JP2000229625A - カートンの開封構造 - Google Patents

カートンの開封構造

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JP2000229625A
JP2000229625A JP11033099A JP3309999A JP2000229625A JP 2000229625 A JP2000229625 A JP 2000229625A JP 11033099 A JP11033099 A JP 11033099A JP 3309999 A JP3309999 A JP 3309999A JP 2000229625 A JP2000229625 A JP 2000229625A
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JP
Japan
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carton
flap
slit portion
slit
paper
Prior art date
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Application number
JP11033099A
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English (en)
Inventor
Katsuichi Itabashi
勝一 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートンの蓋部を簡単かつ容易に開封するこ
とができるようにした開封構造を得る。 【解決手段】 組み立て構造のカートンの上部に蓋紙2
を有し、この蓋紙2に設けられたフラップ6がカートン
の正面紙5の裏面に折り込められ、蓋紙2の両側部にミ
シン目状の切込み部10,10が形成されているカート
ンにおいて、蓋紙2とそのフラップ6との折り目部2b
の近傍に指掛けのための第1のスリット部7を形成し、
第1のスリット部7に隣接してフラップ6に半円状の第
2のスリット部8を形成し、この第2のスリット部8の
内側に折り曲げ可能の窓抜き片9を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子機器等
を梱包するための組立箱からなるカートンに関し、詳し
くは、カートンの蓋部とそのフラップとに隣接して2つ
の指掛けのためのスリット部を形成することによって、
蓋部の開封を体裁よく容易に行えるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種、カートンの一例を図8に
示す。カートン20は例えば段ボール紙等の厚紙の組立
箱からなり、カートン20は上面に蓋部21を有し、こ
の蓋部21に連接したフラップ22がカートン20の正
面部23の裏面側に折り込められている。また、蓋部2
1の両側部分にはミシン目状の切り込み部24,24が
形成されている。さらに、正面部23の中央部分には半
円状の切欠部25が形成され、この切欠部25に対応し
てフラップ22に半円上の指掛け用のスリット26が形
成されている。
【0003】このように構成したカートン20の開封操
作は、スリット26に指の爪先を掛けた状態で蓋部21
を引き上げることによって、蓋部21がその両側部のミ
シン目状の切り込み部24,24から切断され、蓋部2
1の開封を行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなカートンは、カートン内にほぼ隙間なく電子機
器等が梱包されているような場合では、蓋部21のスリ
ット26に指の爪先が掛かりにくく開封しずらいといっ
た問題がある。また、スリット26に無理な力が作用す
ると、スリット26から裂けて蓋部21が不体裁に開封
されてしまうといった問題もある。
【0005】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、蓋部を体裁よく簡単かつ容易に
開封することができるようにしたカートンの開封構造を
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるカートンの開封構造は、蓋紙に設けら
れたフラップがカートンの正面紙裏面側に折り込めら
れ、蓋紙の両側部に破断可能にミシン目状の切込み部が
形成されているカートンにおいて、蓋紙とそのフラップ
との折り目部の近傍に指掛けのための第1のスリット部
を形成し、第1のスリット部に隣接してフラップに指掛
けのための弧状の第2のスリット部と共にその内側に窓
抜き片を形成したものである。
【0007】このように構成したカートンの開封操作
は、第1のスリット部に親指の腹部を掛けて蓋紙のフラ
ップを引き上げることで、このフラップが正面紙から引
き出される。このあと、フラップに形成した第2のスリ
ット部の窓抜き片を親指の先で押し曲げると指掛け孔が
形成されることになり、この指掛け孔に親指の腹部を掛
けた状態で蓋紙を強く引き上げることで、蓋紙のミシン
目状の切込み部が破断され容易に開封することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカートンの開
封構造の実施の形態の例を図面を参照して説明する。
【0009】図1はカートン1の展開状態を裏面側より
見た平面図であり、例えば、段ボール紙等の厚紙からで
きている。符号2がカートンの蓋紙を構成し、この蓋紙
2に折り目線2aを介して背面紙3が連接され、背面紙
3に折り目線3aを介して底面紙4が連接され、底面紙
4に折り目線4aを介して正面紙5が連接されている。
【0010】蓋紙2の外端側には折り目線2bを介して
折込みフラップ6が連接されている。この折り目線2b
上の中央部には例えば親指の腹部が楽に掛かるような幅
を有する指掛けのための第1のスリット部7が形成さ
れ、この第1のスリット部7に対応するようにして折込
みフラップ6の部分に親指が挿入できるような幅を有す
る指掛けのための半円状の第2のスリット部8が形成さ
れている。両スリット部7,8は波形形状の切り目線が
入れられた、いわゆる指との摩擦を和らげるためにソフ
トカットにされている。ここで、第2のスリット部8の
内側部分は折り目線9aが形成された半円状の窓抜き片
9が形成されている。
【0011】一方、蓋紙2の両側部にはミシン目状の切
込み部10,10を介してフラップ11,11が連接さ
れている。また、背面紙3の両側部には折り目線3b,
3bを介してフラップ12,12が連接され、底面紙4
の両側部にも折り面線4b,4bを介してフラップ1
3,13が連接され、そして、正面紙5の両側部に折り
目線5b,5bを介してフラップ14,14が連接され
ている。この正面紙5の端部中央部に半円状の切欠部1
5が形成されている。
【0012】尚、上述した片方ずつの各フラップ11,
12,13,14によりカートン1の側面紙が構成さ
