JP4751636B2 - 電子式電力量計 - Google Patents

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Description

本発明は、異容量V結線方式により供給された電力量を計量する電子式電力量計に関する。
電力会社管内の低圧電力の分野では、一般家庭のように単相負荷(単相2線負荷、単相3線負荷)のみに電力を供給する場合と、小規模工場のように電灯負荷(単相3線負荷)と動力負荷(三相3線負荷)との両方に電力を供給する場合とがある。
単相3線負荷と三相3線負荷とに並行して電力を供給する後者の場合、容量の異なる2個の変圧器をV結線して使用する異容量V結線方式が用いられる。
図14は異容量V結線式電線と従来の計器との接続を示した図である。図14に示すように、異容量V結線方式では、容量の小さい単相2線式200Vの変圧器TR1と容量の大きい単相3線式100/200Vの変圧器TR2とがV結線されたV結線変圧器TR0を用いる。V結線変圧器TR0の端子T1から対地173Vの電線105を引き出し、端子T2,T3から対地100Vの電線106,107を引き出し、変圧器TR2の中点の端子T0から電線108を引き出して接地する。
三相3線負荷103には、電線105,電線106及び電線107により三相200Vが供給され、単相3線負荷104には電線106,電線107及び電線108(中性線)により単相100/200Vが供給される。従来、このような異容量V結線方式では、図14に示すように、三相3線負荷103に供給される電力量は三相3線式計器100により計量し、単相3線負荷104に供給される電力量は単相3線式計器101により計量し、2台の計量値を合算して合計の電力量を求めていた。
ところで、電力会社等では、高圧需要家において時間帯毎や季節毎に異なる電気料金で電力を供給するサービスが提供されており、多用な料金メニューが提供されている。
また、今後、図14に示すような低圧需要家にもこのようなサービスが拡大し、低圧需要家においても、時間帯毎や季節毎等の多彩な料金メニューが提供されることが予想される。従って、図14に示したような異容量V結線方式により電力が供給される需要家においても、時間帯毎や季節毎等で別々に電力量を計量する必要がある。
しかし、図14に示すように、従来の電力量計では、2台の計器を用いて単相負荷及び三相負荷に供給される電力量を計量していたので、時間帯毎や季節毎等で別々に電力量を計量することが非常に困難である。このため、図14に示すような従来の電力量計は、時間帯毎や季節毎等の多彩な料金メニューが提供された場合に対応することができない。
そこで、異容量V結線方式により単相負荷と三相負荷との両方に供給される電力量を1台の計器で計量できる異容量V結線方式の電力量計が求められている。
また、従来の電力量計に各電線を接続した場合の接続確認は、リード線の色等を目視により確認することで行われているので、電力量計に電線を誤接続してしまう恐れがある。
電線の誤接続を防止する技術として、三相3線負荷に供給される電力量を計量する電子式電力量計であって、多相電力の相順及び電流方向を検出することにより、接続された電線の接続状態を確認することができる電子式電力量計が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−138494号公報
異容量V結線方式により単相負荷と三相負荷との両方に供給される電力量を1台の計器で計量する場合、図15に示すように、異容量V結線三相4線式計器102を用いる。異容量V結線三相4線式計器102はV結線変圧器TR0から引き出された電線105〜108に接続される。この異容量V結線三相4線式計器102は、他の三相4線式計器と同様に、電線105(R相)の対地電圧V10と電線105の電流I1とに基づいて電力量を計量する図示しない素子Iと、電線106(S相)の対地電圧V20と電線106の電流I2とに基づいて電力量を計量する図示しない素子IIと、電線107(T相)の対地電圧V30と電線107の電流I3とに基づいて電力量を計量する図示しない素子IIIとを有している。異容量V結線三相4線式計器102は、この各素子毎の電力量を計量することで、三相3線負荷103及び単相3線負荷104の両方に供給される電力量を計量することができる。
しかしながら、変成器付の異容量V結線三相4線式計器102の端子は、電圧端子P0〜P3、電源側電流端子1S〜3S及び負荷側電流端子1L〜3Lの10端子からなり、電圧端子と電流端子とが混在して配置されている。例えば、端子1S,P1,2S,P2,3S,P3,P0,3L,2L,1Lの順で配列されている。従って、配線作業時に電線を誤接続する恐れがある。
