JP2000228604A - アンテナ機構 - Google Patents

アンテナ機構

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JP2000228604A
JP2000228604A JP11029639A JP2963999A JP2000228604A JP 2000228604 A JP2000228604 A JP 2000228604A JP 11029639 A JP11029639 A JP 11029639A JP 2963999 A JP2963999 A JP 2963999A JP 2000228604 A JP2000228604 A JP 2000228604A
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JP
Japan
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antenna
support
supporting
axis
driving
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JP11029639A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
広志 山本
Satoshi Sugawara
敏 菅原
Takahiro Mitome
隆宏 三留
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体から情報を連続送受信可能な衛星通信用
アンテナ追尾装置において、小形軽量のアンテナ支持機
構を提供すること。 【解決手段】アンテナ1,11を取り付けたアンテナ支
持部2を球面を構成する3点以上の支持点で支え、駆動
ローラ3,5と駆動モータ4,6でアンテナ支持部2の
仰角と方位角を制御し、さらに、アンテナ支持部2をベ
ース9からのワイヤー10とばね8によって支持固定部
7へ引っ張ったので、同一平面でX,Y軸を交差させた
アンテナ機構で小形軽量化の効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星等に向け
て通信アンテナの姿勢角を制御する衛星追尾アンテナ駆
動システムのアンテナ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上固定用または自動車等の移動体搭載
用のアンテナの姿勢角制御用アンテナ駆動システムの支
持機構として、最も一般的な構造は、例えば鶴宏著「人
工衛星」(工学図書株式会社、1983年発行)の19
4頁に記載のX−Zマウント、またはAZ−EL(Azim
uth−Elevation)マウント、または経緯儀と称するもの
である。図1に第1の従来例を示す。
【0003】また、同書の194頁ないし195頁に記
載のようなX−Yマウントと称する構造のものがある。
図2に第2の従来例を示す。これは、水平に設けられた
X軸105の回りの回転動作と、X軸の被駆動側部分に
X軸に垂直な方向に設けられたY軸106の回りの回転
動作とが可能である。X−Yマウントは、2つの回転軸
105,106の回りの角変位が鏡軸104の方位角と
仰角に直接対応しないものの、鏡軸104の方位角と仰
角を一意に定めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】静止軌道の放送衛星の
ような低仰角の衛星の場合、高層ビルが多い市街地など
では通信電波が遮断されることが多く、通信電波の遮断
が少ない高品位の通信が望めない。高品位の通信を可能
にするには低仰角だけで無く、天頂方向の高仰角の衛星
に対しても、姿勢角が制御できる必要がある。この図1
に示した第1の従来例では参考資料にあるように、天頂
方向の追尾には方位角101の軸速度が大きくなる不都
合が生じるため、高低どちらの仰角の衛星でも追尾可能
なアンテナ支持機構に適用できない。
【0005】次に、図2に示した第2の従来例では移動
体が天頂付近を通過する時に第1の従来例の第1軸10
1の角速度が極度に大きくなる事態を避けられる。この
ため、仰角の大きい位置にある人工衛星等を高速移動体
から連続追尾するような場合に適用できる。
【0006】しかし、上記従来技術はX軸の被駆動側部
分にY軸を設けるため、Y軸の駆動モータなどの駆動機
構を可動部に設けることになってY軸機構部分が張り出
し、さらに、X軸ではY軸も含めて駆動する必要があ
り、必然的にX軸関連の回転機構が大形になる。
【0007】そのため、X軸マウント部分が大きくな
り、移動体に搭載する場合、最大車高が高くなり、アン
テナ鏡軸の方向によってはアンテナが車幅から大きくは
み出して、市街地の道路環境では走行の障害になる虞が
大きいという点について配慮されておらず、車載するに
は小型化,軽量化の課題があった。
【0008】本発明は送受信アンテナを支持するアンテ
ナ支持機構を小形軽量化することを目的としている。
【0009】また、上記従来技術はアンテナ支持機構が
