JPH07263939A - 移動体搭載用衛星アンテナ装置 - Google Patents

移動体搭載用衛星アンテナ装置

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JPH07263939A
JPH07263939A JP7808794A JP7808794A JPH07263939A JP H07263939 A JPH07263939 A JP H07263939A JP 7808794 A JP7808794 A JP 7808794A JP 7808794 A JP7808794 A JP 7808794A JP H07263939 A JPH07263939 A JP H07263939A
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JP
Japan
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antenna
satellite
rotating
fixed
antenna device
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JP7808794A
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English (en)
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Masahiro Uematsu
正博 植松
Takashi Oshima
孝 尾島
Shinji Takahashi
伸治 高橋
Motonobu Moriya
元伸 守谷
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 仰角方向の追尾機構を省略又は簡略化するこ
とにより、取付け高さの低減と小型化を図ると共に電気
特性の劣化を回避する。 【構成】 収納体の底面2 に中心線V を直交させた状態
で固定される固定部11と、この固定部の中心線の周りに
回転の自由度を有する状態でこの固定部2 に支持される
回転部12と、この回転部上に固定されるアンテナ本体部
1 と、回転部12を中心線V の周りに回転させる回転機構
とを備えている。アンテナ本体部1 が、回転部12への固
定角度に関して予め定めた複数の離散値の一つをこのア
ンテナ本体部1 に与えるためのスペーサ5 を介在させな
がら回転部12上に固定するかまたは、回転部12の適宜な
箇所と、アンテナ本体部2 の適宜な箇所との間に設置し
て両箇所間の距離を伸縮させる一つ又は複数の伸縮機構
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用衛星放送受信ア
ンテナ装置などとして利用される移動体搭載用衛星アン
テナ装置に関するものであり、特に、追尾機構の簡略化
によってアンテナ装置全体の小型化と低廉化とを図った
移動体搭載用アンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の衛星放送の普及に伴い、各種の車
載用衛星放送受信アンテナ装置が検討されている。この
種のアンテナ装置においては、それが高さ制限のある路
上を走行する車両の頂部に取り付けられるため、その高
さをどのようにして低減するかが重要な技術的課題の一
つとなる。また、この種の衛星放送受信アンテナを設置
する車両の頂部の広さが限られているため、その設置面
積をどのようにして低減するかも重要な技術的課題の一
つとなる。アンテナの高さを低減するために、仰角方向
にチルト角を有する平面アレーアンテナが有望視されて
いる。
【0003】車載用衛星受信アンテナ装置のさらに特徴
的な点は、受信対象の衛星が移動衛星であれば勿論のこ
と、これが静止衛星であっても、車両の向きがその走行
に伴って時々刻々変化するため、アンテナ本体を常に衛
星の方向に向けるための自動追尾機構が必要になる点で
ある。このような自動追尾機構は、アンテナ本体の方位
角を制御する方位角制御機構と、アンテナ本体の仰角を
制御する仰角制御機構との組合せによって実現される。
このような自動追尾機構は、コンバータやチューナなど
の電気回路部分を含めた衛星放送受信システム全体の製
造費用のかなりの部分を占めると共に、アンテナ装置の
高さと面積を増大させるため、これをどれだけ簡易化す
るかが重要な技術課題の一つである。
【0004】上記自動追尾機構は、本出願人の先願に係
わる「移動体用アンテナ装置」と題する特願平3ー18
2031号に開示されている。この自動追尾機構は、支
持体と、この支持体上に鉛直線の周りの回転の自由度を
有しながら支持されるベース基板と、このベース基板を
鉛直線の周りに回転させる電動機を含む回転機構とから
成る方位方向の追尾機構を備えている。そして、アンテ
ナ本体部はベース基板上に水平な直線の周りの回転の自
由度を有して支持され、このベース基板上にアンテナ本
体部を水平な直線の周りに回転させる電動機を含む仰角
方向の追尾機構を備えている。
【0005】アンテナ本体の方位角については、車両の
走行に伴い 360°にわたって制御する必要があるため、
電動機を含む回転機構によって実現することが現実的と
考えられる。これとは対照的に、放送衛星のように静止
衛星を対象とする場合、アンテナ本体の仰角の制御は、
車両が走行中の地域の緯度や±5o 程度の範囲の道路の
傾斜の変化に対応できれば足りるため、その制御範囲は
比較的限られている。
【0006】このため、衛星放送の受信用アンテナ装置
としては、アンテナ本体の仰角方向の指向性を予め広め
に設定すると共に、方位角の制御のみ行う一軸追尾方式
を採用することによって、受信システム全体の経済化を
図ることが試みられている。このような一軸追尾方式を
指向する平面アレーアンテナについては、必要に応じ
て、1993年5月に開催された電子情報通信学会技術研究
報告で発表された“車載用衛星放送受信1層漏れ波導波
管スロットアレーアンテナ”と題する広川らの論文( A
・P 93ー25 )などを参照されたい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一軸追尾方
式では、緯度の変化や道路の傾斜に対応できるように仰
角方向の指向性を広くするにつれてアンテナ利得が減少
し、S/Nの低下と画質の劣化を招くという問題があ
る。このため、仰角の制御を含む二軸制御方式を採用し
ようとすれば、追尾機構が複雑になり、アンテナ装置の
高さや設置面積が増大すると共に受信システム全体の製
造費用も増大するという問題がある。
【0008】すなわち、上記先願の移動体搭載用衛星ア
ンテナ装置からも示されるように、電動機を含む仰角追
尾機構をベース基板上に搭載する必要がある。このこと
は、仰角追尾機構と方位角追尾機構とを高さ方向に立体
的に配置することを意味し、この結果、アンテナ装置全
体の高さが増大する。また、ベース基板上に搭載された
仰角追尾機構が、ベース基板外に配置される方位角追尾
機構の負荷となるためその電動機と動力伝達機構とが大
型で高価になるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための本第1の発明のアンテナ装置によれば、ア
ンテナ本体部が、仰角に関して予め定めた複数の離散値
の一つをこのアンテナ本体部に与えるためのスペーサを
介在させながら従来のベース基板に該当する回転部上に
固定されている。
【0010】上記従来技術の課題を解決するための本第
2の発明のアンテナ装置によれば、回転部の適宜な箇所
とアンテナ本体部の適宜な箇所との間に設置されて両箇
所間の距離を伸縮させる1又は複数の伸縮機構を備えて
いる。
【0011】
【作用】本第1の発明のアンテナ装置によれば、仰角の
制御の省略に伴い、アンテナ装置全体の小型化と製造費
用の低廉化が実現される。この仰角制御の省略に伴う電
気的特性の劣化は、使用地域の緯度に応じて最適の仰角
を設定するために予め準備されているスペーサの一つを
選択することによって軽減される。例えば、日本国内で
の使用を想定した場合、関東を中心とする地域について
は0o 、東北以北の地域については−5°、関西以南の
地域については+5o という具合にスペーサによって離
散的な仰角が設定される。
【0012】本第2の発明によれば、回転部の適宜な箇
所とアンテナ本体部の適宜な箇所との間の距離が、受信
状況などに応じて伸縮される。この距離の伸縮機構は、
従来の電動機を用いたベース基板の回転機構に比べて極
めて簡易・小型であるため、衛星アンテナ装置全体とし
ての取付け高さの低減、小型化・製造費用の低廉化が可
能になる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の移動体搭載用衛
星アンテナ装置の特徴的な部分を示す断面図である。こ
の衛星アンテナ装置は、アンテナ本体部1が、金属製の
底板2と樹脂製のレドーム3とを含んで構成される水密
性の収納体内に鉛直線Vの周りに回転自在に保持された
構造となっている。このアンテナ本体部1は、1層漏れ
波導波管スロットアレーアンテナから構成されており、
仰角方向に52o のチルト角が設定されている。この1
層漏れ波導波管スロットアレーアンテナの詳細について
