JP2000229421A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000229421A
JP2000229421A JP3342899A JP3342899A JP2000229421A JP 2000229421 A JP2000229421 A JP 2000229421A JP 3342899 A JP3342899 A JP 3342899A JP 3342899 A JP3342899 A JP 3342899A JP 2000229421 A JP2000229421 A JP 2000229421A
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ink
main tank
bag
tank
recording head
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JP3342899A
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Kazuyuki Oda
和之 小田
Katsuyuki Fujii
克幸 藤井
Junichi Yoshida
淳一 吉田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く、コンパクトなメインタンクを
有するインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】記録ヘッドにインクを供給するメインタン
ク30には、複数の収納室32A〜32Cにそれぞれ偏
平薄型のインクバック34が配設されている。ここに、
接続部28の中空針44を挿入することによって図示し
ないチューブ、サブタンクを介して記録ヘッドにインク
を供給する。この際、複数の偏平薄型のインクバック3
4からサブタンクにインク供給する構成とすることによ
って、インク容量が大きくてもメインタンク30がコン
パクトであり、偏平薄型のインクバック34からインク
を供給することによって最後までインクを使いきること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、一層詳細には、キャリッジの外部に配置
されたメインタンクからキャリッジ上の記録ヘッドにイ
ンクが供給されるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録装置で
は、ランニングコストの低減や高速印字を実現するため
に、キャリッジの外部に大容量のインクタンクを設け、
キャリッジ上に配置された記録ヘッドにインクを供給す
る方法が考案されている。この場合、インクタンクに大
容量のインクを貯留する方法としては、可撓性を有する
インクバック内にインクを保持する方法が知られてい
る。
【0003】このような従来例として、特開昭56−4
4663号公報に、高分子フィルムの偏平薄型容器をプ
リンタユニットの下方に設置する構成が開示されてい
る。
【0004】また、特開昭57−18265号公報に、
メインタンクに偏平薄型の可撓性インクバックを採用す
ることで、サブタンク内の空気により生ずる圧力変化を
吸収する構成が開示されている。
【0005】さらに、特開昭57−63286号公報に
は、インクタンクを気体透過率の低い可撓性フィルムで
構成し、インクの減少に応じて大気圧によりインクタン
クの内容積を減少させる構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、可撓性
を有するインクバックがインクタンクとして採用された
場合には、下記のような不都合があった。
【0007】すなわち、可撓性の偏平薄型のインクバッ
クにインクを充填し、それをインクタンク筐体ケースに
収納し、インクの供給を行っている。したがって、ケー
スの容積に対して偏平薄型インクバックが占める体積は
小さく、利用できないデッドスペースが増大してしま
う。この結果、インクタンクをコンパクトに構成できな
いという不都合があった。また、偏平薄型インクバック
で大容量のインクを確保する場合には、偏平な側面(以
下、偏平面という)の面積を増大させることになり、偏
平面の面積が非常に大きいインクタンクを使用すること
になり、インクジェット記録装置に収納するには不都合
であった。
【0008】上記のような不都合を解決すべく、インク
バックを偏平薄型でなく、多角柱形状や側面が折り畳み
可能なインクバックも開示されている。例えば、実開昭
60−64846号公報に、二枚の本体部材フィルムの
両端縁内側に、折り込み部材の端縁を熱融着すること
で、側面が折り畳み可能なインクバックが開示されてい
る。また、特開平5−254144号公報に、インクを
十分に充填した状態で多角柱体形状となる可撓性のイン
クバックが開示さていれる。
【0009】しかしながら、インクバック内部のインク
残量が低下することによってイレギュラーなしわや折り
目が発生し、インクバックが完全に潰れず、インクバッ
ク内部にインクが残留したままになる不都合があった。
【0010】本発明は、上記不都合を解決すべく成され
たもので、インクを最後まで安定的に供給できると共
に、コンパクトなメインタンクを有するインクジェット
記録装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、副走査方向に搬送される記録媒体に対して
主走査方向に走査されるキャリッジ上に配置され、前記
記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドと、前記
キャリッジ上に配置され、前記記録ヘッドに対してイン
クを供給するサブタンクと、前記キャリッジの外部に配
置され、チューブを介して前記サブタンクにインクを供
給するメインタンクと、前記メインタンクに配設された
一色あたり複数の偏平薄型のインクバックと、前記イン
クバックと前記チューブを接続させる接続部材と、前記
複数のインクバックを相互に連通させる共通流路と、を
備えることを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、複数のイ
ンクバックからサブタンクに一色のインクを供給する。
この際、偏平薄型のインクバックを採用しているため、
ほぼ残量ゼロになるまでインクを安定して供給すること
ができる。
【0013】また、大容量のインクを供給するのに、筐
体であるメインタンクの中に複数の偏平なインクバック
を設置することにより、メインタンク内のデッドスペー
スを減少させることができる。特に、複数のインクバッ
クの偏平面を相互に略平行に配置してメインタンク内に
収納させることにより、メインタンクをコンパクトにし
つつ、大容量のインクを記録ヘッドに供給可能とするこ
とができる。
【0014】さらに、メインタンクのインク容量を増大
させる場合にも、インクバックの偏平面の面積を増大さ
せることなく、メインタンクに配設するインクバック数
の増加によって対応できる。しかも、共通流路によって
インクバック同士が連通しているため、インクバック間
で圧力に差分を生じた場合にも共通流路によって圧力が
均等化される。したがって、複数のインクバックのイン
ク残量がほぼ同じになる。
【0015】なお、共通流路をメインタンクに設けるこ
とによって、接続部材が共通流路の1ヶ所に接続すれば
良くなり、構成が簡単になる。また、共通流路を接続部
材側に設けることもできる。
【0016】また、接続部材の流路に開閉弁を設けるこ
とによって、メインタンクあるいはインクバックの交換
時にインクが漏れないようにすることができる。特に、
共通流路に開閉弁を設けることによって、各インクバッ
ク毎に共通流路からインクが漏れないように、また空気
が進入しないようにすることができる。すなわち、メイ
ンタンクに配設されるインクバックの個数を増減させる
ことができる。
【0017】さらに、インクバックに空気を封入してお
くことによって、インク残量がほぼゼロになったときに
空気が接続部材およびチューブの流路を通過する。ここ
で、空気検出手段によって空気を検出することによって
インク残量がほぼゼロであることを検出することもでき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1実施形態に係るインクジェット記録装置について詳細
に説明する。
【0019】図2に示すように、インクジェット記録装
置10には、搬送ローラ12によって搬送される用紙1
4の上部に、用紙14の搬送方向(副走査方向、矢印A
方向)と交差する主走査方向(矢印B方向)に移動可能
とされたキャリッジ16が配置されている。キャリッジ
16は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各イ
ンクを用紙14に向かって吐出する記録ヘッド18と、
記録ヘッド18に各インクを供給するサブタンク20と
から構成されている。キャリッジ16は、図示しない駆
動機構によって主走査方向に往復移動可能に配置されて
いる。また、本実施形態では、シリコンウエハを異方性
エッチングすることによって記録ヘッド18のノズルが
作成されており、600dpiの解像度を有している。
【0020】各色のインクに対応して設けられたサブタ
ンク20は、図3に示すように、チューブ26、接続部
材28を介してキャリッジ16の外部に配設されたメイ
ンタンク30にそれぞれ接続されている。すなわち、イ
ンクが各メインタンク30からチューブ26を介してそ
れぞれのサブタンク20に供給されるように形成されて
いる。
【0021】メインタンク30には、複数(本実施形態
では3)のインクバック34が収納可能とされている。
【0022】インクバック34は、図4に示すように、
2枚の多層フィルム36の周縁部を張り合わせることに
よって形成された偏平薄型の袋である。この多層フィル
ム36で構成されるインクバック34内にインクを充填
している。多層フィルム36は、インクと接する内層が
ポリエチレンフィルム、中間層がアルミニウム、外層が
ナイロンフィルムから構成されている。ポリエチレンフ
ィルムを使用することにより、インクバック34の耐イ
ンク性を確保し、アルミニウム層で透湿度および気体透
過性をほとんどゼロに抑制することが可能となり、ナイ
