JP2000228786A - 情報送受信システムおよび情報送受信装置 - Google Patents

情報送受信システムおよび情報送受信装置

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JP2000228786A
JP2000228786A JP11029734A JP2973499A JP2000228786A JP 2000228786 A JP2000228786 A JP 2000228786A JP 11029734 A JP11029734 A JP 11029734A JP 2973499 A JP2973499 A JP 2973499A JP 2000228786 A JP2000228786 A JP 2000228786A
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Japan
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communication path
transmission
communication
request signal
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JP11029734A
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English (en)
Inventor
Takashi Komata
隆 小俣
Shigemitsu Higuchi
重光 樋口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信路を切り替えても情報が途切れることな
く送受信装置間で情報の授受ができること。 【解決手段】 情報送受信装置1、2間でPHS通信路
を介して情報の授受を行っているときに、通信路の通信
状態が悪化し、通信路を変更する必要が生じたときに、
情報送受信装置2から情報送受信装置1に対して通信路
切替要求信号をPHS通信路を介して送信する。このと
き通信路切替要求信号に情報特定データと送信開始位置
を示すパケット特定データを付加して送信する。この信
号を受信した情報送受信装置1は、情報特定データとパ
ケット特定データに従って送信用情報を生成し、この情
報をセルラー通信路を介して情報情報送受信装置2に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報送受信システ
ム及び情報送受信装置に係り、特に、親局を構成する送
受信装置と移動体に搭載された送受信装置との間で複数
の通信路のうちいずれかの通信路を介して情報の授受を
行うのに好適な情報送受信システム及び情報送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、親局を構成する送受信装置と移動
体に搭載された送受信装置との間で情報の授受を行うも
のとして、例えば、特開平3−183297を公報に記
載されているように、特定の一種類の通信媒体、例えば
自動車電話網を用いて親局(基地局)から走行中の自動
車に地図情報を送信するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、親局から走行中の自動車に地図情報を送信するに際
して、自動車電話網のみを用いているため、他の通信
路、例えば、PHS通信路を用いて情報を送信するとき
よりもデータ通信レートが低く、通信に時間を要すると
ともに、使い勝手が悪いうえに通信コストが大きくな
る。更に、自動車電話網の通信エリアから外れた時には
親局と情報の授受を行うことができなくなる。
【0004】このような場合、通信路を切替ることも考
えられるが、通信路を単に切り替えただけでは、情報が
途切れることがある。
【0005】本発明の目的は、通信路を切り替えても情
報が途切れることなく送受信装置間で情報の授受を行う
ことができる情報送受信システムを提供することにあ
る。
【0006】また、本発明は、通信路を切り替えても、
情報が途切れることなく親局と情報の授受を行うことが
できる情報送受信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決るための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、送信用情報を記憶するとともに、複数の
通信路を介して情報を受信し、受信した情報を基に送信
用情報を前記いずれかの通信路に送信する第1の送受信
装置と、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
信装置と情報の授受を行う第2の送受信装置とを備え、
前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路を介し
て前記第1の送受信装置から送信用情報を受信している
ときに、通信路の切り替えを要求するときには、前記い
ずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に対し
て、通信路切替要求信号を送信してなり、前記第1の送
受信装置は、前記通信路切替要求信号を受信したことを
条件に、前記第2の送受信装置に対する通信路を他の通
信路に切り替えるとともに、前記通信路切替要求信号を
受信したときの送信用情報の送信状態に基づいて生成し
た送信用情報を前記切り替えた通信路を介して順次送信
してなる情報送受信システムを構成したものである。
【0008】また、本発明は、送信用情報を記憶すると
ともに、複数の通信路を介して情報を受信し、受信した
情報を基に送信用情報を前記いずれかの通信路に送信す
る第1の送受信装置と、前記いずれかの通信路を介して
前記第1の送受信装置と情報の授受を行う第2の送受信
装置とを備え、前記第2の送受信装置は、前記いずれか
の通信路を介して前記第1の送受信装置から送信用情報
を受信しているときに、通信路の切り替えを要求すると
きには、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
信装置に対して、通信路切替後に受信すべき送信用情報
に関する情報を付加した通信路切替要求信号を送信して
なり、前記第1の送受信装置は、前記通信路切替要求信
号を受信したことを条件に、前記第2の送受信装置に対
する通信路を他の通信路に切り替えるとともに、前記通
信路切替要求信号で指定された送信用情報を前記切り替
えた通信路を介して順次送信してなる情報送受信システ
ムを構成したものである。
【0009】前記情報送受信システムを構成するに際し
ては、第1、第2の送受信装置として、以下の機能を有
するもので構成することができる。
【0010】(1)前記第2の送受信装置は、前記いず
れかの通信路を介して前記第1の送受信装置から送信用
情報を受信しているときに、通信路の切り替えを要求す
るときには、前記いずれかの通信路を介して前記第1の
送受信装置に対して、通信路切替後に受信すべき送信用
情報の送信開始位置に関する情報を付加した通信路切替
要求信号を送信してなり、前記第1の送受信装置は、前
記通信路切替要求信号を受信したことを条件に、前記第
2の送受信装置に対する通信路を他の通信路に切り替え
るとともに、前記通信路切替要求信号で指定された送信
開始位置の送信用情報から前記切り替えた通信路を介し
て順次前記送信用情報を送信してなる。 (2)前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路
を介して前記第1の送受信装置から送信用情報を受信し
ているときに、通信路の切り替えを要求するときには、
前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に
対して、通信路切替後に受信すべき送信用情報の送信開
始位置に関する情報と受信可能な通信路に関する情報を
付加した通信路切替要求信号を送信してなり、前記第1
の送受信装置は、前記通信路切替要求信号を受信したこ
とを条件に、前記第2の送受信装置に対する通信路を前
記通信路切替要求信号で指定された他の通信路に切り替
えるとともに、前記通信路切替要求信号で指定された送
信開始位置の送信用情報から前記切り替えた通信路を介
して順次前記送信用情報を送信してなる。
【0011】前記各送受信システムを構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0012】(1)前記第1の送受信装置と前記第2の
送受信装置は両者の間で情報の授受を行うときの通信路
として、衛星通信路、セルラー通信路、PHS通信路を
含む双方向無線通信路と、衛星放送通信路、地上波放送
通信路を含む放送通信路と、電話回線通信路を含む有線
通信路とを備え、前記第1の送受信装置は、送信時の通
信路として、前記双方向無線通信路と前記放送通信路の
うちいずれかの通信路を選択し、受信時の通信路とし
て、前記双方向無線通信路と前記有線通信路のうちいず
れかの通信路を選択してなり、前記第2の送受信装置
は、送信時の通信路として、前記双方向無線通信路と前
記有線通信路のうちいずれかの通信路を選択し、受信時
の通信路として前記双方向無線通信路と前記放送通信路
のうちいずれかの通信路を選択してなる。
