JP2000227277A - 遠赤外線ストーブ - Google Patents

遠赤外線ストーブ

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JP2000227277A
JP2000227277A JP11026049A JP2604999A JP2000227277A JP 2000227277 A JP2000227277 A JP 2000227277A JP 11026049 A JP11026049 A JP 11026049A JP 2604999 A JP2604999 A JP 2604999A JP 2000227277 A JP2000227277 A JP 2000227277A
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Japan
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far
burner
grain
air
infrared radiator
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JP11026049A
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English (en)
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Akiyoshi Matsuyama
晃悦 松山
Toshihiro Takeda
俊広 武田
Kenji Yuki
賢二 結城
Shingo Shida
真吾 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀物乾燥装置を使用する農家が、費用の大幅
な増加を伴うことなく、作業小屋等を暖めることがで
き、コスト効率のよい遠赤外線ストーブを得る。 【解決手段】 遠赤外線ストーブ90は、バーナー66
及び遠赤外線放射体78を備えており、外郭体98に着
脱自在に支持されている。さらに、これらのバーナー6
6及び遠赤外線放射体78は、穀物乾燥装置に適用可能
である。穀物乾燥装置は、導風路から穀物流下路内の穀
物へ乾燥風を送給して乾燥処理する構成のものであり、
導風路内にこの遠赤外線ストーブ90のバーナー66及
び遠赤外線放射体78を装備することで、穀物乾燥装置
を通常通り運転することができる。したがって、導風路
から再びバーナー66及び遠赤外線放射体78を取り外
し、再度外郭体98に装着して遠赤外線ストーブ90と
して使用すれば、作業小屋等を暖める暖房器具を特別に
用意する必要がなく、費用がかかることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠赤外線を放射して
周囲を暖める遠赤外線ストーブに関する。
【0002】
【従来の技術】穀物を乾燥するために、機体内で穀物を
循環流動させながら乾燥風を送給して乾燥する穀物乾燥
装置が知られている。
【0003】この種の穀物乾燥装置は、通気性の隔壁に
よって導風路及び排風路が形成されており、導風路と排
風路の間が穀物が流下する穀物流下路となっている。ま
た、導風路はバーナに連通されており、排風路は吸引排
風機に連通されている。穀物を乾燥する際には、導風路
から穀物流下路へ乾燥風が送給され、穀物は穀物流下路
を流下しながら乾燥風を浴びて乾燥され、乾燥後の風は
排風路から排出される構成である。
【0004】ところで、このような穀物乾燥装置は比較
的高価であるため、この穀物乾燥装置を使用する一般的
な農家にとっては、できる限り別の新たな設備投資は控
えたいという要望がある。
【0005】一方、このような穀物乾燥装置を使用する
農家では、作業小屋内で各種の作業を行う場合が多い。
ここで、このような作業小屋は、例えば冬季には外気温
に伴って室温が低下して大幅に作業能率が悪化してい
た。このため、このような作業小屋内で冬季において作
業を行う場合には、種々の暖房器具を使用して周囲を暖
めたり作業小屋に暖房設備を施したりして、作業者の作
業能率が悪くならないような対策を講じている。
【0006】しかしながら、反面、このように作業小屋
内を暖めて好ましい環境を維持しようとすると、暖房器
具を特別に用意したり暖房設備を特別に完備しなければ
ならないために、費用がかかっており、このための対策
が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、穀物乾燥装置を使用する農家等が、費用の大幅な
増加を伴うことなく、作業小屋等を暖めることができ、
