JP2000229540A - ヨット及びボートの車載装置 - Google Patents
ヨット及びボートの車載装置Info
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- JP2000229540A JP2000229540A JP11031273A JP3127399A JP2000229540A JP 2000229540 A JP2000229540 A JP 2000229540A JP 11031273 A JP11031273 A JP 11031273A JP 3127399 A JP3127399 A JP 3127399A JP 2000229540 A JP2000229540 A JP 2000229540A
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヨット及びボートの車載装置を、スライド可
能な架台を押し引きするためのハンドル操作が容易で、
架台を簡単な操作で確実に固定することができ、さらに
艇体の幅に関わらずに艇体を安定に保持し得るものとす
る。 【解決手段】 艇体を載せる架台8を車体に連結固定さ
れたベース体6・7に沿ってスライド可能に設け、架台
を横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることによ
り艇体を積み卸し可能としたヨット及びボートの車載装
置において、架台を押し引き操作する取っ手15を、架
台に対して出没可能に、かつ突出位置で先端側が下側に
傾動可能に設ける。さらに艇体の積み卸しを終えて架台
を車両の走行が可能な原位置に戻す際に架台を当該原位
置に位置決めするストッパ22と、該原位置に架台を拘
束するロックレバー23とを設ける。加えて艇体の左右
の各舷縁部をそれぞれ支持する台座9を艇体の幅方向に
スライド可能に設ける。
能な架台を押し引きするためのハンドル操作が容易で、
架台を簡単な操作で確実に固定することができ、さらに
艇体の幅に関わらずに艇体を安定に保持し得るものとす
る。 【解決手段】 艇体を載せる架台8を車体に連結固定さ
れたベース体6・7に沿ってスライド可能に設け、架台
を横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることによ
り艇体を積み卸し可能としたヨット及びボートの車載装
置において、架台を押し引き操作する取っ手15を、架
台に対して出没可能に、かつ突出位置で先端側が下側に
傾動可能に設ける。さらに艇体の積み卸しを終えて架台
を車両の走行が可能な原位置に戻す際に架台を当該原位
置に位置決めするストッパ22と、該原位置に架台を拘
束するロックレバー23とを設ける。加えて艇体の左右
の各舷縁部をそれぞれ支持する台座9を艇体の幅方向に
スライド可能に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフなど
に装着されて小型のヨットやボートなどの艇体を積載す
るためのヨット及びボートの車載装置に関するものであ
る。
に装着されて小型のヨットやボートなどの艇体を積載す
るためのヨット及びボートの車載装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】小型のヨットやボートの艇体を乗用車両
に積載するにあたっては、ルーフキャリアにロープなど
で繋ぎ止めることで艇体を車両のルーフ上に載荷するこ
とが可能であるが、これでは艇体を安定した状態で輸送
できない上に、艇体の積み卸しが面倒であることから、
小型のヨットやボートなどの艇体専用の車載装置が種々
提案されている。
に積載するにあたっては、ルーフキャリアにロープなど
で繋ぎ止めることで艇体を車両のルーフ上に載荷するこ
とが可能であるが、これでは艇体を安定した状態で輸送
できない上に、艇体の積み卸しが面倒であることから、
小型のヨットやボートなどの艇体専用の車載装置が種々
提案されている。
【0003】このうち、登録実用新案第3008629
号公報に開示された小型ヨット車載装置は、艇体が載置
される架台を、車体に連結固定されたベース体に沿って
横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることにより
艇体を積み卸し可能なように構成されており、これによ
ると、積み卸し作業を一人で行うことが可能で、使い勝