【0013】(2)前記第1の送受信装置は、前記送信
用情報を送信するときに、前記送信用情報のパケット番
号またはアドレス番号に関するデータを前記送信用情報
に関連付けて記憶する転送データアドレス記憶手段を備
えてなる。
【0014】(3)前記第2の送受信装置は、前記送信
用情報を受信するときに、前記送信用情報のパケット番
号またはアドレス番号に関するデータを前記送信用情報
に関連付け記憶する転送データアドレス記憶手段を備え
てなる。
【0015】(4)前記第2の送受信装置は、前記各通
信路の状態を検出する通信路状態検出手段と、この通信
路状態検出手段の検出出力に基づいて通信路切替要求信
号を生成する通信路切替要求信号生成手段と、前記通信
路切替要求信号を前記いずれかの通信路から送信する送
信手段とを備えてなる。
【0016】(5)前記通信路状態検出手段は、前記各
通信路を介して前記第1の送受信装置から情報を受信し
たときの受信電波強度を検出する通信強度検出手段であ
る。
【0017】(6)前記第2の送受信装置は、前記第2
の送受信装置が搭載された移動体の移動状態を検出する
移動検出手段と、この移動検出手段の検出出力に基づい
て通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生
成手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通
信路から送信する送信手段とを備えてなる。
【0018】(7)前記第2の送受信装置は、前記各通
信路の通信のデータ転送レートに関するデータを記憶す
る転送データレート記憶手段と、この転送データレート
記憶手段に記憶されたデータ転送レートに基づいて通信
路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成手段
と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通信路か
ら送信する送信手段とを備えてなる。
【0019】(8)前記第2の送受信装置は、前記各通
信路の通信料に関するデータを記憶する通信料記憶手段
と、この通信料記憶手段に記憶された通信料に基づいて
通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成
手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通信
路から送信する送信手段とを備えてなる。
【0020】(9)前記第2の送受信装置は、前記各通
信路の状態を検出する通信路状態検出手段と、前記第2
の送受信装置が搭載された移動体の移動状態を検出する
移動検出手段と、前記各通信路の通信のデータ転送レー
トに関するデータを記憶する転送データレート記憶手段
と、前記各通信路の通信料に関するデータを記憶する通
信料記憶手段のうち少なくとも2つ以上を備えていると
ともに、、前記通信路状態検出手段の検出出力と前記移
動検出手段の検出出力と前記転送データレート記憶手段
に記憶されたデータ転送レートおよび前記通信料記憶手
段に記憶された通信料のうち少なくとも2つ以上に基づ
いて通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号
生成手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの
通信路から送信する送信手段とを備えてなる。
【0021】(10)前記第1の送受信装置は、送信用
情報を記憶する情報記憶手段と、情報記憶手段に記憶さ
れた送信用情報をコンテンツ情報として複数のパケット
に分割する分割手段と、各パケットに分割された情報に
各情報の内容を特定する情報特定データを付加する情報
特定データ付加手段と、各パケットに分割された情報に
各パケットを特定するパケット特定データを付加するパ
ケット特定データ付加手段と、各パケットに分割された
情報に前記情報特定データと前記パケット特定データが
付加された情報をパケット毎に順次送信用情報として前
記いずれかの通信路に送信する送信手段とを備えてな
り、前記第2の送受信装置の通信路切替要求信号生成手
段は、通信路切替要求信号生成時に、前記第1の送受信
装置から受信した送信用情報に含まれる情報特定データ
とパケット特定デ−タを受信すべき送信用情報に関する
情報として前記通信路切替要求信号に付加してなる。
【0022】(11)前記通信強度検出手段は、前記各
通信路における通信路パラメータの基準データを記憶す
る通信路パラメータ基準データ記憶手段と、前記各通信
路から入力された各通信路に関する通信路パラメータと
前記各通信路における通信路パラメータの基準データと
を比較し、この比較結果を出力するパラメータ比較手段
とを備えてなる。
【0023】(12)前記通信路パラメータ基準データ
記憶手段は、前記各通信路における通信路パラメータの
基準データとして前記各通信路の通信限界よりも高い通
信路パラメータを記憶してなる。
【0024】また、前記目的を達成するため、本発明
は、送信用情報を送信する親局から複数の通信路のうち
いずれかの通信路を介して送信用情報を受信する受信手
段と、この受信手段の受信による送信用情報を記憶する
情報記憶手段と、前記受信手段の受信による送信用情報
の通信路を他の通信路に切り替えるための通信路切替要
求信号として通信路切替後に受信すべき送信用情報に関
する情報を付加した通信路切替要求信号を生成する通信
路切替要求信号生成手段と、この通信路切替要求信号生
成手段の生成による通信路切替要求信号を前記いずれか
の通信路を介して前記親局に送信する送信手段とを備え
てなる情報送受信装置を構成したものである。前記情報
送受信装置を構成するに際して、通信路切替要求信号生
成手段としては、以下の機能を有するもので構成するこ
とができる。
【0025】(1)受信手段の受信による送信用情報の
通信路を他の通信路に切り替えるための通信路切替要求
信号として通信路切り替え後に受信すべき送信用情報の
送信位置に関する情報を付加した通信路切替要求信号を
生成してなる。
【0026】(2)受信手段の受信による送信用情報に
通信路を他の通信路に切り替えるための通信路切替要求
信号として通信路切り替え後に受信すべき送信用情報の
送信開始位置に関する情報と受信可能な通信路に関する
情報を付加した通信路切替要求信号を生成してなる。
【0027】前記各情報送受信装置を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0028】(1)前記各通信路の状態を検出する通信
路状態検出手段を備え、前記通信路切替要求信号生成手
段は、前記通信路状態検出手段の検出出力に基づいて通
信路切替要求信号を生成してなる。
【0029】(2)移動体の移動状態を検出する移動検
出手段を備え、前記通信路切替要求信号生成手段は、前
記移動検出手段の検出出力に基づいて通信路切替要求信
号を生成してなる。
【0030】(3)前記各通信路の通信のデータ転送レ
ートに関するデータを記憶する転送データレート記憶手
段を備え、前記通信路切替要求信号生成手段は、前記転
送データレート記憶手段に記憶されたデータ転送レート
に基づいて通信路切替要求信号を生成してなる。
【0031】(4)前記各通信路の通信料に関するデー
タを記憶する通信料記憶手段を備え、前記通信路切替要
求信号生成手段は、前記通信料記憶手段に記憶された通
信料に基づいて通信路切替要求信号を生成してなる。
【0032】(5)前記通信路切替要求信号生成手段
は、前記受信手段の受信による送信用情報が複数のパケ
ットに分割され、各パケットに分割された情報に各情報
の内容を特定する情報特定データと各パケットを特定す
るパケット特定データが付加されているときには、通信
路切替要求信号生成時に、前記親局から受信した送信用
情報に含まれる情報特定データとパケット特定デ−タを
受信すべき送信用情報に関する情報として前記通信路切
替要求信号に付加してなる。
【0033】(6)前記通信路状態検出手段は、前記各
通信路を介して前記親局から情報を受信したときの受信
電波強度を検出する通信強度検出手段である。
【0034】(7)前記通信強度検出手段は、前記各通
信路における通信路パラメータの基準データを記憶する
通信路パラメータ基準データ記憶手段と、前記各通信路
から入力された各通信路に関する通信路パラメータと前
記各通信路における通信路パラメータの基準データとを
比較し、この比較結果を出力するパラメータ比較手段と
を備えてなる。
【0035】(8)前記通信路パラメータ基準データ記
憶手段は、前記各通信路における通信路パラメータの基
準データとして前記各通信路の通信限界よりも高い通信
路パラメータを記憶してなる。
【0036】前記した手段によれば、第1の送受信装置
と第2の送受信装置との間で情報の授受を行っていると
きに、第2の送受信装置において通信路の切り替えを要
求するときには、通信路切替要求信号を第1の送受信装
置に対して送信するか、あるいは通信路切替後に受信す
べき送信用情報に関する情報を付加した通信路切替要求
信号を第1の送受信装置に対して送信し、通信路切替要
求信号を受信した第1の送受信装置が、第2の送受信装
置に対する通信路を他の通信路に切り替えるとともに、
通信路切替要求信号受信時の送信用情報の送信状態に基
づいて生成した送信用情報あるいは通信路切替要求信号
