JP2000228628A - レベル変換回路 - Google Patents
レベル変換回路Info
- Publication number
- JP2000228628A JP2000228628A JP11029017A JP2901799A JP2000228628A JP 2000228628 A JP2000228628 A JP 2000228628A JP 11029017 A JP11029017 A JP 11029017A JP 2901799 A JP2901799 A JP 2901799A JP 2000228628 A JP2000228628 A JP 2000228628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- supply voltage
- node
- level
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
高速な動作特性を有するレベル変換回路を提供する。 【解決手段】入力信号SINのレベル変化に応じてインバ
ータINV1の出力ノードND1のレベルを設定し、ト
ランジスタNT4とNT5に互いに逆相の電流を発生
し、ノードND2とND3のレベルを制御し、トランジ
スタPT2とPT3からなるラッチ回路により保持す
る。ノードND2とND1の信号により出力回路20の
トランジスタPT7とNT11を駆動し、出力ノードN
D5のレベルを制御し、電源電圧VDDにより振幅が制御
された入力信号SINのレベルを電源電圧VDD0 に応じて
変換し、ノードND2とND1間のキャパシタCB のス
イッチング電流によりノードND2の寄生容量の充放電
電流を補うので、スイッチング特性を改善でき、且つ低
消費電力でレベル変換を実現可能である。
Description
動作する回路間に設けられ、一の電源電圧で動作する回
路の出力信号のレベルを他の電源電圧で動作する回路に
適応可能なレベルに変換するレベル変換回路に関するも
のである。
乗に比例するので、低消費電力化を実現するために低電
源電圧化がもっとも有効な手段である。しかし、回路の
動作速度などの諸条件によって低電源電圧化を実現でき
ない回路部分もある。また、低電源電圧化が行われてい
ない従来の半導体装置と接続して動作することもしばし
ばある。このような場合、異なる電源電圧で動作する回
路において、それぞれの信号レベルはその回路の電源電
圧によって決まるので、一の電源電圧で動作する回路の
出力信号をレベル変換回路を介してレベルを変換してか
ら他の電源電圧で動作する回路に入力しなければならな
い。
制できるレベル変換回路が望まれている。このため、レ
ベル変換による直流電流の発生を防止できる種々のレベ
ル変換回路が提案されている。図6は従来のレベル変換
回路の一例を示している。このレベル変換回路は、内部
電源電圧VDDで動作する回路の信号レベルを外部電源電
圧VDD0 で動作する他の回路に適応可能はレベルに変換
して出力する。なお、ここで内部電源電圧VDDを、例え
ば、1.2V〜2.0Vの範囲内にあるとし、外部電源
電圧VDD0 を、例えば、3.3Vとする。即ち、図6に
示すレベル変換回路は、振幅が1.2V〜2.0Vの入
力信号を振幅3.3Vの信号に変換することができる。
おいて、pMOSトランジスタPT1とnMOSトラン
ジスタNT1によりインバータが構成され、pMOSト
ランジスタPT6とnMOSトランジスタNT6,NT
7,NT8によりもう一つのインバータが構成されてい
る。トランジスタNT7とNT8は、それぞれダイオー
ド接続され、ノードND4のバイアス電位を設定する。
なお、これらのインバータは、電源電圧VDDで動作す
る。pMOSトランジスタPT2とPT3によりラッチ
回路が構成され、当該ラッチ回路におけるノードND2
の信号により、出力用トランジスタPT7を駆動する。
トランジスタPT2とpMOSトランジスタPT4、n
MOSトランジスタNT2,NT4は直列接続され、ま
た、トランジスタPT3とpMOSトランジスタPT
5、nMOSトランジスタNT3,NT5は直列接続さ
れている。トランジスタPT2とPT3で構成されたラ
ッチ回路は、トランジスタNT4およびNT5により発
生された互いに逆相する電流I1 とI2 によって駆動さ
れる。
り決まり、例えば、1.2V〜2.0Vの範囲内にあ
る。本例のレベル変換回路によって、入力信号SINのレ
