JP2000227071A - 圧縮機からのオイル抜き取り方法及びその装置 - Google Patents

圧縮機からのオイル抜き取り方法及びその装置

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JP2000227071A
JP2000227071A JP11027124A JP2712499A JP2000227071A JP 2000227071 A JP2000227071 A JP 2000227071A JP 11027124 A JP11027124 A JP 11027124A JP 2712499 A JP2712499 A JP 2712499A JP 2000227071 A JP2000227071 A JP 2000227071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置のメンテナンスを容易に行うことができ
るとともに、周囲環境を汚染することなく解体を安全に
行うことができ、解体部品の再資源化が容易な圧縮機か
らのオイル抜き取り方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 オイルが充填された圧縮機1の第1開口
部をオイル回収経路8を介して貯水タンク14に接続す
るとともに、圧縮機1の第2開口部を注水経路9を介し
て注水ポンプ15に接続し、注水ポンプ15を駆動して
圧縮機内部に蓄水することにより圧縮機内部に充填され
ていたオイルを浮上させて貯水タンク14に回収するよ
うにした。また、注水経路9あるいは貯水タンク14に
水素イオン濃度調整器21を設け、注水される水の水素
イオン濃度を調整するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機、電気
冷蔵庫等の圧縮機を解体あるいは破砕する前に行われる
オイル抜き取り方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄、アルミニウム、銅、プラスチ
ック等、あるいは、これらの複合材からなる産業廃棄物
は破砕機等を使用して破砕した後、分離・選別すること
によりリサイクルを行っていた。
【0003】また、圧縮機等の廃棄物は内部にオイルが
封入されているため、そのままの状態で破砕機に投入す
ると、オイルが燃焼し、爆発の危険性があることから、
ランニング設備およびコスト高の低温破砕、不活性ガス
中での破砕等しかなかった。したがって、一般的には安
価で危険な溶断等による手解体が主に行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶断等
による手解体は火炎が飛び、火災ややけどの危険を伴う
作業で、発煙により周囲環境を悪化させ、かつ、作業者
の処理能力にも限界があることから、破砕機等を使用し
て安全に処理するためには、あらかじめ廃棄物からオイ
ルを効率よく抜き取る必要があった。その手段として、
本願発明者らは水によるオイル抜き取り方法を既に提案
している。
【0005】しかしながら、廃製品にはいろいろな状態
のものがあり、冷凍サイクル内に充填されたオイルが甚
だしく変質したものもある。このような状況下で装置を
メンテナンスするには様々な不都合があった。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、装置のメンテナンス
を容易に行うことができるとともに、周囲環境を汚染す
ることなく解体を安全に行うことができ、解体部品の再
資源化が容易な圧縮機からのオイル抜き取り方法及びそ
の装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、オイルが
充填された圧縮機に連結される注水ポンプと貯水タンク
とを有し、圧縮機の第1開口部をオイル回収経路を介し
て上記貯水タンクに接続するとともに、圧縮機の第2開
口部を注水経路を介して上記注水ポンプに接続し、上記
注水経路と上記貯水タンクの一方に水素イオン濃度調整
器を設け、上記注水ポンプを駆動して圧縮機内部に蓄水
することにより圧縮機内部に充填されていたオイルを浮
上させて上記貯水タンクに回収する一方、上記注水経路
を介して注水される水の水素イオン濃度を上記水素イオ
ン濃度調整器により調整するようにした圧縮機からのオ
イル抜き取り装置である。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、注水され
る水の水素イオン濃度をpH=8〜12に調整するよう
にしたことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、水の水
素イオン濃度をアルカリ金属またはアルカリ土類金属の
塩あるいは複合酸化物を溶解させることにより調整する
ようにしたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、上記貯水
タンクの底面を所定の方向に傾斜させることにより上記
貯水タンクに貯留した沈殿物を回収するようにしたこと
を特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、上記貯水
タンクの傾斜底面の外側に振動素子を配設したことを特
徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、上記貯水
タンクの最下部に沈殿物排出口を形成したことを特徴と
する。
【0013】また、請求項7に記載の発明は、上記第2
開口部に圧縮空気導入経路を介して圧縮空気供給源をさ
らに接続し、圧縮機内部に注水して蓄水した後、上記圧
縮空気導入経路を介して圧縮空気を圧縮機内部に導入す
ることにより、浮上したオイルを回収するようにしたこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、請求項8に記載の発明は、オイル
が充填された圧縮機に少なくとも二つの開口部を設け、
第1開口部をオイル回収経路と接続する一方、第2開口
部を注水経路と接続し、圧縮機内部に上記第2開口部よ
り注水される水の水素イオン濃度を調整しながら蓄水す
ることにより圧縮機内部のオイルを浮上させ、浮上した
オイルを上記オイル回収経路を介して回収するようにし
た圧縮機からのオイル抜き取り方法である。
【0015】また、請求項9に記載の発明は、上記第2
開口部に圧縮空気導入経路をさらに接続し、上記圧縮機
内部からのオイルを浮上させた後、上記圧縮空気導入経
路を介して圧縮空気を圧縮機内部に導入することによ
り、浮上したオイルを回収するようにしたことを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は産業廃棄物と
なった密閉型圧縮機1を示しており、電動部と圧縮機構
部が内蔵された密閉容器2と、密閉容器2に並設された
アキュムレータ3とを備えている。アキュムレータ3に
は吸入管4が連結される一方、密閉容器2の上部には吐
出管5が連結され、圧縮機電動部への入力ターミナル6
も配設されている。この密閉型圧縮機1には、使用時圧
縮機構部を潤滑していたオイルが含まれており、廃棄物
となった密閉型圧縮機1をそのままの状態で破砕機に投
入すると、オイルが燃焼し爆発の危険性がある。
【0017】したがって、密閉型圧縮機1を破砕機に投
入する前にオイルを抜き取る必要があるが、図1に示さ
れる縦型圧縮機の場合、アキュムレータ3は吸入口7を
介して密閉容器2に強固に固定されており、アキュムレ
ータ3を切り離すと、充填されているオイルが吸入口7
から流出するので、オイル抜き取り作業はアキュムレー
タ3が連結された状態で行われる。
【0018】以下、上記構成の密閉型圧縮機1をワーク
として使用した場合の本発明にかかるオイル抜き取り方
法及びその装置について説明する。
【0019】図2は、本発明にかかるオイル抜き取り装
置を示している。図2に示されるように、ワーク1をま
ず所定位置にセットし、ワーク1の上部壁にドリルで例
えばφ6の貫通孔1aを穿設し、この貫通孔1aを第1
開口部としてシール部(図示せず)を介してオイル回収
経路8と接続する。
【0020】また、吸入管4を注水経路9に連結すると
ともに、注水経路9を圧縮空気導入経路10と連結し、
吐出管5には密栓11を取り付ける。圧縮空気導入経路
10は第1弁12を経て、例えば5kg/cm2の圧縮
空気を供給する圧縮空気供給源13に連結されている。
【0021】オイル回収経路8と注水経路9は一時回収
オイルタンクを兼ねた貯水タンク14に連結され、貯水
タンク14近傍の注水経路9には注水ポンプ15が配設
され、その下流側の注水経路9には第2弁18が取り付
けられている。また、ワーク1及び貯水タンク14より
高位置で、オイル回収経路8の途中にはオイル溜め16
が配設されており、その下方には第3弁17が取り付け
られている。
【0022】貯水タンク14は、その中間部に取り付け
られ回収オイルを最終的に排出するための第4弁19
と、タンク上部に形成された空気口20と、タンク内部
に設けられた水素イオン濃度調整器21と、水をほぼ一
定の温度に保つためのヒータ22とを備えており、水素
イオン濃度調整器21とヒータ22は、貯水タンク14
の底部に設けられたメッシュ上の金網23上に載置され
ている。貯水タンク14の底面は中央に向かって傾斜
し、最下部には沈殿物を排出するための第5弁24が取
り付けられている。また、タンク底面の外側には振動が
伝播できるように圧電素子25が配設されている。
【0023】上記構成のオイル抜き取り装置の動作につ
き以下説明する。まず、貯水タンク14内部にあるヒー
タ22に入力して一定の温度、例えば70℃に保温して
おく。次に第1開口部としての貫通孔1aを穿設する作
業を行い、オイル回収経路8と注水経路9をワーク1に
連結する。その後第3弁17および第2弁18を開放し
て注水ポンプ15を駆動することにより、注水経路9を
通ってワーク内部に温水が注入され、オーバーフローし
たオイルおよび水はオイル回収経路8を通ってオイル溜
め16へ至る。
【0024】この状態で注水ポンプ15を停止して第2
弁18を閉じ、しばらく放置すると、ワーク内部のオイ
ルは水との密度差によって浮上し、充填されていたオイ
ルの殆どはオイル溜め16に移送される。例えば、冷媒
R22とともに従来使用されてきたオイル(日本石油
製、アトモスM60)は密度0.88g/mlであるの
で、水とはかなりの密度差があり、オイルの粘度が低下
していれば簡単に浮上する。
【0025】次に第3弁12を開放することで、圧縮空
気が圧縮空気供給源13から吸入管4へと供給され、圧
縮機構部を低圧側から高圧側に通過し、オイル回収経路
8を介してオイル溜め16に達した時点で、第1弁12
と第3弁17が同時に閉鎖される。その結果、オイル溜
め16に貯留したオイルとオイル回収のために利用した
水は貯水タンク14に排出されるので、ワーク1をオイ
ル回収経路8、及び、圧縮空気導入経路10を兼ねた注
水経路9から分離し、オイル抜き取り作業は終了する。
【0026】ここで、ワーク1である廃圧縮機から回収
されたオイルは市場トラブル等でオイルの全酸価が上昇
したものもあるので、循環水はそれらのオイルと接触す
ることで徐々にわずかながら酸性側にシフトする。水素
イオン濃度調整器21は、そのような循環水をオイル回
収に最適な状態に校正するために設けられている。
【0027】また、一時回収オイルタンクを兼ねた貯水
タンク14に貯留したオイルは、タンク内部をモニター
しながら定期的に第4弁19を開放することにより最終
的な回収タンク(図示せず)に貯蔵される。
【0028】本実施の形態では、ワーク内部に導入する
水を温水とした。これはオイルの粘度を低下させ、オイ
ル回収の作業効率よくするためである。したがって、同
様にオイル回収の作業効率を向上させる予備手段を講じ
てオイル回収を実施すれば、温水を利用する必要はな
い。例えば、ワークである圧縮機のモータ部に欠相通電
して予熱状態にある圧縮機に水を注水するのであれば常
温水でも問題ない。
【0029】本実施の形態では、ナトリウム、カルシウ
ムの複合酸化物を3φ×6mmにペレット化して所定の
容器内に収納し、貯水タンク内の水と接触できるように
した。回収オイルの量とその品質にもよるが、定期的に
pH濃度をモニターすることでpH=8〜12の範囲内
に維持できた。pHが酸性側の場合、圧縮機構部を構成
する鉄、アルミニウムが溶解して沈殿物の増加になると
ともに、その後のシュレッダー工程等で金属が腐食す
る。その結果、リサイクル材料としては品質が低下した
ものとなる。また、pHが12を越えても金属の水酸化
物生成が増大して沈殿物の増加となった。
【0030】本発明で使用するアルカリ金属、アルカリ
土類金属の塩あるいは複合酸化物はペレットに成形した
後、所定の温度、例えば500〜700℃で焼成するこ
とで水への溶解速度のコントロールが容易となった。
【0031】本実施の形態では、底面部の外側に振動素
子25が配設されているので、貯水タンク底面部に傾斜
角10度を中央部に向かって設定した。しかしながら、
振動素子25がない場合には、沈殿物を効果的に傾斜部
に沿って移動させるためには、さらに傾斜角度を大きく
する必要があった。
【0032】なお、上記実施の形態では、沈殿物を第5
弁24から排出する構成としたが、沈殿物は固形で流動
性が悪く、排出し難いので、貯水タンク14の底部に着
脱自在のカートリッジタンク部を設け、このカートリッ
ジタンク部に沈殿物を導入した後、それを取り外すこと
により沈殿物を排出することもできる。
【0033】また、上記実施の形態では、水素イオン濃
度調整器21を貯水タンク14の内部に設ける構成とし
たが、貯水タンク14からワーク1に至る注水経路9に
取り付けることもできる。
【0034】さらに、上記実施の形態では、オイル溜め
16に貯留したオイルを、圧縮空気供給源13から供給
された圧縮空気を利用して貯水タンク14に排出する構
成としたが、圧縮空気供給源13は必ずしも必要ではな
い。この場合、注水ポンプ15を駆動して貯水タンク1
4内の水をワーク1に注水し、ワーク1よりオーバーフ
ローしたオイル及び水がオイル回収経路8を介してオイ
ル溜め16に導入された後、注水ポンプ15を停止して
第2弁18を閉じ、所定時間放置すると、ワーク1内部
のオイルは水との密度差で浮上し、殆どのオイルはオイ
ル溜め16に回収される。その後、第2弁18を開放し
て注水ポンプ15を再駆動すると、オイル溜め16から
オーバーフローしたオイルと水は貯水タンク14に導入
される。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、注水ポン
プを駆動して圧縮機内部に蓄水することにより圧縮機内
部に充填されていたオイルを浮上させて貯水タンクに回
収するようにしたので、周囲環境を汚染することなく解
体作業を安全に行うことができる。また、注水経路を介
して注水される水の水素イオン濃度を水素イオン濃度調
整器により調整するようにしたので、循環させる水を絶
えず一定の状態に管理することができ、廃圧縮機の解体
部品の状態も一定となる。したがって、装置のメンテナ
ンス及び解体部品の再資源化が容易になる。
【0036】また、請求項2に記載の発明によれば、注
水される水の水素イオン濃度をpH=8〜12に調整す
るようにしたので、循環水を弱アルカリ性にすることが
でき、圧縮機内部からのオイルの遊離を促進できるとと
もに圧縮機構部を構成する部品の酸化、すなわちサビ腐
食を防止することができる。
【0037】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
水の水素イオン濃度をアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩あるいは複合酸化物を溶解させることにより調
整するようにしたので、代表的なアルカリ金属、アルカ
リ土類金属であるカリウム、ナトリウム、マグネシウ
ム、カルシウムの塩あるいは複合酸化物をペレット等の
形状で最適化することによりイオン溶出速度がコントロ
ールでき、循環水のpH管理が容易となる。
【0038】また、請求項4に記載の発明によれば、貯
水タンクの底面を所定の方向に傾斜させることによりタ
ンク内部に貯留した沈殿物を回収するようにしたので、
様々な冷凍サイクル内での摩耗粉、酸化スケール等の夾
雑物が蓄積されても、これらの夾雑物を効率的に除去す
ることができる。
【0039】また、請求項5に記載の発明によれば、貯
水タンクの傾斜底面の外側に振動素子を配設したので、
貯水タンクを金属等の振動を伝播し易い材質とすること
により超音波振動素子等からの振動を効率的にタンク内
部に伝播でき、傾斜部に堆積している夾雑物を移動さ
せ、効率よく回収することができる。
【0040】また、請求項6に記載の発明によれば、記
貯水タンクの最下部に沈殿物排出口を形成したので、貯
水タンクの底部に堆積した沈殿物の除去等のメンテナン
スがきわめて容易となる。
【0041】また、請求項7に記載の発明によれば、圧
縮機内部に注水して蓄水した後、圧縮空気導入経路を介
して圧縮空気を圧縮機内部に導入することにより、浮上
したオイルを回収するようにしたので、よりスムーズに
オイルを回収できるとともに蓄水した水も同様にほぼ完
全に排出することができる。
【0042】さらに、請求項8に記載の発明によれば、
圧縮機内部に注水される水の水素イオン濃度を調整しな
がら蓄水することにより圧縮機内部のオイルを浮上さ
せ、浮上したオイルを回収するようにしたので、周囲環
境を汚染することなく解体作業を安全に行うことができ
るとともに、循環させる水を絶えず一定の状態に管理す
ることができ、廃圧縮機の解体部品の状態も一定とな
る。したがって、装置のメンテナンス及び解体部品の再
資源化が容易になる。
【0043】また、請求項9に記載の発明によれば、圧
縮機内部からのオイルを浮上させた後、圧縮空気を圧縮
機内部に導入することにより、浮上したオイルを回収す
るようにしたので、よりスムーズにオイルを回収できる
とともに蓄水した水も同様にほぼ完全に排出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ワークとして使用される縦型圧縮機の正面図
である。
【図2】 本発明にかかる図1の圧縮機からのオイル抜
き取り装置の配管系統図である。
【符号の説明】
1 密閉型圧縮機 1a 貫通孔 2 密閉容器 3 アキュムレータ 4 吸入管 5 吐出管 6 ターミナル 7 吸入口 8 オイル回収経路 9 注水経路 10 圧縮空気導入経路 11 密栓 12,17,18,19,24 弁 13 圧縮空気供給源 14 貯水タンク 15 注水ポンプ 16 オイル溜め 20 空気口 21 水素イオン濃度調整器 22 ヒータ 23 金網 25 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米川 哲史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AB02 AC03 BA05 BD12 CD01 CD06 CE02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルが充填された圧縮機に連結される
    注水ポンプと貯水タンクとを有し、圧縮機の第1開口部
    をオイル回収経路を介して上記貯水タンクに接続すると
    ともに、圧縮機の第2開口部を注水経路を介して上記注
    水ポンプに接続し、上記注水経路と上記貯水タンクの一
    方に水素イオン濃度調整器を設け、上記注水ポンプを駆
    動して圧縮機内部に蓄水することにより圧縮機内部に充
    填されていたオイルを浮上させて上記貯水タンクに回収
    する一方、上記注水経路を介して注水される水の水素イ
    オン濃度を上記水素イオン濃度調整器により調整するよ
    うにした圧縮機からのオイル抜き取り装置。
  2. 【請求項2】 注水される水の水素イオン濃度をpH=
    8〜12に調整するようにした請求項1に記載の圧縮機
    からのオイル抜き取り装置。
  3. 【請求項3】 水の水素イオン濃度をアルカリ金属また
    はアルカリ土類金属の塩あるいは複合酸化物を溶解させ
    ることにより調整するようにした請求項1あるいは2に
    記載の圧縮機からのオイル抜き取り装置。
  4. 【請求項4】 上記貯水タンクの底面を所定の方向に傾
    斜させることにより上記貯水タンクに貯留した沈殿物を
    回収するようにした請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の圧縮機からのオイル抜き取り装置。
  5. 【請求項5】 上記貯水タンクの傾斜底面の外側に振動
    素子を配設した請求項4に記載の圧縮機からのオイル抜
    き取り装置。
  6. 【請求項6】 上記貯水タンクの最下部に沈殿物排出口
    を形成した請求項4あるいは5に記載の圧縮機からのオ
    イル抜き取り装置。
  7. 【請求項7】 上記第2開口部に圧縮空気導入経路を介
    して圧縮空気供給源をさらに接続し、圧縮機内部に注水
    して蓄水した後、上記圧縮空気導入経路を介して圧縮空
    気を圧縮機内部に導入することにより、浮上したオイル
    を回収するようにした請求項1乃至6のいずれか1項に
    記載の圧縮機からのオイル抜き取り装置。
  8. 【請求項8】 オイルが充填された圧縮機に少なくとも
    二つの開口部を設け、第1開口部をオイル回収経路と接
    続する一方、第2開口部を注水経路と接続し、圧縮機内
    部に上記第2開口部より注水される水の水素イオン濃度
    を調整しながら蓄水することにより圧縮機内部のオイル
    を浮上させ、浮上したオイルを上記オイル回収経路を介
    して回収するようにした圧縮機からのオイル抜き取り方
    法。
  9. 【請求項9】 上記第2開口部に圧縮空気導入経路をさ
    らに接続し、上記圧縮機内部からのオイルを浮上させた
    後、上記圧縮空気導入経路を介して圧縮空気を圧縮機内
    部に導入することにより、浮上したオイルを回収するよ
    うにした請求項8に記載の圧縮機からのオイル抜き取り
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101246214B1 (ko) * 2011-04-28 2013-03-21 현대제철 주식회사 고압수 펌프의 응집수 배출장치 및 배출방법
CN106870454A (zh) * 2017-02-27 2017-06-20 烟台大学 自动循环式便捷水泵

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