コスト効率のよい遠赤外線ストーブを得ることが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠赤外線ス
トーブは、乾燥風を生成するバーナーと、前記バーナー
に連結されて乾燥風を噴出すると共に遠赤外線を放射す
る遠赤外線放射体と、前記バーナー及び遠赤外線放射体
を着脱自在に支持すると共に前記両者の装着支持状態で
は前記遠赤外線放射体を周囲から覆ってガードする外郭
体と、を備え、かつ、前記外郭体から取り外された状態
の前記バーナー及び遠赤外線放射体は、通気性の隔壁に
よって穀物流下路及び導風路が設けられ前記導風路から
前記穀物流下路へ乾燥風を送給して穀物を乾燥処理する
穀物乾燥装置の前記導風路内に配置可能とされる、こと
を特徴としている。
【0009】上記構成の遠赤外線ストーブでは、バーナ
ー及び遠赤外線放射体が外郭体によって着脱自在に支持
され、通常の使用状態となる。この使用状態では、バー
ナーによって生成された熱風が遠赤外線放射体から噴出
されると共にこの遠赤外線放射体から遠赤外線が放射さ
れて周囲が暖められる。また、遠赤外線放射体は外郭体
によって周囲から覆われてガードされているため、装置
の使用者等が過って身体等を触れたりすることが防止さ
れる。
【0010】また一方、この遠赤外線ストーブは、バー
ナー及び遠赤外線放射体を外郭体から取り外した状態と
すれば、穀物乾燥装置に適用することができる。
【0011】適用できる穀物乾燥装置としては、通気性
の隔壁によって導風路及び穀物流下路が形成され、導風
路から穀物流下路へ乾燥風が送給されて穀物を乾燥する
構成の穀物乾燥装置である。この穀物乾燥装置の導風路
内に、外郭体から取り外した状態のバーナー及び遠赤外
線放射体を配置して運転すれば、導風路内へ乾燥風を噴
出すると共に遠赤外線を放射して、穀物乾燥装置を通常
通り乾燥運転することができる。
【0012】したがって、このような穀物乾燥装置を使
用する農家等が、例えば冬季において作業小屋内で作業
を行う場合に、穀物乾燥装置の導風路内から再びバーナ
ー及び遠赤外線放射体を取り外し、再度外郭体に装着し
て遠赤外線ストーブとして使用すれば、作業小屋内を暖
めるための暖房器具を特別に用意したり暖房設備を特別
に完備する必要がなく、費用がかかることがない。換言
すれば、別の新たな設備投資を伴うことなく作業小屋等
を暖房することができる。
【0013】このように、本発明に係る遠赤外線ストー
ブは、単に暖房器具としても用いることができるのみな
らず、穀物乾燥装置の乾燥風生成手段としても用いるこ
とができるため、穀物乾燥装置を使用する農家等が、費
用の大幅な増加を伴うことなく作業小屋等を暖めること
ができ、コスト効率がよくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2には本発明の実施の
形態に係る遠赤外線ストーブ90の構成が斜視図にて示
されている。また、図3には、この遠赤外線ストーブ9
0が適用可能な穀物乾燥装置10の縦断面図が示されて
おり、図4には図3の4−4線に沿った縦断面図が示さ
れている。
【0015】先ず、遠赤外線ストーブ90の構成を説明
する。
【0016】遠赤外線ストーブ90は、バーナー66
(図3参照)を備えている。バーナー66は、バーナー
カバー92内に配置されており、その本体部分が防風カ
バー76によって覆われると共に燃焼筒74が突出して
設けられている。バーナーカバー92は、下端部が開口
すると共に、前面にはスリット状の空気流入孔44が形
成されており、外気が流入可能となっている。また、防
風カバー76は下部が開口しており、バーナーカバー9
2の下端開口部に対向している。これにより、バーナー
カバー92の空気流入孔44からバーナー66への空気
の流入を遮断すると共に、バーナーカバー92の下端開
口部から空気をバーナー66へ供給することができるよ
うになっている。
【0017】バーナーカバー92の上部前面には操作盤
94が設けられており、バーナー66の運転を操作する
ことができるようになっている。
【0018】また、遠赤外線ストーブ90は、遠赤外線
放射体78を備えている。遠赤外線放射体78は筒状に
形成されており、一端部が前述したバーナー66の燃焼
筒74を覆うようにしてバーナー66の本体に連結され
ている。また、遠赤外線放射体78の他端部はU字形に
屈曲して形成されており、その先端部は開口して排気口
80とされている。この排気口80は、バーナーカバー
92からの外気導入方向に対向する方向へ向けて(すな
わち、空気流入孔44へ向けて)配置されている。これ
により、バーナー66によって発生した熱風は、遠赤外
線放射体78を加熱しながら、排気口80から放出され
る構成である。
【0019】さらに、遠赤外線放射体78の底部外周に