で指定された送信用情報を、切り替えた通信路を介して
順次送信するようにしているため、通信路を切り替えて
も情報が途切れることなく送受信装置間で情報の授受を
継続することができる。
【0037】また、第2の送受信装置から第1の送受信
装置通信路切替要求信号を送信するに際して、通信路切
り替え後に受信すべき送信用情報の送信開始位置に関す
る情報を通信路切替要求信号に付加して送信し、第1の
送受信装置において、通信路切替要求信号で指定された
送信開始位置の送信用情報から順次送信要情報を送信す
ることで、情報が途切れるのをより確実に防止すること
ができる。
【0038】さらに、第2の送受信装置から第1の送受
信装置に対して通信路切替要求信号を送信するに際し
て、通信路切替要求信号に受信可能な通信路に関する情
報を付加して送信し、第1の送受信装置において、通信
路切替要求信号で指定された他の通信路に切り替えるこ
とで情報が途切れるのをより確実に防止することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
す情報送受信システムの全体構成図である。図1におい
て、情報送受信システムは、親局及び第1の送受信装置
を構成する情報送受信装置1と第2の送受信装置を構成
する情報送受信装置2を備えており、情報送受信装置1
が指定の位置に固定され、情報送受信装置2が、移動
体、例えば、車両に搭載されて移動可能に配置されてい
る。情報送受信装置1は、送信用情報として、例えば、
コンテンツ情報を主に送信する装置として構成されてお
り、情報送受信装置1と情報送受信装置2との間で情報
の授受を行うに際して、複数の通信路のうちいずれかの
通信路を用いて情報の授受を行うために、本実施形態に
おいては、以下に示す4つの通信路が設けられている。
【0040】(1)情報中継衛星基地局3を中継局とし
て、衛星回線を利用した通信路。この通信路のデータ転
送レートは、例えば、2.4kビットレートに設定され
ている。
【0041】(2)情報中継地上波放送基地局9を中継
局として、地上波放送(デジタルTV放送)を利用した
通信路。
【0042】(3)情報中継セルラー基地局4を中継局
として、セルラー回線を利用した通信路。この通信路の
データ転送レートは、例えば、9.6kビットレートに
設定されている。
【0043】(4)情報中継PHS基地局5を中継局と
して、PHS回線を利用した通信路。この通信路のデー
タ転送レートは、例えば、32kビットレートに設定さ
れている。
【0044】衛星回線を利用した通信路を用いた場合、
衛星基地局通信範囲6内で情報の授受が可能であり、こ
の通信範囲6は4つの通信路のうち最も広い範囲になっ
ている。セルラー回線を利用した通信路の場合、セルラ
ー基地局通信範囲7内で情報の授受が可能であり、PH
S回線を利用した通信路の場合にはPHS基地局通信範
囲8内で情報の授受が可能である。そしてセルラー基地
局通信範囲7はPHS基地局通信範囲8よりも広く設定
されている。なお、情報中継セルラー基地局4、情報中
継PHS基地局5としては、実際には複数個設けられて
いるが、全ての基地局を図示すると複雑となるため、本
実施形態では単一の基地局のみを図示してある。
【0045】また通信路として4つのものについて説明
したが、情報送受信装置2が固定のものであれば、有線
通信路を使用することも可能である。さらに、情報送受
信装置2が車両に搭載されて移動可能なものであって
も、上記4つの通信路以外の通信路、例えば、有線通信
路を必要に応じて使用することも可能である。
【0046】上記構成によるシステムにおいて、情報送
受信装置2が搭載された車両の運転者が必要な情報を得
たい場合には、運転者の操作により、送受信装置2から
いずれかの通信路を介して情報送受信装置1に対して情
報要求信号を送信する。この場合、いずれの通信路を利
用できるかを検出するために、即ち、情報送受信装置2
自体がどの通信範囲内に存在するか否かを検出し、利用
できる通信路を介して情報要求信号を送信する。
【0047】例えば、情報送受信装置2がセルラー基地
局通信範囲7、PHS基地局通信範囲8の範囲内で且つ
衛星通信範囲6の範囲内に存在しているときには、情報
中継衛星基地局3を中継局とした衛星回線を利用した通
信路を介して、情報要求信号を情報送受信装置1に送信
する。
【0048】このとき、情報送受信装置1は、情報要求
信号を受信したときに、この情報要求信号で指定された
情報の内容が、例えば、交通情報などの即時性を要する
情報や、指定された宿泊施設情報などの一般性の無い情
報である場合で、且つ情報送受信装置2がまだ衛星基地
局通信範囲6のみの通信範囲である場合には、情報中継
衛星基地局3を中継局とした衛星通信路で要求された情
報を情報送受信装置2に送信する。
【0049】一方、情報送受信装置2から要求された情
報の内容が、例えば、天気予報などの即時性を必要とし
ないものであるときは、要求された情報を、情報中継地
上波基地局9を中継局とした地上波放送通信路を介して
情報送受信装置2に送信する。
【0050】また、情報送受信装置2が、例えば、PH
S基地局通信範囲8内に存在し、車両が停止中あるいは
低速移動中である場合、情報中継PHS基地局5を中継
局としたPHS回線による通信路を介して情報送受信装
置1に情報要求信号を送信する。この場合、情報送受信
装置1は、要求された情報の内容が即時性を要し、且つ
一般性の無い情報である場合、情報送受信装置2がPH
S基地局通信範囲8内に存在するときには、要求された
情報を、情報中継PHS基地局5を中継局とするPHS
通信路を介して、情報送受信装置2に送信する。
【0051】情報送受信装置2にから要求された情報の
内容が即時性を必要としない時には、情報送受信装置1
は、要求された情報を、情報中継地上波基地局9を中継
局とした地上波放送通信路を介して情報送受信装置2に
送信する。
【0052】また、情報送受信装置2がセルラー基地局
通信範囲7に存在する場合においては、セルラー通信路
を用いて情報要求信号を情報送受信装置1に送信する。
この場合、情報送受信装置1は、セルラー通信路あるい
は地上波放送通信路を用いて、要求された情報を情報送
受信装置2に送信する。
【0053】情報送受信装置2から情報送受信装置1に
対して情報要求信号を送信し、この情報要求信号を受信
した情報送受信装置1から情報送受信装置2に対して送
信用情報として要求された情報を送信することで、情報
送受信装置2と情報送受信装置1との間で情報の授受が
行われることになる。そして、情報送受信装置1、2と
の間で情報の授受が行われている時に、通信条件あるい
は通信路の状態によって通信路を切り替える必要が生じ
た時には、情報送受信装置2から情報送受信装置1に対
して、通信路切替後に受信すべき送信用情報に関する情
報、例えば、送信開始位置に関する情報や受信可能な通
信路に関する情報等を付加した通信路切替要求信号をい
ずれかの通信路を介して送信する。そして通信路切替要
求信号を受信した情報送受信装置1は、通信路切替要求
信号を受信したことを条件に、情報送受信装置2に対す
る通信路を他の通信路に切り替えると共に、通信路切替
要求信号受信時における送信用情報に基づいて生成され
た送信用情報あるいは通信路切替要求信号で指定された
送信用情報を、送信開始位置の送信用情報から順次切り
替えた通信路を介して情報送受信装置2に送信する。以
下、情報送受信装置1、2の具体的構成について説明す
る。
【0054】情報送受信装置1は、図2に示すように、
放送通信路通信部10、衛星通信路通信部11、セルラ
ー通信路通信部12、PHS通信路通信部13、通信路
切替部14、情報記憶部15、制御部16、転送データ
アドレス記憶部17、情報特定データ付加部18、パケ
ット特定データ付加部19を備えて構成されている。
【0055】放送通信路通信部10は送信アンテナ及び
送信器のみを備えて構成されており、衛星通信路通信部
11、セルラー通信路通信部12、PHS通信路通信部
13はそれぞれ送受信アンテナ、送受信器を備えて構成
されている。そして各通信部はそれぞれ通信路切替部1
4を介して制御部16に接続されている。通信路切替部
14は、各通信部からの信号を受信し、受信した信号の
うちいずれかの信号を選択して制御部16に出力すると
共に、制御部16からの信号をいずれかの通信部に出力
するようになっている。即ち、通信路切替部14は4つ
の通信路を切り替える通信路切替手段を構成し、放送通
信路通信部10、衛星通信路通信部11、セルラー通信
路通信部12、PHS通信路通信部13は情報を送信す
る送信手段を構成し、衛星通信路通信部11、セルラー
通信路通信部12、PHS通信路通信部13は情報を受
信する受信手段を構成するようになっている。
【0056】情報記録部15は送信用情報として、例え
ば、コンテンツ情報等の情報を記憶するメモリなどの情
報記憶手段として構成されている。制御部(制御回路)
16は、記憶部15に記憶された送信用情報を取り込
み、この送信用情報をコンテンツ情報として複数のパケ
ットに分割する分割手段として構成されている。この制
御部16によって複数のパケット分割された各情報に
は、情報特定データ付加部18により、各情報の内容を
特定する情報特定データが付加されると共に、パケット
特定データ付加部19により各パケットを特定するパケ
ット特定データが付加されるようになっている。即ち、
