JP2000223464A - 基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄方法

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JP2000223464A
JP2000223464A JP11025315A JP2531599A JP2000223464A JP 2000223464 A JP2000223464 A JP 2000223464A JP 11025315 A JP11025315 A JP 11025315A JP 2531599 A JP2531599 A JP 2531599A JP 2000223464 A JP2000223464 A JP 2000223464A
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film
time
gate electrode
etching
wet processing
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JP11025315A
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Tomoko Wake
智子 和氣
Takashi Sako
隆 佐甲
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地となる膜の膜減りや表面の変質を防止し
つつドライエッチング残渣等の堆積物を実質的に完全に
除去する基板の洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 ドライエッチング残渣等をウエット処理
により除去する際、ウエット処理時間tを、ダミー基板
を用いた予備実験の結果に基づいて決定する。ダミー基
板のテストパターン領域の膜厚について、浸漬時間と膜
減り量の関係をプロットする。テストパターン領域のエ
ッチング残渣が除去された時点で膜減り量の速度が顕著
に変化する。この時点をウエット処理時間tと決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の洗浄
方法及びこの洗浄方法を利用した半導体装置の製造方法
に関するものであり、より詳しくは、半導体基板上に堆
積したエッチング残渣等を、下地膜を損傷させることな
く除去する洗浄方法及びこの洗浄方法を利用した半導体
装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を作製する際、半導体層や金
属層をドライエッチングによりエッチングする手法は様
々な工程で広く用いられている。ドライエッチングを行
うと、一般に、エッチングガスと被エッチング対象との
化学反応により生成したエッチング残渣が生じる。この
エッチング残渣を残したまま次の工程に移ると、素子に
不具合が生じたり素子特性に悪影響を及ぼす。また、半
導体製造装置のクロス汚染を引き起こす原因となる。こ
のため、ウエット処理によりエッチング残渣を充分に除
去する必要がある。
【0003】ところが、エッチング残渣を充分に除去で
きる条件でウエット処理を行うと、半導体膜や酸化膜等
の下地膜がエッチングされたり下地膜の表面が変質する
等の問題を引き起こす。さらに、半導体装置の微細化に
伴い、従来のフォトレジストをマスクにしてエッチング
すると、エッチングによって生じたガスによってフォト
レジストパターン内部が削られてしまい、所望の形状に
エッチングできないという問題も生じている。これは、
フォトレジストが厚くて、開口部の狭い箇所では、エッ
チングによって生じたガスが開口部内に閉じこめられる
ためである。このような問題を避けるため、薄い酸化膜
などを形成し、これをフォトレジストをマスクとしてパ
ターニングした後、フォトレジストを除去し、パターニ
ングされた酸化膜(以下、「ハードマスク」という)を
マスクとしてエッチングすることが知られている。
【0004】以下、図16〜20を参照して第一の従来
技術について説明する。この従来技術は、高融点金属層
を含むゲート電極層をドライエッチングすることにより
第一および第二のゲート電極を形成し、これらのゲート
電極の上に跨るように導電膜を形成し、さらにその上に
ビット線を設ける工程を含む半導体装置の製造方法の例
を示すものである。
【0005】まず図16(a)に示すように、p-形シ
リコン単結晶からなる半導体基板1の表面にp型ウエル
領域6、酸化シリコン膜2を形成した後、多結晶シリコ
ン膜3、WSi膜4、およびシリコン酸化膜5をそれぞ
れCVD法により成膜する。次いでフォトレジスト25
をパターニングし(図16(b))、このフォトレジス
トをマスクとしてシリコン酸化膜5をエッチングする。
【0006】フォトレジスト25を硫酸−過酸化水素水
の混合液(以下、「SPM」という)で剥離した後、
(図16(c))、パターニングされたシリコン酸化膜
5をマスクにして、WSi膜4および多結晶シリコン膜
3をドライエッチングし、ワード線を兼ねるゲート電極
10を形成する。このように、ゲート電極のパターニン
グに際し、厚いフォトレジストでなく薄いシリコン酸化
膜からなるハードマスクを用いることにより、微細化し
たパターンを精密に形成することができる。エッチング
終了後、被エッチング対象物とエッチングガスとの反応
生成物等からなるエッチング残渣7が各ゲート電極の側
面およびシリコン酸化膜5上に付着する(図17)。
【0007】このエッチング残渣7を除去するため、ア
ンモニアー過酸化水素水の混合液(以下、「APM」と
いう)を用いてウエット処理(洗浄)する。この際、エ
ッチング残渣7を完全に除去するため、処理時間を長め
にとる必要があるが、このとき、図18(a)に示すよ
うにWSi膜の側面の溶解が進み、膜減り部が発生す
る。これは、APMに対するエッチングレートが、多結
晶シリコン膜3やシリコン酸化膜5に比べ、WSi膜4
が特に高いことによるものである。このような膜減り部
が生じた箇所に層間絶縁膜14を形成すると、層間絶縁
膜14中にボイドが生じることがある。このボイドはワ
ード線を兼ねるゲート電極10に平行して形成される
(図18(b)、(c))。その後、コンタクトホール
を形成して多結晶シリコン3を埋め込むと、この多結晶
シリコン3がボイド中に入り込んで隣接コンタクト間を
ショートさせる(図18(c))。
【0008】また、多結晶シリコン3を全面に形成し、
コンタクト部分だけ多結晶シリコン3を残すようにパタ
ーニングした後、層間絶縁膜14を形成する製造方法も
ある(図18(d)、(e))。このような製造方法で
は、膜減り部が生じたサイドウォール8中の凹部にも多
結晶シリコン3が埋め込まれる。その後、コンタクト以
外の領域の多結晶シリコン3を異方性エッチングにより
除去しても、凹部の多結晶シリコン3を完全に除去する
ことができない。この残存した多結晶シリコン3が隣接
コンタクト間をショートさせるという問題が生じる(図
18(e))。
【0009】このような問題を回避するため、APMに
よるウエット処理時間を短くすると、エッチング残渣7
が残存し、別の問題を生じる。図19(a)は、ウエッ
ト処理後、エッチング残渣7が残存した状態を示す図で
ある。この状態でサイドウォール8を形成すると、ゲー
ト電極層とサイドウォールを8との間にエッチング残渣
7が介在することとなる(図19(b))。このため、
サイドウォール形成のためのドライエッチングを行った
後のウエット処理で、上記の箇所に介在したエッチング
残渣7も同時に除去され、スリットが発生する(図19
(c))。したがって、リンドープ多結晶シリコン3を
全面に成膜してパターニングする場合(図19
(d))、このスリット部にもリンドープ多結晶シリコ
ン3が埋め込まれる。その後、層間絶縁膜14を形成
し、全面を平坦化することにより、図20(a)に示す
ような構造となる。このような構造になると、隣接する
2つのゲート電極、および、その後の工程で形成される
ビット線15とゲート電極(ワード線)10またはゲー
ト電極(ワード線)10同士が短絡することとなり(図
20(b))、素子が正常に動作しなくなる。
【0010】以上述べた問題を解消するため、ウエット
処理時間を精密に決定する必要がある。すなわち図17
におけるエッチング残渣7を除去するのに必要な時間を
正確に把握する必要がある。このためには、図17のエ
ッチング残渣7をウエット処理しながら、エッチング残
渣7の堆積物の膜厚を、経時的に測定する方法も考えら
れる。しかしながら、この方法を図17のゲート電極1
0やその周辺に堆積したエッチング残渣7の堆積膜厚を
直接測定することに対して適用することは困難である。
たとえば、膜厚の測定方法として広く利用されているU
V光の反射率の測定による膜厚測定を図17のエッチン
グ残渣7の堆積膜厚の測定に適用した場合、ゲート電極
10の周辺の表面凹凸により、精度の良い測定を行うこ
とが困難となる。UV反射率測定以外の方法として、ダ
ミー基板をウエット処理してエッチング残渣の除去程度
をSEMにより経時的に外観観察し、除去に必要な時間
を測定する方法も考えられる。しかしこの方法では、手
間がかかる上、エッチング残渣の除去が完了する時点を
正確に判定することが困難であるという問題がある。特
に、上述したハードマスクを用いた場合、下地膜とエッ
チング残渣とが同一材質であるため、境界が不明確とな
ったり、分析可能な特定の金属も存在しないので、SE
Mによる外観判定はきわめて困難となる。
【0011】次に図21〜23を参照して第二の従来技
術について説明する。この従来技術は、APMウエット
処理に対するエッチングレートの異なる複数の膜からな
る層間絶縁膜を備えた半導体装置の製造方法の例であ
る。
【0012】まず図21(a)に示すように、シリコン
半導体基板上にワード線を兼ねるゲート電極10を形成
する。ゲート電極10は、多結晶シリコン膜3、WSi
膜4、およびシリコン酸化膜5からなっている。
【0013】次に図21(b)に示すように、CVD法
により、ノンドープの酸化シリコン膜17、BPSG
(Boro Phospho Silicate Glass)膜18、BSG(Boro
Silicate Glass)膜19およびBPSG膜20を成膜す
る。次いでエッチバック又は化学的機械的研磨(Chemic
al Mechanical Polishing ;CMP)により表面の平坦化
を行う(図21(c))。
【0014】次にフォトレジスト25をマスクにして、
酸化シリコン膜17、BPSG膜18、BSG膜19お
よびBPSG膜20からなる層間絶縁膜をエッチングす
る。エッチングガスとしては、たとえばC48、Arお
よびO2を用いる。このとき、被エッチング対象物とエ
ッチングガスとの反応生成物等からなるエッチング残渣
24がホールの内壁等に付着する(図22(a))。
【0015】このエッチング残渣7を除去するため、A
PMを用いてウエット処理(洗浄)する。ここで、層間
絶縁膜は複数のシリコン酸化膜が積層した構造となって
おり、各膜はAPMに対して異なるエッチングレートを
有している。エッチング残渣24を完全に除去するため
にはウエット処理時間をある程度長くする必要がある
が、このとき、上記エッチングレートの差によりコンタ
クトホールの内壁に凹凸が生じる。この状態を図22
(b)に示す。
【0016】次に全面にリンがドープされた多結晶シリ
コン膜3を成膜した後、その表面をCMPにより平坦化
する(図23)。ここで多結晶シリコン膜3の成膜の
際、コンタクトホール内壁に生じた凹凸に起因して、埋
め込み不良が起こり、コンタクトプラグ中に図23に示
すボイドが発生する。このような問題を回避するため、
ウエット処理時間を短くするとエッチング残渣が残存
し、不純物拡散層11との接触抵抗が上昇する等の問題
が発生する。
【0017】以上は2つのゲート電極に跨るコンタクト
プラグを形成する場合の例であるが、プラグを形成せず
単に層間絶縁膜を形成する場合にも、ゲート電極間のボ
イドの発生が問題となることがある。
【0018】以上述べた問題を解消するため、ウエット
処理時間を精密に決定する必要があるが、前述のよう
に、エッチング残渣の除去が完了する時点を正確に判定
する方法は現状では見いだされていない。
【0019】次に、図24〜27を参照して第三の従来
技術について説明する。この従来技術は、強誘電体膜を
容量絶縁膜とする容量素子を備えた半導体装置の製造方
法の例である。
【0020】はじめに、公知の方法を用い、図24
(a)のようにMOS型トランジスタをシリコン基板1
01上に形成する。まず熱酸化によりシリコン酸化膜1
02を形成する。ついでリンドープポリシリコン10
3、WSi104をこの順で成膜した後、これらをパタ
ーニングしてゲート電極を形成する。次に、イオン注入
により不純物拡散層105を形成してMOSFETを完
成する。
【0021】次に図24(b)に示すように、層間絶縁
膜としてボロンを含んだシリコン酸化膜(BPSG)1
08をCVD法により成膜した後、コンタクトホールを
エッチングにより開口し、ホール内にTi膜109、タ
ングステン膜110をこの順で成膜する。以上によりタ
ングステンプラグが形成される。
【0022】つづいて図24(c)のように、容量下部
電極層113を形成した後、PZT膜114、容量上部
電極層115をこの順で形成する。たとえば、容量下部
電極層113はPt/TiN/Ti、容量上部電極層1
15はIrO2/Irの積層構造とする。PZT膜はC
VD法等により形成する。
【0023】次に容量上部電極層115の上にフォトレ
ジスト116を形成する(図25(a))。ついで、こ
のフォトレジスト116をマスクとして、容量下部電極
層113、PZT膜114、および容量上部電極層11
5をドライエッチングし、所定の形状とする(図25
(b))。このときエッチング残渣117が、誘電体容
量の側壁に付着する。このエッチング残渣117は、エ
ッチングされたフォトレジスト材料や強誘電体膜材料、
上部、下部電極材料およびエッチングガスと強誘電体膜
材料との反応生成物などからなる。
【0024】ここでフォトレジスト116をレジスト剥
離液を用いて除去すると、図26(a)のように、容量
下部電極層113の側面に接触し、上方に延びるエッチ
ング残渣117が残存する。このエッチング残渣117
を除去するための物理的・機械的方法による処理を行う
と、上方に突出した部分のみが折れ、図26(b)のよ
うに容量素子の側面にエッチング残渣117が残存した
状態となる。このような状態となると、下部電極と上部
電極が電気的に接続され、容量素子としての機能が損な
われる。
【0025】このような問題を回避するため、通常は、
洗浄によりエッチング残渣117を除去する。この洗浄
工程を加えたプロセスについて、図26、27を参照し
て説明する。
【0026】図26(b)は、エッチング残渣117が
容量素子側壁に付着した状態を示す。この状態で、基板
を塩酸と水の混合液や、フッ酸と硝酸の混合液に浸漬等
することにより洗浄を行う。これにより、図27(a)
のようにエッチング残渣117が溶解し、除去される。
しかしながら、これらの洗浄液はPZT膜をも溶解させ
てしまうため、PZT膜の露出部から溶解が進行し、図
27(a)のように膜減り部が発生する。
【0027】強誘電体は、その特性が組成や膜厚等に大
きく依存し、ウエット処理によって溶解すると特性が大
きく変化する。特にPZT膜のような多元系の強誘電体
膜とした場合、一部の元素が多量に溶解しやすく、組成
変化が生じやすい。従来技術においては、このような組
成変化により強誘電体膜の特性が大きく変化し、素子特
性が劣化するという問題があった(図27(a)、
(b))。
【0028】また、洗浄により強誘電体膜の膜厚が変化
すると、歩留まりが低下するという問題も生じる。した
がって、強誘電体膜の特性を劣化させることなく洗浄を
行うためには、薬液による膜の浸食を最小限に抑え、組
成や表面の状態を変化させずに洗浄を行うことが必要で
ある。
【0029】また、強誘電体材料は薬品に対する反応性
が高いため、ウエット処理時間を長くとると強誘電体膜
表面に処理液の成分が吸着して表面状態が変化し、強誘
電体膜等の特性が劣化することがあった。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した種
々の課題を解決するためになされたものであり、ウエッ
ト処理時間を最適化し、下地となる膜の膜減りや表面の
変質を防止しつつドライエッチング残渣等の堆積物を実
質的に完全に除去する方法を提供することを課題とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明によれば、半導体基板上の膜(a)の表面に堆積した
堆積物(a)を、薬液を用いたウエット処理により除去
する基板洗浄方法であって、前記ウエット処理を行う時
間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定するこ
とを特徴とする基板洗浄方法が提供される。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部に膜(a)と実質的に同一
材料からなる膜(b)を形成した後、その表面に、堆積
物(a)と実質的に同一の材料、同一の膜厚の堆積物
(b)を堆積するステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いてダミー基
板のウエット処理を行い、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ また本発明によれば、半導体基板上の膜(a)をドライ
エッチングすることにより膜(a)の表面に付着したエ
ッチング残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去
する基板洗浄方法であって、前記ウエット処理を行う時
間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定するこ
とを特徴とする基板洗浄方法が提供される。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部に膜(a)と実質的に同一
材料からなる膜(b)を形成した後、前記ドライエッチ
ングと同一条件で膜(b)のドライエッチングを行うス
テップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いてダミー基
板のウエット処理を行い、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ また本発明によれば、半導体基板を洗浄液に浸漬して半
導体基板上に堆積した堆積物を除去する基板洗浄方法で
あって、前記堆積物を少なくとも含む膜厚の前記洗浄液
への浸漬時間に対する経時変化を測定することによって
洗浄時間を決定するようにしたことを特徴とする基板洗
浄方法が提供される。
【0032】これらの基板洗浄方法は、ウエット処理を
行う時間tを、ダミー基板を用いた膜厚測定に基づいて
決定している。
【0033】素子領域の膜をドライエッチングしたと
き、素子領域のみならずテストパターン部にもエッチン
グ残渣が堆積する。ここで、本発明者の検討によれば、
素子領域の堆積厚みとテストパターン部の堆積厚みがほ
ぼ同一となることが明らかになった。本発明は、このよ
うな知見に基づいてなされたものである。
【0034】前述したように、素子領域に堆積したエッ
チング残渣の膜厚を、直接、測定することは困難であ
る。そこで、本発明は、素子領域ではなく、テストパタ
ーン部に堆積したエッチング残渣の膜厚を測定すること
によりウエット処理時間を正確に決定する。
【0035】ダミー基板の素子形成部およびテストパタ
ーン部には、それぞれ同一材料、同一膜厚の堆積物また
はエッチング残渣が付着している。したがって、これら
の領域を含むウエハをウエット処理した場合、テストパ
ターン部と素子領域とで同時にエッチング残渣の除去が
完了する。テストパターン部において、エッチング残渣
が除去されると、今度は下地層の溶解が進行する。しか
し、エッチング残渣と下地層とでは、上記ウエット処理
による膜厚の減少速度が異なる。一般に、エッチング残
渣の方がより速くエッチングされる。したがって、テス
トパターン部における膜厚変化を経時的に測定し、ウエ
ット処理時間と膜厚との関係を調べれば、エッチング残
渣の除去が完了した時点を正確に把握することができ
る。この時点をもってウエット処理時間をtとすること
により、下地となる膜の膜減りや表面の変質を防止しつ
つドライエッチング残渣等の堆積物を実質的に完全に除
去することができる。
【0036】本発明は以上のような原理で最適ウエット
処理時間を正確に決定するものであるから、テストパタ
ーン部表面には、膜(b)が形成されていないことが好
ましい。テストパターン部表面は下地層となるので、こ
のようにすることによって、エッチング残渣の除去が完
了した時点をより正確に把握することができる。
【0037】さらに本発明によれば、上述した基板洗浄
方法を応用した、以下の各半導体装置の製造方法が提供
される。これらの半導体装置の製造方法によれば、上述
したのと同様の理由により、下地となる膜の膜減りや表
面の変質を防止しつつドライエッチング残渣等の堆積物
を実質的に完全に除去することができ、高品質の半導体
装置が提供される。
【0038】すなわち、本発明によれば、半導体基板上
に高融点金属膜を含むゲート電極層(a)を形成する第
一の工程と、マスクを用いてゲート電極層(a)をドラ
イエッチングすることによりパターニングする第二の工
程と、該ドライエッチングによりゲート電極層(a)の
表面に付着したエッチング残渣を、薬液を用いたウエッ
ト処理により除去する第三の工程と、ゲート電極層
(a)の上に層間絶縁膜を形成する第四の工程とを含む
半導体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を行
う時間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供され
る。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ また本発明によれば、半導体基板上に高融点金属膜を含
むゲート電極層(a)を形成する第一の工程と、マスク
を用いてゲート電極層(a)をドライエッチングするこ
とにより第一のゲート電極および第二のゲート電極を形
成する第二の工程と、該ドライエッチングにより第一の
ゲート電極および第二のゲート電極の表面に付着したエ
ッチング残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去
する第三の工程と、第一のゲート電極および第二のゲー
ト電極の上に層間絶縁膜を形成する第四の工程とを含む
半導体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を行
う時間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供され
る。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ また本発明によれば、半導体基板上に高融点金属膜を含
むゲート電極層(a)を形成する第一の工程と、マスク
を用いてゲート電極層(a)をドライエッチングするこ
とにより第一のゲート電極および第二のゲート電極を形
成する第二の工程と、該ドライエッチングにより第一の
ゲート電極および第二のゲート電極の表面に付着したエ
ッチング残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去
する第三の工程と、第一のゲート電極および第二のゲー
ト電極に跨るように導電膜を形成する第四の工程とを含
む半導体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を
行う時間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定
することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供され
る。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ これらの半導体装置の製造方法によれば、ウエット処理
時間が最適に決定されるため、ゲート電極層がウエット
処理によりサイドエッチングされ、膜減りが起こること
を防止できる。特にゲート電極層が多層構造である場
合、サイドエッチングによる側面部の凹凸の発生を効果
的に抑止し、その後の絶縁膜や導電膜の埋め込み工程に
おける埋め込み不良等を防止することができる。
【0039】なお、この半導体装置の製造方法におい
て、テストパターン部表面には、ゲート電極層(b)が
形成されていないことが好ましい。テストパターン部表
面はウエット処理時に下地層となるので、このようにす
ることによって、エッチング残渣の除去が完了した時点
をより正確に把握することができる。
【0040】また本発明によれば、半導体基板上に層間
絶縁膜(a)を形成する第一の工程と、マスクを用いて
層間絶縁膜(a)の所定箇所をドライエッチングし、接
続孔を形成する第二の工程と、該ドライエッチングによ
り該接続孔の表面に付着したエッチング残渣を、薬液を
用いたウエット処理により除去する第三の工程と、該接
続孔を導電膜により埋め込む第四の工程とを含み、前記
層間絶縁膜(a)は、前記ウエット処理によるエッチン
グレートの異なる複数の膜を含む半導体装置の製造方法
であって、前記ウエット処理を行う時間tを、下記ステ
ップ(A)〜(C)により決定することを特徴とする半
導体装置の製造方法が提供される。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部に層間絶縁膜(a)と実質
的に同一な層間絶縁膜(b)を形成した後、第二の工程
と同一条件で層間絶縁膜(b)の所定箇所をドライエッ
チングし、接続孔を形成するステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ この半導体装置の製造方法によれば、ウエット処理時間
が最適に決定されるため、層間絶縁膜がウエット処理に
より過剰にエッチングされ、接続孔の内壁に凹凸が発生
することを効果的に抑止することができる。したがっ
て、その後の導電膜の埋め込み工程における埋め込み不
良等を有効に防止することができる。
【0041】なお、この半導体装置の製造方法におい
て、テストパターン部表面には、層間絶縁膜(b)が形
成されていないことが好ましい。テストパターン部表面
はウエット処理時に下地層となるので、このようにする
ことによって、エッチング残渣の除去が完了した時点を
より正確に把握することができる。
【0042】また本発明によれば、半導体基板上に強誘
電体膜(a)を形成する第一の工程と、マスクを用いて
強誘電体膜(a)をドライエッチングする第二の工程
と、強誘電体膜(a)の表面に付着したエッチング残渣
を、薬液を用いたウエット処理により除去する第三の工
程とを含む半導体装置の製造方法であって、前記ウエッ
ト処理を行う時間tを、下記ステップ(A)〜(C)に
より決定することを特徴とする半導体装置の製造方法が
提供される。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
ー基板を用い、該素子形成部に強誘電体膜(a)と実質
的に同一な強誘電体膜(b)を形成した後、第二の工程
と同一条件で強誘電体膜(b)をドライエッチングする
ステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ この半導体装置の製造方法における半導体装置は、たと
えば、上記強誘電体を容量絶縁膜とするキャパシタ等を
いう。この半導体装置の製造方法によればウエット処理
時間が最適に決定されるため、強誘電体膜がウエット処
理により過剰にエッチングされることを効果的に防止で
きる。これにより、強誘電体膜の溶解、組成変化および
表面変質を抑え、これらによる強誘電体膜の特性の低下
を防止することができる。また、洗浄による強誘電体膜
の膜厚の変化を抑え、歩留まりの低下を防止することが
できる。
【0043】なお、この半導体装置の製造方法におい
て、テストパターン部表面には、強誘電体膜(b)が形
成されていないことが好ましい。テストパターン部表面
はウエット処理時に下地層となるので、このようにする
ことによって、エッチング残渣の除去が完了した時点を
より正確に把握することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明では、テストパターン部の
膜厚の経時変化に基づいてウエット処理を行う時間tを
決定する。たとえば、ウエット処理開始後、膜厚の減少
速度が実質的に変化するまでの時間を求め、この時間を
ウエット処理を行う時間tとする。ウエット処理による
ドライエッチング残渣とその下地膜とのエッチングレー
トは顕著に異なるため、上記方法により、ドライエッチ
ング残渣等の堆積物の除去が完了した時点を正確に判定
することができる。
【0045】本発明においては、半導体装置とダミー基
板は同一工程で成膜されたりエッチングされ、(B)の
ステップで、実際の基板洗浄あるいは半導体装置の製造
の際に用いる薬液と実質的に同一な薬液を用いてダミー
基板のウエット処理を行う。「実質的に同一な薬液」と
は、組成、液温等が実質的に同一であることをいうが、
これらが異なっていても、その差を数式等により補正可
能なものも含まれる。また、実際の基板洗浄あるいは半
導体装置の製造の際のウエット処理と、ダミーウエハの
ウエット処理とは、同じ条件で行うことが望ましい。
【0046】本発明において、ウエット処理を行う処理
液については特に限定がないが、ドライエッチング残渣
を効果的に除去できるものが好ましく用いられる。たと
えば、アンモニア−過酸化水素水混合液等が用いられ
る。また、特に強誘電体膜のドライエッチング後のウエ
ット処理においては、処理液としてpH7未満の酸性液
を用いることが好ましい。エッチング残渣を効果的に除
去できるからである。この場合、pH範囲は5以下、よ
り好ましくは4以下とする。
【0047】本発明において、ダミー基板は素子形成部
およびテストパターン部を有する。素子形成部とは、実
際に素子を形成する部分をいう。トランジスタ形成箇所
やキャパシタの形成箇所のほか、コンタクト形成箇所等
も含む。テストパターン部とは、素子形成部以外の箇所
に設けられた膜厚測定のための部分をいう。また、テス
トパターン部は、後の工程で配線やコンタクト等、別の
素子形成部に使用されても良い。テストパターン部は、
エリプソメトリック法などを用いて測定するのに必要な
平坦な領域に形成される。層間絶縁膜上の平坦部であっ
て素子形成部に隣接する箇所に設けられても良い。テス
トパターン部は、20μm□以上の面積を有することが
好ましい。このようにすることによって膜厚の測定が容
易となる。また、テストパターン部は、素子形成部と同
程度の残渣が堆積していることが必要であるので、素子
形成部に近接していることが望ましく、また、ウエハ上
の異なる箇所にテストパターン部を設けて数カ所で膜厚
測定を行い、平均をとることが望ましい。このようにす
ることによって膜厚測定値がより正確となり、ウエット
処理に必要な時間をより正確に決定できる。たとえばス
クライブ線上にテストパターン部を設ければ、このよう
な測定を容易に行うことができる。
【0048】図1はダミーウエハの一例を示す図であ
る。ウエハー50上には、素子形成部を含む素子領域5
1と、スクライブ線52とを有している。テストパター
ン部は、スクライブ線52上またはウエハ周辺部の空領
域、又は素子形成領域51内で、素子形成部に隣接する
平坦な領域に設けられている。
【0049】テストパターン部は、その表面に素子形成
部に形成されたのと同一の膜、たとえばシリコン酸化
膜、シリコン窒化膜またはシリコン酸窒化膜が設けられ
てなることが好ましい。このようにすることによって、
ドライエッチング残渣の除去が完了した時点が素子形成
部と等価になるからである。たとえば、シリコン基板
と、その上に形成された自然酸化膜あるいはゲート酸化
膜とからなる断面構造とすることが好ましい。
【0050】本発明の基板洗浄方法において、ドライエ
ッチングする際、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜また
はシリコン酸窒化膜をマスクとして用いることが好まし
い。このようなハードマスクを用いることにより微細化
したパターンを精密に形成することができるからであ
る。このようなマスクを用いた場合、従来技術では、特
にウエット処理の完了時点を判定することが困難であっ
たが、本発明によれば、この困難を解消でき、上記ハー
ドマスクの利点をいかすことができる。
【0051】本発明において、膜(a)、(b)あるい
はゲート電極層(a)、(b)がウエット処理によりエ
ッチングされる材料を含むものである場合、本発明の効
果はより顕著に発揮される。但しこのような材料でなく
とも、たとえばウエット処理により表面が変質等起こす
ものであっても本発明の方法は有効である。本発明はウ
エット処理に最適な時間を正確に決定することにより、
下地膜の損傷を最小限に抑えるものだからである。
【0052】また本発明において、膜(a)、(b)あ
るいはゲート電極層(a)、(b)が、ウエット処理に
よるエッチングレートの異なる複数の膜を含んでなる場
合、本発明の効果は顕著に発揮される。このような例と
して、上記膜あるいはゲート電極層が高融点金属膜およ
び多結晶シリコン膜を含んでなる構成が挙げられる。こ
の場合、ウエット処理を過剰に行うと上記膜あるいはゲ
ート電極層に凹凸が発生することとなるが、本発明によ
ればドライエッチング残渣等の除去が完了する時間を正
確に把握できるので、ウエット処理を過剰に行わなくて
済み、上記問題を解決できる。
【0053】さらに本発明の基板洗浄方法において、膜
(a)、(b)が、強誘電体膜を含むものである場合に
も本発明の効果は顕著に発揮される。強誘電体は、その
特性が組成や膜厚等に大きく依存し、ウエット処理によ
って溶解したり表面状態が変化するとその特性が大きく
変化するが、本発明によればウエット処理時間が最適化
されるため、強誘電体膜の溶解および表面変質を有効に
防止できるからである。
【0054】ここで強誘電体とは、自発分極を有し、そ
れが電界により反転される性質を持つ材料をいう。代表
的にはペロブスカイト構造を有する金属酸化物を挙げる
ことができる。
【0055】本発明における強誘電体膜とは、たとえば
比誘電率10以上の金属酸化膜をいう。このうち、スト
ロンチウム、チタン、バリウム、ジルコニウム、鉛、ビ
スマス、タンタルから選ばれる少なくとも一種を含む酸
化物であることが好ましい。具体的には、BST(Ba
xSr1-xTiO3)、PZT(PbZrxTi1-x3)、
PLZT(Pb1-yLayZrxTi1-x3)、SrBi2
Ta29などのペロブスカイト系材料からなる膜である
ことが好ましい(ここで上記化合物いずれについても、
0≦x≦1、0<y<1である。)。また、Ta25
どを用いることもできる。このような材料を選択した場
合、本発明の効果はより顕著に発揮される。すなわち、
これらの材料を容量素子に適用した場合、大きな蓄積容
量が得られる一方で、強誘電体膜の膜減り・特性劣化を
抑えつつエッチング残渣を除去することが困難であると
いう課題を有していた。本発明の方法では、かかる課題
が解決されるので、上記材料の優れた特性を充分に活か
すことができる。
【0056】本発明において強誘電体膜の成膜方法は特
に限定されない。たとえばPZT膜の場合、ゾルゲル
法、スパッタ法、CVD法等の公知の方法により成膜す
ることができる。
【0057】
【実施例】(実施例1)本実施例は、高融点金属層を含
むゲート電極層をドライエッチングすることにより第一
および第二のゲート電極を形成し、これらのゲート電極
の上に跨るように導電膜を形成し、さらにその上にビッ
ト線を設ける工程を経て半導体装置を製造する例を示す
ものである。ゲート電極層をドライエッチングした後、
ウエット処理によりドライエッチング残渣を除去する
が、このウエット処理を行う時間tを精密に決定するこ
とが重要となる。そこで本実施例では、まずダミー基板
を用い、実際の素子の製造工程と同一のプロセスを実施
し、その際、以下のようにしてウエット処理時間を決定
した。
【0058】(ウエット処理時間の決定)まず図2
(a)に示すように、p-形シリコン単結晶からなる半
導体基板1の表面にp型ウエル領域6を形成し、熱酸化
処理により酸化シリコン膜2(膜厚9nm)を形成した
後、その上に多結晶シリコン膜3(膜厚70nm)、W
Si膜4(膜厚150nm)、およびシリコン酸化膜5
(膜厚200nm)をそれぞれCVD法により成膜し
た。次に図2(b)に示すように、シリコン酸化膜5の
上にフォトレジスト25を形成した後、これをマスクと
して、図2(c)のようにシリコン酸化膜5をエッチン
グした。その後、フォトレジスト25をSPMで剥離し
た。
【0059】次に、パターニングされたシリコン酸化膜
5をマスクにして、WSi膜4および多結晶シリコン膜
3を同一エッチング条件にてドライエッチングし、ワー
ド線を兼ねるゲート電極10を形成した。このとき同時
に、スクライブ線上に設けられたテストパターン領域に
ついても、パターニングされたシリコン酸化膜5をマス
クとしてドライエッチングを行い、シリコン酸化膜2を
露出させテストパターン部を形成した。なお、本実施例
ではテストパターン部表面にシリコン酸化膜2を露出さ
せたが、テストパターン部表面がシリコン酸化膜5であ
ってもよく、また、エッチング残渣とエッチング速度の
異なる膜(窒化膜など)であってもよい。
【0060】上記ドライエッチングにおいて、エッチン
グガスとしては、Cl、CF4を含むガスを用いた。こ
のとき、被エッチング対象物とエッチングガスとの反応
生成物等からなるエッチング残渣7が各ゲート電極の側
面やシリコン酸化膜5、およびテストパターン部上に付
着した(図3(a)、(b))。
【0061】このエッチング残渣7を除去するため、ア
ンモニアー過酸化水素水の混合液(以下、「APM」と
いう)を用いてウエット処理(洗浄)した。APMによ
るウエット処理する際、液の温度を35℃とした。
【0062】APMは、特にWSiに対して強い溶解性
を示す。このため、上記ウエット処理の時間は、エッチ
ング残渣を除去するための必要最小限の時間とする必要
がある。そこで本実施例では、ダミー基板のテストパタ
ーン部における膜厚の経時変化を測定することにより、
ウエット処理時間を決定した。
【0063】エッチング残渣7は、素子領域と同様にテ
ストパターン部にも堆積する(図3(b))。ここで、
エッチング残渣7の堆積する厚みは、素子領域のゲート
電極10側面やシリコン酸化膜2上と、テストパターン
部のシリコン酸化膜2上とで、ほぼ同一となる。したが
って、これらの領域を含むウエハをウエット処理のため
の洗浄槽に浸漬した場合、テストパターン部と素子領域
とで同時にエッチング残渣の除去が完了する。テストパ
ターン部において、エッチング残渣7が除去されると、
今度は下地のシリコン酸化膜2の溶解が進行する。しか
し、エッチング残渣7とシリコン酸化膜2とでは、AP
Mによる溶解速度が顕著に異なり、エッチング残渣7の
方が溶解が速く進む。したがって、テストパターン部に
おいてAPMウエット処理による膜厚変化を経時的に測
定すると、エッチング残渣の除去が完了し下地のシリコ
ン酸化膜2が露出した時点で膜厚の減少速度が顕著に変
化する。この様子を図6に示す。図6は、APMによる
ウエット処理時間とテストパターン部の膜厚変化の挙動
との関係を示す図である。テストパターン部の膜厚はエ
リプソメトリック法等の光学的な方法により測定した。
なおエリプソメトリック法で測定する場合は、通常、残
渣だけでなく下地の膜厚を含めた膜厚を測定する。図中
に示されるように、18分の時点で膜厚の減少速度が変
化しており、この時点でエッチング残渣の除去が完了し
たことがわかる。以上により、ウエット処理時間を18
分と決定した。
【0064】(素子の作製)以上のようにしてウエット
処理時間を決定した後、素子の作製を行った。
【0065】まず図2、3に示した工程と同一の工程を
実施した。テストパターン部は設けていない。次に、A
PMによるウエット処理(洗浄)を行った。ウエット処
理時間は、前述のようにして決定した18分とした。洗
浄後の状態を図4に示す。
【0066】次に、半導体基板1に熱酸化処理を施すこ
とにより、ゲート電極の側壁に、薄い酸化シリコン膜等
からなる絶縁膜を形成した(不図示)。つづいて全面に
リンをイオン注入し熱拡散させた後、CVD法による成
膜および異方性エッチングをにより、ゲート電極の側壁
にサイドウォールを8を形成した。ついで前記したリン
よりも高濃度の砒素をイオン注入し、熱拡散することに
よりLDD(LightlyDoped Drain)構造の不純物拡散層
11を形成した。
【0067】この上に、多結晶シリコン膜3を成膜して
パターニングした後(図5(a))、層間絶縁膜14を
成膜して、その表面をCMPにより平坦化した(図5
(b))。平坦化はエッチバックにより行うこともで
き、この場合は、サイドウォール8やシリコン酸化膜5
を窒化膜にするか窒化膜で覆い、層間絶縁膜とのエッチ
ング比を確保することが好ましい。さらにその上に、多
結晶シリコン膜3(膜厚70nm)、WSi膜4(膜厚
150nm)、およびシリコン酸化膜5(膜厚200n
m)をそれぞれCVD法により成膜した後、ドライエッ
チングによりパターニングし、ビット線15を形成した
(図5(c))。
【0068】以上のようにして作製した半導体装置の断
面構造を走査型電子顕微鏡によって観察したところ、ボ
イドの発生やゲート電極側面のスリットの発生のない、
良好な形状の素子が形成されていることが確認された。
【0069】なお、本実施例では2つのゲート電極に跨
るコンタクトプラグを形成する場合を示したが、プラグ
を形成せず単に層間絶縁膜を形成する場合にも、本実施
例の方法は有効であり、図28のようなエッチング残渣
が残存せず埋め込み不良のない良好な半導体装置を形成
することができる。
【0070】(実施例2)図2〜3の工程においてAP
Mウエット処理によるエッチング残渣7を除去する際、
APMの温度を45℃とし、ウエット処理時間を変更し
たこと以外は実施例1と同様にして、ウエット処理時間
を決定し半導体素子を作製した。
【0071】図7は、本実施例におけるAPMによるウ
エット処理時間とテストパターン部の膜厚変化の挙動と
の関係を示す図である。図中に示されるように、7分の
時点で膜厚の減少速度が変化しており、この時点でエッ
チング残渣の除去が完了したことがわかる。以上によ
り、APM洗浄液の温度を上げた場合にはエッチング速
度が速くなり、ウエット処理時間を7分と決定した。
【0072】以上のようにして作製した半導体装置の断
面構造を走査型電子顕微鏡によって観察したところ、ボ
イドの発生やゲート電極側面のスリットの発生のない、
良好な形状の素子が形成されていることが確認された。
【0073】(実施例3)本実施例は、ダミー基板を用
いたウエット処理時間の決定方法を、ウエット処理に対
するエッチングレートの異なる複数の膜からなる層間絶
縁膜を備えた半導体装置の製造方法に適用した例であ
る。
【0074】本実施例では、層間絶縁膜をドライエッチ
ングしてコンタクトホールを形成した後、APMウエッ
ト処理によりドライエッチング残渣を除去しているが、
このウエット処理を行う時間tを精密に決定することが
重要となる。本実施例の層間絶縁膜はAPMウエット処
理に対するエッチングレートの異なる複数の膜から構成
されているため、ウエット処理時間を長くするとコンタ
クトホールの内壁に凹凸が生じ、ホールの埋め込み不良
を引き起こすからである。
【0075】そこで本実施例では、まずダミー基板を用
い、実際の素子の製造工程と同一のプロセスを実施し、
その際、以下のようにしてウエット処理時間を決定し
た。
【0076】(ウエット処理時間の決定)ダミー基板を
用いたウエット処理時間の決定プロセスについて、図8
〜10を参照して説明する。
【0077】まず図8(a)に示すように、シリコン半
導体基板上にワード線を兼ねるゲート電極10を形成す
る。以下、この状態に至るまでの工程の概略を説明す
る。はじめにp-形シリコン単結晶からなる半導体基板
1の表面に選択酸化によりフィールド絶縁膜16を形成
した。次にリンをイオン注入し、p型ウエル領域6を形
成した。つづいて熱酸化処理により酸化シリコン膜2
(膜厚9nm)を形成した後、その上に多結晶シリコン
膜3(膜厚70nm)、WSi膜4(膜厚150n
m)、シリコン酸化膜5(膜厚200nm)およびシリ
コン窒化膜(不図示)をそれぞれCVD法により成膜し
た。次にシリコン酸化膜5の上にフォトレジスト(不図
示)を形成した後、これをマスクとして、多結晶シリコ
ン膜3、WSi膜4およびシリコン酸化膜5をエッチン
グし、ゲート電極10を形成した。
【0078】次に、半導体基板1に熱酸化処理を施すこ
とにより、ゲート電極の側壁に、薄い酸化シリコン膜等
からなる絶縁膜を形成した(不図示)。つづいて全面に
リンをイオン注入し熱拡散させた後、CVD法による成
膜および異方性エッチングをにより、ゲート電極の側壁
にサイドウォールを8を形成した。ついで前記したリン
よりも高濃度の砒素をイオン注入し、熱拡散することに
よりLDD(LightlyDoped Drain)構造の不純物拡散層
11を形成した。以上の工程により図8(a)の状態と
なる。
【0079】次に図8(b)に示すように、CVD法に
より、ノンドープの酸化シリコン膜17、BPSG(Bo
ro Phospho Silicate Glass)膜18、BSG(Boro Sil
icate Glass)膜19をこの順で堆積した。各膜厚は、酸
化シリコン膜17が100nm、BPSG膜18が20
0nm、BSG19膜が50nmである。各膜の堆積
後、窒素アニールによりリフローを行った。
【0080】ついでこの上にBPSG膜20(膜厚20
0nm)をCVD法を用いて堆積した後、バッファード
フッ化水素(BHF)を用いてエッチバックを行い、B
PSG膜20表面の平坦化を行った(図8(c))。
【0081】次に、BPSG膜20の表面にパターニン
グされたフォトレジスト25を設け、これをマスクにし
て、酸化シリコン膜17、BPSG膜8、BSG膜19
およびBPSG膜20からなる層間絶縁膜をエッチング
した。エッチングガスとしては、C48、ArおよびO
2を含むガスを用いた。このとき、被エッチング対象物
とエッチングガスとの反応生成物等からなるエッチング
残渣24がホールの内壁およびテストパターン部に付着
した(図9(a)、(b))。テストパターン部の開口
部は、エリプソメトリック法などにより測定可能な面積
があればよく、20μm□とした。
【0082】このエッチング残渣24を除去するため、
アンモニアー過酸化水素水の混合液(以下、「APM」
という)を用いてウエット処理(洗浄)した。APMに
よるウエット処理する際、液の温度を35℃とした。
【0083】上述のように、本実施例の層間絶縁膜は複
数の膜が積層した構造となっており、各膜はAPMに対
して異なるエッチングレートを有している。エッチング
残渣24を完全に除去するためにはウエット処理時間を
ある程度長くする必要があるが、このとき、上記エッチ
ングレートの差によりコンタクトホールの内壁に凹凸が
生じることとなる。そこで、APMによるウエット処理
の時間は、エッチング残渣を除去するための必要最小限
の時間とする必要がある。そこで本実施例では、ダミー
基板のテストパターン部における膜厚の経時変化を測定
することにより、ウエット処理の最適時間を正確に決定
した。
【0084】エッチング残渣24は、素子領域と同様に
テストパターン部にも堆積する(図9(b))。ここ
で、エッチング残渣の堆積する厚みは、コンタクトホー
ル内壁と、テストパターン部のシリコン酸化膜2上と
で、ほぼ同一となる。したがって、これらの領域を含む
ウエハをウエット処理のための洗浄槽に浸漬した場合、
テストパターン部と素子領域とで同時にエッチング残渣
の除去が完了する。テストパターン部において、エッチ
ング残渣24が除去されると、今度は下地のシリコン酸
化膜2の溶解が進行する。しかし、エッチング残渣24
とシリコン酸化膜2とでは、APMによる溶解速度が顕
著に異なり、エッチング残渣7の方が溶解が速く進む。
したがって、テストパターン部においてAPMウエット
処理による膜厚変化を経時的に測定すると、エッチング
残渣の除去が完了し下地のシリコン酸化膜2が露出した
時点で膜厚の減少速度が顕著に変化する。本実施例では
16分の時点で膜厚の減少速度が変化した。この時点で
エッチング残渣の除去が完了したことがわかる。以上に
より、ウエット処理時間を16分と決定した。
【0085】(素子の作製)以上のようにしてウエット
処理時間を決定した後、素子の作製を行った。
【0086】まず図8〜9に示した工程と同一の工程を
実施した。テストパターン部は設けていない。次に、S
PMによるレジスト剥離を10分間行った後、APMに
よるウエット処理(洗浄)を行った。ウエット処理時間
は、前述のようにして決定した16分とした。洗浄後の
状態を図10に示す。
【0087】次に全面にリンがドープされた多結晶シリ
コン膜3を形成した後、その表面をCMPにより平坦化
した(図11(a))。さらにその上に、多結晶シリコ
ン膜3(膜厚70nm)、WSi膜4(膜厚150n
m)、およびシリコン酸化膜5(膜厚200nm)をそ
れぞれCVD法により成膜した後、ドライエッチングに
よりパターニングし、ビット線15を形成した(図11
(b))。
【0088】以上のようにして作製した半導体装置の断
面構造を走査型電子顕微鏡によって観察したところ、ボ
イドの発生やゲート電極側面のスリットの発生のない、
良好な形状の素子が形成されていることが確認された。
【0089】(実施例4)本実施例は、図12のような
強誘電体膜114を容量絶縁膜とする容量素子を備えた
半導体装置の製造方法の一例を示すものである。本実施
例について図13〜15を参照して説明する。
【0090】まず図13(a)のようにMOS型トラン
ジスタをシリコン基板101上に形成した。熱酸化によ
りシリコン基板101表面にゲート酸化膜となるシリコ
ン酸化膜102を膜厚10nm程度形成した。次いでそ
の上に、リンドープポリシリコン103、WSi104
を、それぞれ、CVD法により膜厚100nmとして成
膜した。つづいてシリコン酸化膜102、リンドープポ
リシリコン103およびWSi104をパターニングし
てゲート電極を形成した。ゲート長は0.3μmとし
た。次に、イオン注入により不純物拡散層105を形成
した。以上のようにして素子分離酸化膜107により分
離された領域中にMOSFETを完成した(図13
(a))。
【0091】次に図13(b)に示すようにコンタクト
プラグを形成した。まず層間絶縁膜としてボロンを含ん
だシリコン酸化膜(BPSG)108をCVD法により
成膜した後、CMP法により平坦化した。ついでコンタ
クトホールをエッチングにより開口した後、バリアメタ
ルとしてTi膜109を成膜し、さらにその上にタング
ステン膜110を成膜した。これによりタングステンプ
ラグを形成した。
【0092】次に図13(c)に示すように強誘電体容
量を構成する層を形成した。まずTi膜及びTiN膜を
連続してスパッタし、その上に100nmのPt膜を形
成して容量下部電極層113を形成した。次にCVD法
によりPZT膜114(膜厚100nm)を形成した。
原料ガスとしては、ビスジピバロイルメタナート鉛、チ
タンイソポロポキシド、ジルコニウムブトキシドを用
い、酸化剤としてNO2を用いた。成膜時の基板温度は
400℃とし、成膜時の真空容器内のガスの全圧は5×
10-3Torrとした。つづいてIrO2及びIrをス
パッタリング法により成膜し、容量上部電極層115を
形成した。
【0093】次に図14(a)に示すように、容量上部
電極層115の上にフォトレジスト116を形成した。
【0094】ついで、このフォトレジスト116をマス
クとして、容量下部電極層113、PZT膜114、お
よび容量上部電極層115をドライエッチングし、所定
の形状とした(図14(b))。このとき、フォトレジ
スト材料や強誘電体膜材料およびエッチングガスと強誘
電体膜材料との反応生成物などからなるエッチング残渣
117が、誘電体容量の側壁に付着する。
【0095】このエッチング残渣117を塩酸と水の混
合液(pH=3)を洗浄液として用い洗浄した。洗浄は
浸漬法により行い、超音波印加を併用した。洗浄液の温
度は25℃とした。
【0096】エッチング残渣117を完全に除去するた
めには、上記洗浄液による洗浄をある程度長い時間行う
必要がある。エッチング残渣117が残存すると、素子
特性が劣化するばかりでなくクロス汚染の問題等が発生
するからである。しかし、洗浄時間を長くすると、強誘
電体膜114が溶解したり、表面が変質する等の問題が
ある。そこで、本実施例ではダミー基板を用いて洗浄時
間の最適化を行った。最適化の手順は、実施例1〜3と
同様にして行った。その結果、洗浄時間を10分と決定
した。この洗浄を行うことにより、図14(b)に示し
たエッチング残渣117が除去された(図15
(a))。
【0097】つづいて、レジスト剥離液を用いてフォト
レジスト116を剥離し、PZT容量を完成した(図1
5(b))。
【0098】以上のようにして作製した半導体装置につ
いて、エッチング残渣117の除去効果および強誘電体
膜の膜減りの程度を評価した。評価は、走査型電子顕微
鏡による断面観察により行った。その結果、エッチング
残渣はほぼ完全に除去されており、強誘電体膜の膜減り
は発生していないことが確認された。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
ミーウエハを用いた膜厚測定によりウエット処理時間が
最適に決定されるため、下地となる膜の膜減りや表面の
変質を防止しつつドライエッチング残渣等の堆積物を実
質的に完全に除去することができる。特に、微細なコン
タクト孔底部やコンタクト孔側面のように、光学的に膜
厚測定の困難な部分に堆積したエッチング残渣に対して
も、テストパターン部の膜減り量の変化を測定すること
により、最適洗浄時間を正確に見積もることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板洗浄方法に用いるダミー基板の概
略図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図6】ウエット処理時間の決定方法を説明するための
図である
【図7】ウエット処理時間の決定方法を説明するための
図である
【図8】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図10】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【図11】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【図12】本発明の半導体装置の製造方法により得られ
る容量素子を備えた半導体装置を示す断面図である。
【図13】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【図14】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【図15】本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【図16】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図17】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図18】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図19】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図20】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図21】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図22】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図23】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図24】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図25】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図26】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図27】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図28】本発明の半導体装置の製造方法により得られ
る半導体装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 WSi膜 4 多結晶シリコン膜 5 シリコン酸化膜 6 p型ウエル 7 エッチング残渣 8 サイドウォール 10 ゲート電極(ワード線) 11 不純物拡散層 15 ビット線 16 フィールド絶縁膜 17 ノンドープ酸化シリコン膜 18 BPSG膜 19 BSG 20 BPSG膜 23 フォトレジスト 24 エッチング残渣 25 フォトレジスト 50 シリコンウエハ 51 素子形成領域 52 スクライブ線 101 シリコン基板 102 シリコン酸化膜 103 リンドープポリシリコン 104 WSi 105 不純物拡散層 107 素子分離酸化膜 108 シリコン酸化膜(BPSG) 109 Ti膜 110 タングステン膜 113 容量下部電極層 114 PZT膜 115 容量上部電極層 116 フォトレジスト 117 エッチング残渣
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/308 H01L 21/306 U Fターム(参考) 3B201 AA03 AB01 BB02 BB82 BB83 BB92 BB96 CB12 5F004 AA09 AA11 CB14 CB18 DA00 DA01 DA04 DA23 DA26 DB02 DB17 EA06 EA07 EA10 EA21 EB01 EB02 EB03 5F043 AA37 BB03 BB18 BB25 BB27 DD12 DD15 DD27 DD30 EE05 GG04 GG10

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の膜(a)の表面に堆積し
    た堆積物(a)を、薬液を用いたウエット処理により除
    去する基板洗浄方法であって、前記ウエット処理を行う
    時間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定する
    ことを特徴とする基板洗浄方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部に膜(a)と実質的に同一
    材料からなる膜(b)を形成した後、前記素子形成部お
    よび前記テストパターン部の表面に、堆積物(a)と実
    質的に同一の材料、同一の膜厚の堆積物(b)を堆積さ
    せるステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いてダミー基
    板のウエット処理を行い、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  2. 【請求項2】 半導体基板上の膜(a)をドライエッチ
    ングすることにより膜(a)の表面に付着したエッチン
    グ残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去する基
    板洗浄方法であって、前記ウエット処理を行う時間t
    を、下記ステップ(A)〜(C)により決定することを
    特徴とする基板洗浄方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部に膜(a)と実質的に同一
    材料からなる膜(b)を形成した後、前記ドライエッチ
    ングと同一条件で膜(b)のドライエッチングを行うス
    テップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いてダミー基
    板のウエット処理を行い、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  3. 【請求項3】 膜(a)および膜(b)をドライエッチ
    ングする際、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜またはシ
    リコン酸窒化膜をマスクとして用いることを特徴とする
    請求項2に記載の基板洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記テストパターン部の膜厚の経時変化
    に基づいて前記ウエット処理を行う時間tを決定する
    際、ウエット処理開始後、膜厚の減少速度が実質的に変
    化するまでの時間を求め、この時間を前記ウエット処理
    を行う時間tとすることを特徴とする請求項1乃至3い
    ずれかに記載の基板洗浄方法。
  5. 【請求項5】 膜(a)および膜(b)は、前記ウエッ
    ト処理によりエッチングされる材料を含むことを特徴と
    する請求項1乃至4いずれかに記載の基板洗浄方法。
  6. 【請求項6】 膜(a)および膜(b)は、前記ウエッ
    ト処理によるエッチングレートの異なる複数の膜を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の基板
    洗浄方法。
  7. 【請求項7】 膜(a)および膜(b)は、高融点金属
    膜および多結晶シリコン膜を含む請求項1乃至6いずれ
    かに記載の基板洗浄方法。
  8. 【請求項8】 膜(a)および膜(b)は、強誘電体膜
    を含むことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載
    の基板洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記強誘電体膜は、ストロンチウム、チ
    タン、バリウム、ジルコニウム、鉛、ビスマス、タンタ
    ルから選ばれる少なくとも一種を含む金属酸化物である
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記強誘電体膜は、BST、PZT、
    PLZT、SrBi 2Ta29、およびTa25からな
    る群から選ばれるいずれかの膜であることを特徴とする
    請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ウエット処理を行う際、処理液と
    してアンモニア−過酸化水素水混合液を用いることを特
    徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の基板洗浄方
    法。
  12. 【請求項12】 前記ウエット処理を行う際、処理液と
    して酸性液を用いることを特徴とする請求項1乃至10
    いずれかに記載の基板洗浄方法。
  13. 【請求項13】 前記テストパターン部は、その表面に
    シリコン酸化膜、シリコン窒化膜またはシリコン酸窒化
    膜が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至12
    いずれかに記載の基板洗浄方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板上に高融点金属膜を含むゲ
    ート電極層(a)を形成する第一の工程と、マスクを用
    いてゲート電極層(a)をドライエッチングすることに
    よりパターニングする第二の工程と、該ドライエッチン
    グによりゲート電極層(a)の表面に付着したエッチン
    グ残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去する第
    三の工程と、ゲート電極層(a)の上に層間絶縁膜を形
    成する第四の工程とを含む半導体装置の製造方法であっ
    て、前記ウエット処理を行う時間tを、下記ステップ
    (A)〜(C)により決定することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
    質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
    工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
    グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
    ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  15. 【請求項15】 半導体基板上に高融点金属膜を含むゲ
    ート電極層(a)を形成する第一の工程と、マスクを用
    いてゲート電極層(a)をドライエッチングすることに
    より第一のゲート電極および第二のゲート電極を形成す
    る第二の工程と、該ドライエッチングにより第一のゲー
    ト電極および第二のゲート電極の表面に付着したエッチ
    ング残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去する
    第三の工程と、第一のゲート電極および第二のゲート電
    極の上に層間絶縁膜を形成する第四の工程とを含む半導
    体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を行う時
    間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
    質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
    工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
    グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
    ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  16. 【請求項16】 半導体基板上に高融点金属膜を含むゲ
    ート電極層(a)を形成する第一の工程と、マスクを用
    いてゲート電極層(a)をドライエッチングすることに
    より第一のゲート電極および第二のゲート電極を形成す
    る第二の工程と、該ドライエッチングにより第一のゲー
    ト電極および第二のゲート電極の表面に付着したエッチ
    ング残渣を、薬液を用いたウエット処理により除去する
    第三の工程と、第一のゲート電極および第二のゲート電
    極に跨るように導電膜を形成する第四の工程とを含む半
    導体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を行う
    時間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部にゲート電極層(a)と実
    質的に同一なゲート電極層(b)を形成した後、第二の
    工程と同一条件でゲート電極層(b)をドライエッチン
    グするステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
    ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  17. 【請求項17】 前記ゲート電極層(a)および前記ゲ
    ート電極層(b)は、前記ウエット処理によりエッチン
    グされる材料を含むことを特徴とする請求項14乃至1
    6いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記ゲート電極層(a)および前記ゲ
    ート電極層(b)は、前記ウエット処理によるエッチン
    グレートの異なる複数の膜を含んでなることを特徴とす
    る請求項14乃至17いずれかに記載の半導体装置の製
    造方法。
  19. 【請求項19】 前記ゲート電極層(a)および前記ゲ
    ート電極層(b)は、高融点金属膜および多結晶シリコ
    ン膜を含むことを特徴とする請求項14乃至18いずれ
    かに記載の半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 半導体基板上に層間絶縁膜(a)を形
    成する第一の工程と、マスクを用いて層間絶縁膜(a)
    の所定箇所をドライエッチングし、接続孔を形成する第
    二の工程と、該ドライエッチングにより該接続孔の表面
    に付着したエッチング残渣を、薬液を用いたウエット処
    理により除去する第三の工程と、該接続孔を導電膜によ
    り埋め込む第四の工程とを含み、前記層間絶縁膜(a)
    は、前記ウエット処理によるエッチングレートの異なる
    複数の膜を含む半導体装置の製造方法であって、前記ウ
    エット処理を行う時間tを、下記ステップ(A)〜
    (C)により決定することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部に層間絶縁膜(a)と実質
    的に同一な層間絶縁膜(b)を形成した後、第二の工程
    と同一条件で層間絶縁膜(b)の所定箇所をドライエッ
    チングし、接続孔を形成するステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
    ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  21. 【請求項21】 半導体基板上に強誘電体膜(a)を形
    成する第一の工程と、マスクを用いて強誘電体膜(a)
    をドライエッチングする第二の工程と、強誘電体膜
    (a)の表面に付着したエッチング残渣を、薬液を用い
    たウエット処理により除去する第三の工程とを含む半導
    体装置の製造方法であって、前記ウエット処理を行う時
    間tを、下記ステップ(A)〜(C)により決定するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。 (A)素子形成部およびテストパターン部を有するダミ
    ー基板を用い、該素子形成部に強誘電体膜(a)と実質
    的に同一な強誘電体膜(b)を形成した後、第二の工程
    と同一条件で強誘電体膜(b)をドライエッチングする
    ステップ (B)前記薬液と実質的に同一な薬液を用いて前記ダミ
    ー基板をウエット処理し、この際、テストパターン部の
    膜厚の経時変化を測定するステップ (C)前記テストパターン部の膜厚の経時変化に基づい
    て前記ウエット処理を行う時間tを決定するステップ
  22. 【請求項22】 強誘電体膜(a)および強誘電体膜
    (b)は、ストロンチウム、チタン、バリウム、ジルコ
    ニウム、鉛、ビスマス、タンタルから選ばれる少なくと
    も一種を含む金属酸化物であることを特徴とする請求項
    21に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 強誘電体膜(a)および強誘電体膜
    (b)は、BST、PZT、PLZT、SrBi2Ta2
    9、およびTa25からなる群から選ばれるいずれか
    の膜であることを特徴とする請求項22に記載の半導体
    装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記ドライエッチングを行う際、シリ
    コン酸化膜、シリコン窒化膜またはシリコン酸窒化膜を
    マスクとして用いることを特徴とする請求項14乃至2
    3いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記テストパターン部の膜厚の経時変
    化に基づいて前記ウエット処理を行う時間tを決定する
    際、ウエット処理開始後、膜厚の減少速度が実質的に変
    化するまでの時間を求め、この時間を前記ウエット処理
    を行う時間tとすることを特徴とする請求項14乃至2
    4いずれかに記載の基板洗浄方法。
  26. 【請求項26】 前記ウエット処理を行う際、処理液と
    してアンモニア−過酸化水素水混合液を用いることを特
    徴とする請求項14乃至25いずれかに記載の半導体装
    置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記ウエット処理を行う際、処理液と
    して酸性液を用いることを特徴とする請求項14乃至2
    5いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記テストパターン部は、その表面に
    シリコン酸化膜、シリコン窒化膜またはシリコン酸窒化
    膜が設けられてなることを特徴とする請求項14乃至2
    7いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 半導体基板を洗浄液に浸漬して半導体
    基板上に堆積した堆積物を除去する基板洗浄方法であっ
    て、前記堆積物を少なくとも含む膜厚の前記洗浄液への
    浸漬時間に対する経時変化を測定することによって洗浄
    時間を決定するようにしたことを特徴とする基板洗浄方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6790734B2 (en) 2002-04-26 2004-09-14 Nec Electronics Corporation Manufacturing method of semiconductor device
JP2011514684A (ja) * 2008-03-17 2011-05-06 エーシーエム リサーチ (シャンハイ) インコーポレーテッド 半導体ワークピースを処理する溶液調製装置及び方法
CN112880540A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 合肥维信诺科技有限公司 显示面板制程中刻蚀量的检测方法及显示面板母板

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