また、異容量V結線方式では、他の三相4線式計器と異なり、R相(端子P1)、S相(端子P2)、T相(端子P3)の対地電圧V10、V20、V30の大きさが異なる。図15に示すV結線変圧器TR0の場合、電圧V10は173Vであるのに対して、電圧V20及び電圧V30は100Vである。即ち、端子P1に接続されるべき電線105が端子P2またはP3に誤接続された場合、100Vが印加されるべき端子に173Vが印加されてしまい、電力量が誤計量されてしまうとともに計器を焼損させてしまう恐れがある。また、端子P1が正規に接続(正接続)されても、端子P2と端子P3とが逆に接続されてしまった場合、印加される電圧の位相が異常であるため、電力量が誤計量されてしまう。
さらに、従来の異容量V結線三相4線式計器1台で三相負荷及び単相負荷に供給される電力量を計量する場合、単相負荷に供給される電力量と三相負荷に供給される電力量とを分けて計量することができないため、三相負荷と単相負荷とで別々の料金メニューに基づいて、電気料金を計算することができない。
本発明の課題は、異容量V結線方式により供給される電力量を1台の計器で計量することができ、配線作業時に誤接続してしまうことを防止でき、さらに単相負荷と三相負荷とに供給される電力量を分けて計量することができる電子式電力量計を提供することにある。
請求項の発明は、容量の異なる2個の変圧器がV結線された異容量V結線変圧器から引き出された第1電線,第2電線,第3電線及び第4電線により三相負荷及び単相負荷に供給された電力量を計量する電子式電力量計であって、前記第1電線の電圧が入力される第1端子と接地線が接続される第4端子間の第1電圧,前記第2電線の電圧が入力される第2端子と前記第4端子間の第2電圧,前記第3電線の電圧が入力される第3端子と前記第4端子間の第3電圧を検出する電圧検出部と、前記第1電線に流れる第1電流,前記第2電線に流れる第2電流及び前記第3電線に流れる第3電流を検出する電流検出部と、前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧と所定の電圧とを比較して、前記第1端子が正接続された場合の前記第1電圧に相当する電圧を第1正規電圧であると判定する電圧比較部と、前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧の内の前記第1正規電圧以外の2つの電圧の位相と前記第1正規電圧の位相とを比較して、前記第2端子が正接続された場合の第2電圧に相当する一方の電圧を第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を第3正規電圧であると判定する位相比較部と、前記第1正規電圧と前記第1電流とを乗算し、前記第2正規電圧と前記第2電流とを乗算し、前記第3正規電圧と前記第3電流とを乗算して、前記三相負荷及び前記単相負荷に供給された電力を演算する電力演算部とを備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項記載の電子式電力量計において、前記電圧比較部は、前記第1電圧,前記第2電圧または前記第3電圧の内、前記所定の電圧以上である電圧を前記第1正規電圧であると判定することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項または請求項記載の電子式電力量計において、前記位相比較部は、前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧の内の前記第1正規電圧以外の2つの電圧の内、電圧の位相が前記第1正規電圧の位相に対して所定値だけ遅れている一方の電圧を前記第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を前記第3正規電圧であると判定することを特徴とする。
請求項の発明によれば、電圧比較部は、第1電圧,第2電圧及び第3電圧と所定の電圧とを比較して、第1端子が正接続された場合の第1電圧に相当する電圧を第1正規電圧であると判定し、位相比較部は、第1電圧,第2電圧及び第3電圧の内の第1正規電圧以外の2つの電圧の位相と第1正規電圧の位相とを比較して、第2端子が正接続された場合の第2電圧に相当する一方の電圧を第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を第3正規電圧であると判定し、電力演算部は、第1正規電圧と第1電流とを乗算し、第2正規電圧と第2電流とを乗算し、第3正規電圧と第3電流とを乗算して、三相負荷及び単相負荷に供給された電力を演算するので、各端子が誤接続された場合にも、正接続された場合と同様に電力量を計量することができる。
請求項の発明によれば、電圧比較部は、第1電圧,第2電圧または第3電圧の内、所定の電圧以上である電圧を第1正規電圧であると判定するので、第1正規電圧を容易に判定することができる。