情報特定データ付加部18は情報特定データ付加手段と
して構成され、パケット特定データ付加部19はパケッ
ト特定データ付加手段として構成されている。更に、制
御部16によって分割されたデータを通信路切替部14
を介して送信するに際しては、情報データの転送アドレ
スが順次転送データアドレス記憶部17に記憶されるよ
うになっている。即ち、転送データアドレス記憶部17
は転送データアドレス記憶手段として構成されている。
【0057】上記構成による情報送受信装置1におい
て、セルラー通信路通信部12とPHS通信路通信部1
3は、通常、常に受信状態になっており、セルラー通信
路又はPHS通信路を介して情報要求信号を受信した時
には、この情報要求信号は通信路切替部14を介して制
御部16に入力される。このとき、制御部16は、情報
要求信号に応答して、情報記憶部16を検索し、情報要
求信号で指定された情報、例えば、地図情報を読み出
し、読み出した地図情報を複数のパケットに分割し、各
パケットに分割された情報に情報特定データとパケット
特定データが付加された情報を通信路切替部14に送出
する。この場合、制御部16は、情報の種類により何れ
の通信路を用いるかを判定し、この判定結果にしたがっ
た切替指令を通信路切替部14に出力する。この切替指
令により通信路切替部14が通信路を切り替えると、切
り替えられた通信路を介して、要求された情報が順次送
信される。
【0058】なお、情報の種類に対応づけて、何れの通
信路が適切であるかのデータを各情報に関連づけて情報
記憶部15に記憶し、記憶したデータに従って通信路を
選択することで、情報送信時に適切な通信路を選択する
ことができる。
【0059】次に、情報送受信装置1が、要求された情
報を送信中に、情報送受信装置2から通信路切替要求信
号を受信したときには、制御部16は、その時点で、要
求された情報の送信を中断する。このとき、制御部16
は、送信を中断する前まで送信した情報のアドレスを転
送データアドレス記憶部17に記憶すると共に、通信路
切替要求信号で指定された通信路の切り替えを実行す
る。この場合、通信路切替要求信号で指定された通信路
の選択を通信路切替部14に指令すると共に転送データ
アドレス記憶部17に記憶した送信用情報の転送データ
アドレスを読み出し、送信中断直前の転送データアドレ
スを、情報送受信装置2が受信すべき送信用情報の送信
開始位置を示す情報として、送信用情報を情報記憶部1
5から読み出す。また、通信路切替要求信号に、情報送
受信装置2が受信すべき送信用情報の種類や送信開始位
置に関する情報が付加されているときには、この情報に
従った送信用情報を情報記憶部15から読み出す。そし
て、制御部16、読み出した送信用情報を、例えば、複
数のパケットに分割し、各パケットの情報を、通信路切
替部14を介して順次送出する。この場合、例えば、P
HS通信路からセルラー通信路への切り替えが要求され
たときには、セルラー通信路を介して情報が送信され
る。また、送信用情報が即時性のもので、一般性のない
情報であって、衛星通信路での送信が要求されたときに
は、衛星通信路を介して送信用情報が送信されることに
なる。
【0060】このように、本実施形態によれば、通信路
を切り替えるに際して、通信路切替要求信号する受信す
る直前に受信した転送データアドレスあるいは通信路切
替要求信号受信時に送信の完了した送信用情報に関する
転送データアドレスを通信路切替要求信号受信時におけ
る送信用情報の送信状態を示す情報として、転送データ
アドレス記憶部17に記憶し、転送データアドレス17
に記憶された転送データアドレスに従って送信用情報を
生成し、この送信用情報を、通信路切替後に送信するよ
うにしているため、同じ送信情報を再び送ることなく且
つ情報が途切れることなく通信路を切り替えて情報を送
信することができる。この方法は、情報を複数のパケッ
トに分割しなくても通信路を効率的に切り替えることが
できる。
【0061】また、本実施形態によれば、他の通信路を
選択して情報を継続して送信する場合でも、途中まで送
ったデータの次のデータから送信用情報を転送すること
で、データ転送時間や通信費の効率を高めることができ
る。
【0062】一方、情報送受信装置2は、図3に示すよ
うに、放送通信路通信部20、衛星通信路通信部21、
セルラー通信路通信部22、PHS通信路通信部23、
通信路切替部24、通信強度切替部24、通信強度検出
部25、情報記憶部26、制御部27、移動検出部2
8、通知部29、転送データアドレス記憶部30、操作
部31、通信料記憶部32、転送データレート記憶部3
3を備えて構成されている。
【0063】放送通信路通信部20は、受信アンテナ及
び受信器を備えて構成されており、受信した信号(情
報)を通信路切替部24に出力する放送通信路用受信手
段として構成されている。衛星通信路21、セルラー通
信路通信部22、PHS通信路通信部23はそれぞれ送
受信アンテナと送受信器を備えており、各通信部はそれ
ぞれ通信路切替部24に接続されている。衛星通信路通
信部21は、衛星通信路からの信号(情報)受信し、受
信信号を通信路切替部24を介して制御部27へ出力す
ると共に、通信路切替部24からの信号を衛星通信路に
送信する衛星通信路用送受信手段として構成されてい
る。セルラー通信路通信部22は、セルラー通信路から
の信号を受信し、受信した信号を通信路切替部24を介
して制御部27に出力すると共に、通信路切替部24か
らの信号をセルラー通信路に送信するセルラー通信路用
送受信手段として構成されている。PHS通信路通信部
23は、PHS通信路からの信号(情報)を受信し、受
信した信号を通信路切替部24を介して制御部27に出
力すると共に、通信路切替部24からの信号をPHS通
信路に送信するPHS通信路用送受信手段として構成さ
れている。
【0064】通信路切替部24は各通信路からの信号を
通信強度検出部25と制御部27に出力すると共に、制
御部27からの指令に応答して前記4通りの通信路のう
ち指定の通信路を選択し、選択した通信路に信号を送出
する通信路切替手段として構成されている。
【0065】通信強度検出部(通信強度検出器)25
は、各通信路からの信号(情報)を受信したときの受信
電波強度を検出する通信強度検出手段或いは通信路の状
態を検出する通信路状態検出手段として構成されてお
り、検出出力を制御部27に出力するようになってい
る。
【0066】情報記憶部26は、受信した情報、例え
ば、情報送受信装置1から受信した送信用情報及びパケ
ット番号あるいはアドレス番号に関するデータを記憶す
るメモリなどの情報記憶手段として構成されている。
【0067】移動検出部(移動検出器)28は、情報送
受信装置2が搭載された車両が停止中か低速移動中か或
いは高速移動中かを検出する移動検出手段として構成さ
れており、検出出力を制御部27に出力するようになっ
ている。
【0068】通知部29は、通知に関する情報を制御部
27に出力する通知手段として構成されている。
【0069】転送データアドレス記憶部30は、受信し
た送信用情報のデータのうち転送データアドレスを記憶
するメモリなどの転送データアドレス記憶手段として構
成されている。
【0070】操作部31は、運転者の操作に応答して、
必要な情報を要求するための情報を入力する操作手段と
して構成されている。例えば、運転者の操作により、得
たい情報として地図情報が要求されたときには、地図情
報を要求するため情報要求信号を制御部27に出力する
ようになっている。
【0071】通信料記憶部32は、各通信路における通
信料に関するデータを記憶するメモリなどの通信料記憶
手段として構成されている。
【0072】転送データレート記憶部33は、各通信路
における転送データレートに関するデータを記憶するメ
モリなどの転送データレート記憶手段として構成されて
いる。
【0073】制御部(制御回路)27は、操作部31か
らの情報要求信号に応答して、通信路を切り替えるため
の指令(通信路切替指令)を通信路切替部24に出力す
ると共に、情報要求信号を通信路切替部24に出力する
ようになっている。また、制御部27は、通信強度検出
部27の検出出力や移動検出部28の検出出力を応答し
て、通信条件あるいは情報の種類によって通信路を切り
替えるための通信路切替要求信号を生成する通信路切替
要求信号生成手段として構成されている。更に、制御部
27は、通信路切替要求信号を生成するに際しては、転
送データレータ記憶部33、通信料記憶部32内を検索
し、転送データレートや通信料に従って通信路を切り替
えるための通信路切替要求信号を生成するようになって
いる。また制御部27は、通信路切替要求信号を生成す
るに際して、情報記憶部26、転送データアドレス記憶
部30を検索し、通信路切替要求信号に、通信路切替後
に受信すべき送信用情報に関する情報として、例えば、
受信すべき送信用情報の種類に関する情報を付加した
り、受信すべき送信用情報の送信開始位置に関する情報
として、送信用情報に含まれるパケット番号やアドレス
番号を付加したり、あるいは、転送データアドレスを付
加したりするように構成されている。
【0074】上記構成による情報送受信装置2におい
て、最適な通信路を選択して情報要求信号を送信するに
際して、例えば、車両が高速移動中でセルラー通信路か
らの電波強度が大きい場合には、制御部27はセルラー
通信路通信部22を選択するための指令(通信路切替指
