリオールが窒素-リン2重結合
を有する化合物を触媒として合成されたものであること
を特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。 (2) 少なくともポリオキシアルキレンポリオールを
含有するポリオールおよび/若しくは少なくともポリオ
キシアルキレンポリオールを含有するポリオール中に不
飽和結合を有する化合物をラジカル重合させてなるポリ
マー微粒子を分散させたポリマーポリオール並びに、
水、触媒とポリイソシアナートから得られる全密度が25
kg/m3以上34kg/m3以下、繰り返し圧縮試験における硬度
変化率が25%以下かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%以下で
ある軟質ポリウレタンフォームの製造に際し、前記ポリ
オキシアルキレンポリオールが窒素-リン2重結合を有す
る化合物を触媒として合成されたものであることを特徴
とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。 (3) 少なくともポリオール、および/若しくはポリマ
ーポリオール並びに、水、触媒、架橋剤、整泡剤を含有
するレジンプレミックスの粘度が2500mPa・s以下である
(1)ないし(2)いずれかに記載の軟質ポリウレタンフォ
ームの製造方法。 (4) ポリイソシアナートがトルイレンジイソシアナ
ートである(1)ないし(3)いずれかに記載の軟質ポリ
ウレタンフォームの製造方法。 (5) ポリイソシアナートがトルイレンジイソシアナ
ートとポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート
(一般式1)[化2]
【0006】
【化2】 (n=0または1以上の整数)の98:2〜50:50(重量比)混
合物である(1)ないし(4)いずれかに記載の軟質ポリ
ウレタンフォームの製造方法。 (6) 窒素-リン2重結合を有する化合物がホスファゼ
ニウム化合物である(1)ないし(5)いずれかに記載の
軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [軟質ポリウレタンフォーム]本願発明に係わる軟質ポリ
ウレタンフォームは特定のポリオキシアルキレンポリオ
ール製造用触媒を用いて製造されたポリオキシアルキレ
ンポリオールを必須成分として製造され、全密度が25kg
/m3以上34kg/m3以下、かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%以
下であり、好ましくは全密度が25kg/m3以上32kg/m3
下、かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%以下10%以上であ
る。又本願発明の軟質ポリウレタンフォームの繰り返し
圧縮試験における硬度変化率は25%以下であることが好
ましく、24%以下10%以上であることがより好ましく、
22%以下12%以上であることが最も好ましい。本軟質ポ
リウレタンフォームはポリイソシアナート化合物、発泡
剤、触媒と下記(a)〜(e)の化合物のいずれかとを反応
させることによって製造される。本製造において必要に
応じて整泡剤、架橋剤、その他添加剤を必要に応じてい
ずれか単独又は複数を組み合わせて混合してもよい。こ
の時整泡剤、架橋剤、その他添加剤は下記(a)〜(e)、ポ
リイソシアナートのいずれか又は双方にあらかじめ添加
しても、ポリイソシアナート化合物、発泡剤、触媒と下
記(a)〜(e)の化合物を混合する混合機又は反応機にお
いて添加してもよい。 (a) ポリオキシアルキレンポリオール単独及びその混合
物。 (b) ポリオキシアルキレンポリオールとその他のポリオ
ールの混合物 (c) ポリオキシアルキレンポリオール単独または複数の
混合物を原料とするポリマーポリオール (d) ポリオキシアルキレンポリオールとその他のポリオ
ール単独または複数の混合物を原料とするポリマーポリ
オール (e) (a)と(c)、(a)と(d)、(b)と(C)、(b)と(d)の混合
物 本発明に係わる軟質ポリウレタンフォームの製造に関す
る記載において、部は特に断りのないかぎり重量部を意
味し、ポリオール100重量部に対し又は、他のポリオ
キシアルキレンポリオールや他のポリオール(ポリマー
ポリオール等を含む)を併用する場合にはポリオキシア
ルキレンポリオール、その他のポリオキシアルキレンポ
リオールおよびその他のポリオールの総量100重量部
に対するものである。
【0008】[ポリオール]本発明の軟質ウレタンフォー
ムを製造するに際し、少なくともポリオキシアルキレン
ポリオールを含有するポリオールおよび/若しくは少な
くともポリオキシアルキレンポリオールを含有するポリ
オール中に不飽和結合を有する化合物をラジカル重合さ
せてなるポリマー微粒子を分散させたポリマーポリオー
ルを必須とするものであるが、それ以外にその他ポリオ
ールを併せて用いることができる。そのようなポリオー
ルをポリオキシアルキレンポリオールと併せて説明す
る。ポリイソシアナート化合物と反応させるポリオール
とは、例えばに2価アルコール類、(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等)、3価アルコール類(グ
リセリン、トリメチロールプロパン等)4価アルコール
類(ペンタエリスリトール、ジグリセリン等)、ポリオ
キシアルキレンポリオール及びポリエステルポリオール
等が例示できる。ポリオキシアルキレンポリオールと併
用するポリオールの水酸基価は15mgKOH/g以上45mgKOH/g
以下が好ましく、20mgKOH/g以上35mgKOH/g以下のものが
さらに好ましい。また、ポリオールとしてアルキレンオ
キシド中のエチレンオキシドの含有量が20重量%以上、
水酸基価15mgKOH/g以上100mgKOH/g以下のポリオールを
0.5ないし30部使用することができる。
【0009】(ポリオキシアルキレンポリオール)ポリ
オキシアルキレンポリオールとは、アルキレンオキシド
を開環重合させて得られたをオリゴマーないしは重合物