手が良い。
号公報に開示された小型ヨット車載装置は、艇体が載置
される架台を、車体に連結固定されたベース体に沿って
横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることにより
艇体を積み卸し可能なように構成されており、これによ
ると、積み卸し作業を一人で行うことが可能で、使い勝
手が良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の小型
ヨット車載装置では、架台の押し引き操作が容易なよう
にハンドルが設けられているが、車高の大きな車両に装
着した場合にはハンドルの位置が高くなるため、ハンド
ルによる架台の押し引き操作が面倒になる。また、汎用
のルーフキャリアを介して車体に固定する構成としてい
るが、これでは車両走行時のがたつきやずれを防止する
ために架台をロープなどで繋ぎ止める必要があり、作業
が面倒である上に確実に固定されない難点がある。さら
に、艇体の舷縁部を支持する台座を架台に設けている
が、艇幅が小さな艇体では適切に支持することができな
い不具合が生じる。
ヨット車載装置では、架台の押し引き操作が容易なよう
にハンドルが設けられているが、車高の大きな車両に装
着した場合にはハンドルの位置が高くなるため、ハンド
ルによる架台の押し引き操作が面倒になる。また、汎用
のルーフキャリアを介して車体に固定する構成としてい
るが、これでは車両走行時のがたつきやずれを防止する
ために架台をロープなどで繋ぎ止める必要があり、作業
が面倒である上に確実に固定されない難点がある。さら
に、艇体の舷縁部を支持する台座を架台に設けている
が、艇幅が小さな艇体では適切に支持することができな
い不具合が生じる。
【0005】本発明は、このようなヨット及びボートの
車載装置における従来技術の問題点を解消するべく案出
されたものであり、その主な目的は、第1に、スライド
可能な架台を押し引きするためのハンドル操作が容易で
あること、第2に、スライド可能な架台を簡単な操作で
確実に固定し得ること、第3に、艇体の幅に関わらずに
艇体を安定に保持し得ることにある。
車載装置における従来技術の問題点を解消するべく案出
されたものであり、その主な目的は、第1に、スライド
可能な架台を押し引きするためのハンドル操作が容易で
あること、第2に、スライド可能な架台を簡単な操作で
確実に固定し得ること、第3に、艇体の幅に関わらずに
艇体を安定に保持し得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、艇体を載せる架台を車体に
連結固定されたベース体に沿ってスライド可能に設け、
前記架台を横方向に引き出して手前側を下向きに傾ける
ことにより艇体を積み卸し可能としたヨット及びボート
の車載装置において、前記架台を押し引き操作する取っ
手を、前記架台に対して出没可能に、かつ突出位置で先
端側が下側に傾動可能に設けた。これによると、ハンド
ルの位置を下側にずらすことが可能で、ハンドルによる
架台の押し引き操作が容易になる。
ために、本発明においては、艇体を載せる架台を車体に
連結固定されたベース体に沿ってスライド可能に設け、
前記架台を横方向に引き出して手前側を下向きに傾ける
ことにより艇体を積み卸し可能としたヨット及びボート
の車載装置において、前記架台を押し引き操作する取っ
手を、前記架台に対して出没可能に、かつ突出位置で先
端側が下側に傾動可能に設けた。これによると、ハンド
ルの位置を下側にずらすことが可能で、ハンドルによる
架台の押し引き操作が容易になる。
【0007】また、本発明においては、艇体を載せる架
台を車体に連結固定されたベース体に沿ってスライド可
能に設け、前記架台を横方向に引き出して手前側を下向
きに傾けることにより艇体を積み込み可能としたヨット
及びボートの車載装置において、艇体の積み卸しを終え
て前記架台を車両の走行が可能な原位置に戻す際に前記
架台を当該原位置に位置決めするストッパと、該原位置
に架台を拘束するロックレバーとを設けたものとした。
これによると、架台を原位置に戻す際に架台の位置決め
操作が簡単になり、使い勝手が良くなる上に、架台を簡
単な操作で確実に固定することができる。
台を車体に連結固定されたベース体に沿ってスライド可
能に設け、前記架台を横方向に引き出して手前側を下向
きに傾けることにより艇体を積み込み可能としたヨット
