JP2000228937A - 撮像装置を用いた釣り具 - Google Patents

撮像装置を用いた釣り具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り人が釣り糸の長さを自由に制御しつつ、
実際に映像で水中の様子を確認しながら釣りを楽しめる
ような撮像装置を用いた釣り具を提供する。 【解決手段】 ケーブル巻き取りドラム11は竿6に固
定された外枠12に対して回転することでケーブル4を
巻き取る。外枠12には本体側電気接続用プレート21
が設けられ、またケーブル巻き取りドラム11にはドラ
ム側電気接続用プレート23が設けられ、本体側電気接
続用プレート21とドラム側電気接続用プレート23が
電気的に接続されて相対するように位置する構成をと
る。本体側電気接続用プレート21には釣り人側のケー
ブル4が接続され、またドラム側電気接続用プレート2
3には釣り針側ケーブル4が接続され、ケーブル4の巻
き取りを実現しつつ、ケーブル4の釣り人側と釣り針側
の電気的導通を確保して、映像を確認しながら釣りがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣り等で使用し
水中の様子を撮影するための撮像装置を用いた釣り具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アウトドアライフと称して自然に
親しむことがブームとなり、その実現手段の一つとして
魚釣りがクローズアップされている。これまで魚釣りは
一部の人の趣味であったが、今日では一般的な趣味とな
っており、従来の餌を用いた釣りの他にもスポーツキャ
スティングと称するルアー(疑似餌)を用いたもの等、
釣りたい魚の種類や釣りを行う場所等に応じて様々な方
法が提案され、多様化が進んでいる。
【0003】ここで一般的な釣りの方法について説明す
ると、例えば釣り具については炭素繊維を材料とする釣
り竿と、ナイロン等からなる釣り糸と、釣り糸の先に結
びつけられた錘及び針糸等から構成される。そして釣り
人は、前記釣り具を用いて魚のいそうな場所に餌のつい
た針を落とし、ひたすら魚のあたりを待つことになる。
【0004】この方法は一般的な魚釣りの方法であり、
昔から行われてきた方法であるが、魚が針を降ろした付
近の水中にいるかどうかは地上から確認することが難し
く、実際に魚が釣れるかどうかは経験と運に左右される
ことが多かった。
【0005】この問題を解決するため、釣り具に用いる
釣り糸を例えば光ファイバーで構成すると共に、釣り糸
の釣り針側に、ルアーまたは浮き等と一体化された小型
テレビカメラを、またその釣り人側にモニターテレビを
それぞれ設け、小型テレビカメラで撮影された水中映像
を光ファイバーを用いた釣り糸を介して伝達し、モニタ
ーテレビに表示する構成が提案されている(特開平10
−113109号公報)。この特開平10−11310
9号公報によれば、この手段を用いることにより、釣り
人は小型テレビカメラで撮影された水中映像により魚の
集まり具合や動きを観察しながら、しかも映像装置と釣
り具を同時に操作しながら、釣りを楽しむことができる
とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例の構成では、釣り糸線の長さが固定されているため、
様々な環境下にある自然の条件下では、魚がいると思わ
れるポイントに餌のついた針を持っていくことが難し
い。また、投げ釣り等遠くのポイントに餌を投げること
もできない。そして、海など魚がいると思われるポイン
トが非常に深いところでも使用することが難しい等の問
題があった。前述の特許公開公報でも釣り糸の長さを調
整できるリールについては触れられているが、その具体
的な構成については言及されていない。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、撮像
装置を用いた釣り具の利便性を高めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の撮像
装置を用いた釣り具は、釣り人側とは反対側に釣り針が
設けられた釣り糸と、前記釣り糸の前記釣り針側に設け
られた一つあるいは複数の映像撮影手段と、前記釣り糸
の前記釣り人側に設けられた前記釣り糸を巻き取る回転
手段及び該回転手段を保持する保持手段を備えた巻き取
り手段と、前記釣り人側に設けられた一つあるいは複数
の映像表示手段とを具備し、前記巻き取り手段は、前記
映像撮影手段で撮像した撮像信号が前記釣り糸を信号伝
達の経路として用いて前記映像表示手段へと伝達される
ように前記回転手段と前記保持手段との間を介して信号
伝達手段が設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明に係る第2の撮像装置を用いた釣り
具は、釣り人側とは反対側に釣り針が設けられた釣り糸
と、前記釣り糸の前記釣り針側に設けられた一つあるい
は複数の映像撮影手段と、前記釣り糸の前記釣り人側に
設けられた前記釣り糸を巻き取る回転手段及び該回転手
段を保持する保持手段を備えた巻き取り手段と、前記釣
り人側に設けられた一つあるいは複数の映像表示手段と
を具備し、前記巻き取り手段には、前記映像撮影手段で
撮像した撮像信号が前記釣り糸を信号伝達の経路として
用いて前記映像表示手段へと伝達されるように前記回転
手段と前記保持手段との間を介して信号伝達手段が設け
られ、前記信号伝達手段と前記映像撮影手段との間に