を指し、ポリオキシアルキレンポリオール製造用触媒存
在下、活性水素化合物を開始剤としてアルキレンオキシ
ドを開環重合させて得られる。これらは単独で用いても
複数を併用してもよい。ポリオキシアルキレンポリエー
テルポリオールと呼称されることもある。ポリオキシア
ルキレンポリオールの製造に際して、開始剤やアルキレ
ンオキシドはそれぞれ単独でも複数併用してもよい。又
ポリオキシアルキレンポリオールの製造に際して窒素―
リン二重結合を有する化合物を用いる。これら窒素―リ
ン二重結合を有する化合物は単独で用いても複数を混合
して用いても良い。本願の目的に反しない限り、水酸化
カリウム等窒素―リン二重結合を有さない触媒を併用し
てもよいことは言うまでもない。特に窒素―リン二重結
合を有する化合物を用いると水酸化カリウム等を触媒を
用いる場合に比較して、ポリオキシアルキレンポリオー
ルの分子量の増加と共に副生する分子片末端に不飽和基
を有するモノオールを抑制し、モノオール含有量の極め
て低いポリオキシアルキレンポリオールを製造すること
ができる。このモノオールは、主反応で生成するポリオ
キシアルキレンポリオールと比較して低分子量であるた
め、ポリオキシアルキレンポリオールの分子量分布を大
幅に広げ、平均官能基数を低下の原因となることがあ
る。このため、ポリオキシアルキレンポリオール中のモ
ノオール含有量はより低いことが好ましい。ポリオキシ
アルキレンポリオール中のモノオール含有量は通常、総
不飽和度で表記され、この値が低いほどモノオール含有
量が低いことを示す。
【0010】本願発明に係わるポリオキシアルキレンポ
リオールは、(1)水酸基価15mgKOH/g以上、25mgKOH/g
以下で、総不飽和度0.060meq/g以下、(2)水酸基価25m
gKOH/gを越え、35mgKOH/g以下で、総不飽和度0.050meq/
g以下、または、(3)水酸基価35mgKOH/gを越え、45mgK
OH/g以下で、総不飽和度0.040meq/g以下のいずれかもの
が好適に使用される。好ましくは、(1)水酸基価15mgK
OH/g以上、25mgKOH/g以下で、総不飽和度0.040meq/g以
下、(2)水酸基価25mgKOH/gを越え、35mgKOH/g以下
で、総不飽和度0.030meq/g以下、または、(3)水酸基
価35mgKOH/gを越え、45mgKOH/g以下で、総不飽和度0.02
0meq/g以下のいずれかものが好適に使用される。さらに
好ましくは、(1)水酸基価15mgKOH/g以上、25mgKOH/g
以下で、総不飽和度0.025meq/g以下、(2)水酸基価25m
gKOH/gを越え、35mgKOH/g以下で、総不飽和度0.020meq/
g以下または、(3)水酸基価35mgKOH/gを越え、45mgKOH
/g以下で、総不飽和度0.015meq/g以下のいずれかものが
好適に使用される。これらポリオキシアルキレンポリオ
ールはそれぞれ単独で用いられても複数組み合わせて用
いられても良いことは言うまでもない。窒素―リン二重
結合を有する化合物を用いるとこのようなモノオール含
有量の低いか実質的に含有しないポリオキシアルキレン
ポリオールを得ることができるため、そのポリオキシア
ルキレンポリオールを用いて軟質ポリウレタンフォーム
の製造に使用すると、得られる軟質フォームは、ヒステ
リシス、伸張性、キュア性等、の物性に優れた軟質フォ
ームを容易にうることができるので好ましい。本発明の
主旨に反しない限りこのようなモノオールやモノオール
を含有したポリオキシアルキレンポリオールを用いても
よいことは言うまでもない。またプロピレンオキシドを
開環重合してポリオキシアルキレンポリオールを合成す
る場合には、側鎖のメチル基が隣接する炭素上にある向
きに重合する配列と、メチレン基を挟んだ炭素上にある
配列が可能である(ヘッド-トウ-テイル結合)。ヘッド
-トウ-テイル結合率が高いと発泡したフォームの安定性
が向上するので好ましい。具体的にはヘッド-トウ-テイ
ル結合選択率が96%以上のポリオールが好ましい。
【0011】(窒素―リン二重結合を有する化合物)本
発明で使用するポリオキシアルキレンポリオールを製造
するための触媒としての窒素-リン2重結合を有する化合
物は特に限定されないが、ホスファゼニウム化合物が好
ましい。 (ホスファゼニウム化合物)本発明に用いられるホスフ
ァゼニウム化合物とは、一般式(2)[化3]
【0012】
【化3】
【0013】(式中のa、b、およびcはそれぞれ0または
3以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化水
素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して
環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウムカ
チオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価のアニオ
ンを表す。)または一般式(3)[化4]
【0014】
【化4】
【0015】(式中のd、e、fおよびgはそれぞれ0また
は3以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。
Rは同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化水
素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して
環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウムカ
チオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価のアニオ
ンを表す。)で表される構造を有するホスファゼニウム
カチオンと活性水素化合物アニオンとの塩であり、ホス
ファゼニウムカチオンはその電荷が中心のリン原子上に
極在する極限構造式代表しているが、これ以外に無数の
極限構造式が描かれ、実際にはその電荷は全体に非極在
化している。