ロンフィルムでインクバック34の強度を確保してい
る。
【0023】なお、インクバック34は、長方形の2枚
の多層フィルム36を張り合わせて形成されたため、イ
ンク残量が少なくなった際にもインクバック34の偏平
面34Aに皺が形成されにくく、2枚の多層フィルム3
6が密着するまでスムーズに変形する。この結果、イン
クバック34内にインクがほとんど残存することは無
い。
【0024】ただし、インクバック34は偏平薄型の袋
であるため2枚の多層フィルム36間の距離がインクバ
ック34の厚さとなるが、この値を大きくすることは困
難である。これは、以下に述べる理由による。
【0025】すなわち、インクバック34の容積は2枚
の多層フィルム36の面積およびフィルム硬さで決定さ
れるが、フィルム硬さは強度や透湿度および気体透過性
を抑制する観点からある程度以上、柔軟にすることはで
きない。したがって、インクバック34の厚さを増大さ
せると多層フィルム36が変形し難くなるために、イン
クバック34の厚さをある程度以下に抑制せざる得な
い。
【0026】また、2枚の多層フィルム36の四辺が接
着されているために、この部分ではインクバック34の
厚さがゼロになり、同面積で同厚さの直方体と比較して
も、容積が小さくなってしまう。
【0027】そこで、図1に示すように、メインタンク
30に形成された複数の収納室32A〜32Cにインク
バック34を縦置きで配置した。このように配置するこ
とにより、インクバック34の偏平面34Aを拡大する
ことなく容量の大きいメインタンク30を構成すること
ができる。また、インクバック34同士が、それぞれの
偏平面34Aを相互に平行になるように配置したため、
メインタンク30におけるデッドスペースが小さくな
り、コンパクトになる。
【0028】また、インクバック34の一端には、イン
クバック34を液密とするゴムからなる封止弾性部材3
8が設けられている。このインクバック34は、各収納
室32A〜32Cに縦置きに配置されることによって、
各収納室32A〜32Cの一端から封止弾性部材38が
外部に突出する。
【0029】接続部材28は、図1に示すように、チュ
ーブ26が接続される接続管40と、接続管40に連続
して複数(本実施形態では3)に分岐した分岐管(共通
流路)42と、分岐管42の先端にそれぞれ形成された
中空針44とから構成される。
【0030】したがって、接続部材28の中空針44を
インクバック34の封止弾性部材38に差し込むことに
より、中空針44の開口部46がインクバック34の内
部に挿入され、インクバック34から接続部材28、チ
ューブ26を介してサブタンク20にインクの供給を行
う(図5参照)。
【0031】図3において、メインタンク30は、記録
ヘッド18のノズル面よりも下方に設置されている。好
適には、40mm〜150mm程度下方に設置される。
これは、可撓性のインクバック34を採用したことによ
って、ほぼインクバック内で形成されるインク仮想液面
と、記録ヘッド18のノズル面との高低差分だけインク
水頭圧力が記録ヘッド18に作用するためである。本実
施形態では、インクバック34の最上部で43mm、最
下部で127mmとなっている。
【0032】例えば、インク比重が1でインクバック3
4が潰れる時の反力がほぼゼロのケースでは、記録ヘッ
ド18に供給されるインクの静圧は、−43〜−127
(×9.8Pa)の範囲に制御される。
【0033】また、サブタンク20内には空気が封入さ
れているが、この空気の量はある範囲内に制御する必要
がある。これは、空気の量が少なすぎると、記録ヘッド
18のスキャンに伴ってチューブ26内に発生する圧力
変動を緩和させるダンパ性能が低下してしまうからであ
る。また、空気量が多すぎると、サブタンク20内のイ
ンクがほとんど無くなってしまうからである。例えば、
記録ヘッド18のスキャンによって記録ヘッド18内の
フィルタ上面にインクが無い状態でインクの吐出を行う
と、空気が泡となってフィルタ上面からフィルタ下面に
透過しようとして、バブルポイント圧力と呼ばれる差圧
がフィルタの両面で発生する。フィルタの濾過径が小さ
いために差圧が非常に大きくなり、実質的に空気がフィ
ルタを透過することはできない。この結果、ノズルオリ
フィスから空気が記録ヘッド18内部に吸い込まれ、印
字が大きく乱れ、全抜けと呼ばれる印字不可能状態にな
ってしまう。
【0034】本実施形態では、フィルタはステンレスの
メッシュフィルタである畳綾織5μmを使用しており、
インクで発生するバブルポイント圧力は15kPa程度
である。
【0035】なお、本実施形態のサブタンク20は、厚
さ1.5mmのポリプロピレン樹脂によって構成されて
おり、容積が9ml、表面積が40cm2である。この
サブタンク20に、ダンパ性能を満たすために封入され
る最小の空気量は3mlである。これより少ない空気量
になると、メインタンク30交換後の使用開始時に43
(×9.8Pa)の負圧で記録ヘッド18にインクが供
給されるが、キャリッジ16の移動や記録ヘッド18か
らのインク吐出によって43(×9.8Pa)を上回る
圧力変動が生じてしまうことがある。したがって、最悪
の場合には記録ヘッド18に正圧が作用してフェースフ