は、前記映像信号を変調して変調信号を生成する変調手
段が設けられ、前記信号伝達手段と前記映像表示手段と
の間には、前記変調信号を復調して復調映像信号を生成
する復調手段が設けられたことを特徴とする。
【0010】本発明に係る第3の撮像装置を用いた釣り
具は、釣り人側とは反対側に釣り針が設けられた釣り糸
と、前記釣り糸の前記釣り針側に設けられた複数の映像
撮影手段と、前記釣り糸の前記釣り人側に設けられた前
記釣り糸を巻き取る回転手段及び該回転手段を保持する
保持手段を備えた巻き取り手段と、前記釣り人側に設け
られた映像表示手段とを具備し、前記巻き取り手段に
は、前記映像撮影手段で撮像した撮像信号が前記釣り糸
を信号伝達の経路として用いて前記映像表示手段へと伝
達されるように前記回転手段と前記保持手段との間を介
して信号伝達手段が設けられ、前記信号伝達手段と前記
映像撮影手段との間には、複数の前記映像撮影手段から
の複数の前記撮像信号をそれぞれ受けて複数の変調映像
信号を出力する複数の変調手段と、前記複数の変調手段
からの複数の前記変調映像信号を入力して混合し混合信
号を出力する混合手段とを備え、前記信号伝達手段と前
記映像表示手段との間には、前記混合信号を複数の変調
映像信号に分離する分離手段と、前記分離手段により分
離された複数の前記変調映像信号を複数の前記復調手段
により復調し複数の復調映像信号を出力し、複数の前記
復調信号から一つを選択して前記映像表示手段に出力す
る切り替え手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】第1または2または3の撮像装置を用いた
釣り具において、前記信号伝達手段は、同心円上の任意
の位置に配置された一つまたは複数の第1の導電体から
なり、かつ前記釣り糸の前記釣り人側の一端に接続され
た第1の電極と、前記第1の電極の配置される同心円に
対して相対する同心円上の任意の位置に配置された一つ
または複数の第2の導電体からなり、かつ前記撮像手段
に接続された第2の電極とを備え、前記第1の電極と前
記第2の電極が1点あるいは複数の点にて常に接するこ
とにより前記映像撮像手段からの映像信号を前記映像表
示手段に伝達することが好ましく、さらには、前記第1
の電極は、同心円の中心角を当分する位置に配置される
ことがより好ましい。
【0012】第2または3の撮像装置を用いた釣り具に
おいて、変調手段及び復調手段は、周波数変調であるこ
とが好ましい。
【0013】第1または2または3の撮像装置を用いた
釣り具において、前記巻き取り手段の回転を検出する回
転検出手段と、前記回転検出手段により制御され、釣り
糸の信号伝達の経路を開閉するためのスイッチを具備す
ることが好ましい。
【0014】第1または2または3の撮像装置を用いた
釣り具において、前記信号伝達手段は、一つまたは複数
の発光手段と、一つまたは複数の受光手段とを備え、前
記映像撮像手段から出力された映像信号が、前記釣り糸
を介して前記発光手段に入力されて光信号に変換され、
前記光信号が前記受光手段に入力されて映像信号に変換
されて前記映像表示手段に出力されることが好ましく、
さらには、前記発光手段より出力された光は可視光でな
いことがより好ましく、また、前記発光手段および前記
受光手段が、前記巻き取り手段の中心軸上に位置するこ
とがより好ましく、また、前記受光手段の光入力部が光
ファイバーであることがより好ましい。
【0015】第1または2または3の撮像装置を用いた
釣り具において、前記巻き取り手段内に電池を内蔵し、
前記釣り糸を通じて映像撮影手段に電力を供給すること
が好ましく、さらには、前記巻き取り手段の釣り糸巻き
取り時の回転により発電を行う発電機を前記巻き取り手
段に内蔵し、前記発電機の出力を前記電池に接続するこ
とがより好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】上記構成を用いることで、釣り人
は釣り糸の長さを自由に制御しつつ、実際に映像で水中
の様子を確認しながら釣りを楽しむことができる。様々
な環境下でも魚がいると思われるポイントに餌のついた
針を持っていくことができ、また海など魚がいると思わ
れるポイントが非常に深いところでも使用することがで
きるようになり、撮像装置を用いた釣り具の適用範囲を
大きく広げることが可能になる。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態における撮像装置を用いた釣り具の全体の構
成を示すものである。図2は、本発明の第1の実施の形
態におけるケーブル巻き上げリール付近に着目した図で
ある。これらの図を基に、本実施の形態の構成及び動作
について説明する。
【0019】図1において、1は釣り針、2はハリス、
3はビデオカメラ、4は釣り糸であるケーブル、5はケ
ーブル巻き上げリール、6は竿、7はモニターテレビ、
8は電源、9は錘である。
【0020】ビデオカメラ3にはハリス2によって錘9
が接続され、その間に1つあるいは複数の釣り針が結び
つけられている。そして、ビデオカメラ3は釣り針1や
その付近の水中の様子を撮影し映像信号を出力する。こ
の映像信号はケーブル4およびケーブル巻き上げリール
5を介してモニターテレビ7に伝達される。モニターテ
レビ7では、伝達された映像信号を画面に出力すること
により、ビデオカメラ3により撮影された水中の映像を
釣り人に表示する。またビデオカメラ3に必要な電力
は、電源8よりケーブル4およびケーブル巻き上げリー
ル5を介してビデオカメラ3に供給され、ビデオカメラ
3を動作させるようになっている。
【0021】図2において、4のケーブル、5のケーブ
ル巻き上げリール、6の竿、7のモニターテレビについ
ては図1で説明したものと同様である。11はケーブル
巻き取りドラム、12はリールの外枠、13は巻き上げ
棒、14はハンドルである。
【0022】リールの外枠12は、竿6に固定されてお
り、ケーブル巻き取りドラム11は、ハンドル14によ
り回転させてケーブル4を巻き取る。釣り人がハンドル
14を持ちそれを回転させると、その力は巻き上げ棒1
3を介して外枠12内に内蔵のギヤボックス(不図示)
を介してケーブル巻き取りドラム11を回転させ、釣り
針側のケーブル4を巻き取るようになっており、釣り人
の望むように釣り針側のケーブル4の長さを調節するこ
とができる。
【0023】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
るケーブル巻き上げリール5の詳細説明図である。図3
において、4はケーブル、11はケーブル巻き取りドラ
ム、12はリールの外枠、21は本体側電気接続用プレ
ート、22は電気接続用突起、23はドラム側電気接続
用プレート、24はリールの中心軸、25は信号伝達部
である。また、図4は、本発明の第1の実施の形態にお
ける信号伝達部25を説明するための図である。これら
の図を基に、ケーブル巻き上げリール5および信号伝達
部25の構成及び動作について説明する。
【0024】図4において、ケーブル巻き取りドラム1
1は竿6(不図示)に固定された外枠12に対し、中心
軸24を中心に回転することで釣り人側のケーブル4を
巻き取るようになっている。そして外枠12には本体側
電気接続用プレート21が取り付けられ、本体側電気接
続用プレート21の表面には電気接続用突起22が備え
付けられている。またケーブル巻き取りドラム11には
ドラム側電気接続用プレート23が取り付けられてお
り、本体側電気接続用プレート21とドラム側電気接続
用プレート23が双方とも中心軸24を中心として相対
するように位置し、電気接続用突起22がドラム側電気
接続用プレート23と常に接触する位置関係を保つ構成
とする。本体側電気接続用プレート21には釣り人側の
ケーブル4が接続され、またドラム側電気接続用プレー
ト23には釣り針側ケーブル4が接続されることで、ケ
ーブル4の巻き取り機構を実現しつつ、ケーブル4の釣
り人側と釣り針側の電気的導通を確保する事ができる。
【0025】図5は、図4における信号伝達部25に着
目した図であり、本体側電気接続用プレート21及びド
ラム側電気接続用プレート23の位置関係を示してい
る。このように本体側電気接続用プレート21及びドラ
ム側電気接続用プレート23は中心軸24を中心として
同心円上に配置され、この例ではもっとも外側から内側
に向けて、電力伝送用の12V、GND、そして映像信
号伝送用のVideo、GNDの4線が、両者にそれぞ
れ接続されている。このように各線が同心円上に配置さ
れることにより、ケーブル巻き取りドラム11が回転し
ても両者の位置関係は変化しない。
【0026】この機構を用いることで、釣り人は釣り糸
の長さを自由に制御しつつ、実際に映像で水中の様子を
確認しながら釣りを楽しむことができ、撮像装置を用い
た釣り具の適用範囲を大きく広げることが可能になる。
【0027】ここで電気接続用突起22は、本実施の形
態では本体側電気接続用プレート21の4線に対し16
突起とし十字に配置されているが、もちろんこれに限る
ものではなく、様々な位置関係及び個数が考えられる。
特に電気接続用突起22とドラム側電気接続用プレート
23とは常に接触している必要があることから両側から
強力に押さえつける必要があり、特に電気接続用突起2
2の部分には大きな圧力がかかる。このため本体側電気
接続用プレート21、電気接続用突起22、ドラム側電
気接続用プレート23ともに圧力に対して変形しない構
造あるいは材質を用いる必要がある。これを避けるため
には本体側電気接続用プレート21とドラム側電気接続
用プレート23の両者に圧力が均等にかかるように電気
接続用突起の位置を例えば図5のように均等(例えば現
在の4線16突起なら、各線毎の4突起の位置関係は9
0度間隔を保ちつつ、各線間の相対的な位相関係を45
度ずつ変化させる等)に配置すればよい。これにより本
体側電気接続用プレート21およびドラム側電気接続用
プレート23にはその全面に均等に圧力がかかることに
なり、変形に対する対策を軽減することができるため、
その経済的効果は高い。
【0028】なお、図3では信号伝達部25とケーブル
4との接続をケーブル巻き取りリールの外部で行う構成
にて説明したが、ケーブル巻き取りリール内部にて接続
することも可能であることは言うまでもない。
【0029】(実施の形態2)次に図6に、本発明が適
用された撮像装置を用いた釣り具の第2の実施の形態の
機能ブロック図を示す。図6において、3のビデオカメ
ラ、4のケーブル、5のケーブル巻き上げリール、7の
モニターテレビ、8の電源については前記図1〜図5の
実施の形態で説明したものと同様である。次にケーブル
巻き上げリール5の内部について説明すると、25の信
号伝達部は前記実施の形態で説明したものと同様であ
り、図3における本体側電気接続用プレート21と電気
接続用突起22、ドラム側電気接続用プレート23をま
とめて機械式電気接点37として表現している。31は
変調部、32は復調部、33は映像スイッチ、34は電
源スイッチ、35は回転検出部、36は速度判定部であ
る。