ベルが変換され、例えば、電源電圧VDD0 で動作する回
路に適応できるように、振幅が3.3Vの信号SOUT に
変換される。
ンジスタPT1とNT1からなるインバータに入力さ
れ、その反転信号がノードND1に出力される。トラン
ジスタNT4のゲートに入力信号SINが入力され、トラ
ンジスタNT5のゲートには、インバータの出力信号、
即ち、入力信号SINの反転信号が入力される。このた
め、トランジスタNT4、NT5には入力信号SINに応
じてそれぞれ逆相の電流が流れる。これらのトランジス
タのドレイン電流は、トランジスタPT2とPT3にそ
れぞれ入力されるので、トランジスタPT2とPT3で
構成されたラッチ回路は入力信号SINに応じてスイッチ
ングが行われ、ノードND2とノードND3の電圧レベ
ルはそれぞれ決まる。
ルのとき、ノードND1がローレベルに保持され、トラ
ンジスタNT4にはトランジスタNT5より大きな電流
が流れる(I1 >I2 )。このため、ラッチ回路を構成
するトランジスタPT2がオフし、トランジスタPT3
がオンし、ノードND2がローレベルに保持され、ノー
ドND3はハイレベルに保持される。
用トランジスタPT7が駆動される。トランジスタPT
7のドレイン電源電圧VDD0 、例えば、3.3Vに保持
されているので、トランジスタPT7がオンする。ま
た、トランジスタPT8がオンし、ノードND1がロー
レベルにあるので、トランジスタNT11がオフとな
る。このため、出力ノードND5に接続されている負荷
容量CL は電源電圧VDD0、トランジスタPT7,PT
8の経路を流れる電流によって電源電圧VDD0 近くまで
充電される。
ND1がハイレベルに保持される。このとき、トランジ
スタNT4にはトランジスタNT5より小さい電流が流
れる(I1 <I2 )ので、ラッチ回路を構成するトラン
ジスタPT2がオンし、トランジスタPT3がオフし、
ノードND2はハイレベル、ノードND3はローレベル
に保持される。このため、トランジスタPT7がオフす
る。また、ノードND1がハイレベルなので、トランジ
スタNT10とNT11がともにオンし、負荷容量CL
は、トランジスタNT10,NT11を介して共通電位
VSS側に放電される。やがて、出力ノードND5はほぼ
共通電位VSSに保持される。
よって、例えば、電源電圧VDDにより決定された入力信
号SINの振幅レベルが変換され、電源電圧VDD0 で動作
する回路に十分適応可能な信号SOUT が出力される。本
例のレベル変換回路を用いることで、動作電源電圧の異
なる回路間に信号の入出力を行うことができる。また、
レベル変換回路における直流電流の発生が抑制され、低
消費電力で信号レベルの変換を実現できる。
来のレベル変換回路では、外部の負荷容量、例えば、図
6に示す負荷容量CL を駆動するために、出力用トラン
ジスタPT7のゲート幅を大きくしなければならない。
これによって、トランジスタPT7のゲート端子の寄生
容量が大きくなる。即ち、ノードND2の寄生容量が大
きくなるので、トランジスタPT2とPT3で構成され
たラッチ回路の切り換え速度が低下してしまう。このた
め、高周波数の入力信号に対して正しくレベル変換を行
うことができなくなるという不利益がある。
Hzの入力信号SINが入力された場合のレベル変換回路
の各ノードの電位および出力信号SOUT を示している。
図7は電源電圧VDDが1.2V、図8は電源電圧VDDが
2.0Vの場合の信号波形をそれぞれ示している。
Vの場合に、入力信号SINのレベルは、交互に0Vと
1.2Vになる。これに応じてノードND1に入力信号
SINの論理反転レベルの信号が出力される。しかし、ノ
ードND2の信号レベルは、入力信号SINのレベル変化
に追従できず、トランジスタPT2とPT3からなるラ
ッチ回路は正常にスイッチングを行うことができない。
このため、ノードND2の信号レベルによって、出力用
トランジスタPT7が十分駆動されることができず、出
力信号SOUT のレベルは十分に振り切れなくなる。
Vの場合に、入力信号SINの振幅が2.0Vに増加した
ことにより、トランジスタNT4とNT5に流れる電流
が増加し、ラッチ回路の切り換え速度が改善される。し
かし、ラッチ回路の切り換えに伴い、ノードND2とN
D3の電圧レベルはクロスすることができない。このた
め、出力信号SOUT の振幅は完全に振り切ることができ
ない。