及びボートの車載装置において、艇体の積み卸しを終え
て前記架台を車両の走行が可能な原位置に戻す際に前記
架台を当該原位置に位置決めするストッパと、該原位置
に架台を拘束するロックレバーとを設けたものとした。
これによると、架台を原位置に戻す際に架台の位置決め
操作が簡単になり、使い勝手が良くなる上に、架台を簡
単な操作で確実に固定することができる。
【0008】さらに、本発明においては、艇体を載せる
架台を車体に連結固定されたベース体に沿ってスライド
可能に設け、前記架台を横方向に引き出して手前側を下
向きに傾けることにより艇体を積み卸し可能としたヨッ
ト及びボートの車載装置において、艇体の左右の各舷縁
部をそれぞれ支持する台座を、艇体の幅方向にスライド
可能に設けた。これによると、艇体の幅に応じて両側の
台座間の間隔を調整することで、艇体を適切に支持する
ことが可能となり、車両走行時の艇体の安定を確保する
ことができる。
架台を車体に連結固定されたベース体に沿ってスライド
可能に設け、前記架台を横方向に引き出して手前側を下
向きに傾けることにより艇体を積み卸し可能としたヨッ
ト及びボートの車載装置において、艇体の左右の各舷縁
部をそれぞれ支持する台座を、艇体の幅方向にスライド
可能に設けた。これによると、艇体の幅に応じて両側の
台座間の間隔を調整することで、艇体を適切に支持する
ことが可能となり、車両走行時の艇体の安定を確保する
ことができる。
【0009】なお、本発明は小型のヨットやボートの他
にカヌーの積載にも適用可能であり、また乗用車両のル
ーフ上に艇体を積載する他にトラックの荷台に積載する
場合にも適用することができる。
にカヌーの積載にも適用可能であり、また乗用車両のル
ーフ上に艇体を積載する他にトラックの荷台に積載する
場合にも適用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
明の構成を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に基づき構成された車載装
置を示している。この車載装置1は、図2に示すように
車体2のルーフ2a上に取り付けられて艇体4を保持す
るものである。ここでは、艇体4が積載される架台8
が、左右一対の取付脚5を介して車体2に連結固定され
る前後一対のキャリアバー6・7(ベース体)に対し
て、車体2の左右方向にスライド可能に支持されてい
る。なお、架台8上に載置された艇体4は、ベルト等の
適宜な拘束具で拘束されて車両走行時のがたつきやずれ
が防止される。
置を示している。この車載装置1は、図2に示すように
車体2のルーフ2a上に取り付けられて艇体4を保持す
るものである。ここでは、艇体4が積載される架台8
が、左右一対の取付脚5を介して車体2に連結固定され
る前後一対のキャリアバー6・7(ベース体)に対し
て、車体2の左右方向にスライド可能に支持されてい
る。なお、架台8上に載置された艇体4は、ベルト等の
適宜な拘束具で拘束されて車両走行時のがたつきやずれ
が防止される。
【0012】架台8は、艇体4の舷縁部4aを支持する
台座9が両端部に設けられた一対の主メンバ10・11
と、この主メンバ10・11の各端部間に架設された態
様で両者を相互に連結する一対の連結ロッド12・13
とからなっており、この車体左右方向に延在する主メン
バ10・11と車体前後方向に延在する連結ロッド12
・13とで全体として概ね井桁状をなしている。主メン
バ10・11は、一定断面部材であり、アルミニウム合
金の押し出し成形により形成することができる。主メン
バ10・11の一方の端部には、これを押し引き操作す
るためのハンドルバー15(取っ手)が設けられてい
る。
台座9が両端部に設けられた一対の主メンバ10・11
と、この主メンバ10・11の各端部間に架設された態
様で両者を相互に連結する一対の連結ロッド12・13
とからなっており、この車体左右方向に延在する主メン
バ10・11と車体前後方向に延在する連結ロッド12
・13とで全体として概ね井桁状をなしている。主メン
バ10・11は、一定断面部材であり、アルミニウム合
金の押し出し成形により形成することができる。主メン
バ10・11の一方の端部には、これを押し引き操作す
るためのハンドルバー15(取っ手)が設けられてい
る。
【0013】一対のキャリアバー6・7は、車体左右方