【0030】以上に挙げられた機能ブロック図につきそ
の動作を説明すると、ビデオカメラ3より出力された映
像信号はケーブル4を介してケーブル巻き上げリール5
内に入り、変調部31に入力される。ここで変調部31
では入力された映像信号に対し振幅変調に代表される変
調動作を行う。そして、変調された映像信号は機械式電
気接点37を通って復調部32に入力される。復調部3
2では変調部31に対応した復調動作が行われ、復調部
32からは元の映像信号が出力される。そして、映像信
号は映像スイッチ33を経由した後ケーブル巻き上げリ
ール5から出力され、ケーブル4を通ってモニターテレ
ビ7に入力され、モニター上にビデオカメラ3にて撮影
された映像が映し出される。
【0031】また、電源8より出力された12Vは、ケ
ーブル4を経由してケーブル巻き上げリール5内に入力
される。ケーブル巻き上げリール5内では、電源スイッ
チ34と機械式電気接点37を経て、再度ケーブル巻き
上げリール5から出力され、ケーブル4を通じてビデオ
カメラ3に12Vが供給され、ビデオカメラ3を動作さ
せる。
【0032】上記構成を取ることにより次のような有用
性を得ることができる。
【0033】まず、映像信号を伝送する際に機械式電気
接点37を経由した場合、機械式電気接点37では前述
のようにリールがケーブルを巻き取っている際には接点
同士が接触しながら動いているため、ここでのノイズの
発生は避けられず映像信号に少なからず影響を与えてし
まう。この影響を防ぐために、機械式電気接点37の前
段に変調部31、後段に復調部32を設けることで、変
調波に対してノイズが重畳されることになり、モニター
テレビ7に入力される映像信号に対してノイズの影響を
最小限に防ぐことができる。特に、周波数変調などの振
幅方向のノイズに対する耐性が強い変調方式を用いた場
合にはその効果は更に高くなり非常に有用である。
【0034】又、ケーブル巻き取りドラム11が回転し
ているか否かを検出する回転検出部35およびケーブル
巻き取りドラム11の回転速度を検出する速度判定部3
6を設け、回転検出部35及び速度判定部36の出力に
応じて映像スイッチ33および電源スイッチ34の制御
を行う構成とする。
【0035】ここで、回転検出部35の具体的な一例を
説明する。ケーブル巻き取りドラムの側面に、中心軸を
中心とした同心円状に任意の等間隔でいくつか反射材を
設ける。そしてその反射材に向かってある角度で光を照
射し、反射材により反射された光の先に受光センサーを
置く構成とする。ここで、ケーブル巻き取りドラムが回
転すると、受光センサーの出力は、ケーブル巻き取りド
ラムが静止しているときは光を受光するかあるいは受光
しないかのどちらかで変化しないが、ケーブル巻き取り
ドラムが回転すると、その速度に応じた周波数にて点滅
する。従って、その周波数を検知することによりケーブ
ル巻き取りドラムの回転を検出し、またその速度を検出
する事が可能になる。
【0036】これにより、さまざまな条件下において映
像スイッチ33及び電源スイッチ34を制御することが
でき、省エネルギーと使いやすさを実現することができ
る。以下にその一例を説明する。
【0037】まずケーブル巻き取りドラム11が回転し
ているとき、すなわちケーブル4をリールに巻き上げて
いるときは、前述のように映像信号にはノイズが乗りや
すい。またこのときビデオカメラから送られてくる映像
は、当然ながらビデオカメラが動いているため画面が回
転したり、揺れたりするなど見苦しい画像になることが
多い。このためケーブル巻き取りドラム11が回転して
いるときには映像スイッチ33をオフにすることで見苦
しい映像をモニターテレビ7側に送ることをストップさ
せることができる。
【0038】また、速度判定部36の出力を用いて更に
高度な制御を行うことができる。まず、魚をおびき出す
時など、ゆっくりリールを巻き上げている時は撮影を継
続しておき、魚が針にかかってリールを高速に巻き上げ
つり上げようとしているときには撮影を休止したいとい
う場合でも、回転検出部35と速度判定部36があれ
ば、リールが回転しているか、そしてその回転速度は速
いかという判断を行うことが可能になり、細かなスイッ
チ制御が可能になる。
【0039】また、上記画像信号の制御に合わせて電源
スイッチ34をオンオフにすることによりビデオカメラ
3への電力供給を制御する事で、省電力を達成すること
ができる。本実施の形態のように通常屋外で使用するシ
ステムでは、電源には電池を使用することが多いため、
省電力への対応は非常に有用である。ここで回転検出部
35と速度判定部36は別々のものとして説明したが、
同一の装置でも構成が可能であることは言うまでもな
い。
【0040】以上の第2の実施の形態において、37の
機械式電気接点、31の変調部、32の復調部、33の
映像スイッチ、34の電源スイッチ、35の回転検出
部、36の速度判定部については、5のケーブル巻き上
げリール内に存在するとして説明したが、これらのうち
一部を5のケーブル巻き上げリールの外側に構成しても
同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0041】(実施の形態3)次に図7に、本発明が適
用された撮像装置を用いた釣り具の第3の実施の形態の
機能ブロック図を示す。この実施の形態は、前記第1及
び第2の実施の形態を基本的に踏襲するものであるた
め、これと異なる部分についてのみ説明を追加する。
【0042】図7において、41はビデオカメラ1、4