令)を通信路切替部24に出力し、通信路をセルラー通
信路に切り替えて、このセルラー通信路を介して情報要
求信号を送信する。
【0075】一方、要求情報量が比較的大きく、車両が
低速移動中あるいは停止中であって、且つPHS通信路
の通信強度がある程度大きいときには、転送データレー
トの大きいPHS通信路を選択するために、制御部27
は、PHS通信路通信部23を選択するための指令を通
信路切替部24に出力し、PHS通信路通信部23を介
して情報要求信号を出力する。
【0076】また、情報送受信装置2の受信による情報
のうち通信強度から受信可能な情報として、衛星通信路
による情報しか得られないときには、衛星通信路通信部
21を選択するために、制御部27は通信路切替部24
に対して衛星通信路通信部21を選択するための指+.令
を出力し、衛星通信路通信部21を介して情報要求信号
を送信する。
【0077】情報送受信装置2から情報要求信号がいず
れかの通信路を介して送信されると、この情報要求信号
は情報送受信装置1によって受信される。情報送受信装
置1が情報要求信号を受信すると、この情報要求信号を
基に、情報送受信装置2から要求された送信用情報が生
成され、生成された送信用情報がいずれかの通信路を介
して、情報送受信装置1から情報送受信装置2に送信さ
れる。このとき、情報送受信装置1が、送信用情報を送
信した通信路として、例えば、セルラー通信路を使用し
たときには、情報送受信装置2は、セルラー通信路を介
して送信用情報を受信することになる。そして受信した
送信用情報は情報送受信装置2の情報記憶部26に順次
記憶される。このとき送信用情報が複数のパケットに分
割された状態で受信されたときには、受信した情報と共
に、受信情報に付加されたパケット番号あるいはアドレ
ス番号に関するデータが順次情報記憶部26に記憶され
る。更に受信した情報に含まれる転送データアドレスも
順次転送データアドレス記憶部30に記憶される。
【0078】次に、情報送受信装置2が要求した情報を
受信中に、移動検出部28の検出により車両が停止状態
にあることが検出されたときに、通信強度検出部25の
検出による各通信路の通信強度のうちPHS通信路の通
信強度が大きい場合には、制御部27は、セルラー通信
路に代えてPHS通信路に切り替えるために、PHS通
信路への通信路切替要求信号を生成し、この通信路切替
要求信号を通信路切替部24、セルラー通信路通信部2
2を介して情報送受信装置1に送信する。このとき、要
求した情報のうちどのパケットまでの情報を受け取った
かを示すために、即ち、通信路切替後に受信すべき送信
用情報の送信開始位置に関する情報として、パケット番
号データあるいはアドレス番号データを通信路切替要求
信号に付加して送信する。また、受信した情報がパケッ
トに分割されていないときを考慮して、受信した情報の
転送データアドレスのうち通信路切替直前の転送データ
アドレスを、受信すべき送信用情報の送信開始位置に関
する情報として通信路切替要求信号に付加して送信する
こともできる。
【0079】情報送受信装置2から送信された通信路切
替要求信号が情報送受信装置1によって受信されると、
情報送受信装置1は、通信路を切り替えるための処理を
実行するとともに、送信用情報のうち送信開始位置の情
報から送信用情報を順次送信する。例えば、情報送受信
装置2に対する通信路をセルラー通信路からPHS通信
路に切り替えるための処理を実行すると共に、情報送受
信装置2が受信完了した情報のパケット番号の次のパケ
ット番号の情報から順次送信用情報を送信する。これに
より、情報送受信装置2は、PHS通信路からの情報を
PHS通信路通信部23を介して受信することになり、
通信路が切り替わっても、情報送受信装置1からの送信
用情報を途切れることなく受信することができる。
【0080】次に、情報送受信装置2がPHS通信路を
介して送信用情報を受信している際に、通信が遮断され
たり、あるいは、通信強度検出部25によって通信強度
が弱いと検出されたりした場合には、制御部27は、通
信強度の強い通信路に通信路を変更するための通信路切
替要求信号を生成し、この通信路切替要求信号をPHS
通信路を介して情報送受信装置1に送信する。なお、P
HS通信路が完全に遮断されてPHS通信路から送信で
きないときには、他の通信路を選択し、選択した通信路
を介して再度通信路切替要求信号を情報送受信装置1に
送信する。このとき、制御部27は、受信すべき送信用
情報(要求する情報)の種類と共に、通信が遮断される
直前のパケット番号データあるいは通信路を切り替える
前に受信の完了した情報のパケット番号データを、通信
路切替要求信号に付加して情報送受信装置1に送信す
る。
【0081】情報送受信装置2から送信された通信路切
替要求信号を情報送受信装置1が受信すると、情報送受
信装置1は、指定された情報を指定されたパケットから
指定された送信路を用いて順次送受信装置2に送信す
る。
【0082】このように、情報送受信装置2が要求した
送信用情報を受信中に、通信路の状態や車両の状態によ
って通信路を切り替える必要が生じた場合でも、通信路
切替要求信号に送信用情報の種類やパケット番号データ
を付加する処理を、要求した送信用情報の受信が完了す
るまで継続して行うことで、車両が移動中あるいは停止
中であっても、転送時間、通信コストを常に最適化して
必要な情報を継続して受信することができる。
【0083】なお、通信強度検出部25を通信路切替部
24に接続するものについて説明したが、各通信路の通
信強度を個別に検出する場合、各放送通信路通信部2
0、衛星通信路通信部21、セルラー通信路通信部2
2、PHS通信路通信部23に個別に通信強度検出部を
設けることもできる。
【0084】また、情報特定データ付加部18とパケッ
ト特定データ付加部19をそれぞれ制御部16に接続す
るものについて説明したが、各データ付加部18、19
の処理によるデータは送信用情報に付加すればよいの
で、情報特定データ付加部18とパケット特定データ付
加部19をそれぞれ情報記憶部15と制御部16との間
に設ける構成を採用することもでき、また、情報特定デ
ータ付加部18とパケット特定データ付加部19を制御
部16と通信路切替部14との間に設ける構成を採用す
ることもできる。さらに、情報特定データ付加部18と
パケット特定データ付加部19を情報記憶部15内に設
けることもできると共に、情報記憶部15に記憶された
送信用情報に、予め情報特定データやパケット特定デー
タを付加する構成を採用することもできる。
【0085】次に、情報送受信装置1と情報送受信装置
2との間で、パケットに分割された送信用情報の授受が
行われているときに、通信路を切り替えるときの具体的
動作を図4に従って説明する。
【0086】まず、(a)に示すように、情報要求信号
40を、PHS通信路を用いて情報送受信装置1から情
報送受信装置1側に送信したときに、この情報要求信号
40を情報送受信装置1が受信すると、情報送受信装置
1の制御部16により情報要求信号40に従って情報記
憶部15が検索され、情報記憶部15から必要な情報
(例えば、地図情報)が読み出される。そして読み出さ
れた送信用情報には情報の内容を特定するための情報特
定データ44として、(b)に示すように、例えば、
「507」が付加されると共に、送信用情報が複数のパケ
ットに分割される。例えば、送信用情報は、情報データ
46、48、50に分割され、各情報データ46、4
8、50には、各情報データのパケット番号を示すパケ
ット特定データ45、47、49として、例えば、「0
01」、「002」、「003」が付加される。そしてこれ
らの送信用情報は、(c)に示すように、情報特定デー
タ44がPHS通信路を介して送信される。その後、パ
ケット特定データ45が送信され、続いて情報データ4
6が送信される。同様にして、パケット特定データ4
7、情報データ48が順次PHS通信路を介して送信さ
れる。これらの送信用情報が情報送受信装置2によって
受信されると、送信用情報は順次情報記憶部26に記憶
される。
【0087】情報送受信装置2が情報送受信装置1から
の送信用情報を受信している過程で、タイミング53に
示すように、通信強度検出部25によりPHS通信路の
通信路状態が悪化したことが検出されると、制御部27
の処理により通信路をPHS通信路からセルラー通信路
へ切り替えるための通信路切替要求信号41が生成さ
れ、この通信路切替要求信号41がPHS通信路を介し
て情報送受信装置1に送信される。このとき通信路切替
要求信号41には、通信路切替後に受信すべき送信用情
報に関する情報として、情報の種類を特定した情報特定
データ42として、例えば、「507」が付加されるとと
もに、送信開始位置に関する情報として、パケット特定
データ43、例えば、「002」が付加される。
【0088】情報送受信装置1が通信路切替要求信号4
1を受信すると、タイミング54に示すように、情報送
受信装置1は、PHS通信路による送信用情報の送信を
停止する。
【0089】この後、情報送受信装置1は、タイミング
55に示すように、通信路切替要求信号41に付加され
た情報特定データ42、パケット特定データ43に従っ
て送信用情報として情報データ48、50……を生成
し、この情報データ48にパケット特定データ47とし
て、「002」を付加し、情報データ50にパケット特定