【0016】一般式(2)で表されるホスファゼニウム
化合物中のa、bおよびcは、それぞれ0または3以下の正
の整数である。好ましくは0または2以下の正の整数であ
る。より好ましくは、a、bおよびcの順序に関わらず、
(2、1、1)、(1、1、1)、(0、1、1)または(0、
0、1)の組み合わせの中の数である。
【0017】一般式(3)で表されるホスファゼニウム
化合物中のd、e、fおよびgは、それぞれ0または3以下の
正の整数である。好ましくは0または2以下の正の整数で
ある。より好ましくはd、e、fおよびgの順序に関わら
ず、(2、1、1、1)、(1、1、1、1)、(0、1、1、
1)、(0、0、1、1)または(0、0、0、1)の組み合わ
せの中の数である。さらに好ましくは、(1、1、1、
1)、(0、1、1、1)、(0、0、1、1)または(0、0、
0、1)の組み合わせの中の数である。一般式(2)また
は一般式(3)で表されるホスファゼニウム化合物中のR
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の脂肪族
または芳香族の炭化水素基であり、具体的には、このR
は、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピ
ル、アリル、n-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、2-
ブテニル、1-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、2-メ
チル-1-ブチル、イソペンチル、tert-ペンチル、3-メチ
ル-2-ブチル、ネオペンチル、n-ヘキシル、4-メチル-2-
ペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1-ヘプチ
ル、3-ヘプチル、1-オクチル、2-オクチル、2-エチル-1
-ヘキシル、1,1-ジメチル-3,3-ジメチルブチル(通称、
tert-オクチル)、ノニル、デシル、フェニル、4-トル
イル、ベンジル、1-フェニルエチルまたは2-フェニルエ
チル等の脂肪族または芳香族の炭化水素基から選ばれ
る。これらのうち、メチル、エチル、n-プロピル、イソ
ペロピル、tert-ブチル、tert-ペンチルまたは1,1-ジメ
チル-3,3-ジメチルブチル等の脂肪族炭化水素基が好ま
しい。
【0018】また一般式(2)または一般式(3)で表さ
れるホスファゼニウム化合物中の同一窒素原子上の2個
のRが互いに結合して環構造を形成する場合の該窒素原
子上の二価の基(R-R)は、炭素原子数4ないし6の主鎖
を有する二価の炭化水素基であり(環は窒素原子を含ん
だ5ないし7員環となる)、例えばテトラメチレン、ペン
タメチレンまたはヘキサメチレン等であり、それらの主
鎖にメチルまたはエチル等のアルキル基が置換したもの
である。好ましくは、テトラメチレンまたはペンタメチ
レンである。ホスファゼニウムカチオン中の、可能な全
ての窒素原子についてこのような環構造をとっていても
構わないし、一部であってもよい。一般式(2)または
一般式(3)で表されるホスファゼニウム化合物中のxは
活性水素化合物の種類により一様ではないが、通常1な
いし8であり、好ましくは1である。
【0019】(ポリオキシアルキレンポリオール製造用
活性水素化合物)ポリオキシアルキレンポリオールの製
造に際して開始剤として用いられる活性水素化合物とし
ては酸素原子上に活性水素原子を有する活性水素化合
物、窒素原子上に活性水素原子を有する活性水素化合物
等が挙げられる。本発明の方法における活性水素化合物
のうち、酸素原子上に活性水素原子を有する活性水素化
合物の具体例としては水、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、イソ酪酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、フェニル酢酸、ジヒドロ桂皮酸またはシクロヘキサ
ンカルボン酸、安息香酸、パラメチル安息香酸または2-
カルボキシナフタレン等の炭素数1ないし20個のカルボ
ン酸であり、蓚酸、マロン酸、こはく酸、マレイン酸、
フマル酸、アジピン酸、イタコン酸酸、ブタンテトラカ
ルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ト
リメリット酸またはピロメリット酸等の炭素数2ないし2
0個の2ないし6個のカルボキシル基を有する多価カルボ
ン酸類であり、n,n-ジエチルカルバミン酸、n-カルボキ
シピロリドン、n-カルボキシアニリンまたはn,n'-ジカ
ルボキシ-2,4-トルエンジアミン等のカルバミン酸類で
あり、メタノール、エタノール、ノルマル-プロパノー
ル、イソプロパノール、ノルマル-ブチルアルコール、s
ec-ブチルアルコール、tert-ブチルアルコール、イソペ
ンチルアルコール、tert-ペンチルアルコール、ノルマ
ル-オクチルアルコール、ラウリルアルコール、セチル
アルコール、シクロペンタノール、シクロヘキサノー
ル、アリルアルコール、クロチルアルコール、メチルビ
ニルカルビノール、ベンジルアルコール、1-フェニルエ
チルアルコール、トリフェニルカルビノールまたはシン
ナミルアルコール等の炭素数1ないし20個のアルコール
類であり、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタ
ンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジ
グリセリン、ペンタエリスリトールまたはジペンタエリ
スリトール等の炭素数2ないし20個の2ないし8個の水酸
基を有する多価アルコール類であり、グルコース、ソル
ビトール、デキストロース、フラクトースまたはシュク
ロース等の糖類またはその誘導体であり、フェノール、
2-ナフトール、2,6-ジヒドロキシナフタレンまたはビス
フェノールA等の炭素数6ないし20個の1ないし3個の水
酸基を有する芳香族化合物類であり、ポリエチレンオキ
シド、ポリプロピレンオキシドまたはそれらのコポリマ