2はビデオカメラ2、43は変調部1、44は変調部
2、45は混合部、46は分離部、47は復調部1、4
8は復調部2、49は切り替えスイッチである。その他
の項目については第1及び第2の実施の形態と同様の機
能を果たすものである。
【0043】以上に挙げられた機能ブロック図につきそ
の動作を説明すると、41のビデオカメラ1より出力さ
れた映像信号は、43の変調部1に入力される。ここで
43の変調部1では入力された映像信号に対し変調動作
を行う。同様に42のビデオカメラ2より出力された映
像信号は、44の変調部2に入力される。ここで44の
変調部2では入力された映像信号に対し変調動作を行
う。ただし44の変調部2では、43の変調部1とは異
なる方式あるいは異なる基本周波数等にて変調動作を行
う。そして、41のビデオカメラ1より出力され変調さ
れた映像信号と、42のビデオカメラ2より出力され変
調された映像信号は45の混合部に入力され、混合映像
信号を出力する。そして、混合部45より出力された混
合映像信号はケーブル4及び機械式電気接点37を経由
して46の分離部に入力される。分離部46では、入力
された混合映像信号を分離し、47の復調部1および4
8の復調部2のそれぞれに映像信号を出力する。47の
復調部1および48の復調部2では、43の変調部1お
よび44の変調部2に対応した復調動作を行い、41の
ビデオカメラ1からの映像信号および42のビデオカメ
ラ2からの映像信号をそれぞれ出力する。そして双方の
映像信号は49の切り替えスイッチに入力され、ここで
どちらかの映像信号が選択され出力される。そして切り
替えスイッチ49より出力された映像信号がモニターテ
レビ7に入力されることで、41のビデオカメラ1ある
いは42のビデオカメラ2の撮影した映像をモニターテ
レビ上に映し出す構成になっている。
【0044】この構成を取ることにより、1組のケーブ
ル及び機械式電気接点37を用いて2つのカメラの情報
を伝送することができ、機器の低コスト化に貢献するこ
とができるため非常に有用である。
【0045】なお、上記実施の形態では2台のビデオカ
メラを例に挙げて説明したが、3台以上のビデオカメラ
を用いても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。また、上記実施の形態では切り替えスイッチ49を
用いて1台のモニターテレビを用いる例を説明したが、
切り替えスイッチ49を用意せず、2台のモニターテレ
ビを用いることもできる。
【0046】(実施の形態4)次に図8に、本発明が適
用された撮像装置を用いた釣り具の第4の実施の形態の
機能ブロック図を示す。この実施の形態は、前記第2の
実施の形態を基本的に踏襲するものであるため、これと
異なる部分についてのみ説明を追加する。
【0047】図8において、3のビデオカメラ、4のケ
ーブル、5のケーブル巻き上げリール、7のモニターテ
レビ、8の電源については前記図1〜図5の実施の形態
で説明したものと同様である。次にケーブル巻き上げリ
ール5の内部について説明すると、25の信号伝達部内
の37の機械式電気接点は前記第1の実施の形態で説明
したものと同様である。31は変調部、32は復調部、
33は映像スイッチ、34は電源スイッチ、35は回転
検出部、36は速度判定部である。第2の実施の形態と
の違いは、25の信号伝達部内の映像信号の伝送系の接
続方法が、機械式電気接点から光学伝送部51に置き換
わっていることである。ここで光学伝送部51につい
て、図面を参照しながら詳しく説明する。
【0048】図9は、図8における光学伝送部51の機
能ブロックの第1の例を示したものである。図9におい
て、61は増幅部、62は発光部、63は受光部、64
は増幅部である。ここでその動作について説明すると、
光学伝送部51に入力された映像信号は、まず最初に増
幅部61にて増幅される。そして増幅されて映像信号は
発光部62において電光変換され、光信号となって送出
される。そして送出された光信号は受光部63に入射さ
れ、ここで光電変換を行い映像信号に変換される。そし
て受光部63より出力された映像信号は増幅部64によ
り増幅され、光学伝送部51の出力として出力される。
【0049】前記本発明の第2の実施の形態でも触れた
ように機械式電気接点を用いた場合、ノイズの発生を避
けることは難しい。従って、本構成を用いることにより
映像信号の伝送に際しノイズの発生を抑えることがで
き、高品質な映像信号を得ることができる。
【0050】図10は、図8における光学伝送部51の
機能ブロックの第2の例を示したものである。図10の
各構成要素は図9の構成要素と同様である。第1の例と
の違いは、発光部62および受光部63を複数にしたこ
とであり、これを行うことで発光部の総合的な発光出力
が増大することと、受光部の受信性能が向上することか
ら、光学伝送部におけるSN比の向上を図ることができ
る。もちろん、上記例は発光部あるいは受光部のどちら
かのみを複数にすることも可能であることは言うまでも
ない。
【0051】上記実施の形態では、光学伝送部51にお
ける発光部62から出力される光については特に規定を
していないが、この光を赤外線にすることも可能であ
る。通常釣りは屋外で行い、また昼間行うことが多い。
ここで日中の太陽光の代表的な例として色温度6500
度ケルビンの光をあげることができる。色温度が650
0度ケルビンの光は、赤外線の成分は少なく、可視領域
の光が主たる成分である。したがって、光学伝送部の部
分に用いる光線を赤外線とすることにより、外来光によ