請求項の発明によれば、位相比較部は、第1電圧,第2電圧及び第3電圧の内の第1正規電圧以外の2つの電圧の内、電圧の位相が第1正規電圧の位相に対して所定値だけ遅れている一方の電圧を第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を第3正規電圧であると判定するので、第2正規電圧及び第3正規電圧を容易に判定することができる。
以下、本発明の実施例に係る電子式電力量計を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、背景技術の欄で説明した電子式電力量計の構成部分と同一又は相当部分には、背景技術の欄で使用した符号と同一の符号を用いて説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施例1に係る電子式電力量計は、電圧入力部1、電流入力部2、電圧検出部3、電流検出部4、電圧比較部5、移相・積分比較回路6、電力演算部7、中央制御部8、発振回路9、設定操作部10、記憶部11、表示駆動部12、表示部13、通信部14及び電源部15で構成されている。
電圧入力部1には、V結線変圧器TR0から引き出されたR相の電線105の電圧が入力される端子P1、S相の電線106の電圧が入力される端子P2、T相の電線107の電圧が入力される端子P3及び電線108(接地線)が接続される端子P0が設けられ、各端子に入力された電圧は電圧検出部3に送られる。なお、以下の説明において、電圧入力部1の端子P1〜P3に上記のような電圧が入力されるように接続された状態を正接続されたという。
電圧検出部3は、電圧入力部1から入力された電圧を、図示しない計器用変圧器で適当な電圧に変圧する。また、変圧された端子P1−P0間の電圧V10(第1電圧),変圧された端子P2−P0間の電圧V20(第2電圧)及び変圧された端子P3−P0間の電圧V30(第3電圧)を検出する。検出された電圧は電圧比較部5及び電力演算部7に送られる。
図2は本発明に係る電子式電力量計の各相の電線が各電圧端子に正接続された場合の電圧V10,V20,V30を示すベクトル図である。図2に示すように、本発明の電子式電力量計は、異容量V結線方式により供給される電力量を計量するため、他の三相4線式計器と異なり、各端子間の電圧の大きさが異なる。例えば、図15のように接続した場合、電圧V10は173Vであるのに対して電圧V20及びV30は100Vである。また、電圧V20は電圧V10に対して90度位相が遅れている。電圧V30は電圧V10に対して90度位相が進んでいる。
電圧比較部5は、電圧入力部1の各端子に各電線が正接続された場合に電圧V10の定格が、電圧V20の定格及び電圧V30の定格の√3倍であることを利用して、端子P1に電線が正接続されたかどうかを判定する。電圧比較部5は、電圧検出部3で検出された電圧V10と基準電圧VTHと比較して、電圧V10が基準電圧VTH以上であるときは、端子P1に電線が正接続されたと判定し、その旨を表す信号を移相・積分比較回路6に出力する。電圧V10が基準電圧VTHよりも小さいときに端子P1に電線が誤接続されたと判定し、中央制御部8に端子P1が誤接続である旨を表す信号を出力する。
この基準電圧VTHは、計器が一般的に定格電圧の80%〜110%の範囲で器差を補償していることから、80%に10%のマージンを加味して、各電線が正接続されたときの電圧V10の定格電圧の70%に計器用変圧器の変圧比を考慮した値とする。
例えば、端子P1−P0間の電圧V10の定格電圧を173V,端子P2−P0間の電圧V20及び端子P3−P0間の電圧V30の定格電圧を100Vとし、図示しない計器用変圧の変圧比を100:1とする。この場合、電圧V10の定格電圧173Vの70パーセントである121Vに変圧比1/100をかけた1.21Vを、電圧比較部5に基準電圧VTHとして設定する。このとき電圧入力部1の端子P1に電線が誤接続され、端子P1−P0間に100Vが印加されると、印加された電圧は電圧検出部3で1Vに変圧されて検出される。電圧比較部5は、検出された1Vが基準電圧1.21Vよりも小さいので、端子P1に電線が誤接続されたと判定することができる。
移相・積分比較回路6は、電圧入力部1の各端子に各電線が正接続された場合に電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れていることを利用して、端子P2及び端子P3に電線が正接続されたかどうかを判定する。移相・積分比較回路6は、端子P1に電線が正接続されたときに、電圧V20の位相と電圧V10の位相とを比較して、電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れているときは端子P2及び端子P3が正接続されたと判定して、中央制御部8にその旨を表す信号を出力する。なお、端子P1及び端子P2が正接続されていれば、必然的に端子P3も正接続されているので、電圧V30の位相を比較する必要はない。電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れていないときは、端子P2及び端子P3に電線が誤接続されたと判定して、中央制御部8に端子P2及び端子P3が誤接続である旨を表す信号を出力する。