は、断面コ字形の支持レール96が設けられており、後
述する外郭体98への支持部となっている。
【0020】以上の構成のバーナー66及び遠赤外線放
射体78は、外郭体98に着脱自在に支持されている。
外郭体98は、ベース100とこのベース100に一体
に設けられた網目状の上部ガード102によって構成さ
れている。ベース100には、前記遠赤外線放射体78
の底部外周に設けられた支持レール96に対応して、ガ
イドレール104が設けられている。このガイドレール
104に支持レール96が嵌合して遠赤外線放射体78
及びバーナー66が外郭体98のベース100に着脱自
在に支持されており、ガイドレール104に沿って支持
レール96をスライドさせることで、遠赤外線放射体7
8及びバーナー66が外郭体98のベース100に着脱
自在とされる構成となっている。遠赤外線放射体78及
びバーナー66がベース100に装着された状態におい
ては、上部ガード102は遠赤外線放射体78を周囲か
ら覆ってガードしている。
【0021】またさらに、遠赤外線放射体78の排気口
80には、排気筒106が装着可能となっている。排気
筒106は全体としてL字形に屈曲して形成されてお
り、遠赤外線放射体78及びバーナー66が外郭体98
のベース100に装着された状態において遠赤外線放射
体78の排気口80に装着されることにより、熱風の放
出方向を上方へ向けることができるようになっている。
【0022】次に、前述の如き構成の遠赤外線ストーブ
90が適用可能な穀物乾燥装置10の構成について説明
する。
【0023】乾燥装置10の機体12は、左右一対の側
壁14、前面壁16、後面壁18、天井壁20及び底壁
22によって構成される穀物乾燥装置10の外枠で、上
下に高く前後に長い箱状とされている。
【0024】機体12の上部内洞は穀槽24となってい
る。また下部には乾燥部26が配設されている。乾燥部
26には、左右の機壁14の上下方向略中央部内面から
左右方向中央部位に向け傾斜して下降する一対の通気性
の排風路隔壁28が正面視(図4)において漏斗状に形
成され、機体前後方向(前面壁16と後面壁18との
間)に架け渡されている。この排風路隔壁28と側壁1
4との間に排風路32が形成されている。
【0025】排風路隔壁28の機体内方側には、排風路
隔壁28と平行すなわち側壁14に対して傾斜する一対
の通気性の導風路隔壁34が、排風路隔壁28と同様に
機体12の前後方向に架け渡されている。導風路隔壁3
4の上部は機体内方に向けて屈曲し、さらに上端部は互
いに連続結合されている。このため対向する導風路隔壁
34によって囲まれる部分が正面視において菱形状の導
風路38となっている。
【0026】排風路隔壁28上部と導風路隔壁34上部
との間には、導風路38と同様に正面視菱形状の通気性
の隔壁40が配置されており、この隔壁40によって補
助導風路42が構成さている。
【0027】導風路38と補助導風路42との間、補助
導風路42と排風路32との間、及び導風路38と排風
路32との間が穀槽24内の穀物が流下する穀物流下路
46となっている。
【0028】排風路隔壁28及び導風路隔壁34の一端
は、前面壁16に連結されている。前面壁16には外気
導入口30が形成されており、さらに、この外気導入口
30には、前述した遠赤外線ストーブ90のバーナー6
6及び遠赤外線放射体78が取り付け可能となってい
る。
【0029】すなわち、導風路38の下部には、遠赤外
線ストーブ90のベース100に設けられたガイドレー
ル104と同様に、前記遠赤外線放射体78の底部外周
に設けられた支持レール96に対応して、ガイドレール
64が設けられている。このガイドレール64に支持レ
ール96を嵌合させることで、遠赤外線放射体78及び
バーナー66が着脱自在に装備できるようになってお
り、また、ガイドレール64に沿って支持レール96を
スライドさせることで、遠赤外線放射体78及びバーナ
ー66を取り外すことができる構成となっている。
【0030】ガイドレール64に支持レール96が嵌合
され遠赤外線放射体78及びバーナー66が装備された
状態では、遠赤外線放射体78が導風路38内に位置す
るようになっている。また、この装備状態では、遠赤外
線放射体78の排気口80は、前面壁16に形成された
外気導入口30からの外気導入方向に対向する方向へ向
けて(すなわち、外気導入口30へ向けて)配置される
ことになり、これにより、バーナー66によって発生し
た熱風は、遠赤外線放射体78を加熱しながら、排気口
80から導風路38内へと放出される構成である。
【0031】一方、排風路隔壁28及び導風路隔壁34
の他端は、後面壁18に連結されており、このため導風
路38及び穀物流下路46は機体後方側の端部が遮蔽さ
れている。したがって、導風路38へ送給された乾燥風
は穀物流下路46へ送られた後に、排風路32へ排出さ
れるようになっている。この際に、穀物流下路46内の
穀物が導風路38から送られる乾燥風を受けながら穀物
流下路46下方へ流下して乾燥される構成である。
【0032】排風路32に対応する後面壁18には開口
84が形成されると共に排風ダクト86が取付けられて
おり、後面壁18とによって排風路32と連通する排風
連通路68が形成されている。
【0033】また、排風連通路68の中央部には、排風
手段としての吸引排風機70が配設されている。このた
め、吸引排風機70の作動時には、バーナー66によっ
て発生した乾燥風は導風路38から排風路32へと送給
され、排風連通路68を介して機体12外へ排出される
構成である。
【0034】穀物流下路46の各下端は、前記排風路隔
壁28と導風路隔壁34の下端傾斜部間に形成される流
出口48を経てシャッタドラム50へ連結されている。
【0035】シャッタドラム50は軸心が水平とされた
中空円筒状であり、外周一部に所定幅寸法で軸方向に沿
ったスリット状の切欠が形成されている。このシャッタ
ドラム50は軸心回りに回転して切欠と前記流出口48
とが対面することにより、切欠を通して穀物流下路46
内の穀物がシャッタドラム50の内部に流入し、さらに
シャッタドラム50が回転して切欠が下向きに位置する
状態となることにより流入した穀物が排出される。
【0036】シャッタドラム50の下方には、機壁14
間の中央部へ向けて下向きにテーパーとなった一対の張
込流し板52が配置されている。また機壁14の下部に
は張込ホッパ53が配設され、機体12内へ穀物を張込
むことができる。このため、シャッタドラム50から排
出された穀物及び張込ホッパ53から張込まれた穀物
は、張込流し板52によって機壁14間の略中央部に搬
送されるようになっている。
【0037】張込流し板52の各下方端には穀物搬送用
の下スクリューコンベヤ54が配設されている。下スク
リューコンベヤ54は穀物遠赤外線乾燥装置10の装置
長手方向に渡って配設されており、外周の螺旋羽根の間
へ入り込む穀物を前面壁16側へと送り出すようになっ
ている。
【0038】前面壁16の外側には下スクリューコンベ
ヤ54に連結して搬送された穀物を受け取れるように昇
降機56が立設している。昇降機56内には、一定間隔
で穀物搬送用バケット57が無端ベルトへ取りつけられ
ており、下スクリューコンベヤ54から送り出され下端
部に堆積した穀物を穀物乾燥装置10の最上部まで持上
搬送できるようになっている。
【0039】昇降機56の上端部には上スクリューコン
ベヤ58の一端が対応しており、持上げ搬送された穀物
を受け取ることができる。この上スクリューコンベヤ5
8の他端は穀物乾燥装置10の長手方向中央部まで延長
されており、この上スクリューコンベヤ58の他端直下
へ軸心が垂直の回転式均分機60が配置されている。し
たがって上スクリューコンベヤ58によって穀物乾燥装
置10の上方中央部まで搬送された穀物は回転式均分機
60上へ落下し、この回転式均分機60の回転時に遠心
力で機体12内の穀槽24へ均等に放散分配されること
になる。
【0040】上スクリューコンベヤ58の一端下方に
は、穀物排出口72が設けられており、乾燥処理後の穀
物を機体12外へ取り出せるようになっている。
【0041】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0042】上記構成の遠赤外線ストーブ90では、バ
ーナー66及び遠赤外線放射体78が外郭体98によっ
て着脱自在に支持され、通常の使用状態となる。
【0043】この使用状態では、バーナー66によって
生成された熱風が遠赤外線放射体78から噴出されると
共にこの遠赤外線放射体78から遠赤外線が放射されて
周囲が暖められる。また、遠赤外線放射体78は外郭体
98の上部ガード102によって周囲から覆われてガー
ドされているため、装置の使用者等が過って身体等を触
れたりすることが防止される。
【0044】また一方、この遠赤外線ストーブ90は、
バーナー66及び遠赤外線放射体78を外郭体98から
取り外した状態とすれば、穀物乾燥装置10に適用して
穀物乾燥装置10を運転することができる。
【0045】すなわち、遠赤外線放射体78の底部外周
に設けられた支持レール96をガイドレール64に嵌合
することにより、遠赤外線放射体78及びバーナー66
が装備された状態となる。これにより、導風路38へ送
り込まれた外気は、バーナー66によって加熱された遠
赤外線放射体78によって加熱されると共に、バーナー
66によって発生し遠赤外線放射体78の排気口80か
ら放出された熱風と混合され、これにより所定温度の乾