れ、この場合、フラップ12,14が接着剤処理したの
り付け片となる。
【0013】このように構成した展開状態からカートン
1を組み立て電子機器等を梱包した状態が図2である。
これによれば、カートンは蓋紙2のフラップ6が正面紙
5の裏面側に折り込められ、正面紙5の切欠部15に対
応する部分に第1のスリット部7が位置すると共に、第
2のスリット部8はその一部が切欠部15から見えるよ
うになっている。
【0014】カートンの開封操作について説明する。ま
ず、図2の状態から第1のスリット部7に例えば親指の
腹部を引っ掛けてフラップ6を引き上げる。この操作に
よって、浮き上がったフラップ6の裏面側に梱包物16
(図4参照)の上部に空間が生じることになるので、こ
の空間を利用して親指の先で窓抜き片9を押し倒すこと
で図3及び図4に示すように指掛け孔17が形成され
る。
【0015】かくして、指掛け孔17に親指の腹部を掛
けた状態で蓋紙2を強く開封操作することによって、図
5に示すように両側部のミシン目状の切込み部10,1
0が切断され蓋紙2の開封が行える。
【0016】このように本発明によるカートンは、第1
のスリット部7を利用して蓋紙2のフラップ6を引き上
げ、この引き上げられたフラップ6に形成されている窓
抜き片9を押し曲げて指掛け孔17が形成できるように
したので、カートン内に梱包物が隙間なく梱包されてい
るような場合であっても、第1のスリット部7と第2の
スリット部8を利用して蓋紙2の開封を体裁よく簡単か
つ容易に行うことができるといった利点がある。
【0017】また、指掛けがされる第1のスリット部7
及び第2のスリット部8は波形形状にされているので、
指との摩擦を和らげることができ、開封の際に指に擦り
傷等が生じることもない。
【0018】図6に別の実施形態のカートンの展開正面
図を示し、図7に組み立て状態のカートンの斜視図を示
す。
【0019】このカートンは前述したカートンと同一構
成であって、異なる部分は幅長さが短く小箱にされてい
ることである。このため、カートンが厚紙等の場合には
折り曲げ部分については、いわゆる腰があって折り曲げ
が困難になることを考慮して例えば、蓋紙2とフラップ
6との折り目線2bの部分に切れ目を入れたスリット1
8,18が形成されている。これによって、フラップ6
の折り曲げを確実に行うことができるといった利点があ
る。勿論、カートンを構成する各フラップの折り目部分
に同様にスリットを形成することでカートンの組み立て
がより確実に行える。
【0020】本発明は上述しかつ図面に示した実施の形
態の例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0021】フラップ6に形成される第2のスリット部
8は半円形状に限ることなく、窓抜き孔9が押し曲げら
れて形成された指掛け孔17に親指が掛かるような形状
であれば第2のスリット部8の形状については限定する
ものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるカート
ンの開封構造は、蓋紙とそのフラップとの折り目部の近
傍に指掛けのための第1のスリット部を形成し、第1の
スリット部に隣接してフラップに指掛けのための弧状の
第2のスリット部と共にその内側に折り曲げ可能な窓抜
き片を形成したことによって、カートン内に梱包物が隙
間なく梱包されているような場合であっても、第1のス
リット部と、第2のスリット部の窓抜き片を折り曲げて
形成した指掛け孔を利用し、蓋紙の開封を簡単かつ容易
に行うことができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカートンの展開平面図である。
【図2】組み立て状態のカートンの斜視図である。
【図3】カートンの開封途中の斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】カートンの開封状態の斜視図である。
【図6】カートンの別の形態例の展開平面図である。
【図7】図6のカートンの組み立て状態の斜視図であ
る。
【図8】従来の開封構造のカートンの斜視図である。
【符号の説明】
1…カートン、2…蓋紙、3…背面紙、4…底面紙、5
…正面紙、6…蓋紙のフラップ、7…第1のスリット
部、8…第2のスリット部、9…窓抜き片、10…ミシ
ン状の切込み部、15…切欠部、17…指掛け孔、18
…スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立て構造のカートンの上部に蓋紙を
    有し、この蓋紙に設けられたフラップがカートンの正面
    紙裏面に折り込められ、上記蓋紙の両側部に破断可能に
    ミシン目状の切込み部が形成されているカートンにおい
    て、 上記蓋紙とそのフラップとの折り目部の近傍に指掛けの
    ための第1のスリット部を形成すると共に、上記第1の
    スリット部に隣接して上記フラップに弧状の第2のスリ
    ット部を形成し、この第2のスリット部の内側に折り曲
    げ可能の窓抜き片を形成したことを特徴とするカートン
    の開封構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカートンの開封構造にお
    いて、 上記第1及び第2のスリット部は指との摩擦を和らげる
    ために波形状スリットにされていることを特徴とするカ
    ートンの開封構造。
JP11033099A 1999-02-10 1999-02-10 カートンの開封構造 Pending JP2000229625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227033A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Kureha Corp 長尺物が巻かれた巻回体を収容する容器および巻回体入り容器
JP2016098027A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 富士フイルム株式会社 ラップアラウンドケース
JP2017057002A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 富士フイルム株式会社 ラップアラウンドケース

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JP2013227033A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Kureha Corp 長尺物が巻かれた巻回体を収容する容器および巻回体入り容器
JP2016098027A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 富士フイルム株式会社 ラップアラウンドケース
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