ー等であって2ないし8個の末端を有しその末端に1ない
し8個の水酸基を有するポリアルキレンオキシド類であ
る。
【0020】又本発明の方法における活性水素化合物の
うち、窒素原子上に活性水素原子を有する活性水素化合
物の具体例としては、例えばメチルアミン、エチルアミ
ン、ノルマル-プロピルアミン、イソプロピルアミン、
ノルマル-ブチルアミン、イソブチルアミン、sec-ブチ
ルアミン、tert-ブチルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ベンジルアミン、β-フェニルエチルアミン、アニ
リン、o-トルイジン、m-トルイジンまたはp-トルイジ
ン等の炭素数1ないし20個の脂肪族または芳香族一級ア
ミン類であり、ジメチルアミン、メチルエチルアミン、
ジエチルアミン、ジ-ノルマル-プロピルアミン、エチル
-ノルマル-ブチルアミン、メチル-sec-ブチルアミン、
ジペンチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、n-メチル
アニリンまたはジフェニルアミン等の炭素数2ないし20
個の脂肪族または芳香族二級アミン類であり、エチレン
ジアミン、ジ(2-アミノエチル)アミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、トリ(2
-アミノエチル)アミン、n,n'-ジメチルエチレンジアミ
ン、n,n'-ジエチルエチレンジアミンまたはジ(2-メチ
ルアミノエチル)アミン等の炭素数2ないし20個の2ない
し3個の一級もしくは二級アミノ基を有する多価アミン
類であり、ピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたは
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン等の炭素数4ないし20個
の飽和環状二級アミン類であり、3-ピロリン、ピロー
ル、インドール、カルバゾール、イミダゾール、ピラゾ
ールまたはプリン等の炭素数4ないし20個の不飽和環状
二級アミン類であり、ピペラジン、ピラジンまたは1,4,
7-トリアザシクロノナン等の炭素数4ないし20個の2ない
し3個の二級アミノ基を含む環状の多価アミン類であ
り、アセトアミド、プロピオンアミド、n-メチルプロピ
オンアミド、n-メチル安息香酸アミドまたはn-エチルス
テアリン酸アミド等の炭素数2ないし20個の無置換また
はn-一置換の酸アミド類であり、2-ピロリドンまたはε
-カプロラクタム等の5ないし7員環の環状アミド類であ
り、こはく酸イミド、マレイン酸イミドまたはフタルイ
ミド等の炭素数4ないし10個のジカルボン酸のイミド類
である。
【0021】これらの活性水素化合物のうち、好ましく
は、水であり、例えばメタノール、エタノール、ノルマ
ル-プロパノール、イソプロパノール、ノルマル-ブチル
アルコール、sec-ブチルアルコール、tert-ブチルアル
コール、イソペンチルアルコール、tert-ペンチルアル
コール、ノルマル-オクチルアルコール、ラウリルアル
コール、セチルアルコール、シクロペンタノール、シク
ロヘキサノール、アリルアルコール、クロチルアルコー
ル、メチルビニルカルビノール、ベンジルアルコール、
1-フェニルエチルアルコール、トリフェニルカルビノー
ルまたはシンナミルアルコール等の炭素数1ないし20個
のアルコール類であり、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオー
ル、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-
シクロヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グ
リセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトールまたは
ジペンタエリスリトール等の炭素数2ないし20個の2ない
し8個の水酸基を有する多価アルコール類であり、グル
コース、ソルビトール、デキストロース、フラクトース
またはシュクロース等の糖類またはその誘導体であり、
例えばポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド
またはそれらのコポリマー等であって2ないし8個の末端
を有しその末端に1ないし8個の水酸基を有する分子量10
0ないし50,000のポリアルキレンオキシド類であり、エ
チレンジアミン、ジ(2-アミノエチル)アミン、ヘキサ
メチレンジアミン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、
トリ(2-アミノエチル)アミン、n,n'-ジメチルエチレ
ンジアミン、n,n'-ジエチルエチレンジアミンまたはジ
(2-メチルアミノエチル)アミン等の炭素数2ないし20
個の2ないし3個の一級もしくは二級アミノ基を有する多
価アミン類であり、ピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ンまたは1,2,3,4-テトラヒドロキノリン等の炭素数4な
いし20個の飽和環状二級アミン類であり、ピペラジン、
ピラジンまたは1,4,7-トリアザシクロノナン等の炭素数
4ないし20個の2ないし3個の二級アミノ基を含む環状の
多価アミン類である。
【0022】より好ましくは、水であり、例えばメタノ
ール、エタノール、ノルマル-プロパノール、イソプロ
パノール、ノルマル-ブチルアルコール、sec-ブチルア
ルコール、tert-ブチルアルコール、イソペンチルアル
コール、tert-ペンチルアルコールまたはノルマル-オク
チルアルコールなどの炭素数1ないし10個のアルコール
類であり、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,4-ブタンジオール、トリメチロールプロパン、グリセ
リンもしくはペンタエリスリトール等の炭素数2ないし1
0個の2ないし4個の水酸基を有する多価アルコール類で
あり、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド
もしくはそれらのコポリマー等であって2ないし6個の末
端を有しその末端に2ないし6個の水酸基を有する分子量
100ないし10,000のポリアルキレンオキシド類であり、
n,n'-ジメチルエチレンジアミン、n,n'-ジエチルエチレ
ンジアミンまたはジ(2-メチルアミノエチル)アミン等
の炭素数2ないし10個の2ないし3個は二級アミノ基を有
する多価アミン類であり、ピロリジン、ピペリジン、モ
ルホリンまたは1,2,3,4-テトラヒドロキノリン等の炭素
数4ないし10個の飽和環状二級アミン類であり、ピペラ
ジン、ピラジンまたは1,4,7-トリアザシクロノナン等の
炭素数4ないし10個の2ないし3個の二級アミノ基を含む
環状の多価アミン類である。
【0023】(アルキレンオキシド化合物)本発明のポ
リアルキレンオキシポリオールを製造するに用いられる
アルキレンオキシド化合物としては、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、1,2-ブチレンオキシド、2,3-
ブチレンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセン
オキシド、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、
メチルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル
またはフェニルグリシジルエーテル等のエポキシ化合物
である。これらのアルキレンオキシド化合物のうち、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2-ブチレンオ
キシドまたはスチレンオキシドが好ましく、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシドがさらに好ましい。これら
は2種以上を併用してもよい。併用する場合には、複数
のアルキレンオキシド化合物を同時に併用する方法、順
次に併用する方法または順次を繰り返して行なう方法な
どがとり得る。併用する場合にはアルキレンオキシド中
のエチレンオキシドの比率が5〜30重量%とすることが
特に好ましい。
【0024】[ポリマーポリオール]本発明において、ポ
リマー分散ポリオール(以下、ポリマーポリオールとい
うことがある)とは、アクリロニトリルやスチレン等の
不飽和結合を有する化合物をアゾビスブチロニトリル等
のラジカル開始剤を用いて、特定のポリオキシアルキレ
ン製造用触媒を用いて製造された前記ポリオキシアルキ
レンポリオールを少なくとも含有するポリオール中で分
散重合させて得られた一部グラフト体を含むビニルポリ
マー粒子(以下、単にポリマー微粒子ということがあ
る)の分散体を言う。ここで用いられるポリオールは前
記ポリオキシアルキレンポリオールを含有するものであ
ればいずれでもよいが、ポリオキシアルキレンポリオー
ルを主成分とすることがより好ましい。本発明で用いる
ポリマー分散ポリオールにおいて、ポリオキシアルキレ
ンポリオール中に占めるポリマー微粒子の割合は、通常
2〜50重量%であり、好ましくは10〜40重量%である。
【0025】(不飽和結合を有する化合物)不飽和結合
を有する化合物とは、分子中に不飽和結合を有する化合
物であり、例えばアクリロニトリル、スチレン等であ
る。これらは単独または複数を混合して用いることがで
き、複数を混合して用いることが好ましい。またこの
他、分散安定化剤や連鎖移動剤等を併用して良い。
【0026】[ウレタンフォーム発泡助剤]ウレタン発泡
に用いられる助剤としては架橋剤、整泡剤、ポリウレタ
ンフォーム製造用触媒、発泡剤などがあり、それぞれを
必要に応じて添加することができ、その他の添加剤等を
併用しても良いことは言うまでもない。
【0027】(架橋剤)架橋剤は特に使用しなくても良
いが、使用する場合には水酸基価200〜1800mgKOH/gの化
合物が用いられる。例えばグリセリン等の脂肪族多価ア
ルコール類、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミン類等が用いられる。また水酸
基価200〜1800mgKOH/gのポリオキシアルキレンポリオー
ルが用いられる他、従来公知の架橋剤が0.5部〜10部の
間で任意の量使用できる。
【0028】(整泡剤)整泡剤は通常用いられる有機ケ
イ素系界面活性剤が使用できる。使用量は0.2部〜3部で
あり、例えば東レ・ダウコーニング・シリコーン社製の
SRX-274C、SF-2969、SF-2961、SF-2962や日本ユニカー
社製のL-5309、L-3601、L-5307、L-3600等が使用でき
る。
【0029】(軟質ポリウレタンフォームの製造に際し
て用いられる触媒)軟質ポリウレタンフォームの製造に
際して用いられる触媒としては従来公知のものが使用で
き、特に制限は無いが、使用量は0.005部〜10部を使用
することが好ましい。触媒を例示すれば、トリエチレン
ジアミンやビス(n,n-ジメチルアミノエチルエーテ
ル)、モルホリン類等の脂肪族アミン類やオクタン酸ス
ズやジブチルチンジラウレイト等の有機錫化合物が用い
られる。これらの触媒は単独、または複数種が使用され
る。
【0030】(発泡剤)水はポリイソシアナートと反応
して炭酸ガスを発生することにより発泡剤として使用さ
れる。通常使用される量は2部〜7部が好ましく、さらに
好ましくは2.5部〜6部である。本発明の主旨を損なわな
い範囲であれば、地球環境保護の目的で開発されたクロ
ロフルオロカーボン類や、ヒドロキシクロロフルオロカ
ーボン類(HCFC-134a等)、炭化水素類(シクロペンタ
ン等)、その他の発泡剤を発泡助剤として単独又は水と
併用してもよいことは言うまでもない。 (レジンプレミックス)これらのポリオール若しくはポ
リマーポリオールまたはポリマーポリオールとポリオー
ルの混合物、必要に応じて架橋剤、界面活性剤、水、触
媒を混合したものをレジンプレミックスと呼ぶ。又レジ
ンプレミックスにはその他助剤として難燃剤、顔料、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等も必要に応じて添加すること
ができる。
【0031】(ポリイソシアナート)レジンプレミック
スと反応させるポリイソシアナートは特に限定されない
が、従来公知のトルイレンジイソシアナート(2,4-体や
2,6-体等の異性体比率は特に限定されないが、2,4-体/
2,6-体が80/20の比率のものが好ましく使用される。)
やトルイレンジイソシアナートと一般式(1)で表され
るポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート(例え
ば三井化学社製コスモネートM-200等。式中のn=0の成分
の異性体は2,4'-体、4,4'-体、2,2'-体の比率は特に限
定されないが、通常2,2'-体は痕跡量であり、2,4'-体は
10%未満である。また式中のn=0の成分の比率は特に限
定されないが、ポリメリックジフェニルメタンジイソシ
アナート中の50%未満のものが通常用いられている。)
の混合物が好ましく用いられる。ポリイソシアナートが
トルイレンジイソシアナートとポリメチレンポリフェニ
ルポリイソシアナートの混合物の場合、その混合比は重
量で98:2〜50:50が軟質ポリウレタンフォームの製造に
特に適している。またポリイソシアナートはポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアナートの組成物であっても
好ましく使用できる。
【0032】ポリメチレンポリフェニルポリイソシアナ
ートの組成物であるポリイソシアナートまたはそのウレ
タン変性体とトルイレンジイソシアナートの混合物も好
ましく使用できる。レジンプレミックス中の水酸基やア
ミノ基のようなイソシアナート基と反応する官能基の総
量と化学量論的に等しいイソシアナート基を含む有機ポ
リイソシアナートの量を軟質ポリウレタンフォームの製
造に使用した場合、NCOインデックスを1.00と定義する
と、本発明におけるNCOインデックスは0.70〜1.40で実
施することが好ましい。
【0033】(軟質ポリウレタンフォームの製造方法)
本発明の軟質ポリウレタンフォームの製造方法は特に限
定されないが、通常レジンプレミックスとポリイソシア
ナートを高圧発泡機や低圧発泡機等を用いて混合する方
法がとられる。低圧発泡機の場合には2種を越える成分
の混合が可能であるため、ポリオール系、水系、有機ス
ズ触媒系、難燃剤系、イソシアナート系等に分割して混
合することもできる。混合液は発泡機の混合ヘッドから
吐出され、そのまま発泡硬化させて軟質ポリウレタンフ
ォーム発泡体としてそれから目的物を切り出し加工した
り、混合液を金型内に吐出し、発泡、充填、硬化させて
一定形状の目的物を得ることもできる。硬化時間は通常
30秒〜30分であり、型温は室温から80℃程度、硬化温度
は、室温から180℃で軟質ポリウレタンフォームの製造
が行われる。
【0034】(軟質ポリウレタンフォームの発泡形態に
ついて)レジンプレミックスは通常高圧発泡機または低
圧発泡機でイソシアナートと混合され使用されるが、有
機スズ触媒のように加水分解性を示す化合物を触媒とし
て使用する場合、水との接触を避けるため水成分や有機
スズ触媒成分を別系とし、発泡機の混合ヘッドで混合す
ることが好ましい。使用するレジンプレミックスの粘度
は発泡機での混合性、フォームの成形性の観点から2500
mPa・s以下が好ましい。
【0035】(測定方法) 全密度:JIS K-6400記載の方法により測定を実施した。
JIS規格での見かけ密度を指す。本特許では表皮スキン
有りの直方体フォームサンプルを用いて測定を行った。 フォームの硬度:JIS K-6400のA法記載の方法により測
定を実施した。フォーム厚みは94mmないし100mmのもの
を使用した。 湿熱圧縮永久歪み:JIS K-6400記載の方法により測定を
実施した。測定に際しては成形した軟質フォームのコア
部を50×50×25mm切り抜き使用した。試験片を50%の厚
みまで圧縮し、平行平面板に挟み、50℃、相対湿度95%
の条件下、22時間放置した。試験片を取り出して30分
後、その厚みを測定し、試験前の値と比較し、歪み率を
測定した。
【0036】繰り返し圧縮試験における硬度変化率:JI
S K-6400記載の方法により測定を実施した。測定に際し
て成形した軟質フォームのコア部を100×100×50mm切り
抜き使用した。試験片を平行平面板に挟み、常温で毎分
60回の速さで厚さの50%で連続8万回繰り返し圧縮を行っ
た。試験片を取り出して30分後、その硬度を測定し、試
験前の値と比較し、硬度変化率を測定した。 伸び:JIS K-6400記載の方法により測定を実施した。 水酸基価:JIS K-1557記載の方法により測定を実施し
た。 総不飽和度:JIS K-1557記載の方法により測定を実施し
た。 ヘッド−トウ−テール結合選択率:日本電子製400MHz、
C13-核磁気共鳴(NMR)装置を用い、重クロロホルムを
溶媒として使用し、このポリオキシアルキレンポリオー
ルのC13-NMRスペクトルをとり、ヘッドートウーテイル
(Head-to-Tail)結合のオキシプロピレンセグメントの
メチル基のシグナル(16.9〜17.4ppm)とヘッドートウ
ーヘッド(Head-to-Head)結合のオキシプロピレンセグ
メントのメチル基のシグナル(17.7〜18.5ppm)の比か
らヘッドートウーテイル結合選択率を求めた。 なお、各シグナルの帰属はマクロモレキュール(Macrom
olecules),19.1337-1343(1986)、エフ、シ、シェリ
ング(F.C.Schiling)、エィ、イ、トーネル(A.E.Tone
lli)の報文に記載された値を基準に行った。
【0037】
【実施例】以下、本発明について実施例により説明する
が、本発明はこれらの実施例により制限されない。実施
例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を表す。 (ポリオキシアルキレンポリオールの合成) (ポリオキシアルキレンポリオールの合成例-1)ポリオ