ラッドが発生してしまう。
【0036】この対策として、メインタンク30を記録
ヘッド18よりもさらに下方に設置すれば良いという考
え方もできるが、そうするとインク残量が少なくなった
場合にインクの負圧が高まってしまう。さらに、逆方向
にスキャンする際に、圧力変動によって記録ヘッド18
に作用する負圧が巨大になると、ノズルオリフィスから
空気を引き込む全抜けを生じる。
【0037】本実施形態に係る記録ヘッド18のスキャ
ン加速度は2G(19.6m/s2)程度であり、イン
ク粘度は2mPa・s程度、また、チューブ26は内径
1.8mm、長さ150cmの2層樹脂チューブを用い
ている。内層はポリエチレン、外層はナイロンの樹脂チ
ューブを用いており、2種類の樹脂を使用することで透
湿性および気体透過性の双方を非常に小さい値に抑制す
ることが可能となっている。
【0038】このように、本実施形態においてはダンパ
性能を満たす適度な範囲にサブタンク20の空気量をコ
ントロールしている。
【0039】このように構成されたインクジェット記録
装置10では、用紙14が矢印A方向(副走査方向)に
搬送されるに従って、キャリッジ16が図示しない駆動
手段によって主走査方向に往復運動し、記録ヘッド18
から用紙14に向かって各インクが吐出されることによ
って、用紙14に画像が形成される。記録ヘッド18の
ノズルオリフィスに発生する毛細管力によってインクバ
ック34から接続部材28、チューブ26を介してサブ
タンク20にインクが供給される。インクの消費に伴っ
てインクバック34の偏平面34Aが潰れていく。イン
クバック34のように偏平薄型の袋では潰れる方向に対
する反力が小さいため、余計な負圧が発生しない。した
がって、最後までインクバック34からサブタンク20
にインクを安定的に供給することができる。なお、記録
ヘッド18に対するインク供給負圧は、インクバック内
の仮想液面と記録ヘッド18との高低差が発生させるイ
ンク水頭圧力となる。
【0040】また、分岐管42によって各インクバック
34が連通しているため、各インクバック34には圧力
が等しく作用し、各インクバック34の残量がほぼ等し
い量に保たれる。
【0041】インクバック34内の残量がほぼゼロとな
ると、インクバック34の偏平面34A同士がくっつい
た状態となり、記録ヘッド18に作用する負圧が増大す
る。この結果、記録ヘッド18ではヘッドオリフィスか
ら空気が内部に進入し、印字不可能となる。
【0042】もちろん、何らかの機構によってインクの
残量検知を行う構成を採用することは可能である。
【0043】例えば、インクバック34に空気を封入し
ておき、残量検知センサから流路の壁面に光を照射し、
その反射光によって該空気を検知する方式を採用するこ
とができる。すなわち、メインタンク30内のインク残
量が少なくなった際に、インクバック34内に封入され
ている空気が接続部材28の接続管40の流路内に排出
されるのを、残量検知センサが検知することによって、
インク残量がゼロになったことを検知する。なお、メイ
ンタンク30のインク残量検知は、流路内の圧力低下を
モニタする方式や、インクバック34の潰れを検知する
方式であっても構わない。
【0044】なお、接続部材28には、図6に示すよう
に、接続管40に電磁弁からなるメインバルブ50、分
岐管42に電磁弁からなるサブバルブ52A、52Bを
それぞれ設けることもできる。
【0045】このように接続部材28を構成することに
よって、メインタンク30を交換する際にはメインバル
ブ50を閉じることによって、接続部材28からインク
が漏れることを防止できる。また、分岐管42にサブバ
ルブ52A、52Bを設けたことによって、例えば、収
納室32Aにインクバック34を配置しない場合にもサ
ブバルブ52Aを閉じることによって対応可能となる。
したがって、メインタンク30に1〜3個のインクバッ
ク34を適宜配置することができる。
【0046】本実施形態では、メインバルブ50、サブ
バルブ52に電磁弁を使用しているが、他のダイヤフラ
ム閉塞型の弁やチューブ閉塞型の弁等、気密が実現で
き、耐インク性の部材で構成できる弁であれば、どんな
弁でも構わない。
【0047】次に、本発明の第2実施形態に係るインク
ジェット記録装置について説明する。第1実施形態と同
様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。なお、接続部材28およびメインタンク
30の部分のみが第1実施形態と異なるので、図7を参
照して説明する。
【0048】メインタンク30は、3本に分岐する共通
流路54が耐インク性を有するポリエチレン樹脂によっ
て形成されており、共通流路54の各先端にはインクバ
ック34の内層であるポリエチレンフィルムと融着され
て、接合されている。これによって、インクバック34
と共通流路54が連通している。また、共通流路54の
他端には、ゴムなどから形成された封止弾性部材58が
共通流路54を液密に封止している。
【0049】一方、接続部材28は、1本の中空針44
を先端に有する接続管40から形成されている。
【0050】接続部材28の中空針44をメインタンク