燥風(温風)が生成される。導風路38で生成された乾
燥風は、導風路隔壁34を通過し、穀物流下路46内の
穀物に直接供給される。穀物の水分を吸収した後の乾燥
風は排風路隔壁28を通過し排風路32を経て排風連通
路68へ至り、穀物乾燥装置10外へ排出される。ま
た、導風路38に送り込まれた乾燥風の一部は、導風路
隔壁34を通過し穀物流下路46内の穀物に供給されて
穀物の水分を吸収した後に、隔壁40を通過して補助導
風路42へ至り、排風連通路68から排出される。
【0046】またこれと共に、導風路38内の遠赤外線
放射体78から遠赤外線が穀物流下路46へ放射され
る。したがって、穀物は、穀物流下路46を流下しなが
ら乾燥風及び遠赤外線を浴びて乾燥される。
【0047】以上の如く、遠赤外線ストーブ90は、バ
ーナー66及び遠赤外線放射体78を外郭体98から取
り外した状態とすれば、穀物乾燥装置10に適用するこ
とができるので、この穀物乾燥装置10を使用する農家
が、例えば冬季において作業小屋内で作業を行う場合
に、穀物乾燥装置10の導風路38内から再びバーナー
66及び遠赤外線放射体78を取り外し、再度外郭体9
8に装着して遠赤外線ストーブ90として使用すれば、
作業小屋内を暖めるための暖房器具を特別に用意したり
暖房設備を特別に完備する必要がなく、費用がかかるこ
とがない。すなわち、別の新たな設備投資を伴うことな
く作業小屋等を暖房することができる。
【0048】このように、本実施の形態に係る遠赤外線
ストーブ90は、単に暖房器具としても用いることがで
きるのみならず、穀物乾燥装置10の乾燥風生成手段と
しても用いることができるため、穀物乾燥装置10を使
用する農家等が、費用の大幅な増加を伴うことなく作業
小屋等を暖めることができ、コスト効率が大幅に向上す
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る遠赤外線
ストーブは、穀物乾燥装置を使用する農家等が、費用の
大幅な増加を伴うことなく、作業小屋等を暖めることが
でき、コスト効率がよくなるという優れた効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠赤外線ストーブの
構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る遠赤外線ストーブの
構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る遠赤外線ストーブが
適用される穀物乾燥装置の縦断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った穀物乾燥装置の縦断面
図である。
【符号の説明】
10 穀物乾燥装置 28 排風路隔壁 30 外気導入口 32 排風路 34 導風路隔壁 38 導風路 46 穀物流下路 66 バーナー 78 遠赤外線放射体 90 遠赤外線ストーブ 98 外郭体 100 ベース 102 上部ガード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 俊広 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 結城 賢二 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 志田 真吾 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 3L113 AA01 AB02 AB03 AC04 AC40 BA03 DA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥風を生成するバーナーと、前記バー
    ナーに連結されて乾燥風を噴出すると共に遠赤外線を放
    射する遠赤外線放射体と、前記バーナー及び遠赤外線放
    射体を着脱自在に支持すると共に前記両者の装着支持状
    態では前記遠赤外線放射体を周囲から覆ってガードする
    外郭体と、を備え、 かつ、前記外郭体から取り外された状態の前記バーナー
    及び遠赤外線放射体は、通気性の隔壁によって穀物流下
    路及び導風路が設けられ前記導風路から前記穀物流下路
    へ乾燥風を送給して穀物を乾燥処理する穀物乾燥装置の
    前記導風路内に配置可能とされる、 ことを特徴とする遠赤外線ストーブ。
JP11026049A 1999-02-03 1999-02-03 遠赤外線ストーブ Pending JP2000227277A (ja)

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