キシアルキレンポリオールA:グリセリン1molに対して
テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリ
デンアミノ]ホスフォニウムヒドロキシド0.01molを加
え、100℃で6時間減圧脱水後プロピレンオキシドを反応
温度80℃、最大反応圧力3.8kg/cm2で付加重合し、次い
でエチレンオキシドを反応温度100℃で付加重合して水
酸基価28mgKOH/gのポリオキシアルキレンポリオールを
得た。末端オキシエチレン基含量は15wt%、総不飽和度
は0.015meq/g、ヘッド-トゥ-テイル結合選択率は96.7%
であった。以下、開始剤である活性水素化合物と得られ
たポリオールの水酸基価を表1記載のとおりとした以外
同様にしてポリオキシアルキレンポリオールB〜Dを合成
した。表1にポリオキシアルキレンポリオールA〜Dの構
造及び分析値を示す。表中で水酸基数3はグリセリン
を、水酸基数4はペンタエリスリトールを活性水素化合
物として使用した。
【0038】
【表1】
【0039】(ポリオキシアルキレンポリオールの合成
例-2)ポリオキシアルキレンポリオールE:グリセリン1
molに対して水酸化カリウム0.37molを加え、100℃で6時
間、減圧脱水後プロピレンオキサイドを反応温度115
℃、反応圧力5.0kg/cm2で付加重合し、次いでエチレン
オキサイドを反応温度115℃で付加重合して水酸基価28m
gKOH/gのポリオキシアルキレンポリオールを得た。末端
オキシエチレン基含量は15wt%、総不飽和度0.065meq/
g、ヘッド-トゥ-テイル結合選択率は96.2%であった。以
下、開始剤である活性水素化合物と得られたポリオール
の水酸基価を表2記載のとおりとした以外同様にしてポ
リオキシアルキレンポリオールF、Gを得た。表2にポリ
オキシアルキレンポリオールE〜Gの構造及び分析値を示
す。
【0040】
【表2】
【0041】(ポリマーポリオールの合成例-1) ポリマーポリオールa:水酸基価34mgKOH/gのポリエーテ
ルポリオールB中でアクリロニトリル、及びスチレンを
グラフト重合させて得られた水酸基価28mgKOH/gのポリ
マーポリオール。ビニルポリマー含量20wt%。
【0042】(ポリマーポリオールの合成例-2) ポリマーポリオールb:水酸基価34mgKOH/gのポリエーテ
ルポリオールF中でアクリロニトリル、及びスチレンを
グラフト重合させて得られた水酸基価28mgKOH/gのポリ
マーポリオール。ビニルポリマー含量20wt%。
【0043】(軟質ポリウレタンフォームの製造)ポリ
イソシアナートとしては以下に示す原料を使用した。 (ポリイソシアナート-1)コスモネートTM-20;三井化
学社製で2,4-トルイレンジイソシアナートと2,6-トルイ
レンジイソシアナートが80:20重量比の混合物80重量部
とポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート20重量
部の混合物。 前述のポリオキシアルキレンポリオール、ポリマーポリ
オール、イソシアナートの他に、以下に示す原料を使用
した。
【0044】(連通剤-1)EO含量70重量%の水酸基価52
mgKOH/gのポリオール (触媒-1)Minico L-1020;活材ケミカル社製のアミン
触媒(トリエチレンジアミンの33%ジエチレングリコー
ル溶液)。 (触媒-2)Minico TMDA;活材ケミカル社製のアミン触
媒。 (架橋剤-1)KL-210;三井化学社製、水酸基価830mgK
OH/gの架橋剤。
【0045】(整泡剤−1) L-5309;日本ユニカー社製のシリコーン整泡剤。実施例
および比較例中の密度とは全密度(オーバーオール密
度)を示す。
【0046】(実施例-1)以下に示す7成分を混合して
レジン液を調製した。 ポリオキシアルキレンポリオールA 70部 ポリマーポリオールa 30部 連通材-1 1.0部 架橋剤-1 2.0部 水 5.0部 触媒-1 0.4部 触媒-2 0.1部 整泡剤-1 1.5部
【0047】ポリオキシアルキレンポリオールとしてポ
リオキシアルキレンポリオールA、ポリマーポリオール
としてポリマーポリオールaを使用した、上記レジン液1
10.1部にイソシアナート-1を63.4部を混合し、直ちに予
め65℃に調整した内寸400×400×70mmの金型へ注入し、
蓋を閉めて発泡させる。100℃の熱風オーブン中で7分間
加熱硬化した後、軟質フォームを金型より取り出す。得
られた軟質フォームの物性を表3に示す。本実施例にお
いて、イソシアナートとレジン液の活性水素との等量比
(NCO/H)は1.05である。
【0048】(実施例-2〜7)実施例-1におけるポリオ
キシアルキレンポリオールAをポリオキシアルキレンポ
リオールA〜Dに変更し、見かけ密度を表3に従って制御
した以外は、実施例-1と同様の手法で行った。得られた
軟質フォームの物性を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】(比較例-8〜13)実施例-1におけるポリオ
キシアルキレンポリオールAをポリオキシアルキレンポ
リオールE〜Gに、ポリマーポリオールaをポリマーポリ
オールbに変更し、密度を表4に従って制御した以外は、
実施例-1と同様の手法で行った。イソシアナートとレジ
ン液の活性水素との等量比(NCO/H)は1.05とした。得
られた軟質フォームの物性を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】実施例-1〜7のフォームは良好な湿熱圧縮
歪み、および、繰り返し圧縮試験における硬度変化を示
す。一方、比較例-8〜13のフォームは使用したポリオー
ルが本発明の範囲外で、フォーム物性が劣ることがわか
る。また、実施例-1〜6のフォームは、実施例-7と比較
してレジンプレミックス粘度が低く、良好な混合性、液
伸び性を示すため、さらに好ましい。
【0053】イソシアナートとしては以下に示す原料を
使用した。 (イソシアナート-2)コスモネートT-80;三井化学社製
で2,4-トルイレンジイソシアナートと2,6-トルイレンジ
イソシアナートが80:20重量比の混合物
【0054】(実施例-14〜18)実施例-1におけるポリ
オキシアルキレンポリオールAをポリオキシアルキレン
ポリオールB〜Dに、イソシアナート-1をイソシアナート
-2に変更し、密度を表5に従って制御した以外は、実施
例-1と同様の手法で行った。イソシアナートとレジン液
の活性水素との等量比(NCO/H)は1.05とした。得られ
た軟質フォームの物性を表5に示す。
【0055】
【表5】
【0056】(比較例-18〜21)実施例-1におけるポリ
オキシアルキレンポリオールAをポリオキシアルキレン
ポリオールF、Gに、ポリマーポリオールaをポリマーポ
リオールbに、イソシアナート-1をイソシアナート-2に
変更し、密度を表6に従って制御した以外は、実施例-1
と同様の手法で行った。イソシアナートとレジン液の活
性水素との等量比(NCO/H)は1.05とした。得られた軟
質フォームの物性を表6に示す。
【0057】
【表6】
【0058】実施例-14〜18のフォームは良好な湿熱圧
縮歪み、および、繰り返し圧縮試験における硬度変化を
示す。一方、比較例-19〜22のフォームは使用したポリ
オールが本発明の範囲外で、フォーム物性が劣ることが
わかる。また、実施例-14〜17のフォームは、実施例-18
と比較してレジンプレミックス粘度が低く、良好な混合
性、液伸び性を示すため、さらに好ましい。
【0059】
【発明の効果】本願発明に係わる軟質ポリウレタンフォ
ームは窒素-リン-2重結合を有する触媒により合成され
たポリオールを使用し、全密度が25kg/m3以上34kg/m3
下、かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%以下である。繰り返
し圧縮試験における硬度変化率は25%以下とすることも
できる。このことにより軽量化と共に歪み特性等の物性
に優れたフォームとなり、ベットや車両用等において優
れたクッションとなる。さらに、レジンプレミックスの
粘度が2500mPa・s以下とすることができ、ポリウレタン
の製造時のハンドリングを容易にしたり、安価な装置で
製造が可能となる。またこのことにより、耐湿熱圧縮永
久歪み、および、繰り返し圧縮試験における硬度変化に
優れた軟質フォームを簡便に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 BA07 DA01 DB03 DB04 DC07 DC12 DC50 DE01 DG02 DG03 DG04 DG05 DG06 HA01 HA06 HA07 HA08 HA09 HA11 HC12 HC63 HC67 HC71 JA01 KA01 KC17 NA03 QC01 QD03 RA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともポリオキシアルキレンポリオー
    ルを含有するポリオールおよび/若しくは少なくともポ
    リオキシアルキレンポリオールを含有するポリオール中
    に不飽和結合を有する化合物をラジカル重合させてなる
    ポリマー微粒子を分散させたポリマーポリオール並び
    に、水、触媒とポリイソシアナートから得られる全密度
    が25kg/m3以上34kg/m3以下、かつ、湿熱圧縮永久歪みが
    25%以下である軟質ポリウレタンフォームの製造に際
    し、前記ポリオキシアルキレンポリオールが窒素-リン2
    重結合を有する化合物を触媒として合成されたものであ
    ることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方
    法。
  2. 【請求項2】少なくともポリオキシアルキレンポリオー
    ルを含有するポリオールおよび/若しくは少なくともポ
    リオキシアルキレンポリオールを含有するポリオール中
    に不飽和結合を有する化合物をラジカル重合させてなる
    ポリマー微粒子を分散させたポリマーポリオール並び
    に、水、触媒とポリイソシアナートから得られる全密度
    が25kg/m3以上34kg/m3以下、繰り返し圧縮試験における
    硬度変化率が25%以下かつ、湿熱圧縮永久歪みが25%以
    下である軟質ポリウレタンフォームの製造に際し、前記
    ポリオキシアルキレンポリオールが窒素-リン2重結合を
    有する化合物を触媒として合成されたものであることを
    特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  3. 【請求項3】少なくともポリオール、および/若しくは
    ポリマーポリオール並びに、水、触媒を含有するレジン
    プレミックスの粘度が2500mPa・s以下であることを特徴
    とする請求項1ないし2いずれかに記載の軟質ポリウレタ
    ンフォームの製造方法。
  4. 【請求項4】ポリイソシアナートがトルイレンジイソシ
    アナートであることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    かに記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  5. 【請求項5】ポリイソシアナートがトルイレンジイソシ
    アナートとポリメチレンポリフェニルポリイソシアナー
    ト(一般式1)[化1] 【化1】 (n=0または1以上の整数)の98:2〜50:50(重量比)混
    合物であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか
    に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  6. 【請求項6】窒素-リン2重結合を有する化合物がホスフ
    ァゼニウム化合物であることを特徴とする請求項1ない
    し5いずれかに記載の軟質ポリウレタンフォームの製造
    方法。
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