受信や送信電波の障害物とならない構造とするため、ア
ンテナ支持機構とアンテナ間の距離を大きくとるなどの
ため、結果としてアンテナ支持機構が大型化するなど、
アンテナ支持機構の電波遮断範囲の極小化の点について
配慮されておらず、電波干渉の問題があった。
【0010】本発明の他の目的は送受信電波の障害物に
ならない構造のアンテナ支持機構を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、X軸の被駆動側部分にY軸を設けた構成をとらず、
アンテナ支持部と支持固定部の間を球面を構成する3点
以上の支持点を支持機構で支え、球面内の支持機構にア
ンテナ支持部を駆動する駆動機構を設けることにより達
成される。
【0012】上記他の目的を達成するために、アンテナ
支持部が動作した際にその動作に伴って描かれる電波通
過範囲に、アンテナ支持固定部の機構部分を設けないこ
とにより達成される。
【0013】上記他の目的を達成するために、アンテナ
支持部をばねなどの伸縮性部材でベース上に取り付け
て、発生する張力によって保持することで達成される。
【0014】上記他の目的を達成するために、アンテナ
支持部を駆動する駆動機構としてローラによる摩擦伝動
機構とすることにより達成される。
【0015】上記他の目的を達成するために、アンテナ
支持部を駆動する駆動機構をアンテナ支持部内に設ける
ことにより達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図3以下
に述べる。図3に移動体の通信システムの機器構成を示
す。機器構成は、画像データを収集するためのカメラな
どの計測機器21,画像データなどを送受信する通信装
置28,モータドライバー29,33,アンテナ駆動機
構34,全体を制御するための制御装置24で構成す
る。移動体上部には、送受信アンテナ1,11を駆動す
る機構34と駆動モータ,ドライバー29,33、アン
テナ裏面には送受信信号の増幅用や変換用のアンプ類を
配置する。移動体上部のこれらのアンテナ駆動系はベー
ス9で移動体に固定し、更に、レドーム32で全体を被
い、耐環境性を高める。
【0017】移動体内部にシステム全体の制御装置24
を配置し、制御装置24内には、受信信号から仰角と方
位角を算出する追尾制御部25,追尾制御部25から指
示された仰角と方位角指令27からモータを制御するサ
ーボ制御部26を配置する。サーボ制御部26はアンテ
ナ位置信号30から演算した現在のアンテナの仰角と方
位角22を指示された仰角と方位角指令27に追従制御
させると共に現在の仰角と方位角22を追尾制御部25
に転送する。制御装置には操作盤23があり、電源の投
入や動作状態を表示する。
【0018】次に、送受信アンテナ1,11を支持する
本発明の機構の側面図を図4に、平面図を図5に示す。
半球の上面に送受信アンテナ1,11を配置して、ベー
ス9から立ち上がっている支持固定部7のX及びY軸の
駆動ローラ3,5を回転させることで、半球形状のアン
テナ支持部2を回転制御する。
【0019】支持固定部7にはX及びY軸の駆動機構で
ある駆動ローラ3,5,駆動モータ4,6,ブレーキ1
3,43とアンテナ支持部を保持する支持点である小球
(反対側にあるため図4では図示せず、図5の図中小球
45である)を配置する。支持固定部7はベース9から
立ち上がったサポート15,16で支持する。支持固定
部7の支持機構や駆動機構はアンテナ支持部2より低い
位置にあり、アンテナ支持部2が回転した時、支持固定
部7が電波の送受に対して干渉せず、フレネル効果が回
避可能でアンテナ支持機構の高さを押さえることができ
る。
【0020】アンテナ支持部2の半球は図5の仮想線で
示す球(平面図のため、円)の接点に配置された支持固
定部7の小球45とXとY軸の駆動ローラ3,5で支え
る。
【0021】図5において断面で示したアンテナ支持部
2の半球内側には送受アンプの一部63,62をアンテ
ナ1,11の裏面に一体化して配置する。送受信ケーブ
ル12は半球下部から下方に引き出す。
【0022】ワイヤー10が架けられたプーリ66を自
在継ぎ手65で支える支持棒64を送受信アンテナ1,
11を取り付けたアンテナベース61の下方に取り付け
る。プーリ66のワイヤー10はばね8を介してベース
9に取り付ける。これにより、アンテナ支持部2はプー
リ66,ワイヤー10,ばね8を介してベース9に結合
され、アンテナ支持部2には下向きの引っ張り力が作用
する。この張力により、半球のアンテナ支持部2と駆動
ローラ間の摩擦力が高まり、駆動モータからの伝動力が
効率良く伝わることになる。
【0023】図6は別の実施例で、アンテナ支持部2内
に、それ自身の駆動系を持たせたものである。アンテナ
支持部2の半球内側を示すために、一部分を断面で示
す。アンテナベース61に、タイミングプーリ80を取
り付けたY軸駆動モータ6をモータ支え82で下方に取
り付ける。Y軸駆動ローラ5は支持固定部7では無く
て、アンテナ支持部2の半球裏側に取り付ける。Y軸駆