電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れているかどうかを判定する方法を図3を用いて説明する。図3(a)は端子P1〜P3の各端子に電線が正接続された場合の電圧V10,V20,V30の電圧波形を示す図である。図3(a)に示すように各電線が各端子に正接続された場合、電圧V20の電圧波形52は電圧V10の電圧波形51に対して、位相が90度遅れ、波高値が1/√3倍である。電圧V30の電圧波形53は電圧V20の電圧波形52に対して180度進み、波高値は電圧波形52と等しい。
このため、電圧V10と電圧V20とを比較するために、まず、電圧V10の電圧波形51の位相を90度遅らせる(電圧波形51a)。次に電圧波形51aを1/√3倍して積分し、電圧波形51aと同じ周期で電圧波形52を積分する。図3(b)は電圧波形51aを1/√3倍して時刻t0からt1で積分した積分波形61aを示す図であり、図3(c)は電圧波形52を時刻t0からt1で積分した積分波形62を示す図であり、図3(d)は電圧波形53を時刻t0からt1で積分した積分波形63を示す図である。
図3(b),(c)に示すように、積分波形61aと積分波形62とは等しく、積分波形61aから積分波形62を減じると差分がゼロとなる。この差分がゼロになったときに、電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れていると判定され、端子P2及び端子P3に電線が正接続されたと判定する。
これに対して、端子P2と端子P3との接続が逆であった(誤接続であった)場合は、電圧V20として、電圧波形53が検出され、電圧波形53を積分した積分波形63が得られる。積分波形61aと63とでは位相が180度異なり、積分波形61aから積分波形63を減じても差分がゼロにならないので、移相・積分比較回路6は端子P2及び端子P3に電線が誤接続されたと判定することができる。
電流入力部2は、R相の電線105を流れる電流I1,S相の電線106を流れる電流I2,T相の電線107を流れる電流I3を電源側電流端子1S,2S,3Sから取り込んで電流検出部4に送る。電流検出部4は、入力された電流を図示しない計器用変流器を経由して電流入力部2に戻し、電流入力部2は電流検出部4からの電流を負荷側電流端子1L,2L,3Lから出力する。
電力演算部7は、電圧検出部3で検出された電圧V10と電流検出部4で検出された電流I1とを乗算し、電圧V20と電流I2とを乗算し、電圧V30と電流I3とを乗算することで三相3線負荷103及び単相3線負荷104に供給される電力を演算する。電力演算部7は、演算された電力を、該電力に比例した周波数を有したパルスに変換して中央制御部8に送る。
中央制御部8は、マイクロコンピュータで構成され、電子式電力量計の全体を制御する。中央制御部8は、電圧比較部5または移相・積分比較回路6から、各電線が各端子に誤接続されている旨を表す信号が入力されると、表示駆動部12に誤接続であることを表示部13に表示させるための信号を出力する。また、移相・積分比較回路6から各端子が正接続された旨を表す信号が入力されると、電力演算部7で演算された電力に基づいて電力量の計量を開始する。求められた電力量は記憶部11に記憶されるとともに表示駆動部12に出力される。
発振回路9は、クロック信号を生成して中央制御部8に送る。中央制御部8は、発振回路9からのクロック信号に従って動作する。
設定操作部10は、電子式電力量計の初期設定や設定変更を行ったり、故障診断を実行させるために使用され、設定操作部10の操作に応じた信号は中央制御部8に送られる。中央制御部8は、設定操作部10からの信号によって送られてくる種々のパラメータを記憶部11に格納する。
記憶部11は、中央制御部8によってアクセスされる。記憶部11には、求められた電力量、設定操作部10からの種々のパラメータ等が記憶される。
表示駆動部12は、中央制御部8からのデータに基づいて表示部13を駆動する。表示部13は、例えば液晶、LED、LCD等から構成されており、中央制御部8から表示駆動部12を介して送られてくる情報を表示する。また、電圧比較部5または移相・積分比較回路6から誤接続を表す信号が中央制御部8を介して送られてきたときに例えば、液晶画面の誤接続箇所を示す部分をフリッカ表示させことにより、誤接続された端子がいずれの端子であるかを知らせる。
