JP2000224060A - 放送受信機 - Google Patents

放送受信機

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JP2000224060A
JP2000224060A JP11020210A JP2021099A JP2000224060A JP 2000224060 A JP2000224060 A JP 2000224060A JP 11020210 A JP11020210 A JP 11020210A JP 2021099 A JP2021099 A JP 2021099A JP 2000224060 A JP2000224060 A JP 2000224060A
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multiplex
signal
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display
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Kijuro Obata
喜重郎 小幡
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字情報の表示部を備えているFM多重受信
機が既設の場合、これにディジタル衛星放送受信ユニッ
トのブラックボックスタイプを接続すると、新たに衛星
放送の文字情報の表示部を設けることは、コスト、及び
スペースの点で好ましくない。 【解決手段】 衛星放送受信ユニット1のデマルチプレ
クサ6から出力される文字情報を、FM多重エンコーダ
9,L−MSKモジュレータ10,FMモジュール11
を介し、音声デコーダ8からの音声出力と共にFM多重
信号にしてFM多重受信機12に入力する。ここでは、
切換SW14によりアンテナ13からの信号と適宜切り
換え、いずれの信号もFM多重受信機の同じ回路を通っ
て信号処理し、いずれの文字情報もFM多重受信機に設
けられた表示部23に表示し、いずれの音声出力もFM
多重受信機に接続されたスピーカ19から出力する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字情報等を表示
する表示部を備えたFM多重受信機に、ディジタル衛星
放送受信機のブラックボックスタイプを接続した際、デ
ィジタル衛星放送の文字情報等をFM多重受信機の表示
部に表示することができるようにした放送受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】FM多重放送は、文字や図形をディジタ
ルデータに変換して符号化し、副搬送波周波数76kH
zの多重信号をステレオベースバンド信号に周波数多重
化し、FM変調している。放送の対象となる文字や図形
については、現在レベル1からレベル3までの3種類の
サービスレベルが存在し、レベル1は、15文字×2行
の本文とヘッダ行の表示ができる受信機用のサービスで
あり、文字による情報が中心となる。レベル2は15.
5文字×8行の本文とヘッダ行の表示ができる受信機に
向けたサービスであり、図形や地図を送る場合に適して
いる。レベル3は、地図表示を備えたカーナビゲーショ
ンシステムを対象とした交通情報データのサービスを行
うものである。
【0003】このようなFM多重放送受信機において
は、例えば図3(a)に示すような受信機が用いられて
いる。即ち、アンテナ32からのFM多重信号はフロン
トエンドF/E33に入り、内部の高周波回路部で増幅
され、周波数変換回路部で中間周波数に変換される。こ
の信号を中間周波数増幅回路IFAMP34内の中間周
波数回路部で増幅し、更に振幅制限部で雑音成分等が除
去される。その後、この中間周波数信号は、FM復調回
路FMDET35でFM復調され、復調信号に変換され
る。この復調信号は、ノイズキャンセラー付きマルチプ
レクサNC/MPX36のノイズキャンセラー回路で雑
音が除去され、ステレオ信号復調部で左チャネル及び右
チャネルの音声信号に復調される。各音声信号は所定の
信号レベルまで増幅され、それぞれ左右のスピーカ37
からステレオ信号として再生される。
【0004】このときFM復調回路FMDET35で得
られた復調信号は、L−MSK復調回路38に供給さ
れ、復調信号の中から文字情報が再生復調される。次い
で、この文字情報は、同期/誤り訂正回路39で同期及
び誤りの訂正が行われ、符号化回路40によって文字に
変換され、このFM多重受信機31に設けた表示部41
にこの文字情報を表示する。なお、この文字情報は、別
に設けたメモリに蓄積し、適宜内容を更新すると共に、
必要なときに読み出すこともでき、またこのFM多重受
信機が車載用であって、この車両にカーナビゲーション
装置が取り付けられているときには、この表示部をカー
ナビゲーション装置のディスプレイとすることもでき、
特に上記のようなレベル3に対応しているときには、そ
のディスプレイが主たる表示部となる。
【0005】FM多重受信機31に設けられている表示
部41において、例えば図3(b)に示すように3行表
示可能な表示部41が用いられるときには、第1行目4
1がヘッダー部であり、受信している局名、サービス内
容等を常に表示する部分とされ、第2行目45,及び第
3行目46が情報内容を表示する部分とされる。このと
き、情報内容が数行にわたるときには、ページ送りキー
47等によって順次前後の頁を見ることができるように
なっている。
【0006】上記のようなFM多重放送は、明瞭なFM
音楽を聴くことができるばかりでなく、表示部に各種情
報を表示できるのできわめて利用価値の高いものであ
り、また、近年特にカーナビゲーション装置の普及によ
り、交通案内情報等が表示され、且つ表示している地図
にその情報を取り入れることができることから、FM多
重放送の価値が高まっている。このようなFM多重放送
の普及に伴ってFM放送の多局化が進み、それに伴う混
信による音質劣化が生じるようになっており、また、F
M多重放送は車等の移動体での良質な受信が難しいこと
にもあって、これらを解決する手段としてディジタルオ
ーディオ放送DAB(Digital Audio B
roadcasting)が注目され既に実用化されて
いる。ディジタルオーディオ放送は、所定の番組の音声
信号データを周波数多重で挿入した複数のデータフィー
ルドと、番組とデータフィールドの対応を示す番組配列
データが挿入される情報フィールドとを含み、周波数多
重放送受信機でこの周波数多重放送信号を受信し、別途
ユーザにより指定された番組に応じたデータフィールド
に挿入された周波数多重信号を復調し、オーディオ信号
に変換して出力するものである。
【0007】図4はDABシステムにおいて採用される
モード2のフレーム構造であり、1フレーム長は24m
sであり、2シンボルの同期部SYNCと、3シンボル
の高速情報チャネル部FIC(Fast Infomation Channe
l)と、72シンボルのデータフィールド部DFLで構
成されている。同期部SYNCは、フレームの開始点を
認識するために使用するヌルシンボルと同期情報シンボ
ルを含んでいる。高速情報チャネル部FICには、時間
/日付データ、番組の配列データ、サービス(番組)の
名称(ラベル)、番組識別コードSId(Service Ident
ification Code)等の情報が挿入されて、末尾に誤り訂
正用のCRC(巡回符号を用いたエラー検出符号)が付
加されている。データフィールド部DFLは72個のデ
ータフィールドに区分され、それぞれのデータフィール
ドに所定の番組の放送信号が周波数分割多重で挿入され
ており、1つの放送局から同時に6ないし8番組を放送
できるようになっている。どのデータフィールドにどの
番組が対応するかは、高速情報チャネル部FICに含ま
れる番組の配列データで指定される。図4では1.5G
Hz帯を使用する衛星放送用のモード2のフレーム構造
を示したが、50MHz〜250MHzの周波数帯を使
うモード1のフレーム構造もほぼ同様の構成を備え、1
フレーム長は96msになっている。
【0008】図5はDAB送信機の構成図であり、各サ
ービスの音声信号であるアナログオーディオ信号を、M
PEGオーディオに高能率符号化するデータ圧縮部51
a〜51mからの信号を、伝送路符号化部52a〜52
mに送り、誤り検出訂正用符号を付加する。これらの信
号を多重化部53に送り、サービス配列データに従って
各伝送路符号化部52a〜52mの出力データを、図4
に示す所定のデータフィールド(シンボル)にマッピン
ッグして時分割多重する。この信号をインターリーブ/
OFDM(Orthoqonal Frequency Division Multiple
x)変調部54でOFDM変調し、また、所定の形式に
従ってシンボル内の多重信号の順番を再配置することに
よってインターリーブを行う。即ち、OFDM変調部
は、移送基準シンボルやデータシンボルの各シンボルを
2ビットづつN組に分け、各組の第1データを実数部、
第2データを虚数部として差動符号化し、差動符号の実
数部、虚数部を順次フーリエ逆変換部に入力してIDF
T処理することによりベースバンドの変調波を出力す
る。この変調波は直交変調部55において、インターリ
ーブ/OFDM変調部54より出力される実数部、虚数
部をアナログ信号に変換し、それぞれに送信ローカル周
波数fcのcos波、sin波を乗算し、乗算結果を合成して
直交変換し、ここで得られた送信搬送波を周波数変換部
56でRF信号に変換し、送信電力増幅器57で増幅し
てアンテナ58から送信するようにしている。
【0009】図6はDAB受信機の構成図であり、アン
テナ61で受信された前記送信機からのRF信号は、デ
ィジタル放送チューナ63におけるRF信号復調部にお
いて、キャリア周波数fcのcos波、sin波を乗算してベ
ースバンドアナログ信号を出力し、このベースバンドア
ナログ信号をAD変換器において所定サンプリング周波
数でディジタルデータに変換する。この信号はOFDM
復調を行うデータ復調部64でFFT処理等によりイン
ターリーブを解いて元のデータ列に戻し、誤り訂正部6
5に入れる。
【0010】誤り訂正部65はデインターリーブされた
データに対してビタビ復号法によって誤り検出訂正処理
を施し、高速情報チャネル部FICの内容を図示されて
いない制御用マイコンに入力する。制御用マイコンでは
高速情報チャネル部FICに含まれるサービス配列デー
タに基づいてユーザが指定したサービス(番組)のシン
ボル位置(データフィールド)を検出し、誤り訂正部6
5に通知する。誤り訂正部65は、通知されたシンボル
位置(データフィールド)の復号データをデマルチプレ
クサ66に出力する。デマルチプレクサ66では、入力
された信号から映像信号部分を映像デコーダ67に、音
声データ部分を音声デコーダ68に、文字データ部分を
文字デコーダ69に各々出力する。
【0011】映像デコーダ67は、ディスプレイに表示
するための映像出力を行い、音声デコーダ68では、オ
ーディオデータである復号データを元のPCMオーディ
オデータに変換してステレオで出力し、文字デコーダ6
9では、入力されたデータ内の電子番組情報、番組名、
局名等を表示装置に出力する。この文字デコーダ69か
らの上記情報を表示するに際しては、外部に別設した表
示装置に表示し、また、上記映像出力を表示するディス
プレイが存在するときにはそのディスプレイの一部に表
示し、あるいはこの衛星放送受信ユニット62に例えば
図3(b)と同様の表示部が設けられているときにはそ
の表示部に表示する。
【0012】一方、DAB信号は複数のサービス(番
組)を含むと共に、各サービスがサポートしているアナ
ウンスメントを含んでいる。DAB放送で放送されるア
ナウンスメントは現在のところ、緊急放送、道路放送、
ニュース放送、天気予報放送、イベント放送等の8つの
タイプがある。このうち緊急放送(ALARM)はすべてのサ
ービスが放送するためにサポートしている。しかし、緊
急放送を除く7タイプのアナウンスメントに関しては、
サービス毎にそのタイプをサポートするかしないかはサ
ービス提供者によって決められている。現在受信中のD
AB信号に含まれる各サービスがサポートしているアナ
ウンスメントのタイプは、高速情報チャネルFICに含
まれるアナウンスメントサポート情報FIGO/18により識
別できる。また、サポートしているアナウンスメントが
放送中であるか否かは、高速情報チャネルFICに含ま
れるアナウンスメントスイッチ情報FIGO/19により識別
できるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、FM多
重放送は安価な受信機で受信でき、且つカーナビゲーシ
ョン装置に必要な情報が提供されるので既に広範囲に利
用されている。それに対して、衛星放送受信ユニット
は、FM多重放送に比べて混信が少なく、また周囲の環
境変化に対して音質の劣化が少ないので、FM多重受信
機を搭載している場合にも、更に衛星放送ユニットも搭
載することが多くなる。特にFM多重放送をカーナビゲ
ーションシステムの一環として利用している場合には、
欠くべからざるものとなっており、したがって衛星放送
ユニットを搭載してもFM多重受信機を取り外すことは
できない。
【0014】そのため、今後の衛星放送受信機の普及の
段階では、FM多重受信機を搭載している状態で衛星放
送受信ユニットを搭載するケースが多くなることが考え
られる。このときの衛星放送受信ユニットとしては、そ
こからの文字出力は衛星放送受信機に表示部を設け、そ
こに文字等を表示することが考えられ、あるいはカーナ
ビゲーション装置を搭載している場合にはそのディスプ
レイに表示することも考えられる。しかしながら、既に
FM多重受信機に表示部を備えている場合は、重複して
文字情報表示部分を設けることはコストの面からも、ま
たスペースの面からも無駄である。また、カーナビゲー
ション装置のディスプレイを利用する方式を採用した衛
星放送受信機においては、当然のこととしてカーナビゲ
ーション装置を搭載していない場合は文字情報の表示は
不可能であり、且つ、カーナビゲーション装置を搭載し
ている場合であっても、このディスプレイに表示するた
めにはカーナビゲーション装置の画像表示回路を大幅に
変更する必要もある。
【0015】更に、今後の衛星放送受信機の普及の初期
段階では、できる限り安価にこの受信機を搭載する必要
があり、その際には衛星放送受信ユニットを例えばDI
N規格の大きさにして搭載するよりも、FM多重受信機
の内部にこの衛星放送ユニットをブラックボックスとし
て組み込み、一体化したものを製作して販売することが
多くなる考えられる。その時には衛星放送ユニットには
表示部を備えていないので、いずれにしても別設の表示
部に文字情報等を表示する必要がある。その際には、別
設の表示部に対して出力している既存の機器の回路構成
を大幅に変更することは好ましくない。
【0016】したがって、本発明は、衛星放送ユニット
に表示部を設ける必要がなく、ユーザが手持ちの表示部
を備えた機器における表示部に文字情報等を表示するこ
とができ、且つその既存の機器の回路構成に大きな変更
を行うことなく、衛星放送からの文字情報等を表示する
ことができるようにした放送受信機を提供することを目
的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、受信された文字情報をFM信号に変換する
FM多重エンコーダとFMモジュレータとを内蔵する衛
星放送受信機と、該FMモジュレータの信号及びFMア
ンテナの信号を入力する入力部とFM多重放送の文字情
報及び該入力部から入力された衛星放送の文字情報を表
示するための文字情報表示処理装置とを備えたFM多重
受信機と、から放送受信機を構成したものである。
【0018】また、該文字情報表示処理装置の表示部は
FM多重受信機に設けられているものであり、また、該
文字情報表示処理装置の表示部はFM多重受信機の文字
情報とナビゲーション情報とを表示する表示部であり、
また、FM多重受信機には、該FMモジュレータの信号
を入力する入力部とFMアンテナの信号を入力する入力
部との切換部を備えたものであり、また、該FMモジュ
レータからは衛星放送の音声情報を加えて出力したもの
である。
【0019】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、衛星放
送受信機で受信された文字情報は、FM多重エンコーダ
とFMモジュレータによってFM多重信号と同様の信号
に変換されてFM多重受信機に入力され、FM多重受信
機においてはFMアンテナからの信号を処理して文字情
報を表示する文字表示処理装置をそのまま使って、前記
衛星放送受信機からの文字情報を表示処理することがで
きる。
【0020】また、該文字情報表示処理装置の表示部が
FM多重受信機に設けられたものにおいては、FM多重
受信機に既存の表示部をそのまま使用することができ
る。また、該文字情報表示処理装置の表示部はFM多重
受信機の文字情報とナビゲーション情報とを表示する表
示部であるものにおいては、ナビゲーション情報の表示
部で衛星放送受信機からの文字情報とFM多重受信機か
らの文字情報を表示することができ、全体のシステムの
表示部が簡素化される。また、FM多重受信機に、該F
Mモジュレータの信号を入力する入力部とFMアンテナ
の信号を入力する入力部との切換部を備えたものにおい
ては、入力部の簡単な構成で、アンテナからのFM多重
放送の信号と衛星放送受信機からの信号とを切り換えて
利用することができる。
【0021】また、該FMモジュレータからは衛星放送
の音声情報を加えて出力したものにおいては、FM多重
受信機の表示部で衛星放送受信機からの文字情報とFM
放送受信機からの文字情報との表示の兼用を行うことが
できるばかりでなく、FM多重受信機における音声出力
部では、FM多重放送の音声出力と衛星放送受信機の音
声出力の兼用も行うことができ、放送受信機全体のシス
テム構成を簡素化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1は本発明による放送受信機の回路構成
の概要を示し、衛星放送受信ユニット1においては、そ
の主要部は前記図6に示した衛星放送受信ユニットと同
様であり、DABアンテナ2で受信された前記送信機か
らのRF信号は、ディジタル放送チューナ3におけるR
F信号復調部においてベースバンドアナログ信号を出力
し、このベースバンドアナログ信号をAD変換器におい
て所定サンプリング周波数でディジタルデータに変換す
る。この信号はOFDM復調を行うデータ復調部4でF
FT処理に等によりインターリーブを解いて元のデータ
列に戻し、誤り訂正部5に入れる。
【0023】誤り訂正部5はデインターリーブされたデ
ータに対して、CRCのチェック、及びビタビ復号法に
よる誤り検出訂正処理を施し、高速情報チャネル部FI
Cの内容を図示されていない制御用マイコンに入力す
る。制御用マイコンでは高速情報チャネル部FICに含
まれるサービス配列データに基づいてユーザが指定した
サービスのシンボル位置を検出し、誤り訂正部5に通知
する。誤り訂正部5は、通知されたシンボル位置の復号
データをデマルチプレクサ6に出力する。デマルチプレ
クサ6では、入力された信号から映像信号部分を映像デ
コーダ7に、音声データ部分を音声デコーダ8に各々出
力する。
【0024】映像デコーダ7は、ディスプレイに表示す
るための映像出力を行うが、ここでは衛星放送受信ユニ
ット1がブラックボックスタイプであって放送受信機の
内部に組み込まれるタイプのものであるので、その出力
端子には必要に応じて他の回路、あるいは他の装置に接
続され、また映像表示用のディスプレーを備えておら
ず、且つ他に接続されない場合は表示されることはな
い。音声デコーダ8では、オーディオデータである復号
データを元のPCMオーディオデータに変換してステレ
オで出力する。この出力端子には既存のオーディオ装置
の入力端子等に接続することができ、また、他のオーデ
ィオ装置と切り換え出力することもできる。しかしなが
ら、本装置においては、後述する文字情報と共にFMモ
ジュレータを介してFM多重受信機12に入力し、FM
多重受信機12の音声出力系統から出力するようにして
いる。
【0025】デマルチプレクサ6から出力される電子番
組情報、番組・局名情報等は、FM多重エンコーダ9で
多重化され、L−MSKモジュレータ10でディジタル
変調信号が与えられ、FMモジュレータ11において前
記音声デコーダ8からの音声出力と共に前記FM多重送
信機で出力するFM多重信号と同様の信号にして出力し
ている。
【0026】一方、ユーザ手持ちのFM多重受信機12
においては、従来と同様のFMアンテナ13からのアン
テナ入力端子Aのほかに、前記衛星放送受信ユニット1
のFMモジュレータ11からの音声多重信号の入力端子
Bも備えている。この両端子のいずれかの信号を次のフ
ロントエンドF/E15に出力するため、外部のユーザ
インターフェース24からの信号により切り換えられる
切換SW14を備えている。
【0027】切換SW14が図1に示すようにFMアン
テナ13からのFM多重信号を取り込む端子A側に切り
換えられている状態においては、前記図3に示す従来の
FM多重受信機と同様に機能し、フロントエンドF/E
15では内部の高周波回路部で増幅され、周波数変換回
路部で中間周波数に変換される。この信号を中間周波数
増幅回路IFAMP16内の中間周波数回路部で増幅
し、更に振幅制限部で雑音成分等が除去される。その
後、この中間周波数信号は、FM復調回路FMDET1
7でFM復調され、復調信号に変換される。この復調信
号は、ノイズキャンセラー付きマルチプレクサNC/M
PX18のノイズキャンセラー回路で雑音が除去され、
ステレオ信号復調部で左チャネル及び右チャネルの音声
信号に復調される。各音声信号は所定の信号レベルまで
増幅され、それぞれ左右のスピーカ19からステレオ信
号として再生される。
【0028】このときFM復調回路FMDET17で得
られた復調信号は、L−MSK復調回路20に供給さ
れ、復調信号の中から文字情報が再生復調される。次い
で、この文字情報は、同期/誤り訂正回路21で同期及
び誤りの訂正が行われ、符号化回路22によって文字に
変換され、このFM多重受信機12に設けた表示部23
にこの文字情報を表示する。なお、この文字情報は、別
に設けたメモリに蓄積し、適宜内容を更新すると共に、
必要なときに読み出すこともできるのは前記従来の装置
と同様である。なお、FM多重受信機の文字情報処理装
置としては、図1のFM多重受信機においては、この文
字情報が実質的に信号処理される、フロントエンドF/
E15から表示部23に出力するまでの信号処理系統が
すべて含まれることとなる。
【0029】一方、切換SW14が入力端子B側に切り
換えられたときには、フロントエンドF/E15以降の
回路に、前記衛星放送受信ユニット1で受信された衛星
放送の文字情報と音声出力が音声多重信号となって入力
され、以降は前記FMアンテナからの信号処理と全く同
様に処理され、表示部23に衛星放送の文字情報が表示
され、ノイズキャンセラー付きマルチプレクサNC/M
PX18からは衛星放送で受信された音声出力が出力さ
れ、これを適宜アンプ等を介してこの系統に接続されて
いるスピーカ19に出力する。
【0030】このように構成することにより、衛星放送
受信ユニット1で受信された文字情報は、FM多重エン
コーダ9とFMモジュレータ11等によってFM多重信
号と同様の信号に変換されてFM多重受信機12に入力
され、FM多重受信機12においては、FMアンテナ1
3からの信号を処理して文字情報を表示する文字表示処
理装置をそのまま使って、前記衛星放送受信ユニット1
からの文字情報を表示処理することができる。また、こ
の装置においては、文字情報表示処理装置の表示部23
がFM多重受信機12に設けられているので、FM多重
受信機12に最初から設けられている既存の表示部23
をそのまま使用することができ、特別の表示装置を何ら
必要としない。
【0031】また、FM多重受信機12に、FMモジュ
レータ11の信号を入力する入力部BとFMアンテナの
信号を入力する入力部Aとの切り換え部としての切換S
W14を備えているので、入力部の簡単な構成で、アン
テナからのFM多重放送の信号と衛星放送受信ユニット
からの信号とを切り換えて利用することができる。
【0032】また、該FMモジュレータ11からは、前
記衛星放送の文字情報に対して衛星放送の音声情報を加
えて出力しているので、FM多重受信機12の内部の信
号処理回路ではFMアンテナ13からの信号に対する信
号処理と全く同様に信号処理され、それにより表示部2
3では、FM多重受信機12からの文字情報と、衛星放
送受信ユニット1からの文字情報との表示の兼用を行う
ことができるばかりでなく、FM多重受信機12におけ
る音声出力部では、FM多重放送の音声出力と衛星放送
の音声出力の兼用も行うことができ、放送受信機全体の
システム構成を簡素化することができる。
【0033】上記実施例においては、文字情報を表示す
る表示部を、ユーザ手持ちのFM多重受信機に最初から
設けられている表示部23とした例を示したが、例えば
図2に示すように、既にナビゲーション装置25を搭載
しており、このナビゲーション装置25にVICS情報
を取り入れる等のためにFM多重受信機12を付設して
いる場合においては、FM多重受信機12の文字情報表
示部を特にFM多重受信機には設けず、ナビゲーション
装置25のディスプレイ30に表示するようにした装置
が存在する。このような装置に本発明を適用する際に
は、前記表示部23の代わりにナビゲーション装置25
のディスプレイ30が使用されることは当然である。
【0034】このように、FM多重受信機12における
内部回路である文字情報表示処理装置で処理された文字
情報を表示する表示部が、FM多重受信機12の文字情
報とナビゲーション装置25のナビゲーション情報を表
示する表示部とを兼用しているものにおいては、この表
示部でナビゲーション情報のほか、衛星放送受信機から
の文字情報とFM多重受信機からの文字情報を表示する
ことができ、全体のシステムの表示部が簡素化される。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
請求項1に係る発明においては、衛星放送受信機で受信
された文字情報は、FM多重エンコーダとFMモジュレ
ータによってFM多重信号と同様の信号に変換されてF
M多重受信機に入力され、FM多重受信機においてはF
Mアンテナからの信号を処理して文字情報を表示する文
字表示処理装置をそのまま使って、前記衛星放送受信機
からの文字情報を表示処理することができる。
【0036】また、請求項2に係る発明において、該文
字情報表示処理装置の表示部がFM多重受信機に設けら
れたものにおいては、FM多重受信機に既存の表示部を
そのまま使用することができる。また、請求項3に係る
発明において、該文字情報表示処理装置の表示部はFM
多重受信機の文字情報とナビゲーション情報とを表示す
る表示部であるものにおいては、ナビゲーション情報の
表示部で衛星放送受信機からの文字情報とFM多重受信
機からの文字情報を表示することができ、全体のシステ
ムの表示部が簡素化される。
【0037】また、請求項4に係る発明において、FM
多重受信機に、該FMモジュレータの信号を入力する入
力部とFMアンテナの信号を入力する入力部との切換部
を備えたものにおいては、入力部の簡単な構成で、アン
テナからのFM多重放送の信号と衛星放送受信機からの
信号とを切り換えて利用することができる。また、請求
項5に係る発明において、該FMモジュレータからは衛
星放送の音声情報を加えて出力したものにおいては、F
M多重受信機の表示部で衛星放送受信機からの文字情報
とFM放送受信機からの文字情報との表示の兼用を行う
ことができるばかりでなく、FM多重受信機における音
声出力部では、FM多重放送の音声出力と衛星放送受信
機の音声出力の兼用も行うことができ、放送受信機全体
のシステム構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放送受信機の第1実施例の基本的
な回路構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の基本的な回路構成を示す
ブロック構成図である。
【図3】従来のFM多重受信機を示し、(a)はその基
本的な回路構成を示すブロック構成図であり、(b)は
表示部の正面図である。
【図4】ディジタル衛星放送で送信される信号のフレー
ム構成図である。
【図5】従来のディジタル衛星放送の送信機の基本的な
回路構成を示すブロック構成図である。
【図6】従来のディジタル衛星放送受信機の基本的な回
路構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 衛星放送受信ユニット 3 ディジタル放送チューナ 4 データ復調部 5 誤り訂正部 6 デマルチプレクサ 8 音声デコーダ 9 FM多重エンコーダ 10 L−MSKモジュレータ 11 FMモジュレータ 12 FM多重受信機 14 切換SW 15 フロントエンド 16 中間周波数増幅回路 17 FM復調回路 18 ノイズキャンセラー付きマルチプレクサ 19 スピーカ 20 L−MSK復調回路 21 同期/誤り訂正回路 22 符号化回路 23 表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された文字情報をFM信号に変換す
    るFM多重エンコーダとFMモジュレータとを内蔵する
    衛星放送受信機と、 該FMモジュレータの信号及びFMアンテナの信号を入
    力する入力部とFM多重放送の文字情報及び該入力部か
    ら入力された衛星放送の文字情報を表示するための文字
    情報表示処理装置とを備えたFM多重受信機と、からな
    ることを特徴とする放送受信機。
  2. 【請求項2】 該文字情報表示処理装置の表示部はFM
    多重受信機に設けられている請求項1記載の放送受信
    機。
  3. 【請求項3】 該文字情報表示処理装置の表示部はFM
    多重受信機の文字情報とナビゲーション情報とを表示す
    る表示装置である請求項1記載の放送受信機。
  4. 【請求項4】 FM多重受信機には、該FMモジュレー
    タの信号を入力する入力部とFMアンテナの信号を入力
    する入力部との切換部を備えた請求項1記載の放送受信
    機。
  5. 【請求項5】 該FMモジュレータからは衛星放送の音
    声情報を加えて出力する請求項1記載の放送受信機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011555A (ja) * 2007-08-09 2008-01-17 Fujitsu Ten Ltd 電子システム、電子装置および携帯ナビゲーション装置
JP2008067407A (ja) * 2007-11-08 2008-03-21 Fujitsu Ten Ltd 電子システムおよび電子装置
JP2008104213A (ja) * 2007-11-08 2008-05-01 Fujitsu Ten Ltd 電子システムおよび電子装置
JP2008107357A (ja) * 2007-11-02 2008-05-08 Fujitsu Ten Ltd 携帯型電子機器、車載用電子機器および電子システム

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