データ49として、「003」をそれぞれ付加する。そし
て、パケットに分割された送信用情報として、パケット
特定データ47、情報データ48、パケット特定データ
49、情報データ50をセルラー通信路58を介して順
次送信する。
【0090】これらの送信用情報を情報送受信装置2が
受信すると、情報送受信装置2は、タイミング53で受
信できなかった情報データ48をタイミング55以降で
受信出来ることになる。
【0091】このように、本実施形態においては、情報
送受信装置2が情報データ48を受信中に、PHS通信
路の通信路状態が悪化し、情報データ48を全て受信で
きないときでも、通信路切替要求信号41に情報特定デ
ータ42とパケット特定データ43を付加して送信する
ことで、通信状態の良いセルラー通信路を介して情報デ
ータ48を受信することができ、通信路の通信状態が悪
くて通信路を変更しても、送信用情報を継続して受信す
ることができる。
【0092】なお、各通信路において瞬時のみ通信路状
態が悪化した場合には、各通信路における通信プロトコ
ルなどで再転送やデータ修復が行われる。
【0093】次に、通信強度検出部25の他の実施形態
を図5に従って説明する。
【0094】通信強度検出部25は、パラメータ比較部
65とパラメータ基準記憶部66を備えて構成されてお
り、パラメータ比較部65が制御部27とパラメータ基
準記憶部66に接続されていると共に各通信部21、2
2、23に接続されている。パラメータ基準記憶部66
は、各通信路における通信路パラメータの基準データを
記憶する通信路パラメータ基準データ記憶手段として、
各通信路における電界強度の基準値あるいは各通信路お
ける受信データの誤り率に関する基準データを記憶する
ようになっている。このパラメータ基準データ記憶部6
6に記憶された基準データは各通信路における通信限界
の強度よりも高い電界強度の基準データあるいは通信路
における受信データの誤り率の限界値よりも高い誤り率
に関する基準データが記憶されている。そして、パラメ
ータ比較部65は、各通信路の受信強度(通信強度)と
して、各通信路における電界強度に関する情報あるいは
各通信路における受信データの誤り率に関する情報を入
力すると共に、パラメータ基準記憶部66に記憶された
限界強度基準データあるいは受信データの誤り率の基準
データとを比較し、比較結果を制御部27に出力するよ
うになっている。
【0095】制御部27は、通信強度検出部25の比較
結果を基に通信路を切り替えるようになっている。すな
わち、各通信路における電界強度に関する情報あるいは
各通信路における受信データの誤り率に関する情報がそ
れぞれ基準データを超えたときに、通信路の切り替えが
実行される。この場合、制御部27において通信路の切
り替えを制御するに際して、各通信路における電界強度
あるいは受信データの誤り率が基準データを越えたこと
を条件として通信路の切り替えを制御することで、通信
が遮断される前に他の通信路に切り替えることができ
る。
【0096】本実施形態によれば、情報送受信装置1と
情報送受信装置2との間で情報の授受を行っているとき
に、情報送受信装置2が搭載された車両が移動していた
り、車両が通信している通信路の範囲外に出た場合に
も、他の通信路を選択して情報の授受ができるため、情
報が途中で遮断するのを防止することができる。
【0097】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、通信路を切り替えるに際して、通信路切替要求信号
する受信する直前に受信した転送データアドレスあるい
は通信路切替要求信号受信時に送信の完了した送信用情
報に関する転送データアドレスを通信路切替要求信号受
信時における送信用情報の送信状態を示す情報として、
転送データアドレス記憶部17に記憶し、転送データア
ドレス17に記憶された転送データアドレスに従って送
信用情報を生成し、この送信用情報を、通信路切替後に
送信するようにしているため、同じ送信情報を再び送る
ことなく且つ情報が途切れることなく通信路を切り替え
て情報を送信することができる。
【0098】更に、本実施形態によれば、送信用情報を
複数のパケットに分割し、各情報に情報特定データとパ
ケット特定データを付加して送信し、情報送受信装置2
から送信される通信路切替要求信号に、送信用情報に含
まれる情報特定データとパケット特定データを、受信す
べき送信用情報の種類と送信開始位置に関する情報とし
て付加することで、情報送受信装置1においては、通信
路切替後の送信用情報として、通信路切替要求信号で指
定された情報特定データとパケット特定データに従って
送信用情報を送信することで、情報が途切れることなく
通信路を効率的に切り替えて送信用情報を送信すること
ができるともに、通信路を切り替えても、情報が途切れ
ることなく、情報送受信装置1、2間で情報の授受を行
うことができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の送受信装置と第2の送受信装置との間で情報の授
受を行っているときに、第2の送受信装置において通信
路の切り替えを要求するときには、通信路切替要求信号
を第1の送受信装置に対して送信するか、あるいは通信
路切替後に受信すべき送信用情報に関する情報を付加し
た通信路切替要求信号を第1の送受信装置に対して送信
し、通信路切替要求信号を受信した第1の送受信装置
が、第2の送受信装置に対する通信路を他の通信路に切
り替えるとともに、通信路切替要求信号受信時の送信用
情報の送信状態に基づいて生成した送信用情報あるいは
通信路切替要求信号で指定された送信用情報を、切り替
えた通信路を介して順次送信するようにしているため、
通信路を切り替えても情報が途切れることなく送受信装
置間で情報の授受を継続することができる。
【0100】また、第2の送受信装置から第1の送受信
装置通信路切替要求信号を送信するに際して、通信路切
り替え後に受信すべき送信用情報の送信開始位置に関す
る情報を通信路切替要求信号に付加して送信し、第1の
送受信装置において、通信路切替要求信号で指定された
送信開始位置の送信用情報から順次送信要情報を送信す
ることで、情報が途切れるのをより確実に防止すること
ができる。
【0101】さらに、第2の送受信装置から第1の送受
信装置に対して通信路切替要求信号を送信するに際し
て、通信路切替要求信号に受信可能な通信路に関する情
報を付加して送信し、第1の送受信装置において、通信
路切替要求信号で指定された他の通信路に切り替えるこ
とで情報が途切れるのをより確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成
図である。
【図2】親局を構成する情報送受信装置のブロック構成
図である。
【図3】車両に搭載された情報送受信装置の構成を示す
ブロック構成図である。
【図4】情報送受信装置間で情報の授受を行うときの動
作及び通信路の切り替えを行うときの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】通信強度検出部の他の実施形態を示すブロック
構成図である。
【符号の説明】
1、2 情報送受信装置 3 情報中継衛星基地局 4 情報中継セルラー基地局 5 情報中継PHS基地局 8、9 情報中継地上波放送基地局 10 放送通信路通信部 11 衛星通信路通信部 12 セルラー通信路通信部 13 PHS通信路通信部 14 通信路切替部 15 情報記憶部 16 制御部 17 転送データアドレス記憶部 18 情報特定データ付加部 19 パケット特定データ付加部 20 放送通信路通信部 21 衛星通信路通信部 22 セルラー通信路通信部 23 PHS通信路通信部 24 送信路切替部 25 通信強度検出部 26 情報記憶部 27 制御部 28 移動検出部 29 通知部 30 転送データアドレス記憶部 31 操作部 32 通信料記憶部 33 転送データレート記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA23 BB03 BB04 BB21 CC08 DD11 DD51 EE04 EE07 EE10 EE12 FF02 HH23 JJ35 KK15 5K072 AA01 AA22 AA23 AA29 BB02 BB13 BB22 BB25 DD01 DD11 DD15 EE04

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用情報を記憶するとともに、複数の
    通信路を介して情報を受信し、受信した情報を基に送信
    用情報を前記いずれかの通信路に送信する第1の送受信
    装置と、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
    信装置と情報の授受を行う第2の送受信装置とを備え、
    前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路を介し
    て前記第1の送受信装置から送信用情報を受信している
    ときに、通信路の切り替えを要求するときには、前記い
    ずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に対し
    て、通信路切替要求信号を送信してなり、前記第1の送