向に延在し、車体前後方向の連結ロッド17でハンドル
バー15側の端部を相互に連結されている。この連結ロ
ッド17の両端にはそれぞれホイール18が設けられて
おり、このホイール18は、架台8の主メンバ10・1
1に内側面が開放された態様で設けられたホイール用ガ
イド溝19に挿入され、このホイール用ガイド溝19に
沿って転動可能となっている。
向に延在し、車体前後方向の連結ロッド17でハンドル
バー15側の端部を相互に連結されている。この連結ロ
ッド17の両端にはそれぞれホイール18が設けられて
おり、このホイール18は、架台8の主メンバ10・1
1に内側面が開放された態様で設けられたホイール用ガ
イド溝19に挿入され、このホイール用ガイド溝19に
沿って転動可能となっている。
【0014】他方、架台8におけるハンドルバー15と
相反する側に設けられた連結ロッド13の両端部分に
は、キャリアバー6・7に沿って転動可能なローラ21
が設けられている。このローラ21は、キャリアバー6
・7の上面に当接するのみで上方向への移動は規制され
ていない。このため、ハンドルバー15側のホイール1
8を支点にして架台8が回動可能となっている。これに
より、ハンドルバー15により架台8を押し引き操作す
ると、架台8を横方向に円滑にスライドさせることがで
き、かつ車体と干渉しない範囲でハンドルバー15側を
下向きに傾動させることができる。
相反する側に設けられた連結ロッド13の両端部分に
は、キャリアバー6・7に沿って転動可能なローラ21
が設けられている。このローラ21は、キャリアバー6
・7の上面に当接するのみで上方向への移動は規制され
ていない。このため、ハンドルバー15側のホイール1
8を支点にして架台8が回動可能となっている。これに
より、ハンドルバー15により架台8を押し引き操作す
ると、架台8を横方向に円滑にスライドさせることがで
き、かつ車体と干渉しない範囲でハンドルバー15側を
下向きに傾動させることができる。
【0015】キャリアバー6・7におけるハンドルバー
15と相反する側の端部には、連結ロッド13のローラ
21を係止して、車両の走行が可能な原位置に架台8を
位置決めするストッパ22と、このストッパ22との間
にローラ21を挟み込んで架台8を原位置に拘束するロ
ックレバー23とが設けられている。
15と相反する側の端部には、連結ロッド13のローラ
21を係止して、車両の走行が可能な原位置に架台8を
位置決めするストッパ22と、このストッパ22との間
にローラ21を挟み込んで架台8を原位置に拘束するロ
ックレバー23とが設けられている。
【0016】ハンドルバー15は、主メンバ10・11
に平行な側部15a・15bと、その中間の把持部15
cとからなり、全体としてコ字形状をなし、パイプ材の
折り曲げ加工により形成することができる。側部15a
・15bは、主メンバ10・11にそれぞれ取り付けら
れたブラケット24により、軸線方向にスライド可能に
支持され、主メンバ10・11の下面側に格納された位
置と側方に突出した位置との間で移動可能となってい
る。
に平行な側部15a・15bと、その中間の把持部15
cとからなり、全体としてコ字形状をなし、パイプ材の
折り曲げ加工により形成することができる。側部15a
・15bは、主メンバ10・11にそれぞれ取り付けら
れたブラケット24により、軸線方向にスライド可能に
支持され、主メンバ10・11の下面側に格納された位
置と側方に突出した位置との間で移動可能となってい
る。
【0017】ハンドルバー15の両端末には、ブラケッ
ト24からのハンドルバー15の抜け出しを阻止するエ
ンドガイド25が設けられており、このエンドガイド2
5が主メンバ10・11の下部に沿って摺動してスライ
ド時のハンドルバー15のがたつきを抑える。把持部1
5cには、ゴム材などからなるリング26が一対装着さ
れている。
ト24からのハンドルバー15の抜け出しを阻止するエ
ンドガイド25が設けられており、このエンドガイド2
5が主メンバ10・11の下部に沿って摺動してスライ
ド時のハンドルバー15のがたつきを抑える。把持部1
5cには、ゴム材などからなるリング26が一対装着さ
れている。
【0018】主メンバ10・11に装着される台座9
は、主メンバ10・11の上部に嵌合可能なコ字形状断
面をなす基部28と、内側面が艇体の舷縁部に当接して
車体左右方向の艇体のずれを防止する突起部29とから
なっている。突起部29は、基部28の外側部分に設け
られており、基部28の上面並びに突起部29の内側面
が艇体と接触する。この艇体との接触部分には、艇体を
傷付けないように図示しないゴム板やフェルトなどが添
着される。
は、主メンバ10・11の上部に嵌合可能なコ字形状断
面をなす基部28と、内側面が艇体の舷縁部に当接して
車体左右方向の艇体のずれを防止する突起部29とから
なっている。突起部29は、基部28の外側部分に設け
られており、基部28の上面並びに突起部29の内側面
が艇体と接触する。この艇体との接触部分には、艇体を
傷付けないように図示しないゴム板やフェルトなどが添
着される。
【0019】主メンバ10・11には、図3に詳しく示
すように、ホイール用ガイド溝19の上側に、内側面並
びに外側面がそれぞれ開放された一対の台座用ガイド溝
30が設けられている。この台座用ガイド溝30には、
台座9を主メンバ10に固定するために基部28に設け
られた孔に内側から挿通された角根ボルト31の頭部が
填め込まれ、これにナット32を螺合することで台座9
が主メンバ10に固定される。ナット32を弛めると、
台座用ガイド溝30の開口縁部に角根ボルト31の頭部
が摺接した状態で台座9を主メンバ10に沿って円滑に
スライドさせることができる。これにより、艇体の幅に
応じて両側の台座9間の間隔を調整することで、突起部
29により艇体の横ずれを防止し、車両走行時の艇体の
安定を確保することができる。
すように、ホイール用ガイド溝19の上側に、内側面並
びに外側面がそれぞれ開放された一対の台座用ガイド溝
30が設けられている。この台座用ガイド溝30には、
台座9を主メンバ10に固定するために基部28に設け
られた孔に内側から挿通された角根ボルト31の頭部が
填め込まれ、これにナット32を螺合することで台座9
が主メンバ10に固定される。ナット32を弛めると、
台座用ガイド溝30の開口縁部に角根ボルト31の頭部
が摺接した状態で台座9を主メンバ10に沿って円滑に
スライドさせることができる。これにより、艇体の幅に
応じて両側の台座9間の間隔を調整することで、突起部
29により艇体の横ずれを防止し、車両走行時の艇体の
安定を確保することができる。
【0020】ホイール用ガイド溝19には、連結ロッド
12の端部に結合された連結ブロック35が填め込ま
れ、これにより主メンバ10と連結ロッド12とが相互
に固定される。また主メンバ10の端部には、エンドキ
ャップ36が装着される。なお、図3には一方の主メン
バ10の一方の端部について示しているが、他方の端部
並びに他方の主メンバ11は、これと対称に現れる。
12の端部に結合された連結ブロック35が填め込ま
れ、これにより主メンバ10と連結ロッド12とが相互
に固定される。また主メンバ10の端部には、エンドキ
ャップ36が装着される。なお、図3には一方の主メン
バ10の一方の端部について示しているが、他方の端部
並びに他方の主メンバ11は、これと対称に現れる。
【0021】連結ロッド17は、これを軸止めサドル3
8と軸止めブラケット39との間に挟み込み、ボルト4
0及びナット41を用いて軸止めブラケット39とキャ
リアバー6とを締結することにより、キャリアバー6に
対して固定される。実際に車体に装着するにあたって
は、車体側に固定されたキャリアバー6に、架台8に予
め組み付けられた連結ロッド17をボルト40及びナッ
ト41で連結すれば良い。他方のキャリアバー7もこれ
と同様である。
8と軸止めブラケット39との間に挟み込み、ボルト4
0及びナット41を用いて軸止めブラケット39とキャ
リアバー6とを締結することにより、キャリアバー6に
対して固定される。実際に車体に装着するにあたって
は、車体側に固定されたキャリアバー6に、架台8に予
め組み付けられた連結ロッド17をボルト40及びナッ
ト41で連結すれば良い。他方のキャリアバー7もこれ
と同様である。
【0022】図4に示すように、ハンドルバー15を支
持するブラケット24は、断面がU字形状をなし、側面
が手前側が広がった扇形状をなし、平板の折り曲げ加工
により形成することができる。このブラケット24は、
上縁部をリベット43で主メンバ10の下部に固定され
る。なお、図4には一方の主メンバ10側について示し
ているが、他方の主メンバ11側は、これと対称に現れ
る。
持するブラケット24は、断面がU字形状をなし、側面
が手前側が広がった扇形状をなし、平板の折り曲げ加工