動モータ6はタイミングプーリ80,ベルト81を介し
て、Y軸駆動ローラ5に取り付けたタイミングプーリ8
2を回転させる。
【0024】以上の例ではアンテナ支持部2の駆動力を
駆動点のローラによって伝えているが、圧電素子を始め
とする他の摩擦駆動で実現できることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
アンテナを取り付けるアンテナ支持部2を球面を構成す
る3点以上の支持点で支え、アンテナ支持部2を駆動す
ることにより、走行中または停車中の移動体上から低仰
角から天頂方向の高仰角の通信衛星を追尾することが可
能な小形で軽量なアンテナ機構が構成できる。
【0026】本発明によれば、アンテナ支持部2の支持
機構を駆動機構と兼用することで、部品点数が減少し
て、軽量化の効果がある。
【0027】本発明によれば、アンテナ支持部2のアン
テナ開口面が描く送受信可能な空間外に、支持固定部7
を配置できることで、送受信電波の障害にならず、良好
な送受信が得られる効果がある。
【0028】本発明によれば、アンテナ支持部2をばね
8とワイヤー10でベース9に固定して張力を発生させ
ることで、支持固定部7からの駆動力の伝動効率向上に
効果がある。
【0029】本発明によれば、駆動機構をアンテナ支持
部2内に設置することで、ベース側に駆動機構を取り付
ける場合に比べて、小型化の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の従来例であるアンテナ機構の斜視図。
【図2】第2の従来例であるアンテナ機構の斜視図。
【図3】移動体の衛星通信システムの機器構成を示す図
である。
【図4】本発明の一実施例の側面図である。
【図5】本発明の一実施例の平面図である。
【図6】本発明の駆動機構部の別の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1…受信アンテナ、2…アンテナ支持部、3…X軸駆動
ローラ、4…X軸駆動モータ、5…Y軸駆動ローラ、6
…Y軸駆動モータ、7…支持固定部、13…ブレーキ、
101…従来例における第1軸。
フロントページの続き (72)発明者 三留 隆宏 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 5J021 AA01 AA02 DA02 DA05 DA07 FA26 HA03 HA05 HA10 JA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと送受信装置とアンテナを保持す
    るアンテナ支持部と移動体のベースよりアンテナ支持部
    を支持する支持固定部より成る通信衛星用の衛星追尾ア
    ンテナ機構において、アンテナ支持部と支持固定部の間
    を球面を構成する3点以上の支持点で支え、前記支持点
    を構成する支持機構部が少なくとも、アンテナ支持部と
    支持固定部のどちらかにあって、前記支持機構部の少な
    くとも一つがアンテナ支持部を駆動する駆動機構である
    ことを特徴とするアンテナ機構。
  2. 【請求項2】前記アンテナ支持部が全ての範囲を動作す
    る際のアンテナ開口面が描く送受信可能な空間内に前記
    支持機構或いは前記駆動機構を保持する前記支持固定部
    が存在しないことを特徴とする請求項1記載のアンテナ
    機構。
  3. 【請求項3】前記アンテナ支持部を張力発生部によって
    前記ベースに結合したことを特徴とする請求項1記載の
    アンテナ機構。
  4. 【請求項4】前記駆動機構が摩擦伝動機構であることを
    特徴とする請求項1記載のアンテナ機構。
  5. 【請求項5】前記駆動機構をアンテナ支持部に設置した
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ機構。
JP11029639A 1999-02-08 1999-02-08 アンテナ機構 Pending JP2000228604A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506142A (ja) * 2006-06-23 2010-02-25 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 送信アンテナ用の放射図測定システム
CN102820537A (zh) * 2012-08-27 2012-12-12 中国电子科技集团公司第五十四研究所 一种x-y轴天线座架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506142A (ja) * 2006-06-23 2010-02-25 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 送信アンテナ用の放射図測定システム
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