は、必要に応じて、電子情報通信学会技術報告 A・P 93
ー23〜35(信学技報 VOL.93,No.40 ) などを参照された
い。
【0014】11は鉛直線Vと一致する中心線を有する
円筒形状の固定部であり、ネジ6によって収納体の金属
性の底板2に固定されている。12は鉛直線Vと一致す
る中心線を有する回転部であり、固定部11との間に4
弗化エチレン(TFE)などの低摩擦係数の薄板13,
14とベアリング15とを介在させることにより、鉛直
線Vの周りの回転の自由度を保有しながら、固定部11
上に支持されている。
【0015】アンテナ本体部1は、支持部4とスペーサ
5とを介在させながら回転部12上に固定されている。
スペーサ5は、回転部12に固定される下面に対して支
持部4が固定される上面が5°だけ傾斜している。この
結果、アンテナ本体部1は、水平面から5°だけ傾斜し
た状態で回転部12上に固定される。すなわち、使用状
態において収納体の底面を水平に設置した場合に、アン
テナ本体部1に5°の仰角が設定される。このスペーサ
5としては、上述したような下面に対する上面の傾斜が
5°のものの他に、この傾斜が−5°のものと、0o
(傾斜が無い)ものの3種類が予め準備されており、こ
の衛星アンテナの使用地域に応じて、3種類の一つが選
択される。例えば、日本国内での使用を想定した場合、
関東を中心とする地域については0o のものが、東北以
北の地域については−5°のものが、関西以南の地域に
ついては+5o のものが選択的に使用される。
【0016】回転部12の外周面には、V字状の溝16
が複数形成されている。これらのV字溝には、内周面に
V字状の溝が複数形成されたベルト17が係合される。
このベルト17は、図中の右方において底板2上に固定
されているアジマスモータ(図示せず)の回転軸に同軸
状態で固定されているプーリの外周面に形成されたV字
溝にも係合されている。このため、アジマスモータの回
転に伴い、ベルト17を介して、回転部12が鉛直線V
の周りに回転し、アンテナ本体部1の方位角方向の追尾
が行われる。
【0017】この衛星アンテナ装置の更に特徴的な点
は、固定部11と回転部12のそれぞれがスリップリン
グの固定部と回転部のそれぞれを兼ねている点である。
すなわち、固定部11側に固定された伝送リング18
と、回転部12側に固定された伝送リング19と、これ
らの伝送リングの間にそれぞれに対して摺動自在な状態
で保持される複数の電機子20とによってスリップリン
グが形成されている。このスリップリングを通して、ア
ンテナ本体部1の裏面に搭載されたコンバータに動作電
力が供給される。
【0018】図2は、本発明の他の実施例の移動体搭載
用衛星アンテナ装置の特徴的な部分を示す断面図であ
る。本図中、図1と同一の参照符号を付した構成要素
は、図1に関して既に説明した構成要素と同一のもので
あり、これらについては重複する説明を省略する。
【0019】この実施例では、回転部12上には傾斜付
きのスペーサに代えて支持部7が固定されている。そし
て、アンテナ本体部1の支持部4が、回転部12上に固
定された支持部7との間に水平に配置されるピン8を介
在させることにより、固定部11の中心線Vと直交する
直線の周りに回転の自由度を有した状態で支持部7に支
持されている。この支持部7から離れた回転部12の上
に、ボールネジ、ラック・ピニオン、シリンダーなどを
利用する適宜な形式の伸縮機構9が固定されており、こ
の伸縮機構9の先端がアンテナ本体部1の裏面に固定さ
れた止め金具10にピンを介して結合されている。
【0020】回転支持機構を兼ねたスリップリングと制
御信号線(図示せず)とを介して収納体の外部から供給
される制御信号に従い伸縮機構9の先端部が上下する
と、アンテナ本体部1がピン8の周りに回転しその仰角
が変更される。この変更される仰角は、ほぼ連続的なも
のであってもよいし、±5°と0o のように離散的なも
のであってもよい。また、伸縮機構9は、回転部12や
支持部7の上面に斜めに設置してもよい。また、互いに
同期して動作する複数の伸縮部9を設置することによ
り、仰角の安定性を確保する構成としてもよい。
【0021】図3は、本発明の更に他の実施例の移動体
搭載用衛星アンテナ装置の特徴的な部分を示す断面図で
ある。本図中、図1や図2と同一の参照符号を付した構
成要素は、図1や図2に関して既に説明した構成要素と
同一のものであり、これらについては重複する説明を省
略する。この実施例では、図2の伸縮機構に代えて、支
持部7とピン8による水平回転軸から離れた回転部12
上に、電磁石31と32が固定されると共に、各電磁石
と対向するアンテナ本体部1の裏面には、上下方向の極
性を同一にした永久磁石33,34が固定されている。
【0022】回転支持機構を兼ねたスリップリングと制
御信号線(図示せず)を介して収納体の外部から各電磁
石に供給される直流電流の極性に応じて、対向する永久
磁石との間に吸引力や反発力が働く。電磁石31と永久
磁石33との間に反発力を発生させると共に、電磁石3
2と永久磁石34との間に吸引力を発生させると、アン
テナ本体部1は図示の状態となり、アンテナ本体部1に
+5°の仰角が設定される。これとは逆に、電磁石31
と永久磁石33との間に吸引力を発生させると共に、電
磁石32と永久磁石34との間に反発力を発生させる
と、アンテナ本体部1に−5°の仰角が設定される。
【0023】電磁石31と永久磁石33との間と、電磁
石32と永久磁石34との間に共に反発力を生じさせる
と、水平軸の周りの反発力どうしの力の釣合いによって
アンテナ本体部1は水平に保たれ、仰角0°が設定され
る。なお、仰角0°の場合の安定性を向上させる目的
で、アンテナ本体部1と回転部12との間でかつピン8
による水平回転軸の周りに対称性を有する複数の箇所に
バネを追加することにより、アンテナ本体部1を回転部
12に対して平行な0o の状態に保つ構成としてもよ
い。このようなバネは、支持部4と7との間に設置して
もよい。また、このようなバネを追加し吸引力によって
水平の状態を保つためには、電磁石31や32に永久磁
石に対する反発力を一旦作用させたのち各電磁石と対応
の各永久磁石との間に吸引力を作用させることによって
o の状態を実現する構成としてもよい。さらに、この
ようなバネを追加する場合には、電磁石33と34をフ
ェライトなどの強磁性体に置き換えると共に電磁石33
と34への給電を共に停止することによって0o の状態
を実現する構成としてもよい。
【0024】図2と図3の実施例に示した衛星アンテナ
装置は、典型的には、アンテナ本体部1が衛星から受信
した受信電波のレベルを検出する受信レベル検出部を備
えている。そして、好適には、この受信レベル検出部が
検出した受信電波のレベルが最大となるように回転部1
2を方向角方向に回転させたのち、この受信電波のレベ
ルが最大となるように距離の伸縮が行うわれる。
【0025】図4は、図1、図2、図3に示した仰角方
向に52°のチルト角を有するアンテナ本体部1を、水
平面から0°,±5°傾けて設置した場合の基準アンテ
ナとのC/N比差の実験データを示している。アンテナ
本体部1を水平に設置した場合のC/N比1dB角度幅
は約7°であり、日本列島の約1/3の範囲をカバーし
ている。またこの角度幅はチルト面内右旋円偏波成分の
遠方指向性の1dBビーム幅とほぼ同程度の広さであ
る。アンテナ本体部1の傾斜設置によりC/N比の天頂
角特性は全体的に約5°変化している。上記角実施例に
おいて例示したように、これら三つの傾斜角0°,±5
°により、日本列島のほぼ全域部をカバーできることが
分かる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の第
1の衛星アンテナ装置によれば、仰角の制御の省略に伴
い、アンテナ装置全体の小型化と製造費用の低廉化が実
現される。これに伴う電気的特性の劣化は、使用地域の
緯度に応じて予め準備されている異なる仰角のスペーサ
の一つを選択することによって軽減される。図4に示し
た実験データによれば、日本国内での使用を想定した場
合、関東を中心とする地域については0o 、東北以北の
地域については−5°、関西以南の地域については+5
o の離散的な仰角が設定することにより日本列島のほぼ
全域をカバーすることができる。
【0027】本第2の発明によれば、回転体上に設置さ
れた小型かつ簡易な伸縮機構9や、電磁石(31,3
2)による吸引・反発機構などを利用して、受信状況な
どに応じて仰角が変更される。このため、ベース基板上
に搭載した電動機を用いて仰角を制御する従来装置に比
べて、アンテナの取付け高さの低減、小型化、製造費用
の低廉化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の移動体搭載用衛星アンテナ
装置の一実施例の主要部分の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の移動体搭載用衛星アンテ
ナ装置の一実施例の主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の更に他の実施例の移動体搭載用衛星ア
ンテナ装置の一実施例の主要部分の構成を示す断面図で
ある。
【図4】図1乃至3のそれぞれに示したアンテナ本体部
を±5°,0°傾けて設置した場合のそれぞれについて
得られたC/N比差の実験データである。
【符号の説明】
1 アンテナ本体部 2 収納体の底面 3 レドーム 4 アンテナ本体部の支持体 5 スペーサ 7 支持部 9 伸縮機構 11 固定部 12 回転部 15 ベアリング 17 ベルト 31,32 電磁石 33,34 永久磁石 V 固定部の中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守谷 元伸 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納体の底面に中心線を直交させた状態で
    固定される固定部と、この固定部の中心線の周りに回転
    の自由度を有する状態でこの固定部に支持される回転部
    と、この回転部上に固定されるアンテナ本体部と、前記
    回転部を前記固定部の中心線の周りに回転させる回転機
    構とを備えた移動体搭載用アンテナ装置において、 前記アンテナ本体部は、前記回転部への固定角度に関し
    て予め定めた複数の離散値の一つをこのアンテナ本体部
    に与えるためのスペーサを介在させながら前記回転部上
    に固定されたことを特徴とする移動体搭載用衛星アンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記衛星は静止衛星であり、 前記アンテナ本体部は仰角方向にほぼ50°以上のチル
    ト角を有する平面アレーアンテナであり、かつ前記固定
    角度に関し予め定めた複数の離散値は、0o ,−5o
    び+5°の三つであることを特徴とする移動体搭載用衛
    星アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記アンテナ本体部はその裏面にコンバータを備え、 前記固定部と回転部とは、前記コンバータに対する給電
    路を形成するスリップリングを兼ねたことを特徴とする
    移動体搭載用衛星アンテナ装置。
  4. 【請求項4】収納体の底面に中心線を直交させた状態で
    固定される固定部と、この固定部の中心線の周りに回転
    の自由度を有する状態でこの固定部に支持される回転部
    と、前記固定部の中心線に直交する直線の周りに回転の
    自由度を有する状態で前記回転部に支持されるアンテナ
    本体部と、前記回転部を前記固定部の中心線の周りに回
    転させる回転機構とを備えた移動体搭載用アンテナ装置
    において、 前記回転部の適宜な箇所と前記アンテナ本体部の適宜な
    箇所との間に設置されて両箇所間の距離を伸縮させる1
    又は複数の伸縮機構を備えたことを特徴とする移動体搭
    載用衛星アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記距離の伸縮量は、予め定めた複数の離散値のうちの
    一つであることを特徴とする移動体搭載用衛星アンテナ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記衛星は静止衛星であり、 前記アンテナ本体部は仰角方向にほぼ50o 以上のチル
    ト角を有する平面アレーアンテナであり、かつ前記距離
    の伸縮量に関し予め定めた複数の離散値は、前記アンテ
    ナ本体部と前記回転部との角度を0o ,−5o 及び+5
    °のうちの一つに設定する値に設定されたことを特徴と
    する移動体搭載用衛星アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のそれぞれにおいて、 前記アンテナ本体部はその裏面にコンバータを備え、 前記固定部と回転部とは、前記コンバータに対する給電
    路を形成するスリップリングを兼ねたことを特徴とする
    移動体搭載用衛星アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のそれぞれにおいて、 前記アンテナ本体部が衛星から受信した受信電波のレベ
    ルを検出する受信レベル検出部と、 この受信レベル検出部が検出した受信電波のレベルが最
    大となるように前記回転体を回転させたのち、この受信
    電波のレベルが最大となるように前記距離の伸縮を行う
    仰角制御部とを更に備えたことを特徴とする移動体搭載
    用衛星アンテナ装置。
JP7808794A 1994-03-24 1994-03-24 移動体搭載用衛星アンテナ装置 Withdrawn JPH07263939A (ja)

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