により形成することができる。このブラケット24は、
上縁部をリベット43で主メンバ10の下部に固定され
る。なお、図4には一方の主メンバ10側について示し
ているが、他方の主メンバ11側は、これと対称に現れ
る。
【0023】ブラケット24の内部には、ハンドルバー
15の側部15aが中心孔に遊挿されるガイド体45が
設けられており、ハンドルバー15が円滑にスライド可
能になっている。このガイド体45は、ハンドルバー1
5の端末側の部分をブラケット24に枢止されてブラケ
ット24の内部を上下に揺動可能となっている。
15の側部15aが中心孔に遊挿されるガイド体45が
設けられており、ハンドルバー15が円滑にスライド可
能になっている。このガイド体45は、ハンドルバー1
5の端末側の部分をブラケット24に枢止されてブラケ
ット24の内部を上下に揺動可能となっている。
【0024】ハンドルバー15が組み付けられた状態で
端末のエンドガイド25とブラケット24とが離れてい
ると、ガイド体45とハンドルバー15の端末とがそれ
ぞれ主メンバ10に規制されるため、ハンドルバー15
の下側への傾動が困難であるが、ハンドルバー15を引
き出してエンドガイド25がブラケット24に突き当た
った位置では、エンドガイド25の切り欠き47の作用
により主メンバ10による規制がなくなり、ハンドルバ
ー15がガイド体45と共に下側に傾動可能となる。
端末のエンドガイド25とブラケット24とが離れてい
ると、ガイド体45とハンドルバー15の端末とがそれ
ぞれ主メンバ10に規制されるため、ハンドルバー15
の下側への傾動が困難であるが、ハンドルバー15を引
き出してエンドガイド25がブラケット24に突き当た
った位置では、エンドガイド25の切り欠き47の作用
により主メンバ10による規制がなくなり、ハンドルバ
ー15がガイド体45と共に下側に傾動可能となる。
【0025】エンドガイド25には、主メンバ10の側
面に当接可能な一対の突片48が両側に形成されてお
り、これによりハンドルバー15をスライドする際の横
方向のがたつきを抑えることができる。この突片48
は、ハンドルバー15の傾動時にブラケット24との干
渉を避けるためにテーパ状に形成されている。
面に当接可能な一対の突片48が両側に形成されてお
り、これによりハンドルバー15をスライドする際の横
方向のがたつきを抑えることができる。この突片48
は、ハンドルバー15の傾動時にブラケット24との干
渉を避けるためにテーパ状に形成されている。
【0026】ブラケット24には、ピン50が差し込ま
れる一対の孔51・52が上下に所定間隔をおいて設け
られている。他方、ハンドルバー15の側部15aに
は、同じくピン50が差し込まれる一対の孔53・54
が軸線方向に所定間隔をおいて設けられている。これに
より、ブラケット24の上側の孔51にハンドルバー1
5の先端側の孔53を整合させてピン50を差し込むこ
とで、ハンドルバー15が格納位置に固定され、他方、
ブラケット24の下側の孔52にハンドルバー15の基
端側の孔54を整合させてピン50を差し込むことで、
ハンドルバー15が傾斜状に突き出た位置に固定され
る。ピン50は、紛失しないように例えば連結ロッド1
2などのようにハンドルバー15の動作の支障とならな
い部位に紐で繋ぎ止められる。
れる一対の孔51・52が上下に所定間隔をおいて設け
られている。他方、ハンドルバー15の側部15aに
は、同じくピン50が差し込まれる一対の孔53・54
が軸線方向に所定間隔をおいて設けられている。これに
より、ブラケット24の上側の孔51にハンドルバー1
5の先端側の孔53を整合させてピン50を差し込むこ
とで、ハンドルバー15が格納位置に固定され、他方、
ブラケット24の下側の孔52にハンドルバー15の基
端側の孔54を整合させてピン50を差し込むことで、
ハンドルバー15が傾斜状に突き出た位置に固定され
る。ピン50は、紛失しないように例えば連結ロッド1
2などのようにハンドルバー15の動作の支障とならな
い部位に紐で繋ぎ止められる。
【0027】図5に示すように、ロックレバー23は、
上下に揺動可能にキャリアバー6に装着されており、図
中矢印で示すように傾動させてストッパ22との間にロ
ーラ21を挟み込み、基部をキャリアバー6側に枢着さ
れたボルト56を図中矢印で示すように傾動させた上
で、このボルト56に螺合するノブナット57を締め付