通信部14は、図示しない無線または有線の回線を介してセンタ(図示しない)に接続されている。通信部14は、センタからの要求に応答して、中央制御部8を介して記憶部11に格納されている情報を該センタに送信する。
電源部15は、電子式電力量計の各回路に電源を供給する。電源部15には、R相とS相,R相とT相、またはS相とT相のいずれかの相間電圧が入力されている。このため、各電線が各端子に誤接続された場合であっても、常に200Vの電圧が印加され、過電圧等の電圧が印加されることがなく、安定して電源電圧を確保することができる。
次に、このように構成された本発明の実施例1に係る電子式電力量計の動作を図4に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
まず、電圧検出部3及び電流検出部4は、各端子に入力された電圧,電流を検出する(ステップS1)。電圧比較部5は、検出された電圧V10と基準電圧VTHとを比較し、電圧V10が基準電圧VTHよりも小さいときは、端子P1が誤接続されたと判定して、表示部13に誤接続である旨を表示させる(ステップS17)。電圧V10が基準電圧VTH以上であるときは、端子P1が正接続されたと判定し、ステップS5に進む。
移相・積分比較回路6は、電圧V10の位相を90度遅らせ(ステップS5)、1/√3倍する(ステップS7)。ステップS7で1/√3倍された電圧V10´及び電圧V20は積分される(ステップS9)。電圧V10´から電圧V20が減じられ、この差分がゼロでないときは、誤接続であると判定し、表示部13に誤接続である旨を表示させる(ステップS17)。差分がゼロであるときは、各端子が正接続されたと判定し、電力量の計量が開始される。計量された電力量は表示部13に表示される(ステップ15)。
このように実施例1に係る電子式電力量計は、電圧比較部5が、電圧V10と基準電圧VTHとを比較して、電圧V10が基準電圧VTH以上であるときに端子P1が正接続されたと判定し、端子P1が正接続されたと判定されたときに、移相・積分比較回路6が、電圧V10の位相と電圧V20の位相とを比較して、電圧V20の位相が電圧V10の位相に対して90度遅れているときに端子P2及び端子P3が正接続されたと判定し、電圧比較部5または移相・積分比較回路6により、端子P1,端子P2または端子P3が誤接続されたと判定されたときに、表示部13が誤接続を表す情報を表示するので、配線作業時に誤接続してしまうことを防止できる。
なお、上記では、図15に示すように配線した場合の例を示したが、本発明は図15に示す配線例にのみ適用されるものでないことは勿論である。
図5は本発明の実施例2に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。実施例2に係る電子式電力量計は、各端子が誤接続された場合にも、正接続されたときと同じ演算をすることができるものである。
実施例2に係る電子式電力量計は、図5に示すように、電圧検出部3が電圧比較部5aを介して電力演算部7に接続されている。
電圧比較部5aは、電圧検出部3で検出された電圧V10,V20及びV30と基準電圧VTHとを比較して、電圧V10,V20及びV30の内、基準電圧VTH以上の電圧を、端子P1に電線が正接続された場合のR相の正規の電圧V10aと判定する。以下の説明では、各端子に電線が正接続された場合のR相,S相及びT相の電圧を正規電圧V10a,V20a及びV30aという。
移相・積分・比較・切替回路6aは、電圧比較部5aで判定されたR相の正規電圧V10aの位相と、電圧V10,V20及びV30の内の電圧V10a以外の電圧の位相とを実施例1と同様の比較方法で比較する。比較の結果、電圧V10aの位相よりも90度位相が遅れている電圧をS相の正規電圧V20aと判定し、90度位相が遅れていない電圧をT相の正規電圧V30aと判定する。電圧検出部3は、電圧比較部5a及び移相・積分・比較・切替回路6aにより、R相,S相及びT相の正規電圧であると判定された電圧V10a,V20a及びV30aを電圧比較部5aを介して電力演算部7に送る。
また、電圧入力部1に入力する電圧の補償範囲は、一般的な電圧補償範囲である定格電圧の80%〜110%に10%のマージンを加味した、70%〜120%とした。即ち、電圧補償範囲をS相またはT相の定格電圧の70%(70V)〜R相の定格電圧の120%(208V)とすることで、各電線をR相,S相及びT相の入力端子P1,P2及びP3のいずれの端子に入力しても誤接続により、過電圧がかかることがなくなる。
また、電圧入力部1の電圧補償範囲を70〜208Vとし、電圧検出部3は電圧入力部1に入力された電圧を1/100に変圧して検出する場合、電圧検出部3で検出される電圧の下限電圧は0.7V、上限電圧は2.08Vとなる。この上限電圧を電力演算部7の入力定格電圧とした場合、下限電圧は定格時の約34%の約1/2.9である。一方、電力演算部7の電流入力側の負荷補償範囲は、定格電流の1/40まであるので、電力演算部7は、1/2.9×1/40=1/116程度までの電力演算ができれば電力演算部7としての性能は問題ない。