り換え速度を改善するために、nMOSトランジスタN
T4とNT5およびラッチ回路を構成するpMOSトラ
ンジスタPT2とPT3のゲート幅を大きくし、スイッ
チング動作のときこれらのトランジスタを流れる電流を
大きくする方法がある。しかし、トランジスタPT2と
PT3のゲート幅の増加は、ノードND2の寄生容量の
増加を招く。また、回路のスイッチング電流の増加によ
り消費電流が大幅に増えるが、ノードND2の寄生容量
が増加するため、スイッチング速度の改善にはそれほど
効果が期待できない。
のであり、その目的は、低消費電力で信号レベルの変換
を実現できるレベル変換回路を提供することにある。
め、本発明のレベル変換回路は、第1の電源電圧によっ
て振幅が決定された入力信号のレベルを上記第1の電源
電圧と異なる第2の電源電圧に応じたレベルに変換する
レベル変換回路であって、上記入力信号と当該入力信号
と逆相する反転信号に応じて、互い逆相する第1と第2
の電流を出力する第1と第2の電流発生回路と、第1の
ノードと上記第1の電流の出力端子との間に直列接続さ
れ、制御端子にバイアス電圧が印加され、チャネル導電
型の異なる第1と第2のトランジスタと、第2のノード
と上記第2の電流の出力端子との間に直列接続され、制
御端子に上記バイアス電圧が印加され、チャネル導電型
の異なる第3と第4のトランジスタと、上記第2の電源
電圧を動作電源電圧として、上記第1および第2のノー
ドに接続され、上記第1および第2の電流に応じて当該
第1および第2のノードの電位を保持するレベル保持回
路と、上記第2の電源電圧の供給線と基準電位線との間
に接続され、上記第1のノードの電圧に応じて、上記第
2の電源電圧で振幅が決定される出力信号を出力する出
力回路と、上記第1のノードと上記反転信号を供給する
信号線との間に接続されているキャパシタとを有する。
電流発生回路は、上記第1の電流出力端子と基準電位線
との間に接続され、制御端子に上記入力信号が印加され
る第1の電流発生用トランジスタを有し、上記第2の電
流発生回路は、上記第2の電流出力端子と上記基準電位
線との間に接続され、制御端子に上記反転信号が印加さ
れる第2の電流発生用トランジスタを有し、上記レベル
保持回路は、上記第2の電源電圧の供給線と上記第1の
ノードとの間に接続され、制御端子が上記第2のノード
に接続されている第1のレベル保持用トランジスタと、
上記第2の電源電圧の供給線と上記第2のノードとの間
に接続され、制御端子が上記第1のノードに接続されて
いる第2のレベル保持用トランジスタとを有する。
路は、上記第2の電源電圧の供給線と出力端子との間に
接続され、制御端子が上記第1のノードに接続されてい
る第1の出力用トランジスタと、上記出力端子と上記基
準電位線との間に接続され、制御端子に上記反転信号が
印加され、上記第1の出力用トランジスタと異なるチャ
ネル導電型を有する第2の出力用トランジスタとを有
し、上記出力端子から上記第2の電源電圧に応じて振幅
が決定される出力信号が出力される。
の電源電圧で動作し、上記入力信号と逆相する反転信号
を発生し、さらに当該反転信号のレベルを所定の値に規
定して、上記バイアス電圧として出力する第2の反転回
路を有し、上記第2の反転回路は、上記第1の電源電圧
の供給線と出力端子との間に接続され、制御端子が上記
入力信号の入力端子に接続されている第5のトランジス
タと、一方の端子が上記基準電位線に接続され、制御端
子が上記入力信号が入力される入力端子に接続されてい
る上記第5のトランジスタと異なるチャネル導電型を有
する第6のトランジスタと、上記出力端子と上記第5の
トランジスタの他方の端子との間に直列接続されている
第1と第2のダイオードとを有する。
信号と逆相する反転信号に応じて、互いに逆相する第1
と第2の電流が発生される。これらの逆相の電流に応じ
てラッチ回路により第1と第2のノードの電位がそれぞ
れ保持される。上記第1のノードの電圧および上記入力
信号の反転信号に応じて出力回路を構成する第1および
第2の出力用トランジスタをそれぞれ制御することによ
って、振幅が第1の電源電圧で規定された入力信号に応
じて、第2の電源電圧で振幅が規定された出力信号が得
られる。さらに、上記第1のノードと上記入力信号の反
転信号を供給する信号線との間にキャパシタが接続され
ているので、入力信号のレベルの切り換えに応じて当該
キャパシタにスイッチング電流が発生し、当該スイッチ
ング電流により、上記第1のノードの寄生容量の充放電