けることで固定される。
上下に揺動可能にキャリアバー6に装着されており、図
中矢印で示すように傾動させてストッパ22との間にロ
ーラ21を挟み込み、基部をキャリアバー6側に枢着さ
れたボルト56を図中矢印で示すように傾動させた上
で、このボルト56に螺合するノブナット57を締め付
けることで固定される。
【0028】以上のように構成された車載装置における
艇体の積み込みの要領について以下に説明する。まず、
ピン50の抜き差しによりハンドルバー15を下側に傾
斜状に突出させた状態に固定すると共にノブナット57
を緩めてロックレバー23を解除した上で、ハンドルバ
ー15を把持して架台8を横方向に引き出す。このと
き、主メンバ10・11のハンドルバー15と相反する
側の端部に填め込まれた連結ブロック35がホイール1
8に突き当たったところで架台8が停止し、ここでハン
ドルバー15を地面に降ろす。これで、図6に実線で示
すように、ハンドルバー15の先端のリング26が接地
して、架台8並びにハンドルバー15が車体2に立て掛
けられた態様で安定した状態となり、艇体4の積み込み
が可能となる。
艇体の積み込みの要領について以下に説明する。まず、
ピン50の抜き差しによりハンドルバー15を下側に傾
斜状に突出させた状態に固定すると共にノブナット57
を緩めてロックレバー23を解除した上で、ハンドルバ
ー15を把持して架台8を横方向に引き出す。このと
き、主メンバ10・11のハンドルバー15と相反する
側の端部に填め込まれた連結ブロック35がホイール1
8に突き当たったところで架台8が停止し、ここでハン
ドルバー15を地面に降ろす。これで、図6に実線で示
すように、ハンドルバー15の先端のリング26が接地
して、架台8並びにハンドルバー15が車体2に立て掛
けられた態様で安定した状態となり、艇体4の積み込み
が可能となる。
【0029】次に、横付けされた台車60上の艇体4の
車体2側の舷縁部4aを、架台8の下側の台座9に設け
られた突起29に引っかける。このとき、ハンドルバー
15が架台8に対して車体2側に傾斜しているため、艇
体4を架台8に寄せることができ、艇体4の積み卸しが
容易になる。ついで反対側の舷縁部4bを持ち上げて舷
縁部4aが係合する突起29を支点に艇体4を回動さ
せ、舷縁部4bを上側の台座9に当接させる。これで、
艇体4が底を上にした反転状態で架台8に載せられる。
後はハンドルバー15を持ち上げ、架台8が略水平方向
になったところで押し込み、最後にハンドルバー15を
格納すると共にロックレバー23で架台8を固定すれば
良い。なお、艇体4の荷下ろしは、前記と逆の手順で行
えば良い。
車体2側の舷縁部4aを、架台8の下側の台座9に設け
られた突起29に引っかける。このとき、ハンドルバー
15が架台8に対して車体2側に傾斜しているため、艇
体4を架台8に寄せることができ、艇体4の積み卸しが
容易になる。ついで反対側の舷縁部4bを持ち上げて舷
縁部4aが係合する突起29を支点に艇体4を回動さ
せ、舷縁部4bを上側の台座9に当接させる。これで、
艇体4が底を上にした反転状態で架台8に載せられる。
後はハンドルバー15を持ち上げ、架台8が略水平方向
になったところで押し込み、最後にハンドルバー15を
格納すると共にロックレバー23で架台8を固定すれば
良い。なお、艇体4の荷下ろしは、前記と逆の手順で行
えば良い。
【図1】本発明によるヨット及びボートの車載装置を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】図1に示した車載装置による艇体の積載状況を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図3】図1に示した車載装置における要部分解斜視
図。
図。
【図4】図1に示した車載装置におけるハンドルバーの
支持部分を示す分解斜視図。
支持部分を示す分解斜視図。
【図5】図1に示した車載装置におけるロックレバーの
周辺部分を示す斜視図。
周辺部分を示す斜視図。
【図6】図1に示した車載装置による艇体の積み込み作
業状況を示す正面図。
業状況を示す正面図。
【符号の説明】 1 車載装置 2 車体、2a ルーフ 4 艇体、4a 舷縁部 5 取付脚 6・7 キャリアバー 8 架台 9 台座 10・11 主メンバ 12・13 連結ロッド 15 ハンドルバー、15a・15b 側部、15c
把持部 17 連結ロッド 18 ホイール 19 ホイール用ガイド溝 21 ローラ 22 ストッパ 24 ブラケット 23 ロックレバー 25 エンドガイド 26 リング 28 基部 29 突起部 30 台座用ガイド溝 31 角根ボルト 32 ナット 35 連結ブロック 36 エンドキャップ 38 軸止めサドル、39 軸止めブラケット 40 ボルト、41 ナット 43 リベット 45 ガイド体 47 切り欠き 48 突片 50 ピン 51〜54 孔 56 ボルト 57 ノブナット 60 台車
把持部 17 連結ロッド 18 ホイール 19 ホイール用ガイド溝 21 ローラ 22 ストッパ 24 ブラケット 23 ロックレバー 25 エンドガイド 26 リング 28 基部 29 突起部 30 台座用ガイド溝 31 角根ボルト 32 ナット 35 連結ブロック 36 エンドキャップ 38 軸止めサドル、39 軸止めブラケット 40 ボルト、41 ナット 43 リベット 45 ガイド体 47 切り欠き 48 突片 50 ピン 51〜54 孔 56 ボルト 57 ノブナット 60 台車
Claims (3)
- 【請求項1】 艇体を載せる架台を車体に連結固定さ
れたベース体に沿ってスライド可能に設け、前記架台を
横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることにより
艇体を積み卸し可能としたヨット及びボートの車載装置
であって、 前記架台を押し引き操作する取っ手を、前記架台に対し
て出没可能に、かつ突出位置で先端側が下側に傾動可能
に設けたことを特徴とする車載装置。 - 【請求項2】 艇体を載せる架台を車体に連結固定さ
れたベース体に沿ってスライド可能に設け、前記架台を
横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることにより
艇体を積み卸し可能としたヨット及びボートの車載装置
であって、 艇体の積み卸しを終えて前記架台を車両の走行が可能な
原位置に戻す際に前記架台を当該原位置に位置決めする
ストッパと、該原位置に前記架台を拘束するロックレバ
ーとを設けたことを特徴とする車載装置。 - 【請求項3】 艇体を載せる架台を車体に連結固定さ
れたベース体に沿ってスライド可能に設け、前記架台を
横方向に引き出して手前側を下向きに傾けることにより
艇体を積み卸し可能としたヨット及びボートの車載装置
であって、 艇体の左右の各舷縁部をそれぞれ支持する台座を、艇体
の幅方向にスライド可能に設けたことを特徴とする車載
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11031273A JP2000229540A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ヨット及びボートの車載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11031273A JP2000229540A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ヨット及びボートの車載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229540A true JP2000229540A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12326735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11031273A Pending JP2000229540A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | ヨット及びボートの車載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000229540A (ja) |
-
1999
- 1999-02-09 JP JP11031273A patent/JP2000229540A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080630 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |