JP2000224771A - 二次電池の充電回路 - Google Patents
二次電池の充電回路Info
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- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 二次電池の端子電圧と充電電流を基に半導体
スイッチのオンオフ制御により該二次電池への充電電流
の制御を行う充電制御では、空になった電池や、出力が
カットオフしてしまった電池の充電不能になる。 【解決手段】 充電制御IC(101)の一次側の直流
電源から二次電池(201)に対して電源投入時の短時
間だけ行う電流供給回路(401)を設ける。二次電池
の端子電圧が既定値以下の場合に電池がないと見なして
充電動作をロックする充電制御回路の場合、電池電圧を
既定値以上に復活させることを含む。また、二次電池が
不実装の場合に該二次電池の端子とグラウンド間を接続
することで該二次電池の端子電圧を既定値以下に抑える
ことも含む。
スイッチのオンオフ制御により該二次電池への充電電流
の制御を行う充電制御では、空になった電池や、出力が
カットオフしてしまった電池の充電不能になる。 【解決手段】 充電制御IC(101)の一次側の直流
電源から二次電池(201)に対して電源投入時の短時
間だけ行う電流供給回路(401)を設ける。二次電池
の端子電圧が既定値以下の場合に電池がないと見なして
充電動作をロックする充電制御回路の場合、電池電圧を
既定値以上に復活させることを含む。また、二次電池が
不実装の場合に該二次電池の端子とグラウンド間を接続
することで該二次電池の端子電圧を既定値以下に抑える
ことも含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム・イオン
二次電池やニッケル水素電池など、携帯型の電話機等に
実装される二次電池を充電するための充電回路に関す
る。
二次電池やニッケル水素電池など、携帯型の電話機等に
実装される二次電池を充電するための充電回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、モバイル型のコンピュータや、携
帯電話、情報端末装置等においては、携帯性を高めるた
めに、小型軽量でエネルギー密度の高い、リチウムイオ
ン二次電池や、ニッケル水素電池などを利用することが
一般的である。
帯電話、情報端末装置等においては、携帯性を高めるた
めに、小型軽量でエネルギー密度の高い、リチウムイオ
ン二次電池や、ニッケル水素電池などを利用することが
一般的である。
【0003】これらの携帯装置は、電池を携帯時の装置
の主電源とするが、電池に二次電池を利用する場合に
は、電池の放電後に、外部のAC/DCアダプタなどを
接続することにより、充電ができるように充電回路を備
えることが多い。
の主電源とするが、電池に二次電池を利用する場合に
は、電池の放電後に、外部のAC/DCアダプタなどを
接続することにより、充電ができるように充電回路を備
えることが多い。
【0004】この二次電池の充電回路は、電池の性能を
損なわず、安全に充電するために、電池に流し込む充電
電流を適切に制御する必要がある。この充電制御回路
は、近年、複数種類製品化されている充電制御ICを使
用するのが一般的であるが、これらには電池電圧をA/
D変換によってモニタリングしながら、マイクロ・プロ
セッサやマイクロ・コントローラのようにインテリジェ
ンシを持った回路で充電電流の制御を行う方式と、アナ
ログ的に充電電圧をモニタリングしながら、スタンドア
ロンに充電電流を制御する方式のものとがある。
損なわず、安全に充電するために、電池に流し込む充電
電流を適切に制御する必要がある。この充電制御回路
は、近年、複数種類製品化されている充電制御ICを使
用するのが一般的であるが、これらには電池電圧をA/
D変換によってモニタリングしながら、マイクロ・プロ
セッサやマイクロ・コントローラのようにインテリジェ
ンシを持った回路で充電電流の制御を行う方式と、アナ
ログ的に充電電圧をモニタリングしながら、スタンドア
ロンに充電電流を制御する方式のものとがある。
【0005】本発明は、後者のタイプの充電制御ICを
利用した、二次電池の充電回路に関するものである。
利用した、二次電池の充電回路に関するものである。
【0006】上述の通り、携帯装置等に使用される二次
電池の充電回路においては、電池への充電電流の制御の
ために充電制御ICを使用することが一般的である。こ
の内、電池の充電電圧をアナログ的にモニタリングしな
がら、スタンドアロンで充電電流を制御してしまう方式
の充電制御ICは、図5に示すような回路構成を採るの
が普通である。
電池の充電回路においては、電池への充電電流の制御の
ために充電制御ICを使用することが一般的である。こ
の内、電池の充電電圧をアナログ的にモニタリングしな
がら、スタンドアロンで充電電流を制御してしまう方式
の充電制御ICは、図5に示すような回路構成を採るの
が普通である。
【0007】同図において、101は充電制御IC本
体、201は充電の対象となる二次電池、301は電池
の放電時にエネルギーの供給を受ける主回路である。ま
た、Tr1は、充電電流をスイッチングするための主た
る半導体スイッチとしてのパワートランジスタであり、
充電制御ICのDRV信号でON/OFF制御される。
D1は、逆流防止用の保護ダイオード、R1は、充電電
流値を検出するための電流センス抵抗であり、通電時に
その両端に誘起する電圧を充電制御ICのCS−、CS
+の端子によってセンスして電流値を算出する。C1は
デカプリング用のコンデンサ、D2は放電時に主回路に
電流を流す場合の保護ダイオードである。
体、201は充電の対象となる二次電池、301は電池
の放電時にエネルギーの供給を受ける主回路である。ま
た、Tr1は、充電電流をスイッチングするための主た
る半導体スイッチとしてのパワートランジスタであり、
充電制御ICのDRV信号でON/OFF制御される。
D1は、逆流防止用の保護ダイオード、R1は、充電電
流値を検出するための電流センス抵抗であり、通電時に
その両端に誘起する電圧を充電制御ICのCS−、CS
+の端子によってセンスして電流値を算出する。C1は
デカプリング用のコンデンサ、D2は放電時に主回路に
電流を流す場合の保護ダイオードである。
【0008】通常充電制御ICは、BAT端子によっ
て、電池の充電電圧を監視し、DRV信号を制御しなが
ら必要な充電電流を通電する。この時、充電電流が過電
流にならないように、R1の電流センス抵抗の誘起電圧
をCS−、CS+端子間で検出して、DRV信号を調整
する。この場合の充電制御の状態の例を、電池電圧と充
電電流の関係によって示したものが図6である。同図
は、リチウムイオン二次電池の充電例である。
て、電池の充電電圧を監視し、DRV信号を制御しなが
ら必要な充電電流を通電する。この時、充電電流が過電
流にならないように、R1の電流センス抵抗の誘起電圧
をCS−、CS+端子間で検出して、DRV信号を調整
する。この場合の充電制御の状態の例を、電池電圧と充
電電流の関係によって示したものが図6である。同図
は、リチウムイオン二次電池の充電例である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の充電制御IC
は、単に電池の電圧を監視して電流制御用トランジスタ
の駆動を行うようにしておくと、電池が着脱式であっ
て、これが取り外されているような場合にも、電池が空
の状態と同じようにBAT端子の電圧が「0V」となっ
てしまうので、充電回路を駆動するように動作してしま
う。しかも、電流センス抵抗に電流は流れないため、常
に最大電流を流すように回路が動作する恐れがある。
は、単に電池の電圧を監視して電流制御用トランジスタ
の駆動を行うようにしておくと、電池が着脱式であっ
て、これが取り外されているような場合にも、電池が空
の状態と同じようにBAT端子の電圧が「0V」となっ
てしまうので、充電回路を駆動するように動作してしま
う。しかも、電流センス抵抗に電流は流れないため、常
に最大電流を流すように回路が動作する恐れがある。
【0010】これを防止するために、最近の充電制御I
Cでは、電池電圧が、例えば2V以上ある場合でない
と、充電動作を行わないようにインターロック回路を設
けるようになっている(これを電池の検出電圧と呼
ぶ)。つまり、電池が完全に外された場合には、電圧端
子は「0V」となり、充電回路は駆動させないようにし
てある。
Cでは、電池電圧が、例えば2V以上ある場合でない
と、充電動作を行わないようにインターロック回路を設
けるようになっている(これを電池の検出電圧と呼
ぶ)。つまり、電池が完全に外された場合には、電圧端
子は「0V」となり、充電回路は駆動させないようにし
てある。
【0011】このようなインターロック回路をもつ充電
制御ICを使用する場合、電池が実装された状態であっ
ても2V以上の電圧を保持していないと、電池が取り外
された状態と見なして充電動作を行わないという不都合
がある。
制御ICを使用する場合、電池が実装された状態であっ
ても2V以上の電圧を保持していないと、電池が取り外
された状態と見なして充電動作を行わないという不都合
がある。
【0012】通常、電池を使用する機器では、供給電圧
が落ちてきて正常な動作が継続できなくなると、外部に
通知すると共に、内部回路をリセットして誤制御から防
止したり、自ら電源をシャットダウンするような配慮が
為されており、完全に電池が空になることは少ないと考
えられるが、安価なシステムでこのような保護回路の無
い場合、電源の消し忘れによって電池を完全に放電させ
てしまい、過放電故障を起こす恐れがある。
が落ちてきて正常な動作が継続できなくなると、外部に
通知すると共に、内部回路をリセットして誤制御から防
止したり、自ら電源をシャットダウンするような配慮が
為されており、完全に電池が空になることは少ないと考
えられるが、安価なシステムでこのような保護回路の無
い場合、電源の消し忘れによって電池を完全に放電させ
てしまい、過放電故障を起こす恐れがある。
【0013】また、自己放電の大きい電池を使用する場
合、長期の放置時間があると、電源をオフした状態であ
っても、電池の自然放電でエネルギーを消耗し、空に近
い状態になることも考えられる。
合、長期の放置時間があると、電源をオフした状態であ
っても、電池の自然放電でエネルギーを消耗し、空に近
い状態になることも考えられる。
【0014】このような場合には、電池が空になった時
に、この充電制御ICによる図5のような充電回路では
充電が行えないことになる。
に、この充電制御ICによる図5のような充電回路では
充電が行えないことになる。
【0015】更に、近年、電池そのものの保護を目的と
して、充放電の保護回路を内蔵した電池パックも広く利
用されるようになってきたが、この場合、電池の過放電
を防ぐ目的で、出力電圧が既定値より下回った時点で出
力をカットオフしてしまうものもある。
して、充放電の保護回路を内蔵した電池パックも広く利
用されるようになってきたが、この場合、電池の過放電
を防ぐ目的で、出力電圧が既定値より下回った時点で出
力をカットオフしてしまうものもある。
【0016】例えば、リチウムイオン二次電池の2直列
の電池パックでは、定格7.2Vの出力電圧に対して、
5.8V程度の出力電圧まで下がると出力をカットオフ
してしまうものがある。この場合には、出力が一旦カッ
トオフしてしまうと、電池にエネルギーが残されていて
も、この充電制御ICによる図5のような充電回路では
充電が行えないことになる。
の電池パックでは、定格7.2Vの出力電圧に対して、
5.8V程度の出力電圧まで下がると出力をカットオフ
してしまうものがある。この場合には、出力が一旦カッ
トオフしてしまうと、電池にエネルギーが残されていて
も、この充電制御ICによる図5のような充電回路では
充電が行えないことになる。
【0017】本発明の目的は、上記のような充電制御I
Cを使用し、空になった電池や、出力がカットオフして
しまった電池パックでも充電できる二次電池の充電回路
を提供することにある。
Cを使用し、空になった電池や、出力がカットオフして
しまった電池パックでも充電できる二次電池の充電回路
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】(第1の発明)二次電池
の端子電圧と充電電流の監視の基に半導体スイッチをオ
ンオフ制御することにより該二次電池への充電電流を制
御する充電制御ICを備えた二次電池の充電回路におい
て、電源投入時に短い時間のみ前記二次電池に充電電流
を供給する電流供給回路を備えたことを特徴とする。
の端子電圧と充電電流の監視の基に半導体スイッチをオ
ンオフ制御することにより該二次電池への充電電流を制
御する充電制御ICを備えた二次電池の充電回路におい
て、電源投入時に短い時間のみ前記二次電池に充電電流
を供給する電流供給回路を備えたことを特徴とする。
【0019】(第2の発明)二次電池の端子電圧と充電
電流の監視の基に半導体スイッチをオンオフ制御するこ
とにより該二次電池への充電電流を制御し、該二次電池
の端子電圧が既定値以下の場合に電池がないと見なして
充電動作をロックする充電制御ICを備えた二次電池の
充電回路において、電源投入時に短い時間のみ前記二次
電池に充電電流を供給することで電池電圧を既定値以上
に復活させる電流供給回路を備えたことを特徴とする。
電流の監視の基に半導体スイッチをオンオフ制御するこ
とにより該二次電池への充電電流を制御し、該二次電池
の端子電圧が既定値以下の場合に電池がないと見なして
充電動作をロックする充電制御ICを備えた二次電池の
充電回路において、電源投入時に短い時間のみ前記二次
電池に充電電流を供給することで電池電圧を既定値以上
に復活させる電流供給回路を備えたことを特徴とする。
【0020】(第3の発明)前記二次電池の有無を検出
し、電池が不実装の場合に該二次電池の端子とグラウン
ド間を接続することで該二次電池の端子電圧を既定値以
下に抑えるスイッチ回路を設けたことを特徴とする。
し、電池が不実装の場合に該二次電池の端子とグラウン
ド間を接続することで該二次電池の端子電圧を既定値以
下に抑えるスイッチ回路を設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の実施形態を示す二次電池の充電回路図である。図の
回路は、図5の例と同じ充電制御ICを使用している。
明の実施形態を示す二次電池の充電回路図である。図の
回路は、図5の例と同じ充電制御ICを使用している。
【0022】図1において、101は充電制御IC本
体、201は充電の対象となる二次電池、301は電池
の放電時にエネルギーの供給を受ける主回路である。ま
た、Tr1は、充電電流をスイッチングするための主た
るパワートランジスタであり、充電制御ICのDRV信
号でON/OFF制御される。D1は、逆流防止用の保
護ダイオード、R1は、充電電流値を検出するための電
流センス抵抗であり、通電時にその両端に誘起する電圧
を充電制御ICのCS−、CS+の端子によってセンス
して電流値を算出する。C1はデカプリング用のコンデ
ンサ、D2は放電時に主回路に電流を流す場合の保護ダ
イオードである。これらの条件は、図5の一般充電回路
と同じである。
体、201は充電の対象となる二次電池、301は電池
の放電時にエネルギーの供給を受ける主回路である。ま
た、Tr1は、充電電流をスイッチングするための主た
るパワートランジスタであり、充電制御ICのDRV信
号でON/OFF制御される。D1は、逆流防止用の保
護ダイオード、R1は、充電電流値を検出するための電
流センス抵抗であり、通電時にその両端に誘起する電圧
を充電制御ICのCS−、CS+の端子によってセンス
して電流値を算出する。C1はデカプリング用のコンデ
ンサ、D2は放電時に主回路に電流を流す場合の保護ダ
イオードである。これらの条件は、図5の一般充電回路
と同じである。
【0023】図1において、一点鎖線で囲んだ電流供給
回路401が、本実施形態によって追加される充電回路
である。この電流供給回路401において、Tr2は空
の電池または出力がカットオフされた電池パックに強制
的に電流を流し込むためのトランジスタ、D2は逆流防
止のための保護ダイオード、R2,R3,R4は限流
(電流制限)抵抗、C2はチャージポンプの役をするコ
ンデンサであり、R2,R3とC2によって積分回路
(時定数回路)を構成する。
回路401が、本実施形態によって追加される充電回路
である。この電流供給回路401において、Tr2は空
の電池または出力がカットオフされた電池パックに強制
的に電流を流し込むためのトランジスタ、D2は逆流防
止のための保護ダイオード、R2,R3,R4は限流
(電流制限)抵抗、C2はチャージポンプの役をするコ
ンデンサであり、R2,R3とC2によって積分回路
(時定数回路)を構成する。
【0024】今、この回路に直流電源電圧Vccが印加
された時、R2とR3の合成抵抗をRとすると、C2の
コンデンサに充電される電流i1の変化は、
された時、R2とR3の合成抵抗をRとすると、C2の
コンデンサに充電される電流i1の変化は、
【0025】
【数1】
【0026】となる。この時の、電流値の変化と、C2
に貯えられる電荷の状態を示したものが、図2である。
に貯えられる電荷の状態を示したものが、図2である。
【0027】R2とR3に流れる電流は、これらの抵抗
値の比に反比例するので適度に選択すればよいが、R3
を流れる電流は、Tr2のコレクターべース電流となる
ので、Tr2は、この電流に比例して最大hfe倍の電流
を、コレクターエミッタ間に流すことができる。但しh
feは、Tr2に固有の電流増幅率である。実際には、制
限抵抗R4によって、電流には制限を設けることができ
る。
値の比に反比例するので適度に選択すればよいが、R3
を流れる電流は、Tr2のコレクターべース電流となる
ので、Tr2は、この電流に比例して最大hfe倍の電流
を、コレクターエミッタ間に流すことができる。但しh
feは、Tr2に固有の電流増幅率である。実際には、制
限抵抗R4によって、電流には制限を設けることができ
る。
【0028】i1は、図2の通り、時定数τ=C2・R
に従って減衰するので、このTr2のトランジスタは、
コンデンサC2が充電されるまでの極めて短い期間のみ
オン電流を流すことが可能となる。
に従って減衰するので、このTr2のトランジスタは、
コンデンサC2が充電されるまでの極めて短い期間のみ
オン電流を流すことが可能となる。
【0029】本実施形態の充電回路は、電源電圧Vcc
を投入時に、極めて短い時間に限り、この分流トランジ
スタTr2によって充電電流を二次電池に供給すること
を特徴としている。
を投入時に、極めて短い時間に限り、この分流トランジ
スタTr2によって充電電流を二次電池に供給すること
を特徴としている。
【0030】つまり、二次電池が回路上実装されている
場合は、この回路によって、電源Vccの投入時の極僅
かな時間に限って、トランジスタTr2が電池に対して
充電電流を供給する。一方、二次電池が回路に不実装の
場合はトランジスタTr2は一瞬オンするが、充電電流
を供給する先の電池が存在しない。
場合は、この回路によって、電源Vccの投入時の極僅
かな時間に限って、トランジスタTr2が電池に対して
充電電流を供給する。一方、二次電池が回路に不実装の
場合はトランジスタTr2は一瞬オンするが、充電電流
を供給する先の電池が存在しない。
【0031】本回路によって充電される二次電池は、空
または、出力がカットオフされた状態であっても、一瞬
の電流印加によって、電圧を回復するので、トランジス
タTr2による瞬時の電流印加によって、電池の端子電
圧が充電制御ICの電池検出電圧を超え、これによっ
て、本来の充電制御ICが充電動作を開始することがで
きる。
または、出力がカットオフされた状態であっても、一瞬
の電流印加によって、電圧を回復するので、トランジス
タTr2による瞬時の電流印加によって、電池の端子電
圧が充電制御ICの電池検出電圧を超え、これによっ
て、本来の充電制御ICが充電動作を開始することがで
きる。
【0032】充電制御ICが本来の充電制御を開始する
までにトランジスタTr2が完全にオフするような時定
数を選べば、本回路は以後オン状態になることはなく、
充電制御ICの動作を乱すことはない。
までにトランジスタTr2が完全にオフするような時定
数を選べば、本回路は以後オン状態になることはなく、
充電制御ICの動作を乱すことはない。
【0033】図3に電源電圧Vccをステップ的に与え
た場合の本回路の動作状態を示す。i2はトランジスタ
Tr2による充電電流、Vbは電池の端子電圧である。
た場合の本回路の動作状態を示す。i2はトランジスタ
Tr2による充電電流、Vbは電池の端子電圧である。
【0034】二次電池が回路に実装されていない場合に
は、上記トランジスタTr2は一瞬オン状態になって
も、電池電圧端子に電池検出電圧を超える電圧を保持す
る媒体(電池)がないため、充電制御ICは充電動作を
実行しない。
は、上記トランジスタTr2は一瞬オン状態になって
も、電池電圧端子に電池検出電圧を超える電圧を保持す
る媒体(電池)がないため、充電制御ICは充電動作を
実行しない。
【0035】これにより、電池検出電圧を有する充電制
御ICを使用した回路の場合も、従来不可能であった空
の電池や出力がカットオフされた電池パックの充電を行
うことができるようになる。
御ICを使用した回路の場合も、従来不可能であった空
の電池や出力がカットオフされた電池パックの充電を行
うことができるようになる。
【0036】(第2の実施形態)基本的な充電の概念
は、第1の実施形態と同じであるが、図4のような電流
供給回路402を設けることによって、充電対象の電池
が実装されていない場合の、充電制御ICの動作(充電
用トランジスタTr1の駆動を行わず、確実に充電動作
をロックする)をより確実にすることができる。
は、第1の実施形態と同じであるが、図4のような電流
供給回路402を設けることによって、充電対象の電池
が実装されていない場合の、充電制御ICの動作(充電
用トランジスタTr1の駆動を行わず、確実に充電動作
をロックする)をより確実にすることができる。
【0037】図4において、S1とR5以外は、図1と
全く同じである。同図において、S1は、押し下げ時オ
フのモーメンタリのスイッチであり、物理的に、電池が
実装されると回路がオフされ、電池が不実装の場合オン
状態になるように設置する。R5は電流制限抵抗であ
る。
全く同じである。同図において、S1は、押し下げ時オ
フのモーメンタリのスイッチであり、物理的に、電池が
実装されると回路がオフされ、電池が不実装の場合オン
状態になるように設置する。R5は電流制限抵抗であ
る。
【0038】第1の実施形態では、二次電池が回路に実
装されていない場合に、上記トランジスタTr2は一瞬
オン状態になっても、電池電圧端子に電池検出電圧を超
える電圧を保持する媒体(電池)がないことによって、
充電制御ICは充電動作を実行しない場合に有効であ
る。
装されていない場合に、上記トランジスタTr2は一瞬
オン状態になっても、電池電圧端子に電池検出電圧を超
える電圧を保持する媒体(電池)がないことによって、
充電制御ICは充電動作を実行しない場合に有効であ
る。
【0039】一方、充電制御ICが、トランジスタTr
2の瞬時のオン状態によって与えられる電圧(デカプリ
ング・コンデンサC1などに貯えられる電荷などで発生
する)によって、電池があるものと誤認識して充電動作
を開始してしまう恐れのある場合には、本実施形態のよ
うな回路を付加すればよい。
2の瞬時のオン状態によって与えられる電圧(デカプリ
ング・コンデンサC1などに貯えられる電荷などで発生
する)によって、電池があるものと誤認識して充電動作
を開始してしまう恐れのある場合には、本実施形態のよ
うな回路を付加すればよい。
【0040】つまり、二次電池がある場合には、スイッ
チS1をオフ(開放)し、第1の実施形態の回路動作と
全く同じとし、電池が不実装の場合には、S1をオン
(閉じる)して、電池端子電圧(充電制御ICのBAT
端子の電圧)を確実に「0V」近傍に強制する。
チS1をオフ(開放)し、第1の実施形態の回路動作と
全く同じとし、電池が不実装の場合には、S1をオン
(閉じる)して、電池端子電圧(充電制御ICのBAT
端子の電圧)を確実に「0V」近傍に強制する。
【0041】これにより、電池が不実装の場合には、充
電制御ICが誤って充電動作を行う恐れはなくなる。な
お、抵抗R5は、Tr2の瞬時のオン状態で流れる電流
の制限抵抗である。
電制御ICが誤って充電動作を行う恐れはなくなる。な
お、抵抗R5は、Tr2の瞬時のオン状態で流れる電流
の制限抵抗である。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり、二次電池の充電回路に、
電池不実装時の保護用に充電動作インターロック機能の
付属した充電制御ICを用いる場合に、空の電池や、出
力のカットオフしてしまった電池パックなどを充電する
ことが不可能になるという問題があったのに対して、本
発明では、同じ充電制御ICを用いた充電回路において
も、これらの空電池や、出力のカットオフした電池パッ
クを確実に充電できる効果がある。
電池不実装時の保護用に充電動作インターロック機能の
付属した充電制御ICを用いる場合に、空の電池や、出
力のカットオフしてしまった電池パックなどを充電する
ことが不可能になるという問題があったのに対して、本
発明では、同じ充電制御ICを用いた充電回路において
も、これらの空電池や、出力のカットオフした電池パッ
クを確実に充電できる効果がある。
【図1】本発明の実施形態を示す二次電池充電回路図。
【図2】実施形態におけるコンデンサC2に対する充電
電流i1と蓄積電荷の変化例。
電流i1と蓄積電荷の変化例。
【図3】実施形態におけるTr2による充電電流i2と
電池端子電圧Vbの変化例。
電池端子電圧Vbの変化例。
【図4】本発明の他の実施形態を示す二次電池充電回路
図。
図。
【図5】従来の充電制御ICを使用した従来の二次電池
充電回路例。
充電回路例。
【図6】リチウムイオン二次電池の充電制御例。
101…充電制御IC 201…二次電池 301…主回路 401、402…電流供給回路
Claims (3)
- 【請求項1】 二次電池の端子電圧と充電電流の監視の
基に半導体スイッチをオンオフ制御することにより該二
次電池への充電電流を制御する充電制御ICを備えた二
次電池の充電回路において、 電源投入時に短い時間のみ前記二次電池に充電電流を供
給する電流供給回路を備えたことを特徴とする二次電池
の充電回路。 - 【請求項2】 二次電池の端子電圧と充電電流の監視の
基に半導体スイッチをオンオフ制御することにより該二
次電池への充電電流を制御し、該二次電池の端子電圧が
既定値以下の場合に電池がないと見なして充電動作をロ
ックする充電制御ICを備えた二次電池の充電回路にお
いて、 電源投入時に短い時間のみ前記二次電池に充電電流を供
給することで電池電圧を既定値以上に復活させる電流供
給回路を備えたことを特徴とする二次電池の充電回路。 - 【請求項3】 前記二次電池の有無を検出し、電池が不
実装の場合に該二次電池の端子とグラウンド間を接続す
ることで該二次電池の端子電圧を既定値以下に抑えるス
イッチ回路を設けたことを特徴とする請求項1または2
に記載の二次電池の充電回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019267A JP2000224771A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 二次電池の充電回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019267A JP2000224771A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 二次電池の充電回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000224771A true JP2000224771A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=11994680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019267A Pending JP2000224771A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 二次電池の充電回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000224771A (ja) |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019267A patent/JP2000224771A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041117 |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |