JP2000223951A - 周波数逓倍器及びそれを用いた無線機器 - Google Patents
周波数逓倍器及びそれを用いた無線機器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高次逓倍が可能な小型の周波数逓倍器及びそ
れを用いた無線機器を提供する。 【解決手段】 周波数逓倍器10は、入力信号が入力さ
れる入力端子11、入力信号の周波数(ω)に共振する
第1の共振回路12、入力信号のn倍の周波数(nω)
に共振する第2の共振回路13及びアイドラ回路14、
可変リアクタンス素子であるバラクタダイオード15、
結合度調整用コンデンサC1,C2、バイアス抵抗R
b、逓倍された出力信号を出力する出力端子16を備え
る。そして、電流励振型の周波数逓倍器であるため、第
1及び第2の共振回路12,13がLC直列共振回路か
らなり、その第1及び第2の共振回路12,13が入力
端子11と出力端子16との間に直列接続される。ま
た、アイドラ回路14とバラクタダイオード15とから
なる並列回路が入力端子11と出力端子16との間に接
続されている。
れを用いた無線機器を提供する。 【解決手段】 周波数逓倍器10は、入力信号が入力さ
れる入力端子11、入力信号の周波数(ω)に共振する
第1の共振回路12、入力信号のn倍の周波数(nω)
に共振する第2の共振回路13及びアイドラ回路14、
可変リアクタンス素子であるバラクタダイオード15、
結合度調整用コンデンサC1,C2、バイアス抵抗R
b、逓倍された出力信号を出力する出力端子16を備え
る。そして、電流励振型の周波数逓倍器であるため、第
1及び第2の共振回路12,13がLC直列共振回路か
らなり、その第1及び第2の共振回路12,13が入力
端子11と出力端子16との間に直列接続される。ま
た、アイドラ回路14とバラクタダイオード15とから
なる並列回路が入力端子11と出力端子16との間に接
続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局部発振部に使用
される周波数逓倍器及び及びそれを用いた無線機器に関
する。
される周波数逓倍器及び及びそれを用いた無線機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力信号の整数倍の周波数をもつ
出力を得る周波数逓倍器としては、トランジスタをC級
動作させることによって高調波成分を生成するものがあ
った。
出力を得る周波数逓倍器としては、トランジスタをC級
動作させることによって高調波成分を生成するものがあ
った。
【0003】図6は、従来の周波数逓倍器の概略構成を
示す回路図である。周波数逓倍器50は、入力信号が入
力される入力端子51、前段のカップリング回路52、
正電源が接続されている端子53、トランジスタ54、
後段のカップリング回路55、出力端子56を備える。
示す回路図である。周波数逓倍器50は、入力信号が入
力される入力端子51、前段のカップリング回路52、
正電源が接続されている端子53、トランジスタ54、
後段のカップリング回路55、出力端子56を備える。
【0004】この周波数逓倍器50では、まず、入力端
子51から入力された周波数ωの入力信号が前段のカッ
プリング回路52を介してトランジスタ54に入力され
る。このトランジスタ54は、通常の直線領域を利用し
た増幅を行う場合と異なり、浅いバイアスあるいは無バ
イアスを用いるC級動作で使用されるものである。図6
のように、トランジスタ54としてSiバイオポーラト
ランジスタをエミッタ接地で使用する場合には、ベース
電圧が0.6Vより高くなければコレクタ電流はほとん
ど流れないため、コレクタからの出力の波形はコレクタ
電流の流通角が限定され、歪んだ波形で高調波成分を含
んだものとなる。そして、トランジスタ54のコレクタ
から出力された信号が、後段のカップリング回路55を
介して出力端子56から出力される。
子51から入力された周波数ωの入力信号が前段のカッ
プリング回路52を介してトランジスタ54に入力され
る。このトランジスタ54は、通常の直線領域を利用し
た増幅を行う場合と異なり、浅いバイアスあるいは無バ
イアスを用いるC級動作で使用されるものである。図6
のように、トランジスタ54としてSiバイオポーラト
ランジスタをエミッタ接地で使用する場合には、ベース
電圧が0.6Vより高くなければコレクタ電流はほとん
ど流れないため、コレクタからの出力の波形はコレクタ
電流の流通角が限定され、歪んだ波形で高調波成分を含
んだものとなる。そして、トランジスタ54のコレクタ
から出力された信号が、後段のカップリング回路55を
介して出力端子56から出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トランジスタのC級動作による周波数逓倍器において
は、トランジスタのコレクタ効率の点から1つの周波数
逓倍器で4逓倍が限度で、逓倍数が大きい場合には周波
数逓倍器の段数を多くしなければならず、そのため部品
サイズが大きくなるとともに、価格が高くなるといった
問題があった。
トランジスタのC級動作による周波数逓倍器において
は、トランジスタのコレクタ効率の点から1つの周波数
逓倍器で4逓倍が限度で、逓倍数が大きい場合には周波
数逓倍器の段数を多くしなければならず、そのため部品
サイズが大きくなるとともに、価格が高くなるといった
問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ことを目的とする。
めになされたものであり、ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明の周波数逓倍器は、入力信号の周波数に共
振する第1の共振回路と、入力信号のn倍の周波数に共
振する第2の共振回路及びアイドラ回路と、可変リアク
タンス素子とを備え、前記第1及び第2の共振回路が入
力と出力との間に直列接続され、前記アイドラ回路と前
記可変リアクタンス素子とからなる並列回路が入力と出
力との間に並列接続される電流励振型の周波数逓倍器で
あって、前記アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多
層基板に内蔵され、前記可変リアクタンス素子が前記多
層基板に搭載されることを特徴とする。
るため本発明の周波数逓倍器は、入力信号の周波数に共
振する第1の共振回路と、入力信号のn倍の周波数に共
振する第2の共振回路及びアイドラ回路と、可変リアク
タンス素子とを備え、前記第1及び第2の共振回路が入
力と出力との間に直列接続され、前記アイドラ回路と前
記可変リアクタンス素子とからなる並列回路が入力と出
力との間に並列接続される電流励振型の周波数逓倍器で
あって、前記アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多
層基板に内蔵され、前記可変リアクタンス素子が前記多
層基板に搭載されることを特徴とする。
【0008】また、入力信号の周波数に共振する第1の
共振回路と、入力信号のn倍の周波数に共振する第2の
共振回路及びアイドラ回路と、可変リアクタンス素子と
を備え、前記第1及び第2の共振回路が入力と出力との
間に並列接続され、前記アイドラ回路と前記可変リアク
タンス素子とからなる並列回路が入力と出力との間に直
列接続される電圧励振型の周波数逓倍器であって、前記
アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多層基板に内蔵
され、前記可変リアクタンス素子が前記多層基板に搭載
されることを特徴とする。
共振回路と、入力信号のn倍の周波数に共振する第2の
共振回路及びアイドラ回路と、可変リアクタンス素子と
を備え、前記第1及び第2の共振回路が入力と出力との
間に並列接続され、前記アイドラ回路と前記可変リアク
タンス素子とからなる並列回路が入力と出力との間に直
列接続される電圧励振型の周波数逓倍器であって、前記
アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多層基板に内蔵
され、前記可変リアクタンス素子が前記多層基板に搭載
されることを特徴とする。
【0009】また、前記第1及び第2の共振回路の少な
くとも一方が前記多層基板に内蔵されることを特徴とす
る。
くとも一方が前記多層基板に内蔵されることを特徴とす
る。
【0010】本発明の無線機器は、上述の周波数逓倍器
を用いたことを特徴とする。
を用いたことを特徴とする。
【0011】本発明の周波数逓倍器によれば、周波数逓
倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵されてい
るため、高Q値のアイドラ回路を得ることができる。
倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵されてい
るため、高Q値のアイドラ回路を得ることができる。
【0012】本発明の無線機器によれば、1つで高次逓
倍が可能な周波数逓倍器を用いているため、無線機器の
小型化が可能となる。
倍が可能な周波数逓倍器を用いているため、無線機器の
小型化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1に、本発明に係る周波数逓倍器の
第1の実施例の概略構成を示す回路図を示す。周波数逓
倍器10は、入力信号が入力される入力端子11、入力
信号の周波数(ω)に共振する第1の共振回路12、入
力信号のn倍の周波数(nω)に共振する第2の共振回
路13及びアイドラ回路14、可変リアクタンス素子で
あるバラクタダイオード15、結合度調整用コンデンサ
C1,C2、バイアス抵抗Rb、逓倍された出力信号を
出力する出力端子16を備える。
施例を説明する。図1に、本発明に係る周波数逓倍器の
第1の実施例の概略構成を示す回路図を示す。周波数逓
倍器10は、入力信号が入力される入力端子11、入力
信号の周波数(ω)に共振する第1の共振回路12、入
力信号のn倍の周波数(nω)に共振する第2の共振回
路13及びアイドラ回路14、可変リアクタンス素子で
あるバラクタダイオード15、結合度調整用コンデンサ
C1,C2、バイアス抵抗Rb、逓倍された出力信号を
出力する出力端子16を備える。
【0014】なお、この周波数逓倍器10は電流励振型
であるため、第1及び第2の共振回路12,13がLC
直列共振回路からなり、その第1及び第2の共振回路1
2,13が入力端子11と出力端子16との間に直列接
続される。また、アイドラ回路14とバラクタダイオー
ド15とからなる並列回路が入力端子11と出力端子1
6との間に接続されている。
であるため、第1及び第2の共振回路12,13がLC
直列共振回路からなり、その第1及び第2の共振回路1
2,13が入力端子11と出力端子16との間に直列接
続される。また、アイドラ回路14とバラクタダイオー
ド15とからなる並列回路が入力端子11と出力端子1
6との間に接続されている。
【0015】周波数逓倍器10では、周波数ωの入力信
号が周波数ωの信号のみを通す第1の共振回路12を介
してバラクタダイオード15を通るとき、入力信号の複
数の高調波が発生する。そして、その中から、アイドラ
回路14が共振する入力信号のn倍の周波数(nω)の
みを取り出し、周波数ωの信号のみを通す第2の共振回
路13を介して出力端子16からn逓倍の出力信号を出
力する。
号が周波数ωの信号のみを通す第1の共振回路12を介
してバラクタダイオード15を通るとき、入力信号の複
数の高調波が発生する。そして、その中から、アイドラ
回路14が共振する入力信号のn倍の周波数(nω)の
みを取り出し、周波数ωの信号のみを通す第2の共振回
路13を介して出力端子16からn逓倍の出力信号を出
力する。
【0016】したがって、例えば、第2の共振回路13
及びアイドラ回路14を入力信号の3倍の周波数(3
ω)に共振するようにしておけば、出力端子16から3
逓倍の出力信号が取り出せることになる。
及びアイドラ回路14を入力信号の3倍の周波数(3
ω)に共振するようにしておけば、出力端子16から3
逓倍の出力信号が取り出せることになる。
【0017】図2(a)及び図2(b)は、図1の周波
数逓倍器の構造を示す断面図及び斜視図である。周波数
逓倍器10は多層基板17を備え、多層基板17の下面
から側面に架けて複数の外部電極18が設けられる。こ
のような多層基板17は、例えば、次のような方法で製
造される。
数逓倍器の構造を示す断面図及び斜視図である。周波数
逓倍器10は多層基板17を備え、多層基板17の下面
から側面に架けて複数の外部電極18が設けられる。こ
のような多層基板17は、例えば、次のような方法で製
造される。
【0018】低温焼結セラミック材料からなるグリーン
シートを積層した誘電体層171〜175を用意する。
次いで、誘電体層171〜175上に、アイドラ回路1
4を構成するコンデンサ電極Cp1,Cp2、インダク
タ電極Lp1,Lp2、グランド電極Gp1,Gp2及
び配線パターン(図示せず)を銅ペーストを用いてスク
リーン印刷する。
シートを積層した誘電体層171〜175を用意する。
次いで、誘電体層171〜175上に、アイドラ回路1
4を構成するコンデンサ電極Cp1,Cp2、インダク
タ電極Lp1,Lp2、グランド電極Gp1,Gp2及
び配線パターン(図示せず)を銅ペーストを用いてスク
リーン印刷する。
【0019】次いで、必要に応じてビアホール電極VH
となる穴を設ける。ビアホール電極を形成するための穴
には、銅ペーストが充填される。このようにして得られ
た誘電体層171〜175を積み重ね、プレスする。次
いで、これを、中性あるいは弱還元性雰囲気中、960
℃で1時間程度焼成し、その下面から側面に架けての所
定の箇所に銅ペーストを塗布して焼付けることにより複
数の外部電極18を形成する。
となる穴を設ける。ビアホール電極を形成するための穴
には、銅ペーストが充填される。このようにして得られ
た誘電体層171〜175を積み重ね、プレスする。次
いで、これを、中性あるいは弱還元性雰囲気中、960
℃で1時間程度焼成し、その下面から側面に架けての所
定の箇所に銅ペーストを塗布して焼付けることにより複
数の外部電極18を形成する。
【0020】次いで、多層基板17の平坦な上面に、バ
ラクターダイオード15や、第1及び第2の共振回路1
2,13、結合度調整用コンデンサC1,C2、バイア
ス抵抗Rbを構成する受動素子19などが搭載されるこ
とにより、周波数逓倍器10が完成する。なお、図示し
ていないが、複数の外部電極18のいずれかが入力端子
11及び出力端子16になる。
ラクターダイオード15や、第1及び第2の共振回路1
2,13、結合度調整用コンデンサC1,C2、バイア
ス抵抗Rbを構成する受動素子19などが搭載されるこ
とにより、周波数逓倍器10が完成する。なお、図示し
ていないが、複数の外部電極18のいずれかが入力端子
11及び出力端子16になる。
【0021】図3(a)及び図3(b)は、図1の周波
数逓倍器の別の構造を示す断面図及び斜視図である。周
波数逓倍器10aは図2の周波数逓倍器10と比較し
て、第1の共振回路12を構成するコンデンサ電極Cp
3,Cp4、インダクタ電極Lp3,Lp4が多層基板
17aに内蔵される点で異なる。
数逓倍器の別の構造を示す断面図及び斜視図である。周
波数逓倍器10aは図2の周波数逓倍器10と比較し
て、第1の共振回路12を構成するコンデンサ電極Cp
3,Cp4、インダクタ電極Lp3,Lp4が多層基板
17aに内蔵される点で異なる。
【0022】上記のように、第1の実施例の周波数逓倍
器によれば、周波数逓倍器を構成するアイドラ回路が多
層基板に内蔵されているため、アイドラ回路の高Q化が
可能となる。したがって、高効率の周波数逓倍器を得る
ことができる。これは効率を維持しつつ高次逓倍が可能
になることを示している。
器によれば、周波数逓倍器を構成するアイドラ回路が多
層基板に内蔵されているため、アイドラ回路の高Q化が
可能となる。したがって、高効率の周波数逓倍器を得る
ことができる。これは効率を維持しつつ高次逓倍が可能
になることを示している。
【0023】また、図3に示すように、第1の共振回路
も多層基板に内蔵した場合には、第1の同調回路の周波
数バラツキを抑えることができる。したがって、さらに
特性の良い周波数逓倍器を得ることができる。
も多層基板に内蔵した場合には、第1の同調回路の周波
数バラツキを抑えることができる。したがって、さらに
特性の良い周波数逓倍器を得ることができる。
【0024】図4は、本発明に係る周波数逓倍器の第2
の実施例の概略構成を示す回路図を示す。周波数逓倍器
20は、入力信号が入力される入力端子21、入力信号
の周波数(ω)に共振する第1の共振回路22、入力信
号のn倍の周波数(nω)に共振する第2の共振回路2
3及びアイドラ回路24、可変リアクタンス素子である
バラクタダイオード25、結合度調整用コンデンサC
1,C2、バイアス抵抗Rb、逓倍された出力信号を出
力する出力端子26を備える。
の実施例の概略構成を示す回路図を示す。周波数逓倍器
20は、入力信号が入力される入力端子21、入力信号
の周波数(ω)に共振する第1の共振回路22、入力信
号のn倍の周波数(nω)に共振する第2の共振回路2
3及びアイドラ回路24、可変リアクタンス素子である
バラクタダイオード25、結合度調整用コンデンサC
1,C2、バイアス抵抗Rb、逓倍された出力信号を出
力する出力端子26を備える。
【0025】なお、この周波数逓倍器20は電圧励振型
であるため、第1及び第2の共振回路22,23がLC
並列共振回路からなり、その第1及び第2の共振回路2
2,23が入力端子21と出力端子26との間に並列接
続され、アイドラ回路24とバラクタダイオード25と
からなる並列回路が入力端子21と出力端子26との間
に直列接続されている。
であるため、第1及び第2の共振回路22,23がLC
並列共振回路からなり、その第1及び第2の共振回路2
2,23が入力端子21と出力端子26との間に並列接
続され、アイドラ回路24とバラクタダイオード25と
からなる並列回路が入力端子21と出力端子26との間
に直列接続されている。
【0026】そして、第1の実施例の周波数逓倍器10
(図1)と同様の動作をする。また、その構造は図2に
示した第1の実施例の場合と同様に多層基板を備えたも
のとなる。
(図1)と同様の動作をする。また、その構造は図2に
示した第1の実施例の場合と同様に多層基板を備えたも
のとなる。
【0027】上述のような第2の実施例の周波数逓倍器
によれば、周波数逓倍器を構成するアイドラ回路が多層
基板に内蔵されているため、アイドラ回路の高Q化が可
能となる。したがって、高効率の周波数逓倍器を得るこ
とができる。これは効率を維持しつつ高次逓倍が可能に
なることを示している。
によれば、周波数逓倍器を構成するアイドラ回路が多層
基板に内蔵されているため、アイドラ回路の高Q化が可
能となる。したがって、高効率の周波数逓倍器を得るこ
とができる。これは効率を維持しつつ高次逓倍が可能に
なることを示している。
【0028】また、電圧励振型であるため、過励振動作
でさらに高次逓倍を備えた周波数逓倍器を得ることがで
きる。
でさらに高次逓倍を備えた周波数逓倍器を得ることがで
きる。
【0029】図5は、図1あるいは図4の周波数逓倍器
を無線機器の送信系の局部発振部に用いた場合のブロッ
ク図である。周波数逓倍器10(20)において発振器
31の出力をn逓倍して局部発振信号Loとし、これを
ミキサ32においてIF入力端子33の信号を周波数変
換してRF出力端子34から出力する。
を無線機器の送信系の局部発振部に用いた場合のブロッ
ク図である。周波数逓倍器10(20)において発振器
31の出力をn逓倍して局部発振信号Loとし、これを
ミキサ32においてIF入力端子33の信号を周波数変
換してRF出力端子34から出力する。
【0030】周波数逓倍器10において、n=9として
9逓倍の周波数逓倍器を構成し、発振器31に発振周波
数14.4MHzの水晶発振器を用いて、周波数12
9.6MHzの局部発振信号Loを得ることができた。
9逓倍の周波数逓倍器を構成し、発振器31に発振周波
数14.4MHzの水晶発振器を用いて、周波数12
9.6MHzの局部発振信号Loを得ることができた。
【0031】上述のような無線機器によれば、1つで高
次逓倍が可能な周波数逓倍器を用いているため、この周
波数逓倍器を用いた無線機器の小型化が可能となる。
次逓倍が可能な周波数逓倍器を用いているため、この周
波数逓倍器を用いた無線機器の小型化が可能となる。
【0032】なお、上記の第1及び第2実施例では、可
変リアクタンス素子としてバラクタダイオードを用いる
場合について説明したが、ステップ・リカバリー・ダイ
オードを用いてもよい。
変リアクタンス素子としてバラクタダイオードを用いる
場合について説明したが、ステップ・リカバリー・ダイ
オードを用いてもよい。
【0033】この場合には、使用電圧範囲を順方向域に
まで及ぼすことができるため、豊富な高調波成分を発生
させることができ、その結果、より高次の周波数逓倍器
に適している。
まで及ぼすことができるため、豊富な高調波成分を発生
させることができ、その結果、より高次の周波数逓倍器
に適している。
【0034】
【発明の効果】請求項1の周波数逓倍器によれば、周波
数逓倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵され
ているため、アイドラ回路の高Q化が可能となる。した
がって、高効率の周波数逓倍器を得ることができるとと
もに、効率を維持しつつ高次逓倍が可能となる。
数逓倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵され
ているため、アイドラ回路の高Q化が可能となる。した
がって、高効率の周波数逓倍器を得ることができるとと
もに、効率を維持しつつ高次逓倍が可能となる。
【0035】請求項2の周波数逓倍器によれば、周波数
逓倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵されて
いるため、アイドラ回路の高Q化が可能となる。したが
って、高効率の周波数逓倍器を得ることができるととも
に、効率を維持しつつ高次逓倍が可能になる。
逓倍器を構成するアイドラ回路が多層基板に内蔵されて
いるため、アイドラ回路の高Q化が可能となる。したが
って、高効率の周波数逓倍器を得ることができるととも
に、効率を維持しつつ高次逓倍が可能になる。
【0036】また、電圧励振型であるため、過励振動作
でさらに高次逓倍を備えた周波数逓倍器を得ることがで
きる。
でさらに高次逓倍を備えた周波数逓倍器を得ることがで
きる。
【0037】請求項3の周波数逓倍器によれば、周波数
逓倍器を構成する第1及び第2の共振回路の少なくとも
一方が多層基板に内蔵されるため、同調回路の周波数バ
ラツキを抑えることができる。したがって、さらに特性
の良い周波数逓倍器を得ることができる。
逓倍器を構成する第1及び第2の共振回路の少なくとも
一方が多層基板に内蔵されるため、同調回路の周波数バ
ラツキを抑えることができる。したがって、さらに特性
の良い周波数逓倍器を得ることができる。
【0038】請求項4無線機器によれば、1つで高次逓
倍が可能で、かつ高効率の周波数逓倍器を用いるため、
無線機器の小型化及び高効率化が可能となる。
倍が可能で、かつ高効率の周波数逓倍器を用いるため、
無線機器の小型化及び高効率化が可能となる。
【図1】本発明に係る周波数逓倍器の第1の実施例の概
略構成を示す回路図である。
略構成を示す回路図である。
【図2】図1の周波数逓倍器の構造を示す(a)断面
図、(b)斜視図である。
図、(b)斜視図である。
【図3】図1の周波数逓倍器の別の構造を示す(a)断
面図、(b)斜視図である。
面図、(b)斜視図である。
【図4】本発明に係る周波数逓倍器の第2の実施例の概
略構成を示す回路図である。
略構成を示す回路図である。
【図5】図1あるいは図3の周波数逓倍器を無線機器の
送信系の局部発振部に用いた場合のブロック図である。
送信系の局部発振部に用いた場合のブロック図である。
【図6】従来の周波数逓倍器の回路図である。
10,20 周波数逓倍器 12,22 第1の共振回路 13,23 第2の共振回路 14,24 アイドラ回路 15,25 可変リアクタンス素子 17 多層基板 171〜175 誘電体層
Claims (4)
- 【請求項1】 入力信号の周波数に共振する第1の共振
回路と、入力信号のn倍の周波数に共振する第2の共振
回路及びアイドラ回路と、可変リアクタンス素子とを備
え、前記第1及び第2の共振回路が入力と出力との間に
直列接続され、前記アイドラ回路と前記可変リアクタン
ス素子とからなる並列回路が入力と出力との間に並列接
続される電流励振型の周波数逓倍器であって、 前記アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多層基板に
内蔵され、前記可変リアクタンス素子が前記多層基板に
搭載されることを特徴とする周波数逓倍器。 - 【請求項2】 入力信号の周波数に共振する第1の共振
回路と、入力信号のn倍の周波数に共振する第2の共振
回路及びアイドラ回路と、可変リアクタンス素子とを備
え、前記第1及び第2の共振回路が入力と出力との間に
並列接続され、前記アイドラ回路と前記可変リアクタン
ス素子とからなる並列回路が入力と出力との間に直列接
続される電圧励振型の周波数逓倍器であって、 前記アイドラ回路が複数の誘電体層からなる多層基板に
内蔵され、前記可変リアクタンス素子が前記多層基板に
搭載されることを特徴とする周波数逓倍器。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の共振回路の少なくと
も一方が前記多層基板に内蔵されることを特徴とする請
求項1あるいは請求項2に記載の周波数逓倍器。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の周波数逓倍器を用いたことを特徴とする無線機器。
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JP11018702A JP2000223951A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 周波数逓倍器及びそれを用いた無線機器 |
US09/492,926 US6456836B1 (en) | 1999-01-27 | 2000-01-27 | Frequency multiplier and wireless device incorporating same |
US10/147,235 US6640095B2 (en) | 1999-01-27 | 2002-05-15 | Frequency multiplier and wireless device incorporating same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11018702A JP2000223951A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 周波数逓倍器及びそれを用いた無線機器 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=11978984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11018702A Pending JP2000223951A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 周波数逓倍器及びそれを用いた無線機器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6456836B1 (ja) |
JP (1) | JP2000223951A (ja) |
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GB2147754A (en) * | 1983-10-07 | 1985-05-15 | Philips Electronic Associated | Frequency multiplying circuit |
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JP2000156611A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-06-06 | Sharp Corp | 周波数逓倍器 |
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1999
- 1999-01-27 JP JP11018702A patent/JP2000223951A/ja active Pending
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2000
- 2000-01-27 US US09/492,926 patent/US6456836B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-05-15 US US10/147,235 patent/US6640095B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US6640095B2 (en) | 2003-10-28 |
US20020132602A1 (en) | 2002-09-19 |
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