電流が補われる。このため、レベル変換回路のスイッチ
ング特性が改善され、高速な入力信号に追従して正しく
レベル変換された出力信号が得られる。
路の一実施形態を示す回路図である。図示のように、本
実施形態のレベル変換回路は、pMOSトランジスタP
T1とnMOSトランジスタNT1からなるインバータ
INV1、pMOSトランジスタPT6とnMOSトラ
ンジスタNT6,NT7,NT8からなるインバータI
NV2、pMOSトランジスタPT2,PT3,PT
4,PT5とnMOSトランジスタNT2,NT3,N
T4,NT5からなる出力駆動回路10、出力用pMO
SトランジスタPT7,PT8とnMOSトランジスタ
NT10,NT11からなる出力回路20およびキャパ
シタCB で構成されている。
タPT1とNT1のゲートは共通に接続され、その接続
点はインバータINV1の入力端子を構成している。ト
ランジスタPT1とNT1のソースはそれぞれ電源電圧
VDDの供給線および共通電位VSSの供給線に接続され、
トランジスタPT1とNT1のドレイン同士は共通に接
続され、その接続点はインバータINV1の出力ノード
ND1を構成している。インバータINV2において、
トランジスタPT6とNT6のゲートが共通に接続さ
れ、その接続点はインバータINV2の入力端子を構成
している。トランジスタPT6とNT6のソースはそれ
ぞれ電源電圧VDDの供給線および共通電位VSSの供給線
に接続されている。トランジスタNT7とNT8はダイ
オード接続され、これらのダイオードはトランジスタP
T6とNT6のドレインの間に直列接続されている。即
ち、インバータINV1とINV2はともに内部電源電
圧VDDを動作電源電圧として動作する。また、インバー
タINV1およびINV2の入力端子はともに入力信号
SINの入力端子に接続されている。
PT2とPT3によりラッチ回路(レベル保持回路)が
構成されている。図示のように、トランジスタPT2と
PT3のソースはともに電源電圧VDD0 の供給線に接続
され、トランジスタPT2のゲートはトランジスタPT
3のドレインに接続され、トランジスタPT3のゲート
はトランジスタPT2のドレインに接続されている。な
お、トランジスタPT2のドレインとPT4のソースと
の接続点はノードND2を形成し、トランジスタPT3
のドレインとPT5のソースとの接続点はノードND3
を形成している。
はノードND2と共通電位線との間に直列接続されてい
る。トランジスタPT5,NT3およびNT5はノード
ND3と共通電位線との間に直列接続されている。トラ
ンジスタPT4,PT5およびNT2,NT3のゲート
は共通に接続され、当該接続点はノードND4を形成し
ている。トランジスタNT4のゲートは、インバータI
NV1の入力端子に接続され、トランジスタNT5のゲ
ートは、インバータINV1の出力ノードND1に接続
されている。
7,PT8およびトランジスタNT10,NT11が電
源電圧VDD0 の供給線と共通電位線との間に直列接続さ
れている。トランジスタPT7のゲートはノードND2
に接続され、トランジスタPT8のゲートはノードND
4に接続されている。さらに、トランジスタNT10の
ゲートは電源電圧VDDの供給線に接続され、トランジス
タNT11のゲートはインバータINV1の出力ノード
ND1に接続されている。
とノードND1との間に接続されている。
DDの供給線に接続され、ドレインは電源電圧VDD0 の供
給線に接続され、ソースはノードND4に接続されてい
る。このため、電源電圧VDDはトランジスタNT7,N
T8およびNT9のゲート−ソース間電圧の合計より低
いとき、トランジスタNT9はオンしない。例えば、電
源電圧VDDが1.2Vのとき、トランジスタNT9はオ
フし、電源電圧VDDが2.0Vの場合、トランジスタN
T9がオンする。なお、トランジスタNT9がオンのと
きインバータINV2は動作状態にあり、トランジスタ
NT9がオフのとき、インバータINV2は非動作状態
にある。インバータINV2が動作状態にある場合、入
力信号SINのレベルに応じてノードND4の電圧が設定
される。入力信号SINがハイレベルのとき、トランジス
タNT6がオンし、ノードND4の電圧は、ダイオード
接続されているトランジスタNT7とNT8のゲート−
ソース間電圧によってほぼ決まる。例えば、トランジス
タNT7とNT8のゲート−ソース間電圧をともに0.