    受信装置は、前記通信路切替要求信号を受信したことを
    条件に、前記第2の送受信装置に対する通信路を他の通
    信路に切り替えるとともに、前記通信路切替要求信号を
    受信したときの送信用情報の送信状態に基づいて生成し
    た送信用情報を前記切り替えた通信路を介して順次送信
    してなる情報送受信システム。
  2. 【請求項2】 送信用情報を記憶するとともに、複数の
    通信路を介して情報を受信し、受信した情報を基に送信
    用情報を前記いずれかの通信路に送信する第1の送受信
    装置と、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
    信装置と情報の授受を行う第2の送受信装置とを備え、
    前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路を介し
    て前記第1の送受信装置から送信用情報を受信している
    ときに、通信路の切り替えを要求するときには、前記い
    ずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に対し
    て、通信路切替後に受信すべき送信用情報に関する情報
    を付加した通信路切替要求信号を送信してなり、前記第
    1の送受信装置は、前記通信路切替要求信号を受信した
    ことを条件に、前記第2の送受信装置に対する通信路を
    他の通信路に切り替えるとともに、前記通信路切替要求
    信号で指定された送信用情報を前記切り替えた通信路を
    介して順次送信してなる情報送受信システム。
  3. 【請求項3】 送信用情報を記憶するとともに、複数の
    通信路を介して情報を受信し、受信した情報を基に送信
    用情報を前記いずれかの通信路に送信する第1の送受信
    装置と、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
    信装置と情報の授受を行う第2の送受信装置とを備え、
    前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路を介し
    て前記第1の送受信装置から送信用情報を受信している
    ときに、通信路の切り替えを要求するときには、前記い
    ずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に対し
    て、通信路切替後に受信すべき送信用情報の送信開始位
    置に関する情報を付加した通信路切替要求信号を送信し
    てなり、前記第1の送受信装置は、前記通信路切替要求
    信号を受信したことを条件に、前記第2の送受信装置に
    対する通信路を他の通信路に切り替えるとともに、前記
    通信路切替要求信号で指定された送信開始位置の送信用
    情報から前記切り替えた通信路を介して順次前記送信用
    情報を送信してなる情報送受信システム。
  4. 【請求項4】 送信用情報を記憶するとともに、複数の
    通信路を介して情報を受信し、受信した情報を基に送信
    用情報を前記いずれかの通信路に送信する第1の送受信
    装置と、前記いずれかの通信路を介して前記第1の送受
    信装置と情報の授受を行う第2の送受信装置とを備え、
    前記第2の送受信装置は、前記いずれかの通信路を介し
    て前記第1の送受信装置から送信用情報を受信している
    ときに、通信路の切り替えを要求するときには、前記い
    ずれかの通信路を介して前記第1の送受信装置に対し
    て、通信路切替後に受信すべき送信用情報の送信開始位
    置に関する情報と受信可能な通信路に関する情報を付加
    した通信路切替要求信号を送信してなり、前記第1の送
    受信装置は、前記通信路切替要求信号を受信したことを
    条件に、前記第2の送受信装置に対する通信路を前記通
    信路切替要求信号で指定された他の通信路に切り替える
    とともに、前記通信路切替要求信号で指定された送信開
    始位置の送信用情報から前記切り替えた通信路を介して
    順次前記送信用情報を送信してなる情報送受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第1の送受信装置と前記第2の送受
    信装置は両者の間で情報の授受を行うときの通信路とし
    て、衛星通信路、セルラー通信路、PHS通信路を含む
    双方向無線通信路と、衛星放送通信路、地上波放送通信
    路を含む放送通信路と、電話回線通信路を含む有線通信
    路とを備え、前記第1の送受信装置は、送信時の通信路
    として、前記双方向無線通信路と前記放送通信路のうち
    いずれかの通信路を選択し、受信時の通信路として、前
    記双方向無線通信路と前記有線通信路のうちいずれかの
    通信路を選択してなり、前記第2の送受信装置は、送信
    時の通信路として、前記双方向無線通信路と前記有線通
    信路のうちいずれかの通信路を選択し、受信時の通信路
    として前記双方向無線通信路と前記放送通信路のうちい
    ずれかの通信路を選択してなることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の情報送受信システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の送受信装置は、前記送信用情
    報を送信するときに、前記送信用情報のパケット番号ま
    たはアドレス番号に関するデータを前記送信用情報に関
    連付けて記憶する転送データアドレス記憶手段を備えて
    なることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の情報送受信システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の送受信装置は、前記送信用情
    報を受信するときに、前記送信用情報のパケット番号ま
    たはアドレス番号に関するデータを前記送信用情報に関
    連付け記憶する転送データアドレス記憶手段を備えてな
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6
    記載の情報送受信システム。
  8. 【請求項8】 前記第2の送受信装置は、前記各通信路
    の状態を検出する通信路状態検出手段と、この通信路状
    態検出手段の検出出力に基づいて通信路切替要求信号を
    生成する通信路切替要求信号生成手段と、前記通信路切
    替要求信号を前記いずれかの通信路から送信する送信手
    段とを備えてなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の情報送受信システム。
  9. 【請求項9】 前記通信路状態検出手段は、前記各通信
    路を介して前記第1の送受信装置から情報を受信したと
    きの受信電波強度を検出する通信強度検出手段であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の情報送受信システム。
  10. 【請求項10】 前記第2の送受信装置は、前記第2の
    送受信装置が搭載された移動体の移動状態を検出する移
    動検出手段と、この移動検出手段の検出出力に基づいて
    通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成
    手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通信
    路から送信する送信手段とを備えてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載
    の情報送受信システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の送受信装置は、前記各通信
    路の通信のデータ転送レートに関するデータを記憶する
    転送データレート記憶手段と、この転送データレート記
    憶手段に記憶されたデータ転送レートに基づいて通信路
    切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成手段
    と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通信路か
    ら送信する送信手段とを備えてなることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記
    載の情報送受信システム。
  12. 【請求項12】 前記第2の送受信装置は、前記各通信
    路の通信料に関するデータを記憶する通信料記憶手段
    と、この通信料記憶手段に記憶された通信料に基づいて
    通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成
    手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの通信
    路から送信する送信手段とを備えてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10ま
    たは11記載の情報送受信システム。
  13. 【請求項13】 前記第2の送受信装置は、前記各通信
    路の状態を検出する通信路状態検出手段と、前記第2の
    送受信装置が搭載された移動体の移動状態を検出する移
    動検出手段と、前記各通信路の通信のデータ転送レート
    に関するデータを記憶する転送データレート記憶手段
    と、前記各通信路の通信料に関するデータを記憶する通
    信料記憶手段のうち少なくとも2つ以上を備えていると
    ともに、、前記通信路状態検出手段の検出出力と前記移
    動検出手段の検出出力と前記転送データレート記憶手段
    に記憶されたデータ転送レートおよび前記通信料記憶手
    段に記憶された通信料のうち少なくとも2つ以上に基づ
    いて通信路切替要求信号を生成する通信路切替要求信号
    生成手段と、前記通信路切替要求信号を前記いずれかの
    通信路から送信する送信手段とを備えてなることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の情
    報送受信システム。
  14. 【請求項14】 前記第1の送受信装置は、送信用情報
    を記憶する情報記憶手段と、情報記憶手段に記憶された
    送信用情報をコンテンツ情報として複数のパケットに分
    割する分割手段と、各パケットに分割された情報に各情
    報の内容を特定する情報特定データを付加する情報特定
    データ付加手段と、各パケットに分割された情報に各パ
    ケットを特定するパケット特定データを付加するパケッ
    ト特定データ付加手段と、各パケットに分割された情報
    に前記情報特定データと前記パケット特定データが付加
    された情報をパケット毎に順次送信用情報として前記い
    ずれかの通信路に送信する送信手段とを備えてなり、前
    記第2の送受信装置の通信路切替要求信号生成手段は、
    通信路切替要求信号生成時に、前記第1の送受信装置か
    ら受信した送信用情報に含まれる情報特定データとパケ
    ット特定デ−タを受信すべき送信用情報に関する情報と
    して前記通信路切替要求信号に付加してなることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12または13記載の情報送受信システム。
  15. 【請求項15】 前記通信強度検出手段は、前記各通信
    路における通信路パラメータの基準データを記憶する通
    信路パラメータ基準データ記憶手段と、前記各通信路か
    ら入力された各通信路に関する通信路パラメータと前記
    各通信路における通信路パラメータの基準データとを比
    較し、この比較結果を出力するパラメータ比較手段とを
    備えてなることを特徴とする請求項9記載の情報送受信
    システム。
  16. 【請求項16】 前記通信路パラメータ基準データ記憶
    手段は、前記各通信路における通信路パラメータの基準
    データとして前記各通信路の通信限界よりも高い通信路
    パラメータを記憶してなることを特徴とする請求項15
    記載の情報送受信システム。
  17. 【請求項17】 送信用情報を送信する親局から複数の
    通信路のうちいずれかの通信路を介して送信用情報を受
    信する受信手段と、この受信手段の受信による送信用情
    報を記憶する情報記憶手段と、前記受信手段の受信によ
    る送信用情報の通信路を他の通信路に切り替えるための
    通信路切替要求信号として通信路切替後に受信すべき送
    信用情報に関する情報を付加した通信路切替要求信号を
    生成する通信路切替要求信号生成手段と、この通信路切
    替要求信号生成手段の生成による通信路切替要求信号を
    前記いずれかの通信路を介して前記親局に送信する送信
    手段とを備えてなる情報送受信装置。
  18. 【請求項18】 送信用情報を送信する親局と複数の通
    信路のうちいずれかの通信路を介して送信用情報を受信
    する受信手段と、この受信手段の受信による送信用情報
    を記憶する情報記憶手段と、前記受信手段の受信による
    送信用情報の通信路を他の通信路に切り替えるための通
    信路切替要求信号として通信路切替後に受信すべき送信
    用情報の送信開始位置に関する情報を付加した通信路切
    替要求信号を生成する通信路切替要求信号生成手段と、
    この通信路切替要求信号生成手段の生成による通信路切
    替要求信号を前記いずれかの通信路を介して前記親局に
    送信する送信手段とを備えてなる情報送受信装置。
  19. 【請求項19】 送信用情報を送信する親局と複数の通
    信路のうちいずれかの通信路を介して送信用情報を受信
    する受信手段と、この受信手段の受信による送信用情報
    を記憶する情報記憶手段と、前記受信手段の受信による
    送信用情報の通信路を他の通信路に切り替えるための通
    信路切替要求信号として通信路切替後に受信すべき送信
    用情報の送信開始位置に関する情報と受信可能な通信路
    に関する情報を付加した通信路切替要求信号を生成する
    通信路切替要求信号生成手段と、この通信路切替要求信
    号生成手段の生成による通信路切替要求信号を前記いず
    れかの通信路を介して前記親局に送信する送信手段とを
    備えてなる情報送受信装置。
  20. 【請求項20】 前記各通信路の状態を検出する通信路
    状態検出手段を備え、前記通信路切替要求信号生成手段
    は、前記通信路状態検出手段の検出出力に基づいて通信
    路切替要求信号を生成してなることを特徴とする請求項
    17、18または19記載の情報送受信装置。
  21. 【請求項21】 移動体の移動状態を検出する移動検出
    手段を備え、前記通信路切替要求信号生成手段は、前記
    移動検出手段の検出出力に基づいて通信路切替要求信号
    を生成してなることを特徴とする請求項17、18、1
    9または20記載の情報送受信装置。
  22. 【請求項22】 前記各通信路の通信のデータ転送レー
    トに関するデータを記憶する転送データレート記憶手段
    を備え、前記通信路切替要求信号生成手段は、前記転送
    データレート記憶手段に記憶されたデータ転送レートに
    基づいて通信路切替要求信号を生成してなることを特徴
    とする請求項17、18、19、20または21記載の
    情報送受信装置。
  23. 【請求項23】 前記各通信路の通信料に関するデータ
    を記憶する通信料記憶手段を備え、前記通信路切替要求
    信号生成手段は、前記通信料記憶手段に記憶された通信
    料に基づいて通信路切替要求信号を生成してなることを
    特徴とする請求項17、18、19、20、21または
    22記載の情報送受信装置。
  24. 【請求項24】 前記通信路切替要求信号生成手段は、
    前記受信手段の受信による送信用情報が複数のパケット
    に分割され、各パケットに分割された情報に各情報の内
    容を特定する情報特定データと各パケットを特定するパ
    ケット特定データが付加されているときには、通信路切
    替要求信号生成時に、前記親局から受信した送信用情報
    に含まれる情報特定データとパケット特定デ−タを受信
    すべき送信用情報に関する情報として前記通信路切替要
    求信号に付加してなることを特徴とする請求項17、1
    8、19、20、21、22または23記載の情報送受
    信装置。
  25. 【請求項25】 前記通信路状態検出手段は、前記各通
    信路を介して前記親局から情報を受信したときの受信電
    波強度を検出する通信強度検出手段であることを特徴と
    する請求項20記載の情報送受信装置。
  26. 【請求項26】 前記通信強度検出手段は、前記各通信
    路における通信路パラメータの基準データを記憶する通
    信路パラメータ基準データ記憶手段と、前記各通信路か
    ら入力された各通信路に関する通信路パラメータと前記
    各通信路における通信路パラメータの基準データとを比
    較し、この比較結果を出力するパラメータ比較手段とを
    備えてなることを特徴とする請求項25記載の情報送受
    信装置。
  27. 【請求項27】 前記通信路パラメータ基準データ記憶
    手段は、前記各通信路における通信路パラメータの基準
    データとして前記各通信路の通信限界よりも高い通信路
    パラメータを記憶してなることを特徴とする請求項26
    記載の情報送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106772A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Nec Corporation 通信装置、通信方法及びプログラム

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