その他の構成は、図1に示す実施例1の構成と同一であり、同一部分には同一符号を付し、その詳細は省略する。
次に、このように構成された実施例2に係る電子式電力量計の動作を詳細に説明する。なお、ここでは一例として、端子P2にR相の電圧V10が入力され、端子P3にS相の電圧V20が入力され、端子P1にT相の電圧V30が入力された(電線が誤接続された)場合について説明する。
まず、電圧入力部1には、電圧V10=100V,電圧V20=173V,電圧V30=100Vが入力される。また、電圧V30は電圧V20よりも90度位相が遅れ、電圧V10は電圧V20よりも90度位相が進んでいる。電圧検出部3は、例えば電圧入力部1に入力された電圧を1/100に変圧する。従って、電圧検出部3では、電圧V10=1V,電圧V20=1.73V,電圧V30=1Vが検出される。電圧比較部5aは、電圧V10,V20,V30と基準電圧VTH=1.21Vとを比較し、基準電圧VTH以上の電圧である電圧V20をR相の正規電圧V10aであると判定する。
次に、移相・積分・比較・切替回路6aは、R相の正規電圧V10aよりも90度位相が遅れている電圧V30をS相の正規電圧V20aであると判定し、電圧V10をT相の正規電圧V30aであると判定する。電圧検出部3は、電圧比較部5a及び移相・積分・比較・切替回路6aで判定された正規電圧V10a,V20a及びV30aを電圧比較部5aを介して電力演算部7に送る。その他の動作は、実施例1の動作と同様であるので説明を省略する。
このように実施例2に係る電子式電力量計は、各電線が各端子に誤接続された場合にも、電圧比較部5a及び移相・積分・比較・切替回路6aにより、R相、S相及びT相の正規電圧を判定し、これら正規電圧が電力演算部7に送られるので、各端子が誤接続された場合にも、正接続された場合と同様に電力量を計量することができる。
図6は本発明の実施例3に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。図6に示すように、実施例3に係る電子式電力量計は、電圧検出部3及び電流検出部4と中央制御部8との間に三相電力演算部16が設けられ、全体の計量値と別に三相負荷のみに供給された電力量を計量することができるものである。
三相電力演算部16は、電力が供給される三相3線負荷が三相平衡負荷である場合に、電圧検出部3で検出された電圧と電流検出部4で検出された電流に基づいて、三相負荷のみに供給された電力を演算する。三相負荷のみに供給された電力を演算する具体的な方法については後述する。
本発明の電子式電力量計は、図15に示すように、電線105〜108に接続されており、電線105には、三相3線負荷のR相の電流I1=I13が流れ、電線106には、三相3線負荷のS相の電流I23及び単相3線負荷の電流I21を加え合わせた電流I2=I23+I21が流れ、電線107には、三相3線負荷のT相の電流I33及び単相3線負荷の電流I31を加え合わせた電流I3=I33+I31が流れている。
図7は端子P1−P0間の電圧V10,端子P2−P0間の電圧V20及び端子P3−P0間の電圧V30と、負荷の力率が1〜0.5の範囲で変化したときの電流I1,I2及び電流I3との関係を示すベクトル図である。
図8〜図11はそれぞれ三相平衡負荷時,単相平衡負荷時,位相差のある三相平衡負荷時,三相・単相負荷時の各電圧と各電流の関係を示すベクトル図である。図12は電線106に流れる電流I2=I23+I21を示すベクトル図である。図7に示すように、電線106及び電線107を流れる電流I2及び電流I3は使用する三相負荷と単相負荷のバランスによって、大きさや位相が変化するので、電流I2から三相負荷に流れる電流I23を取り出して電流I3から三相負荷に流れる電流I33を取り出すことは困難である。このため、三相負荷が三相平衡負荷でない場合は、三相負荷のみに供給される電力量を計量することはできない。
一方、三相負荷が三相平衡負荷である場合、図8に示すように、三相負荷のR相,S相及びT相に流れる電流I13,I23及びI33の大きさは等しい。また、電線105に流れる電流I1は三相負荷のR相の電流I13のみであるので、三相平衡負荷の場合、I1=I13=I23=I33であり、電流I13の位相角をθ1度とすると、電流I23の位相角θ2は、θ2=θ1+30度、電流I33の位相角θ3は、θ3=θ1−30度となる。従って、各相の三相電力は以下の式(1)、式(2)、式(3)により求められる。
R相の三相電力P13=V10×I13×cosθ1
=V10×I1×cosθ1 ・・・(1)
S相の三相電力P23=V20×I23×cos(θ1+30)
=V20×I1×cos(θ1+30) ・・・(2)
T相の三相電力P33=V30×I33×cos(θ1−30)
=V30×I1×cos(θ1−30) ・・・(3)
三相電力演算部16は、電圧検出部3で検出された電圧V10,V20及びV30と電流検出部4で検出された電流I1とに基づいて、R相,S相及びT相の三相電力のみを演算する。
中央制御部8は、三相電力演算部16で演算された各相の電力を合計し、積算して三相負荷のみに供給された電力量を算出する。
このように実施例3に係る電子式電力量計は、三相電力演算部16を設けたので、三相負荷が三相平衡負荷である場合、三相負荷のみに供給される電力量を計量することができる。
なお、本実施例の三相電力演算部16を実施例1または実施例2の電子式電力量計に設けることで実施例1または実施例2の電子式電力量計で、三相負荷のみに供給される電力量を計量することができる。この場合、実施例1においては、電圧検出部3及び電流検出部4と中央制御部8との間に三相電力演算部16を設け、電圧検出部3及び電流検出部4から電圧及び電流が入力され、演算された三相電力は中央制御部8に出力される。実施例2においては,電圧比較部5a及び電流検出部4と中央制御部8との間に三相電力演算部16を設け、電圧は電圧検出部3から電圧比較部5aを介して入力され、電流は電流検出部4から入力され、演算された三相電力は中央制御部8に出力される。
本発明の実施例4に係る電子式電力量計は、図6に示す実施例3に係る電子式電力量計において、三相平衡負荷に供給される電力量と単相負荷に供給される電力量とを分けて計量して表示するものである。
三相平衡負荷及び単相負荷に供給される電力、即ち、本発明の電力演算部7で演算される三相負荷及び単相負荷に供給される全体の電力Pは、(全体の電力P)=(R相の電力P1)+(S相の電力P2)+(T相の電力P3)である。また、R相の電力P1は、(R相の電力P1)=(R相の三相電力P13)であり、S相の電力P2は、(S相の電力P2)=(S相の三相電力P23)+(S相の単相電力P21)であり、T相の電力P3は、(T相の電力P3)=(T相の三相電力P33)+(T相の単相電力P31)である。また、S相の三相電力P23及びT相の三相電力P33は前記式(2)及び式(3)により求めることができるので、S相の単相電力P21は、S相の電力P2の位相角をφ2とすると、式(4)により求めることができる。
P21=P2−P23
=(V20×I2×cosφ2)
−(V20×I1×cos(θ1+30)) ・・・(4)
T相の単相電力P31は、T相の電力P3の位相角をφ3とすると、式(5)により求めることができる。
P31=P3−P33
=(V30×I3×cosφ3)
−(V30×I1×cos(θ1−30)) ・・・(5)
このように実施例4に係る電子式電力量計は、中央制御部8が電力演算部7で演算されたS相及びT相の電力から三相電力演算部16で演算されたS相及びT相の三相電力を減じることで、S相及びT相の単相電力を求め、求められたS相及びT相の単相電力を合計することで単相負荷にのみ供給される電力を演算することができるので、三相平衡負荷に供給される電力量と単相負荷に供給される電力量とを分けて計量して表示することができる。
本発明の実施例5に係る電子式電力量計は、実施例4に係る電子式電力量計において、三相電力量と単相電力量とに分けて計量された電力量を予め定められた計量パターンに従って、季節別・時間帯別に記憶して表示するものである。
図13に季節別・時間帯別の計量パターンの一例を示す。図13に示した例では、季節区分として一般季と夏季とに分けられ、曜日区分として平日と土曜と日曜祝日とに分けられている。また、時間区分として、一般季の平日及び土曜においては昼間時間と夜間時間とに分けられ、夏季の平日及び土曜においては、昼間時間と夜間時間と重負荷時間とに分けられている。日曜祝日は夜間時間区分のみとなっている。
この計量パターンは、通信部14から中央制御部8を介して記憶部11に記憶され、中央制御部8により計量された三相及び単相の計量値は、計量パターンに基づいた区分毎に記憶部11に記憶される。この記憶された計量値は、センタ等の上位端末からの要求に応答して、上位端末に送信される。また、計量値は上位端末からの指示で表示部13に表示することができる。
このように本発明の実施例5に係る電子式電力量計は、三相電力量と単相電力量とに分けて計量された電力量を、予め設定された計量パターンに基づいた区分毎に記憶するので、本実施例の電子式電力量計1台で三相,単相毎の電力量を計量することができ、三相,単相毎に個別の計量パターンにより電力量を計量することができる。従って、三相負荷と単相負荷とで別々の料金メニューに基づいて、電気料金を計算することができる。
本発明は、異容量V結線方式により三相負荷及び単相負荷に供給される電力量を計量する電力量計として利用可能である。
本発明の実施例1に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。 本発明に実施例1に係る電子式電力量計の各電線が各端子に正接続された場合の電圧V10,電圧V20,電圧V30を示すベクトル図である。 本発明の実施例1に係る電子式電力量計に電線が正接続された場合の電圧V10,V20,V30の電圧波形及び各電圧波形を積分した積分波形を示す図である。 本発明の実施例1に係る電子式電力量計の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。 異容量V結線により力率が1から0.5の負荷に電流を流した場合の各電線に流れる電流の位相範囲を示す図である。 三相平衡負荷時に各電線を流れる電流を示すベクトル図である。 単相平衡負荷時に各電線を流れる電流を示すベクトル図である。 位相差がある負荷の三相平衡負荷時に各電線を流れる電流を示すベクトル図である。 単相・三相時に各電線を流れる電流を示すベクトル図である。 S相の電線に流れる電流を示した図である。 本発明の実施例5に係る電子式電力量計の計量パターンの一例を示すずである。 異容量V結線電線と従来の計器との接続を示す図である。 異容量V結線電線と異容量V結線三相4線式計器との接続を示す図である。
符号の説明
1 電圧入力部
2 電流入力部
3、3a 電圧検出部
4 電流検出部
5、5a 電圧比較部
6 移相・積分・比較回路
6a 移相・積分・比較・切替回路
7 電力演算部
8 中央制御部
9 発振回路
10 設定操作部
11 記憶部
12 表示駆動部
13 表示部
14 通信部
15 電源部
16 三相電力演算部
51〜53 電圧波形
61a〜63 積分波形
100 三相3線式計器
101 単相3線式計器
102 異容量V結線三相4線式計器
103 三相3線負荷
104 単相3線負荷
105〜108 電線
1S〜3S 電源側電流端子
1L〜3L 負荷側電流端子
P0〜P3 電圧端子
T0〜T3 変圧器端子
TR1、TR2 変圧器
TR0 異容量V結線変圧器

Claims (3)

  1. 容量の異なる2個の変圧器がV結線された異容量V結線変圧器から引き出された第1電線,第2電線,第3電線及び第4電線により三相負荷及び単相負荷に供給された電力量を計量する電子式電力量計であって、
    前記第1電線の電圧が入力される第1端子と接地線が接続される第4端子間の第1電圧,前記第2電線の電圧が入力される第2端子と前記第4端子間の第2電圧,前記第3電線の電圧が入力される第3端子と前記第4端子間の第3電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1電線に流れる第1電流,前記第2電線に流れる第2電流及び前記第3電線に流れる第3電流を検出する電流検出部と、
    前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧と所定の電圧とを比較して、前記第1端子が正接続された場合の前記第1電圧に相当する電圧を第1正規電圧であると判定する電圧比較部と、
    前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧の内の前記第1正規電圧以外の2つの電圧の位相と前記第1正規電圧の位相とを比較して、前記第2端子が正接続された場合の第2電圧に相当する一方の電圧を第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を第3正規電圧であると判定する位相比較部と、
    前記第1正規電圧と前記第1電流とを乗算し、前記第2正規電圧と前記第2電流とを乗算し、前記第3正規電圧と前記第3電流とを乗算して、前記三相負荷及び前記単相負荷に供給された電力を演算する電力演算部と、
    を備えることを特徴とする電子式電力量計。
  2. 前記電圧比較部は、
    前記第1電圧,前記第2電圧または前記第3電圧の内、前記所定の電圧以上である電圧を前記第1正規電圧であると判定することを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
  3. 前記位相比較部は、
    前記第1電圧,前記第2電圧及び前記第3電圧の内の前記第1正規電圧以外の2つの電圧の内、電圧の位相が前記第1正規電圧の位相に対して所定値だけ遅れている一方の電圧を前記第2正規電圧であると判定し、他方の電圧を前記第3正規電圧であると判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子式電力量計。
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