る影響を少なくすることが可能になり、光学伝送部の部
分におけるSN比の向上や、SN比の向上を利用して発
光部の出力を小さくすることが可能になり省電力化に寄
与することもできる。
【0052】ここで、前述の第2の実施の形態では機械
式電気接点37によるノイズの影響を避けるため変調部
31および復調部32を導入したが、本実施の形態のよ
うに光学伝送部51を用いた場合でもその効果が不要に
なるわけではない。
【0053】前述の赤外線を用いた場合でも説明した
が、信号伝達部25に光を用いた場合、外来光による影
響が問題となる。この場合、変調部および復調部を導入
し、例えば振幅方向の耐ノイズ性に優れた周波数変調等
を行えば、外来光による影響は振幅方向であるためその
影響を最小限に抑えることができ、更に高品質の映像を
得ることができる。
【0054】図11は、本発明の第4の実施の形態にお
けるケーブル巻き上げリール5の詳細説明図である。図
12は、本発明の第4の実施の形態における信号伝達部
25を説明するための図である。これらの図を基に、ケ
ーブル巻き上げリール5および信号伝達部25の構成及
び動作について説明する。
【0055】図11において、11のケーブル巻き取り
ドラムは竿6(不図示)に固定された12の外枠に対
し、24の中心軸を中心に回転し、ケーブル4を巻き取
るようになっている。そして外枠12には本体側電気接
続用プレート21が取り付けられ、本体側電気接続用プ
レート21の表面には電気接続用突起22が備え付けら
れている。またケーブル巻き取りドラム11にはドラム
側電気接続用プレート23が取り付けられており、本体
側電気接続用プレート21とドラム側電気接続用プレー
ト23が双方とも中心軸24を中心として相対するよう
に位置し、電気接続用突起22がドラム側電気接続用プ
レート23と常に接触する位置関係を保つ構成とする。
ただし、第2の実施の形態と異なり、中心軸24は外枠
12の両側を貫通するのではなく、片側からのみ支持し
ている構成となる。
【0056】そして、中心軸24の延長線上に相当する
が、本体側電気接続用プレート21の中心に受光部6
3、ドラム側電気接続用プレート23の中心に発光部6
2を設け、双方が相対するように位置する。
【0057】本体側電気接続用プレート21には釣り人
側のケーブル4のうち電力供給側(この例では12Vお
よびGND)が接続され、またドラム側電気接続用プレ
ート23についても釣り針側ケーブル4のうち電力供給
側が接続されることで、ケーブル4の巻き取り機構を実
現しつつ、ケーブル4を用いて釣り人側から釣り針側へ
の電力供給を確保する事ができる。
【0058】図12は、信号伝達部25を詳しく説明し
たもので、本体側電気接続用プレート21及びドラム側
電気接続用プレート23の位置関係を示した図である。
このように両者は中心軸24を中心として同心円上に配
置され、この例ではもっとも外側から内側に向けて、電
力用の12V、GNDが配置されている。また前述のよ
うに、本体側電気接続用プレート21の中心に受光部6
3、ドラム側電気接続用プレート23の中心に発光部6
2を設け、双方が相対するように位置している。
【0059】本構成を取ることにより、発光部及び受光
部の相対位置を合わせる必要がなくなるため、複雑な機
構を必要とせず発光部および受光部を1組用意するだけ
でよい。また発光部及び受光部が非常に近距離にて相向
かい合う構成を取ることができるため、発光部の発光強
度および受光部の感度も小さくてすみ、低コストな部品
を使用することが可能になることから、経済的に非常に
有用である。
【0060】(実施の形態5)次に本発明の第5の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0061】図13は、本発明の第5の実施の形態にお
けるケーブル巻き取りリールを説明するための図であ
る。本実施の形態は、前記第4の実施の形態を基本的に
踏襲するものであるため、これと異なる部分についての
み説明を追加する。
【0062】図13において、11のケーブル巻き取り
ドラムは12の外枠に対し、24の中心軸を中心に回転
し、ケーブル4を巻き取るようになっている。そして、
ケーブル巻き取りドラムの中心軸24の延長線上に発光
部62を設け、またそれに相対するように外枠12の中
心に光ファイバー71が配置されている。そして、光フ
ァイバー71の釣り人側には光信号を電気信号に変換す
る光電変換部73が用意される。また、ケーブル巻き取
りドラム11内部には電池72が配置されている。
【0063】ここで、上記実施の形態の動作について説
明すると、ケーブル巻き取りドラム11内の電池72に
はケーブル4の電源ラインが接続され、ここからビデオ
カメラ3に電力が供給される。また、ビデオカメラ3か
ら出力された映像信号は62の発光部に入力されここで
光信号に変換される。そして発光された光信号は、発光
部62と相対する光ファイバー71に入射された後、光
ファイバーを通じて伝送され、後段の光電変換部73に
伝送される。光信号に変換された映像信号は、ここで光
電変換されて元の映像信号に戻され、次段のモニターテ
レビに送られて画面に映像信号を映し出すようになって
いる。
【0064】本構成を取ることにより、ケーブル巻き取
りドラム11内に電池72を内蔵しており、また光によ
り映像信号を伝送しているため、機械式電気接点が不要
となり、ノイズの発生を防ぐことができるほか塩害によ
る電極の腐食を防いだり、機械部品が壊れるのを未然に
防ぐことができ、ケーブル巻き上げリールの耐久性能を
飛躍的に高めることができるため非常に有用である。
【0065】また、光ファイバーを用いることで光電変
換部73をリールからはなすことが可能になり、ケーブ
ル巻き上げリールの電気的な気密を高めることが容易に
なる。またケーブル巻き上げリールの設計が容易になる
等、その経済的効果は高い。
【0066】また、ケーブル巻き取りドラム内に発電装
置を設け、ケーブル巻き取りドラムの回転に応じて発電
を行い、その出力を前述の電池72に接続することで電
池72を充電する構成とすることも可能である。これに
より、釣りをしている最中は、頻繁に糸を巻き上げる操
作を行うことから効率的に発電を行うことができ、前述
の電池72の寿命を大幅に伸ばすことが可能になる。
【0067】以上、本発明を実施の形態に基づき具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。また、第2の実施の形態で説明した変調および
回転検出部と第4の実施の形態で説明した光学伝送部を
組み合わせるなど、その組み合わせについても様々なも
のが提案できるのは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、釣り人は釣り糸の長さ
を自由に制御しつつ、実際に映像で水中の様子を確認し
ながら釣りを楽しむことができる。様々な環境下でも魚
がいると思われるポイントに餌のついた針を持っていく
ことができ、また海など魚がいると思われるポイントが
非常に深いところでも使用することができるようにな
り、撮像装置を用いた釣り具の適用範囲を大きく広げる
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における撮像装置を
用いた釣り具の全体の構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるケーブル巻
き上げリール付近に着目した図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるケーブル巻
き上げリールの詳細説明図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるケーブル巻
き上げリールの機械式電気接点に着目した第1の図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるケーブル巻
き上げリールの機械式電気接点に着目した第2の図
【図6】本発明の第2の実施の形態における機能ブロッ
ク図
【図7】本発明の第3の実施の形態における機能ブロッ
ク図
【図8】本発明の第4の実施の形態における機能ブロッ
ク図
【図9】本発明の第4の実施の形態における光学式電気
接点の機能ブロックの第1の例を示す図
【図10】本発明の第4の実施の形態における光学式電
気接点の機能ブロックの第2の例を示す図
【図11】本発明の第4の実施の形態におけるケーブル
巻き上げリールの第1の詳細説明図
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるケーブル
巻き上げリールの本体側電気接続用プレートとドラム側
電気接続用プレートの位置関係を示した図
【図13】本発明の第5の実施の形態におけるケーブル
巻き上げリールの説明図
【符号の説明】
1 釣り針 2 ハリス 3 ビデオカメラ 4 ケーブル(釣り糸) 5 ケーブル巻き上げリール 6 竿 7 モニターテレビ 8 電源 9 錘 11 ケーブル巻き取りドラム 12 外枠 13 巻き上げ棒 14 ハンドル 21 本体側電気接続用プレート 22 電気接続用突起 23 ドラム側電気接続用プレート 24 中心軸 25 信号伝達部 31 変調部 32 復調部 33 映像スイッチ 34 電源スイッチ 35 回転検出部 36 速度判定部 37 機械式電気接点 41 ビデオカメラ1 42 ビデオカメラ2 43 変調部1 44 変調部2 45 混合部 46 分離部 47 復調部1 48 復調部2 49 切り替えスイッチ 51 光学伝送部 61 増幅部 62 発光部 63 受光部 64 増幅部 71 光ファイバー 72 電池 73 光電変換部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り人側とは反対側に釣り針が設けられ
    た釣り糸と、前記釣り糸の前記釣り針側に設けられた一
    つあるいは複数の映像撮影手段と、前記釣り糸の前記釣
    り人側に設けられた前記釣り糸を巻き取る回転手段及び
    該回転手段を保持する保持手段を備えた巻き取り手段
    と、前記釣り人側に設けられた一つあるいは複数の映像
    表示手段とを具備し、前記巻き取り手段は、前記映像撮
    影手段で撮像した撮像信号が前記釣り糸を信号伝達の経
    路として用いて前記映像表示手段へと伝達されるように
    前記回転手段と前記保持手段との間を介して信号伝達手
    段が設けられていることを特徴とする撮像装置を用いた
    釣り具。
  2. 【請求項2】 釣り人側とは反対側に釣り針が設けられ
    た釣り糸と、前記釣り糸の前記釣り針側に設けられた一
    つあるいは複数の映像撮影手段と、前記釣り糸の前記釣
    り人側に設けられた前記釣り糸を巻き取る回転手段及び
    該回転手段を保持する保持手段を備えた巻き取り手段
    と、前記釣り人側に設けられた一つあるいは複数の映像
    表示手段とを具備し、前記巻き取り手段には、前記映像
    撮影手段で撮像した撮像信号が前記釣り糸を信号伝達の
    経路として用いて前記映像表示手段へと伝達されるよう
    に前記回転手段と前記保持手段との間を介して信号伝達
    手段が設けられ、前記信号伝達手段と前記映像撮影手段
    との間には、前記映像信号を変調して変調信号を生成す
    る変調手段が設けられ、前記信号伝達手段と前記映像表
    示手段との間には、前記変調信号を復調して復調映像信
    号を生成する復調手段が設けられたことを特徴とする撮
    像装置を用いた釣り具。
  3. 【請求項3】 釣り人側とは反対側に釣り針が設けられ
    た釣り糸と、前記釣り糸の前記釣り針側に設けられた複
    数の映像撮影手段と、前記釣り糸の前記釣り人側に設け
    られた前記釣り糸を巻き取る回転手段及び該回転手段を
    保持する保持手段を備えた巻き取り手段と、前記釣り人
    側に設けられた映像表示手段とを具備し、前記巻き取り
    手段には、前記映像撮影手段で撮像した撮像信号が前記
    釣り糸を信号伝達の経路として用いて前記映像表示手段
    へと伝達されるように前記回転手段と前記保持手段との
    間を介して信号伝達手段が設けられ、前記信号伝達手段
    と前記映像撮影手段との間には、複数の前記映像撮影手
    段からの複数の前記撮像信号をそれぞれ受けて複数の変
    調映像信号を出力する複数の変調手段と、前記複数の変
    調手段からの複数の前記変調映像信号を入力して混合し
    混合信号を出力する混合手段とを備え、前記信号伝達手
    段と前記映像表示手段との間には、前記混合信号を複数
    の変調映像信号に分離する分離手段と、前記分離手段に
    より分離された複数の前記変調映像信号を複数の前記復
    調手段により復調し複数の復調映像信号を出力し、複数
    の前記復調信号から一つを選択して前記映像表示手段に
    出力する切り替え手段とを備えたことを特徴とする撮像
    装置を用いた釣り具。
  4. 【請求項4】 前記信号伝達手段は、同心円上の任意の
    位置に配置された一つまたは複数の第1の導電体からな
    り、かつ前記釣り糸の前記釣り人側の一端に接続された
    第1の電極と、前記第1の電極の配置される同心円に対
    して相対する同心円上の任意の位置に配置された一つま
    たは複数の第2の導電体からなり、かつ前記撮像手段に
    接続された第2の電極とを備え、前記第1の電極と前記
    第2の電極が1点あるいは複数の点にて常に接すること
    により前記映像撮像手段からの映像信号を前記映像表示
    手段に伝達するようにしたことを特徴とする請求項1ま
    たは2または3に記載の撮像装置を用いた釣り具。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極は、同心円の中心角を当
    分する位置に配置されることを特徴とする請求項4に記
    載の撮像装置を用いた釣り具。
  6. 【請求項6】 変調手段及び復調手段は、周波数変調で
    あることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装
    置を用いた釣り具。
  7. 【請求項7】 前記巻き取り手段の回転を検出する回転
    検出手段と、前記回転検出手段により制御され、釣り糸
    の信号伝達の経路を開閉するためのスイッチを具備した
    ことを特徴とする請求項1または2または3に記載の撮
    像装置を用いた釣り具。
  8. 【請求項8】 前記信号伝達手段は、一つまたは複数の
    発光手段と、一つまたは複数の受光手段とを備え、前記
    映像撮像手段から出力された映像信号が、前記釣り糸を
    介して前記発光手段に入力されて光信号に変換され、前
    記光信号が前記受光手段に入力されて映像信号に変換さ
    れて前記映像表示手段に出力されることを特徴とする請
    求項1または2または3に記載の撮像装置を用いた釣り
    具。
  9. 【請求項9】 前記発光手段より出力された光は可視光
    でないことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を用
    いた釣り具。
  10. 【請求項10】 前記発光手段および前記受光手段が、
    前記巻き取り手段の中心軸上に位置することを特徴とす
    る請求項8に記載の撮像装置を用いた釣り具。
  11. 【請求項11】 前記受光手段の光入力部が光ファイバ
    ーであることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置を
    用いた釣り具。
  12. 【請求項12】 前記巻き取り手段内に電池を内蔵し、
    前記釣り糸を通じて映像撮影手段に電力を供給すること
    を特徴とする請求項1または2または3に記載の撮像装
    置を用いた釣り具。
  13. 【請求項13】 前記巻き取り手段の釣り糸巻き取り時
    の回転により発電を行う発電機を前記巻き取り手段に内
    蔵し、前記発電機の出力を前記電池に接続したことを特
    徴とする請求項12に記載の撮像装置を用いた釣り具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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