JP2000227943A - 接触ブロック及びそのためのスイッチ - Google Patents
接触ブロック及びそのためのスイッチInfo
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- G06K7/0013—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はスマートカード、特にSIMカード
のためのものであって、位置スイッチ又はカード装着ス
イッチを有し、接触ブロック又はカードリーダ、特にS
IMカードリーダを小さくすることができる接触ブロッ
ク又はリーダを提供することを目的とする。 【解決手段】 チップカード、特にSIMカード(1
2)のための接触ブロック(100)であって、接触フ
レーム(3)と、前記接触フレーム(3)上に設置され
た読取接触部材(4)と、前記接触フレーム(3)上に
設置されたスイッチ接触部材(2)と、を備え、前記ス
イッチ接触部材(2)は、少なくとも前記SIMカード
(12)の接触領域に接触させるために設けた領域に電
気的絶縁手段を備えている。
のためのものであって、位置スイッチ又はカード装着ス
イッチを有し、接触ブロック又はカードリーダ、特にS
IMカードリーダを小さくすることができる接触ブロッ
ク又はリーダを提供することを目的とする。 【解決手段】 チップカード、特にSIMカード(1
2)のための接触ブロック(100)であって、接触フ
レーム(3)と、前記接触フレーム(3)上に設置され
た読取接触部材(4)と、前記接触フレーム(3)上に
設置されたスイッチ接触部材(2)と、を備え、前記ス
イッチ接触部材(2)は、少なくとも前記SIMカード
(12)の接触領域に接触させるために設けた領域に電
気的絶縁手段を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触ブロックに関
し、特にスマートカードリーダ又はSIMカードリーダ
を形成する接触ブロックのためのカード装着スイッチに
関する。そのようなSIMカードリーダは、SIMLO
CK(商標)とも呼ばれる。接触ブロックは、接触フレ
ーム及び該接触フレーム内に設けられた接触部材とを含
んでおり、該接触部材はSIMカード若しくはスマート
カードの接触領域又は接触パッドに接触するようになっ
ている。リーダ内のスマートカード又はSIMカードが
装着されたことを検知できるように、カード装着スイッ
チが一般的に開かれ、あるいは閉じられる。例えば、カ
ードの読取位置、即ち、カードリーダのいわゆる読取接
触部材が、スマートカード又はSIMカードのそれぞれ
の接触パッド又は接触領域に接触している位置に装着さ
れていることを示している。
し、特にスマートカードリーダ又はSIMカードリーダ
を形成する接触ブロックのためのカード装着スイッチに
関する。そのようなSIMカードリーダは、SIMLO
CK(商標)とも呼ばれる。接触ブロックは、接触フレ
ーム及び該接触フレーム内に設けられた接触部材とを含
んでおり、該接触部材はSIMカード若しくはスマート
カードの接触領域又は接触パッドに接触するようになっ
ている。リーダ内のスマートカード又はSIMカードが
装着されたことを検知できるように、カード装着スイッ
チが一般的に開かれ、あるいは閉じられる。例えば、カ
ードの読取位置、即ち、カードリーダのいわゆる読取接
触部材が、スマートカード又はSIMカードのそれぞれ
の接触パッド又は接触領域に接触している位置に装着さ
れていることを示している。
【0002】
【従来の技術】端位置スイッチ又はカード装着スイッチ
を有するスマートカード及びSIMカードのための接触
ブロックは知られている。端位置スイッチにより、チッ
プカードが読み取り位置に位置していることが示され
る。EPO 656598A1は、スマートカードのための接触フレ
ームに関するものである。接触フレームは読取接触部材
の第一及び第二のセットを含んでいる。即ち、接触フレ
ームは、一般的に前記スマートカード内のチップ内に格
納された情報を読み取ることができるように、スマート
カード上の接触領域に接触係合するようになっている接
触部材を含んでいる。また、接触フレームには第一の検
出接触アーム及び第二の検出接触アームが設けられてい
る。第一の検出接触アームは機械的にカードと協動可能
な当接領域を有しており、カードが接触フレームに対し
てその位置に置かれると、第一及び第二の検出接触アー
ムは電気的に接触状態となる。少なくとも前記当接領域
内の第一のアームの上面には、電気的に絶縁された部分
が配置されている。好ましくは、電気的に絶縁された部
分は、接触フレームと一体的に形成された絶縁アームで
ある。第一及び第二の検出接触アームがそれぞれ第一及
び第二のセット内に配置されており、第一の接触アーム
は接触部材の長さよりも長くて、少なくとも互いに反対
側に配置されていることを特徴として接触フレームが構
成される。更に詳しいことはDE 197 04 591に記載され
ている。
を有するスマートカード及びSIMカードのための接触
ブロックは知られている。端位置スイッチにより、チッ
プカードが読み取り位置に位置していることが示され
る。EPO 656598A1は、スマートカードのための接触フレ
ームに関するものである。接触フレームは読取接触部材
の第一及び第二のセットを含んでいる。即ち、接触フレ
ームは、一般的に前記スマートカード内のチップ内に格
納された情報を読み取ることができるように、スマート
カード上の接触領域に接触係合するようになっている接
触部材を含んでいる。また、接触フレームには第一の検
出接触アーム及び第二の検出接触アームが設けられてい
る。第一の検出接触アームは機械的にカードと協動可能
な当接領域を有しており、カードが接触フレームに対し
てその位置に置かれると、第一及び第二の検出接触アー
ムは電気的に接触状態となる。少なくとも前記当接領域
内の第一のアームの上面には、電気的に絶縁された部分
が配置されている。好ましくは、電気的に絶縁された部
分は、接触フレームと一体的に形成された絶縁アームで
ある。第一及び第二の検出接触アームがそれぞれ第一及
び第二のセット内に配置されており、第一の接触アーム
は接触部材の長さよりも長くて、少なくとも互いに反対
側に配置されていることを特徴として接触フレームが構
成される。更に詳しいことはDE 197 04 591に記載され
ている。
【0003】チップカード又はスマートカード(寸法は
85.6mm×54mm×0.76mm)が装着されているか否かは、カ
ードの外縁の一辺にて、スマートカードリーダの接触領
域又は接触パッドの領域に対して明らかに外側にある端
位置スイッチによって定められる。SIMカード(寸法
は、25mm×15mm×0.76mm)のチップは前記カードのサイ
ズと同じ位のサイズである。そのようなSIMカードの
ための接触ブロック又はSIMカードリーダは小さいの
で、端位置スイッチ及びスイッチ接触部材を設けること
は難しい。
85.6mm×54mm×0.76mm)が装着されているか否かは、カ
ードの外縁の一辺にて、スマートカードリーダの接触領
域又は接触パッドの領域に対して明らかに外側にある端
位置スイッチによって定められる。SIMカード(寸法
は、25mm×15mm×0.76mm)のチップは前記カードのサイ
ズと同じ位のサイズである。そのようなSIMカードの
ための接触ブロック又はSIMカードリーダは小さいの
で、端位置スイッチ及びスイッチ接触部材を設けること
は難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スマートカ
ード、特にSIMカードのためのものであって、位置ス
イッチ又はカード装着スイッチを有し、接触ブロック又
はカードリーダ、特にSIMカードリーダ(又はそのた
めの接触ブロック)を小さくすることができる接触ブロ
ック又はリーダ(接触装置)を提供することを目的とす
る。
ード、特にSIMカードのためのものであって、位置ス
イッチ又はカード装着スイッチを有し、接触ブロック又
はカードリーダ、特にSIMカードリーダ(又はそのた
めの接触ブロック)を小さくすることができる接触ブロ
ック又はリーダ(接触装置)を提供することを目的とす
る。
【0005】更に、本発明は、カードの装着が検知され
た際、即ち、カード装着スイッチが作動した際の電気的
影響によって、カード内、特にSIMカード内に含まれ
るチップが破壊されることのないカード装着スイッチを
提供することを目的とする。
た際、即ち、カード装着スイッチが作動した際の電気的
影響によって、カード内、特にSIMカード内に含まれ
るチップが破壊されることのないカード装着スイッチを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スマートカー
ド、特にSIMカードの接触ブロック又はリーダに関す
るものであり、その内部のカード装着スイッチは、単一
のスイッチ接触フレーム、あるいはカード装着(あるい
は端位置)スイッチを形成する接触部材を有する。該カ
ード装着スイッチは接触部材支持部に設けられ、チップ
領域、即ち、チップの接触パッド又は接触領域によって
画定される領域内に設けられる。前記単一のスイッチ接
触部材は、接触ブロックが載置された印刷回路基板上に
設けられた接触領域と協動するようになっている。
ド、特にSIMカードの接触ブロック又はリーダに関す
るものであり、その内部のカード装着スイッチは、単一
のスイッチ接触フレーム、あるいはカード装着(あるい
は端位置)スイッチを形成する接触部材を有する。該カ
ード装着スイッチは接触部材支持部に設けられ、チップ
領域、即ち、チップの接触パッド又は接触領域によって
画定される領域内に設けられる。前記単一のスイッチ接
触部材は、接触ブロックが載置された印刷回路基板上に
設けられた接触領域と協動するようになっている。
【0007】好ましくは、スイッチ接触部材は読取接触
部材と共に製造され、また、前記読取接触部材から側方
に同じ間隔で配置される。
部材と共に製造され、また、前記読取接触部材から側方
に同じ間隔で配置される。
【0008】好ましくは、カード装着スイッチは細長い
スイッチ接触部材を含んでおり、該スイッチ接触部材は
金メッキされたスイッチ領域、即ち、印刷回路基板上に
設けられた電気的接点と協動するようになっている。
スイッチ接触部材を含んでおり、該スイッチ接触部材は
金メッキされたスイッチ領域、即ち、印刷回路基板上に
設けられた電気的接点と協動するようになっている。
【0009】本発明においては、スイッチ接触部材はそ
れ自体絶縁されている。即ち、少なくともSIMカード
の接触領域に対向する領域内に絶縁部を含んでいる。
れ自体絶縁されている。即ち、少なくともSIMカード
の接触領域に対向する領域内に絶縁部を含んでいる。
【0010】本発明は、印刷回路基板上に載置する接触
フレームを含むSIMカードの接触ブロックを提供す
る。読取接触部材及び少なくとも1つのスイッチ接触部
材は前記接触部材フレーム又は接触部材支持部上に載置
される。好ましくは、スイッチ接触部材はカードの接触
領域によって画定される領域内に配置される。
フレームを含むSIMカードの接触ブロックを提供す
る。読取接触部材及び少なくとも1つのスイッチ接触部
材は前記接触部材フレーム又は接触部材支持部上に載置
される。好ましくは、スイッチ接触部材はカードの接触
領域によって画定される領域内に配置される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、SIMLOCK
(商標)とよく呼ばれるSIMカードリーダ10を示し
ている。SIMカードリーダ10は、接触部材支持部
(接触支持部又は接触フレームと略す。)3を備えてお
り、該接触部材支持部は読取接触部材4及び前記接触支
持部3に回動自在に設けられたカバー5を支持する。カ
バー5は、前記カバー5に一体的に形成されたピボット
ピン51を備えている。接触部材支持部3は読取接触部
材4と合わせて、接触ブロック100と呼ばれる。図示
されるように、SIMカードリーダ10は6つの読取接
触部材4を備えており、該読取接触部材4は、好ましく
は(部分的に)リーダ10の縦軸Xに関して角度をつけ
て形成される。読取接触部材4は、接触フレーム3内に
固定的に設置されている。
(商標)とよく呼ばれるSIMカードリーダ10を示し
ている。SIMカードリーダ10は、接触部材支持部
(接触支持部又は接触フレームと略す。)3を備えてお
り、該接触部材支持部は読取接触部材4及び前記接触支
持部3に回動自在に設けられたカバー5を支持する。カ
バー5は、前記カバー5に一体的に形成されたピボット
ピン51を備えている。接触部材支持部3は読取接触部
材4と合わせて、接触ブロック100と呼ばれる。図示
されるように、SIMカードリーダ10は6つの読取接
触部材4を備えており、該読取接触部材4は、好ましく
は(部分的に)リーダ10の縦軸Xに関して角度をつけ
て形成される。読取接触部材4は、接触フレーム3内に
固定的に設置されている。
【0012】前記カバー5は、接触フレーム3に回動自
在に設けられており、SIMカード12を前記カバー5
に挿入する際の収容可能な空間を提供する支持手段5
6,57を備えている。SIMカード12がカバー5に
挿入された後、カバー5はその閉位置へ回転する。カバ
ー5を左側(図1及び図2)にスライドさせることによ
り、カバー5は図1及び図2において示されるロック位
置に至る。
在に設けられており、SIMカード12を前記カバー5
に挿入する際の収容可能な空間を提供する支持手段5
6,57を備えている。SIMカード12がカバー5に
挿入された後、カバー5はその閉位置へ回転する。カバ
ー5を左側(図1及び図2)にスライドさせることによ
り、カバー5は図1及び図2において示されるロック位
置に至る。
【0013】前記ロック位置において、カバー5はSI
Mカード12の上面120に接し、その接触した領域
(図示せず)において、前記SIMカード12を読取接
触部材4の接触部分42側に押しつける。
Mカード12の上面120に接し、その接触した領域
(図示せず)において、前記SIMカード12を読取接
触部材4の接触部分42側に押しつける。
【0014】図1及び図2に示すように、カバー5はカ
バー部分156を備えており、カバー5を(図1におい
て左側)縦方向に移動し図1及び図2に示すロック位置
に移動することで、該カバー部分156を接触フレーム
3の当接面39の下にロックすることができる。ピボッ
トピン51は、カバー5のカバーアーム52に設けられ
る。ピン51は、接触フレーム3の両側に設けられた凹
部31,32に挿入可能とされる。
バー部分156を備えており、カバー5を(図1におい
て左側)縦方向に移動し図1及び図2に示すロック位置
に移動することで、該カバー部分156を接触フレーム
3の当接面39の下にロックすることができる。ピボッ
トピン51は、カバー5のカバーアーム52に設けられ
る。ピン51は、接触フレーム3の両側に設けられた凹
部31,32に挿入可能とされる。
【0015】接触フレーム3は、接触フレーム3の下面
36が印刷回路基板11の上面110に接触するように
印刷回路基板11上に設置される。なお、従来技術とし
て知られているように、接触フレーム3を前記印刷回路
基板11に種々の方法で設置することができる。
36が印刷回路基板11の上面110に接触するように
印刷回路基板11上に設置される。なお、従来技術とし
て知られているように、接触フレーム3を前記印刷回路
基板11に種々の方法で設置することができる。
【0016】前記6つの読取接触部材4はそれぞれ第一
の端部41を備えており、該第一の端部は印刷回路基板
11の上面110上の電導路(図示せず)に接続可能と
される(図1及び図2参照)。一般的に、それぞれの読
取接触部材4の第一の端部41は、前記電導路に半田付
けされる。前記それぞれの接触部材4の中間部43は、
絶縁物質で形成された前記接触フレーム3に設置され
る。それぞれの中間部43は接触フレーム3に挿入可能
としてもよい。また、中間部43を前記接触フレーム3
内に射出成型して固定することも可能である。凹部33
は、接触部材が「下方に」移動できるように接触フレー
ム3内に形成される。
の端部41を備えており、該第一の端部は印刷回路基板
11の上面110上の電導路(図示せず)に接続可能と
される(図1及び図2参照)。一般的に、それぞれの読
取接触部材4の第一の端部41は、前記電導路に半田付
けされる。前記それぞれの接触部材4の中間部43は、
絶縁物質で形成された前記接触フレーム3に設置され
る。それぞれの中間部43は接触フレーム3に挿入可能
としてもよい。また、中間部43を前記接触フレーム3
内に射出成型して固定することも可能である。凹部33
は、接触部材が「下方に」移動できるように接触フレー
ム3内に形成される。
【0017】図2に示すように、好ましくは、読取接触
部材4に加えて1つのカード装着スイッチ接触部材2が
接触部材支持部又はフレーム3内に設けられる。開示し
た実施形態において、スイッチ接触部材2は、読取接触
部材4に対して各読取接触部材間の間隔と同間隔にて配
置されている。
部材4に加えて1つのカード装着スイッチ接触部材2が
接触部材支持部又はフレーム3内に設けられる。開示し
た実施形態において、スイッチ接触部材2は、読取接触
部材4に対して各読取接触部材間の間隔と同間隔にて配
置されている。
【0018】これにより、スイッチ接触部材2を板金か
ら1つの工程で読取接触部材4と共に打ち抜くことが可
能となる。接触フレーム3を射出成型により製造し、こ
れにより接触ブロック100を作った場合においても、
射出成型の型内のスイッチ接触部材と共に読取接触部材
を設置することも1つの工程だけで済む。
ら1つの工程で読取接触部材4と共に打ち抜くことが可
能となる。接触フレーム3を射出成型により製造し、こ
れにより接触ブロック100を作った場合においても、
射出成型の型内のスイッチ接触部材と共に読取接触部材
を設置することも1つの工程だけで済む。
【0019】図3は、カバー5と挿入されたSIMカー
ド12を除いた図2のC−D線に沿った拡大断面図であ
る。スイッチ接触部材2の第一の端部21(図2)は、
接触位置210において、読取接触部材4と同様に印刷
回路基板11の上面110の接触領域(図示せず)と接
続されている。スイッチ接触部材2の第二の端部22が
接触部分である。第一の端部21と第二の端部22との
間には作動部23が設けられている。
ド12を除いた図2のC−D線に沿った拡大断面図であ
る。スイッチ接触部材2の第一の端部21(図2)は、
接触位置210において、読取接触部材4と同様に印刷
回路基板11の上面110の接触領域(図示せず)と接
続されている。スイッチ接触部材2の第二の端部22が
接触部分である。第一の端部21と第二の端部22との
間には作動部23が設けられている。
【0020】SIMカード12がロック位置にあると
き、即ち、図1及び図2に示すようにカバー5が接触フ
レーム3又は接触ブロック100にロックされていると
きには、図3に示すように、スイッチ接触部材2は作動
部23を介してSIMカード12の下面121に当接す
る。カードが装着されていないときには、作動部23は
接触フレーム3の上面35から突出する。SIMカード
12がSIMカードリーダ10内のカバー5によりロッ
クされることによって、作動部23は確実に「下方に」
押される。スイッチ接触部材2が移動するための空間を
確保するために、凹部34が接触フレーム3内に形成さ
れている。
き、即ち、図1及び図2に示すようにカバー5が接触フ
レーム3又は接触ブロック100にロックされていると
きには、図3に示すように、スイッチ接触部材2は作動
部23を介してSIMカード12の下面121に当接す
る。カードが装着されていないときには、作動部23は
接触フレーム3の上面35から突出する。SIMカード
12がSIMカードリーダ10内のカバー5によりロッ
クされることによって、作動部23は確実に「下方に」
押される。スイッチ接触部材2が移動するための空間を
確保するために、凹部34が接触フレーム3内に形成さ
れている。
【0021】スイッチ接触部材2が作動する際、即ち、
スマートカード又はSIMカード12によって下方に押
される際に、接触部分として働く第二の端部22は印刷
回路基板11の上面110上の接触領域若しくは範囲1
12に接触又は係合する。これにより、第一の端部21
の(印刷回路基板11との)接続位置210と印刷回路
基板11上の接続領域112との間が電気的に接続され
る。この接続がなされることにより、SIMカード12
が装着されたことが示される。図2及び図3の実施形態
において示されるタイプのカード装着スイッチは、SI
MカードがSIMカードリーダ10内に挿入されたとき
にスイッチが閉じるので、「閉」カード装着スイッチと
呼ばれる。また、本発明は、同様に、SIMカードリー
ダ10内にカードが挿入されたときに開回路となるタイ
プのカード装着スイッチに対しても有効なものである。
本発明においては、カード装着スイッチを形成するため
のスイッチ接触部材2が1つだけ接触ブロック100内
に形成されている。他の接点は回路基板上にあり、例え
ば、接触領域112の形をとっている。
スマートカード又はSIMカード12によって下方に押
される際に、接触部分として働く第二の端部22は印刷
回路基板11の上面110上の接触領域若しくは範囲1
12に接触又は係合する。これにより、第一の端部21
の(印刷回路基板11との)接続位置210と印刷回路
基板11上の接続領域112との間が電気的に接続され
る。この接続がなされることにより、SIMカード12
が装着されたことが示される。図2及び図3の実施形態
において示されるタイプのカード装着スイッチは、SI
MカードがSIMカードリーダ10内に挿入されたとき
にスイッチが閉じるので、「閉」カード装着スイッチと
呼ばれる。また、本発明は、同様に、SIMカードリー
ダ10内にカードが挿入されたときに開回路となるタイ
プのカード装着スイッチに対しても有効なものである。
本発明においては、カード装着スイッチを形成するため
のスイッチ接触部材2が1つだけ接触ブロック100内
に形成されている。他の接点は回路基板上にあり、例え
ば、接触領域112の形をとっている。
【0022】SIMカード12、特にその接触領域と端
部21及び22との電気的接続、更にスイッチ接触部材
2の作動部23における印刷回路基板との電気的接続を
避けるために、電気的な絶縁手段、例えば、電気的な絶
縁物質がスイッチ接触部材2上に設けられる。例えば、
絶縁物質は絶縁部材25として設けられる。図3に示す
実施形態では、絶縁部材25はキノコ状の形をしてお
り、スイッチ接触部材2内の小さな穴26内に小さい径
の部分を介して位置づけられる。この場合において、絶
縁部材25は作動部23を支持するため固定的に設けら
れる。また、絶縁部材25の代わりに絶縁カバーを使用
し又は前記作動部23上に絶縁ラッカーを塗布すること
としてもよい。更に、絶縁粘着剤をスイッチ接触部材に
塗り、その後乾燥処理することとしてもよい。
部21及び22との電気的接続、更にスイッチ接触部材
2の作動部23における印刷回路基板との電気的接続を
避けるために、電気的な絶縁手段、例えば、電気的な絶
縁物質がスイッチ接触部材2上に設けられる。例えば、
絶縁物質は絶縁部材25として設けられる。図3に示す
実施形態では、絶縁部材25はキノコ状の形をしてお
り、スイッチ接触部材2内の小さな穴26内に小さい径
の部分を介して位置づけられる。この場合において、絶
縁部材25は作動部23を支持するため固定的に設けら
れる。また、絶縁部材25の代わりに絶縁カバーを使用
し又は前記作動部23上に絶縁ラッカーを塗布すること
としてもよい。更に、絶縁粘着剤をスイッチ接触部材に
塗り、その後乾燥処理することとしてもよい。
【0023】SIMカード12がSIMカードリーダ1
0から取り外されたとき、スイッチ接触部材2はその弾
性のために図3に示す位置に戻る。スイッチ接触部材2
は中間部24を備えている。この中間部24は、スイッ
チ接触部材の非作動位置において、接触部材支持部3内
の当接面37,38に対して偏倚している。凹部34に
より自由な空間を確保したこと及びスイッチ接触部材2
上に絶縁手段を位置づけたことによって、スイッチ接触
部材2の大きく妨害されることのない接触移動が許容さ
れる。
0から取り外されたとき、スイッチ接触部材2はその弾
性のために図3に示す位置に戻る。スイッチ接触部材2
は中間部24を備えている。この中間部24は、スイッ
チ接触部材の非作動位置において、接触部材支持部3内
の当接面37,38に対して偏倚している。凹部34に
より自由な空間を確保したこと及びスイッチ接触部材2
上に絶縁手段を位置づけたことによって、スイッチ接触
部材2の大きく妨害されることのない接触移動が許容さ
れる。
【0024】更に図2に示すように、好ましい実施例に
おいては、カバー4に穴53,54及び55が設けられ
ており、これらは読取接触部材4及びスイッチ接触部材
2のそれぞれの第二の端部22及び42の領域に位置づ
けられる。カバーには従来技術として知られている様々
な種類の形状を用いることができる。
おいては、カバー4に穴53,54及び55が設けられ
ており、これらは読取接触部材4及びスイッチ接触部材
2のそれぞれの第二の端部22及び42の領域に位置づ
けられる。カバーには従来技術として知られている様々
な種類の形状を用いることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スマート
カード、特にSIMカードのための接触ブロック又はカ
ードリーダ、特にSIMカードリーダ(又はそのための
接触ブロック)を小さくすることができる。また、カー
ドの装着が検知された際、即ち、カード装着スイッチが
作動した際の電気的影響によって、カード内、特にSI
Mカード内に含まれるチップが破壊されることがない。
カード、特にSIMカードのための接触ブロック又はカ
ードリーダ、特にSIMカードリーダ(又はそのための
接触ブロック)を小さくすることができる。また、カー
ドの装着が検知された際、即ち、カード装着スイッチが
作動した際の電気的影響によって、カード内、特にSI
Mカード内に含まれるチップが破壊されることがない。
【図1】SIMカードリーダの一実施形態の側面図であ
る。
る。
【図2】図1のSIMカードリーダの平面図である。
【図3】図2のC−D線に沿った部分図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミカエル ハイム ドイツ連邦共和国 ハイルブロン 74078 ヒンタートールシュトラーセ 17
Claims (11)
- 【請求項1】 チップカード、特にSIMカード(1
2)のための接触ブロック(100)であって、 接触フレーム(3)と、前記接触フレーム(3)上に設
置された読取接触部材(4)と、前記接触フレーム
(3)上に設置されたスイッチ接触部材(2)と、を備
え、前記スイッチ接触部材(2)は、少なくとも前記S
IMカード(12)の接触領域に接触させるために設け
た領域に電気的絶縁手段を備えていることを特徴とする
接触ブロック(100)。 - 【請求項2】 前記スイッチ接触部材(2)は前記カー
ド(12)によって作動される作動部(23)を備え、
該作動部(23)は前記スイッチ接触部材(2)上に設
けられた前記絶縁手段によって電気的に絶縁されている
ことを特徴とする請求項1に記載の接触部材支持部(1
0)。 - 【請求項3】 単一のスイッチ接触部材(2)を備える
と共に、該スイッチ接触部材は第二の接触部(22)に
よって印刷回路基板と接続される第一の端部(21)を
備え、該第二の接触部は前記SIMカードにより前記ス
イッチ接触部材(2)が作動されたときに、接触領域
(112)において印刷回路基板と接触することを特徴
とする請求項1に記載の接触部材支持部(10)。 - 【請求項4】 前記スイッチ接触部材(2)の第一の端
部(21)と接触部分(22)との間に作動部(23)
を設けたことを特徴とする請求項3に記載の接触部材支
持部(10)。 - 【請求項5】 読取接触部材(4)は所定の間隔で前記
接触フレーム(3)内に配置されていることを特徴とす
る請求項1に記載の接触部材支持部(10)。 - 【請求項6】 スイッチ接触部材(2)は読取接触部材
について選択された間隔と同じ間隔にて配置されている
ことを特徴とする請求項5に記載の接触部材支持部(1
0)。 - 【請求項7】 読取接触部材(4)及びスイッチ接触部
材(2)は前記接触部材支持部(10)内に射出成型に
より形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
接触部材支持部(10)。 - 【請求項8】 前記スイッチ接触部材(2)のSIMカ
ードに接触させるために設けた領域は、電気的な絶縁ラ
ッカーの塗布により電気的に絶縁されていることを特徴
とする請求項1に記載の接触部材支持部(10)。 - 【請求項9】 前記スイッチ接触部材(2)のSIMカ
ードに接触させるために設けた領域は、乾燥処理された
電気的絶縁粘着剤の層により絶縁されていることを特徴
とする請求項1に記載の接触部材支持部(10)。 - 【請求項10】 前記スイッチ接触部材(2)のSIM
カードに接触させるために設けた領域は、接触部材支持
部を形成するためにも用いられる絶縁物質の部材(2
5)によって電気的に絶縁されていることを特徴とする
請求項1に記載の接触部材支持部(10)。 - 【請求項11】 印刷回路基板(11)上の接触領域
(112)は、金メッキされたスイッチ又は接触面であ
ることを特徴とする請求項3に記載の接触部材支持部
(10)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19850646.5 | 1998-11-03 | ||
DE1998150646 DE19850646A1 (de) | 1998-11-03 | 1998-11-03 | Kartenanwesenheitsschalter für einen SIMLOCK |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31427099A Pending JP2000227943A (ja) | 1998-11-03 | 1999-11-04 | 接触ブロック及びそのためのスイッチ |
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EP (1) | EP0999512A3 (ja) |
JP (1) | JP2000227943A (ja) |
DE (1) | DE19850646A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101797654B1 (ko) * | 2015-11-30 | 2017-11-15 | 몰렉스 엘엘씨 | 전자기기용 카드 소켓 |
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WO1998013905A1 (en) * | 1996-09-26 | 1998-04-02 | The Whitaker Corporation | Electronic module connector having a rotatable cover |
EP0840246B2 (de) * | 1996-11-05 | 2011-03-16 | Amphenol-Tuchel Electronics GmbH | SIM-Kartenkontaktiervorrichtung |
US6062889A (en) * | 1997-01-13 | 2000-05-16 | The Whitaker Corporation | Module connector having a switching mechanism |
-
1998
- 1998-11-03 DE DE1998150646 patent/DE19850646A1/de not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-11-03 EP EP99121776A patent/EP0999512A3/en not_active Withdrawn
- 1999-11-04 JP JP31427099A patent/JP2000227943A/ja active Pending
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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EP0999512A2 (en) | 2000-05-10 |
EP0999512A3 (en) | 2002-06-12 |
DE19850646A1 (de) | 2000-05-04 |
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