30の封止弾性部材58に差し込むことによって、中空
針44の開口部46が共通流路54に進入し、インクバ
ック34からサブタンク20にインク供給可能とされ
る。このように、メインタンク30と接続部材28の接
続部分が1箇所で済むため、構成が簡単になるという効
果がある。
【0051】なお、本実施形態に係るインクジェット記
録装置では、収納室32A〜32Cを3室したが、複数
であればいくつでも良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
容量のインクを最後まで安定的に供給すると共に、メイ
ンタンクをコンパクトに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るメインタンクお
よび接続部材を概略説明する平面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るインクジェット記
録装置の記録ヘッド周辺を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るインク供給路を示
す概略説明図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るインクバックの
斜視図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係るメインタンクと
接続部材の接続状態を概略説明する平面図である。
【図6】 本発明の第1実施形態の他の例に係るメイン
タンクおよび接続部材を概略説明する平面図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係るメインタンクお
よび接続部材を概略説明する平面図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置 16 キャリッジ 18 記録ヘッド 28 接続部材 30 メインタンク 34 インクバック 42 分岐管(共通流路) 54 共通流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 淳一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA23 EA26 KB04 KB08 KB19 KB37 KC02 KC05 KC13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に搬送される記録媒体に対し
    て主走査方向に走査されるキャリッジ上に配置され、前
    記記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドと、 前記キャリッジ上に配置され、前記記録ヘッドに対して
    インクを供給するサブタンクと、 前記キャリッジの外部に配置され、チューブを介して前
    記サブタンクにインクを供給するメインタンクと、 前記メインタンクに配設された一色あたり複数の偏平薄
    型のインクバックと、 前記インクバックと前記チューブを接続させる接続部材
    と、 前記複数のインクバックを相互に連通させる共通流路
    と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のインクバックは、偏平面を相
    互に略平行にしてメインタンクに配設されていることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記共通流路はメインタンクに設けられ
    ており、接続部材と1ヶ所で接続されることを特徴とす
    る請求項1または2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記共通流路は前記接続部材に設けられ
    ており、インクバックと複数箇所で接続されることを特
    徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記接続部材に開閉弁を設けたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉弁を共通流路に設けたことを特
    徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクバック内に空気を予め封入し
    ておくと共に、接続部材からチューブまでの流路に空気
    検出手段を設け、インクバックの交換時期を検出するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のイン
    クジェット記録装置。
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JP2008513768A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ プリントヘッド、プリントヘッドアセンブリ、カートリッジ及びプリンタ
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