JP2000224696A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000224696A
JP2000224696A JP11021793A JP2179399A JP2000224696A JP 2000224696 A JP2000224696 A JP 2000224696A JP 11021793 A JP11021793 A JP 11021793A JP 2179399 A JP2179399 A JP 2179399A JP 2000224696 A JP2000224696 A JP 2000224696A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
housing
piezoelectric
hole
support
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11021793A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Hashimoto
克博 橋本
Masataka Suzuki
将貴 鈴木
Osamu Gomibuchi
治 五味渕
Akira Yamamoto
亮 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication of JP2000224696A publication Critical patent/JP2000224696A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電振動子の音響特性を損なわずに、圧電振
動子と支持部の耐久性を改善する。 【解決手段】 ネジ61は、支持部材62aの穴63
a、金属板43の図中上方に設けられた圧電セラミック
スの穴、金属板43の穴45、金属板43の図中下方に
設けられた圧電セラミックスの穴、および支持部材62
bの穴63bを貫通し、筺体16のLCD12と対向する
面に加工された突起部64の凹部64aに配置された雌
ねじ部65に螺合し、圧電振動子21aを筺体16に固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関し、
特に、電子機器内部に配設された圧電振動子により筺体
を振動させることで音響を発生するようにした電子機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型パーソナルコンピュータ
は、小型かつ薄型のものが開発され、実用化されてい
る。この携帯型パーソナルコンピュータに、小型で薄型
のスピーカとして、圧電振動子が使用されているものが
ある。
【0003】図1は、携帯型のパーソナルコンピュータ
に内蔵される従来の圧電振動子の例を示している。圧電
振動子7は筺体3と支持枠部材1によって固定されてい
るLCD(Liquid Crystal Display)2に対向する筺体3
に、支持部8を介して配設されている。圧電振動子7
は、圧電セラミックス4,5とこれに挟まれる金属板6
からなり、支持部8によって筺体3に固定されている。
圧電セラミックス4,5が通電によって伸縮されると、
金属板6が湾曲を繰り返すことによって振動し、この振
動が圧電振動子7の支持部8を介して、筺体3を振動さ
せ、音響を発生させる。
【0004】この支持部8は、振動損失が大きな材料に
よって形成され、例えばゴム材、あるいは、接着剤など
が用いられている。このように振動損失の大きな材質の
支持部8によって圧電振動子7は、高音域の振動が十分
に減衰されて伝搬し難くなるため、高音域での共振的な
音響を避けることができる。また、圧電セラミックス
4,5は、主面中央部が支持されることにより、低音域
の周波数共振が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成おいては、支持部8と筺体3の接着および支持部8
と圧電振動子7の接着には、支持部8の振動損失が大き
いという性質を損なわないようにするため、両面テープ
あるいは接着剤を使用している。しかしながら、両面テ
ープや接着剤は、時間と共に接着能力が低下するうえ、
さらに接着面は、振動が加わる部分であることもあり、
圧電振動子7が、剥がれ落ちてしまい耐久性があまり良
好ではないという課題があった。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、圧電振動子の音響特性を損なわずに、圧
電振動子と支持部の耐久性を改善するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子機
器は、圧電振動子を、そのほぼ中央で支持する、振動損
失が大きな支持手段と、支持手段の穴に挿通され、支持
手段を筐体に取り付ける取り付け手段とを含むことを特
徴とする。
【0008】請求項1に記載の電子機器においては、圧
電振動子は、取り付け手段によって支持手段の穴に挿通
され、筺体に取り付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】図2と図3は、圧電振動子を内蔵
する携帯型のパーソナルコンピュータの構成例を示して
おり、図2は、外観の構成を表しており、図3は、内部
の分解した状態を表している。パーソナルコンピュータ
本体13は、矢印a方向または矢印b方向に開閉可能な
蓋体17を備えている。パーソナルコンピュータ本体1
3は、外周部を覆う筺体14を有しており、上面部にキ
ーボード15が、配設されている。
【0010】蓋体17は、外周部を覆う筺体16を有し
ており、蓋体17の開放面(開放したときに露出する
面)にLCD(Liquid Crystal Display)12が、支持枠部
材11によって固定されている。また、LCD12には対
向する筺体16の内面上に1組の圧電振動子21a,2
1bが取り付けられている。ユーザ31は、LCD12に
表示される情報を見ることができると共に、圧電振動子
21a,21bが、筺体16を振動させ、その筺体16
が発生する音響を聞きとることができる。また、ユーザ
31は、キーボード15を操作して所望のプログラムな
どを実行させることができる。
【0011】図4は、圧電振動子21aの構成例を示し
ている。圧電振動子21aは、図4(A)の側面図およ
び図4(B)の正面図に示されるように、直径が例えば
35mm乃至40mm程度の円盤状の金属板43と、この金属板
43の面44aと面44bの中央部に固定された1組の
圧電セラミックス41a,41bを有している。金属板
43は、例えば黄銅やステンレスによって形成されてい
る。また、金属板43の中心部には、圧電振動子21a
を支持するネジあるいはピンを貫通させる直径2mm乃至5
mm程度の穴45を有している。圧電セラミックス41
a,41bにも、その中心に(金属板43の穴45と同
心円状に)、穴42a,42bが形成されている。
【0012】また、上述の1組の圧電セラミックス41
a,41bは、図5に示すように、リード線52を介し
て相互に接続配線されている。また、一方の圧電セラミ
ックス(この例では、圧電セラミックス41a)は、リ
ード線51が接続されており、これが図示しない電流供
給源に接続されている。
【0013】上記の様に構成された圧電振動子21a
は、図6に示すように、一方の圧電セラミックス41a
が、矢印c1方向及び矢印c2方向に縮むと共に、他方
の圧電セラミックス41bが、矢印d1方向及び矢印d
2方向に伸びることによって、金属板43を厚み方向の
うち、図中上方向の矢印e方向に、金属板43aのよう
に湾曲させる。また、一方の圧電セラミックス41a
が、矢印d1方向及び矢印d2方向に伸びると共に、他
方の圧電セラミックス41bが、矢印c1方向及び矢印
c2方向に縮むことによって、金属板43は、厚み方向
のうち、図中下方向の矢印f方向に、金属板43bのよ
うに湾曲される。
【0014】従って、圧電振動子21aは、図6中の矢
印e方向あるいは矢印f方向への湾曲を繰り返すことに
よって振動する。圧電振動子21aが発生する振動は、
後述する支持部材を介して蓋体17の筺体16に伝播さ
れて、筺体16を振動させることによって音響を発生さ
せ、この音響が、ユーザ31によって聞き取られる。
尚、圧電振動子21bも同様の構成を有している。
【0015】次に、圧電振動子21aの取り付け構造の
例について、図7を参照して説明する(尚、図7では、
圧電セラミックス41a,41bの図示は省略されてい
る)。圧電振動子21aの金属板43の面44a,44
bには、支持部材62a,62bが設けられている。ネ
ジ61は、支持部材62aの穴63a、圧電セラミック
ス41aの穴42a(図4)、金属板43の穴45、圧
電セラミックス41bの穴42b(図4)、および支持
部材62bの穴63bを貫通し、筺体16のLCD12と
対向する面に加工された突起64の凹部64aに配置さ
れた雌ねじ部65に螺合し、圧電振動子21aを筺体1
6に固定している。支持部材62a,62bは、円盤状
の振動損失が大きな、例えばゴム製のクッション材から
構成されている。
【0016】この支持部材62a,62bによって、高
音域の振動が十分に減衰されて伝搬し難くなるため、高
音域での共振的な音響の発生を避けることができる。ま
た、金属板43の主面の中央部が支持されることによ
り、低音域の周波数共振が得られ、低音域の周波数特性
を伸ばすことができる。
【0017】また、ネジ止めによって、従来の接着剤に
よる圧電振動子21aの支持において課題とされていた
剥がれ落ちるといったことが起こらないため、耐久性に
優れた支持が可能となる。さらに、圧電振動子21aの
支持部材62a,62bは、着脱が可能となるため、支
持部材62a,62bの劣化から生じる硬化によって十
分に振動を減衰できなくなった場合、必要に応じて交換
し、長期的に音響特性を維持することが可能となる。
尚、圧電振動子21bも同様である。
【0018】次に、圧電振動子21aの支持部をピン止
めする例について、図8を参照して説明する。圧電振動
子21aの両面には、円盤状で中央にピン71を貫通さ
せる穴73a,73bを有するゴム製の支持部材72
a,72bが設けられている。両者の対向する面には両
面テープ74a,74bが貼付されており、それらを接
着させることで支持部材72a,72bが一体化されて
いる。両面テープ74aは、金属板43の図中上面に接
着され、両面テープ74bは、金属板43の図中下面に
接着されている。支持部材72a,72bの穴73a,
73bを拡張して、ピン71の大径部71aを挿通する
と、自らの弾性力により穴73a,73bは、収縮す
る。この様にして、圧電振動子21aが、支持部材72
a,72bを介してピン71に支持される。
【0019】この支持部材72a,72bによって、上
記と同様に、高音域の振動が十分に減衰されて伝搬し難
くなるため、高音域での共振的な音響の発生を避けるこ
とができる。また、主面の中央部が支持されることによ
り、低音域の周波数共振が得られる。
【0020】また、ピン止めによって、従来の接着剤に
よる圧電振動子21aの支持において課題とされていた
剥がれ落ちるといったことが起こらないため、耐久性に
優れた支持が可能となる。さらに、上述のネジ止めに比
べ、筺体16に面する一方の支持部材(図8の例では、
支持部材72b)が、スペーサとしての役割を果たすた
め、圧電振動子21aが振動する空間を確保でき、筺体
16の雌ねじ部65のような加工の必要がなくなると共
に、筺体の軽量化を図ることができる。尚、圧電振動子
21bも同様の取り付け構造である。
【0021】以上の様に、圧電振動子21aの表裏の中
心に支持部材62a,62bまたは支持部材72a,7
2bが固定され、それらをネジ61またはピン71によ
り、筺体16に取り付けられることによって圧電振動子
21aは支持されるので、支持部材62a,62bまた
は支持部材72a,72bによって振動が十分に減衰さ
れると共に、長期的に安定した状態での取り付けが可能
となる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の電子機器によれば、取
り付け手段を支持手段の穴に挿通して筺体に取り付ける
ようにしたので、支持手段によって十分に振動が減衰さ
れ、低音域の再生特性が向上されると共に、長期的に安
定した状態で圧電振動子を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧電振動子の構成を説明する図である。
【図2】圧電振動子を使用したパーソナルコンピュータ
の外観の構成例を示す図である。
【図3】図2のパーソナルコンピュータの内部の構成例
を示す図である。
【図4】本発明を適用した圧電振動子を説明する図であ
る。
【図5】圧電振動子の配線を説明する図である。
【図6】圧電振動子の振動の原理を説明する図である。
【図7】本発明を適用した圧電振動子のネジ止めの例を
説明する図である。
【図8】本発明を適用した圧電振動子のピン止めの例を
説明する図である。
【符号の説明】
1 支持枠部材, 2 LCD, 3 筺体, 4,5
圧電セラミックス,6 金属板, 7 圧電振動子,
8 支持部材, 11 支持枠部材, 12LCD, 1
3 パーソナルコンピュータ本体, 14 筺体, 1
5 キーボード, 16 筺体, 17 蓋体, 21
a,21b 圧電振動子, 31ユーザ, 41a,4
1b 圧電セラミックス, 42a,42b 穴, 4
3,43a,43b 金属板, 44a,44b 面,
45 穴, 51,52リード線, 61 ネジ,
62a,62b 支持部材, 63a,63b穴, 6
4 突起, 64a 凹部, 65 雌ねじ部, 71
ピン, 72a,72b 支持部材, 73a,73
b 穴, 74a,74b 両面テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味渕 治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山本 亮 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D004 AA07 BB01 CC04 CD02 CD07 DD01 DD05 5D017 AE22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体または前記電子機器本体に
    開閉可能に設けられた蓋体の筐体内に配設され、前記筺
    体を振動させることによって音響を発生させる圧電振動
    子を備える電子機器において、 前記圧電振動子を、そのほぼ中央で支持する、振動損失
    が大きな支持手段と、 前記支持手段の穴に挿通され、前記支持手段を前記筐体
    に取り付ける取り付け手段とを含むことを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 前記取り付け手段は、ネジまたはピンで
    あることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は、少なくともその一部
    が、前記圧電振動子の両面に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の電子機器。
JP11021793A 1999-01-29 1999-01-29 電子機器 Withdrawn JP2000224696A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
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Effective date: 20060404