6Vとすると、ノードND4はほぼ1.2Vに保持され
る。入力信号SINがローレベルのとき、トランジスタN
T6がオフし、トランジスタPT6がオンするので、ノ
ードND4は電源電圧VDDに近いレベルに保持される。
路のスイッチング動作を示す波形図である。以下、図1
の回路図および図2〜図5の波形図を参照しつつ、本実
施形態のレベル変換回路の動作について説明する。な
お、ここで、入力信号SINの周波数を100MHzと
し、また、外部電源電圧VDD0 を3.3Vとする。図2
および図3は、内部電源電圧VDDが1.2Vの場合に、
入出力信号およびレベル変換回路の各ノードの信号波形
を示し、図4および図5は、内部電源電圧VDDが2.0
Vの場合、入出力信号およびレベル変換回路の各ノード
の信号波形を示している。
電源電圧VDDが1.2Vの場合のレベル変換回路の動作
について説明する。図2に示すように、入力信号SINの
振幅は、内部電源電圧VDDにより決定され、最大値がほ
ぼ電源電圧VDDと同じく1.2Vとなり、最小値が共通
電位VSSと同じく0Vになる。
ータINV1の出力ノードND1はハイレベル、例え
ば、電源電圧VDDのレベルに保持される。このとき、出
力駆動回路10において、トランジスタNT4を流れる
電流がトランジスタNT5を流れる電流より小さく、ノ
ードND2がハイレベルに、ノードND3がローレベル
にそれぞれ保持される。このため、トランジスタPT2
とPT3からなるラッチ回路において、トランジスタP
T2がオン、トランジスタPT3がオフする。
のレベルをそれぞれ示している。ノードND2の信号に
より、トランジスタPT7が駆動されるので、このと
き、トランジスタPT7がオフする。一方、インバータ
INV1の出力ノードND1がハイレベルにあるので、
トランジスタNT11がオンし、さらにトランジスタN
T10もオンするので、出力ノードND5はローレベ
ル、例えば、共通電位VSSに保持される。
出力信号SOUT もローレベルに保持される。このとき、
ノードND2とノードND1との間に接続されているキ
ャパシタCB は、ノードND2とノードND1との電位
差により充電される。図2に示すように、このときノー
ドND2とノードND1との電位差は約2Vにある。
に切り換わったとき、インバータINV1の出力ノード
ND1がハイレベルからローレベルに切り換わる。この
ため、トランジスタNT4とNT5を流れる電流が変化
し、トランジスタNT4側にトランジスタNT5側より
大きい電流が流れる。これに応じてノードND2の電位
が低下し、ノードND3の電位が上昇する。このため、
ラッチ回路を構成するトランジスタPT2とPT3が切
り換わり、トランジスタPT2がオフし、トランジスタ
PT3がオンする。
T7が駆動されるので、ノードND2の電位の低下に伴
い、トランジスタPT7がオンする。さらに、トランジ
スタPT8もオンし、また、ノードND1がローレベル
にあるので、トランジスタNT11がオフするので、出
力ノードNDは電源電圧VDD0 に応じたハイレベルに保
持される。このとき、負荷容量CL はトランジスタPT
7とPT8を介して電源電圧VDD0 により充電される。
に切り換わったとき、インバータINV1の出力ノード
ND1がローレベルからハイレベルに切り換わる。この
とき、トランジスタNT4とNT5を流れる電流が変化
し、トランジスタNT5側にトランジスタNT4側より
大きい電流が流れる。これに応じてノードND2の電位
が上昇し、ノードND3の電位が低下するので、出力回
路20におけるトランジスタNT7がオン状態からオフ
状態に変わる。一方、ノードND1が電位が上昇するの
で、トランジスタNT11がオンする。このため、出力
ノードND5の電位が低下し、共通電位VSSに保持され
る。このとき、負荷容量CL はトランジスタNT10と
NT11を介して共通電位VSS側に放電する。
パシタCB に流れる電流IB およびノードND2の電位
の変化を示している。図3(a)に示すように、入力信
号SINがローレベルからハイレベルへ切り換わったと
き、ノードND2がハイレベルからローレベルに切り換
わる。また、ノードND1もハイレベルからローレベル
に切り換わり、キャパシタCB には、ノードND2から
ノードND1に向かって流れるスイッチング電流が発生
する(図3における負の電流IB )。このスイッチング
電流によって、ノードND2の寄生容量の放電電流が補
われる。一方、入力信号SINがハイレベルからローレベ
ルに切り換わったとき、ノードND2がローレベルから
ハイレベルに切り換わり、また、インバータINV1の
出力ノードND1もローレベルからハイレベルに切り換
わる。このとき、キャパシタCB には、ノードND1か
らノードND2に向かったスイッチング電流が流れる
(図3における正の電流IB )。このスイッチング電流
によって、ノードND2の寄生容量の充電電流が補われ
る。
2.0Vの場合の入出力信号およびレベル変換回路の各
ノードの信号変化を示している。図4および図5に示す
ように、内部電源電圧VDDが2.0Vの場合において、
レベル変換回路は内部電源電圧VDDが1.2Vのときと
ほぼ同じように動作する。ただし、内部電源電圧VDDが
2.0Vの場合に、入力信号SINの振幅が内部電源電圧
VDDが1.2Vのときより大きくなり、これに応じてト
ランジスタNT4またはNT5を流れる電流が大きくな
る。このため、トランジスタPT2とPT3からなるラ
ッチ回路のスイッチング特性が改善され、レベル変換回
路全体の動作特性が内部電源電圧VDD1.2Vのときよ
り改善される。
2Vの場合に、入力信号SINのレベルの切り換えに従っ
て、インバータINV1の出力ノードND1および出力
駆動回路10におけるノードND2の電位がそれぞれ切
り換わる。これに伴って、ノードND2とノードND1
との間に接続されているキャパシタCB にはスイッチン
グ電流IB が流れる。当該スイッチング電流によって、
ノードND2の寄生容量の充放電電流が補われて、トラ
ンジスタPT2とPT3で構成されたラッチ回路のスイ
ッチング速度が向上するので、出力回路20のスイッチ
ング速度も改善される。この結果、内部電源電圧VDDが
1.2Vの場合においても、出力信号SOUT のレベルが
外部電源電圧VDD0 と共通電位VSSとの間に十分振り切
ることができ、高周波の入力信号SINに追従して正しく
レベル変換された出力信号SOUTが得られる。
ば、入力信号SINのレベル変化に応じてインバータIN
V1の出力ノードND1のレベルを設定し、トランジス
タNT4とNT5に互いに逆相の電流を発生し、ノード
ND2とND3のレベルを制御し、トランジスタPT2
とPT3からなるラッチ回路により保持する。ノードN
D2とND1の信号により出力回路20のトランジスタ
PT7とNT11を駆動し、出力ノードND5のレベル
を制御し、内部電源電圧VDDにより振幅が制御された入
力信号SINのレベルを外部電源電圧VDD0 に応じて変換
する。ノードND2とND1間のキャパシタCB のスイ
ッチング電流によりノードND2の寄生容量の充放電電
流を補うので、スイッチング特性を改善でき、且つ低消
費電力で信号のレベル変換を実現可能である。
換回路によれば、寄生容量の充放電電流をキャパシタの
スイッチング電流により補うことによって、レベル変換
回路のスイッチング特性を改善でき、且つスイッチング
に伴う直流電流の発生を回避でき、消費電流の増加を防
止できる利点がある。
す回路図である。
換回路の動作を示す波形図である。
タCB のスイッチング電流およびラッチ回路のノード電
位を示す波形図である。
換回路の動作を示す波形図である。
タCB のスイッチング電流およびラッチ回路のノード電
位を示す波形図である。
る。
換回路の動作を示す波形図である。
換回路の動作を示す波形図である。
V2…インバータ、PT1,PT2,…,PT9…pM
OSトランジスタ、NT1,NT2,…,NT11…n
MOSトランジスタ、CB …キャパシタ、CL …負荷容
量、VDD,VDD0 …電源電圧、VSS…共通電位。
Claims (8)
- 【請求項1】第1の電源電圧によって振幅が決定された
入力信号のレベルを上記第1の電源電圧と異なる第2の
電源電圧に応じたレベルに変換するレベル変換回路であ
って、 上記入力信号と当該入力信号と逆相する反転信号に応じ
て、互いに逆相する第1と第2の電流を出力する第1と
第2の電流発生回路と、 第1のノードと上記第1の電流の出力端子との間に直列
接続され、制御端子にバイアス電圧が印加され、チャネ
ル導電型の異なる第1と第2のトランジスタと、 第2のノードと上記第2の電流の出力端子との間に直列
接続され、制御端子に上記バイアス電圧が印加され、チ
ャネル導電型の異なる第3と第4のトランジスタと、 上記第2の電源電圧を動作電源電圧として、上記第1お
よび第2のノードに接続され、上記第1および第2の電
流に応じて当該第1および第2のノードの電位を保持す
るレベル保持回路と、 上記第2の電源電圧の供給線と基準電位線との間に接続
され、上記第1のノードの電圧に応じて、上記第2の電
源電圧で振幅が決定される出力信号を出力する出力回路
と、 上記第1のノードと上記反転信号を供給する信号線との
間に接続されているキャパシタとを有するレベル変換回
路。 - 【請求項2】上記第1の電源電圧を受けて動作し、上記
入力信号と逆相する上記反転信号を出力する反転回路を
有する請求項1記載のレベル変換回路。 - 【請求項3】上記第1の電流発生回路は、上記第1の電
流出力端子と基準電位線との間に接続され、制御端子に
上記入力信号が印加される第1の電流発生用トランジス
タを有し、 上記第2の電流発生回路は、上記第2の電流出力端子と
上記基準電位線との間に接続され、制御端子に上記反転
信号が印加される第2の電流発生用トランジスタを有す
る請求項1記載のレベル変換回路。 - 【請求項4】上記レベル保持回路は、上記第2の電源電
圧の供給線と上記第1のノードとの間に接続され、制御
端子が上記第2のノードに接続されている第1のレベル
保持用トランジスタと、 上記第2の電源電圧の供給線と上記第2のノードとの間
に接続され、制御端子が上記第1のノードに接続されて
いる第2のレベル保持用トランジスタとを有する請求項
1記載のレベル変換回路。 - 【請求項5】上記出力回路は、上記第2の電源電圧の供
給線と出力端子との間に接続され、制御端子が上記第1
のノードに接続されている第1の出力用トランジスタ
と、 上記出力端子と上記基準電位線との間に接続され、制御
端子に上記反転信号が印加され、上記第1の出力用トラ
ンジスタと異なるチャネル導電型を有する第2の出力用
トランジスタとを有し、 上記出力端子から上記第2の電源電圧に応じて振幅が決
定される出力信号が出力される請求項1記載のレベル変
換回路。 - 【請求項6】上記第1の電源電圧を受けて動作し、上記
入力信号と逆相する反転信号を発生し、さらに当該反転
信号のレベルを所定の値に規定して、上記バイアス電圧
として出力する第2の反転回路を有する請求項1記載の
レベル変換回路。 - 【請求項7】上記第2の反転回路は、上記第1の電源電
圧の供給線と出力端子との間に接続され、制御端子が上
記入力信号の入力端子に接続されている第5のトランジ
スタと、 一方の端子が上記基準電位線に接続され、制御端子が上
記入力信号の入力端子に接続されている上記第5のトラ
ンジスタと異なるチャネル導電型を有する第6のトラン
ジスタと、 上記出力端子と上記第5のトランジスタの他方の端子と
の間に直列接続されている第1と第2のダイオードとを
有する請求項6記載のレベル変換回路。 - 【請求項8】上記第2の電源電圧の供給線と上記第2の
反転回路の出力端子との間に接続され、制御端子が上記
第1の電源電圧の供給線に接続されている第7のトラン
ジスタを有する請求項7記載のレベル変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02901799A JP3988299B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | レベル変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02901799A JP3988299B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | レベル変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228628A true JP2000228628A (ja) | 2000-08-15 |
JP3988299B2 JP3988299B2 (ja) | 2007-10-10 |
Family
ID=12264655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02901799A Expired - Fee Related JP3988299B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | レベル変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3988299B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6998668B2 (en) | 2002-03-18 | 2006-02-14 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device including a level shifter |
JP2006229526A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Kawasaki Microelectronics Kk | レベルシフト回路 |
US7123059B2 (en) | 2002-05-31 | 2006-10-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Output stage resistant against high voltage swings |
US7545174B2 (en) | 2006-06-05 | 2009-06-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Level shift circuit and display device having the same |
WO2009126930A2 (en) * | 2008-04-11 | 2009-10-15 | Asic Advantage Inc. | Voltage level shifter |
WO2016085588A1 (en) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | Intel Corporation | Voltage level shifter circuit |
CN108206689A (zh) * | 2016-12-19 | 2018-06-26 | 上海安其威微电子科技有限公司 | 电平转换驱动电路 |
CN118018000A (zh) * | 2024-04-08 | 2024-05-10 | 瓴科微(上海)集成电路有限责任公司 | 一种防过冲的电平转换电路 |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP02901799A patent/JP3988299B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6998668B2 (en) | 2002-03-18 | 2006-02-14 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device including a level shifter |
US7123059B2 (en) | 2002-05-31 | 2006-10-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Output stage resistant against high voltage swings |
JP2006229526A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Kawasaki Microelectronics Kk | レベルシフト回路 |
JP4583202B2 (ja) * | 2005-02-17 | 2010-11-17 | 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 | レベルシフト回路 |
US7545174B2 (en) | 2006-06-05 | 2009-06-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Level shift circuit and display device having the same |
US7782115B2 (en) | 2008-04-11 | 2010-08-24 | Asic Advantage Inc. | Voltage level shifter |
WO2009126930A3 (en) * | 2008-04-11 | 2010-02-25 | Asic Advantage Inc. | Voltage level shifter |
WO2009126930A2 (en) * | 2008-04-11 | 2009-10-15 | Asic Advantage Inc. | Voltage level shifter |
US7911255B2 (en) | 2008-04-11 | 2011-03-22 | Asic Advantage Inc. | Voltage level shifter for arbitrary input signals |
WO2016085588A1 (en) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | Intel Corporation | Voltage level shifter circuit |
US9385722B2 (en) | 2014-11-25 | 2016-07-05 | Intel Corporation | Voltage level shifter circuit |
US9680472B2 (en) | 2014-11-25 | 2017-06-13 | Intel Corporation | Voltage level shifter circuit |
CN108206689A (zh) * | 2016-12-19 | 2018-06-26 | 上海安其威微电子科技有限公司 | 电平转换驱动电路 |
CN108206689B (zh) * | 2016-12-19 | 2024-02-23 | 上海安其威微电子科技有限公司 | 电平转换驱动电路 |
CN118018000A (zh) * | 2024-04-08 | 2024-05-10 | 瓴科微(上海)集成电路有限责任公司 | 一种防过冲的电平转换电路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3988299B2 (ja) | 2007-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3731322B2 (ja) | レベルシフト回路 | |
JP5530344B2 (ja) | レベルシフト回路及びそれを備えた駆動回路 | |
JPH10322192A (ja) | レベル変換回路 | |
US6025707A (en) | Internal voltage generator | |
JP2000228628A (ja) | レベル変換回路 | |
US6380792B1 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
JPH11220872A (ja) | チャージポンプ回路の駆動回路 | |
JP3227946B2 (ja) | レベル変換回路 | |
JP3652793B2 (ja) | 半導体装置の電圧変換回路 | |
US6191624B1 (en) | Voltage comparator | |
JP4724575B2 (ja) | レベル変換回路 | |
JP4357698B2 (ja) | リセット回路及び電源装置 | |
US11031866B2 (en) | Charge pump circuit and method for voltage conversion | |
US10979052B2 (en) | Level shifter circuit generating bipolar clock signals | |
JP2838765B2 (ja) | 負荷の駆動回路 | |
CN110739958B (zh) | 电平转换电路 | |
JP3174027B2 (ja) | 信号レベル変換回路 | |
JPH02137254A (ja) | 基板電位検知回路 | |
US12021522B2 (en) | Quasi-adiabatic logic circuits | |
KR100349349B1 (ko) | 승압 전압 발생기 | |
JP5102413B2 (ja) | 第1の電源電圧から第2の電源電圧を生成する装置、基準電圧発生器、ならびに、所望の電圧を生成するための方法および装置 | |
KR100860976B1 (ko) | 파워업신호 생성장치 | |
JP2002280895A (ja) | レベルシフタ回路、および画像表示応用機器 | |
KR100211122B1 (ko) | 반도체 집적 회로 장치용 발진 회로 | |
KR20000038583A (ko) | 내부전압 발생장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070626 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070709 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |