JP2000227449A - 電子式電力量計 - Google Patents

電子式電力量計

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JP2000227449A
JP2000227449A JP11029171A JP2917199A JP2000227449A JP 2000227449 A JP2000227449 A JP 2000227449A JP 11029171 A JP11029171 A JP 11029171A JP 2917199 A JP2917199 A JP 2917199A JP 2000227449 A JP2000227449 A JP 2000227449A
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Tetsuya Nakamura
哲也 中村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電力量計で昼間、夜間電力の計量と表
示ができるようにする。 【解決手段】 中央演算部39が専用負荷8のための専用
出力端子35に対する開閉器34を夜間電力時間帯だけ閉
じ、その他の時間帯には開いておく制御をする。そし
て、電力検出部36,37,38が常時出力端子33及び専用出力
端子35から出力される電力を検出し、中央演算部39が開
閉器の開閉状態に応じて、昼間電力と夜間電力を別々に
積算する。そして、表示器4が、中央演算部39が積算し
た昼間電力使用量と夜間電力使用量とを別々に表示す
る。これにより、電源から取り込む電力は共通にして、
1日のうちの決められた時間帯だけは常時出力端子と専
用出力端子とから共に電力を出力し、その他の時間帯に
は常時出力端子だけから電力を出力する電力使用形態に
して、1台の電力量計により夜間電力時間帯とそれ以外
の時間帯とに分けて、それぞれの時間帯での電力使用量
を積算して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電気を供
給する際に使用される電気使用量を計量する電子式電力
量計に関し、さらに詳しくは、ピーク電力の抑制による
負荷平準化に貢献し、電力を効率的及び経済的に供給で
きる電子式電力量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、一般家庭内に電気を供給
する配電系統は、図3に示すように電力供給設備1から
の配電線2が電気使用量を計量する電力量計100およ
び契約電流により定められる遮断電流の電磁開閉器5を
介して、屋内の負荷7に供給するようにしている。
【0003】そして、電力量計100は入力端子101
と出力端子102が内部で導体103により接続されて
いる。さらに電力計100の内部では、電圧検出部10
4と電流検出部105により検出したデータを電力演算
部106により乗算し、中央演算部107で電力量とし
て演算し、表示部108に使用累積電力量を表示する。
電磁開閉器5は、負荷7を流れる電流が契約電流を超え
た場合に動作して負荷7への電力供給を停止する働きを
するものである。このために、契約電流以内であればい
つでも電力を使用することができる。
【0004】これに対して、時間帯別計量の契約により
昼間及び夜間の使用電力量を表示部108に別々に表示
することにより、電力量単価を変え、昼間の電力消費を
抑制することにより負荷平準化に貢献する電力量計も知
られている。さらに、深夜の電力料金を割安とし、電気
温水器などの負荷に深夜のみ通電し、負荷の平準化を図
る契約もある。この場合、通常の電力量計の他に、深夜
電力計量用の電力量計及び負荷切替え用のタイムスイッ
チが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
力計量方式では、低圧需要家である一般家庭において、
時間帯別計量の契約で夜間電力の使用量を増加させるに
は、需要家の使用電力に対する意識が重要であり、深夜
電力を使用する場合には、深夜電力計量用の電力量計及
び負荷切替え用のタイムスイッチが必要となり、取付工
事費、取付場所などが大きくなり、非効率的及び非経済
的であるという問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、夜間の使用電力量の増大に貢献し、か
つ契約による適正な単価で使用電力を計量することによ
り、電力を効率的及び経済的に供給できる電子式電力量
計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電子式
電力量計は、電源から電力を取り込む入力端子と、前記
入力端子から取り込んだ電力を負荷に供給するための常
時出力端子と、前記入力端子から取り込んだ電力を専用
負荷に供給するための専用出力端子と、前記入力端子か
ら前記専用出力端子への電力の供給の断接を行なう開閉
手段と、前記開閉手段を決められた所定の時間帯だけ閉
じておく開閉制御手段と、前記常時出力端子及び前記専
用出力端子から出力される電力を検出する電力検出手段
と、前記開閉制御手段による前記開閉手段の開閉状態に
応じて前記電力検出手段の検出する電力を別々に積算す
る積算電力量演算手段と、前記積算電力量演算手段の積
算した前記別々の積算電力量を表示する表示器とを備え
たものである。
【0008】請求項1の発明の電子式電力量計では、開
閉制御手段が専用負荷のための専用出力端子に対する開
閉手段を1日の決められた時間帯だけ閉じ、その他の時
間帯には開いておく制御をする。そして、電力検出手段
が常時出力端子及び専用出力端子から出力される電力を
検出し、積算電力演算手段が開閉手段の開閉状態に応じ
て電力を別々に積算する。そして、表示器が、積算電力
量演算手段が積算した開閉手段の開閉状態に応じた別々
の積算電力量を表示する。
【0009】これにより、電源から取り込む電力は共通
にして、1日のうちの決められた時間帯だけは常時出力
端子と専用出力端子とから共に電力を出力し、その他の
時間帯には常時出力端子だけから電力を出力する電力使
用形態にして、1台の電力量計によりその決められた時
間帯とそれ以外の時間帯とに分けて、それぞれの時間帯
での電力使用量を積算し、まとめて表示することがで
き、専用負荷のために別に電力系統を引き込み、また電
力量計を設置する必要性がなくすことができる。また、
需要家に対して時間料金単価が低く設定される夜間など
の特定時間帯の電力使用を促し、電力使用の平準化が図
れる。
【0010】請求項2の発明の電子式電力量計は、電源
から電力を取り込む入力端子と、前記入力端子から取り
込んだ電力を負荷に供給するための常時出力端子と、前
記入力端子から取り込んだ電力を専用負荷に供給するた
め、前記常時出力端子とは別系統で当該入力端子に接続
された専用出力端子と、前記入力端子から前記専用出力
端子への電力の供給の断接を行なう開閉手段と、前記開
閉手段を決められた所定の時間帯だけ閉じておく開閉制
御手段と、前記常時出力端子及び前記専用出力端子から
出力される電力を個別に検出する電力検出手段と、前記
電力検出手段の検出する電力で、前記常時出力端子から
出力される電力と前記専用出力端子から出力される電力
とを別々に積算する積算電力量演算手段と、前記積算電
力量演算手段の積算した前記出力端子別の積算電力量を
表示する表示器とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明の電子式電力量計では、開
閉制御手段が専用負荷のための専用出力端子に対する開
閉手段を1日の決められた時間帯だけ閉じ、その他の時
間帯には開いておく制御をする。そして、電力検出手段
が常時出力端子から出力される電力及びこれとは別系統
の専用出力端子から出力される電力それぞれを個別に検
出して個別に積算する。そして、表示器が、積算電力量
演算手段が積算した常時出力端子に対する積算電力量、
専用出力端子に対する積算電力量を個別に表示する。
【0012】これにより、電源から取り込む電力は共通
にして、1日のうちの決められた時間帯だけは専用出力
端子からの出力を可能にし、その他の時間帯には常時出
力端子だけから電力を出力する電力使用形態にして、1
台の電力量計により常時出力端子と専用出力端子とに分
けて、それぞれの出力端子から出力される電力使用量を
積算し、個別に表示することができ、専用負荷のために
別に電力系統を引き込み、また電力量計を設置する必要
性がなくすことができる。
【0013】請求項3の発明の電子式電力量計は、請求
項1又は2において、さらに、1日に複数の任意の時間
帯を設定する時間帯設定手段を備え、前記積算電力量演
算手段が、前記時間帯設定手段によって設定された時間
帯ごとに前記電力検出手段の検出した電力を積算し、前
記表示器が、前記積算電力量演算手段の積算した前記時
間帯ごとの積算電力量を表示するものであり、1日の時
間帯ごとに電力料単価を異ならせる場合、それに応じた
時間帯毎の積算電力量を得ることができる。また、需要
家に対して時間料金単価が低く設定される夜間などの特
定時間帯の電力使用を促し、夜間に限らず、昼間の電力
使用の平準化も図れる。
【0014】請求項4の発明の電子式電力量計は、請求
項3において、前記時間帯設定手段が前記開閉手段の開
閉動作を行う時刻及び当該電力量計の現在時刻を容易に
変更するために検定封印外に設置されたものであり、料
金体系の変更に柔軟に対応できる。
【0015】請求項5の発明の電子式電力量計は、請求
項4において、前記時間帯設定手段が、前記開閉手段の
開閉動作を行う時刻、当該電力量計の現在時刻及び複数
の計量時間帯を光通信、無線通信又は有線接続により変
更するものであり、需要家個人による時間帯設定を防止
しつつも、電力業者による時間帯の設定変更が容易にで
き、料金体系の変更に柔軟に対応できる。
【0016】請求項6の発明の電子式電力量計は、請求
項1〜5において、前記表示器が、前記別々の積算電力
量を料金ベースの情報にして表示するものであり、料金
読取作業を楽にし、また需要家にも自家の使用電力量を
一見して理解できるようになり、単価の低い時間帯の使
用を促し、ひいては電力使用の平準化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
回路構成を示している。図3に示した従来例と同様、電
力供給設備1からの配電線2が本発明の電子式電力量計
3に接続されている。
【0018】電子式電力量計3の内部には、配電線2か
ら供給される電力を家庭内負荷7,8に供給するため
に、導体31により入力端子32に対して常時出力端子
33と開閉器34を介した夜間出力端子35とが接続さ
れている。家庭内負荷として一般的な負荷7は常時出力
端子33に電磁開閉器5を介して接続される。また例え
ば、電気温水器のような夜間電力を利用する夜間負荷8
は、夜間出力端子35に電磁開閉器6を介して接続され
る。
【0019】電子式電力量計3は、需要家が使用してい
る電力を計量するために、入力端子32から出る導体3
1に対して電圧成分Vを検出する電圧検出部36と、導
体31に流れる電流成分Iを検出する電流検出部37を
備えている。また、電圧検出部36の電圧検出信号、電
流検出部37の電流検出信号により使用電力Pを演算す
る電力演算部38、この電力演算部38の算出する電力
を設定された時間帯別に積算し、また開閉器34に対し
て決められた時間帯の間は閉状態にし、その他の時間帯
は開状態にする開閉制御を行なう中央演算部39、さら
に中央演算部39に対して、現在時刻を調整設定し、ま
た契約した夜間電力の供給時間帯を設定するための設定
部310を備えている。なお、中央演算部39が電力演
算部38の演算機能を含むものとし、電力演算部38を
省略する構成であってもよい。また、設定部310は、
電力量計の封印後にも外から現在時刻の調整設定や時間
帯設定を行なうために設けたものであるが、夜間電力供
給開始時刻及び停止時刻は封印前に固定値として中央演
算部38に設定しておき、後からは設定できない設定不
可能項目としてもよい。また、設定部310に光通信、
無線通信又は有線接続による通信機能を内蔵させ、電力
会社から各需要家の電力量計3に対して遠隔で時間帯の
変更設定ができるようにしてもよい。
【0020】電子式電力量計3はさらに、その内部に表
示部4を備えている。この表示部4には、中央演算部3
9が演算した時間帯別の積算電力量を表示するために、
昼間料金時間帯表示部41と夜間料金時間帯表示部4
2、そして現在時刻を表示するための現在時刻表示部4
3が含まれている。
【0021】次に、上記構成の電子式電力量計3の動作
を説明する。電力供給設備1から配電線2を通して入力
端子32に供給される電力は、常時出力端子33から通
常の屋内負荷7に対して電磁開閉器5を経て出力され
る。そして通常負荷7に電力が供給されている間は、電
圧検出部36が導体31の電圧を監視し、また電流検出
部37が導体31に流れる電流を監視し、電力演算部3
8で正電力を演算して中央演算部38に与える。
【0022】中央演算部38では、現在時刻が夜間電力
時間帯でなければ、この電力演算部38からの電力値を
通常時間帯の使用電力量として、例えば、1ヶ月単位と
いう積算単位期間内で積算し、現在時刻までの積算電力
量を昼間料金時間帯表示部41に出力して表示させる。
【0023】中央演算部38はまた、現在時刻が夜間電
力供給開始時刻になれば、開閉器34を閉状態にし、夜
間負荷8に対して夜間出力端子35から電磁開閉器6を
経て電力供給を開始させ、次の夜間電力供給停止時刻が
来れば、開閉器34を開状態にして夜間負荷8への電力
供給を停止する。そして、この夜間電力使用中には、中
央演算部38は、電力演算部38の演算する電力値を夜
間電力時間帯の使用電力量として積算し、夜間料金時間
帯表示部42に出力し、夜間電力使用量として表示させ
る。なお、この実施の形態の場合、電力演算部38は導
体31に流れる電流、電圧に基づいて電力を演算するの
で、常時出力端子33から出力される電力と夜間出力端
子34から出力される電力とを区別することがなく、両
方で使用される電力を合算したものを夜間使用電力と
し、中央演算部39はそれを積算することになる。
【0024】これにより、電力供給設備1から取り込む
電力は共通にして、1日のうちの決められた夜間料金時
間帯だけは常時出力端子33と夜間出力端子34とから
共に電力を出力し、その他の時間帯、つまり昼間料金時
間帯には常時出力端子33だけから電力を出力する電力
使用形態にして、1台の電力量計3により夜間料金時間
帯とそれ以外の昼間料金時間帯とに分けて、それぞれの
時間帯での電力使用量を積算し、まとめて表示すること
ができ、夜間負荷8のために別に電力系統を引き込み、
また電力量計を設置する必要をなくすことができる。ま
た、需要家に対して時間料金単価が低く設定される夜間
の特定時間帯の電力使用を促し、電力使用の平準化が図
れ、ひいては電力供給側の設備コストの削減、エネルギ
消費の低減が図れることになる。
【0025】次に、本発明の電子式電力量計の第2の実
施の形態を、図2に基づいて説明する。第2の実施の形
態の特徴は、電力量計3の内部の入力端子32に接続さ
れた導体31に対して、常時出力端子31に通じる配線
とは別系統の夜間電力用配線31Aを設け、この夜間電
力用配線31Aに流れる電流を検出するために、別個に
電流検出部37Aを設け、また電力演算部38が常時出
力端子33から出力される電力P1を演算すると共に、
夜間出力端子35から出力される電力P2も演算して中
央演算部39に出力するようにしたことを特徴とする。
なお、中央演算部39は第1の実施の形態と同様に、所
定の夜間電力時間帯ごとに開閉器34を開閉し、夜間負
荷8への電力供給を制御する。また、上記以外の構成要
素については、図1に示した第1の実施の形態と共通で
あり、同一のものには同一の符号を付して示してある。
【0026】次に、第2の実施の形態の動作を説明す
る。第2の実施の形態の電子式電力量計3では、電圧検
出部36が導体31の電圧を常時監視して電力演算部3
8に出力する。また、電流検出部37は常時出力端子3
3に通じる配線に流れる電流I1を検出して電力演算部
38に出力する。さらに、追加的に設けられた電流検出
部37Aは夜間出力端子35に通じる配線31Aに流れ
る電流I2を検出して電力演算部38に出力する。
【0027】電力演算部38は、電圧検出部36の検出
する電圧検出信号Vと電流検出部37の検出する電流検
出信号I1とから常時負荷電力P1を演算して中央演算
部39に出力し、また共通の電圧検出部36の検出する
電圧検出信号Pと、別の電流検出部37Aの検出する電
流検出信号I2とから夜間負荷電力P2を演算して中央
演算部39に出力する。
【0028】そして中央演算部39では、常時負荷電力
P1を積算して昼間料金積算電力量を演算して、昼間料
金時間帯表示部41に積算電力量を表示させる。また、
夜間負荷電力P2も積算して夜間料金積算電力量を演算
して、夜間料金時間帯表示部42に積算電力量を表示さ
せる。
【0029】これにより、電力供給設備1から取り込む
電力は共通にして、1日のうちの決められた夜間料金時
間帯だけは常時出力端子33と夜間出力端子34とから
個別に電力を出力し、その他の時間帯、つまり昼間料金
時間帯には常時出力端子33だけから電力を出力する電
力使用形態にして、1台の電力量計3により夜間料金積
算電力量と昼間料金積算電力量とに分けて電力使用量を
積算して表示することができ、夜間負荷8のために別に
電力系統を引き込み、また電力量計を設置する必要をな
くすことができる。
【0030】なお、上記の両実施の形態において、中央
演算部39が積算電力量をそのまま表示部41,42に
表示させるのではなく、電力料金ベースに換算して表示
させることができる。そして電力料金ベースに換算して
表示させる場合、需要家は昼間電力使用料金と比べて夜
間電力使用料金の安さを認識し、夜間電力の使用を促が
され、電力使用のいっそうの平準化につながることが期
待できる。
【0031】また、上記の両実施の形態では、昼間料金
時間帯表示部41と夜間料金時間帯表示部42とを別窓
としたが、それらの昼間料金時間帯の積算電力量、夜間
料金時間帯の積算電力量が識別できればよいので、一つ
の表示窓においてサイクリックに両積算電力量あるいは
それらの積算電力料金が表示される表示形態にしてもよ
い。またさらに、表示窓を一つにして、両積算電力量あ
るいはそれらの積算電力料金と共に現在時刻も含めてサ
イクリックに表示させるようにしてもよい。
【0032】さらにまた、上記の両実施の形態では、夜
間電力時間帯とそれ以外の時間帯の2つの異なった料金
時間帯に分けて使用電力を積算するようにしたが、昼間
料金もさらに細かく時間帯を分けて単価を異ならせる料
金体系にし、その料金体系に合わせて、単価の異なる時
間帯ごとに分けて積算電力量を演算し、表示させるよう
にしてもよい。これによって、特に電力消費ピーク時間
帯の単価を高めに設定し、昼間であっても消費ピークを
はずれた時間帯の単価を低めに設定する料金体系を導入
すれば、電力消費のいっそうの平準化が期待できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
電源から取り込む電力は共通にして、1日のうちの決め
られた時間帯だけは常時出力端子と専用出力端子とから
共に電力を出力し、その他の時間帯には常時出力端子だ
けから電力を出力する電力使用形態にして、1台の電力
量計によりその決められた時間帯とそれ以外の時間帯と
に分けて、それぞれの時間帯での電力使用量を積算し、
まとめて表示することができ、専用負荷のために別に電
力系統を引き込み、また電力量計を設置する必要性がな
くすことができる。また、需要家に対して時間料金単価
が低く設定される夜間などの特定時間帯の電力使用を促
し、電力使用の平準化が図れる。
【0034】請求項2の発明によれば、電源から取り込
む電力は共通にして、1日のうちの決められた時間帯だ
けは専用出力端子からの出力を可能にし、その他の時間
帯には常時出力端子だけから電力を出力する電力使用形
態にして、1台の電力量計により常時出力端子と専用出
力端子とに分けて、それぞれの出力端子から出力される
電力使用量を積算し、個別に表示することができ、専用
負荷のために別に電力系統を引き込み、また電力量計を
設置する必要性をなくすことができる。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の発明の効果に加えて、1日の時間帯ごとに電力料単価
を異ならせる場合、それに応じた時間帯毎の積算電力量
を得ることができ、また、需要家に対して時間料金単価
が低く設定される夜間などの特定時間帯の電力使用を促
し、夜間に限らず、昼間の電力使用の平準化も図れる。
【0036】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、料金体系の変更に柔軟に対応できる。
【0037】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
の効果に加えて、需要家個人による時間帯設定を防止し
つつも、電力業者による時間帯の設定変更が容易にで
き、料金体系の変更に柔軟に対応できる。
【0038】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
発明の効果それぞれに加えて、料金読取作業を楽にし、
また需要家にも自家の使用電力量を一見して理解できる
ようにして単価の低い時間帯の使用を促し、ひいては電
力使用の平準化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図3】従来例の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 電力供給設備 2 配電線 3 電力量計 4 表示部 7 負荷 8 夜間負荷 31 導体 31A 夜間電力配線 32 入力端子 33 常時出力端子 34 開閉器 35 夜間出力端子 36 電圧検出部 37 電流検出部 37A 電流検出部 38 電力演算部 39 中央演算部 310 設定部 41 昼間料金時間帯表示部 42 夜間料金時間帯表示部 43 現在時刻表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から電力を取り込む入力端子と、 前記入力端子から取り込んだ電力を負荷に供給するため
    の常時出力端子と、 前記入力端子から取り込んだ電力を専用負荷に供給する
    ための専用出力端子と、 前記入力端子から前記専用出力端子への電力の供給の断
    接を行なう開閉手段と、 前記開閉手段を決められた所定の時間帯だけ閉じておく
    開閉制御手段と、 前記常時出力端子及び前記専用出力端子から出力される
    電力を検出する電力検出手段と、 前記開閉制御手段による前記開閉手段の開閉状態に応じ
    て前記電力検出手段の検出する電力を別々に積算する積
    算電力量演算手段と、 前記積算電力量演算手段が積算した前記開閉手段の開閉
    状態に応じた別々の積算電力量を表示する表示器とを備
    えて成る電子式電力量計。
  2. 【請求項2】 電源から電力を取り込む入力端子と、 前記入力端子から取り込んだ電力を負荷に供給するため
    の常時出力端子と、 前記入力端子から取り込んだ電力を専用負荷に供給する
    ため、前記常時出力端子とは別系統で当該入力端子に接
    続された専用出力端子と、 前記入力端子から前記専用出力端子への電力の供給の断
    接を行なう開閉手段と、 前記開閉手段を決められた所定の時間帯だけ閉じておく
    開閉制御手段と、 前記常時出力端子及び前記専用出力端子から出力される
    電力を個別に検出する電力検出手段と、 前記電力検出手段の検出する電力で、前記常時出力端子
    から出力される電力と前記専用出力端子から出力される
    電力とを別々に積算する積算電力量演算手段と、 前記積算電力量演算手段の積算した前記出力端子別の積
    算電力量を表示する表示器とを備えて成る電子式電力量
    計。
  3. 【請求項3】 1日に複数の任意の時間帯を設定する時
    間帯設定手段を備え、 前記積算電力量演算手段は、前記時間帯設定手段によっ
    て設定された時間帯ごとに前記電力検出手段の検出した
    電力を積算し、 前記表示器は、前記積算電力量演算手段の積算した前記
    時間帯ごとの積算電力量を表示することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の電子式電力量計。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段の開閉動作を行う時刻及び
    当該電力量計の現在時刻を容易に変更するために検定封
    印外に前記時間帯設定手段を有することを特徴とする請
    求項3に記載の電子式電力量計。
  5. 【請求項5】 前記開閉手段の開閉動作を行う時刻、当
    該電力量計の現在時刻及び複数の計量時間帯を光通信、
    無線通信又は有線接続による時間帯設定手段で変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子式電力量計。
  6. 【請求項6】 前記表示器は、前記別々の積算電力量を
    料金ベースの情報にして表示することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の電子式電力量計。
JP11029171A 1999-02-05 1999-02-05 電子式電力量計 Pending JP2000227449A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020085905A (ko) * 2001-05-10 2002-11-18 주식회사 이코스닥네트웍스 무선호출기를 이용한 실시간 원격 부하검출 및 차등과금방법과 그 시스템
JP2012095371A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Panasonic Corp 家電機器及び家電機器制御方法
JP2014059245A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Mitsubishi Electric Corp 電力表示器

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